アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Creedence Clearwater Revival その2 Same

以前の記事で「CCRはオリジナルはいりません、ワンコインの日本盤でいいのです」。
と書いていましたが、それが大変,大きな間違いであった事を報告します(涙)

CCRの日本でのデビュー盤は本国ではセカンドの「Bayou Country 」です。これが日本初回盤ではUSオリジとはジャケが裏表反対になっており、さらにA,B面が逆に成っていて価値的には持っていてもいい代物です。(確かにオリジナルのUS盤のジャケでは、日本で売り出そうにも辛いもんがありますので、裏面を使いレットイッビー風にしたかったのは十分理解できますが)

そしてセカンドで発表された本当のデビュー盤は「スージーQ」というタイトルでこれも音はBayou Country同様に、かなり音もイイと思っていたのです。

しかし行きつけのレコ屋さんにオリジナルのファーストプレスが入り、以前からファンタジーのオリジは爆音。という話を聞いていたので、自分が持っている日本初盤と比べる為に、持って行って聞き比べたら「まったく凄い爆音」であった為、そのまま連れて来てしまったのです(笑)


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これがUSファンタジーのオリジナルファーストプレス(たぶん)です。セカンドプレスからは左に「スージーQ」の宣伝が入ったジャケになるのです。


メンバーの写真、左からダグクリフォード、ジョンフォガティ、スチェクック、トムフォガティ(トムとジョンは分かりにくいがたぶんそうでしょう)。いつも思うのですがCCRのジャケはダグが必ず目立つ位置にいますなー。


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そしてこれが日本初回盤、まん中に69NEW ROCK SERIESという宣伝が入って台無しにしております(汗)東芝音工のデザイナーは本当に理解に苦しむセンスです、せめて右下くらいに入れとけっつーの。


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USセカンドプレスからは上の盤と同じ赤いFncludes SUZIE Qのマークが入ります。



全体の色合いは日本盤のほうがイイですが、これは経年変化でしょうかねー。
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裏ジャケです、オリジナルはたぶんバンドの歴史などが描いてあると思う。
ぱっと見、3人しか写っていないようですが、下の方にダグがいます(笑)これが目を凝らしてみないと分からなくて幽霊的でもあってけっこう怖い。

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日本盤は思いっきり解説になっています。 解説は桜井ユタカさん。

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一般的にCCRはカントリー、スワンプ路線で3分間で終わる分かりやすいメロディーでヒット連発したバンド。のイメージが強いですが、この1968年作のファーストではそんなイメージは全くなく、ブリティシュスタイルのブルースバンド風のイメージです。
もし、ジョンの天才的ヒットメーカーの才能が開花(すでにしていたかも知れませんが)が無かったら、このバンドは歴史に埋もれていたかも知れません。そのくらいここではヒットには無縁なブルースが多いのです(スージーQはヒットしてますが)しかも時代はまだヒッピー、サイケブームの時代です。
68年と言えばザバンドが「Music From Big Pink」を発表した年です。CCRのメンバーもこの作品を聞いて自分達もアメリカのルーツでもあるスワンプ、カントリー路線に進んでいったのかもしれませんね。

曲順です

A面
-1 I Put A Spell On You
-2 The Working Man
-3 Suzie Q
B面
-1 Ninety-Nine And A Half
-2 Get Down Woman
-3 Porterville
-4 Gloomy
-5 Walk On The Water


A-1いきなりの弩ブルース、トムのサイドギターが結構不気味感を出し、ベースがグイグイ引っ張る、そしてジョンのあの迫力の声と泥臭いリードギター。その後のCCRでは見られなくなる激しいブルースでカッコいいです。ニーナシモンなんかも取り上げています。

-2 ジョンのオリジナル曲、ここではギターの音が本当にアンプから出ているように聞こえる、オリジは凄い音です。ボーカルも日本盤にくらべてオリジは迫力が全然違います。ギターのテクはオーソドックスなものでヘタウマ的か(笑)まぁボーカルとりながらなんで、しゃーないかな。

