アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Steelydanその3 Pretzel Logic

本来であればセカンドアルバムの「エクスタシー」を先に取り上げるのが順番でしょうが、朝から頑張ってこのセカンドの摩訶不思議なイラストのジャケを見て聴いていたのですが「あかん、なにも書くことが思いつかない」状況に陥りました。

そこで急遽この有名なサードアルバムである「Pretzel Logic」を取り上げることに(汗)

一般的に我が国で一番最初にスティーリーダンというバンドが認知されたアルバムであるといえます。邦題は「さわやか革命」へんてこりんな邦題ベスト5に入れたい的を得てないタイトルでしたね。

原題の Pretzel Logicとは?またしても翻訳サイトで調べるも予想通り「さわやか革命」と出てくるので(ほんとに使えんなWeblio)別々に調べると Pretzel は有名な焼き菓子です。

ちなみにラテン語では「腕組みしている小枝」という意味で、例のお菓子がそのような形だからそのままプリッツェルになったと想像できる。Logicとは「倫理」「論法」などの意味。二つの言葉を一つにすると、うーわからん(汗。

スティーリーダン独特の言葉遊びか?これがなんで「さわやか革命」になったか?それは知りません。

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真冬に公園らしきところでプリッツェル焼きながら売るおっさんの写真は非常に秀逸ですね。このバンドのジャケはいい意味でも悪い意味でも、もの凄くインパクトが強くて。勿論このPretzel Logicはいい意味です。作品の中でBest2です(勿論1位はエイジャであることは言うまでも無い)

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ところで、この写真の屋台の看板が気になります。右上のHot Pretzles 15¢は問題ないとして、左下のHot以下の看板の文字は後から写真に加工したものではないだろうか?看板の古さに比べ文字が新しすぎるし、あまりにも不自然すぎます。

まぁどーでもいい事かもしれませんが(汗

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全体はこんな感じ。なかなか雰囲気のあるモノクロームのジャケですわ。

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ゲイトフォールドの内ジャケです、メンバーの写真。

何度もこの写真見てましたが今朝初めて気づいたのが、後ろにウルトラQに出てくるヒドラとそっくりな鳥のモニュメント。いやー全然気づきませんでした。(それがどーしたんだ!というオチですが)
しかし、バクスターの下のデニーダイアスって絶対にギタリストに見えません、悪役レスラーとしか言い様がない(笑)


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確か伊豆のシャボテン公園にもあると思うけど。


クレジットにはメンバーの名前は無く、代わりにゲストミュージシャンの名前が沢山載っています。この頃日本では「リキの電話番号」が大ヒットし(勿論僕もこのシングルで初めて知った)このバンドをドゥービー、イーグルスにつぐウエストコーストの担い手として売り出したのですが、この頃すでにバンドとしての形態はなくなっていて、音楽ラボのようなバンドであった事はずいぶん後になってわかるのです。まぁ時の担当者がウエストコースト=さわやか。というイメージであったんでしょうね。

ゲストはジェフポーカロ、デビットペイチのその後TOTO組の他にジムゴードン、レギュラーのチャックレイニー、その他大勢です。

前作に比べるとかなり曲もすっきりし印象深い曲も多く、3作目まででは一番聞きやすい内容です。ただし誰が何を演奏しているかはほとんどわかりません。




曲順です
A面
-1 Rikki Don't Lose That Number
-2 Night By Night
-3 Any major Dude Will
-4 Barrytown
-5 East St Louis Toodle-OO

B面
-1 Parkers Band
-2 Through With Buzz
-3 Pretzel Logic
-4 With A Gun
-5 Charlie Freak
-6 Monkey In Your Soul

A-1 ジャズピアニストの曲を引用したイントロからフェイゲンのあの声が。かなりヒットしたなんばーです。ここでのギターソロはバクスターであることはわかっています。いかにも彼らしいジャズ的なソロです。この後のスティーリーダンの楽曲のすべての基本があるように思います。

-2 ホーンアレンジもカッコいい曲。サビのかっこいいこと、バックのコードカッティングもかっこいい。

-3 珍しアコのイントロ、でもその後はいつものスティーリーダン。時たま後ろで聞こえるギターは間違いなくストラトキャスター、ということはここでのギターは?

-4 セカンドシングルにしてもいいような見事な流れるようなメロディー。A面の白眉です。わかりやすいメロディーはかえって異質に聞こえる(笑)

-5 中世風、メキシコ風?よくわからないインストです。不思議な感じ、まぁスティーリーダンっぽいといえばそうだが。

B-1 カッコいいイントロのロックンロール。ここではドラムが大活躍、このドラムはジムゴードンかな?

-2 これも珍しいピアノのイントロから始まる曲、ストリングスも入り少しシンフォニック。ただサビがイマイチかな。

-3 セカンドシングルになった曲ですが全米57位と振るわなかった曲です。しかしいかにもフェイゲンの曲という感じで悪くないです。セカンドバースからギターとの掛け合いがあります。

まぁ後はどうと言うことのない曲です、全体にA面はキャッチーで親しみやすい曲が多く、B面は少し弱い印象です。
A面だけ繰り返し聞いてしまいます(汗


レーベルです。
ABCのブラックレーベルのオリジナル、カタログNoはABCD-808 マトは両面ともA-2です

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この後2作ほど、また訳がわからないジャケになりますが、このアルバムでジェフバクスターもバンドを離れ、ますますオリジナルメンバーが減っていきスタジオミュージシャンを沢山起用してライブも行わなくなっていくのですが完成度はさらに増していきます。


購入レコ屋    ナカシマレコード 

参考文献     レコードコレクターズ1993年6月号


by naruru-kato | 2019-01-19 13:42 | Steelydan | Comments(10)

Doobie Brothers その4 What Were Once Vices Are Now Habits

ドゥービーの4作目、What Were Once Vices Are Now Habitsです。最高全米No4位まで駆け上がりバンド初の全米5位以内に入り大ヒットしたのです。

邦題は「ドゥービー天国」最高ですね。
ちなみにタイトルのWhat Were~を翻訳サイトで検索すると、なんと「ドゥービー天国」と出てきました。笑えます。

実のところどーいう意味かというと「悪さして遊んでいるうちに本当にハマってしまった」というスラングだそうで、まさにハッパの事を言っているのでしょうか?(バンド名は簡単に言うとマリファナブラザーズということは誰でも知っている事実)

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ステージ裏から撮したショット、まさにディープパープルライブインジャパンのジャケを完璧にパクっているようですが、「パープルよりも俺っちの方が断然盛り上がっているもんねー、スモークも使ってるし客も総立ちだし」ってなところでしょうか?しかしパープルの方は日本公演だし(まだいきなり総立ちなんてありえん時代)ジャケの比較するには時代考証、場所考証も考えんとなー。

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裏ジャケは肩組んでのご挨拶風景、いつの時代からかわかりませんがこーやってバンドが並んで挨拶するのはこの時代からくらいでしょうか?パープルの連中がこれやったら怖いだろうなー。イアンギランとリッチーは絶対両端やろーなー、とつまらん妄想してしまいます。

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写真そして付属のポスター、これまた、これでもかこれでもか?のイケイケステージ写真満載のロード風景のショットばかり。なかなかこのポスター完備のオリジナル盤が見つからなくて、当初再発Wマーク入りを持っていましたがこの盤が手に入り譲渡しました。


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この頃ビッグアーティストは自家用ジットでツアーしている写真が多いのですが(ZEP、パープルなど)ドゥービーライナーと書かれた自家用プロペラ機(YS-11か?)というのが超ビッグではない、ただのビッグ。というところが笑えますなー。


ここからは完全に僕の持論です。

この大ヒットアルバムですが、前作で完全にブレイクしたバンドはツアーにつぐツアーでその合間に録音したのです。が、この時点でトムジョンストンは曲(ヒットする)が作れなくなっていたのではないだろうか?その証拠にトムの歌っている曲が当初2曲シングルカットされるも中ヒットにとどまっています。僕のイメージではコードカッティングで押し倒し、ハイトーンのコーラスが持ち味のドゥービー独特のイケイケ風味がなく、少しアレンジしているもそれほど効果が上がっていない曲が多いように感じられるのです。

