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アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Young Rascalsその3   Groovin

春の日曜日のぽかぽかした陽気(しかし実際今日は曇り~雨なんですが 汗・・・)の日中にビール飲みながら聞くのは何がいいのか?

そんなん、ヤングラスカルズに決まってます(キッパリ)。しかもあの超有名曲のGroovinの入った3rdアルバムがベストです。あーこの幸せ(今日は釣りもマラソンもないので家にいるのです)

日曜日に家でレコ聞いて幸せならマラソンも、釣りも辞めとけ!というところでしょうが、まぁそー言うわけにもいかないので。

今回取上げてたのは以前からオリジナルのステレオ盤を所有していたのですが、どーしてもモノ盤が欲しくて、ついにゲット出来たからなのです。なぜどーしても欲しかったか?というと。このアルバムのステレオ盤は例えばビートルズのラバーソウルと同じくらい劇的に左右が分かれていて非常に聴きにくい。と思っていたからなのです。

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モノラル盤のジャケです。コンセプトはドラムのディノダネリ。この人はジャケの担当らしく、この後のジャケも彼が2枚くらいはコンセプトを出しています。ロキシーのブライアンフェリーみたいですがセンスはフェリーにはかないませんね(ロキシーのがかなり後からの作品ですけど)。まぁそれはイイとして。

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二つ並べると微妙にジャケが違います、しかもステレオ盤はピカピカのコーティングですが、モノ盤は普通の紙です、年代的な仕様の変化か?はたまたジャケ作る工場の違いか?今のところ調査不足ですが。
(すいません、何回撮ってもピカピカ仕様のほうは光ってしまって、僕のカメラテクでは無理でした)

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こーやって見比べるとコーティングの違いがわかると思います。色合いもコーティング仕様の方が若干濃いです。

この頃のアメ盤の特徴はジャケの上にSTREO、下にMONOと印刷された通常の30センチより少し縦に長いジャケの紙を、ステレオの場合MONOの文字を折り曲げて、MONOの場合ステレオを折り曲げて見えないようにしているのです。要するに印刷を一度で済まして安上がりにするといういかにもアメリカらしい合理的なやりかた。

ただし、そのせいで肝心のジャケのメインデザインが上部になったり下部になったりするのです。ディランの初期盤なんかはディランの頭が切れてしまっているのです。

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裏ジャケです、セカンドアルバムの時にも指摘しましたが、ギターのジーンがさらに激太りしています。なんとなく太ったグレッグレイクに似ているようで人間風船化しています。まぁこれもどーでもいいことですけど。
ただし後期の売れなくなったアルバムでは体型は戻りつつあります、つまり売れてる頃は食事も豪華でカロリー取り過ぎ、売れなくなったきて豪華な食事が出来なくなって元に戻るのです(本当かよ)

ちなみに、左からディノダネリ、フィリックスキャバリエ、エディーブリガティ、ジーンコーニッシュ。

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セカンドアルバム同様の写真と曲順が縦横に配置され見にくいレイアウト。ですが、ここでも親切にリードボーカルのクレジットも記載されています。


冒頭にも書きましたが、このアルバムはなんといっても「Groovin」。ラスカルズ知らなくてもこの曲知っている人は多いはず。そーです山下達郎のサンデーソングブックのエンディング及びラジオコマーシャルに使われているのです(当然、達郎のカバー版)。勿論自分も達郎で最初に聴いた口ですが。ただアルバムを通して聴くとブルーアイドソウルのバンドっぽくない楽曲で全体から少し浮いている感があるような気もします。

ちなみに両方ともにポートレイトが付属でついていました。

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アルバムのオリジナル度で言えばあるにこしたこと無いですが、それほど欲しくも無く・・・微妙です。



話は脱線しますが、大学生の頃、達郎を知って僕は「大々ファンになったのですが」例の「ライドオンタイム」が流行り、誰でも聴くようになり次第に熱が冷めて(前回のカーペンターズしかり)くるのです。どーやら自分の悪い癖のようです。
しかし聴かなくなるのでは無くコソッとは常に聴いていました。ただいろいろ訳があってサンソンは聴いていません。
(「いろいろな訳」は聞かないでください!いろいろヤバい事書かなければならなくなるので 笑)

曲順です。
A面
-1 A Girl Like You
-2 Find Somebody
-3 I'm So Happy Now
-4 Sueno
-5 How Can I Be Sure
B面
-1 Groovin'
-2 If You Knew
-3 I Don't Love You Anymore
-4 You Better Run
-5 A Place In The Sun
-6 It's Love

A-1 キャバリエの歌の上手さが際立つオープニングです、まさにブルーアイドソウル。この曲を聴いて本当にラスカルズ好きで良かったなーと実感しました。

-2 イントロのギターがステレオ版だとワンフレーズごとに左右にワープしサイケ風なのですが、それが凄く聴きにくい(汗。ボーカルはエディ

-3 タイトル通り「今俺は幸せなんだー」という感じが満載の曲です。なんかニューヨークあたりのストリートをスキップしながら歌っているような感じが凄く出ています。ギターのジーンの作品で歌も唄ってます。キャバリエ&ブリガティにひけを取らない声ですがソウル的では無いかな?

-4 タイトルのSuenoとはセニョリータという言葉の簡略系なのか?と思わせるようなスペイン風イントロと情熱的に歌。途中の感想もマドリッド風(笑)

-5 この歌含めてキャバリエ&ブリガティは本当に白人とは思えない程の歌の上手さがあります。渾身のソウルバラードです。

B-1 泣くこと黙る名曲、歌詞の中にもSunday Afternoon とあるように日曜日の午後に聴かなければなりません、小鳥のさえずり、なんとなくけだるさ、が良く出ているの名曲。バックの「ウーラララ」「アアアー」のハモがまた気持ちいい。この曲を聴くときのビールはコロナしかないです。

-2 二人のボーカリストが交互に唄う気持ちのいい曲。グルービンがそのまま続いているような感じ。

-3 ソフトロックっぽい曲です。エディのコンガが大きくフューチャーされています。 後半のアコースティクのオブリガードが素晴らしい。

-4 かなりハードなエッジの効いたギターが印象的。

-5 この曲のみスティービー・ワンダーが唄った曲のカバー、エディが渾身の歌い上げをします。カバー曲なのに見事にアルバムに溶け込んでいます。完璧です。

-6 最後はすこしまたサイケかかったような曲です。

レーベルです。

まずステレオ盤 ATLANTIC8141 グリーン&ブルーのオリジナル マトは 両面とも3またはFの記号があります?

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続いてモノ盤  カタログNOは同じですがレーベルはレッド&パープルに変わります。マトは両面ともBB、数字はありません。
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この後バンドはヤングが取れてただのラスカルズになります。キャバリエの宗教色が強くなって行きますが、それでもブルーアイドソウルの路線は変わらず良品を出していくのです。

実は、当初このジャケが最悪、と思っていたのですが、最近は見慣れてきてそーでもないかな?という感じに変わってきました。


購入レコ屋 ステレオ盤   グレイテストヒッツ

      モノ盤     オークション






by naruru-kato | 2019-04-13 21:51 | Young Rascals | Comments(6)

Carpenters その1      Now&Then

まず始めに、まさか自分のブログでカーペンターズやるとは驚きです(笑)

ただ面白くしかも悲しい要素があってブログネタには丁度良かったのです。

ところで、なぜ、カーペンターズが驚きなのか?というと、このバンド(ユニット)は半年前まで全く興味無いグループだったのです。

ここからは自分のロック史的な文になるのですが。
実はカーペンターズが僕の音楽体験(洋楽ロック)の始まりなのです。中一の時に初めて買った洋楽LPレコードがこのアルバムなのです(ちなみに最初のレコードは堺正章のソロLP、その後このナウ&ゼンなのです)今から45年以上前の話です。

そしてカレンのアルトボイスにハマった僕は次にA Song For You(勿論両方とも日本盤)も小遣いを駆使して買い、ラジオで聞きまくり一気にカーペンターズの大ファンになったのです、丁度学校で英語も習いだしていたので、カレン&リチャードの凄く綺麗でわかりやすい英語の発音が良かったのかも知れません。