-3 1957年のヒット曲のカバー、アメリカでは有名なスタンダードです。全米11位まであがる大ヒットです。ここでもオリジは全然だれることなく単調な曲を一気に8分半の熱い演奏で突っ走ります。

B-1 ウィルソンピケットのナンバー、上手く白人っぽくアレンジしています。

-2 日本盤の解説ではシカゴブルース的、と書いてありますがイントロからしてモロにそんな感じです。セカンド以降こんなブルースはやっていないと思います。でもカッコいい。ピアノも入っていて雰囲気は抜群。ここから残りの曲はジョンのオリジナル。

-3 CCR以前のゴリヴォックス時代の再演。いまいち今後にも繋がらないような曲で、なぜ再演したのか?

-4 「スプーンフル」を意識したようなナンバー。テープの逆回転など使っていますがそれほど効果は上がっていないかな、でも後半の展開は面白い。

-5 少しだけ今後のCCRっぽところもあるけど、やはりブルース的なナンバー。
  




レーベルです。
ファンタジーのオリジナル カタログNo8382マトは両面ともHと記されていてます。 そしてマスターテープ番号はF-2695 2696と刻まれている。

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これが日本初盤、ここの送り溝にF-2695 2696と機会打してある。これはファンタジーの原盤を使った。という事だろう。でも音はいまいち。


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実はこのデビュー盤は日本盤で聞いていた時はそれほど好きではなかったのですが、オリジナルを聞いて考えが変わりました。この泥臭くて、ブルース色が強いバタ臭いギターフレーズ。これもCCRの魅力と考えると後年のヒット連発したアルバムの中に入っているワンパターンギターリフも凄く魅力的に思えてきます。




購入レコ屋   SORC(新しいレコードシステムを導入しましたので、是非
            行って聞いてみてください)

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購入金額    2800円

参考文献    レココレCCR特集。





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# by naruru-kato | 2018-05-12 18:47 | CCR | Comments(6)

Steelydanその2 Can't Buy A Thrill   

スティーリンダンのファーストアルバムを紹介します。
昨年、ウォルターベッカーが亡くなりその機会に今まで全く持っていなかったこのバンドのオリジナルLPですが(CDはベスト盤のみ所有)ナカシマレコードさんのおかげで、一気にすべて揃いました(笑)
本当はこのファーストはジャケがいまいちなので、いらないと思っていたのですが、最後に購入してから改めて聞くと、これが新人のデビューアルバムなのか?と言う程の完成度の高さ。しかもリードギターが二人もいるのに、ゲストギターにリード弾かせたりしていて、すでに最初から音楽実験ラボの雰囲気を出しています。
まさに恐るべしフェイゲン-ベッカーそしてプロデュースのゲイリーカッツ。

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猥雑なイメージのジャケです、立っている女の人は間違いなくコールガールだろうし、大きな唇はエロいし、マッチョの男のかぶさるような合成写真の全裸の女はいったい何を意味しているのだろう?

しかし、このイメージからは想像できない程、洗練された都会派音楽がこのデビューアルバムにはあります。すべての楽曲はフェイゲン-ベッカーのコンビ。
もともとこの二人でNYの学生時代にコンビを組んでジャズ的な作品を音楽出版会社に持ち込むも全く受け入れられずに下積みを続け、ゲイリーカッツ、ジェフバクスターらと知り合いゲイリーカッツがABCの専属プロデューサーになると同時にABCのソングライターになりABCの地元LAに向かったのです。

しかしABCでも誰も二人の作品を取り上げないのでカッツはバンドにして自分達の作品を自分たちで演奏するように仕向け、バクスター、デニーダイアスのツインギター、ドラムにジムボッダー、ヴォーカルにデビットパーマーを呼びバンドが出来たのです。ちなみにパーマーはフェイゲンがボーカルに自信がないために呼び寄せたのは有名な話です。

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ずーと、この裏ジャケはウォーターダメージの沁みだと思っていました(笑)。

メンバーのクレジットのついています、発表は1972年。まだこんな音楽が受け入れられる時代では無かったように思いますがそれでも1曲目のDo It Againが全米6位まで上がるヒットとなり一躍トップバンドに躍り出ます。