しかしシングルB面のパットシモンズが歌う「ブラックウォーター」がなんと大ヒットし、再度シングルA面で再発したところ全米1位を獲得するのです、その勢いもあってアルバムは売れに売れたのです。

しかしこのままでは尻すぼみになっていく危機感があり、トムは次のアルバムでジェフバクスターを正式メンバーにしてアンサンブルを強くし乗り切ろうと考えたのではないだろうか?ちなみにドラムのマイケルホザックも途中でリタイアしキースヌードセンに交代。

しかしその後トムは体調を崩しツアーにでれなくなりバンドはマイケルマクドナルドを迎え次第にソウル風になり初期とは全く別のグループになりながらもさらにヒットを飛ばしていくのです。

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曲順はアルバムクレジットの印刷と実際は順番が違っているのですが、最初期の盤ではこの表記のクレジットであったかもしれません。調査不足ですので今後調べます。


曲順です。
A面
-1 Song For See You Through
-2 Spirit
-3 Pursuit To 53ST
-4 Black Water
-5 Eys Of The Silver
-6 Road Angel
B面
-1 You Just Cant Stop
-2 Tell Me What You Want
-3 Down In The Track
-4 Another Park Another Sunday
-5 Daughters Of The Sea
-6 Flying Cloud

A-1 乾いた感じのイントロからホーンが入ります、今までのドゥービーの感じとは違います。サビの転調感覚も今までに無い感じ。トムの感性も素晴らしいのです。僕がプロデューサーならこれをシングルA面にしたかも(ブラックウォーターのB面で発売)

-2 イントロのカントリーウェスタンな感じがこれまた今までのトムの感じと違う。ソウル、R&B、カントリーとトムの懐の広さよ!

-3 今までのコードカッティング全開。ですが曲としては弱いかなー。

-4 大ヒットした誰でも知ってるナンバー。今までもパットの楽曲は非常にいい物があったが、ここで才能一気に開花か?

-5 このアルバムからのセカンドシングル、ここでもホーンを導入、歌に入ってからのコードカッティングはもろにリッスントゥザミュージックそのまんまです(笑)全米52位と振るわず。

-6 これもドゥービー節全開です、ただしイケイケ感覚だけでなくBメロ、サビと工夫の跡もみられます。

B-1 後のスタンピードで見せたファンク&ソウル風な楽曲です。

-2 アコのクリシェのイントロが素晴らしパットの楽曲。このアルバムで個人的ベストテイク!

-4 トムもこーいう感じの曲のが無理して無くて好きなんだよなー

-5 次作のミュージックマンと同様のナンバーですがパット作。こーいうのも素晴らしいのです。

-6 アコの小作で本編は終わります。


レーベルです。

ワーナーWマーク無しのオリジナル。カタログW2750 マトはExport-1となってます。ということは最初から輸出用ということですね。


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この後、さらにソウル R&B色を進めたスタンピードに発展します(一般的に最高傑作)、しかし最初に書いたとおりトムがリタイア。

バンドの方向性はガラッと変わります。僕が思うにトムとしてはこれで良かったのかもしれません。その後復帰してオリジナルメンバーでやりだせるイイ休憩期間が生まれたのですから。

ただし、トムとしてはこの頃がいっぱいいっぱいだったのではないだろうか?その証拠に復帰後のサイクルから以降は全くパッとしない曲しかなくなってしまったのですからね(くどいようですが、あくまで自分の主観)

まぁ復帰後のコンサートは一応行きましたけどねー(笑)



購入レコ屋  SORC










by naruru-kato | 2019-01-13 11:57 | Doobie Brothers | Comments(8)

Neil Young その5   On The Beach

年の瀬です。今回が今年最後のアルバム紹介、毎年最後はこの御大ニールヤングです。なぜ毎年最後はこの人なのかというと、昨年僕が決めたからです(汗)。今回はアフターザゴールドラッシュ、ハーベストの超名盤の影に隠れながら実はかなりの名盤と自分で思っているOn The Beach(邦題、「渚にて」誰でも考えつく題ですがいい感じです)。

浜辺で靴を脱ぎ海を見つめながら何を想う?若き日のニール。分かれた彼女の事を想うか?死んでしまった仲間の事を想うか?それとも、タダ単にボッーとしているだけか(笑)

60年台前半と思われるフィンがついたキャデラックが砂浜にめり込んでます。

そしてパラソル、折りたたみチェアーが同じデザインで統一されています。砂に埋まっている新聞は時の大統領のニクソンに辞任を迫る内容らしいです。なにか重大なメッセージでも込められているのでしょうか?


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裏ジャケはこんな感じです。パームツリーが何故か桶の中に。やはりなにかメッセージが込められているジャケです。


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さらにそしてスリーブの中もパラソルと同じ花柄が印刷されています、日本盤も同じ仕様でしたが、再発盤については調査不足で不明です。なにかとこの盤は中古レコ屋で見かけないのです、前2作の名盤はかなりの確率で中古屋で出会うのですけどね(まぁ売れたのでプレスも多いしねー)


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専用インナースリーブは砂浜に落ちてる感を出しています。


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ここではクレジットが、基本的にはクレージーホースの面々がリズム隊を務めてますがあとのゲストはというと。
スライドギター、ベンキース。ザバンドからレボンヘルム、リックダンコが参加。ほとんどのリードギターはニール自身で弾いています。

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このアルバムに参加しているラスティーカーショウというフィドラーの解説、または賛辞でしょうか、まぁ相変わらずわかりません。


1974年発表のこのアルバムは、1972年のハーベストのあとのスタジオ新作になるわけですが、その2年間に「Journey Through The Past」というニールが作ったB級映画のサントラ(ほとんどニールの代表曲で出来ていますが、ライブ、別バージョンなどそれなりに楽しめます)。「Time Faeds Away」という全曲未発表のライブを出し、レコード会社を怒らせた次に、盟友であるクレージーホースのダニーホイットンのレクエイムとして(ドラッグのオーバードーズの為死亡)「Tonight The Night」を録音するも見送れたあとに録音したものです。

内容はTonight The Nightの暗さを多少は引きづっていますが、十分聞ける曲が多く特にB面は一気に聞けてしまう内容で、僕の愛聴盤になっているのです。音数も最少人数で録音されていて、非常にリラックスしながら暗い曲も聴けるのです。

ちなみにニールのアルバムベスト3を選べといわれると難しいですがベスト5ならこのアルバムは間違いなく選択肢です。

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曲順です
A面
-1 Walk Ont
-2 See The Sky About To Rain
-3 Revolution Blues
-4 For The Turnstiles
-5 Vampire Blues

B面
-1 On The Beach
-2 Motion Picture
-3 Ambulances Blues

A-1 録音が先の前作Tonight The Nightの重苦しさをひとまず吹き飛ばすかのような快適なロックンロールナンバー。

-2 ここでドラムスにレボン登場。ニールヤングの作品のど真ん中、という感じのカントリー風ナンバー。

-3 サザンマン、カウガールインサイトの流れをそのまま受け継ぐブルースナンバー。ここでもレボンのドラムス、そしてリックダンコがフレットレスベースで登場。ダンコのベースはもうすぐにわかります。サイドギターにはクロスビーの名前も!この手の曲は永遠と続くような感じでいつも「もう勘弁してくれー」となるのですが、今回のこの曲は4分で終わるので助かります<

-4 ニールのバンジョーとベンキースのドブロだけで演奏されるカントリー風のブルース。ニールの裏と表の中間声が爆発(爆

-5 ニールにしては珍しいブルース色しか感じられない曲。

B-1 タイトル曲です。暗いイントロからスタートするのは後の名曲「Cortez The Kller」の序曲のようです。というかこの曲の再挑戦でCortez The Kellerが出来たのではないだろうか?それほどに似通っています、誌の内容は全く違うと想いますが、宇宙的な広がりがある壮大な曲です。ピアノにグラハムナッシュ。ニールのギターソロはもの凄く簡単ですがもの凄く印象的。

