アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Bob Neuwirth その1       Same

今月のマイナーSSWはボブニューワースです、誰じゃそれ!という前にひとまずマイナーSSWの自分的定義を書きます。
SSWを大きく5つのジャンルに分類します。
① 超メジャー系  名前くらいは誰でも知ってると思われるビッグアーティスト。  ディラン、ニールヤング、くらいか?(来日すればTVのワイドショウで取り上げられるレベル 笑 )

② メジャー王道系 音楽聴いている人なら大抵は知ってるアーティスト。    ジェームステイラー、キャロルキング、ジョニミッチェル、ジャクソンブラウンあたり。

③ 普通系     すこしSSW意識している人が行き着くあたり。         JDサウザー、ローラニーロ、カーリーサイモン、トムウエイツ、あたりかな。

④ マイナー系 普通に聞いていれば出会わないであろう系。ただし特集などでSSW裏ベスト50なんていう企画があれば、大抵紹介されるアーティスト。 今回のマイナー系はおもにここの辺りのアーティストを取り上げています。

⑤ 超マイナーカルト系  まず名前は聞いたことがない。中古レコ屋の店主くらいしか知らないアーティスト。よくお勧めしますと言われ試しに聞いてみると、大抵、全然良くないモノが多い(汗。  したがって僕も買わないのでこの辺の人の記事はありません。

さて本題の、ボブニューワースです、この人はボブディランの側近中の側近と呼ばれ、古くから行動を共にしていた人です(マネージャーもやっていた)しかも、ディランにマリファナ教えたのもこのニューワースらしいのです(笑)
幻のフォーク歌手という形容もあるようです。

1974年の遅咲きのデビューです。ディランのローリングサンダーレビューのビデオでもアコ弾いてるのがわかります。日本で言えば長年RCサクセションのボーヤを勤め遅くにデビューした三宅信治あたりがダブります。


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アサイラムからのデビュー盤です。ディランもこの頃アサイラムと契約していますのでその流れで、だとは思うのですが。
ジャケ的には特にどうということはありません、後ろに写る影は本人の影ではなく、別人物ですが後ろ向きに撮られているだけで、そのコンセプトはイマイチよくわかりません。

このアルバムが凄いのは参加メンバーなのです。もうアサイラムの人脈では収まらない、豊満になっていたアサイラムの金脈に任せてそこいら中の有名どころを連れてきた感があるのです。以前のロッドテイラーのアサイラムデビュー盤もそうでしたが、それ以上の豪華メンバーなのです。

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裏ジャケの豪華クレジット。総勢30人以上のゲスト、その中でも主だったところをあげると、
ジェフバクスター、リタ&プリシアクーリッジ、キャスエリオット、ドニーフリッツ、リッチーフューレイ、クリスヒルマン、ブッカーT、ベンキース、イアンマシューズ(?)ジェリーマギー、ジェフマルダー、ティモシーシュミットなどなど、西海岸、東海岸、イギリスなどなんの隔たりもなく集められているのです。ただし誰がどの曲で客演しているかは不明。

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アルバムの内容は、純粋なフォーク歌手ではなく、ブルース、R&R、カントリー系のSSWという感じですが、声がビターで(ロッドテイラーとおなじように)どことなくスワンプ系でもあるのです。自作の他はあのドニーフリッツ(ゲストでも参加)。マレイマクロクラン、
クリストファーソン、ボニーチャールズらの曲をとりあげ、そしてあのジャニスが歌って有名になったメルセデスベンツもジャニスと共作でここで取り上げられているのです。なぜここまでデビューが遅くなったのか?凄く不思議です。

曲順です。
A面
-1 Rock & Roll Time
-2 Kiss Money
-3 Just Because I'm Here
-4 Honey Red
-5 Hero
B面
-1 Legend In My Time
-2 Rock & Roll Rider
-3 We Had It All
-4 Country Livin
-5 Cowboys & Indians
-6 Mercedes-Benz

A-1 ニューワース、クリストファーソン、ロジャーマッギンの共作ナンバーでロックンロールです。まぁオープニングっぽい?曲です。

-2 カントリーロック的なナンバー。ジーンクラーク辺りが歌うとさらにイイ感じになるのかな?ベンキースっぽいスチールがいいんです。ロードソングっぽいところもベターです。

-3 切ない感じのバラード、昼間部のギターソロが凄くイイです。ジェリーマギーじゃないかな?最後のリタ&プリシアと思われる分厚いコーラスがスワンプ風味を醸し出してます。  

-4 マレイマクロクランの曲です。いかにもマレイっぽいご機嫌なロックンロール。

-5 A面最後はカントリーバラード、ビターボイスが素晴らしい味を出してます。ストリングスの使い方もグッド!

B-1 ドンギブソンの曲です。わずか2分に満たない小作です、カントリーワルツ系。

-2 オープニングとリンクしているようなほぼ続きのような曲。ここでバックコーラスにママキャスの声が聞こえるような気がする。

-3 これがドニーフリッツの曲です、さすがにフリッツの曲だけあってこのアルバムのハイライト的な歌い上げ系。素晴らしい!

-4 これもA-1と同じような曲。っーかほぼ同じ曲に聞こえる。コード進行が全く同じですね(汗

-5 ボビーチャールズの曲です、もぅ完全にボビー節(笑)。

-6 最後はジャニスと共作のこの曲。ジャニスはほぼアカペラでやってましたが、ここではカントリーロック風なアレンジです。


豪華絢爛のゲストですが作品としては可も無く不可でもなく。デビューアルバムとしてはまぁまぁでしょうか?本人作の曲でこれといったガツーンと来るモノがないのが多少残念かな。

レーベルです。アサイラムWマーク無しのオリジナル、7E-1008。マトは不明です。


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この後、存在を忘れた頃の90年台にセカンドを出し、さらにその後2000年台にまた出し、とポツポツとアルバムを出しています。
セカンドも入手しましたがそちらはほぼカントリー系でした。

ずーと細々と活動していたのでしょう、しかしこの作品は豪華ゲストというのが効いて、大概のSSW裏ベスト的な文献にはいつも出てくるのです。

たまにはニューワースのビターボイスが聞きたくなるのですよ。


購入レコ屋   ナカシマレコード


参考文献    アサイラムレコードとその時代



by naruru-kato | 2019-03-17 09:03 | Bob Neuwirth | Comments(0)

Neil Young その6   Everyboddy Knows This Is Nowhere

本当はマイナー系SSWを用意していたのですが、数日前の朝、嫁が「ニールヤングの曲で簡単にセッションできる曲を教えて」というので、何故だ?と聞いたら「こんどバンドでやる可能性があるから(カントリー系の活動してます)有名な曲がいい」というのでYoutubeでこれはどうだ?じゃこれは?とのやりとりをしているうちに。やっぱ初期のニールはいいよなーと再確認(たぶんいままで1000回以上は再確認してますけど)したので急遽ニール御大に変更しました(笑)

さらにいうと、このセカンドはリプリーズのタンレーベルしか持ってなかったのですが、非常に安価でオリジナルのツートーンを入手したのです。音は特にセカンドプレスでも変わらないような気がしましたが(汗


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結構ニールの作品では好きなジャケです。なにがイイかというと全体のバランスが凄く好きなのです。
大木の寄りかったニールがカッコいい!そして愛犬(だろう)。ニールの横にタイトル。

ちなみに、この作品はニール個人でなくあくまでWith Crazy Horseです。このアルバムから初めてクレジットされたのです。
LAで活躍していたロケッツというバンドから3人を引き抜いてクレイジーホースというバンド名をつけさせこの後この共同体は長い歴史をたどる最初の1枚なのです。(ちなみにロケッツはアルバム1枚出しています)

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ゲイトフォールドを広げるとこんな感じです。さらにイイ感じになりますね。カナダの森の中でのショットでしょうかね?

内ジャケです。右側はジャケの愛犬だろうと思われる犬がど真ん中に、その周りに何故かバッファロー時代の写真がちりばめられています。
ニールのギターはホワイトファルコンでしょうか?

