アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Doobie Brothers( 3 )

Doobie Brothers その3 The Captain and Me

段々と寒くなってきましたねー。前回、こんな寒い日には心から温まるSSWがイイですねー。などと書いておきながら、この冬には全く似つかわしくないドゥービーを取り上げるのは、はたしていかがなものか? やはりこのバンドは初夏に車のウィンド全開にして高速道路をぶっ飛ばす。こんなシュチェーションが似つかわしいと思うのですが(人によってはビーチボーイズかもしれませんが)いかんせん今週は仕事がトラブルで地獄の忙しさになり今日の(日曜日)マラソン大会もキャンセル(涙)。ようやく夕方になり落ち着いて家に帰り「これはやはりスカッとしたいなー」感でこのアルバムを2回ほど聴いていたのです。


1973年作、全米7位まで上がった大ヒットアルバム、ドゥービーの自分的には最高傑作であるこのアルバム。


前回のトゥールズストリートの流れをさらに怒涛の勢いに替えてA面は「これでもか!これでもか!攻撃」のギターのコードカッティングの嵐。トムジョンストンの声にいい加減うんざりしそうになりながらも、次第に気持ちが乗って来て仕事の激務を忘れさせてくれました。


なにかと意味深いアルバムジャケです。

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レココレのドゥービー特集で小林慎一郎さんが「アメリカの最先端の高速道路(近代化)を西部開拓時代のいでたちでメンバーが馬馬車で進んで行き、裏ジャケでは戻っていく」このままのバンドスタイルでは前に進めない。という暗示であるのか?と書いています。


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僕は違う解釈で「時代の先端の高速道路もいつかわ朽ち果て車なんかよりも馬馬車の時代がまた戻って来る」と暗示しているように思います。表ジャケの高速道路の断面はボロボロの状態の写真です。本当の所は良く分からないですけど。



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ところでメンバーはトムジョンストン、パットシモンズ、タイランポーター、ジョンハートマン、マイケルホザックの5人。ゲイトフォールドの内側がその5人の高速道路上での晩餐になっていますが、表裏ジャケでは6人写っています。後一人は誰なんだろう?


ところで、この写真も気になる事が、アメリカの高速道路のがードレールってこんなに低いのか?これではトラックやワンボックスならぶつかった拍子に飛び越えて落ちてしまうぞー。と思うのですが(笑) たぶん高さ70センチくらいしかないような気がするが本当に大丈夫なんやろーか? どうでもいい事ですけど。



ゲストのジェフバクスター?プロデューサーのテッドテンプルマン?誰か知っている人がいたら教えてほしいです。


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サウンドの方はスピード感あふれたトムのボーカル、ブンブン唸るタイランのベースをを中心としてイケイケの勢いで進んで疲れた頃にパットのアコが冴える歌が入るというお決まりの展開。これはスタンピードまで続きます。


曲順です
A面
-1 Natural Thing
-2 Long Train Runnin
-3 China Grove
-4 Dark Eyed Cajun Woman
-5 Clear as the Driven Snow
B面
-1 Without You
-2 South City Midnight Lady
-3 Evil Woman
-4 Busted Down Around O'Connelly Corners
-5 Ukiah
-6 The Captain and Me

A-1 前作のリッスントゥーザミュージックと同じ流れのように始まるこの曲。一曲目でこんな感じで始めといて次で「ガッツーン」と来るのはこのバンドの十八番ですね。中間部のツインリードは凄く好きです。

-2 アメリカンロック系のアマチュアバンドは必ずこの曲を通る。と言っても大げさではない有名曲、僕もやりました(笑)当然このグルーブは出せませんでしたけど、このカッティングの合間のパットのアルペジオが効いてるんです。しかもマイナーコードです。アメリカンロックを代表する曲と言ってもいいです。

-3 そして例の「これでもか攻撃」これも皆よくやってましたねー。コードリフの合間の空ピックのチャカチャカがかっこえー。でもこの辺でそろそろトムの声に「まぁーえーわー(名古屋弁で「もういい加減にしてください」の意味)」となってくるのです(笑)。

-5  最後にパットの曲で少しほっとします。でも最後は壮大なドラマで終わります。

B-1 また来たトム(笑) もうこの辺でノックアウト(悪い意味で)。

-2 本人達も判っているのだろう、トムが続くと聴き手側もほとほと疲れることを(笑)そう思うとこの名曲がこのアルバムで一番良かったりして。その後大ヒットし全米NO1を獲得するBlackWaterの前触れのような美しい曲。

-5 インストの小曲を挟みラストに向かってまたトムが突っ走ります。トムのブッ
クR&B好きが良く出た曲です、ここでのギターソロはジェフバクスターかも?