-2 アコのイントロです、そして語りかけるように珍しく低い字声で歌い上げる曲です。

-3 最後はこれもアコのイントロです、前の曲と同じような感じですがこれはハーベスト、アフターザゴールドラッシュのアコ的な曲の流れがここにはあります。演奏時間も9分弱。一気にだれることなく聞けます。

本当にB面の流れは素晴らしいの一言。ニールのB面最高傑作といっても過言ではありません(笑)


レーベルです。

リプリーズのオリジナルのタン、カタログNoはR-2180 マトはA面B面とも1Cです。


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この後未発表になっていたTonight The Nightを発売します。本人曰くこのあたりの作品はカスのような物だ。ということらしいですが、どーしてどーして、このOn The Beachにはハーベスト直系の素晴らしさがあると思います、一般的にこの作品の評価がイマイチなのが残念なのです。

※ 今回の記事で今年のレコード記事はおしまいです、が年内にもう2回投稿する予定です。二~三日後に「自分のなんちゃってオーディオシステム、および考え方」大晦日前になぜか閲覧数が毎年最も多い(笑)「今年の収穫」を開催予定です。



購入レコ屋   ナカシマレコード

by naruru-kato | 2018-12-22 20:07 | Neil Young | Comments(6)

Eagles その4   One Of These Night

UKアーティストが続いたので、久し振りにこちらに戻ってきました(笑)。やはりアメリカンロックの方が何かと文章が作りやすいんです。
イーグルスの4作目、このアルバムで初めてアルバム全米No1に輝く大ヒットアルバムです。以前よりロック寄りに変わってきて、カントリーロックの名ギタリストでもあるオリジナルメンバーのバーニーが脱退するのです。

ファーストから最後の(ひとまず)Long Runまでのイーグルスの歴史においてどこかで線引きするとすれば、やはりこのアルバムからでしょう。前作On The BordeyまではLAのカントリーロックバンドというイメージがやはり強いですが、このアルバムから前作でメンバーになったドンフェルダーの影が強くなり、カントリーロックバンドというイメージから離れてロックバンドというイメージになっていると思います。これでLAからアメリカを代表するロックバンドに代わりさらに世界的なロックバンドになっていくのですね。


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イーグルスの鷲と同じくほぼトレードマークにもなっているインディアンの飾り物風で飾られたテクスチャー、でさらにバッファロー部分がエンボス加工されて浮き出ている有名なデザインのジャケ。いくらイーグルスといってもバンドのイメージはこのバッファローですな。

昔このTシャツ持っていたんだけどねー。破れたからという理由で捨てられました(涙)

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さらに、EAGLESというあまり見かけない字体のバンドロゴ。このエンボスジャケは日本盤も同じです。このエンボス加工は再発などでも同じだと思う。再発でよくある印刷だけのペラペラジャケは見たことないので、そーいう手抜きジャケは存在しないのかも?




裏側の写真はあの有名な写真家ノーマンシーフです。


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あのノーマンシーフを使いながら裏面でしか使わないイーグルスの大物ぶりよ!(普通はシーフ使うなら表ジャケだろう)

一応メンバー紹介。左からランディーマイズナー、バーニーレドン、グレンフライ、ドンフェルダー(以下フェルダー)、ドンヘンリー(以下ヘンリー)。なぜ胸にバラを挿しているのかは知りません(汗)

専用スリーブです。


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自分的には断然こちらのショットを裏ジャケにして欲しかった。グレンの前に出ている手がバーニーだと思うのですが、良くある「心霊写真の肩に掛かる手」みたいで怖くてこのアルバムの雰囲気に合ってます。


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クレジットです、前作のOn The Borderでもヘンテコな自体で読みにくいこと極まりなかったのですが、今回は曲目だけ変な自体であとは普通のゴシックっぽいので普通に読めます。

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レコードはジャクソンブラウンのファーストと同じく上から入れる形状、これも横から入れる物は見たことないです。


今回注目したいのは前作までお約束のJDサウザー、ジャクソン達の名前は全く見受けられません。まぁ皆さんビッグになってきたので忙しかったのでしょうな。

全体の構成はボーカルがほぼ民主的に全員でソロを取っています。ヘンリーが3曲、グレンが1曲、ヘンリー&グレン1曲、ランディー2曲、フェルダーが1曲、バーニーが1曲、あと1曲がインストです。

タイトルは日本では「呪われた夜」ですが直訳するとそんな感じは全くないのですが、この邦題は完璧に定着しています。ナイス邦題です。曲中にディーモン、クレイジーナイトとかの歌詞が出てくるからでしょうか?

冒頭にも書きましたが、このアルバムでロック色が強くなりLAの刹那さも歌に込められ、さらにヘンリー&グレンに虐められ、商業主義になっていくバンドに嫌気になった(想像)バーニーが脱退してしまうのです。この後のアルバムではカントリーロック的な曲は無くなっていくかな。


曲順です
A面
-1 One Of These Night
-2 Too Many Hands
-3 Hollywood Waltz
-4 Journey Of The Sorcerer
B面
-1 Lyin' Eyes
-2 Take It To The Limit
-3 Visions
-4 After The Thrill Gone
-5 I Wish You Peace

A-1 ランディーのウネるベースラインのイントロから一発ジャーンと来るところが最高。ファンク、R&B、さらにはディスコっぽいリズムの表題曲。ヘンリーのビターボイス以外考えられない暗い(笑)ボーカル。通常のCDでは全く聞き取れないハイファットのチッチッチという音がアナログだとはっきり聞き取れます。中間部のフェルダーのいきなりチョーキングから入るギターソロ。普通はいきなりチョーキングからはあまり聴いたこと無いのですが、やはりこの男の独自性なのであろうか?このギターソロが僕は好きで好きで、アメリカンロック史上もっともカッコいいギターソロと思っています。

-2 ランディーのいきなりのハイトーンボイス。これはランディー&ヘンリーの楽曲ですが、そしてここでもフェルダーが大活躍、特に後半のフェルダー&グレンの掛け合いギターバトルは興奮物、次作あのホテカリでのフェルダー&ジョーのギターバトルの前触れでしょうか?

-3 バーニーのペダルスチールが少しだけカントリーロックな雰囲気を出しています。こーいう曲調でのヘンリー&グレンはイイですなー
ただし、本来の作者はバーニーであり、ヘンリーがボーカルを無理矢理奪ったとWikkに出てました。

-4 バーニーの楽曲、インストです。フィドル、ストリングスが入ります、しかし、僕はこの曲がイマイチかな。

B-1 唯一グレンが単独ボーカルです、優しく歌い上げイーグルスマナーを守った曲ではありますが、歌詞の内容は夫婦の不倫関係を歌ったものなのです。

-2 全米No1になり大ヒットしたナンバー、ランディーといえばこの曲です。「もう一度やり直そう」と歌い上げる後半の部分は感動的です。後年のライブでも挿入されていますが、そこでのランディーのハイトーンボイスは驚異的でもあります。

-3 フェルダーのナンバーかなりのロックンロール、これも次作の「駆け足の人生」の布石なのかな?

-4 デスペラードを想い起こさせる感動的なヘンリーの歌が素晴らしい。リアルタイムで聴いたとき「デスペラード」を超えた!と大騒ぎした曲ですが、今聴くとそこまでではないです(笑)

-5 最後、一人抵抗するようにバーニーがホットになった体を癒やすように歌われるナンバー、バンドに対する捨て台詞的な歌と感じるのは僕だけでしょうか?「もう俺はここに居場所ないわ」という感じです。

レーベルです。
アサイラムオリジナル。7E-1039  マトはなんとA-19 B-18 さすが大ヒットしたアルバムです。


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この盤にはなんとカッティングエンジニアが遊んだと想われるメッセージが送り溝の彫られています。
A面 DON'T WORRY    B面 NOTHING WILL BE OK!と書いてあります。誰に対して書いているのだろう?