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そして左側はプロデューサーのDavid Briggs、その横にCrazy Horseの荒馬たち。ドラムスのRalph Molina、ベースのBilly Talbot、そしてギターDanny Whittenです。この鉄壁のヘタウマ荒馬武骨バンド(笑)がニールを支えるのです。


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1969年発売で全米39位。まあまあの中ヒットを記録します。ちなみに日本での最初の発売時のタイトルは「いちご白書」です(オロッ)
なんでそんなタイトルだったかというと、あの大ヒットした映画「いちご白書」に挿入歌でここから1曲取り上げられたからなのです。
(しかしいくら何でも「いちご白書」は、ないだろー)
その後の再発からは「ニールヤングWithクレイジーホース」というタイトルに変わります(それなら許す)

しかし、日本初盤の「いちご白書」と書かれた帯付き日本盤が売っていたら、とんでもない値段でしょうな(見たことないけど)。

この、数ヶ月前にファーストを出しますが、そこでは多少散漫な印象が見受けられますが、このセカンドで荒馬に出会い、今後のニールの骨子が形成されている感があると思います。その後のニールの代表作の前触れ(ここでもすでに素晴らしい作品ばかりですが)のようなで多少荒削りな作品ばかりが納められていて、初期のアフターザゴールドラッシュ、ハーベストについで人気のあるアルバムなのです。


曲目です
A面
-1 Cinnamon Girl
-2 Everybody Knows This is Nowhere
-3 Round & Round
-4 Down By The River
B面
-1 The Losing End (When You're On)
-2 Running Dry (Requiem For The Rockets)
-3 Cowgirls In The Sand

A-1 もの凄い印象的(しかも簡単な)コードリフで始まり終始これが流れるナンバー。まさにその後のグランジの帝王的な楽曲です。ニールの代表曲でもあります。たった4人の音数ですが圧倒的な分厚い演奏。ニールとダニーのダブルボーカル。カッコイイ!
ちなみにこの曲は日本のプログレバンドの草分け「四人囃子」が初期の頃、ステージで良くやっていました(ボックスセットに音源が入っていてめちゃビックリしました)

-2 タイトル曲です。カントリーロック的なバッファロー時代を思わせるナンバー。しかしギターの音はハードです、バックのコーラスが全然上手くなくてそこがまた荒馬達のいいところ(笑)。最後はお約束のニールのヘタウマギターソロでフェイドアウト。

-3 A面で一番好きな曲です。アコベースのイントロから3声のボーカル、ニール、ダニー、もう一人Robin Laneという人が歌っているようです。もの凄くリラックス出来ます。常にこの3人の被さる歌が主線になります。もう溶けそうになるくらいです。

-4 アコの後はライクアハリケーンにそのままつながると思われる超怒ヘビー級なこれまたライブでの定番。この曲が「いちご白書」で使われたのです。ビリーのベースが全体を引っ張る、というより唐突に進みます。ここでも相変わらずヘタウマなコーラスが(笑)
しかし、何度も何度も聞くと、ニールヤングにはこのバンドしかないなー、と変に納得してしまいます。その演奏に乗って「一度聞けば絶対にニールヤングのギターとわかる」奏法が炸裂します。ニールのボーカルもリバーブ掛かりまくりで奥深くて最高!


B-1 これもカントリーロック的な曲。アフターザゴールドラッシュの伏線となるような感じ、素敵な曲です。

-2 サブタイトルに「ロケッツの為の鎮魂曲」とありなにやら意味ありげなタイトル。ニールが引き抜き解散させてしまった為に作ったのでしょう、イントロからフィドルの悲しい響きが。このアルバムにおいては異質に聞こえます。歌詞はわかりませんがまさに鎮魂歌です。

-3 さらにまた暗いイントロ、A-4と対をなしている感がある、これまた代表曲になる曲。こちらはサザンマンにつながっていくような。
この後のCSN&Yのライブでも取り上げていますが、アコの暗めの演奏で短めに終わります(しかしその代わりサザンマンでスティルスとのバトルが)。

余談ですが、ザバーズの再結成アルバム(アサイラム)でも取り上げてジーンクラークが歌ってますが、妙に明るい感じのカントリーロック風アレンジで、かなりがっくりきます。(バーズにカウガールやってもらってもなーという感じ)

全てにおいて緊迫感、存在感、スカスカ感?満載で捨て曲一切無し、手抜き無しの名盤だと思います。


レーベルです、W7アーツ印のリプリーズのオリジナル、オレンジ&タンのツートーンです。カタログNoはRS-6349。マトはA面1C、B面1Dです。


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この後、御大はCS&Nと合体し、あの名盤「Deja Vu」を発表。その後アフターザゴールドラッシュにつながりニールヤングブームが来るのですね(ちなみにこのアルバム再発時1971年頃のミュージックライフ誌には、ニールヤングブーム到来か?的な文章があり笑えます)


追記  次こそマイナーなSSWの予定でしたが、なんと、あの有名なイギリスのボーカリストが来週、日本に来る(もう来てる?)事が今朝わかりました。全然知らなかったー(名古屋飛ばされてるもんで)。という事で、その人がリーダーだったバンドの記事にすると思います。


購入レコ屋    ディバインレコード



by naruru-kato | 2019-03-02 10:10 | Neil Young | Comments(10)

Eric Clapton その5 No Reason To Cry

最近、やたらとクラプトンの記事が閲覧数多くてなんでかなー?と思っていたのですが「そーか映画の影響か」ということに気づきました。「エリッククラプトン 12小節の人生」という映画ですね。しかし見逃しました(汗)でも映画は大きな話題提供になりますね。(といいつつ未だにボヘミアンも見てないし、っーか見る気無いし)

1976年発売の70年台歌モノクラプトン数枚の中でも「聞き所満載、突っ込みどころ満載」という点ではぶっちぎりのトップに立つであると思っているこのアルバム、タイトルは「泣くのに理由なんか要らない」というところでしょうか?
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まず、ジャケがイイです。ザバンドの所有するシャングリラスタジオでのショット。この頃のエリックを象徴するようにジムビーンの瓶とバドワイザーの缶、クラプトンの眼は酔っ払いの感じは出てません、これから飲むのか?。そしてその後ろ姿も鏡に映り(これは狙ってるだろう)。そしてその周りのブルー(再発盤などではほとんど黒になってます)のバックに折れたピック、このピックがエンボス加工されて浮き出ているのです。(再発の黒い方は印刷だけかもしれません、未確認です)。


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70年台のクラプトンのジャケって素晴らしいモノばかりで、スタジオ盤全てが素晴らしいと思っていますが、このアルバムが一番じゃないでしょうか?。この後に続くのは「バックレス」「461」「スローハンド」「安息」という順番ですね。

もちろんライブアルバムの「EC Was Here」は別の意味でぶっちぎりの一位ですが(笑)


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裏ジャケは凝った曲目と、真ん中にサンクスクレジット。

単純に有名人を見てみると、ディラン、ザバンド全員、ロンウッド、ジェシ”エド”ディビス、ビリープレストン、クリスジャガー(ミックの弟?)そして一番の謎はGeoffrey Harrisonという人、もちろんジョージの事だろうと思うけど。そーいえばリックダンコの弟も書いてある。

さらに、この頃すでに鉄壁のアンサンブルになっているクラプトンバンドの面々です。


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インナースリーブです、ここではいろんなスナップフォトが使われています。

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真ん中の集合写真。左からクラプトンバンドの面々にロニー、なぜかリチャードマニュエルがど真ん中に鎮座(爆) それにしてもマーシーレビー(左から2番目)はかわいいっす。まだこの頃18~19歳くらいのはずです!
(実はクラプトン3回目の日本公演を名古屋市公会堂の2階で見たのですが、ここの2階席はステージの真横まで張り出していて、マーシーを真上横から見ていたのです、めちゃかわいかったんですよ)


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得意のどーでもいい事でした。

さらに反対側のスリーブ、なぜかCourtesy Forの項目はロニーとディラン、ザバンドの3人(ロビー、リチャード、リック)のみになっています

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前作と同じバックで作られたこのアルバム。当初はビレッジレコーダーでスタジオセッションが開始され、シャングリラがオープンするとそのまま乗り込みます。ザバンドの本拠地で本当にザバンドのメンバーになったかのようにスタジオワークは進んだのでしょう。

