アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Little Feat( 3 )

Little Feat その3  Same 

ウエストコースト系の大物を続けてきましたので、「次は当然おれっちのバンドだろうな?」とあの世からあの巨漢が言っている気がして(汗
リトルフィートの1971年のデビュー盤です。以前は日本プレスの再発盤しか手元になく、音もイマイチだし作品もイマイチで,やはりフィートはネオンパークのジャケじゃないとアカンなぁー。とずーと思っていたところ、年末に紹介したようにバーゲンの餌箱からわずか324円で奇跡的にこのオリジが発掘され、もう一回じっくり聞いてみて圧倒されました。

いや、本当は、日本盤で圧倒されなくてUSオリジで圧倒された。なんて書くとそんなに凄いのか?という事になりますが、本当のところはじっくりと聞いてなかっただけというのが真実ですけど(たぶんね)。

さらに言うと、以前のフィートのブログでスタジ盤はライブに比べてショボい、という事を書いていますが。いーや全然そんなことない。ということを改めて思う次第(反省)。


ネオンパークでないフィートというのも変ですが、実はファーストアルバムのこの写真も見事なのです。


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ジャケは、というとVGくらいでリングウェアも酷いこの盤ですが、レコはVG+++くらいで程よく聞けました。
Frank Bezという人が撮ったこの写真の意図は「失われたアメリカの再構築」という文章を見かけました。そして写真のコンセプトはSuzanTitelmanとなっています。もしかしたらプロデューサーのラスタイトルマンの奥さんであるかも知れませんね。

砂漠の中にたたずむ古い建物(又は看板)と青い空、とメンバー達。アメリカンノスタルジーの象徴のような写真。

ところでBezという人はライクーダーのファーストアルバムも撮っていてフィートのジャケと対をなしているように撮られている、ということなのです。勿論このアルバムもタイトルマンのプロデュース、ここらの時代のワーナーはみな同じコンセプトを持っているのでしょう。

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比較するために両アルバムを並べてみました(ライのはレコパックしてるため光ってます)

たしかにライのデビュー盤もコンセプトが同じような感じ(内容、ジャケともに)、ここでのエルミタージュでの写真も素晴らしいですよね。



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裏はほとんどクレジットのみですが、ファーストプレスはメンバーの写真がちりばめられたものです、セカンドがこの盤、サードと日本盤は写真とクレジットの両方が掲載されていますのでオリジナルとしては3種類のデザインが存在することになるのです。


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このアルバムでのメンバーは四人、フランクザッパのバンド、マザーズから独立したローウェルジョージがベースのロイエストラーダを引っ張り、そこにドラムのリッーチーヘイワードが加わり、マザースのオーディションを受けに来ていたビルペインが加わりグループが出来たのです。


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内容はフィートの得意なジャズ、ニューオリンズ風なところはまだ見受けられなく、カントリーロック、ブルース的な曲が多いです。

この時代のアメリカを作品している、ザバンド的、デッド的なところも見受けられます。


曲順です
A面
-1 Snakes on Everything
-2 Strawberry Flats
-3 Truck Stop Girl
-4 Brides of Jesus
-5 Willin
-6 Hamburger Midnight

B面
-1 Forth Four Blues/Hou Many More Years
-2 Crack in Your Door
-3 I've Been The One
-4 Takin'in My Time
-5 Crazy Captain Gunboat Willie

A-1 いきなりスライド全開のご機嫌なナンバー、これはその後のフィートの楽曲の原型があるのです?絡みついてさらにまとわりつくローウェルのスライドには彼の手癖が全て詰まっています。

-2 非常に全体のバランスの取れた曲、ピアノ、ギター、ドラムが絡みついてタイトな作品となってます。

-3~4 2曲ともカントリーロックの要素も垣間見られる歌ものです。けっこう好きなナンバー

-5 代表曲になるこのアコなナンバー、マザーズ時代に作ったがドラッグソングの為ザッパにNGを言われた逸話は有名です、この後のセカンドにも再度収録されますが、ここではシンプルな演奏になっています。自分としてはこのバージョンが好きです。なんといってもここでのアコのスライドはライクーダーが客演しているのですから!