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この後バンドはあのホテルカリフォルニアを発表し超巨大バンドになっていくのですが、これにはたまらず今度はランディーも脱退終焉に向かって走り出します。

実はイーグルス大好きと今まで書いてきてますが、この「呪われた夜」が僕に取って完璧なリアルタイムな作品で思い入れも非常に大きいのです。もう一回書きますがあの官能的なギターソロは何回聴いてもまったく飽きないのです。次はもっとも書きたくない「ホテルカルフォルニア」なんですが(決して嫌いな訳ではなく、誰もが語っているとおもうので)それやらないとイーグルスの旅が終わりに向かわないんでねー。そのうち書きます(汗)


購入レコ屋

サンオブスリーサウンズ





by naruru-kato | 2018-12-15 15:42 | Eagles | Comments(4)

Free その3    Fire and Water & more

いきなり話がそれますが、じつは少しだけオーディオ環境をチューンアップしました(勿論すべてハンドメイド)そしたら音が少しよくなった(ような気がする)ので自分のリファレンス盤でもあるカーリーサイモンの「No Secrets」と今回紹介するFreeのこの「Fire and Water」を聴いたら、やっぱり音が前に出てきているようです。

その辺の事は、後日今年の最後くらいで「番外編」(笑)で書こうと思っています。(期待するほどの内容にはならないと思いますが)


一般的にフリーの最高傑作と呼ばれるこのアルバム、異論はありませんが、以前にも書いているように自分的にはこれの次作、Highwayの方が好きなんです。そしてその後のFreeLiveが最高だと思っています。今回音が良くなって「やっぱこのアルバムもやはり凄いなー」、と改めて思った次第。さすがブリティシュハードロック(この言葉大好き)の金字塔ですわ。

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特になんの特徴も無い有名なジャケ、どこぞのスタジオで撮影したのだと思います、非常に安上がりなジャケですが、やはり3作目で自信と余裕が出てきたのか、自信満々のメンバーのフォトは素直にカッコいいですね。この時点でメンバーは20代前半。それなのに何故こんな渋いのだろう(笑)ちなみに、フォトグラファーはHiroshiとクレジットされています。日本人が撮ったのかな?
メンバーは左からアンディーフレイザー、ポールロジャース、ライオンのようなポールコソフ、サイモンカーク。担当楽器は省略(だれでも知ってるし)。


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裏ジャケはメンバーが窓の中にいます、最近知ったのですが「窓ジャケに駄作なし」という格言があるようで(爆)これは裏ジャケですがご多分にもれず、というところでしょう。まわりのガーデニングのイラストは少々意味不明で何の為かわかりません。


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純正と思われるサックスブルーのインナーバック。アイランドは黒のインナーとずーと思っていましたが、こんな色もあるのですねー。



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今回は、おまけとしてこのアルバムも紹介します、ベスト盤の「Free Story」、僕はあまりベスト盤は興味無くて、それほど持っていませんがこの昔からあるストーリーはなんと、ロジャースのフリー解散後に作ったピースというバンドの音源も収録(録音したがアルバムは出てない)。またコソフとサイモンが山内テツとラビットを加えてバンドを組みその音源も入っているのです(これは作品出てますが買う気は無い)。そして大ヒット曲のオールライトナウも別バージョンです。


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以前は、なんという間抜けなデザインと思っていたジャケですが、最近凄く好きになってきた何の変哲も無いステージのアンプ達の絵。しかし、遠近法から見てもこのアンプ群の絵はアンバランス過ぎる。どー見てもおかしいです。



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裏ジャケはUKオリジナルですのでビートルズのホワイトアルバムのように番号が入っているのです。連番の番号はA-17085です。1万85番目ということでしょうか?。







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ゲイトフォールドの内ジャケは貴重な写真集と解説。これがまたいいんです。勿論解説は読めませんが(汗)



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さらに左側は一面を使ったコソフの写真のこのかっこいいことよ、背の低い人でしたがこの写真ではそんなことはわからないような見事な構図です。この内ジャケ、ブックレット見るだけでこのベストは買う価値があります。



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ロジャースのストラト抱えた写真なんてほとんど見かけません、凄くカッコいいです。


話はまた戻ってFire and Waterの曲順です。

A面-1 Fire and Water
-2 Oh I Wept
-3 Remember
-4 Hevy Load
B面
-1 Mr. Big
-2 Don't Aay You Love Me
-3 All Right Now(Long version)

A-1 チッチ チッチというシンバルの音に被さるようにコソフの印象的なイントロ。たいした事はやっていないのですがそれでもメッチャカッコいい出だし。そしてロジャースの声がまだ若い若い。後半のもの凄くエモーショナルなギターソロ(これもたいしたソロではない)。なんでコソフが弾くとこんなに凄いの?そしてこのアルバムでアンディーが弾き出したピアノが被さり分厚い音に。たった4人(楽器は3人)でこの音圧、流石過ぎます。最後にドラムソロでフェイドアウトがまた緊迫感が半端ない(笑)

-2 スローブルースです。ロジャースの歌の懐の深さがわかります。これも後半に非常に簡単なギターソロが入りますが完全にコソフの世界です。

-3 ザバンド的でもあるアーシーな曲です。ここでもコソフが活躍しますが、アンディーの独特のベースラインも凄いです。なんかこの人の出す音ってジャコパス的でもあるんです(そこし言い過ぎかも)

-4 タイトルに相応しい重苦しい、いかにもブリティシュ的なブルース。サイモンの超後ノリのドラムがまたいい味を出し、ピアノが後ろで悲しく鳴ります。A面が終わり静寂が訪れるところまで計算しているかのようだ。しばし動けなくなります。

B-1 自分的にこのアルバムというよりはFreeのベストテイクです。これ程遅く叩けるか?というサイモンのドラムからギターリフ、そしてここではアンディーのほぼリードベース、と呼べるようなベース。もうこれはベースの曲です。中間部で音が上がっていくところなんて凄すぎる!コソフは控えめでアルペジオを刻みます。こんなにベースが全面に出るハードロックって他にあるだろうか?。
このベースソロを聴いてステレオの音が良くなった!と確信しました。

B-2 熱くなったハートを癒やすバラード。今度はロジャースが渾身の歌い上げを!

-3 大ヒットしたこのナンバー、実は冒頭で申し上げた通りイントロのコードリフがこのアルバムとFree Storyではかなり違うのです。個人的にはストーリーの方のが好きです。どのように違うか?というと、もう言葉では表現出来ないのでそのうち時間があったらYoutubeで録音したのをUPするつもりです。Aメロではギターとドラムのみ、Bメロでようやくベースが入ってくる有名な構成、しかし中学生でも作れそうなこのA、D Gのローコードの単純なコードリフ。それがこんなにカッコいいなんて。後半のギターソロでの3連符の連打はたまりません。


レーベルです、アイランドのピンクレーベル、初回です。この後のピンクリムの方が音がイイとも言われています。カタログNoはILPS9120マトはA-1,B-1のファーストプレス。(だと思う)

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Free Storyです、なぜかカタログNoはISLD 4 マトはLとなっています。専用のインナーバックもついています。

レーベルは特性のデザイン。各面ごとに大きく番号が印刷されて非常にわかりやすい。



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やっぱFreeはえーなー。これが今回の感想、これにつきます。長尺曲もそれほど無くて、音数も少ないのにめちゃエモーショナル。同時期活躍したZep,パープルなどのように疲れないんです(笑)




購入レコ屋

両盤とも SORC

by naruru-kato | 2018-12-08 10:20 | Free | Comments(6)

Roxy Music その1       Stranded

まず最初にお断りを。
「お前の今までのブログの内容からいってロキシーはないやろー、このボケがー」という関西弁でのクレームコメント等は受け付けておりませんのであしからず(笑)