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ゲイトフォールドの内側、一応バンドのメンバーですが、左からベッカー、たぶんジムボッダー、ダイアス、ジェフバクスター、たぶんパーマー、そしてフェイゲン。このメンバーでライブも行いますが散々だ遭った為、セカンド以降メンバーを一人ずつ辞めさせその代わりにスタジオミュージシャンで脇を固めていく姿勢になっていきます。


曲順です
A面
-1 Do It Again
-2 Dirty Work
-3 Kings
-4 Midnite Cruiser
-5 Only A Fool Would Asy That
B面
-1 Reelin In The Years
-2 Fire In The Hole
-3 Brooklyn
-4 Change Of Yhe Guard
-5 Turn That Hertbeat Over Again

A-1デビューの最初の曲でこれほどふさわしくない曲があるのだろうか(笑)。と思わせる不思議なイントロ、しかしこの後のバンドの音楽スタイルを暗示させるにはこれほどの曲は無いであろう。ボーカルはフェイゲン。ダイアスのギターとフェイゲンのキーボードソロの不思議感は半端無いです。

-2 ボーカルはパーマーですが、ほとんどフェイゲンと同じトーン、フェイゲンのアクが取れるとこんな声になるのでは?と思う程。ここではサックスのソロがゲストによって吹かれます。


-3 3曲目でゲストギターのエリオットランドールのソロが入ります(笑)。ここでのフェイゲンのボーカルの表情の豊かさ、あえてパーマーを入れる意味があったのか?と言う程フェイゲンはいい味出してます。曲調はもうほとんどスティーリー節

-4 今度はボーカルがドラムのジム。しかしやはりパーマーと同じに聞こえる。
  かなりジャジーな曲です。

-5 ここでようやくジェフのジャズっぽいギターソロが聞けます。ボーカルはフェイゲン、A面聞いてみて、なんかもうすでに完成されつくしている感じ。

B-1ベストにも入るスティーリーの代表曲。ここでのギターもエリオットランドールです、バクスター、ダイアスじゃいかんの?と思うのですが。やはり何かがダメだったのでしょうねー

-2 一風変わった曲ですが、フェイゲンが歌うと。もうそこはスティーリーダンワールド。ジェフがスチールギターを弾いてます

-3 なんか、一番まともな曲(スティーリーダンっぽくない)でも曲はイイです。自分的には一番なじみやすい曲です。

-4 ここではフェイゲンとパーマーがボーカルを分け合います。これも感じのいい曲です。サビのコード感が素晴らしい、ジェフのギターソロも(テレキャスターっぽい)カッコいい

-5 最後の曲、ここでもギターの鈴鳴りがイイです。B面は3~5曲目の流れが本当に素晴らしい!

捨て曲はありません。すべてがこのバンドの音です。


レーベルです、セカンドプレスらしい(良く分からないですが)

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カタログNoはABCX-758 マトはA面がA-1 B面がD-1


この後セカンドではボーカルはフェイゲンのみとなり、その後はバクスターが辞め途中で入ったマイケルマクドナルドも辞め、最後には二人になってしまうバンドですがどんどん洗練され複雑なサウンドになっていく事は周知の事実。

このファーストはその事実を予感させるような要素が沢山詰め込まれたアルバムであると言えます。


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2800円


参考文献    レココレ 1993年6月号 スティーリーダン特集。















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# by naruru-kato | 2018-05-07 20:08 | Steelydan | Comments(2)

Grateful Deadその2  The Grateful Dead

今回は久しぶりにデッドです。以前から欲しかったファーストアルバムがたまたま訪れたデパートの催事で手に入ったからです。

しかし、この意味があるのか?全くないのか?さっぱり理解に苦しむジャケは何とも言えないですねー。デッドのアルバムジャケは音楽と関連性ある物が多いと理解していますが、これに関しては全く謎。真ん中のバリ島にありそうなヘンテコな怪獣のような石造は何を意味するのか?バックの太陽のコロナの爆発らしき写真ははたまた何を?