-6  最後はアルバム表題曲で終わります。



レーベルです。

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ワーナーのパームツリーの初期レーベル、WBマークが小さいです。たぶんオリジナルだと思います。カタログNoはBS2694 マトはA2 B1です。

(追記 その後オリジナルの初回盤はグリーンレーベルであることが判りました)


何枚も大ヒットを飛ばしたドゥービーですが、アメリカのロック音楽史ではいまいち超一流バンドではない(たぶんそーいう位置ずけだろうと勝手に思ってます)田舎臭さが残るこのバンド(トムジョンストン時代)。以前のブログにも書きましたがこのバンドはアルバム中でヒット曲以外はあまりイイ曲が無いように思います。今回久しぶりにこのアルバムを聞きましたが半分は捨て曲っぽいかなーと思いました。


購入レコ屋  グレイテストヒッツ

購入金額   500円


参考文献   レコードコレクターズ1993 3号


















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by naruru-kato | 2017-12-10 19:04 | Doobie Brothers | Comments(4)

Doobie Brothers その2   Stampede

ドゥービーの5作目のスタンピードという題名のアルバムです、このアルバムから前回はゲスト扱いだったギターのジェフバクスターが正式にグループに参加。そしてドラムスもキースヌードセンに交代し僕的には最高のメンバーでのアルバムであると言い切れます。

ところで、スタンピードとは「大敗走」という意味です。ジャケが見事に感じを表しています。



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強盗に失敗して逃げている盗賊集団、そんな感じです。ドゥービーのジャケではこれが一番好きですね。しかし大敗走にしては若干メンバーが笑っているのが気になる(笑)


高校の頃、新栄のビルの地下にあったロック喫茶で、壁一面にこのジャケが描かれていたのにぶったまげ、よく学校の帰りに寄っていたことを思い出します。



グループ&タイトルロゴもカッコいいです。このバンドはこーいうタイトルロゴマークを作るのがやたらうまく、ドゥールズストリート、テイクイットトウザストリート、サイクルズなどのマークもたまりませんよ!



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ところで新加入の一人ジェフバクスターがジャケに載っていませんが、裏ジャケで理由が判明します。





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メンバー紹介の下段、左から2番目ですが、たぶんこの人は馬に乗れないのでしょうね(爆)





プロデューサーのテッドテンプルマンなんかも写ってます、ゲイトフォールドジャケの内側はやはり一人足らないですが、メンバーが馬に乗って海岸沿いを歩いてます。


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インナースリーブです、同じタイトルのロゴマーク入り。このロゴのTシャツが欲しいな



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反対側は歌詞カードです、アメリカのロックバンドでは珍しいですねー。



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ドゥービーはこの後、このアルバム発売記念でツアーに出ますが途中でトムジョンストンがダウン、その後マイケルマクドナルドが助っ人で入り、そのままグループ入り、その後は全く違うグループに変わっていったことは至極承知の事実です。


僕としてはこの時期のメンバーが最高だと思っているのでこの時期のライブが聴きたいのですがねー。



曲順です
A面
-1 Sweet Maxine
-2 Neal's Fandango
-3 Texas Lullaby
-4 Music Man
-5 Slack Key Soquel Rag
B面
-1 Take Me in Your Arms
-2ⅠCheat the Hangman
-3 Precis
-4 Rainy Day Crossroad Blues
-5 I Been Workin' on You
-6 Double Dealin' Four Flusher


A面1曲目、ゲストのビルペインが奏でるピアノから一気に大物量作戦開始!タイラン@ポーターのピック弾きベースがブイブイと引っ張ります、2曲目の後半の大ギターバトルですでに昇天してしまいます、これぞアメリカンバンドの醍醐味。黒っぽいトムジョンストンの渋めのバラード系から最後はパットシモンズの十八番のA-5でA面終了。もうすでに聴き手はぐったりしてしまいます。

B面いきなりのモータウン、完璧にドゥービー節(笑)。その後もこれでもかと言わんばかりの物量できます。

レーベルです


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Wマーク入りのバーバンクですが、WBマークが小さくこれは75年だけの特徴ですので限りなくオリジナルの近いセカンドプレスくらいだと思います。



同時期に活躍したイーグルスなどから比べるとどうしても格落ち気味のドゥービーですが、真夏の高速道路をかっ飛ばす時,聞くと間違いなく150kmくらいにはなってしまうドゥービーの大物量サウンドはやはり夏には欠かせませんね。

購入レコ屋   グレイテストヒット
購入金額    500円
参考文献    レコードコレクターズ ウエストコーストサウンド
参考HP     record correct"errors"?     
    http://recordcorrecterrors.music.coocan.jp/

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by naruru-kato | 2016-08-21 11:42 | Doobie Brothers | Comments(0)