さて、12月に入りさらに哀愁を感じるこの頃でございます。そーなるとUK月間を多少延長してでも哀愁のヨーロッパの代名詞でもあるこのロキシーミュージック(以下ロキシー)を取り上げざる得ないわけで・・・。

ただしグラムロック(初期の2枚の印象ですが)的でもあるこのバンドを取り上げ、グラムロックのカテゴリーを作り、Tレックス、ボウイ、モットらを取り上げていくことはまずありませんのでご安心ください(爆)

ではなぜロキシーなのだ?というと自分は実はかなりの「隠れロキシーファン」でありブライアンフェリーファンでもあるのです、ブライアンフェリー(以下フェリー)のソロはCDですがかなり持っています。

そーなると勘のいい人はわかると思いますが、たぶん「ふーん、そー言う理由なら許したるわ、語ってもよいぞ」ということになる訳なのです。実はフェリーってものすごくディラン好きですからねー。挙げ句の果てには「ブライアンフェリー、ディランを歌う」的なディランカバーオンリーの作品も作ってしまうし(まだ未聴)。

さらにはロキシーのライブではニールヤング先生の「ライクアハリケーン」までやってるし(正直、ロキシーでハリケーンやってもらってもなー)



前置きがかなり長くなりましたが、ロキシーの3作目のStranded、このアルバムからイーノがいなくなります。
題名は「座礁した、動けなくなった、他」という意味で。この女性はこの格好から動けないということで、何とも男としてはこんな場面に遭遇したいですよね。



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まず、この胸ぽち具合が最高というより「ほとんど見えてるやん」という嬉しいジャケ。

大体ロキシーは最終作を除きすべて女性がジャケを飾り(しかもすべてエロい)デザインコンセプトはリーダーのフェリーが行っているのです。しかも非常にアッパレな事に第1期バンド休止までの5枚のアルバムはすべてタイトルがジャケになくROXY MUSICとだけ書かれているのです。アイランドレーベルのクリスブラックウェルはかなり自由にやらせてくれたみたいです。


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ゲイトフォールドを広げるとさらにこのド迫力、しかも表面はツルツルのコーティング(日本盤を確認しましたがコーティングはされていません)もう頬杖したくなりますわー


ゲイトフォールドの内ジャケも同じようにピッカピカのコーティング、メンバーは


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左からギターのフィルマンゼネラ。サックス他のアンディマッケイ。新加入のキーボード、バイオリンのエディジxトブソン。ドラムのポールトンプソン、ボイス(ボーカルとは書いてない)ピアノ、フェリーです。


ちなみにベースはこの後パーマネント的になってジョンガスタフソンがこのアルバムではサポート。プロデュースはあのクリストーマスです。


さらに左側にこのジャケの女性、デザイナー、スタイリスト的なクレジットが、こんなクレジット他のアーティストでは見たことありません。せいぜい写真家か制作者(ヒプノシス、Bob Catoとか)くらいですからね。いかにフェリーがジャケのイメージを大切にしていたかわかります。



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この作品の前後のカバーガールは結構有名な人を使っていますが、このアルバムの女性は今のところわかりません。





さて、全英1位を獲得したこのアルバムの印象ですが「いい曲もあれば変な曲もある」ということにつきます(オイッ)しかしイーノが脱退してロマネスク風になりスローなバラード系は本当に素晴らしいの一言。自分的に変な曲とは初期のイメージが残る曲のことですが、それでもイーノが抜けた分多少はわかりやすくなっている感じがします。あとはダンディズムの局地、ロッカーとは思えないスーツで(本当は高いのだろうけど何故かこの人が着てると紳士服の○○の安いスーツに見えるが)ガラガラ蛇のように意味なくビブラートするフェリーの大人の色気満載のバラードがやはり素晴らしいです。



曲順です
A面
-1 Street Life
-2 Just Like You
-3 Amazonia
-4 Psalm
B面
-1 Serenade
-2 A Song For Europe
-3 Mother Of Pearl
-4 Sunset


A-1 いきなりフェリーのガラガラ蛇ボイス全開(笑)グラムロックのイメージも残しつも、ロキシー風ポップでガチャガチャしたオープニングです。

-2 ダンディズム系のバラード。裏と表の中間のニールヤングのようなフェリー声。アメリカのバンドでは絶対に生まれないような哀愁の曲。フィルマンゼネラのソロギターもヘタウマ的でいいです。

>-3 イーノ的な変な曲です、作者はマンゼネラ。

-4 祈り、と題された美しいバラード、バックのキーボードに乗って津々とフェリーが歌い上げます。間違いなくA面の白眉です。この後のソロでの名曲、In Your Mindに発展していくのでしょう。


B-1 オープニングはこれまたロキシー風全開のポップ名曲です。これもガチャガチャしています。ロキシー節全開です結構こーいうの好きです。

-2 ヒットした邦題「哀愁のヨーロッパ」途中で英語からラテン語?フランス語に代わり変な事になるのですが(汗)マッケイ&フェリーの共作。

-3 これもガラガラ蛇ボイス全開。ロキシー風のロックンロール。しかし途中から曲調ががらりと変わり少しアバンギャルド的な変わった曲に変わってしまいます。なんかよくわからないです。

-4 日没、と題された最後を飾るドラマテックで壮大なバラード。じっくりとフェリーのボーカルとピアノで聴かせます白眉はやはりB-2でしょうか。


レーベルです、UKアイランド ピンクリムのオリジナル盤 ILPS9252 マトはA-3 B-1です。



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この後はいろいろ問題になった(ジャケですけど)カントリーライフ。そしてサイレーンとエロ素敵なジャケ。

そして大ヒットも飛ばし、その後一時期活動休止しますが、再開後はテクノ風なアレンジもあり時代にも乗って、最後はイギリスというよりヨーロッパを代表するバンドになっていきますが、ジャケもすべてが素晴らしいので是非ともオリジナル盤で集めたいのです(あと1st、2ndまでが今後の課題です、なかなかオリジは出てきませんけどね)




購入レコ屋   SORC


by naruru-kato | 2018-12-01 06:43 | Roxy Music | Comments(4)

Rod Stewart その3   Gasoline Alley

フェイシズ~ロニーレインと来たら「当然次は俺だろー」と本人が言ってる気がして(汗)ロッドの3回目はソロのセカンドアルバムであり、名盤の誉れ高いGasoline Alleyです。

タイトル曲ですがAlleyというのは裏道、小路。という意味なのですが、Gasolineは車のガソリンです、意味がわからないタイトルですが、多分ロンドンのどこかにこーいう名前の路地があるのでしょうねー。
(Gasoline Alleyで検索してもロッドのアルバム。としか出てこないし)


このジャケの写真がそのままGasoline Alleyという名前の路地だろうと思われます(あくまで予想ですが)この素晴らしい写真はキーフの撮影、ファーストアルバムも同様です。

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ジャケに関するウンチクをさらっと少しだけ。実はロッドのファースト、このセカンドはUK盤は写真家キーフによって撮られた素晴らしいデザインで、このジャケは表面の凸凹のテクスチャーなのですが、US盤はなんの変哲も無く味気のないジャケなのです、ファーストに至ってはタイトルも変えられていているのです。(実は所有しています)ということで、このGasoline AlleyだけはUKオリジ以外買うまい!と堅く誓っていたのです。

裏ジャケです。

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ちなみにこれがUS、JP盤のGasoline Alleyのジャケです。写真かろうじて雰囲気だけは伝えていますが、やはりオリジと比べると何の意味も無いしょーもないジャケです。(USの方が絶対にいい!という人。すいませんねー)

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これは、バーゲンコーナーでワンコインでよく売ってます。オリジは普通は諭吉1~1.5枚ほどのかなりの高いハードル。何度かレコ屋で見せてもらいましたがため息が出るだけでした。


しかしヤフオクで全く入札が無いレコを発見。最低価格の英世3枚ちょいで入札したところそのまま落札したのです。


でも残念ながら手元に来た盤は表面がツルツルのつや消しのセカンドプレスでした、初期盤と書いてあったのに(ファーストプレスとは書いてなかった)まぁ仕方ないです(泣)これでも十分にキーフの魅力はわかりますから。


ゲイトフォールドを広げると全体の路地の雰囲気が味わえる秀逸なジャケです。

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ところで、右端の老人と犬はわかるのですが、真ん中あたりの黒い物体は何なのでろう?猫のようにも見えるし、猿のようにも見えるし、ただのミスプリントかもしれないし、謎です。

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さらに写真の加工からか、ブツブツの穴のような物がたくさん印刷されていて、じっくり見ると蛸壺のようで気持ち悪い(爆)


写真ゲイトフォールドの内ジャケです。タータンチェックのマフラーに身を包んだ若きロッド。カッコいい!