そしてシャングリラの庭でテント生活をしていた(らしい)ディランも加わり、酒と音楽の一大セッションが繰り広げられたのでしょうね。ただしこのアルバムでのクラプトンは本当にギター弾いていません。歌に徹しているようでそーでもない(後で説明します)なんか良くわからん作品ですが、そのサウンドはもうほとんどザバンドそのものといっても過言ではありませんね。ということになればやはりこのアルバムは自分的には一番好きになってしまうのです。


曲順です
A面
-1 Beautiful Thing
-2 Carnival
-3 Sign Language
-4 Country Jail Blues
-5 All Out Pastime
B面
-1 Hello Old Friend
-2 Double Trouble
-3 Innocent Times
-4 Hungry
-5 Black Summer Rain

A-1 いきなりレイドバックした感じのイントロ、なぜかザバンドのファーストの1曲目、Tears Of Rageとリンクしているようにも聞こえる、あまりにもザバンド的な無防備な曲で幕開け。ちなみにマニュエル&ダンコ作なので、当たり前と言えば当たり前か(笑)。
コーラスではマーシーとイボンヌのダルな感じがいいのです。ギターソロも多少ありますがスライド主体。このあとのこのアルバムを象徴するようです。

-2 オイッというかけ声から始まる70年台クラプトンの良くあるパターンの曲です。クラプトンの声と掛け合うようにここでも二人のレディーが大幅にフューチャー。なんか凄いギターソロが出てきそうで全く出てこない曲(汗

-3 ディランの曲を貰い、さらにはデュエットしています。が二人とも全く合っていない(笑)大体ディランとデュエットなんてまともなモノは出来ないのです、(ジョニーキャッシュとやった北国の少女のように)でもそこが味があっていいんです。そしてここでは前編にロビーロバートソンのチキンピッキングギターが後ろでずーと鳴っています。もうほとんどザバンドやん、最高です。
ちなみにこのセッションでディランは「セブンディズ」という曲も持ってきていたが、ロニーにあげるのです。

-4 ブルースのカバー曲、シカゴブルースの人のようです、ここでもスライドギター&リゾネイターの音が聞けます。エレクトリックスライドがジョージテリーのように思うのですが?

-5 クラプトンとリックダンコの曲、サビの部分など聞くと、これほとんどダンコじゃないのか?と思うようなダンコ節(炭坑節とちゃうよ)。この曲リックのボーカルで聞きたかったなー。

B-1 クラプトン作のこの頃のよくあるパターンの曲です。このアルバムを代表する曲でもあります。

-2 オーティスラッシュのブルースカバー。ここでようやく本気のブルースギターが炸裂。いくら歌モノでも1曲くらいはこのくらいのギターソロやっておかないとファンもレコード会社も納得しないでしょうからねー。エグいソロばかり出てきます。

-3 問題の曲、マーシーとの共作ですが、歌はほぼ全面で彼女が歌います。かわりにギターソロでっていう感じも全くないし(汗
こんな大サービスするとは、マーシーとクラプトンの間にはなにか・・・いや思うまい。クラプトンにはパティがいるのだろうから、いやでもやっぱり・・・(爆)バックでは相変わらずリゾネイターが鳴ってます。

-4 一応クラプトンが最初のボーカルを取りますが、すぐにイボンヌとマーシーのダブルボーカル。そして、ここでもエレクトリックスライドが。曲の3/4は二人の女性ボーカル、ここまで来るとこのアルバムは一体誰のアルバムなのであろうか?という感じになってきます。

-5 この後のオシャレ路線バラード(ワンダフルトゥナイウトのような)の元祖のような曲です。クラプトン裏バラードベスト10くらいには入るであろう曲ですかね?

なぜこのアルバムはスライドギターばかりなのであろう?クラプトンのマイブームだったのでしょうか?
アルバム全体を聞くとリラックスしていて本当に素晴らしいのですが、ゲストが多すぎて本来のクラプトン像がイマイチ伝わらない、というかザバンドの南十字星あたりを聞くのとほぼ同じ感覚で聞けてしまうのです。(逆にそれがいい)

レーベルです。

US RSOの赤ベコレーベル。カタログNoはRS-1-3004 マトは両面とも1Cです、アメリカで録音しているのでこれがオリジナルといってもよいのではないでしょうか?


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学生の頃、リアルタイムでこのアルバム聴いた覚えがあります。が、そのときは凄くがっかりしたような気がします。レコード会社もミュージックライフでも次の「スローハンド」でやっとクラプトンが帰ってきた。という感じの宣伝、評価だったような。

でも昔は全然でも、今の自分にはかなりお気に入りの一枚になってきました。でもこのアルバム聴くと、やっぱロビーロバートソンのギターはいいよなー。というずっこけた感想になってしまう。

ここでようやくクラプトンもザバンドの一員になった感で満足だったのでしょう(笑)。


※ 追記です。

今回の記事の内容と全く関係ありませんが、明日からGW明けまで隔週日曜日にハーフマラソンに6回出ます、週末に記事のUPが無いときは疲れているのでお休み。ということもありますのであしからず(笑)


購入レコ屋   グレイテストヒッツ


 






by naruru-kato | 2019-02-23 07:38 | Eric Clapton | Comments(12)

Creedence Clearwater Revival その3 Bayou Country

結局、CCRは最終作以外はすべてオリジナルのファンタジー青レーベルでそろえてしまったトホホな自分です(笑)

実はステレオシステムを少し変更しました。、プレーヤーをDENON DP-37Fから中級者向けの銘記、KENWOOD KP9010というのにしたのです、今まで悩みの種だったハムノイズ、ハウリングがピタッと止まって快適な環境になりました。

レコード聴いてて気持ちのいいことといったらありません。例外なくこのCCRのBayou Country もただでさえ録音がいいのにさらに超爆音になりギンギンになりました。


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日本ではデビュー盤となり、しかもジャケが裏ジャケを使われ(どーでもイイがビートルズのLet It Beはこの裏ジャケパクったのでしょうか?CCRの方が発売が前だし)(汗)

本国デビュー盤同様にイマイチ誰が誰か?わかりにくいジャケ。一応左前方にダグ(コスモス)、後ろがスチェなのはわかりますが、右側のフォガティ兄弟はどちらがどちらか全く不明。なんとなく手前がジョンなのかな?とは思っていますが。
(赤のリッケンバッカー抱えてるし) しかしメンバーはこの写真で本当にOKだったのだろうか?かなり疑問。



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これが日本盤のデビュー盤に使われた裏ジャケ、なんと言ってもデビュー盤で顔もわからないUS表ジャケでは売りようの無いことは想像できます。担当者さんも大変だったでしょうね。(日本で発売直後売れたかどうかは知りません)

大体、この写真、ジョン以外は指名手配の銀行強盗くらいにしか見えんし(汗


インナースリーブは後発のコスモスファクトリー~ウィリー&プアボーイズまで載っていますので、このスリーブが最初からのモノであればこの盤はファーストプレスではないと言うことになります、まぁわずか2年くらいで5枚くらい作品出しているので青レーベルならオリジナルでイイと思ってますけど。
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相変わらずこの青レーベルの録音は爆音です。一曲目からまさに血湧き肉躍る状態。元々音数も少ないバンドなので各パートもしっかり聞けます。

しかし、本当にこのバンドはウエストコーストのバンドなのであろうか?バークレイ(サンフランシスコ周辺)にて、1968~9年のこのサイケ時代まっただ中で活動していて、よくぞこんなスワンピーな作品が作れたと思うのです。もっと言えばサザンロックの、またはスワンプの始祖というファースト、このセカンドの流れです。この後ヒット連発するカントリーロック的な曲は1曲のみ。あとはドロドロですわ。


しかしカントリーロック的な1曲、つまり「プラウドメアリー」が全米2位と大ヒットしてしまったのでジョンはこの路線+普通のロックンロール路線に変更しようとしたのでは?と思うのです。(またはファンタジーから、この路線で行けという要請があったのかも)