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そしてメンバーの写真。しかも5人のメンバーの内3人は同じ写真(かろうじてガルシアだけ微妙に口元が違う)。さっぱりわからないジャケです。

しかもバンド名の上の文字もさっぱり読めない。なんて書いてあるのだろう?

ボブウェアだけなぜかスター的に扱われているのがなぜだ?まぁ一番ハンサムなんで売り出したかったのでしょうかね(笑)
1967年の発表。デビュー前はワーロックスと言う名前でサンフランシスコでは有名なバンドだったらしい。

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後光が差すボブウェア(笑) クルーツマンは髭がないので可愛い顔。

一応デビュー時のメンバーは
ジェリーガルシア          リードギター  ボーカル
ロン(ピックペン)マッカーナン   キーボード   ボーカル
フィルレッシュ           ベース     ボーカル
ビルクルーツマン          ドラムス
ボブウェア             リズムギター  ボーカル

この後ミッキーハートが加わりツインドラムになります。そしてこのバンドになくてはならない作詞家ロバートハンターもすでにメンバーに加わっています。


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ジャケ裏、こちらも超手抜き、メンバー写真、メンバー表、曲目が左右で同じ写真が使われているだけです。なんじゃこれ(笑)

一応ガルシアはキャプテントリップスと書いてあるのでリーダーと言う事なのでしょうね。



この後のデッドはサイケデリック路線で1曲30分なんてザラになる演奏などが主体となっていくのですがこのデビュー盤ではまだそんな感じはなく、カントリー、フォーク、ロックンロール、ブルーグラス、などの範疇の音楽がいろいろ混じり合いながらもわりに感じのいい音に仕上がっています。でも時たまガレージ風になったり、サイケ調にもなったりで今後の展開を匂わせる要素が詰まっています。基本的にはブルースのカバーでバンドのオリジナルは1曲((ガルシアの曲も1曲)のみ。

また、ガルシアのギターはクリアートーンではなく、普通にディストーションのかかった音です、その隙間をまるでブッカーTのようなオルガンでピックペンが埋めていき、ボブウェアのリズムギター(あえてサイドギターとは呼びたくない、彼の場合)が突っ込んでくる。なかなか飽きないアルバムです。

曲順です
A面
-1 The Golden Road
-2 Beat It on Down the Line
-3 Good Morning Little School Girl
-4 Cold Rain and Snow
-5 Sitting on Top of the World
-6 Cream Puff War
[B]
-1 Morning Dew
-2 New, New Minglewood Blues
-3 Viola Lee Blues

A-1いきなりのピッグペンのオルガンが思いっきりサイケです、ボーカルはガルシア、ギターの音もサイケ調。終わり方も凄く変。

-2、ボブウェアのボーカル。もうすでにウェア節とでも申しましょうか(笑) USブルースとかシュガーマグノリアの感じが出ています。ガルシアのリードはカントリー風味。

-3 どうしてもこの曲はヤードバーズのバージョンが頭にあるのですが(笑)。この歌はフィルレッシュではないだろうか?完全にブルースです。

-4 サイケ風でありガレージバンド風。なぜかガルシアの声が良くあってます。

-5 ここではボブウェアのリズムギターが炸裂、その後ガルシアのリードも炸裂

-6 これも同じような曲です。全体にA面は小作品でまとめられています。トリップ感覚は微塵もありません。

B-1 ここで今後を匂わせるトリップな曲。ドラッグ決めて聞く飛んでしまいそうな感じ。

-2 ニューミングルウッドブルースという曲があるが、さらに新しいという事か?