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この頃のロッドはフェイシズとのアルバムもほぼ同時期に録音していたので時系列的に語ると。

1970年2月  ロッド1St An Old Raincoat Won't Ever Let You Down
1970年3月  フェイシズ First Step  
1970年9月  ロッド   Gasoline Alley
1971年3月  フェイシズ Long Player   
1971年7月  ロッド   Every Picture Tells A Story


こんな感じですべてがほぼ同じメンバー(ロッドのソロはこれに多少加わる)で もうすべて同じような感じで聞こえます、ただしフェイシズはたまにロニーも歌うのでそこで改めて「あーこれはフェイシズだったなー」と思うわけです。メンバーはフェイシズ以外はミッキーウォーラー、マーティンクイッティトンらおなじみのメンバー。
メンバークレジットにイアンだけはバスのストライキでスタジオに来れなかったと記されています(笑)

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このアルバムの特徴はロッドのフォーキーさが出た優秀な作品だと思います、自分的には最高傑作(マーキュリー時代)だと思うのですが、特にこの後恒例になるディラン作品、エルトンジョン、などの作品を歌い上げるロッドはインタブリーダーとしての素質を開花させた作品ではないでしょうか?



曲順です
A面
-1 Gasolien Alley
-2 Its All Over O
-3 Only A Hobo
-4 My Way Of Giving
B面
-1 Country Comfort
-2 Cut Across Shortly
-3 Lady Day
-4 Jo's Lament
-5 I Don't Want To Discuss It

A-1 初めて聴くまではこんなカントリー風の曲だとは思いもよらず、正直言ってずっこけましたが、何度も聞くと味わい深いオープニング曲です。両チャンネルから聞こえるウッディーのスライド、歌とシンクロしているところも最高です。

-2 ストーンズもやったボビーウォーマックの代表曲、後のフェイシズのライブアルバムでもオープニングを飾ります、コンサートでは常にこの曲が始まりだったのでしょう。フェイシズのメンバーのドタバタ感がたまらんです。
変わったところではライクーダーも名演残してます。

-3 ディランが「時代は変わる」のセッションで作ったとされる曲です、ロッドが取り上げるまでは未発表曲だったと思いますが、ディラン好きのロッドならではの哀愁が漂う。ディランは正式には録音していません。

-4 これはスモールフェイセスのマリオットの歌、なぜロッドがやる気になったのだろう?マリオットより俺のがいいだろう?ということかな(笑)

B-1 エルトンジョンの曲です、後半に低音でハモるところがなぜかはまってしまう。この後のセイリングの原型がここにあるのか?

-2 これもフェイシズのライブに入っています、エディコクランで有名な曲です。

-3 ロッドのオリジナル曲です、フォーキーな魅力満載。ここでウッディーのスライドが最高の味付け、ロニーインっぽい曲です。

-4 これもロッド作。3曲目よりさらにトラッド指向も加わった感じの曲です、本当にロッドはこーいうスローな曲が上手いです。

-5 最後はジェフベックグループ時代のようなブルースロック。こーいうのはフェイシズでもやっていないかな。


このアルバムはディラン、エルトン、とB-3、4の自作曲のフォーキー&トラッドっぽい曲が最高ですが、全体適にも捨て曲一切無し!あっという間に聞けます(笑)


レーベルです。
バーティゴの小渦、セカンドレーベルですがバーティゴの場合この渦自体でマストなので両面掲載。

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カタログNo 6360-500 、マトはA-1Y B-2Yです。


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このアルバムは中ヒットくらいですが、その後のマギーメイの大ヒットで一気にスターダムにのし上がるロッドです。このアルバムのファーストオリジは諦めてますがなんとか1Stのオリジは欲しいのですよねー。
今行きつけのレコ屋さんで売ってるのですがやはり諭吉1.5枚必要なんで無理かなー(内容はあまり好きではないのでUSでもいいかな   というのが本心)


購入レコ屋   ヤフオクの個人出品者。










by naruru-kato | 2018-11-23 12:41 | Rod Stewart | Comments(2)

Ronnie Lane その1  Anymore For Anymore

フェイシズつながりでついでにロニーレインも紹介してしまいます。

ブラックホーク99選にも選ばれ非常に人気の高い作品です、僕は以前から気になっていたのですがなかなか見つけることが出来なくて。ちなみにこのアルバムの演奏者の正式名はRonnie Lane And The Band "Slim Chanceです。

ロニーはフェイシズでの大会場での演奏旅行に疲れ果てロッドとの仲も険悪になりバンドを脱退、その後大きなサーカスのようなパッシブショーというのを思いつき、バンド、家族、スタッフ達とバスに乗り寝泊まりし、気が向いた場所でライブ、コメディショウなどをやり英国を回ろうとしたのです、そのファーストがこのアルバムなのです。ジャケが素敵なので欲しいなーと以前から思っていました。


そして、今年から行きだした新栄のレコ屋、ラジオデイズさんでようやくこの盤を見つけたのです。でもその時はまだ値段が高いので踏み切れなくて一旦は見送りましたが、家に帰りYoutubeで全曲聞いて「やはり買うべきだな」との思いで、再度訪れた時、Y店長が「売れてしまいました」ガーン(泣)

やはりこーいうのは出会った時に買うべきなんだー。とショックを受けていたところその一月後に再度発見「あっーこれ、この前買った人が良くなくて売ったんですよねー」Y店長さん「いや別の盤が入荷しました」こんな貴重な盤がまたまた入荷するとは恐るべしレコ屋(笑)

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しかし、この写真がいーわ。ジャケにはタイトル、バンド名などは何も書かれていなくて(UK以外ではタイトル、バンド名が入っている)古今東西、無記名ジャケは優秀な物が多いのも周知の事実「ZEPのⅣ、フロイドのatom heart of mother 他」やはりこれも名盤なのです。


店長のブログにも以前書かれていましたが、人によっては無人島レコにする人もいる、という名盤。僕はというと、多分買ってから半年ですでに30回以上は聞いている。(ほぼ週一回)聞けば聞くほど良くなってくる。無人島レコの1枚にめでたく当選しました(ムジレコは1枚だろう!というあなた、僕の場合10枚までは可というローカルルールがあるのですよ  笑)ロンドン市街(勝手にそう思っている)のスモッグの中を馬場車で走る二人の男。時代に背いたジャケは見ているだけで哀愁が漂います。

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そして裏ジャケはロニーがリゾネイターを弾く写真(セカンドの裏も同じようにリゾネイター弾いています)そしてここにタイトルとバンド名。渋すぎるジャケです。
その後映像でリゾネイターの音が出る部分をベニアのような物で蓋をしている画像を発見。あのチープなサウンドが好きなんだけどライブでアンプ通してはそうするしかなかったのでしょうか?