-6  この曲もその後にフィートの十八番になるボーカルとスライドがユニゾンする奏法(笑)が聞けます、最高です。

B-1唯一のカバー、ハウリンウルフの曲をメドレーでやっています、ブルースもイイです。ここでのスライドがまた凄い。スライドはローウェル、ギターはライのクレジットになってます。

-2 フェイザー掛かったスライドがうねります、ザバンド的なナンバー。

-3 ウィリン的なナンバーです、出来はこちらの方がいいかな?ここでのアコのスライドが染みます、後のLongDistanceLoveの原型がここにあるようだ。

-4 ビルペイン作、ボーカルも彼かな? ボニーレイットがカバーしています。ストリングスアレンジも入りジャケのイメージと重なります。

-5 タイトルのCrazy Captainというのはザッパのことなのだろうか?ふと気になるタイトルで終わります。ノンクレジットですが、ピアノでDrジョンも参加しているそうです。他のゲストはペダルでスヌーキーピート、タイトルマンもピアノ、コーラスで参加しています。


レーベルです。ワーナーオリジナルのグリーンです、カタログNoはWS1890、マトは両面とも一応1です。


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フィートのこのファーストはファンに取っては賛否両論あるようですが、今回この記事を書くに当たり他のブロガーさんの記事も一通り拝見しましたが、結構な数の投稿があって大方好意的な内容が多かったのです。

自分的に見てもこのアルバムはいろいろ今後のフィートの音楽性の基準があるようで、今回オリジを入手して聴き直ししたところ、素晴らしいアルバムであると思い直した次第。

しかし、フィートのオリジナル(特にディキシーチキンまでのグリーンレーベル)ってなかなか出てこなくて(汗
今後の自分の最難関アイテムであるのですが(まぁ高いお金出せばあるんだろけど)気長に探したいと思っています。


購入レコ屋 グレイテストヒッツ

参考文献  DIG No22





by naruru-kato | 2019-01-26 19:11 | Little Feat | Comments(6)

Little Feat その2  Waiting For Columbus

なんと4回目の投稿以来ほったらかしにしていた、リトルフィートです。なぜ、ずーと取り上げなかったかというと、このバンドのスタジオ盤はすべてあるのですが、そのすべてが日本盤で(しかもほとんど再発)いまいち取り上げようとは思わなかったのです、しかもUSオリジがなかなか出てこなくて、さらにたまにあるとあまりに高い値段(日本盤にくらべて)なので積極的に集める気もしないままずーとそっぽ向いていたのです。今回「その2に進むシリーズ(笑)」でやはりフィートはやっておかないと、と言う事で昔から持っているUSオリジのこの名盤ライブを取り上げました。

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あまりにも有名なトマトの絵、僕が初めてフィートを知ったのはこのジャケです。ネオンパークの絵でもセカンドのSailin' Shoesとおなじくらいの「ぶったまげた」絵ですね。この絵だけ結構独り歩きしてロック聞かない人でも結構知ってますね。




裏ジャケです、めちゃかっこいステージ全景、なんか今時のショーアップされたステージと違い飾り物一切なし。音だけで勝負するイメージ。


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一応メンバー
Lowell George  ボーカル ギター
Paul Barrere     〃
Kenny Gradney  ベース
Bill Payne     キーボード
Richie Hayward  ドラムス
Sam Clayton   パーカッション

このアルバムでは、タワーオブパワーのホーン軍団、アンコールではローウェルと親交があった元ストーンズのミックテイラーもスライドで客演。

ゲイトフォールドの内ジャケです、メンバーの写真など、

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ローウェルジョージが亡くなる寸前の前に出たライブ、この後ローウェルジョージが解散宣言をしソロを発表。その後亡くなり、一時的にバンドは消滅、その後メンバーを補充して最出発するわけです、音源としてはまさに絶頂期、スタジオの6枚目くらいでローウェルのドラッグ癖の影響で奇行が増え、スタジオにも来なくなり、影が薄くなりますがライブでは本領発揮。フェイザーをかけまくったスライドが宙を飛び、ドラムのリッチーのバスドラ、ハイファットがビシバシ決まり、ペインのホンキートンクピアノがご機嫌なライブです。

実はこのアルバムで初めてフィートにで会ったのですが、その後に改めて聞いたスタジオ盤ではほとんどの曲でこのライブよりもショボい演奏で(笑)。改めてこのバンドはインプロゼイションの応酬があるライブバンドなんだなー。と思いました。

このライブはやはりA面の流れが素晴らしくイントロから一気に4曲目まで聞けます。そしてD面のラストまでグイグイ行くところが本当に大好きなんです。

録音はほとんどがイギリス、A面~C面までが本編、D面がアンコールという構成。

曲順です
A面
-1 Join The Band
-2 Fat Man in the Bathtub
-3 All That You Dream
-4 Oh Atlanta
-6 Old Folks' Boogie
B面
-1 Time Loves a Hero
-2 Day or Night
-3 Mercenary Territory
-4 Spanish Moon
C面
-1 Dixie Chicken
-2 Tripe Face Boogie
-3 Rocket in My Pocket
D面
-1 Willin
-2 Don't Bogart That Joint
-3 A Apolitical Blues
-4 Sailin' Shoes
-5 Feats Don't Fail Me Now