-3 これは完全にハマってしまいそうな長い曲です。何度聞いても良く分からないのですが、これでガルシアのギターがクリアートンならばもう完璧にトリップです。


レーベルです。

ワーナーのゴールドレーベル。カタログNOはWS1689 マトは両面とも1B

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この後デッドは「太陽の賛歌」「ライブデッド」「アオクソモクソア」で完全なトリップ音楽に転じます。そしてライブでは4~5時間の演奏は当たり前。の状態に突入していくのでしょうかね。

以前CD紙ジャケでこのデビュー盤以外のスタジオはすべて持っていたのですが、ひょんなことですべて売却してしまいました。また縁があったらアリスタに移るまでのデッドならレコで揃えてもいいかなーと思っています。


購入レコ屋   丸栄の催事  レコ屋は忘れました


購入金額    2800円















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# by naruru-kato | 2018-04-30 18:21 | Grateful Dead Family | Comments(4)

Little Feat その2  Waiting For Columbus

なんと4回目の投稿以来ほったらかしにしていた、リトルフィートです。なぜ、ずーと取り上げなかったかというと、このバンドのスタジオ盤はすべてあるのですが、そのすべてが日本盤で(しかもほとんど再発)いまいち取り上げようとは思わなかったのです、しかもUSオリジがなかなか出てこなくて、さらにたまにあるとあまりに高い値段(日本盤にくらべて)なので積極的に集める気もしないままずーとそっぽ向いていたのです。今回「その2に進むシリーズ(笑)」でやはりフィートはやっておかないと、と言う事で昔から持っているUSオリジのこの名盤ライブを取り上げました。

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あまりにも有名なトマトの絵、僕が初めてフィートを知ったのはこのジャケです。ネオンパークの絵でもセカンドのSailin' Shoesとおなじくらいの「ぶったまげた」絵ですね。この絵だけ結構独り歩きしてロック聞かない人でも結構知ってますね。




裏ジャケです、めちゃかっこいステージ全景、なんか今時のショーアップされたステージと違い飾り物一切なし。音だけで勝負するイメージ。


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一応メンバー
Lowell George  ボーカル ギター
Paul Barrere     〃
Kenny Gradney  ベース
Bill Payne     キーボード
Richie Hayward  ドラムス
Sam Clayton   パーカッション

このアルバムでは、タワーオブパワーのホーン軍団、アンコールではローウェルと親交があった元ストーンズのミックテイラーもスライドで客演。

ゲイトフォールドの内ジャケです、メンバーの写真など、

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ローウェルジョージが亡くなる寸前の前に出たライブ、この後ローウェルジョージが解散宣言をしソロを発表。その後亡くなり、一時的にバンドは消滅、その後メンバーを補充して最出発するわけです、音源としてはまさに絶頂期、スタジオの6枚目くらいでローウェルのドラッグ癖の影響で奇行が増え、スタジオにも来なくなり、影が薄くなりますがライブでは本領発揮。フェイザーをかけまくったスライドが宙を飛び、ドラムのリッチーのバスドラ、ハイファットがビシバシ決まり、ペインのホンキートンクピアノがご機嫌なライブです。

実はこのアルバムで初めてフィートにで会ったのですが、その後に改めて聞いたスタジオ盤ではほとんどの曲でこのライブよりもショボい演奏で(笑)。改めてこのバンドはインプロゼイションの応酬があるライブバンドなんだなー。と思いました。

このライブはやはりA面の流れが素晴らしくイントロから一気に4曲目まで聞けます。そしてD面のラストまでグイグイ行くところが本当に大好きなんです。

録音はほとんどがイギリス、A面~C面までが本編、D面がアンコールという構成。

曲順です
A面
-1 Join The Band
-2 Fat Man in the Bathtub
-3 All That You Dream
-4 Oh Atlanta
-6 Old Folks' Boogie
B面
-1 Time Loves a Hero
-2 Day or Night
-3 Mercenary Territory
-4 Spanish Moon
C面
-1 Dixie Chicken
-2 Tripe Face Boogie
-3 Rocket in My Pocket
D面
-1 Willin
-2 Don't Bogart That Joint
-3 A Apolitical Blues
-4 Sailin' Shoes
-5 Feats Don't Fail Me Now