曲の方は、アメリカを思うブリティシュミュージシャンの心を歌い上げているようで、カントリー、フォーク、スワンプ、などフェイシズ時代からのロニー作の延長のような楽曲がずらりと並び心が和む抜群に気持ちいい作品です。ところでメンバーはというと、知らない人ばかりなのであえて取り上げませんが、僕だけが知らないのかもしれません(汗)たぶんロニーの気心しれた人選なのでしょうね。

曲順です
A面
-1 Careless Love
-2 Don't You Cry For Me
-3 Bye and Bye (Gonna See The King)
-4 Silk Stockings
-5 The Poacher

B面
-1 Roll On Babe
-2 Tell Everyone
-3 America Earhart Last Fliyght
-4 Anymore For Anymor
-5 Only A Bird In A Gilded Cage
-6 Chickien Wired

A-1 これがイギリス人のロックなのであろうか?と思わずにはいられないあまりにもアメリカのホンキートンク風な曲。イギリスのパブでかかりそうな気もするが(行ったことないですけど)完璧にロニーの趣味でしょう。

-2 溶ろけそうなスライドのイントロ、アコ主体の語りかけるような素晴らしい曲。後半のサックスソロがまたいい
ザバンドの「南十字星」を聴いているようだ。

-3 これもまたアコのスライドが最高の味付け。カントリー風。

-4~5 小作からそのまま最後のThe Poacherへ。このフィドルでのイントロ、なんて素晴らしいのだろう、もう一回聴いただけで忘れられない見事、「レイラ」と匹敵する程です。抜けのいいアコをバックにロニーが歌い上げ、曲の合間には必ずこのイントロのテーマリックが入るのです。Youtube貼り付けたいけど、聴いたことない人は是非検索して聴いてください!
B-1 テナーギター(だと思う)のマンドリン風イントロ、A-1と同じようにこれもパブで聴く風の曲(笑)

-2 これは前回紹介したフェイシズのロングプレイヤーの再演、しかしフェイシズではロッドに歌わせていましたが今回は勿論ロニー。ロッドに歌わせるより自分で歌った方がいいのに気づいたのでしょうか?絶品の出来です。

-3 アメリアイアハートの最後のフライトを歌った曲(歌詞わかんないけど曲名からしてそうだろう)。これはイアンマシューズのプレイソングスでもやっていました。最後のフライトにしては危機感が全くない怒カントリーなナンバーです。この曲はイギリス人が好きなのでしょうかね?

-4 全体の雰囲気から他の曲と同じに聞こえてしまいますが、それでもやはりロニーの歌はいいです。

-5~6 ピアノを主体としたイントロからまたもテナーギターの最後のノリノリのカントリーロックに、最後に相応しい曲です

今回はあまり上手く文章に出来ませんでしたが、本当に文章でこのアルバムの素晴らしさを伝える難しさを痛感

捨て曲一切無し。すべてがロニーの性格を表す見事な曲です。

レーベルです。UKオリジのGMレコード  カタログNoはGML1013 マトは両面2

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イギリス人のアメリカへの憧れというと、どうしてもイアンマシューズを思い出してしまうのですが、本当にアメリカに住みアメリカ人のようになってポップ&AORしてしまったイアンとは違ってあくまでイギリス人のアメリカを歌で通したロニーのほうが素敵に聞こえてしまいます。


購入レコ屋  ラジオデイズレコード




by naruru-kato | 2018-11-16 21:17 | Ronnie Lane | Comments(10)

Facesその2    Long Player

今週の名古屋はポールマッカートニーウィーク。木曜日に名古屋初公演をドームで開催しました。

僕はというと心の底では行きたかったのですが、なにせチケが高くて買えなくて「ポールは昔大阪で1回見たから2回もいいわ」と友人達に強気の発言をしていましたが、なんと言ってもビートルズの一人が我が家から片道10kmのところで演奏してしかも名古屋弁で「次は新曲だがや」なんてMCしたと思うと、へそくり駆使してレコ売ってでもお金作って行くべきだったかなー。なんて思っています(笑)



前振りが長くなりました。ということで今回はポール、またはビートルズにしようかな?とも思いましたが、それはまたの機会に、今回選んだフェイシズのこのセカンドはポールのあの有名な曲をカバー(しかも熱唱)しているので少しはポール来日記念にも触れる文章を書くことができたのです(爆)



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このUS盤、UK盤とはまったくジャケは別物。UKは昔のSP盤のジャケをまねてバックスキンのような厚紙のジャケに両縁を糸で抜いてけてあるのです。デザインも全く違っています。セカンドプレスでは髪質が少し落ち、サードプレスでは縫い付けもなくなってしまうのです。


自分が実際このUKオリジを中古市場で見たことは一度もありません。ヤフオクでもないです。レコ屋の主人に聞いたところ「まず出てこないだろうな、出ても3~4万はする」との恐ろしい回答。やっぱUS盤でいいですということに。




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これが本来のUK仕様の写真です。


昔CD紙ジャケシリーズで持っていたのですがLP購入資金を作るため売却してしまいました。この時期ロッドのファーストソロ、セカンドのガソリンアレイもUKとUSでは全く別のジャケでしかもUKでは非常に味のある素晴らしいジャケなのですがUSでは、もう情けなくなるくらいひどいデザインにされてしまって、このLong Playerもご多分に漏れず同じ運命のジャケなのです。


ただこの盤はUSオリジなのでテクスチァー加工されてレーベル面も穴が開いて中のレーベルが見れるのですが、サードあたりでは穴もなくなりジャケもツルツルになってしまうのです。




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裏面はこんな感じ、とくにコメントすることもないです。

さて音の方ですが、ファーストよりかなりこなれてきてます、そりゃ実際はロッドのソロでもほぼこのメンバーで録音していますので時系列的にはこのアルバムはフェイシズでは4枚目相当になるのです。


故にファーストでは散漫な印象があるのですがこのセカンドではまとまりが出てきて、ロッドのトラッド指向、ロニーのカントリーテイストもあり、しかもライブ音源が2曲もあり楽しめるアルバムとなっています。


曲順です。

A面
-1 Bad'N' Ruin
-2 Tell Everyone
-3 Sweet Lady Mary
-4 Richmond
-5 Maybe Im Amazing

B面
-1 Had Me A Real Good Time
-2 On The Beach
-3 I Feel So Good
-4 Jerusalem

A-1 今後のフェイシズの音楽性の行き先がはっきりとわかるオープニング。ウッディーのギターもいかしてます

-2 ロニー作ですがロッドのしみじみとしたボーカルが楽しめるスローバラード。ここでもロッドの歌とユニゾンでウッディーのギターがたまらないです。つい2年前までジェフベックとブルースロックやっていたロッドの進歩が窺えます。ロニーがファーストソロでこの曲を取り上げてます

-3 これもロッドのフォーキーな感じが出た優秀な作品、この後のマギーメイの伏線のような素晴らしい曲です。これも同じようにウッディーがユニゾンでギターを弾いてます。スライドもいい感じ。

-4 ここでロニー登場、いかにもカントリー好きな人だけあって雰囲気は抜群です。

-5 なんと、ポールのこの代表曲をしかもファーストバースはロニー、続いてロッドの歌で熱く歌い上げます。ロッドの歌い出しでは鳥肌が立ちます。まさに歴史的名演といえます。ちなみに今回の日本公演でポールはやってます。

A面はすべて最高ですが、やはりこの曲が白眉。

B-1 酔いどれバンドの雰囲気抜群のロックンロール、途中から一転して曲調が変わりさらにホンキートンク風味が加わります。面白い曲です。

-2 ニールヤングのアルバムと同じタイトルの曲(笑)少し散漫な印象かな。ボーカルはウッディーっぽい。

-3 ここでもライブ音源。ビッグビルブルーンジーのカバー、フェイシズの本領発揮的な熱い演奏です、イアンのピアノも大活躍です。

-4 最後はインスト。ウッディーのアコのスライドをフューチャーしたナンバー。エルサレムです、やはりこの曲は「聖地エルサレム」のELPの演奏を思い出してしまう(笑)