元々この人はポールマッカートニーと同様のマルチプレーヤーで天才なのでヒット曲なんて楽勝に作れる才能があったのです(と思う)。リードギター弾きながら歌う映像は感動的でもあります。大体最近の(といっても10年位い前の)自分のバンドの映像見てもギタリスト自分含めて4人もいるのにほとんど自分でリード弾いているし(汗 あと1人いればえーやん)

まぁ天才的な人は芸術方向の音楽に行ってしまう傾向があるロック界において、だれでも口ずさめる音楽を提供し続けた事は、大変素晴らしい事だとは思ってますけどね。

残り3人の記述は、特にありません(オイッ)。しいていうならスチェとコスモスが未練たらしくクリーデンス クリアーウォーターリビジットなる名前のバンドをやっているのはいかがなモノか?(Wikkで調べただけで、音源聞いたことないので何ともいえませんが)

まぁそんなとこでしょう。

曲順です。
A面
-1 Bore On The Bayou
-2 Bootleg
-3 Greaveyard Train
B面
-1 Good Golly Miss Molly
-2 Penthouse Pauper
-3 Proud Mary
-4 keep On Chooglin'

A-1 CCR,又はジョンのステージのオープニングの定番。インタビューで読んだ事があるのですが「俺のオープニングはBore On The Bayouに決まっているだろう!」という記事を見たことがあります。なんというかっこいいんだ!。僕も、もしミュージシャンになっていればそうしたい。ジョンのアメリカ南部の憧れをテーマにしています。しかし単調な曲で、ギターリフも簡単、それでもなんというカッコいい曲なのだろう。何百回と聞いても全く飽きません。ラストの方のコスモスのカウベルが又いいんですよ。

-2 珍しくトムのアコ?出始まりますがすぐに南部系のようなギターリフ、これもブルースが主体のドロドロ系のスワンピーな曲です。中間のギターリフが同じフレーズをひたすら刻むところなんて「これこそCCR」。ワンパターンの極致、最高です。

-3 これも誰でも弾けそうな簡単なギターリフから始まります、なんか永遠に続きそうな歌です。ずーと同じ調子で8分くらい引っ張りますが、これも全然飽きない。中盤のブルースハープもジョンだろうと思います。

A面はまさに、ブルースをべースにした南部系ロックンロールです(でも西海岸の人、というのが笑える)

B-1 唯一のカバー曲、これ昔バンドでやってました。かっこいい曲です!。勿論ジョンが歌いながらオブリガート決めます。スインギングブルージーンズ、というバンドがオリジナルなのでしょうか?リトルリチャードもやってます。

-2 これもブルース系ドロドロナンバー。ここでも曲の間のオブリガードはジョンでしょう。得意技なのでしょうね。

-3 ジミシシッピー川を渡る蒸気船「メアリー号」の事を書いた歌です、大ヒットしたナンバーですが、アルバムをトータルに聴くと異質に聞こえます(笑)。もう何も言うことはないですが、中間部のカントリーリックは簡単そうで難しいです(自分のギターの腕ではという意味)2本の弦を同時に弾くカントリー独特の奏法です。しかしイントロ以外はほとんどDコード一発(途中でA,Bmが1小節入る以外は)、この潔さがたまりません。ヒット曲なんてジョンに掛かれば簡単に作れるのでしょうか?

-4 Born On The Bayouが一曲目ならコンサートの最後はこの曲なのです。決まっているのです! そこら辺がCCR、ジョンの潔さ、または凄さなのです。

しかしよくよく聞くとProud~以外は同じような曲ばかりですが、まったく飽きることなく何度でも聞いてしまう凄さがこのアルバムにはあるのです。

レーベルです。

ファンタジー 青レーベルのオリジナル、カタログNoはFANT-8387。マトは両面とも一応1です。


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この年、さらにグリーンリバー、ウィリーと怒濤の勢いでアルバムを3枚だして一気にブレイクするのです。


そして僕の一番言いたいことは一つだけです。ジョンフォガティー見てーよー。日本に来ないかなー。(血の叫び)


購入レコ屋   ディヴァインレコード


-2 

by naruru-kato | 2019-02-10 19:47 | CCR | Comments(8)

Ned Doheny その1     Same

2月になりました、今月からマイナーなSSWをやっていきます!と以前に書きましたが、やはりそれだけでは無理がある(何が無理なのかよくわかりませんが  汗 )ので隔週くらいでやっていこうと思います。

そー言うわけで、ネッドドヒニーなんですが、この人がマイナーなのか?というと実はそうでもなくて、アサイラムの新人SSWとしてはジャクソンブラウン、ジュディシル、JDサウザーに続く第二期生でほぼ同期でスティーブファーガソン、ロッドテイラー、トムウェイツ達がいるわけです。

僕が思うにこの人は本国よりも日本での人気の方が高いのではないだろうか?90年代以降の作品はアメリカでは発売されなくて日本のみだったような覚えがあるし(間違っていたらごめんなさい)、いかにも日本のサーファー、AOR好きな輩あたりが好みそうな楽曲が多いのです。

もともとビバリーヒルズの道路にもドヒニーストリートという名前がある程の大富豪の息子、という超うらやましい環境で育ったのですが、戦争に行って国の為に働いてこい!という親の意見に反発して家を飛び出し転々としながらギターの腕を磨き、1967頃にはあのトルバドールに入り浸り、エレクトラミュージックランチという実験的なセッションに呼ばれ、そこでジャクソンブラウンと親交を深めるのです。

そのセッションは日の目を見ずに終わりますが、ジャズメンのバックでもリードギタリストもやり、そのうちロンドンに出向きそこでデイブメイスンと知り合い、キャスエリオットと3人でバンドを組む直前まで行きますが破談となります。(結局デイブとママキャスのみのユニットでアルバムが発売され、そこでネッドの歌も使われている)。

しかし、その時の楽曲がアサイラム総帥、デビットゲフィンに認められデビューするのです。


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なんという育ちの良い顔立ちのジャケなのだろう。「金持ちのお坊ちゃん感」丸出しではありませんか(笑)


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その豪邸での庭での撮影なのだろうか?
クレジットにはアサイラム新人の特有ともいえる豪華ゲストは全くなく、ほとんど同じメンバーで構成されたバンド感満載のスタジオセッションのような感じの録音です。唯一グラハムナッシュが1曲コーラスで参加しています。

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ネッドはジャクソンのように心をエグルような作品は作れません、しかし彼はギタリストでもあるので全変に粋なコードカッティング、テレキャスターと思われる乾いたかっこいいソロギターが沢山聞けます。このアルバムでのギターはクレジットを見る限りネッドだけなのです。

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一応、アサイラム純正の黒いインナーバックがついていました。


曲順です
A面
-1 Fineline
-2 I Know Sorrow
-3 Trust Me
-4 On and On
-5 Lashambeaux
B面
-1 I Cant Dream
-2 Posycards From Hollywood
-3 Take Me Faraway
-4 It Call For You
-5 Standfast

A-1 乾いたアコのカッティングから始まるオープニングナンバー、所々で入るテレキャスター(たぶん)の鈴なりの音がたまらんです。
かなりカッコいい曲です。

-2 完全にAORっぽい曲です、楽曲の良さはアルバムピカイチ。完走のピアノソロが素晴らしいです。

-3 おしゃれ系セブンスコード主体(かな?)で作られてる弾き語りです。サビの転調がカッコいい。

-4 この曲がメイスン&ママキャスのアルバムで取り上げられた曲です。コーラスでナッシュがかぶるところの音圧が凄い。そしてまたおしゃれコードの転調。シンプルな楽曲としてはかなり変わったコード感です。

-5 これも同じようなコード感、A面はほとんど同じ印象の曲が並びます。

B-1 サビの盛り上がりがイマイチで、オープニングとしては弱いかな  

-2 このアルバムの中では人気のある曲です。しんみりと歌い上げるナンバーですが、ジャクソンのような説得力が無いのが惜しい(笑)