Doobie Brothers その1   Toulous Street

そーいえば、アメリカンロックの王道、ドゥービーとイーグルス取り上げていなかったなぁー と今初めて気付きました(笑)、特に僕が語る事は無いと思うのですが、音楽については有名な曲ばかりなんで,70年台を代表するこのふたグループは音楽性、楽曲などはスルーして語ろうかと思います。

まずドゥービーのセカンドアルバム、トゥールズストリートです。高校~大学生の頃は夢中で聴いたアルバムですが,そのうちどこかに売ってしまいCDだけ持っていました。

ドゥービーは安売りカスレコでもいいかなーと思ってひとまずファーストからスタンピードまですべて500円以下で買い直したのですが、このセカンドだけはなぜかドイツ盤でした。

どーもリッスントゥーザミュージックのギターのカッティングが「こんなんじゃないよなー」感がずーと気になっていていずれオリジナル買おうかな、と思っていたのです。

栄のミュージックファーストさんで3500円くらいで売っていましたが2800円に値下げになり、3か月悩んで購入。


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ちなみに僕は日本では圧倒的に多いであろう「マイケルマクドナルド嫌い」派です。だからスタンピード以降のドゥービーには興味ありません(きっぱり)、ただし90年以降のトム復帰後のドゥービーもそんなに興味は無く、やはり70年台だけで満足している派閥です、まぁコンサートは行きましたけどね(汗)

話がそれましたが、今回初めてオリジナルを入手。しかし・・・ ドイツ盤とほとんど同じ、または多少見劣りする音でした。メチャショックです。

もしかしたら国内盤のパイオニアP-8000番のほうが音がイイかもしれません。

こういう事は良くあります、たとえばジャクソンブラウンはアサイラムの再発くらいだと間違いなく国内盤のほうがいい音でした。先日のオールマンのアトコ初盤は本当に爆音だったし、ザバーズのコロンビアオリジナル盤は日本のCBS/ソニーに比べたら雲泥の差の素晴らしさだし、まぁレーベル、日本のレコード会社のレベルによって違いがあるという事でしょうねー。

ワーナーブラザーズ系はそれほどオリジナルにこだわる必要はないという事でしょうか?


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裏ジャケもほとんど同じテクスチャーです。

しかし、オリジナルとドイツ盤を比べてみるとジャケの違いが明確です


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左、USオリジナル、右 ドイツ盤(いつ頃のかは不明)オリジナルも日本盤もテクスチャー加工してありますが、ドイツ盤はピカピカの印刷です。かなり違います。

ここら辺だけ楽しめればいいのかもね。


問題のゲイトフォールドジャケの中身です。

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US盤は同じように加工されていて、どことなくピントが飛んでいる感じ。





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これはドイツ盤ですが非常にくっきりとエロい写真を見ることが出来ます。

しかしなんでアメリカの人たちは脱ぎたがるのだろう?この構図でオールマンのファーストみたいに全員男だけならとても見れたものではないですね。


曲目です。
A面
-1 Listen to the Music
-2 Rockin' Down the Highway
-3 Mamaloi
-4 Toulouse Street
-5 Cotton Mouth
B面
-1 Don't Start Me to Talkin
-2 Jesus Is Just Alright
-3 White Sun
-4 Disciple
-5 Snake Man

まぁ白眉はA-1、2のその後ドゥービー王道路線は当然として、バーズがオリジナルのB-2 -3くらいでしょうかね

僕個人的見解はドゥービーのイメージは各アルバムでその後ライブで定番になっていった素晴らしい楽曲は当然イイとしても他の地味な曲にイイ曲があまりなかったバンド。という位置づけを勝手にしてます。各アルバム毎に捨て曲も沢山ある感じですね。だから本当はベスト盤だけあればイイのです、少し極論ですが。


レーベルです。
カタログNoBS2634 マトはA面1-A   B面 1-Bと記入されています。
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オリジナルはグリーンのワーナーです。ちなみにドイツ盤は


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こんな感じです、いかにも再々発盤、というイメージです。


沢山のメンバーチェンジしながらいまだに(たぶん)活動続けているバンドですが「昔の名前で出ています」的なイメージがぬぐえません。オールマンみたいにデレクトラックスみたいなとんでもない身内を入れて再度再生しているのと比べるといささか寂しいい活動内容です。

どうでもいい話ですが、バンドやってるときリッスントゥーザミュージックの乾いたカッティングがどうしても出来なくて泣きそうだったのが思い出ですね(笑)


USオリジナル
購入レコ屋 ミュージックファースト
購入金額   2.800円

ドイツ再発
購入レコ屋 グレイテストヒッツ
購入金額    300円





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by naruru-kato | 2016-05-28 15:46 | Doobie Brothers | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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