A-1これは本番前のステージに向かう途中でメンバーがいつも歌う曲。これからステージが始まる感が凄く良く撮られています。

-2 そしてオープニング、この曲はスタジオでは地味な曲なんですが、ここでは大きなウェーブとなって演奏されます。

-3 そしてそのまま大好きなこの曲になだれ込む、ここまでで完璧にKOされます。

B-2リッチーヘイワードのドラムソロ、カッコイイ

-3ここではタワーオブパワーの大活躍

C-1代表曲です、まさにビルペイン大活躍、デキシーランド、ニューオリンズ風のジャジーなピアノソロが随所に聞けます。後半ローウェルとバレルの宙を飛ぶようなギターの応酬。途中で曲も変わるのですが、どこから変わるのか良く分からないまま、最後はまたペインのシンセのソロ。なんという分厚い構成、なんか最後の方はキースエマーソンか?と思える演奏です(笑)

-3得意のブギー調のこの曲で本編終了。実際のライブもそうだったかは不明。


D-1アンコールでウィリン登場、ここではアコを抱えたローウェルがギターを弾かずに歌います。しかしいい曲だよなー

-3 ここでミックテイラー登場、二人のブルースバトル、右チャンネルがテイラー、左がローウェルです。途中でペインのピアノも絡んできます、しかしテイラーのギターって特に特色ないけどすぐわかる。フレーズが綺麗で気持ちいいのでねー。

-4~5セイリンシューズから最後になだれこみます、お客との掛け合い、最高なエンディングで終わります

この後CDでDXエデュション(勿論持ってます)も出て、ほぼ代表曲を聞くことができます。


レーベルです。

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この頃のワーナーである、パームツリーレーベルのWマーク入り。カタログNOはBS3140マトは良く分かりません(汗)

この時のメンバーでほぼ同じ内容で日本にも来たのですよねー、しかも矢野章子も飛び入りする日もあったりで、名古屋にも来ているのですが勿論見ていません。
来日したのは1978年なんで、僕は高校3年、その頃は「リッチー」とこぶし振っていた時期ですから当然ですわ(笑)


USロックのライブではオールマンのフィルモア、ザバンドのロックオブエイジス、と並んで燦然と輝くアルバムだと思いますが、フィートの場合このライブが凄すぎてスタジオ盤がいまいちなんですよねー(これは非常に高いレベルでの話ですが)と思うのは僕だけでしょうか?


購入レコ屋   不明

購入金額    不明

参考文献    ウエストコーストロック(ネットで探しました)




by naruru-kato | 2018-04-24 20:56 | Little Feat | Comments(4)

Little Feat その1 Sailin Shoes 


大好きなリトルフィートの2枚目のアルバム、Sailin Shoesです。

フィートのアルバムとは切っても切れない関係のネオンパークという画家が最初に手掛けたジャケ。


 
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足と目がついたケーキがブランコに乗って、それをカタツムリが眺めている、衝撃的な絵です。



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木にも目玉がついていて、蹄まであります。これがウエストコーストのロックバンドのジャケとは到底思えません、初めて見たときいいったいどんな音が入ってるのか想像がつきませんでした。


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ネオンパークのサイン、これ以降どもアルバムにもこのサインが入ってます。




全体を眺めると、やはりぶったまげます(笑)




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やはり、このアルバムはこうして見ないといけません。




ウエストコーストといってもフィートはニューオリンズ、リズム&ソウル、ファンクの要素がかなり強く、大ヒットはしませんでしたが同業のミュージシャンに愛されました、日本でも桑田さんや、矢野顕子らが影響を受けてます(矢野さんのファーストにはフィートのメンバーも参加、桑田さんはトリビュートアルバムに参加)


このアルバムから名曲も沢山生まれています、最高傑作の次のアルバムより僕はこちらのほうが好きです。


まだ、キーボードのビルペインらの存在が薄く、リーダ件ボーカル件ギターの故ローウェルジョージの独檀場、天高く舞い上がるフェイザーをかけまくったスライドギターがたまりません。


ファーストアルバムからの再演であるWillin、Easy to slip 、Cold cold coldなどがキラーチューンでしょうね。




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これは日本盤ですが、白レーベルの見本盤ですが、ワーナーのP-10000番台という事は、再発の見本盤という事なんでしょうか?


でもアコの抜けた音が最高に気持いいです。いずれUSオリジナル盤で買い直しするつもり。




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フィートのアルバムは音とともにジャケも語る要素が多いのでいずれすべて取り上げます、



昔はウエストコーストならイーグルス、ドゥービィーの王道が一番と思ったましたが、つい最近になってやっとフィートのよさがわかってきました。




参考文献    レココレ増刊  ウエストコーストサウンド。








by naruru-kato | 2015-09-17 11:22 | Little Feat | Comments(0)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


by naruru
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