そして、「ヘルプ」も「涙の乗車券」も「スーパースター」も「マスカレード」も「ファンファンファン」も本家よりも先にカーペンターズで知ったのです。自分に取っては洋楽の神様レベルのアーティストだったのです。

しかし、音楽の授業か合唱コンクールかなにかでクラス全員で「シング」を歌うことになり、それこそ当時のアイドル、山口百恵、桜田淳子と同じレベルでカーペンターズをクラス全員で話するようになり、僕の熱は一気に冷めてビートルズ~ディランに向かっていったのです。その後カーペンターズは全く聞いていませんでした。完全に忘れ去られたアーティストだったのです。

ところが半年前、行き付けのレコ屋さんで、何も買う物が無くて、ふとカーペンターズのファースト(再ジャケ盤)が安かったので、なにげに買って見たところ(ジャケがビーチボーイズっぽくて良かったし)。もうめちゃくちゃ良くて(汗)カレンの声ってこんなに良かったっけ?なんかコーラスがビーチボーイズやん!となって一気にほぼオリジナルで揃えたのですよ。勿論、昔は聞かなかったビーチボーイズも今では好きになったのでカーペンターズも改めてハマった事は言うまでも無いです。

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このアメリカを意識したジャケ、まさにアメリカのミドルクラスを雰囲気に醸しだす大きなアメ車、庭付きの家がバックのジャケです。

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3面ゲートフォールドを広げるとこんな感じです。ちなみに以前バーゲンで300円で買った日本盤と比べるとかなり色合いが違います、US盤は抜けるような青空なのですが、日本盤はもうすぐ雷が来そうな色合い。


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左、日本盤  右 USオリジナル。 

内ジャケです、こちらも日本盤はかなり色が濃くて、カレン、リチャードとも白人の顔じゃ無いです。我々と同じ黄色人種のようだ。

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上、USオリジナル。 下 日本盤。


実はUS盤は、高校の頃から通っていたレコ屋が来月でお店を閉めるため、最後にもう一度行こうと思い(ここ20年くらいはCD、DVDなどのデジタル主体になっていて、最近はほとんど行っていない)数少ないレコ棚から探してきたのです。事前にオリジナルが売っていた。という情報を入手していたのですが、盤を見ると「白盤」でした、しかしプロモコピーの印刷も無く、デッドワックス部分もカタログNoしか刻印されていません。これはテスト盤ではなかろうか?、わずかに800円。買うに決まってます。

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オリジナルのインナースリーブはこのように60年台のアメ車と歌詞となっています、まさにアメリカングラフィティの世界!


曲順です。
A面
-1 Sing
-2 This Masquerade
-3 Heather
-4 Jambalaya
-5 ICant Make Music

B面 
-1 Yesterday Once More
Medley
 a Fun Fun Fun
 b The End Of The World
 c Da Doo Ron Ron
 d Deadman's Curve
 e Johrnn Angel
 f The Night Has A Thousand Eyes
 g Our Day Will Come
 h One Find Day
-2 Yesterday Once More / Reprise


初めて聞いた中学生の頃はA面しか聞かず、B面はなんかよくわからなくてB-1だけ聞いていた気がします(汗
当初このB面は当時のヒット曲番組をそのままDJに載せて流している(ただし歌はカーペンターズ)。という構成だと思っていたのですが、今じっくり聞いてみるとそうでは無くて1973年のラジオ番組でカーペンターズが当時のヒット曲を演奏している、という構成のようです。

A-1 もうあまり聞きたく無いのですが(あの当時の音楽の授業がよみがえってくる  汗) バックの子供達のコーラスがオリジだと音圧が分厚いです。

-2 リオンラッセルの曲。なぜリオンの曲なのだろう?。とも思いますが、異常にカレンの声が合うのです(リタクーリッジ以上に)そしてリチャードもリオン同様ピアニストなので取り上げやすいのでしょうか? カレンのアルトボイスにはなぜか影があり、リオンの曲がハマります。フルートがいい味出してます。

-3 イントロが一瞬ヤードバーズの「幻の10年」っぽい(笑)インスト。ピアニストでイギリスのジョンピァーソンという人の曲です。 

-4 この曲もカーペンターズで知ったのですが、カントリーの大御所ハンクウィリアムスの代表曲。カントリーでは定番中の定番。

-5 カレンのアルトボイスが炸裂。味わい深い演奏です。

B-1 1960年台初頭に流行った歌をお届けします。という内容のこの名曲。2コーラス目からのシャラララ、とかティンガリンガリンといったフレーズはその頃流行ったコーラスなのです。

Medley まずはビーチボーイズのファンファンファン、今聞くとリチャードの声とマイクラブの声は似ていますねー。そして早口のDJが曲をつないでいきます(DJはカーペンターズバンド?というのかの、ギターのトニーペルーゾが担当)。この後スキーターディビスのヒット曲。そしてクリスタルズ、ジャン&ディーン、他 最後はキャロルキング&ゲリーゴフィンのいかにも60年台という感じのヒット曲で終わります。見事な構成、中学生の頃はこの辺の音楽はわからなくて、ただ単純にいい曲ばかりだなーとは思っていましたが、ビーチボーイズやキャロルキング聞くようになってから再度聞き返すと凄く味わい深いです。

-2 そして最後にもう一度Yesterday Once Moreのリプリーズで終わります。聞き終わった後しばらくボッーとなってしまう見事な構成。

オリジナルと日本盤を比べましたが、カレンの声は変わりませんが、バックのコーラスなどはUS盤の方が迫力があるように聞こえます。

レーベルです。 A&Mのオリジナル白盤  カタログNoはSP-3519。これ以上の情報は刻んでありません。もしかしたらもの凄く貴重なものなのか?、よくわかりません。

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この後のカーペンターズの作品は今のところ買う気はないので、今後はここから歴史を下って行こうと思います(すでにスタジオオリジナルは入手済み)。何十年ぶりに聞いていますが、僕が女性ボーカリストに興味を持ち(ここ数年)改めてカレンの声はやっぱいーな。
と言う感じで今では週に2~3回はカーペンターズのアルバムがターンテーブルに載るのです。

追記
冒頭に述べたレコード屋さんは名古屋市千種(チクサ)区今池のピーカンファッジという老舗です。

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ここで高校の頃、親からもらった昼ご飯代を少しずつためて月に2枚くらいはレコード買っていた思い出深いお店です。老朽化したビルが壊される事になり、そこの1階にあるお店も他に移ることなく廃業するのです。

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もの凄くさみしいです。


購入レコ屋   ピーカンファッジ





by naruru-kato | 2019-04-06 08:09 | Carpenters | Comments(13)

Lovin' Spoonfulその2      Daydream

明日から四月、新学期です。まだまだ寒いですが今日はランサークルの練習会で名城公園(名古屋ランの聖地、東京なら皇居くらい有名な公園)に行きましたが桜も結構咲いていてまさにラビンスプーンフルの音楽、しかもセカンドのこのデイドリームがぴったりな感じでした。

ファーストでブレイクし、今回はオールオリジナル曲のセカンド、発表は1966年。

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ファーストがまぁまぁ売れたのでセバスチャンは毛皮のコートを着ております(笑)

まぁそれ以外は特にコメントないジャケです。


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裏ジャケも同様、この頃の一般的なジャケ。ザルのギターが初めて見る形で、フェンダーっぽいのですが、いったいどこのギターなのだろうか?