-3~5 この3曲も同じように歌い上げ系です、がイマイチ心に残らない、というか。もう少しなんだけどなー。という感じです。

両面を比較するとやはりA面がいいです。特にギターソロがある曲は凄くオシャレでイイ感じなのです。

レーベルです。
アサイラム白レーベル、カタログNoはSD-50059。アサイラムで10番目の出版ということになります。マトは両面ともアサイラム特有の?AAとなっています。


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このアルバムは売れませんでした。(もともとアサイラムの新人SSWのデビュー盤ってそんなに売れたのないし)自分が思うに1973年というSSW全盛期の時代背景ではキツかったのではないでしょうか?それが証拠にレーベルをコロンビアに移籍して1976年の「ハードキャンディー」は爆発的に売れたのですから。時代もボズスキャグス、クリストファークロス、ロビーディプリーといったAORの騎手達が登場し(ボズは違いますけど、関係無いけどAORで売れて一番面食らったのはボズではないだろうか?)一気にネッドもメジャーシーンに踊りだすのです。が、残念ながらその後は続きません。やはり「この1曲」という印象的な曲が作れなかったのかなー?と思うのです。

コロンビアでのサードアルバムは見送られ(日本のみその後発売)メジャー契約も切れてしまい、そのごのCD時代では日本のみ発売という憂き目に遭うのです。

でも、なんか何も考えないでリラックスしたいときにこのアルバムはいいのですよー



購入レコ屋   ディヴァインレコード


参考書籍    アサイラムとその時代、シンガーソングラーターCDbest100



by naruru-kato | 2019-02-02 19:43 | Ned Doheny | Comments(6)

Little Feat その3  Same 

ウエストコースト系の大物を続けてきましたので、「次は当然おれっちのバンドだろうな?」とあの世からあの巨漢が言っている気がして(汗
リトルフィートの1971年のデビュー盤です。以前は日本プレスの再発盤しか手元になく、音もイマイチだし作品もイマイチで,やはりフィートはネオンパークのジャケじゃないとアカンなぁー。とずーと思っていたところ、年末に紹介したようにバーゲンの餌箱からわずか324円で奇跡的にこのオリジが発掘され、もう一回じっくり聞いてみて圧倒されました。

いや、本当は、日本盤で圧倒されなくてUSオリジで圧倒された。なんて書くとそんなに凄いのか?という事になりますが、本当のところはじっくりと聞いてなかっただけというのが真実ですけど(たぶんね)。

さらに言うと、以前のフィートのブログでスタジ盤はライブに比べてショボい、という事を書いていますが。いーや全然そんなことない。ということを改めて思う次第(反省)。


ネオンパークでないフィートというのも変ですが、実はファーストアルバムのこの写真も見事なのです。


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ジャケは、というとVGくらいでリングウェアも酷いこの盤ですが、レコはVG+++くらいで程よく聞けました。
Frank Bezという人が撮ったこの写真の意図は「失われたアメリカの再構築」という文章を見かけました。そして写真のコンセプトはSuzanTitelmanとなっています。もしかしたらプロデューサーのラスタイトルマンの奥さんであるかも知れませんね。

砂漠の中にたたずむ古い建物(又は看板)と青い空、とメンバー達。アメリカンノスタルジーの象徴のような写真。

ところでBezという人はライクーダーのファーストアルバムも撮っていてフィートのジャケと対をなしているように撮られている、ということなのです。勿論このアルバムもタイトルマンのプロデュース、ここらの時代のワーナーはみな同じコンセプトを持っているのでしょう。

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比較するために両アルバムを並べてみました(ライのはレコパックしてるため光ってます)

たしかにライのデビュー盤もコンセプトが同じような感じ(内容、ジャケともに)、ここでのエルミタージュでの写真も素晴らしいですよね。



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裏はほとんどクレジットのみですが、ファーストプレスはメンバーの写真がちりばめられたものです、セカンドがこの盤、サードと日本盤は写真とクレジットの両方が掲載されていますのでオリジナルとしては3種類のデザインが存在することになるのです。


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このアルバムでのメンバーは四人、フランクザッパのバンド、マザーズから独立したローウェルジョージがベースのロイエストラーダを引っ張り、そこにドラムのリッーチーヘイワードが加わり、マザースのオーディションを受けに来ていたビルペインが加わりグループが出来たのです。


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内容はフィートの得意なジャズ、ニューオリンズ風なところはまだ見受けられなく、カントリーロック、ブルース的な曲が多いです。

この時代のアメリカを作品している、ザバンド的、デッド的なところも見受けられます。


曲順です
A面
-1 Snakes on Everything
-2 Strawberry Flats
-3 Truck Stop Girl
-4 Brides of Jesus
-5 Willin
-6 Hamburger Midnight

B面
-1 Forth Four Blues/Hou Many More Years
-2 Crack in Your Door
-3 I've Been The One
-4 Takin'in My Time
-5 Crazy Captain Gunboat Willie

A-1 いきなりスライド全開のご機嫌なナンバー、これはその後のフィートの楽曲の原型があるのです?絡みついてさらにまとわりつくローウェルのスライドには彼の手癖が全て詰まっています。

-2 非常に全体のバランスの取れた曲、ピアノ、ギター、ドラムが絡みついてタイトな作品となってます。

-3~4 2曲ともカントリーロックの要素も垣間見られる歌ものです。けっこう好きなナンバー

-5 代表曲になるこのアコなナンバー、マザーズ時代に作ったがドラッグソングの為ザッパにNGを言われた逸話は有名です、この後のセカンドにも再度収録されますが、ここではシンプルな演奏になっています。自分としてはこのバージョンが好きです。なんといってもここでのアコのスライドはライクーダーが客演しているのですから!

-6  この曲もその後にフィートの十八番になるボーカルとスライドがユニゾンする奏法(笑)が聞けます、最高です。

B-1唯一のカバー、ハウリンウルフの曲をメドレーでやっています、ブルースもイイです。ここでのスライドがまた凄い。スライドはローウェル、ギターはライのクレジットになってます。

-2 フェイザー掛かったスライドがうねります、ザバンド的なナンバー。

-3 ウィリン的なナンバーです、出来はこちらの方がいいかな?ここでのアコのスライドが染みます、後のLongDistanceLoveの原型がここにあるようだ。

-4 ビルペイン作、ボーカルも彼かな? ボニーレイットがカバーしています。ストリングスアレンジも入りジャケのイメージと重なります。

-5 タイトルのCrazy Captainというのはザッパのことなのだろうか?ふと気になるタイトルで終わります。ノンクレジットですが、ピアノでDrジョンも参加しているそうです。他のゲストはペダルでスヌーキーピート、タイトルマンもピアノ、コーラスで参加しています。


レーベルです。ワーナーオリジナルのグリーンです、カタログNoはWS1890、マトは両面とも一応1です。


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フィートのこのファーストはファンに取っては賛否両論あるようですが、今回この記事を書くに当たり他のブロガーさんの記事も一通り拝見しましたが、結構な数の投稿があって大方好意的な内容が多かったのです。

自分的に見てもこのアルバムはいろいろ今後のフィートの音楽性の基準があるようで、今回オリジを入手して聴き直ししたところ、素晴らしいアルバムであると思い直した次第。

しかし、フィートのオリジナル(特にディキシーチキンまでのグリーンレーベル)ってなかなか出てこなくて(汗
今後の自分の最難関アイテムであるのですが(まぁ高いお金出せばあるんだろけど)気長に探したいと思っています。


購入レコ屋 グレイテストヒッツ

参考文献  DIG No22





by naruru-kato | 2019-01-26 19:11 | Little Feat | Comments(6)

Steelydanその3 Pretzel Logic

本来であればセカンドアルバムの「エクスタシー」を先に取り上げるのが順番でしょうが、朝から頑張ってこのセカンドの摩訶不思議なイラストのジャケを見て聴いていたのですが「あかん、なにも書くことが思いつかない」状況に陥りました。

そこで急遽この有名なサードアルバムである「Pretzel Logic」を取り上げることに(汗)

一般的に我が国で一番最初にスティーリーダンというバンドが認知されたアルバムであるといえます。邦題は「さわやか革命」へんてこりんな邦題ベスト5に入れたい的を得てないタイトルでしたね。