アルバム全体の印象はA面が良すぎてB面は少し劣るかなーというイメージですが、両面とものライブが最高にイカしてる事は間違いないです。



レーベルです。USオリジのグリーンワーナーカタログNoはWS1892マトはA面1-A B面1-Eです。





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この後ロッドのマギーメイの大ヒットの相乗効果でこのアルバムも売れ出すのです。そして次は最高傑作「馬の耳に念仏」(あえて日本語表記)を出すフェイシズですがロッド一人の人気に変わりだしバンドのバランスは崩れて行きます。




今回改めて聞きましたがやはりこのアルバムも特にA面は本当に素晴らしい出来だと思いました。


購入レコ屋  ディヴァインレコード

参考文献   レコードコレクター 2010年7号









by naruru-kato | 2018-11-10 08:29 | Faces | Comments(6)

Barbara Keith その1     Barbara Keith(2nd)

この人も中古レコ市場の女性SSW部門ではかなりのマストアイテムであり、高価な金額で流通しているアーティストです。
(自分的にギリ買える金額、ただしカード分割払い。  笑  )

東海岸の出身でディランも出ていた「Cafe Wha ?」でも弾き語りで歌っていたようです。そのうちジョンホール、NDⅡスマートらとフォーク&サイケ風のカンガルーに参加しアルバムでは2曲ほど歌っています。

出会いは、行きつけのレコ屋SORCさんのNew Arrivalコーナーの餌箱の一番手前に!(こーいう時って本当にウヮーとなります)
予算的には一葉と少しで厳しかったのですが、ここはクレジットカード使えますので3回払いという荒技で購入。

ソロデビューはヴァーブフォークウェイズから出ていて(入手済み)これが1972年に出たセカンドなのですが、非常に紛らわしいことにファースト、セカンドともにアルバムタイトルは「Barbara Keith」なのです(笑)ちなみに、ふっと(最近多い)思ったのですが、Keithというのは名前の場合とでも名字とで双方あるのですね。自分的にはキースといえばリチャーズに決まっているのですけど(汗)話がそれましたがその紛らわしいセカンドアルバムのカバーです。

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これが、非常に惜しい、というかコンセプトはいいんです。花のバックにカメオブローチ風のバーバラの顔写真。しかし予算がなかったのか盤はノーマルの普通のジャケ。これがカメオ風のところが浮き出る加工、または凹んでてそこをフェルト仕様にして顔を印刷すれば(ドンニックスのセカンドのように)かなり秀逸なデザインになったのではないだろうか? 残念だな(笑)

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そーいえば、ロッドスチュワートのスマイラーもこのジャケをパクっているのではなかろうか?

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あまり意味ないけど比べて見ました(笑)さらにどーでもいいけどUK盤はUSより一回り大きいことを実感。

肝心の音はというと、ファーストはNY録音でウッドストックの連中が参加しフォーキーな仕上がりになっていますが、このアルバムは西海岸に出向き、当時のウエストコースト系ミュージシャンで脇を固めています。


写真裏面はこのように歌詞とクレジットが細かく書かれているのです。


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ギターにダニークーチ、ローウェルジョージ、スヌーキーピート、その他。ベースはほぼリーランドスカラー、ピアノはクレッグダーギ、スプーナーオールダム、そしてドラムスに至ってはジムケルトナー、ジムゴードン、ラスカンケルその他二人の5人を起用。あんたはスティーリーダンか?(こーいうドラムス贅沢使いはバーバラのこのアルバムの方が先ですけど)という贅沢極まりない布陣なのです。


このセカンドは発売当初は全く売れなかったそうですが90年代に入りクラブでDJから火がつき一気にブレイクしたのです。そしてなんと言っても1曲目のディランの「ウォッチタワー」の緊迫感、スピード感あるかっこいいカバーが凄い。

ジミヘンのカバーと並んで最優秀カバー賞を贈りたくなるような演奏から始めるのです(全体を通して聞くと結構この曲が浮いてたりするけど)


バーバラの声は?というといかにもこの頃の女性SSW的であり、リンダのようでもあり時にはエミルーのようでもあるのですが、どこか都会的でなく田舎っぽい。要するに素朴な声のような感じです。そこらあたりがリアルタイムで売れなかった原因でもあるのでしょうか?



曲順です
A面
-1 All Along the Watchtower
-2 Rolling Water
-3 Bramble and the Rose
-4 Burn the Midnight Oil No More
-5 Free the People
B面
-1 Detroit or Buffalo
-2 Road I Took to You
-3 Shining All Along
-4 Rainy Nights Are All the Same
-5 Stone's Throw Away


A-1 この曲をなぜ選んだのか?凄く疑問なのです。なぜ素朴な(笑)彼女がこれを選んだのか?アレンジは最高にカッコいいしジムケルトナーのドラムもすさまじい。文句なくベストトラックなのですが、この後同じような緊迫感が続く訳ではなく素朴なカントリー風な楽曲が続くのです。ただ単にやりたかっただけかも? 間違いなくWatchtowerのカバーでは最高レベルです。 もっと言うならディラン本人のザバンドとの「偉大なる復活」での同曲の演奏と同レベル。

-2 Watchtowerの演奏の後、熱気を冷ますようなしっとりとしたバラード、いいです。この曲のバックはそのままセクションの面々です。

-3 バーバラのピアノ弾き語りから始まるナンバー。セカンドバースからカントリー風に変わりリンダが取り上げても良さそうなナンバー。

-4 都会的なピアノの旋律、そこに素朴な声。エリックカズが作ったようなナンバーに仕上がってます。

-5 けっこう分厚いコーラスも入りゴスペル風なのですが、クレジットにはコーラスの詳細がなくて(汗)誰がつけているのか知りたい!いろんな人がこの曲を取り上げています。

B-1 これもこのアルバムを代表するナンバーかな。ローゥエルジョージのアコスライド、スヌーキーピートのペダルスチールの絡みが素晴らしい。名演です、この曲聞くだけでもこのアルバム聴く価値があります。

-2 各面に1曲づつピアノ弾き語り風な曲があるのですが、これもまた素晴らしい曲です。

-3 少し黒いソウル風な感じです。エレピにスプーナーオールダム。ここでもローゥエルがEスライドをキメますがエンディング近くでしかやってません。もっと聞きたい!

-4 初期のジャクソンブラウン風のイメージかな、個人的には凄く好きな曲です。バーバラの一人ハモがまたいいです。

-5 最後にようやくローゥエルのスライドが冒頭から炸裂!曲の雰囲気も文句なし。この曲のみジムゴードンが叩いています。最後にふさわしい。 ヴァレリーカーターも取り上げています。


冒頭にも書きましたがWatchtowerが少し場違い的なニュアンスもありますが、全体の楽曲のレベルは素晴らしいです、捨て曲無しです。ちなみにWatchtower以外はすべてバーバラの楽曲。大ヒットする要素はそれほどなかったと思いますが、まさに通を唸らせる作品であるといえます。


レーベルです、リプリーズのタン。Wマーク無しなのでオリジナルです。

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カタログNoはMS2087 マトはA-2 B-1です。




この後バーバラも表舞台から遠ざかるのですが、90年代に再評価されて気を良くしたのか、1999年に今度は旦那、息子とバンドを組んで再び表舞台に登場しCDで何枚も作品を出しているそうです(聞いたことないですが)1970年代の女性SSWの名盤ベスト5(個人的)に入るこのアルバムですが、なぜリアルタイムで売れなかったのだろう?リプリーズも本気で売る気なかったのだろうか?。


どちらにせよ名盤には間違いありません。無理して買って良かったです(爆)

追記。

今までずーとジャケアップ画像でミラーレス一眼が広角レンズしかないので周りが丸く写ってしまいスマホでも今一でジャケが切れたり、しかしその程度の事で新たにレンズ買う気も無いので悩んでいたのですが、家にある最古参のコンデジが一番上手く写ることが前回で判明。

10年ぶりくらいにこの捨てる直前の古カメラもようやく出番が回ってきたようです(笑)



購入レコ屋     SORC

by naruru-kato | 2018-10-20 21:08 | Barbara Keith | Comments(4)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


by naruru
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