アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Fairport Convention( 4 )

Fairport Convention その4     Full House

本格的な秋が到来しました、やはりこの季節はUKのフォーク&トラッド系に限ります。ということで今月はUKものが多くなるような気がしてます(特集します、と書くと途中で気がかわるかもしれないし)。

フェアポートコンヴェンション(以下フェアポート)の通算5枚目の作品です、最高傑作といわれる前作のLiege & Liefからあの擦れ声の歌姫、サンディーデニー、そしてオリジナルベーシストのアシェリーハッチングスがバンドから去り、今回は男だけで作られたアルバムなのです。しかしこのアルバムも人にとってはこれが最高傑作である。という意見もあり、まさにエレクトリックトラッドの頂点の作品であります、その完成度は凄さまじいのですが、当初このアルバムを聴いたときは「なんじぁこれ?」と思ったのです。緊迫感あふれる!と思っていたのに曲調がほとんど牧歌的?フォーク的(というかフォークダンス的)で、自分が思う緊迫感、スリリングな演奏。とまるっきり的が外れていたのです。


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絹目のテクスチャー加工のジャケ。セカンドプレスのピンクリムですが、ジャケの質感はほとんどファーストと同じです、セカンドの後期プレスが皺加工が弱くなり、サードプレスあたりでツルツルのなんの味わいもないジャケになってしまうのです。

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このアルバム購入するまで知らなかったのですが、トランプの顔がメンバーの顔になっています(笑)
左上と右上だけがサイモンとペグだと思うのですが、どちらがどちらかはわかりません。
左下から、マタックス、デイブスワブリック(以下スワブ)リチャードトンプソン(以下RT)となっています。


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裏ジャケです、曲目とその下に延々と何かが書かれています。その道の達人の人に何が書いてあるのか聞いてみましたが、イマイチよくわからないそうですが、大方の予想ではリチャードトンプソン(以下RT)が考え出したなんかの架空の遊びの様子、ルールなどのやりとりが書かれているそうです。余計に知りたくなります。

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さらにもう一つマニアックな話ですが、オリジナルのピンクアイランドでは左上のところが、曲目が書かれた黒いステッカー(または黒く塗りつぶされていたかも)が張られているのです。

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なぜかというと、超初期盤ではB-3の曲がPoor Willという曲だったのですが、リチャードがその曲が気に入らなくてアルバムから外してしまったのですが、曲目表記だけが残ってしまいすぐに黒いステッカーが張られたのです。しかし超初期盤はステッカーが張られずそのまま流通してしまったのです。なかなか出てこないレアアイテムです。

ゲイトフォールドを広げると、いかにもUKトラッドの奥深い森の中の写真にメンバーがいます。左からドラムのデイブマタックス、フィドルのスワブ、サイドギターのサイモンニコル、相変わらず妖怪のようなRT、そして新たに加わったベースのデイブペグです。(しかしデイブが3人いると紛らわしい)

ボーカルは、ほぼ全員が担当。スワブとRTの声はわかるのですが、あとの三人の声がどちらかよくわかりません



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秋になって何度も(無理矢理)聞いているうちに、このアルバムはもしかして凄いのではないだろうか?(今更ですが)と思うようになってきました。とにかくバンド演奏の完成度が凄くて特にスワブのフィドルとRTのすべてピッキングしていると思われるリードギター、そこにアコでサイモンが絡み、同じフレーズをベースがハモでついてくる。


とにかく驚異的という言葉しか見つからないのです。スワブのフィドルは鳥肌ものですがRTのギターはブリティシュ3大ギタリストのクラプトン、ベック、ペイジとは全く違う種類のギタリストですがそれに匹敵すると思います。



ただし全員が歌うボーカルが常にホンワカしていて(笑)山にハイキングしているときに口ずさむとちょうど良いメロディばかりで、当初惑わされてしまったのです。


曲順です。
A面
-1 Walk Awhile
-2 Dirty Linen
-3 Sloth
B面
-1 Sir Patrick Spens
-2 Flatback Caper
-3 Doctor of Physick
-4 Flowers of the Forest

A-1 トラッドのフォークソングのような曲ですがあくまでエレクトリック、歌は全員で回しているようです。イントロからのフィドルとギターのツインリードが凄すぎ!途中からベースも絡み最初から驚愕の世界です。しかしあくまで曲は牧歌的なのが笑える。

-2 インンストです。スワブ、RT、ペグのアンサンブル、全員がリードをユニゾンでやっている、これもまさに驚異的なサウンド、キングクリムゾンを明るくしたような感じ(例えがわるすぎ)

-3 この後、ライブでも定番になっていく曲です。前半の抑え気味のボーカル、中盤にかけて分厚いサウンドはもちろん全員が主旋律です。この曲もうほとんどクリムゾンのレッドを聞いているのと同じ感覚です。

B-1 どこかの国歌のような印象的なスワブのフィドルから、3人くらいのユニゾンボーカルで始まります中間のギターソロも変態ッポイ。最高です。

-2 スワブのマンドリンをメインにしてるインスト。ただのカントリーといえば、そんな感じか?(笑)途中で大きく変調します。

-3 B面の白眉はこの曲でしょう、これもフェドルとEギターのユニゾンから歌に入ります、セカンドバースでは歌とフィドルがユニゾンで絡み凄いことに!歌は暗くて深い森の中にいるようだ。これもプログレっぽいんだけど最高です。