原題の Pretzel Logicとは?またしても翻訳サイトで調べるも予想通り「さわやか革命」と出てくるので(ほんとに使えんなWeblio)別々に調べると Pretzel は有名な焼き菓子です。

ちなみにラテン語では「腕組みしている小枝」という意味で、例のお菓子がそのような形だからそのままプリッツェルになったと想像できる。Logicとは「倫理」「論法」などの意味。二つの言葉を一つにすると、うーわからん(汗。

スティーリーダン独特の言葉遊びか?これがなんで「さわやか革命」になったか?それは知りません。

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真冬に公園らしきところでプリッツェル焼きながら売るおっさんの写真は非常に秀逸ですね。このバンドのジャケはいい意味でも悪い意味でも、もの凄くインパクトが強くて。勿論このPretzel Logicはいい意味です。作品の中でBest2です(勿論1位はエイジャであることは言うまでも無い)

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ところで、この写真の屋台の看板が気になります。右上のHot Pretzles 15¢は問題ないとして、左下のHot以下の看板の文字は後から写真に加工したものではないだろうか?看板の古さに比べ文字が新しすぎるし、あまりにも不自然すぎます。

まぁどーでもいい事かもしれませんが(汗

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全体はこんな感じ。なかなか雰囲気のあるモノクロームのジャケですわ。

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ゲイトフォールドの内ジャケです、メンバーの写真。

何度もこの写真見てましたが今朝初めて気づいたのが、後ろにウルトラQに出てくるヒドラとそっくりな鳥のモニュメント。いやー全然気づきませんでした。(それがどーしたんだ!というオチですが)
しかし、バクスターの下のデニーダイアスって絶対にギタリストに見えません、悪役レスラーとしか言い様がない(笑)


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確か伊豆のシャボテン公園にもあると思うけど。


クレジットにはメンバーの名前は無く、代わりにゲストミュージシャンの名前が沢山載っています。この頃日本では「リキの電話番号」が大ヒットし(勿論僕もこのシングルで初めて知った)このバンドをドゥービー、イーグルスにつぐウエストコーストの担い手として売り出したのですが、この頃すでにバンドとしての形態はなくなっていて、音楽ラボのようなバンドであった事はずいぶん後になってわかるのです。まぁ時の担当者がウエストコースト=さわやか。というイメージであったんでしょうね。

ゲストはジェフポーカロ、デビットペイチのその後TOTO組の他にジムゴードン、レギュラーのチャックレイニー、その他大勢です。

前作に比べるとかなり曲もすっきりし印象深い曲も多く、3作目まででは一番聞きやすい内容です。ただし誰が何を演奏しているかはほとんどわかりません。




曲順です
A面
-1 Rikki Don't Lose That Number
-2 Night By Night
-3 Any major Dude Will
-4 Barrytown
-5 East St Louis Toodle-OO

B面
-1 Parkers Band
-2 Through With Buzz
-3 Pretzel Logic
-4 With A Gun
-5 Charlie Freak
-6 Monkey In Your Soul

A-1 ジャズピアニストの曲を引用したイントロからフェイゲンのあの声が。かなりヒットしたなんばーです。ここでのギターソロはバクスターであることはわかっています。いかにも彼らしいジャズ的なソロです。この後のスティーリーダンの楽曲のすべての基本があるように思います。

-2 ホーンアレンジもカッコいい曲。サビのかっこいいこと、バックのコードカッティングもかっこいい。

-3 珍しアコのイントロ、でもその後はいつものスティーリーダン。時たま後ろで聞こえるギターは間違いなくストラトキャスター、ということはここでのギターは?

-4 セカンドシングルにしてもいいような見事な流れるようなメロディー。A面の白眉です。わかりやすいメロディーはかえって異質に聞こえる(笑)

-5 中世風、メキシコ風?よくわからないインストです。不思議な感じ、まぁスティーリーダンっぽいといえばそうだが。

B-1 カッコいいイントロのロックンロール。ここではドラムが大活躍、このドラムはジムゴードンかな?

-2 これも珍しいピアノのイントロから始まる曲、ストリングスも入り少しシンフォニック。ただサビがイマイチかな。

-3 セカンドシングルになった曲ですが全米57位と振るわなかった曲です。しかしいかにもフェイゲンの曲という感じで悪くないです。セカンドバースからギターとの掛け合いがあります。

まぁ後はどうと言うことのない曲です、全体にA面はキャッチーで親しみやすい曲が多く、B面は少し弱い印象です。
A面だけ繰り返し聞いてしまいます(汗


レーベルです。
ABCのブラックレーベルのオリジナル、カタログNoはABCD-808 マトは両面ともA-2です

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この後2作ほど、また訳がわからないジャケになりますが、このアルバムでジェフバクスターもバンドを離れ、ますますオリジナルメンバーが減っていきスタジオミュージシャンを沢山起用してライブも行わなくなっていくのですが完成度はさらに増していきます。


購入レコ屋    ナカシマレコード 

参考文献     レコードコレクターズ1993年6月号


by naruru-kato | 2019-01-19 13:42 | Steelydan | Comments(10)

Doobie Brothers その4 What Were Once Vices Are Now Habits

ドゥービーの4作目、What Were Once Vices Are Now Habitsです。最高全米No4位まで駆け上がりバンド初の全米5位以内に入り大ヒットしたのです。

邦題は「ドゥービー天国」最高ですね。
ちなみにタイトルのWhat Were~を翻訳サイトで検索すると、なんと「ドゥービー天国」と出てきました。笑えます。

実のところどーいう意味かというと「悪さして遊んでいるうちに本当にハマってしまった」というスラングだそうで、まさにハッパの事を言っているのでしょうか?(バンド名は簡単に言うとマリファナブラザーズということは誰でも知っている事実)

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ステージ裏から撮したショット、まさにディープパープルライブインジャパンのジャケを完璧にパクっているようですが、「パープルよりも俺っちの方が断然盛り上がっているもんねー、スモークも使ってるし客も総立ちだし」ってなところでしょうか?しかしパープルの方は日本公演だし(まだいきなり総立ちなんてありえん時代)ジャケの比較するには時代考証、場所考証も考えんとなー。

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裏ジャケは肩組んでのご挨拶風景、いつの時代からかわかりませんがこーやってバンドが並んで挨拶するのはこの時代からくらいでしょうか?パープルの連中がこれやったら怖いだろうなー。イアンギランとリッチーは絶対両端やろーなー、とつまらん妄想してしまいます。

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写真そして付属のポスター、これまた、これでもかこれでもか?のイケイケステージ写真満載のロード風景のショットばかり。なかなかこのポスター完備のオリジナル盤が見つからなくて、当初再発Wマーク入りを持っていましたがこの盤が手に入り譲渡しました。


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この頃ビッグアーティストは自家用ジットでツアーしている写真が多いのですが(ZEP、パープルなど)ドゥービーライナーと書かれた自家用プロペラ機(YS-11か?)というのが超ビッグではない、ただのビッグ。というところが笑えますなー。


ここからは完全に僕の持論です。

この大ヒットアルバムですが、前作で完全にブレイクしたバンドはツアーにつぐツアーでその合間に録音したのです。が、この時点でトムジョンストンは曲(ヒットする)が作れなくなっていたのではないだろうか?その証拠にトムの歌っている曲が当初2曲シングルカットされるも中ヒットにとどまっています。僕のイメージではコードカッティングで押し倒し、ハイトーンのコーラスが持ち味のドゥービー独特のイケイケ風味がなく、少しアレンジしているもそれほど効果が上がっていない曲が多いように感じられるのです。

しかしシングルB面のパットシモンズが歌う「ブラックウォーター」がなんと大ヒットし、再度シングルA面で再発したところ全米1位を獲得するのです、その勢いもあってアルバムは売れに売れたのです。

しかしこのままでは尻すぼみになっていく危機感があり、トムは次のアルバムでジェフバクスターを正式メンバーにしてアンサンブルを強くし乗り切ろうと考えたのではないだろうか?ちなみにドラムのマイケルホザックも途中でリタイアしキースヌードセンに交代。