それと、セバスチャンのギターも気になる。レスポールスタンダードはいいのですが、この人の音楽にこのギターはあまりにも合わないと思うのです。ただし、まだこの時代はレスポール=ハードロックという図式はないので仕方が無いのですが。

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クラプトンがブルースブレイカーズでレスポール+マーシャルアンプを使いアルバム出したのは同じ66年ですが、このデイドリームよりも少し後のはずですからね。

この後セバスチャンはソロの時もこのレスポール使っていたはずなので、もう少し違うギター(といっても何がいいのかわかりませんが)を使っていればもう少しチープな音でラグタイムにも合うような気がします。
(このレコーディングセッションで使ったかどうか?わかりませんが。1曲目を聞く限りレスポールをアンプ直結で音だしているような感じです)

今更どーしようも無いですけど(汗

ファーストアルバムでセバスチャンのやってることが正しい事がわかり、このセカンドでは彼の才能が開花したように思います。

曲順です
A面
-1 Daydream
-2 There She Me
-3 It's Not Time Now
-4 Warm Baby
-5 Day Blues
-6 Let The Boy Rock And Roll

B面
-1 Jug Band Music
-2 Didn't Want To Have To Do It
-3 You Didn't Have To Be So Nice
-4 Baid Headed Lena
-5 Butchie's Tune
-6 Big Noise From Speonk

A-1 まさにタイトル通り、昼間に走りながら聞くのに丁度いい(あくまでジョギングレベルですが)。口笛がいい雰囲気を出しています。ほのぼのとして雰囲気抜群。

-2 ザルのリードギターが歌とユニゾンで爆発。ギターの音がいかにも60年中期頃の音色で時代を感じさせるがナイスな曲です。

-3 これも思わず口ずさみたくなるような快適な曲ですね

-6 ロックンロールですが、あくまでジャグバンド風? サビのコーラスがビーチボーイズっぽい(笑)


B-1 タイトル通り自分たちの事を歌にしたのであろうか?

-2 素晴らしバラード、このアルバムの白眉ですね。後のI Have A Dreamを思い出してしまいます。

-3 これぞ、もろビーチボーイズ! リズムの感じもそんまんま。ということでヒットします(爆)

-4 これはザルのボーカル、途中で笑い出して歌ってますが(汗  そのまま採用ということです。

-5 ドラムスのジョーバトラーが歌う曲。リンゴも売っているし、「お前も歌うか?」というところですか?

-6 最後はインスト。クレジットは全員になってます。


レーベルです。カーマストーラカタログNo KLP8051 マトはわかりません。


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この年さらに映画のサントラ(買ってみたが良くなくてすぐに売ってしまった)を挟み最高傑作のHums~を出すのですが、その後はザルの脱退などで67年にグループは消滅してしまいます。

このアルバムは本当に口ずさみたくなるような楽曲ばかりで、しかもモノなので凄く好きです。やっぱこの時代はモノがいいです。


購入レコ屋    ナカシマレコード






by naruru-kato | 2019-03-31 17:10 | Lovin' Spoonful | Comments(10)

Bob Neuwirth その1       Same

今月のマイナーSSWはボブニューワースです、誰じゃそれ!という前にひとまずマイナーSSWの自分的定義を書きます。
SSWを大きく5つのジャンルに分類します。
① 超メジャー系  名前くらいは誰でも知ってると思われるビッグアーティスト。  ディラン、ニールヤング、くらいか?(来日すればTVのワイドショウで取り上げられるレベル 笑 )

② メジャー王道系 音楽聴いている人なら大抵は知ってるアーティスト。    ジェームステイラー、キャロルキング、ジョニミッチェル、ジャクソンブラウンあたり。

③ 普通系     すこしSSW意識している人が行き着くあたり。         JDサウザー、ローラニーロ、カーリーサイモン、トムウエイツ、あたりかな。

④ マイナー系 普通に聞いていれば出会わないであろう系。ただし特集などでSSW裏ベスト50なんていう企画があれば、大抵紹介されるアーティスト。 今回のマイナー系はおもにここの辺りのアーティストを取り上げています。

⑤ 超マイナーカルト系  まず名前は聞いたことがない。中古レコ屋の店主くらいしか知らないアーティスト。よくお勧めしますと言われ試しに聞いてみると、大抵、全然良くないモノが多い(汗。  したがって僕も買わないのでこの辺の人の記事はありません。

さて本題の、ボブニューワースです、この人はボブディランの側近中の側近と呼ばれ、古くから行動を共にしていた人です(マネージャーもやっていた)しかも、ディランにマリファナ教えたのもこのニューワースらしいのです(笑)
幻のフォーク歌手という形容もあるようです。

1974年の遅咲きのデビューです。ディランのローリングサンダーレビューのビデオでもアコ弾いてるのがわかります。日本で言えば長年RCサクセションのボーヤを勤め遅くにデビューした三宅信治あたりがダブります。


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アサイラムからのデビュー盤です。ディランもこの頃アサイラムと契約していますのでその流れで、だとは思うのですが。
ジャケ的には特にどうということはありません、後ろに写る影は本人の影ではなく、別人物ですが後ろ向きに撮られているだけで、そのコンセプトはイマイチよくわかりません。

このアルバムが凄いのは参加メンバーなのです。もうアサイラムの人脈では収まらない、豊満になっていたアサイラムの金脈に任せてそこいら中の有名どころを連れてきた感があるのです。以前のロッドテイラーのアサイラムデビュー盤もそうでしたが、それ以上の豪華メンバーなのです。

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裏ジャケの豪華クレジット。総勢30人以上のゲスト、その中でも主だったところをあげると、
ジェフバクスター、リタ&プリシアクーリッジ、キャスエリオット、ドニーフリッツ、リッチーフューレイ、クリスヒルマン、ブッカーT、ベンキース、イアンマシューズ(?)ジェリーマギー、ジェフマルダー、ティモシーシュミットなどなど、西海岸、東海岸、イギリスなどなんの隔たりもなく集められているのです。ただし誰がどの曲で客演しているかは不明。

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アルバムの内容は、純粋なフォーク歌手ではなく、ブルース、R&R、カントリー系のSSWという感じですが、声がビターで(ロッドテイラーとおなじように)どことなくスワンプ系でもあるのです。自作の他はあのドニーフリッツ(ゲストでも参加)。マレイマクロクラン、
クリストファーソン、ボニーチャールズらの曲をとりあげ、そしてあのジャニスが歌って有名になったメルセデスベンツもジャニスと共作でここで取り上げられているのです。なぜここまでデビューが遅くなったのか?凄く不思議です。

曲順です。
A面
-1 Rock & Roll Time
-2 Kiss Money
-3 Just Because I'm Here
-4 Honey Red
-5 Hero
B面
-1 Legend In My Time
-2 Rock & Roll Rider
-3 We Had It All
-4 Country Livin
-5 Cowboys & Indians
-6 Mercedes-Benz

A-1 ニューワース、クリストファーソン、ロジャーマッギンの共作ナンバーでロックンロールです。まぁオープニングっぽい?曲です。

-2 カントリーロック的なナンバー。ジーンクラーク辺りが歌うとさらにイイ感じになるのかな?ベンキースっぽいスチールがいいんです。ロードソングっぽいところもベターです。

-3 切ない感じのバラード、昼間部のギターソロが凄くイイです。ジェリーマギーじゃないかな?最後のリタ&プリシアと思われる分厚いコーラスがスワンプ風味を醸し出してます。  

-4 マレイマクロクランの曲です。いかにもマレイっぽいご機嫌なロックンロール。

-5 A面最後はカントリーバラード、ビターボイスが素晴らしい味を出してます。ストリングスの使い方もグッド!

B-1 ドンギブソンの曲です。わずか2分に満たない小作です、カントリーワルツ系。

-2 オープニングとリンクしているようなほぼ続きのような曲。ここでバックコーラスにママキャスの声が聞こえるような気がする。

-3 これがドニーフリッツの曲です、さすがにフリッツの曲だけあってこのアルバムのハイライト的な歌い上げ系。素晴らしい!