A-1これは本番前のステージに向かう途中でメンバーがいつも歌う曲。これからステージが始まる感が凄く良く撮られています。

-2 そしてオープニング、この曲はスタジオでは地味な曲なんですが、ここでは大きなウェーブとなって演奏されます。

-3 そしてそのまま大好きなこの曲になだれ込む、ここまでで完璧にKOされます。

B-2リッチーヘイワードのドラムソロ、カッコイイ

-3ここではタワーオブパワーの大活躍

C-1代表曲です、まさにビルペイン大活躍、デキシーランド、ニューオリンズ風のジャジーなピアノソロが随所に聞けます。後半ローウェルとバレルの宙を飛ぶようなギターの応酬。途中で曲も変わるのですが、どこから変わるのか良く分からないまま、最後はまたペインのシンセのソロ。なんという分厚い構成、なんか最後の方はキースエマーソンか?と思える演奏です(笑)

-3得意のブギー調のこの曲で本編終了。実際のライブもそうだったかは不明。


D-1アンコールでウィリン登場、ここではアコを抱えたローウェルがギターを弾かずに歌います。しかしいい曲だよなー

-3 ここでミックテイラー登場、二人のブルースバトル、右チャンネルがテイラー、左がローウェルです。途中でペインのピアノも絡んできます、しかしテイラーのギターって特に特色ないけどすぐわかる。フレーズが綺麗で気持ちいいのでねー。

-4~5セイリンシューズから最後になだれこみます、お客との掛け合い、最高なエンディングで終わります

この後CDでDXエデュション(勿論持ってます)も出て、ほぼ代表曲を聞くことができます。


レーベルです。

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この頃のワーナーである、パームツリーレーベルのWマーク入り。カタログNOはBS3140マトは良く分かりません(汗)

この時のメンバーでほぼ同じ内容で日本にも来たのですよねー、しかも矢野章子も飛び入りする日もあったりで、名古屋にも来ているのですが勿論見ていません。
来日したのは1978年なんで、僕は高校3年、その頃は「リッチー」とこぶし振っていた時期ですから当然ですわ(笑)


USロックのライブではオールマンのフィルモア、ザバンドのロックオブエイジス、と並んで燦然と輝くアルバムだと思いますが、フィートの場合このライブが凄すぎてスタジオ盤がいまいちなんですよねー(これは非常に高いレベルでの話ですが)と思うのは僕だけでしょうか?


購入レコ屋   不明

購入金額    不明

参考文献    ウエストコーストロック(ネットで探しました)




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# by naruru-kato | 2018-04-24 20:56 | Little Feat | Comments(4)

Jesse Ed Davis その2   Jesse Davis  

季節的に全く似つかわしくないこの輩、ドロドロスワンプな人なので真夏に紹介するのが良いと思うのですが、まったく知らずに買ったレココレのバックナンバー(フリートウッドマック特集)の中にこの人の興味深いインタビューが載っていて非常に面白かったのです。そして久しぶりにこのファーストを週末聞いているのです。
もう一つ、カテゴリーが増えすぎて収集がつかなくなりそうで(汗)。「その1」だけで止まっているアーティストの多さにビックリし、その2以降に進めなくては。と思っているので当分この路線が続くと思います。


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ジェシのデビュー盤です、最高傑作は前回取り上げた「ウルル」かもしれません、でもこっちの方もゲストが凄いし、なんといってもジャケがイイ。

少しウォーターダメージがあるため、破格の安さで購入できました。

この絵はジェシの父親のJesse Ed Davisが描いておりデザインはジェシ本人がアイデアを出した、とインタビューで答えてます。

この時はアルバムにはEdが入っておらず、この後すぐに父親は亡くなっているのです、この絵は父親の最後の作品であるのです。

そしてセカンドではアーティスト名がJesse Ed Davisとなっているのです。もしかしたらEdというのは受け継いだミドルネームなのかもしれませんねー。非常にややこしい説明でした。


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裏ジャケです。なにやらソーセージの化け物のようなものをギターのネックにしています。横にはクレジット。
ギターにクラプトン、キーボードにリオンラッセル、ドラムスにアランホワイトパーカッションになぜかジャッキーロマックスの名前も、バックボーカルにはグラムパーソンズの名前もあります。レコーディングはイギリスのオリンピックスタジオ。なぜイギリスか?というと、タジマハールのバンドのギタリストとしてイギリスに向い、そこでジョージハリソン、クラプトンと仲良くなってクラプトンにソロを作るアイディアを出されそのままスタジオに入ったのです。人脈的にベースはカールレイドルが順当でそれらしいベースも聞けますが、クレジットには載っていません。

