先日のバイデン大統領の就任式でアメリカ国歌を歌ったレディーガガさんを(意識して)初めて見て、不覚にも深く感動を覚えたnaruruです(爆)
まぁ、これを機会にCD買うか、といえばそれは無いと思いますが。
それはいいとして、今年から月1回でこのOthers Femaleというカテゴリー(男もあります)で自分が1枚しか持っていない、または1枚しか発表してない、けど素晴らしいと思う作品を紹介していこうと思います。年に12回(男6人女6人という感じ)やります。
ところで、今回が「その3」になってますが。過去投稿でそれに該当するアーティストは移設しました。
このカテゴリのアーティストは当然マイナー系の人が多いですが、SSW紹介本などで結構な割合で載る人、または、裏SSW特集なので載る人が殆どです(僕の知ってるレベルはそんな人しかいないので)。
今月はリビータイタスです。ウッドストック出身で、若いときにフォークのカバーソングのファーストを出してます(たぶんそのアルバムは探すの不可能)。その後ライターとして他人が歌った自作曲がヒットしたりして1977年頃にセカンドアルバムのこれを出してます。
ちなみに、この人はザバンドのレボンヘルムの元奥さんでありザバンドの作品を伝承している歌手のエイミーヘルムは二人の間にできた娘です。その後スティーリーダンのドナルドフェイゲンと再婚してます。今はどーなってるかは知りませんが(汗)。
かなり派手な顔のリビーさん。なんかレボンと全く接点がないような感じのお顔です(爆) ザバンド達のようなムサイ連中はこー言う感じの都会派な女が良かったのでしょーか(笑)
裏ジャケです、実はこの人ネットの画像で検索してもこの二つの写真とデビューアルバムのジャケ写真しか出てこないんです。結構謎な人なのだろうか?
このアルバムはフィルラモーンがメインプロデュースですが、曲によりロビーロバートソン、ポールサイモン、カーリーサイモンなどがプロデュースしていて曲により感じが少し違います。
インナースリーブは歌詞とクレジット、A面は誰かとの共作が多い。たぶんリビーが詩を書いて、他の人が曲を作る。という感じですね。B面はすべてカバーです。カーリーサイモンの曲が合わせて4曲もあります。
参加ミュージシャンはギターがジョーベック、ジョントロペイ、などのジャズ系と、ロビーロバートソン。ベースはトニーレヴィン、キーボードにグレッグダーギ、ドラムスにリックマロッタ、クリスパーカーなどなど。
勿論、あの名曲「Love Has No Pride」をエリックカズと共作している事は知っていましたが、リンダ、ボニーレイットのカバーは勿論聴いてます、一体本人はどんなんやろ?と、ずっーと思っていたのです。
大須のお店で何度か買う機会があったのですが英世3枚くらいで売っていて手が出ませんでしたが、新栄のレコ屋さんで英世1枚くらいで遭遇。
一応聴かせてもらったのですが、1曲目からもうトロトロの甘い声のボーカルに一発でやられました。雰囲気は抜群のジャジーで色っぽく、この頃流行ってた女性SSWとはひと味もふた味も違うのです。
ウッドストック出身でありながら全く土の香がしない都会的な(NY的なといった方がいいかも)まさに大人のSSWといえます。
ただし、けっして誰が聴いてもハマる感じは無く、ダメな人はダメなんだろーなー。という感じは否めません。
曲順です。
A面
-1 Fool That I Am
-2 Kansas City
-3 Can This Be My Love Affair
-4 The Night You Took Me To Barbados In My Dreams
-5 Love Has No Pride
B面
-1 Yellow Beach Umbrella
-2 Can't Believe You're Mine
-3 Miss Otis Regrets
-4 Wish I Could
-5 Darkness 'Til Dawn
A-1 イントロ一発でやられました。歌が始まる前に「このアルバム買おう」と思った(笑)
-2 有名なブルースのカバー。しかしバックの演奏は完璧なジャズ。ギターソロがカッコイイです。
-3 思いっきりカーリーサイモン節。Bメロの所でマイナーコードに入るとこなんぞ、これぞカーリー。当然コーラスも歌ってます。
-4 これも1曲目と同様の流れるような美しい曲。ジョーベックというギタリスト、かなり気持ちいいソロ弾きます。
-5 もう何もいう事はないです。やはり本家本元素晴らしい名曲です。アメリカンフライヤーでもグレッグフラーが歌ってますが、やはりこの歌は女性ボーカルだよな。
B-3 ロビーがギターですが、およそらしくないジャズ風ボーカル曲。ペキペキのギターは全く聞こえません(笑)
-4~5 カーリーサイモン作の連打。いったいこのアルバムは誰のアルバムだったのだろう?と一瞬思えて終了します。
レーベルです。コロンビアオリジナルのPC35142。マトはA2、B1です。
この人はこの後、作品出してるのだろうか?。一応調べましたが無さそうなのです。ただしフェイゲンのソロには曲作りで参加しています。
このアルバムは1977年という時期に発売されたのが良くなかったのかも、なんといってもこの頃はパンク、ニューウェイブ、ディスコ系の音楽がはやり出した少し前、AORが下火になりつつあり、産業ロックが幅をきかせていく時代。
SSW達の有名人もこの時代はイマイチの作品が多いです(あくまで自分の主観)。あと5年ほど早く出ていればどーなっていたことやら?
購入レコ屋 ラジオデイズレコード