-4 これもA-1と同じような曲。っーかほぼ同じ曲に聞こえる。コード進行が全く同じですね(汗

-5 ボビーチャールズの曲です、もぅ完全にボビー節(笑)。

-6 最後はジャニスと共作のこの曲。ジャニスはほぼアカペラでやってましたが、ここではカントリーロック風なアレンジです。


豪華絢爛のゲストですが作品としては可も無く不可でもなく。デビューアルバムとしてはまぁまぁでしょうか?本人作の曲でこれといったガツーンと来るモノがないのが多少残念かな。

レーベルです。アサイラムWマーク無しのオリジナル、7E-1008。マトは不明です。


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この後、存在を忘れた頃の90年台にセカンドを出し、さらにその後2000年台にまた出し、とポツポツとアルバムを出しています。
セカンドも入手しましたがそちらはほぼカントリー系でした。

ずーと細々と活動していたのでしょう、しかしこの作品は豪華ゲストというのが効いて、大概のSSW裏ベスト的な文献にはいつも出てくるのです。

たまにはニューワースのビターボイスが聞きたくなるのですよ。


購入レコ屋   ナカシマレコード


参考文献    アサイラムレコードとその時代



by naruru-kato | 2019-03-17 09:03 | Bob Neuwirth | Comments(2)

Roxy Music その2   For Your Pleasure     

ブライアンフェリーが絶賛来日中なんですって!。

つい最近フェイスブックの宣伝でいきなり「Love is Drag」のステージ画像が現れ、うぉーとなったのですが、すでに東京公演は終了。大阪公演を残すのみのようです。名古屋は飛ばされています(当然といえば当然か、どーせ名古屋じゃ入らんだろうし)。わずか15秒くらいの画像ですがそのステージは豪華絢爛でめちゃかっこいいのです。

まぁしかし、最近の自分の姿勢は「コンサート行く金があったらレコード買う」という漫画レコスケに出てくるレコスケのライバル、レコ蔵のようになっていますので、名古屋に来ても行かないかもね(汗

ということで、急遽来日記念特集でロキシーなのです。アルバムは1973年発売のセカンドアルバムのFor Your Pleasureです。相変わらず素晴らしいジャケ。ロキシーの美的ジャケ中で一番かっこよくて好きなジャケなのです。
さらに言うと、ロック史上「カッコイイジャケ自分的ベスト20」くらいには入ります。

相変わらずピカピカコーティングされたジャケですが黒いのでハレーション起こして写りが悪いです。


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真っ暗なバックに黒豹?(又は猛犬?)を連れたセクシーな女性はアマンダレアです。あのサルバドールダリの愛人にもなった女性。この時期はブライアンフェリーと付き合っていたらしい、アマンダについていろいろ書くとそれだけで投稿終わってしまいますので、この辺で終わりにします(笑)
漆黒のベースの後ろにロンドン(だと勝手に思ってますが)の夜景が白いシルエットで浮かぶ秀逸なデザイン。コンセプトは勿論フェリー自身です。

裏ジャケは、なぜか笑うフェリー。なんで笑ってんだ?

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両開き全体の構図、表ジャケは深夜に猛獣を連れて散歩する、おっかない貴婦人。しかし裏では笑うフェリー。
つまり、この猛獣は本当は怖くなくて(紐につながれてるし)大丈夫ですよー。というのがコンセプト。(僕が思うに)


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ゲイトフォールドを広げるとこんな感じです、このアルバムもグループ名だけのシンプルなジャケ。前回も書きましたがロキシーのアルバムで(スタジオ作)ジャケにバンドメンバーが写っているものは一枚も存在しません。何枚も作品出しているバンドで、ぱっと考えてもそんなバンドいないのではないだろうか?

その代わり、内ジャケでは思いっきりメンバーの写真。これが時代を感じさせるモロにグラムロックそのまま、という写真です。


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左からブライアンイーノ(当初のMLの記事ではエノと表記されている)フィルマンゼネラ、フェリー、アンディーマッケイ、なぜかギターを弾いてる?ポールトンプソン。イーノ、フェリー、アンディーのギターはなんかよくわからんギターです。フィルのファイャーバードもギブソン史上変なギターだし、唯一ポールだけはレスポールカスタムっぽい?

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アイランド純正の黒いインナースリーブです。

実は、このアルバム。A面とB面でプロデューサーが違っていて全然(という程ではないが)感じが違うのです。
A面はあのクリストーマス、イギリスで数々の名盤を作り(ピンクフロイドの狂気など)有名になった人でサディスティックミカバンドのあの名盤である「黒船」もプロデュースしていて、ついでに加藤和彦の奥さんのミカと不倫し略奪した人です(結婚はしていない)。

B面はジョンアンソニー&ロキシーです。ジョンはジェネシスなどを手がけています。が、こちらの面はよくわかんない。というのが僕の感想。簡単に考えるとプログレ+グラムロック÷2。というところでしょうか?

このアルバムでファーストからのアバンギャルドな路線がひとまず完結します。しかしその張本人のイーノはこのアルバムで脱退。フェリーがイーノ人気を妬み辞めさせた。というのが一般的な意見のようですが。
この時期グラムロックは下火になっていきますが、グラムロックから発展した次のステージにロキシーはこの作品で名乗りを上げます、そしてイギリスの代表的なバンドになっていくのです。ちなみに全英では10位を記録しています。


曲順です
A面
-1 Do The Strand
-2 Beaut Queen
-3 Strictly Confidental
-4 Edition Of You
-5 In Every Dream Home A Herate
B面
-1 The Bogus Man
-2 Gray Lagoons
-3 For Your Pleasure


A-1 ロキシーという有名な映画館に対抗しているストランドという映画館の事を歌った(らしい)オープニング。途中のテープを駆使したようなソロでは難解な感じもするが、ロキシーを代表する曲になります。

-2 ロキシー流バラード。ブライアンフェリーのお得意なパターンですね。

-3 よくわかんないのでレココレから引用
「遺書を用いて女性への独自となりフェリーが常にテーマとする宿命の女(ファム・ファタール)の存在を描いている」との事ですがさらに良くわからん(汗

-4 これもフェリーが歌い上げる後ろイーノのテープ?が効果音を出していてロキシーっぽい?。結構好きな曲です。

-5 ガラガラ蛇ボイス炸裂のフェリー風ロックンロールですが、誌の内容は死姦の事を歌っているようです(汗。ここでもイーノが炸裂します。

B-1  単調なドラムに乗って、ジャズ、プログレ、アバンギャルド、実験ミュージック、などいろんな要素が交わる曲です。キングクリムゾンをポップにした感じ。といえばそんな感じか?  聞けば聞くほど難解な音楽です、よくわかりません。

-2 変拍子をつかった曲、途中のサックスソロからガラッと雰囲気が変わっていきます。AメロBメロサビとかが全く関係無く進んでいきます、やはりこれも良くわかんないけど、飽きない曲です。フェリーのボーカルだけが唯一まともに聞こえます。

-3 タイトル曲を最後に持ってくるのって凄くカッコイイので好きなのですが、テープの逆回転?など使った印象的な曲です。そしてそのまま終わってしまうのです。


とにかく自分のようなアバンギャルド風音楽を理解出来ない者にとって、このB面は本当によくわからないのです。プログレと思ってもそんな感じに聞けないし、困ったことだ(泣


レーベルです。
アイランド、ピンクリムカタログNoはILPS-9232 マトは両面とも1です。ファーストプレスかな?


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よくわからないのはイイとして、とにかくロキシーはジャケがいいので残りのファースト、カントリーライフもオリジで探そうと思ってますが(US ATCOでもいいけど)このセカンドまでは、やはりわかりにくい作品です。このアルバムはどーしてもA面主体で聞いてしまいます。


追記  またまた本文と関係無いですが、いよいよ明日は名古屋マラソンフェスティバル。一般的にウィメンズが有名になりすぎて、いろんな人から「なぜ男のお前がウィメンズに出るのだ?」といわれ、その都度「ついでに男女混合ハーフマラソンもウィメンズがスタートした後に走るのです」という言い訳をいやんなるくらいして疲れ果ててます。事前受付に行ってきましたがやはりウィメンズ主体感満載でした(泣)


購入レコ屋     ヤフオクの個人出店者

参考文献      レコードコレクター1993 4月号

by naruru-kato | 2019-03-08 18:09 | Roxy Music | Comments(12)

Neil Young その6   Everyboddy Knows This Is Nowhere

本当はマイナー系SSWを用意していたのですが、数日前の朝、嫁が「ニールヤングの曲で簡単にセッションできる曲を教えて」というので、何故だ?と聞いたら「こんどバンドでやる可能性があるから(カントリー系の活動してます)有名な曲がいい」というのでYoutubeでこれはどうだ?じゃこれは?とのやりとりをしているうちに。やっぱ初期のニールはいいよなーと再確認(たぶんいままで1000回以上は再確認してますけど)したので急遽ニール御大に変更しました(笑)

さらにいうと、このセカンドはリプリーズのタンレーベルしか持ってなかったのですが、非常に安価でオリジナルのツートーンを入手したのです。音は特にセカンドプレスでも変わらないような気がしましたが(汗


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結構ニールの作品では好きなジャケです。なにがイイかというと全体のバランスが凄く好きなのです。
大木の寄りかったニールがカッコいい!そして愛犬(だろう)。ニールの横にタイトル。

ちなみに、この作品はニール個人でなくあくまでWith Crazy Horseです。このアルバムから初めてクレジットされたのです。
LAで活躍していたロケッツというバンドから3人を引き抜いてクレイジーホースというバンド名をつけさせこの後この共同体は長い歴史をたどる最初の1枚なのです。(ちなみにロケッツはアルバム1枚出しています)

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ゲイトフォールドを広げるとこんな感じです。さらにイイ感じになりますね。カナダの森の中でのショットでしょうかね?

