アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Leon Russell( 1 )

Leon Russell その1    Same

大好きなトムペティーが突然亡くなりました、前週まで40周年記念ライブをやっていたのにいきなりです、信じられません。今年一番のショッキングな出来事です。

しかし、トムのレコは一枚も持っていなくて(すべてCD)急遽取り上がることもできません。
ディランとのジョイントのコンサートの時の僅かな持ち時間のトムはメチャかっこよかった。

そんなわけで今回はトムの才能を見抜き、シェルターよりデビューさせたリオンラッセル。
かなりメチャな展開ですがトムの死はそれほど僕に動揺を与えているのです(汗)
ちなみに日本語では「レオン」が一般的ですが英語だとどーしてもリオンと聞こえるのでこの表記にしております。

へんな前振りから始めてしまいましたが、本来は昨年のリオンの死の時に真っ先に取り上げなければいけなかったのですが、この名盤は日本盤しかもっていなかったのです。どーせ取り上げるなら「戦争の親玉」が入っているUSオリジが手に入ってから・・・と思っていました。
今年に入りようやく安価でゲットできたのでいずれ取り上げようと思っていましたが、まさかトムの死でこのように取り上げるとは思ってもみなかった。


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かなりリングウェアが入っていますがシェルターのオリジです。ソロデビュー盤としてはかなりのインパクトあるジャケ。


ちなみに日本盤と比べるとLeon Russellの文字の大きさがかなり違います。日本盤には「戦争の親玉」は入っていません。


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左USオリジナル   右 日本盤


僕がリオンを知ったのはジョージのバングラデシュコンサート(以下バングラ)。LPが先か映画が先かは忘れましたけど、どちらにせよその時です。この時初めて存在を知った人は多いのではないでしょうか?


しかしカーペンターズのカバーで有名曲は知っていたので「この人の声も」カレンカーペンターのような綺麗な声なんだろうと思っていました。そして初めてこの人の声を聞いた時の驚きはたぶん凄かったと思います。
ある評論家の紹介文にありましたが、「いきなり首根っこ捕まえられて泥沼に引きづり込めらるような声」と書いてありました。まさに的を得た的確な表現です。



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裏ジャケ、このアルバムはイギリスで録音され、ゲストにはクラプトン、ジョージ、リンゴ、クラウスボアマン、チャーリーウッツ、ビルワイマン、スティーブウィンウッド、など、スワンプ人脈からはジムゴードンくらいで起用はそれほど目立っていません。



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僕が思うにリオンはかなりの策士であったと思います、マークベノとのユニット「アサイラムクワイヤー」を不発で終えますが、その後デラニー&ボニーのフレンズに参加、イギリスのプロデューサー、デニーコーデルとここで親しくなり(たぶん)デニーからジョーコッカーのプロデュースの依頼され、リオンの作品である「デルタレディー」がヒットします。


その後ジョーのUSツアーでは、まとめ役を行い大量のメンバーもほとんど集め「マッドドック&イングリッシュメン」という名前でツアーに出ます。実質上ジョーコッカーのUSツアーを乗っ取った形になり「リーダーはリオンでジョーは歌わせてやってる」ようなイメージでツアーを終え、リオンの存在をアメリカで広めこのソロアルバムを発表するのです。
(LP発売の順番はリオンが先かマッドドックスが先かは不明)



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そして、次にジョージのバングラにも出演しここでもスワンプ系ミュージシャンをプロデュース、コーラス隊(ドンニックス&クラウディアレニア夫妻、マーリン&ジェニーグリーン夫妻)カールレイドル、ジムケルトナー、ジェシディビスなどを引き連れ、自分のコーナーでは3曲の組曲で大爆発、ボブディランのコーナーではジョージとともにワンマイクでボブにコーラスを付けるという、破格の扱いで一気に有名になっていくのです。いっそのこと政治家を目指せば良かったかもですねー(笑)



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それにしてもバングラでのジャンピンジャクフラッシュの強烈な事よ(笑)。
二枚の写真はバングラの写真集より。




シェルターレーベルは社長デニーコーデルと共同で造りましたが実質は副社長のリオンの音楽人脈で集められたようです。有能であるが大手レコード会社と契約できない無名なアーティストの救済(シェルター)レーベルで、JJケール、ドンニックス、アランガーバー、フィービスノウなどが契約しています、そしてトムペティー&ハートブレイカーズもここからデビューしたのです。



曲順です
A面
-1 A Song For You
-2 Dixie Lullaby
-3 I Put A Spell On You
-4 Shoot Out On The Plantation
-5 Hummingbird
B面
-1 Delta Lady
-2 Prince Of Peace
-3 Give Peace A Chance
-4 Old Masters
-5 Hurtsome Body
-6 Pisces Apple Lady
-7 Roll Away The Stone



A1 いきなり流れるようなピアノのイントロ、これはロックのアルバムなのか?と思った瞬間あの声が・・・ なんというオープニングなんだ(驚) いきなり金縛りにあいそうになる。カーペンターズで慣れ親しんだ人にはこれがオリジナル、といわれても困ってしまう事でしょうねー(笑)

-2 これもリオンの代表曲となっていく曲、スライドはジョージではないだろうか?

-5 アコのドロドロしたイントロから、またドロドロの声(当たり前だけど)1曲目で引きづりこまれ、ここで永遠に逃れる事が出来なくなりそうになる(笑)

B-1 ジョーコッカーがヒットさせた曲、ジョーのバージョンも同じ系の声なので同じように 聞こえる(笑)

-2 イントロのギターがかっこええです、エレキのオブリガードはクラプトンっぽいなぁー。

-3 これは完璧にゴスペルです、スタジオで適当にセッションしたそのまま、という感じ。

-4 アメリカ国家のメロディに乗せてディランの「戦争の親玉」を歌っています。ディランからクレームがありセカンドプレスからは外されます。

-7 これも有名な曲です、しかしリオンの曲ってみんな同じに聞こえるのは僕だけだろうか? このギターは絶対にジョージだと思うんだけど


捨て曲風なのもありますんで,自分の気に入ってるナンバーのみの紹介でした。




レーベルです、映画スーパーマンの方からクレームが来た卵にSマーク。



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この後、最高傑作のセカンドアルバムLeon Russell and the Shelter People、非常に売れたサードアルバムのCarneyを発表、3枚組のライブと怒涛のドロドロ快進撃を続けますがシェルターを離れる1974年くらいにスワンプも下火になりリオンの怪人パワーも下がっていくような感じですね。(くどいようだが、やはりここらで政治家に変わるべきだったかも)




リオンも亡くなりトムも亡くなり今頃は二人で未発表のアルバム(実は録音はされている)の再演でも天国でしていると良いのですが。




購入レコ屋  USオリジ    ヤフオクのどこかのレコ屋

購入金額   1000円


日本盤は忘れました(すでに友人に譲渡)



 












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by naruru-kato | 2017-10-07 18:34 | Leon Russell | Comments(2)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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