3回目のワクチンを今週の金曜日に打ったnaruruです。
先週、ロキシーのファーストを「ようやく見つけた投稿」しましたが、実はその次の週にもユニオンに訪れこのフライングブリトーブラザース(以下FBB)のファーストのオリジナルを発見したのです。
この盤は、かなり高価でしたが、そのときは売りレコがイイ値段になったのでめでたくゲット(昨年の今年の収穫に書きましたが)。ようやく巡り合えました、勿論CDは持っていますが、やはりこのアルバムはレコで聴きたい。と思っていたのです、邦題は「黄金の城」。
カントリーロックの始祖的な作品がバーズの「ロデオの恋人」だとすると、金字塔的なアルバムがこの作品と言えます。勿論カントリーロックの重要なアイコンといえるグラムパーソンズが、両アルバムに参加してる事は言うまでも無いです。
なんと言ってもジャケが凄く好きで、ヌゥディーコーンという有名(かどうか知らんけど)なデザイナーが作った、ド派手なヌゥーディージャケットがカッコイイ。そしてよくわかんないレディ、これがFBBが描くカントリーロックの服装なんでしょうなー。
裏ジャケです。ここにもレディが、左からスヌーキーピート、クリスヒルマン、グラムパーソンズ、クリスエスリッジです。スヌーキーだけが何故かジャージ風の出で立ちでかなり可愛そうです、ジャケット仕立てるお金がなかったのでしょうか?レディ達と共に貧素な格好に見えてしまう笑)
このフォトセッションでの他の画像、グラムアンソロジーというCDのブックレットから。こっちの写真の方が好きかなー。
ちなみにヌゥーディーは左ページの緑色のジャケのおっさん。
ザバーズの南アフリカ公演に反対して僅か5ヶ月でグループを去ったグラムは、ストーンズのキースらと遊びながらもカントリー関係者らとFBBと名乗りセッションを続けます。そこに同じくバーズを離脱したクリスヒルマンが合流。さらにクラレンスホワイト、ジーンパーソンズにも声をかけるがそれは失敗に終わります。
その後スヌーキーピート、クリスエスリッジを迎入れドラムスはゲストでアルバムを制作したのがこのアルバムです。
全体にスヌーキーのファズがかかったスチールがロックっぽく、まさにカントリーとロックを融合した見事な仕上がり、殆どのボーカルはグラムとクリスのツインボーカル、左チャンネルはクリス、右がグラムです。
2曲を除いてほぼオリジナル曲、カバーの2曲はR&Bとカントリーをミックスさせた感じでグッドです。
My Favorite Songs
Christine's Tune
まさにこれがカントリーロック。ファーストバースはクリス、セカンドバースはグラムのボーカル。後ろでずっーと流れるスライドギター少しサイケがかった感じがいいです。
Sin City
LAの退廃をカントリーベースの明るい感じで歌ったこれも代表曲。2人のツインリードボーカル。
Dark End Of The Street
R&Bのカバー、ですがしっかりカントリー風な味付けがなされてます。スプナーオールダム&ダンペンの作品。
Wheels
主旋はグラム、ハモがクリスでほぼツインリードで歌われます。途中に入るファズの効いたスライド、なんか怪獣が出てくる効果音のようだ。
Hot Burrito #1
カントリーロッカバラード、という感じです。クリス&グラムの作品では最高峰になるのでは?メインボーカルはクリス。ストーンズのワイルドホーシズの原型のようでもある。
レーベルです。A&Mのオリジナルのブラウン、カタログNoはSP-4115。マトは不明です。
連続で捜し物ゲット出来たこの二週はまさに「ユニオンは神」と思いましたが、その後はなかなか「うぉー」が続かず不漁が続いてます、今年の初めはなんと1枚も買う物が無い状態にまで落ち込みました(爆)。3月のレコ屋解禁になったらまた「ユニオンは神」的な大漁になるのでしょうかねー?(笑)