アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Orleans( 2 )

Orleans その2      OrleansⅡ  

春にふさわしいと思います、オーリアンズのいわくつきのセカンドアルバムです。
何故、いわくつきか?というとセカンドをアルバムを完成させたのに発売元のABCはこれを拒否したのです。(または発売する予定でプレスしたが集荷直前に停止になった)しかしその音源が各国に流れ先にヨーロッパで、そして日本でも発売されます。

ABCでその後レコードまたはCDで出したのか、どうかは未確認ですが、その後バンドはアサイラムに移籍、Dance With Me の大ヒットを飛ばしますが、このセカンドにもDance With Meが収録されていて、もしかしたら当初、本国でセカンドが予定通り発売されていたのならABCもぼろ儲け出来たかもですね。


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僕が所有しているポーランド盤のジャケです、何も語ることはありません。
超手抜き、ファーストアルバムのジャケのバックの模様を替えただけです、そこにⅡと書かれています。


表面がピカピカに加工されているジャケ、その代わりヨーロッパ盤ですのでペラペラのジャケです。



裏ジャケに至っては、ファーストアルバムのゲイトフォールドの内ジャケの半分のページの写真をそのまま使用、空欄にセカンドの曲目、クレジットなど書いてあるのです。


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こーいうのを「やっつけ仕事」と言うのですねー。もしかしたらポーランドではファーストがまだ出ていなった事も考えられます。
ちなみに、前回のオーリアンズの記事はこちらです。

日本盤のジャケは当初のオリジナルで作られていてタイトルもDance With Meです。


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ジャケについてはもうこれ以上語ることもないのですが、サウンドは極上です。
これが本当にウッドストック~NYのバンドなのか?ウエストコーストっぽさが半端無いです。もともとバンド名はニューオリンズのオリンズをそのまま使いオーリアンズとしていますがニューオリンズっぽさは全く感じません、リトルフィートのがよッぽどそれっぽい。

デビュー盤よりもファンクっぽさが消えてすでに西海岸の音を目指している感じもします。ジョンホールのカッティングギターも前作ほどではない。
それゆえにアサイラム移籍なのでしょうか?


ちなみに日本でのデビューからセカンドまでは「オルリンズ」と表記されていました。一番らしい発音は「オーリーンズ」だそうですが日本ではやはり「オーリアンズ」ですね。


曲目です
A面

-1 Let's Have A Good Time
-2 Dance With Me

-3 Wake Up
-4 Let There Be Music

-5 The Last Song
B面

-1 Sweet Johanna

-2 Sunset

-3 Money

-4 The Breakdown

A-1 いきなりウエストコースト風のコーラス、完全にまいってしまいます。

-2 サードアルバムでも2曲面に入っているヒット曲。オーリアンズと言えばやはりこの曲。アレンジはサードもこのバージョンもさほど違いが無く、どちらがいいかはもう個人の趣味ですが、僕はこちらのバージョンの方がアコが強調されていて好きです。

-3 ご機嫌なナンバー。この曲はだいぶ以前からやっていた気がします1970年作

-4 なんかイーグルスのようなロックンロール、途中のツインリードもなんとなくそれっぽい、カッコいいです。

-5 しっとりと歌われるロッカバラード風、素敵です。

B-1 ジョンホールの奥さんの事を歌った歌でしょうねー。ここで今回初めて硬質のテレキャスターサウンドが聞けてご機嫌です。

-2 ドラムのウェルスの曲で、本人が歌っています。キーボードも本人、肝心のドラムはジョンホール(笑)

-3 今度はラリー作でボーカルも本人。

-4 最後は最後にカッティングギターが炸裂、ファーストアルバムの延長のような曲でこれこそ本来のオーリアンズかな。まさに「ホワイトトップ&ブラックボトム」ファーストギターソロはジョン。セカンドソロはラリーです。8分近くを一気に駆け抜けます。メチャカッコいい曲で終わります。

B-2,3以外のボーカルはジョンホール、曲はジョン&ジョアンナホールの共作。

レーベルです。ABCのポーランド盤。カタログNoは5CO62-96627。マトはさっぱり分かりません(汗

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この後アサイラムではさらにウエストコーストっぽい音楽になっていくオーリアンズですが、僕はこのセカンドが一番好きです。抜群のコーラスワーク、硬質なギター。そのどちらも聞けて心地いいのです。


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    忘れました(たぶん2000円以内)

参考文献    Wikk








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by naruru-kato | 2018-04-09 07:01 | Orleans | Comments(2)

