アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Danny Kortchmar( 2 )

Danny Kortchmarその2   Jo Mama/J Is For Jump

今年72歳になったらしいダニーコーチマー(以下クーチ)。今最も旬なギタリストですね(笑)。だって昨年に引き続き今年もやって来るのです。そして今回も最高のバック(リースカラー、ラスカンケル、そしてワディワクテル)達が脇を締め、さらに日本から佐橋さん五輪真弓、奥田民夫、小坂忠らが。司会は萩原健太さんのスペシャルナイトの1日あるのです。
しかしながら、今年も東京、大阪のビルボードのみ(涙)。我が町には(厳密には隣町)来てくれません、だいたい名古屋にビルボード無いし、ブルーノートでやるわけないし、物凄く嫌悪感があります。ボトムラインでやってくれよー(血の叫び)

と言う事で、今回は1年ぶりにジョーママです。セカンドアルバムであり、最後のアルバムでもあります。

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アルバムテーマにそってフロントマンがジャンプ!
左からピアノRalph Schuckett、ベースCharles Larkey 、ボーカル Abigale Haness 、ドラムJoel OBrien ギター Kootchです。ピアノなのでジャンプ出来ないラルフは片足上げている所がオチャメ。


クーチのギターはテレキャスターシンラインを改造して3ピックアップにしています、JTとのセッションにもよく写っているギターでこの時期の愛器です。

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裏ジャケ なんかほのぼのしていて良いです、アビゲイルがなにやらラーキーにちょっかいだしている所が笑える。
プロデュースはトムダウト、と言う事でレイラ、オールマン的?でアーシーな曲作りがされていますが、基本はジャズ、カントリー、など基本のソウルフルな演奏とボーカル。今の時代でも通用するご機嫌なサウンドです。ゲストにキャロルキング。「タペストリー」もこのメンバーで参加していますので、キャロルのレコーディングに参加してついでにジョーママもやっていたかもしれません。


ちなみに今月のレココレもセッションギタリスト特集。クーチは最大に大きく取り上げられています。レココレではこのような渋い企画は初めてではないでしょうか?

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今回クーチのインタビューがありましたが、ジョーママが解散したのはボーカルのアビゲイルがもうやりたく無くなったから、という理由だそうです。他のボーカルを入れて続きる気は無かったのでしょうね。それが証拠にこの後クーチはインストバンドのセクションを結成しますからねー。

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さらに驚いたのは、クーチとアビゲイルはジョーママ時代は結婚していたのです、そして音楽業界に嫌気がさした彼女はシアトルの帰っていったのです。
その後アビゲイルが音楽シーンに出てくることがあったのか?どうかは分かりませんがソロもなさそうだし。引退したのでしょうね。


曲順です。
A面
-1. Keep on Truckin
-2. Back on the Street Again
-3. Smack Water Jack
-4. If I Had a Billion Dollars
-5. My Long Time
-6. When the Lights Are Way Down Low
B面
-1. Love Is Blind
-2. 3 A.M. In L.A
-3. Sweet and Slow
-4. Have You Ever Been to Pittsburgh
-5. Sho 'Bout to Drive Me Wild

A-1からパワー全開のアビゲイルの懐の深い熱唱、そして中間部のクーチのクリアーなギターソロが炸裂します、クーチのソロはたまにわざと音を外しているようですが、ほとんどの音をピッキングしているように見える。凄いソロです。

-3 キャロルキングのタペストリーからの1曲。歌い手が変わればこうも違うものか?と思わせます、ファンキーなナンバーに仕上がってます。

-6 これはDrジョンの曲です、現曲知らないんで何とも言えませんが、このバンドにピッタリです。A面はこんなところ

B-1 バラードです。バックのコーラスと掛け合いのような感じで進んでいきます。
ここでもアビゲイルの熱唱が聞けます。

-2 印象的なイントロ、次のギターソロもわざと音を外しているのか?はたまた変わったスケールで弾いているのか良く分かりません。歌部分に入るといきなりジャジー、まったく別の曲になります。タイトルから深夜のLAという事なのでジャズっぽいのか?最後はまた最初のインストに戻ります。 インスト部分はそのままセクションに移行していくようだ。

-3 ここでもジャズっぽい演奏が、ほとんどボーカル、ベース、ドラムスだけしか聞こえてきません。

-5 全体にB面は地味ですがジャジーな曲が並びます。A面はファンキーかな




レーベルです
アトランティクのレッド&グリーン 住所はブロードウェイ表記です。
カタログNoはSD-8288 マトはよく判りません。


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このバンドはこれで終わりになりますが、ライブとかやったのであろうか?そこの所が物凄く気になる。検索してもそこらは全く出てこないので?

どちらにせよ、歴史に埋もれてしまうにはあまりにも惜しいバンドです。発売等当初は日本盤も出ていたのですが、どれほどの認知があったのか気になります。

クーチが来日したら誰かそこらを詳しくインタビューしてくれませんかね?