内ジャケです。右側はジャケの愛犬だろうと思われる犬がど真ん中に、その周りに何故かバッファロー時代の写真がちりばめられています。
ニールのギターはホワイトファルコンでしょうか?

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そして左側はプロデューサーのDavid Briggs、その横にCrazy Horseの荒馬たち。ドラムスのRalph Molina、ベースのBilly Talbot、そしてギターDanny Whittenです。この鉄壁のヘタウマ荒馬武骨バンド(笑)がニールを支えるのです。


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1969年発売で全米39位。まあまあの中ヒットを記録します。ちなみに日本での最初の発売時のタイトルは「いちご白書」です(オロッ)
なんでそんなタイトルだったかというと、あの大ヒットした映画「いちご白書」に挿入歌でここから1曲取り上げられたからなのです。
(しかしいくら何でも「いちご白書」は、ないだろー)
その後の再発からは「ニールヤングWithクレイジーホース」というタイトルに変わります(それなら許す)

しかし、日本初盤の「いちご白書」と書かれた帯付き日本盤が売っていたら、とんでもない値段でしょうな(見たことないけど)。

この、数ヶ月前にファーストを出しますが、そこでは多少散漫な印象が見受けられますが、このセカンドで荒馬に出会い、今後のニールの骨子が形成されている感があると思います。その後のニールの代表作の前触れ(ここでもすでに素晴らしい作品ばかりですが)のようなで多少荒削りな作品ばかりが納められていて、初期のアフターザゴールドラッシュ、ハーベストについで人気のあるアルバムなのです。


曲目です
A面
-1 Cinnamon Girl
-2 Everybody Knows This is Nowhere
-3 Round & Round
-4 Down By The River
B面
-1 The Losing End (When You're On)
-2 Running Dry (Requiem For The Rockets)
-3 Cowgirls In The Sand

A-1 もの凄い印象的(しかも簡単な)コードリフで始まり終始これが流れるナンバー。まさにその後のグランジの帝王的な楽曲です。ニールの代表曲でもあります。たった4人の音数ですが圧倒的な分厚い演奏。ニールとダニーのダブルボーカル。カッコイイ!
ちなみにこの曲は日本のプログレバンドの草分け「四人囃子」が初期の頃、ステージで良くやっていました(ボックスセットに音源が入っていてめちゃビックリしました)

-2 タイトル曲です。カントリーロック的なバッファロー時代を思わせるナンバー。しかしギターの音はハードです、バックのコーラスが全然上手くなくてそこがまた荒馬達のいいところ(笑)。最後はお約束のニールのヘタウマギターソロでフェイドアウト。

-3 A面で一番好きな曲です。アコベースのイントロから3声のボーカル、ニール、ダニー、もう一人Robin Laneという人が歌っているようです。もの凄くリラックス出来ます。常にこの3人の被さる歌が主線になります。もう溶けそうになるくらいです。

-4 アコの後はライクアハリケーンにそのままつながると思われる超怒ヘビー級なこれまたライブでの定番。この曲が「いちご白書」で使われたのです。ビリーのベースが全体を引っ張る、というより唐突に進みます。ここでも相変わらずヘタウマなコーラスが(笑)
しかし、何度も何度も聞くと、ニールヤングにはこのバンドしかないなー、と変に納得してしまいます。その演奏に乗って「一度聞けば絶対にニールヤングのギターとわかる」奏法が炸裂します。ニールのボーカルもリバーブ掛かりまくりで奥深くて最高!


B-1 これもカントリーロック的な曲。アフターザゴールドラッシュの伏線となるような感じ、素敵な曲です。

-2 サブタイトルに「ロケッツの為の鎮魂曲」とありなにやら意味ありげなタイトル。ニールが引き抜き解散させてしまった為に作ったのでしょう、イントロからフィドルの悲しい響きが。このアルバムにおいては異質に聞こえます。歌詞はわかりませんがまさに鎮魂歌です。

-3 さらにまた暗いイントロ、A-4と対をなしている感がある、これまた代表曲になる曲。こちらはサザンマンにつながっていくような。
この後のCSN&Yのライブでも取り上げていますが、アコの暗めの演奏で短めに終わります(しかしその代わりサザンマンでスティルスとのバトルが)。

余談ですが、ザバーズの再結成アルバム(アサイラム)でも取り上げてジーンクラークが歌ってますが、妙に明るい感じのカントリーロック風アレンジで、かなりがっくりきます。(バーズにカウガールやってもらってもなーという感じ)

全てにおいて緊迫感、存在感、スカスカ感?満載で捨て曲一切無し、手抜き無しの名盤だと思います。


レーベルです、W7アーツ印のリプリーズのオリジナル、オレンジ&タンのツートーンです。カタログNoはRS-6349。マトはA面1C、B面1Dです。


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この後、御大はCS&Nと合体し、あの名盤「Deja Vu」を発表。その後アフターザゴールドラッシュにつながりニールヤングブームが来るのですね(ちなみにこのアルバム再発時1971年頃のミュージックライフ誌には、ニールヤングブーム到来か?的な文章があり笑えます)


追記  次こそマイナーなSSWの予定でしたが、なんと、あの有名なイギリスのボーカリストが来週、日本に来る(もう来てる?)事が今朝わかりました。全然知らなかったー(名古屋飛ばされてるもんで)。という事で、その人がリーダーだったバンドの記事にすると思います。


購入レコ屋    ディバインレコード



by naruru-kato | 2019-03-02 10:10 | Neil Young | Comments(10)

Eric Clapton その5 No Reason To Cry

最近、やたらとクラプトンの記事が閲覧数多くてなんでかなー?と思っていたのですが「そーか映画の影響か」ということに気づきました。「エリッククラプトン 12小節の人生」という映画ですね。しかし見逃しました(汗)でも映画は大きな話題提供になりますね。(といいつつ未だにボヘミアンも見てないし、っーか見る気無いし)

1976年発売の70年台歌モノクラプトン数枚の中でも「聞き所満載、突っ込みどころ満載」という点ではぶっちぎりのトップに立つであると思っているこのアルバム、タイトルは「泣くのに理由なんか要らない」というところでしょうか?
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まず、ジャケがイイです。ザバンドの所有するシャングリラスタジオでのショット。この頃のエリックを象徴するようにジムビーンの瓶とバドワイザーの缶、クラプトンの眼は酔っ払いの感じは出てません、これから飲むのか?。そしてその後ろ姿も鏡に映り(これは狙ってるだろう)。そしてその周りのブルー(再発盤などではほとんど黒になってます)のバックに折れたピック、このピックがエンボス加工されて浮き出ているのです。(再発の黒い方は印刷だけかもしれません、未確認です)。


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70年台のクラプトンのジャケって素晴らしいモノばかりで、スタジオ盤全てが素晴らしいと思っていますが、このアルバムが一番じゃないでしょうか?。この後に続くのは「バックレス」「461」「スローハンド」「安息」という順番ですね。

もちろんライブアルバムの「EC Was Here」は別の意味でぶっちぎりの一位ですが(笑)


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裏ジャケは凝った曲目と、真ん中にサンクスクレジット。

単純に有名人を見てみると、ディラン、ザバンド全員、ロンウッド、ジェシ”エド”ディビス、ビリープレストン、クリスジャガー(ミックの弟?)そして一番の謎はGeoffrey Harrisonという人、もちろんジョージの事だろうと思うけど。そーいえばリックダンコの弟も書いてある。