しかしその後トムは体調を崩しツアーにでれなくなりバンドはマイケルマクドナルドを迎え次第にソウル風になり初期とは全く別のグループになりながらもさらにヒットを飛ばしていくのです。

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曲順はアルバムクレジットの印刷と実際は順番が違っているのですが、最初期の盤ではこの表記のクレジットであったかもしれません。調査不足ですので今後調べます。


曲順です。
A面
-1 Song For See You Through
-2 Spirit
-3 Pursuit To 53ST
-4 Black Water
-5 Eys Of The Silver
-6 Road Angel
B面
-1 You Just Cant Stop
-2 Tell Me What You Want
-3 Down In The Track
-4 Another Park Another Sunday
-5 Daughters Of The Sea
-6 Flying Cloud

A-1 乾いた感じのイントロからホーンが入ります、今までのドゥービーの感じとは違います。サビの転調感覚も今までに無い感じ。トムの感性も素晴らしいのです。僕がプロデューサーならこれをシングルA面にしたかも(ブラックウォーターのB面で発売)

-2 イントロのカントリーウェスタンな感じがこれまた今までのトムの感じと違う。ソウル、R&B、カントリーとトムの懐の広さよ!

-3 今までのコードカッティング全開。ですが曲としては弱いかなー。

-4 大ヒットした誰でも知ってるナンバー。今までもパットの楽曲は非常にいい物があったが、ここで才能一気に開花か?

-5 このアルバムからのセカンドシングル、ここでもホーンを導入、歌に入ってからのコードカッティングはもろにリッスントゥザミュージックそのまんまです(笑)全米52位と振るわず。

-6 これもドゥービー節全開です、ただしイケイケ感覚だけでなくBメロ、サビと工夫の跡もみられます。

B-1 後のスタンピードで見せたファンク&ソウル風な楽曲です。

-2 アコのクリシェのイントロが素晴らしパットの楽曲。このアルバムで個人的ベストテイク!

-4 トムもこーいう感じの曲のが無理して無くて好きなんだよなー

-5 次作のミュージックマンと同様のナンバーですがパット作。こーいうのも素晴らしいのです。

-6 アコの小作で本編は終わります。


レーベルです。

ワーナーWマーク無しのオリジナル。カタログW2750 マトはExport-1となってます。ということは最初から輸出用ということですね。


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この後、さらにソウル R&B色を進めたスタンピードに発展します(一般的に最高傑作)、しかし最初に書いたとおりトムがリタイア。

バンドの方向性はガラッと変わります。僕が思うにトムとしてはこれで良かったのかもしれません。その後復帰してオリジナルメンバーでやりだせるイイ休憩期間が生まれたのですから。

ただし、トムとしてはこの頃がいっぱいいっぱいだったのではないだろうか?その証拠に復帰後のサイクルから以降は全くパッとしない曲しかなくなってしまったのですからね(くどいようですが、あくまで自分の主観)

まぁ復帰後のコンサートは一応行きましたけどねー(笑)



購入レコ屋  SORC










by naruru-kato | 2019-01-13 11:57 | Doobie Brothers | Comments(10)

Neil Young その5   On The Beach

年の瀬です。今回が今年最後のアルバム紹介、毎年最後はこの御大ニールヤングです。なぜ毎年最後はこの人なのかというと、昨年僕が決めたからです(汗)。今回はアフターザゴールドラッシュ、ハーベストの超名盤の影に隠れながら実はかなりの名盤と自分で思っているOn The Beach(邦題、「渚にて」誰でも考えつく題ですがいい感じです)。

浜辺で靴を脱ぎ海を見つめながら何を想う?若き日のニール。分かれた彼女の事を想うか?死んでしまった仲間の事を想うか?それとも、タダ単にボッーとしているだけか(笑)

60年台前半と思われるフィンがついたキャデラックが砂浜にめり込んでます。

そしてパラソル、折りたたみチェアーが同じデザインで統一されています。砂に埋まっている新聞は時の大統領のニクソンに辞任を迫る内容らしいです。なにか重大なメッセージでも込められているのでしょうか?


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裏ジャケはこんな感じです。パームツリーが何故か桶の中に。やはりなにかメッセージが込められているジャケです。


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さらにそしてスリーブの中もパラソルと同じ花柄が印刷されています、日本盤も同じ仕様でしたが、再発盤については調査不足で不明です。なにかとこの盤は中古レコ屋で見かけないのです、前2作の名盤はかなりの確率で中古屋で出会うのですけどね(まぁ売れたのでプレスも多いしねー)


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専用インナースリーブは砂浜に落ちてる感を出しています。


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ここではクレジットが、基本的にはクレージーホースの面々がリズム隊を務めてますがあとのゲストはというと。
スライドギター、ベンキース。ザバンドからレボンヘルム、リックダンコが参加。ほとんどのリードギターはニール自身で弾いています。

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このアルバムに参加しているラスティーカーショウというフィドラーの解説、または賛辞でしょうか、まぁ相変わらずわかりません。


1974年発表のこのアルバムは、1972年のハーベストのあとのスタジオ新作になるわけですが、その2年間に「Journey Through The Past」というニールが作ったB級映画のサントラ(ほとんどニールの代表曲で出来ていますが、ライブ、別バージョンなどそれなりに楽しめます)。「Time Faeds Away」という全曲未発表のライブを出し、レコード会社を怒らせた次に、盟友であるクレージーホースのダニーホイットンのレクエイムとして(ドラッグのオーバードーズの為死亡)「Tonight The Night」を録音するも見送れたあとに録音したものです。

内容はTonight The Nightの暗さを多少は引きづっていますが、十分聞ける曲が多く特にB面は一気に聞けてしまう内容で、僕の愛聴盤になっているのです。音数も最少人数で録音されていて、非常にリラックスしながら暗い曲も聴けるのです。

ちなみにニールのアルバムベスト3を選べといわれると難しいですがベスト5ならこのアルバムは間違いなく選択肢です。

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曲順です
A面
-1 Walk Ont
-2 See The Sky About To Rain
-3 Revolution Blues
-4 For The Turnstiles
-5 Vampire Blues

B面
-1 On The Beach
-2 Motion Picture
-3 Ambulances Blues

A-1 録音が先の前作Tonight The Nightの重苦しさをひとまず吹き飛ばすかのような快適なロックンロールナンバー。

-2 ここでドラムスにレボン登場。ニールヤングの作品のど真ん中、という感じのカントリー風ナンバー。

-3 サザンマン、カウガールインサイトの流れをそのまま受け継ぐブルースナンバー。ここでもレボンのドラムス、そしてリックダンコがフレットレスベースで登場。ダンコのベースはもうすぐにわかります。サイドギターにはクロスビーの名前も!この手の曲は永遠と続くような感じでいつも「もう勘弁してくれー」となるのですが、今回のこの曲は4分で終わるので助かります<

-4 ニールのバンジョーとベンキースのドブロだけで演奏されるカントリー風のブルース。ニールの裏と表の中間声が爆発(爆

-5 ニールにしては珍しいブルース色しか感じられない曲。

B-1 タイトル曲です。暗いイントロからスタートするのは後の名曲「Cortez The Kller」の序曲のようです。というかこの曲の再挑戦でCortez The Kellerが出来たのではないだろうか?それほどに似通っています、誌の内容は全く違うと想いますが、宇宙的な広がりがある壮大な曲です。ピアノにグラハムナッシュ。ニールのギターソロはもの凄く簡単ですがもの凄く印象的。

-2 アコのイントロです、そして語りかけるように珍しく低い字声で歌い上げる曲です。

-3 最後はこれもアコのイントロです、前の曲と同じような感じですがこれはハーベスト、アフターザゴールドラッシュのアコ的な曲の流れがここにはあります。演奏時間も9分弱。一気にだれることなく聞けます。

本当にB面の流れは素晴らしいの一言。ニールのB面最高傑作といっても過言ではありません(笑)