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バングラデシュのコンサートではクラプトンと並んでステージでギターを弾きます。この事実もインタビューで知ったのですが、当初コンサートのチケットをコネでジョージからもらい観客としてNYに向かったのですが、クラプトンの調子が悪くコンサート前日にジョージにエリックの変わりに弾いてくれ。と頼まれ僅か1日のリハでステージに立ったのです(クラプトンが調子戻したのだがジェシもステージに立てた)と語っています。僕は最初からクラプトンの保険的に抜擢されていたと思っていましたが、真実は違ったのです。


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インナースリーブはアトコ純正。


ジェシは日本の歴史もかなり知っていて織田、豊臣、徳川の事は勿論知っていて(木下藤吉郎=秀吉も知っている)信長が統一間際に明智光秀に殺されたことや、ホトトギスの格言(泣かぬなら殺してしまおうホトトギス のやつ)も知っています。しかし、ミュージシャンのインタビューでこんなのまで出てくるなんて凄すぎる。


曲順です
A面
-1 Reno Street Incident
-2 Talsa County
-3 Washita Love Child
-4 Every Night Is Saturday Night
B面
-1 You Belladonna You
-2 Rock'n Roll Gypsies
-3 Golden Sun Goddess
-4 Crazy Love

A-1 これこそスワンプ、ドロドロのスライド炸裂、そしてダルでルーズなジェシのボーカル、LPの邦題は「ジェシデイビスの世界」ですが、まさにこの曲がそのままのイメージ。

-2 パメラポランドの作品、しかしこの声、ハマらん人は絶対に無理です。歌が上手いとか下手とか、そんなこと全然関係ないところで歌っています(笑)。

-3 クラプトンのギターが炸裂するナンバー、たぶんアランホワイトもここで叩いているのでしょう。

-4 まるでデラニー&ボニーのライブ盤ような、またはジョージハリソンの3枚組のアルバムの3枚目のジャムスタイルのような演奏(笑)。最後にドロドロスライドギターが出てきて幕を閉じます。

B-1 ここでもねちっこいボーカル全開。なぜか女性コーラスが入るとそれがまた良いんですよねー

-2 プロデュースもしたロジャーティリソンの有名な曲。印象深い曲です。アコがいい味出しています。

-3 このアルバムでは少し浮いているような少しお洒落なソウルナンバーと言う感じの曲です。しかし単体で聞くと凄くイイ曲です。ベースラインが凄くイイです。

-4 最後はヴァンモリソンのこの曲。曲がイイのは分かっていますが、ジェシが歌うとヴァンとは違った意味で素晴らしい。レスリースピーカーから流れるイントロが渋すぎる。この曲のカバーでは一番でしょう(どれだけカバーがあるか知らんけど)


レーベルです、アトコオリジナル、カタログNoはSD33-346 マトはA面2B面3です。


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最後に凄い話がありました、ジェシが若かったころザバンドのリボンヘルム達とバンドをやっていて、そこにハープ奏者もいてその人の彼女が歌が上手いのでバンドに入れて欲しいと頼まれ、一緒にセッションしたそうですが、やはりこのバンドには女の歌手はいらないと判断して、その話は流れてしまったそうです。

その女性とは、あのリンダロンシュタットだったのです。スゲー話でした。


ジェシのギターはソロで聞くより、誰かのバックで聞く時の方が断然「おっー」となります、ディアンオールマンにもライクーダーにも彼のようなスライドは弾けませんでした。間奏でエグルように入って来るスライドの魅力がジェシエドデイビスの魅力ですね。



購入レコ屋   ヤフオク

購入金額    2000円


参考文献    レココレ1998年5号


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# by naruru-kato | 2018-04-15 18:53 | Jesse Ed Davis | Comments(2)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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