さらに、この頃すでに鉄壁のアンサンブルになっているクラプトンバンドの面々です。


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インナースリーブです、ここではいろんなスナップフォトが使われています。

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真ん中の集合写真。左からクラプトンバンドの面々にロニー、なぜかリチャードマニュエルがど真ん中に鎮座(爆) それにしてもマーシーレビー(左から2番目)はかわいいっす。まだこの頃18~19歳くらいのはずです!
(実はクラプトン3回目の日本公演を名古屋市公会堂の2階で見たのですが、ここの2階席はステージの真横まで張り出していて、マーシーを真上横から見ていたのです、めちゃかわいかったんですよ)


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得意のどーでもいい事でした。

さらに反対側のスリーブ、なぜかCourtesy Forの項目はロニーとディラン、ザバンドの3人(ロビー、リチャード、リック)のみになっています

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前作と同じバックで作られたこのアルバム。当初はビレッジレコーダーでスタジオセッションが開始され、シャングリラがオープンするとそのまま乗り込みます。ザバンドの本拠地で本当にザバンドのメンバーになったかのようにスタジオワークは進んだのでしょう。

そしてシャングリラの庭でテント生活をしていた(らしい)ディランも加わり、酒と音楽の一大セッションが繰り広げられたのでしょうね。ただしこのアルバムでのクラプトンは本当にギター弾いていません。歌に徹しているようでそーでもない(後で説明します)なんか良くわからん作品ですが、そのサウンドはもうほとんどザバンドそのものといっても過言ではありませんね。ということになればやはりこのアルバムは自分的には一番好きになってしまうのです。


曲順です
A面
-1 Beautiful Thing
-2 Carnival
-3 Sign Language
-4 Country Jail Blues
-5 All Out Pastime
B面
-1 Hello Old Friend
-2 Double Trouble
-3 Innocent Times
-4 Hungry
-5 Black Summer Rain

A-1 いきなりレイドバックした感じのイントロ、なぜかザバンドのファーストの1曲目、Tears Of Rageとリンクしているようにも聞こえる、あまりにもザバンド的な無防備な曲で幕開け。ちなみにマニュエル&ダンコ作なので、当たり前と言えば当たり前か(笑)。
コーラスではマーシーとイボンヌのダルな感じがいいのです。ギターソロも多少ありますがスライド主体。このあとのこのアルバムを象徴するようです。

-2 オイッというかけ声から始まる70年台クラプトンの良くあるパターンの曲です。クラプトンの声と掛け合うようにここでも二人のレディーが大幅にフューチャー。なんか凄いギターソロが出てきそうで全く出てこない曲(汗

-3 ディランの曲を貰い、さらにはデュエットしています。が二人とも全く合っていない(笑)大体ディランとデュエットなんてまともなモノは出来ないのです、(ジョニーキャッシュとやった北国の少女のように)でもそこが味があっていいんです。そしてここでは前編にロビーロバートソンのチキンピッキングギターが後ろでずーと鳴っています。もうほとんどザバンドやん、最高です。
ちなみにこのセッションでディランは「セブンディズ」という曲も持ってきていたが、ロニーにあげるのです。

-4 ブルースのカバー曲、シカゴブルースの人のようです、ここでもスライドギター&リゾネイターの音が聞けます。エレクトリックスライドがジョージテリーのように思うのですが?

-5 クラプトンとリックダンコの曲、サビの部分など聞くと、これほとんどダンコじゃないのか?と思うようなダンコ節(炭坑節とちゃうよ)。この曲リックのボーカルで聞きたかったなー。

B-1 クラプトン作のこの頃のよくあるパターンの曲です。このアルバムを代表する曲でもあります。

-2 オーティスラッシュのブルースカバー。ここでようやく本気のブルースギターが炸裂。いくら歌モノでも1曲くらいはこのくらいのギターソロやっておかないとファンもレコード会社も納得しないでしょうからねー。エグいソロばかり出てきます。

-3 問題の曲、マーシーとの共作ですが、歌はほぼ全面で彼女が歌います。かわりにギターソロでっていう感じも全くないし(汗
こんな大サービスするとは、マーシーとクラプトンの間にはなにか・・・いや思うまい。クラプトンにはパティがいるのだろうから、いやでもやっぱり・・・(爆)バックでは相変わらずリゾネイターが鳴ってます。

-4 一応クラプトンが最初のボーカルを取りますが、すぐにイボンヌとマーシーのダブルボーカル。そして、ここでもエレクトリックスライドが。曲の3/4は二人の女性ボーカル、ここまで来るとこのアルバムは一体誰のアルバムなのであろうか?という感じになってきます。

-5 この後のオシャレ路線バラード(ワンダフルトゥナイウトのような)の元祖のような曲です。クラプトン裏バラードベスト10くらいには入るであろう曲ですかね?

なぜこのアルバムはスライドギターばかりなのであろう?クラプトンのマイブームだったのでしょうか?
アルバム全体を聞くとリラックスしていて本当に素晴らしいのですが、ゲストが多すぎて本来のクラプトン像がイマイチ伝わらない、というかザバンドの南十字星あたりを聞くのとほぼ同じ感覚で聞けてしまうのです。(逆にそれがいい)

レーベルです。

US RSOの赤ベコレーベル。カタログNoはRS-1-3004 マトは両面とも1Cです、アメリカで録音しているのでこれがオリジナルといってもよいのではないでしょうか?


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学生の頃、リアルタイムでこのアルバム聴いた覚えがあります。が、そのときは凄くがっかりしたような気がします。レコード会社もミュージックライフでも次の「スローハンド」でやっとクラプトンが帰ってきた。という感じの宣伝、評価だったような。

でも昔は全然でも、今の自分にはかなりお気に入りの一枚になってきました。でもこのアルバム聴くと、やっぱロビーロバートソンのギターはいいよなー。というずっこけた感想になってしまう。

ここでようやくクラプトンもザバンドの一員になった感で満足だったのでしょう(笑)。


※ 追記です。

今回の記事の内容と全く関係ありませんが、明日からGW明けまで隔週日曜日にハーフマラソンに6回出ます、週末に記事のUPが無いときは疲れているのでお休み。ということもありますのであしからず(笑)


購入レコ屋   グレイテストヒッツ


 






by naruru-kato | 2019-02-23 07:38 | Eric Clapton | Comments(12)

Murray Mclauchian その1    Day to Day Dust

2月中旬。もの凄く寒い風が吹きますね。やはりそーいった心身ともに冷える季節は寒い国の人たちの歌が心地いい。ということで少し前に触れたとおり70年台のカナダのSSWの紹介です。

新たにCanadianSSWというカテゴリーを作り以前紹介したデビットウェフェンもそちらに移動しました。ちなみにニールヤング、ジョニミッチェル、ザバンド周辺は今まで通りの場所です。ここらへんはカナダ人ではあるけれでも、ロック全体の縮図でいえば完璧にアメリカンなので。

カナダ(ここでは出身でなくてもカナダで活躍した人も含みます)のSSWといえば、レナードコーエン、ブルースコバーン、ウェフェン、トニーコジネク、などが思い浮かびますが、このマレイマクロクランも代表的な人です。ただしSSWの王道だけを聞いているのであれば、ここらのSSWに巡り会うことは難しいと思うのです。

僕の場合、いつも参考にしている通販のレコ屋さんのHPでブラックホーク99選というコーナーを見つけ、そこでこの人達を知ったのです。ちなみにブラックホークとは昔東京は渋谷にあった有名なロック喫茶で流行にとらわれないで、商業ベースに乗らないフォーキーな作品ばかりを、かけ続けたお店です。くそまずい珈琲を飲みながら3~4時間くらい粘ってそーいう音楽を聞く店だったらしいです。

僕も高校の頃名古屋の今池というところにあった「時計じかけ」というロック喫茶に入り浸っていたのでイメージはなんとなくわかるのです。

そのブラックホークで、わりかし常連アーティストであったマクロクランの3枚目のアルバム。
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実は彼はスコットランド人でスコットランドで生まれてカナダで活動していたのです。
シンプルなジャケです。スタジオでのフォトセッションだと思いますが、この写真だけで何故かブルースコバーンの「雪の世界」的な寒い冬の日を思い出してしまう秀逸なジャケ。


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表ジャケのボールのような物体をアップにしたような写真。イマイチよくわかりませんが(汗。一目見て一発で気に入ってレコ屋から連れてきてしまいました。

マクロクランはそれまで音源を聞いたことはなくて、初めてレコを聞いたとき一発で声にやられました。静のコバーン、動のマクロクラン又は深い森の中のコバーンに対して都会の喧噪を歌うマクロクランと言われていますが、まさにそのような声、元気のある声です。
有名どころではアーロガスリーの声に似ているかなー?(アーロって有名か?)