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2000円くらい


参考文献    レコードコレクターズ 2018年6月号






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by naruru-kato | 2018-05-16 07:33 | Danny Kortchmar | Comments(4)

Danny Kortchmarその1   Jo Mama/Same

今月(7月)末に、僕の大好きなギタリストであるダニーコーチマー(以下クーチ)が来日します。plays singer songwriters' hitsと題されたライブでクーチが今までのセッション人生で共演したアーティストの楽曲を沢山演奏するようで、うーんこれはどーしても見たい。しかし東京、大阪のビルボードライブ、また名古屋は飛ばされたのです。


まぁ東京、大阪までわざわざ行くレベルでもないし(ニールヤング、ストーンズ初来日~3回目、数年前のポールは行きました)諦めてます。チケ代金は1万円を切りますが往復の交通費プラス宿泊費、有名レコ屋廻りなんてした日にゃとんでもないことになりますからねー


そこでという訳で今回はクーチが結成したジョーママです。渋いアルバムです。今回のカテゴリーは本来はJo Mamaなのですが、何かとクーチの方が自分的に都合がいいのでそーしました。



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クーチとベースのチャールズラーキー(その頃のキャロルの旦那)はキャロルキングとのザシティを結成しアルバムを発表、ライブの準備を進めていたのですが突然キャロルのステージフライト(ステージ恐怖症)が発病。あえなくこのバンドは解散します。(その後キャロルのバックバンドでは二人共参加しますが)そこで二人はLAにおもむきメンバーを補充しこのジョーママを結成するのです。


その他のメンバーはドラムにジョエルオブライエン、キーボードはラルフシュケット。そして強力な女性ボーカルにアビゲイル・ヘイネスが参加します。この女性はミュージカル、ヘアーに参加していた演劇の人ですが紹介でクーチに合い、このバンドに加わるのです。



しかし、アビゲイルさん、ものすごく髪の毛の量が多い人です(笑)。なぜか、元なでしこジャパンの澤 穂希さんの試合じゃないとき(髪の毛を縛っていない時)を思い出してしまいますね(爆)



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NYのピザハウスっぽい写真ですね、オーソレミーヨと書いてあるイタリアンレストランでの写真。クーチはこの後のセクションというインストバンドのファーストもピザの写真です。よほどイタ飯がクーチは好きなんでしょうねー(イタリアン系な顔だしねー)



ジャケ裏です、メンバーの顔写真。アビゲイルはなんとなくカエルっぽい顔(笑)




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3人の男が斜め右上を向いているのがなぜか気になる(笑)

このバンドは今聞くとメチャ洗練されていて最高なんですが、当時では早すぎたと思います、ジャズ、フィージョン、R&B、ソウルなどの要素、そこにのちのAORの要素が絡み合いさらにアビゲイルの強烈なボーカルが加わり今年の新譜です、と言われても全く分からないくらい時代を先取りしています、それは前グループのシティーと比べれば一目瞭然。


キャロルキングのいまいち垢ぬけないボーカルを中心にしたこのバンドには都会派POPという感じは全くなく(でもキャロルは大好きですけど)ピアノを中心としたシティーはあくまでSSW的なのに対しやはりジョーママはエレピを中心としたキーボードの比重が大きくバンドアンサンブル的な差が大きく違ってきているような気がします。



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幻と呼ばれるシティーの1枚だけのファーストです、オリジナルはカラー写真ですが、これはその後に出たリプロ?盤。この白黒でもなかなか出てきませんが最近再発盤があるのを知りました。


曲順です
A面
-1 Machine Gun Kelly
-2 Midnight Rider
-3 Searching High, Searching Low
-4 Lighten Up, Tighten Up
-5 Venga Venga
-6 Sailing
B面
-1 Great Balls Of Fire
-2 The Sky Is Falling
-3 The Word Is Goodbye
-4 Check Out This Gorilla
-5 Cotton Eyed Joe
-6 Love'll Get You High


ほとんどのソングライティグはクーチです。
A1、のちにジームステイラーも取り上げヒットしたマシンガンケリー。間奏部のギターはカントリータッチの早弾きフィンガーピッキングが炸裂。ボーカルはクーチ

-2 ソウルフルでスローな曲ですがここでのアビゲイルのボーカルの奥深さが加わり最高のナンバーです。本当にミュージカル出身だけあり歌が上手い。

-3 ベースとピアノが印象的な曲です

-4 これもボーカルはクーチです、ギターの印象とは違いほのぼのとした声ですね。

-5 イタリア語?で歌われてます、これはいまいちかな(笑)

-6 イントロからなんか壮大な感じがします、そしてお洒落な雰囲気のギター、本当にクーチのギターはカッコいいなー、ギターソロはメジャー&マイナー感じで不思議です。


B面

-2 これもカッコいいギターから始まります、この曲から次の流れはこのアルバムのハイライト的。

-3 めちゃジャジーな曲、もうほとんどジャズです。何度も書きますが本当にこれ1970年の作品?

-5 これまたジャジー、2~5曲までのこの流れがこのアルバムで一番好き。このボーカルはキーボードのジョエルかな?

-6 イントロのクーチのカッティングが最高にカッコいい。この時代にこんなギター弾いてるのこの人だけではないだろうか?(黒人系ファンクは別として)
ここでもアビゲイルの歌が炸裂、バックのクーチ達のボーカルと絡み合いその後エレピのソロ、その後のギターソロ、いやー凄すぎです、とても1970年の音楽とは思えません。山下達郎なんかめちゃ影響受けてそう。間違いなくB面最高な曲。


レーベルです

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アトランテックの白レーベル、プロモ盤です。

この後セカンド(これまた最高)を出し解散してしまうジョーママです。しかし今聞くとやはり時代を先取りしすぎた感がします。なんといってもアメリカではSSWブーム前夜、そしてスワンプなどがこれからはやるのです。こんな都会派で洗練された音楽はあと数年後のAOR、ジャズフィージョン系が流行るころまで受け入れられなかったのではないかなー

ちなみにクーチはその後プロデューサーとして成功、チャールズラーキーはキャロルと離婚後どーしたんだろ?アビゲイルはソロは出さなくてセッションのみで表舞台から遠ざかってしまってます。


購入レコ屋    SORC 

購入金額     3200円くらい




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by naruru-kato | 2017-07-02 20:49 | Danny Kortchmar | Comments(2)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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