レーベルです。

リプリーズのオリジナルのタン、カタログNoはR-2180 マトはA面B面とも1Cです。


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この後未発表になっていたTonight The Nightを発売します。本人曰くこのあたりの作品はカスのような物だ。ということらしいですが、どーしてどーして、このOn The Beachにはハーベスト直系の素晴らしさがあると思います、一般的にこの作品の評価がイマイチなのが残念なのです。

※ 今回の記事で今年のレコード記事はおしまいです、が年内にもう2回投稿する予定です。二~三日後に「自分のなんちゃってオーディオシステム、および考え方」大晦日前になぜか閲覧数が毎年最も多い(笑)「今年の収穫」を開催予定です。



購入レコ屋   ナカシマレコード

by naruru-kato | 2018-12-22 20:07 | Neil Young | Comments(6)

Eagles その4   One Of These Night

UKアーティストが続いたので、久し振りにこちらに戻ってきました(笑)。やはりアメリカンロックの方が何かと文章が作りやすいんです。
イーグルスの4作目、このアルバムで初めてアルバム全米No1に輝く大ヒットアルバムです。以前よりロック寄りに変わってきて、カントリーロックの名ギタリストでもあるオリジナルメンバーのバーニーが脱退するのです。

ファーストから最後の(ひとまず)Long Runまでのイーグルスの歴史においてどこかで線引きするとすれば、やはりこのアルバムからでしょう。前作On The BordeyまではLAのカントリーロックバンドというイメージがやはり強いですが、このアルバムから前作でメンバーになったドンフェルダーの影が強くなり、カントリーロックバンドというイメージから離れてロックバンドというイメージになっていると思います。これでLAからアメリカを代表するロックバンドに代わりさらに世界的なロックバンドになっていくのですね。


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イーグルスの鷲と同じくほぼトレードマークにもなっているインディアンの飾り物風で飾られたテクスチャー、でさらにバッファロー部分がエンボス加工されて浮き出ている有名なデザインのジャケ。いくらイーグルスといってもバンドのイメージはこのバッファローですな。

昔このTシャツ持っていたんだけどねー。破れたからという理由で捨てられました(涙)

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さらに、EAGLESというあまり見かけない字体のバンドロゴ。このエンボスジャケは日本盤も同じです。このエンボス加工は再発などでも同じだと思う。再発でよくある印刷だけのペラペラジャケは見たことないので、そーいう手抜きジャケは存在しないのかも?




裏側の写真はあの有名な写真家ノーマンシーフです。


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あのノーマンシーフを使いながら裏面でしか使わないイーグルスの大物ぶりよ!(普通はシーフ使うなら表ジャケだろう)

一応メンバー紹介。左からランディーマイズナー、バーニーレドン、グレンフライ、ドンフェルダー(以下フェルダー)、ドンヘンリー(以下ヘンリー)。なぜ胸にバラを挿しているのかは知りません(汗)

専用スリーブです。


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自分的には断然こちらのショットを裏ジャケにして欲しかった。グレンの前に出ている手がバーニーだと思うのですが、良くある「心霊写真の肩に掛かる手」みたいで怖くてこのアルバムの雰囲気に合ってます。


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クレジットです、前作のOn The Borderでもヘンテコな自体で読みにくいこと極まりなかったのですが、今回は曲目だけ変な自体であとは普通のゴシックっぽいので普通に読めます。

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レコードはジャクソンブラウンのファーストと同じく上から入れる形状、これも横から入れる物は見たことないです。


今回注目したいのは前作までお約束のJDサウザー、ジャクソン達の名前は全く見受けられません。まぁ皆さんビッグになってきたので忙しかったのでしょうな。

全体の構成はボーカルがほぼ民主的に全員でソロを取っています。ヘンリーが3曲、グレンが1曲、ヘンリー&グレン1曲、ランディー2曲、フェルダーが1曲、バーニーが1曲、あと1曲がインストです。

タイトルは日本では「呪われた夜」ですが直訳するとそんな感じは全くないのですが、この邦題は完璧に定着しています。ナイス邦題です。曲中にディーモン、クレイジーナイトとかの歌詞が出てくるからでしょうか?

冒頭にも書きましたが、このアルバムでロック色が強くなりLAの刹那さも歌に込められ、さらにヘンリー&グレンに虐められ、商業主義になっていくバンドに嫌気になった(想像)バーニーが脱退してしまうのです。この後のアルバムではカントリーロック的な曲は無くなっていくかな。


曲順です
A面
-1 One Of These Night
-2 Too Many Hands
-3 Hollywood Waltz
-4 Journey Of The Sorcerer
B面
-1 Lyin' Eyes
-2 Take It To The Limit
-3 Visions
-4 After The Thrill Gone
-5 I Wish You Peace

A-1 ランディーのウネるベースラインのイントロから一発ジャーンと来るところが最高。ファンク、R&B、さらにはディスコっぽいリズムの表題曲。ヘンリーのビターボイス以外考えられない暗い(笑)ボーカル。通常のCDでは全く聞き取れないハイファットのチッチッチという音がアナログだとはっきり聞き取れます。中間部のフェルダーのいきなりチョーキングから入るギターソロ。普通はいきなりチョーキングからはあまり聴いたこと無いのですが、やはりこの男の独自性なのであろうか?このギターソロが僕は好きで好きで、アメリカンロック史上もっともカッコいいギターソロと思っています。

-2 ランディーのいきなりのハイトーンボイス。これはランディー&ヘンリーの楽曲ですが、そしてここでもフェルダーが大活躍、特に後半のフェルダー&グレンの掛け合いギターバトルは興奮物、次作あのホテカリでのフェルダー&ジョーのギターバトルの前触れでしょうか?

-3 バーニーのペダルスチールが少しだけカントリーロックな雰囲気を出しています。こーいう曲調でのヘンリー&グレンはイイですなー
ただし、本来の作者はバーニーであり、ヘンリーがボーカルを無理矢理奪ったとWikkに出てました。

-4 バーニーの楽曲、インストです。フィドル、ストリングスが入ります、しかし、僕はこの曲がイマイチかな。

B-1 唯一グレンが単独ボーカルです、優しく歌い上げイーグルスマナーを守った曲ではありますが、歌詞の内容は夫婦の不倫関係を歌ったものなのです。

-2 全米No1になり大ヒットしたナンバー、ランディーといえばこの曲です。「もう一度やり直そう」と歌い上げる後半の部分は感動的です。後年のライブでも挿入されていますが、そこでのランディーのハイトーンボイスは驚異的でもあります。

-3 フェルダーのナンバーかなりのロックンロール、これも次作の「駆け足の人生」の布石なのかな?

-4 デスペラードを想い起こさせる感動的なヘンリーの歌が素晴らしい。リアルタイムで聴いたとき「デスペラード」を超えた!と大騒ぎした曲ですが、今聴くとそこまでではないです(笑)

-5 最後、一人抵抗するようにバーニーがホットになった体を癒やすように歌われるナンバー、バンドに対する捨て台詞的な歌と感じるのは僕だけでしょうか?「もう俺はここに居場所ないわ」という感じです。

レーベルです。
アサイラムオリジナル。7E-1039  マトはなんとA-19 B-18 さすが大ヒットしたアルバムです。


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この盤にはなんとカッティングエンジニアが遊んだと想われるメッセージが送り溝の彫られています。
A面 DON'T WORRY    B面 NOTHING WILL BE OK!と書いてあります。誰に対して書いているのだろう?



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この後バンドはあのホテルカリフォルニアを発表し超巨大バンドになっていくのですが、これにはたまらず今度はランディーも脱退終焉に向かって走り出します。

実はイーグルス大好きと今まで書いてきてますが、この「呪われた夜」が僕に取って完璧なリアルタイムな作品で思い入れも非常に大きいのです。もう一回書きますがあの官能的なギターソロは何回聴いてもまったく飽きないのです。次はもっとも書きたくない「ホテルカルフォルニア」なんですが(決して嫌いな訳ではなく、誰もが語っているとおもうので)それやらないとイーグルスの旅が終わりに向かわないんでねー。そのうち書きます(汗)


購入レコ屋

サンオブスリーサウンズ





by naruru-kato | 2018-12-15 15:42 | Eagles | Comments(4)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


by naruru
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