そしてこのアルバムはあの、エイモスギャレットが参加。さらにクリスパーカーがドラムで参加していて、ウッドストック的なのです。

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カナダの小さいTrueNorthというレーベルですが、沢山の写真を使った立派なインナースリーブがつきます(ちなみにUS盤はコロンビア、日本でも発売されていました)このレーベルの2大看板がブルースコバーンとマレイマクロクランなのです。


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しかし、小さいレーベルなのですが、歌詞カードまでついているのです。SSWのアルバムはやはりこーでなくては(笑)


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このアルバムが売れたかどうかはさっぱりわかりませんが、一応日本にもコンサートに来ています、トムズキャビンが招いてブルースコバーンとジョイントコンサートもしているのです、そのときのインタビューをブラックホークの松平さんが行っています。興味深い内容でした。

歌詞の内容は哲学的な事、人間的な葛藤を歌っている、と本人は語っています。


曲順です
A面
-1 Hurricane Of Change
-2 Revelations
-3 Linda,Won't You Take Me In
-4 The Fool Who'd Watch You Go
-5 Two Bit Nobody
B面
-1 Six For Five
-2 You Need a New Lover Now
-3 Golden Trumpet
-4 Paradise
-5 Midnight Break


今回は曲ごとのコメントは割愛、全体に歌い上げる感じではないですが、全ての楽曲がカナダっぽくて寒い季節に暖かい暖炉の部屋でブラック珈琲飲みながら聞くのに都合のいい楽曲が並びます。A面では1,2,5曲目。B面では1,3,5がイイ感じです。 一番の白眉はB-2でしょうか?

エイモスの方はというと、全体にこれぞエイモスっていうギターは聞けませんが、先のB-2ではいい味出している感じです。

レーベルです。カタログNoはTrueNorth TN14。 マトは両面ともにAです。


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今回、ウェブでかなりマレイマクロクランを調べたのですがWikkには出てこないし、他の人たちのブログにもわずかしかなく、詳しいことはあまりわかりませんでした。最新作は2011年のようです。まだ現役か引退かはたまた亡くなっているのかわかりません。歌はやめて司会者になっているという情報もありました。日本での認知度はやはり低いでしょう。

なんといっても買ったレコ屋(中部地方の有名中古レコ屋チェーン店)ではマレイマクロ"チ"ランという名で売っていたし、さらに、この後の2枚組ライブ(ブラックホーク99選に選ばれています)は800円で売られていたし(普通、相場は4000円くらい)。まぁありがたくゲットしましたけどね。


ちなみにブルースコバーンの方は?というと、今までの何度もレコード買う寸前まで行ったのですが、どうも自分にあの音楽が合わないようで(汗   今のところは買おうとする気持ちが起きていません(トホホ)



追記 そういえばカナダのSSWで検索したら、最近のカナダのSSWの多さって凄いんですね。ジャスティンビーバー、アラモアモリセットとかわんさか出てきてびっくりしました。今の人たち全然知らないんで(汗

購入レコ屋   バナナレコード 大須店


参考文献    スモールタウントーク

by naruru-kato | 2019-02-16 18:18 | Murray Mclauchian | Comments(8)

Creedence Clearwater Revival その3 Bayou Country

結局、CCRは最終作以外はすべてオリジナルのファンタジー青レーベルでそろえてしまったトホホな自分です(笑)

実はステレオシステムを少し変更しました。、プレーヤーをDENON DP-37Fから中級者向けの銘記、KENWOOD KP9010というのにしたのです、今まで悩みの種だったハムノイズ、ハウリングがピタッと止まって快適な環境になりました。

レコード聴いてて気持ちのいいことといったらありません。例外なくこのCCRのBayou Country もただでさえ録音がいいのにさらに超爆音になりギンギンになりました。


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日本ではデビュー盤となり、しかもジャケが裏ジャケを使われ(どーでもイイがビートルズのLet It Beはこの裏ジャケパクったのでしょうか?CCRの方が発売が前だし)(汗)

本国デビュー盤同様にイマイチ誰が誰か?わかりにくいジャケ。一応左前方にダグ(コスモス)、後ろがスチェなのはわかりますが、右側のフォガティ兄弟はどちらがどちらか全く不明。なんとなく手前がジョンなのかな?とは思っていますが。
(赤のリッケンバッカー抱えてるし) しかしメンバーはこの写真で本当にOKだったのだろうか?かなり疑問。



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これが日本盤のデビュー盤に使われた裏ジャケ、なんと言ってもデビュー盤で顔もわからないUS表ジャケでは売りようの無いことは想像できます。担当者さんも大変だったでしょうね。(日本で発売直後売れたかどうかは知りません)

大体、この写真、ジョン以外は指名手配の銀行強盗くらいにしか見えんし(汗


インナースリーブは後発のコスモスファクトリー~ウィリー&プアボーイズまで載っていますので、このスリーブが最初からのモノであればこの盤はファーストプレスではないと言うことになります、まぁわずか2年くらいで5枚くらい作品出しているので青レーベルならオリジナルでイイと思ってますけど。
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相変わらずこの青レーベルの録音は爆音です。一曲目からまさに血湧き肉躍る状態。元々音数も少ないバンドなので各パートもしっかり聞けます。

しかし、本当にこのバンドはウエストコーストのバンドなのであろうか?バークレイ(サンフランシスコ周辺)にて、1968~9年のこのサイケ時代まっただ中で活動していて、よくぞこんなスワンピーな作品が作れたと思うのです。もっと言えばサザンロックの、またはスワンプの始祖というファースト、このセカンドの流れです。この後ヒット連発するカントリーロック的な曲は1曲のみ。あとはドロドロですわ。


しかしカントリーロック的な1曲、つまり「プラウドメアリー」が全米2位と大ヒットしてしまったのでジョンはこの路線+普通のロックンロール路線に変更しようとしたのでは?と思うのです。(またはファンタジーから、この路線で行けという要請があったのかも)

元々この人はポールマッカートニーと同様のマルチプレーヤーで天才なのでヒット曲なんて楽勝に作れる才能があったのです(と思う)。リードギター弾きながら歌う映像は感動的でもあります。大体最近の(といっても10年位い前の)自分のバンドの映像見てもギタリスト自分含めて4人もいるのにほとんど自分でリード弾いているし(汗 あと1人いればえーやん)

まぁ天才的な人は芸術方向の音楽に行ってしまう傾向があるロック界において、だれでも口ずさめる音楽を提供し続けた事は、大変素晴らしい事だとは思ってますけどね。

残り3人の記述は、特にありません(オイッ)。しいていうならスチェとコスモスが未練たらしくクリーデンス クリアーウォーターリビジットなる名前のバンドをやっているのはいかがなモノか?(Wikkで調べただけで、音源聞いたことないので何ともいえませんが)

まぁそんなとこでしょう。

曲順です。
A面
-1 Bore On The Bayou
-2 Bootleg
-3 Greaveyard Train
B面
-1 Good Golly Miss Molly
-2 Penthouse Pauper
-3 Proud Mary
-4 keep On Chooglin'

A-1 CCR,又はジョンのステージのオープニングの定番。インタビューで読んだ事があるのですが「俺のオープニングはBore On The Bayouに決まっているだろう!」という記事を見たことがあります。なんというかっこいいんだ!。僕も、もしミュージシャンになっていればそうしたい。ジョンのアメリカ南部の憧れをテーマにしています。しかし単調な曲で、ギターリフも簡単、それでもなんというカッコいい曲なのだろう。何百回と聞いても全く飽きません。ラストの方のコスモスのカウベルが又いいんですよ。