Orleans その1      Orleans  

今回はウッドストック周辺でありながら実に都会派と言う感じのオーリアンズです。
形容詞では「西のフィート、東のオーリアンズ」とも「西のイーグルス、東のオーリアンズ」とも言われています。どちらが正解か?というと。僕的にはどちらもあっていないと思いますが、百歩譲って考えると、セカンドまではフィート的。アサイラムに移ってからはイーグルス的。こんなところかな(笑)
リーダーのジョンホールに言わせると、「ホワイトトップ&ブラックボトム」がバンドのスローガン。つまり白人音楽のハーモニーと黒人音楽のリズムの融合なんだそうです。

すこしテクスチャー加工ぎみのゲイトフォールドジャケ、オーリアンズとだけ書いてあります。シンプルでカッコいいジャケですね。


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メンバーは裏ジャケに写真入りで載ってます、G、Vo ジョンホール、同じくラリーホッペン、B 弟のランスホッペン、Dr ウェルズケリーの4人です。
実はオーリアンズはずーとニューヨークのバンドだと思っていたんです(ウッドストックもニューヨーク州ですけど)。洗練されたコーラスワーク、16ビートのカッティングなどとても土のにおいがするWS系とは思えなかったのです。WS=ザバンドのイメージが強すぎたのでしょうね。


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しかし、ジョンホールの顔も長いな(笑)、WS系ロングフェイス3人衆と呼びたくなる。もちろん残り二人はトッドラングレン、エイモスギャレットです。


最初の2枚はABCレコードから(しかしセカンドはアメリカでは発売を見送られる)しかし、ぱっとしたヒットも出ないまま、サードからアサイラムに移籍してダンスウィズミー、スティルザワンと大ヒットを飛ばすのですがリーダーのジョンホールが音楽性の違いから脱退、その後メンバーを補充しながら活動、現在もジョンホールが復帰し活動しているようです。





このファーストは自分的には、これといった楽曲はないのですが、全体を通して聴くと捨て曲は無く、全部聴き終わった後で「うーん、もう一度聴くか」。という感じで実に心地のいいアルバムなのです。




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ゲイトフォールドの内ジャケ、歌詞、クレジット、メンバーの経歴などが書かれていて実に親切な内容です。


この中で一番大きな写真なのが、ジョンの妻のジョアンナです。一応ほとんどの楽曲でジョンと共作しているのです。



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調べたところによると録音はベアズビルではなくマッスルショーズ録音だそうです。全体にチャカポカしたギターのファンキーなサウンドでしかもコーラスワークも素晴らしい。それがサードからはコーラスが重点的になってウエストコースト的になってしまい、それが僕的にはいまいちになってオーリアンズはABC時代に限る、という印象が自分にあります。


曲目です
A面
-1 Please Be There
-2 If
-3 Two Faced World
-4 Turn Out The Light
-5 Tongue-Tied
B面
-1 Half Moon
-2 Mountain
-3 Wanderlust
-4 Ticonderoga Moon
-5 Stoned
-6 It All Comes Back Again


A-1 なんという気持ちのいいカッティング、-2はウエスタンっぽいカッティング、これもいいですよー。しかし全体的に気持ちイイのだけど白眉というば、という曲が見当たらない(汗) なんか耳にあんまり残らないんですよねー

B面2曲目からは、かろうじてファンキーさが薄れそれがかえって良かったりもする(笑)-2のマウンテンはウェルズケリーの曲で本人が歌ってます。ファーストソロがジョンホール、セカンドソロがラリーホッペンのギター。-4も雰囲気のいいバラード、これはジョンの歌です。
最後の曲もカッティングが素晴らしい、これは凄く聴きやすく仕上がっています。
この曲はのちのフュージョン系のボーカルソングの原型なのでは?と思わせる曲です。あえていうならこの曲が一番かな?

しかし全体の印象は、やはり心に残る曲が少ないなー。というのが本音です。

まぁ聴き流すのには素晴らしく気持イイレコードといえますね。


レーベルです。


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ABCのレーベルマーク、カタログ番号はABCX-795 マトはA面1 B面2です。


インタビューでジョンホールがイーグルスをどう思うか?という質問にこう答えています。「我々のルーツは北東部のR&Bのクラブバンドだ」という自負があったそうですがこのアルバムはまさにそーです。けっしてカントリーバンドではない

というところでしょうか。  とにかく気持ちのイイアルバムですよ。


購入レコ屋 SORC

購入金額 1500円くらい。


参考書籍  アサイラムレコードとその時代 






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by naruru-kato | 2017-02-25 19:45 | Orleans | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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