-2 珍しくトムのアコ?出始まりますがすぐに南部系のようなギターリフ、これもブルースが主体のドロドロ系のスワンピーな曲です。中間のギターリフが同じフレーズをひたすら刻むところなんて「これこそCCR」。ワンパターンの極致、最高です。

-3 これも誰でも弾けそうな簡単なギターリフから始まります、なんか永遠に続きそうな歌です。ずーと同じ調子で8分くらい引っ張りますが、これも全然飽きない。中盤のブルースハープもジョンだろうと思います。

A面はまさに、ブルースをべースにした南部系ロックンロールです(でも西海岸の人、というのが笑える)

B-1 唯一のカバー曲、これ昔バンドでやってました。かっこいい曲です!。勿論ジョンが歌いながらオブリガート決めます。スインギングブルージーンズ、というバンドがオリジナルなのでしょうか?リトルリチャードもやってます。

-2 これもブルース系ドロドロナンバー。ここでも曲の間のオブリガードはジョンでしょう。得意技なのでしょうね。

-3 ジミシシッピー川を渡る蒸気船「メアリー号」の事を書いた歌です、大ヒットしたナンバーですが、アルバムをトータルに聴くと異質に聞こえます(笑)。もう何も言うことはないですが、中間部のカントリーリックは簡単そうで難しいです(自分のギターの腕ではという意味)2本の弦を同時に弾くカントリー独特の奏法です。しかしイントロ以外はほとんどDコード一発(途中でA,Bmが1小節入る以外は)、この潔さがたまりません。ヒット曲なんてジョンに掛かれば簡単に作れるのでしょうか?

-4 Born On The Bayouが一曲目ならコンサートの最後はこの曲なのです。決まっているのです! そこら辺がCCR、ジョンの潔さ、または凄さなのです。

しかしよくよく聞くとProud~以外は同じような曲ばかりですが、まったく飽きることなく何度でも聞いてしまう凄さがこのアルバムにはあるのです。

レーベルです。

ファンタジー 青レーベルのオリジナル、カタログNoはFANT-8387。マトは両面とも一応1です。


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この年、さらにグリーンリバー、ウィリーと怒濤の勢いでアルバムを3枚だして一気にブレイクするのです。


そして僕の一番言いたいことは一つだけです。ジョンフォガティー見てーよー。日本に来ないかなー。(血の叫び)


購入レコ屋   ディヴァインレコード


-2 

by naruru-kato | 2019-02-10 19:47 | CCR | Comments(8)

Ned Doheny その1     Same

2月になりました、今月からマイナーなSSWをやっていきます!と以前に書きましたが、やはりそれだけでは無理がある(何が無理なのかよくわかりませんが  汗 )ので隔週くらいでやっていこうと思います。

そー言うわけで、ネッドドヒニーなんですが、この人がマイナーなのか?というと実はそうでもなくて、アサイラムの新人SSWとしてはジャクソンブラウン、ジュディシル、JDサウザーに続く第二期生でほぼ同期でスティーブファーガソン、ロッドテイラー、トムウェイツ達がいるわけです。

僕が思うにこの人は本国よりも日本での人気の方が高いのではないだろうか?90年代以降の作品はアメリカでは発売されなくて日本のみだったような覚えがあるし(間違っていたらごめんなさい)、いかにも日本のサーファー、AOR好きな輩あたりが好みそうな楽曲が多いのです。

もともとビバリーヒルズの道路にもドヒニーストリートという名前がある程の大富豪の息子、という超うらやましい環境で育ったのですが、戦争に行って国の為に働いてこい!という親の意見に反発して家を飛び出し転々としながらギターの腕を磨き、1967頃にはあのトルバドールに入り浸り、エレクトラミュージックランチという実験的なセッションに呼ばれ、そこでジャクソンブラウンと親交を深めるのです。

そのセッションは日の目を見ずに終わりますが、ジャズメンのバックでもリードギタリストもやり、そのうちロンドンに出向きそこでデイブメイスンと知り合い、キャスエリオットと3人でバンドを組む直前まで行きますが破談となります。(結局デイブとママキャスのみのユニットでアルバムが発売され、そこでネッドの歌も使われている)。

しかし、その時の楽曲がアサイラム総帥、デビットゲフィンに認められデビューするのです。


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なんという育ちの良い顔立ちのジャケなのだろう。「金持ちのお坊ちゃん感」丸出しではありませんか(笑)


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その豪邸での庭での撮影なのだろうか?
クレジットにはアサイラム新人の特有ともいえる豪華ゲストは全くなく、ほとんど同じメンバーで構成されたバンド感満載のスタジオセッションのような感じの録音です。唯一グラハムナッシュが1曲コーラスで参加しています。

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ネッドはジャクソンのように心をエグルような作品は作れません、しかし彼はギタリストでもあるので全変に粋なコードカッティング、テレキャスターと思われる乾いたかっこいいソロギターが沢山聞けます。このアルバムでのギターはクレジットを見る限りネッドだけなのです。

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一応、アサイラム純正の黒いインナーバックがついていました。


曲順です
A面
-1 Fineline
-2 I Know Sorrow
-3 Trust Me
-4 On and On
-5 Lashambeaux
B面
-1 I Cant Dream
-2 Posycards From Hollywood
-3 Take Me Faraway
-4 It Call For You
-5 Standfast

A-1 乾いたアコのカッティングから始まるオープニングナンバー、所々で入るテレキャスター(たぶん)の鈴なりの音がたまらんです。
かなりカッコいい曲です。

-2 完全にAORっぽい曲です、楽曲の良さはアルバムピカイチ。完走のピアノソロが素晴らしいです。

-3 おしゃれ系セブンスコード主体(かな?)で作られてる弾き語りです。サビの転調がカッコいい。

-4 この曲がメイスン&ママキャスのアルバムで取り上げられた曲です。コーラスでナッシュがかぶるところの音圧が凄い。そしてまたおしゃれコードの転調。シンプルな楽曲としてはかなり変わったコード感です。

-5 これも同じようなコード感、A面はほとんど同じ印象の曲が並びます。

B-1 サビの盛り上がりがイマイチで、オープニングとしては弱いかな  

-2 このアルバムの中では人気のある曲です。しんみりと歌い上げるナンバーですが、ジャクソンのような説得力が無いのが惜しい(笑)

-3~5 この3曲も同じように歌い上げ系です、がイマイチ心に残らない、というか。もう少しなんだけどなー。という感じです。

両面を比較するとやはりA面がいいです。特にギターソロがある曲は凄くオシャレでイイ感じなのです。

レーベルです。
アサイラム白レーベル、カタログNoはSD-50059。アサイラムで10番目の出版ということになります。マトは両面ともアサイラム特有の?AAとなっています。


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このアルバムは売れませんでした。(もともとアサイラムの新人SSWのデビュー盤ってそんなに売れたのないし)自分が思うに1973年というSSW全盛期の時代背景ではキツかったのではないでしょうか?それが証拠にレーベルをコロンビアに移籍して1976年の「ハードキャンディー」は爆発的に売れたのですから。時代もボズスキャグス、クリストファークロス、ロビーディプリーといったAORの騎手達が登場し(ボズは違いますけど、関係無いけどAORで売れて一番面食らったのはボズではないだろうか?)一気にネッドもメジャーシーンに踊りだすのです。が、残念ながらその後は続きません。やはり「この1曲」という印象的な曲が作れなかったのかなー?と思うのです。

コロンビアでのサードアルバムは見送られ(日本のみその後発売)メジャー契約も切れてしまい、そのごのCD時代では日本のみ発売という憂き目に遭うのです。

でも、なんか何も考えないでリラックスしたいときにこのアルバムはいいのですよー



購入レコ屋   ディヴァインレコード


参考書籍    アサイラムとその時代、シンガーソングラーターCDbest100



by naruru-kato | 2019-02-02 19:43 | Ned Doheny | Comments(6)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


by naruru
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