-4 RT得意のバクパイプ奏法(笑)これがEギターで演奏しているとはとても思えません。ボーカルはたぶん4人で今度はハモってます。最後を飾るにふさわしい仰々しい曲です(笑)

圧倒的な演奏、しかし買った当初はこの凄さが全くわからなかった。しかし今ではクリムゾンのレッドとどちらが凄いか検討するまでになってます(笑)



肝心の歌ですが、RTの声はわかるとしてあとの3人の声が誰がどれなのかイマイチよくわからないのですが、とにかく完成度は凄いと思います。サンディーがいたとき時とはまた別の世界です。



レーベルです。ピンクリムのセカンドプレス。カタログNoはILPS9130 マトは両面とも5U。

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このアルバムを最後に今度はRTもグループを脱退。以降のフェアポートのアルバムは尻すぼみ的にショボくなって行きますが一時的にサンディーが復帰しアルバムを出したりもします。とにかくメンバーの入れ替わりが激しいバンドでしたから、どの時代の作品がいいかは個人的な趣味にもよりますが、やはり自分的にはサンディーとRTがいた時が一番である。と思うのですが、このフルハウスもそれに匹敵する作品だと思うようになりました。



この最強のメンバーでライブも出ていてそれも狙っているのです、そのうち手に入ると思います。






購入レコ屋     SORC

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by naruru-kato | 2018-10-31 07:33 | Fairport Convention | Comments(8)

Fairport Convention その3 Unhalfbricking

フェアポートコンベンションのサードアルバムアンハーフブリッキングです。ここからフェアポートのUKトラッドとロックの融合が始まるアルバムです、この中のA-4のセイラーズライフという英国伝承歌を電化しロックの解釈で演奏したのが始まりである。という事なのです。

ちなみにこの盤のオリジナルは、諭吉1.5枚~2.5枚程なければ入手できませんので安いUS盤で良いから取り寄せてもらったのがこれです

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「なんじゃこれ?」知ってはいたのですがやはり現物を「はい これです」と差し出されて「うーん素晴らしいジャケだ」と思う訳が無く。「へんてこりんな写真ですよねー」と言う以外は言葉が見当たりませんでした。


いったいあの物語がきちんとできているオリジナルから大西洋を横断するとなぜこのような訳のわからんジャケになるのでしょう?
A&Mはまったくこのバンドを売る気が無いのか?
(しかしUSファースト盤は素晴らしいのですけどねー)

裏ジャケも何も語る事はありません。もー情けなくなります。


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このサーカスの像乗り(だと思うけど)の写真を使おうとしたA&Mの担当者はいったいどーいう神経してるんだか?またはこれはこれで奥深い物語があるのだろうか?


このままでは引き下がれん(笑)。もうこうなったら是が非でもオリジとは言いません、再発で十分なんでUK物が欲しくなりました。



そして一昨日、覚王山のレコ屋に遊びに行った時、80年代の再発盤を発見!
オーナーが言うには「今日、新入荷の餌箱に入れたばかり」という事で速攻で買います!という事でUK盤のあの素晴らしい写真のジャケを入手



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オリジは右上にislandのマークが入ります。これはこれで「なんじゃこれ」というジャケかもしれませんけど(汗)



音的にはUS盤 UK再発盤の音はほとんど変わりません。UKオリジは中音域の押し出しがもっと強いとのことです。



1969年にサンディーデニーを迎い入れ、その後セカンドアルバムを発表しますが、この作品を発表まじかにドラムのMartin Lambleを交通事故で亡くしてしまいます。しかしバンドはそのまま突き進み次のリッジ&リーフを発表。
僅か1年で3枚の素晴らしいアルバムを発表するのです。まさにフェアポートの黄金期といえます。(僕が興味あるのはここまでと、サンディー復帰の一時期のみですけど)ちなみにイアンマシューズはこのアルバムで1曲のみ参加し脱退しています。トラッドに方向転換していくバンドになじめなくなったのでしょう。



そしてこのアルバムからフィドルにデイブスワブリックがゲストで迎い入れられここからリチャードとデイブのギターVSフィドルの大バトル大会が始まっていきます。




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裏ジャケ、表ジャケの老夫婦(サンディーの両親らしい)の家の中で食事しているシーン。だそうです。
US盤にも同じ場所でのメンバーの写真が使われていますが、UK盤と微妙にポーズが違います、相変わらず真中のリチャードトンプソンの不気味具合が凄い。まぁどーでもいい事ですけど。



一応メンバーは左からサンディー、サイモンニコル、リチャード、マーティンランブル、アシュレーハッチングスの順だと思う(笑)
ゲストにイアン、デイブ、サンデーの恋人でのちの旦那トレバールーカスがトライアングル(爆)その後のドラマーになるデイブマタックス達です。



US盤


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UK盤

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この作品の特徴として、ディランのナンバーが3曲も取り上げられています。
しかもこの3曲は当時はディランの未発表曲でもあったのです。
あとはリチャードトンプソン、サンディーデニーのオリジナル、そしてトラッドという内容です。

曲順です

A面
Genesis Hall (Richard Thompson) Si Tu Dois Partir (Bob Dylan)
Autopsy (Sandy Denny)
A Sailor's Life

B面
Cajun Woman (Thompson)
Who Knows Where the Time Goes? (Denny)
Percy's Song (Dylan)
Million Dollar Bash (Dylan)


A-1印象的なイントロのリフ、それに続くサンディーの凛としたボーカル。リチャードのギターの音も非常に特色のある音です。リチャード作なぜかリズムがWaltzです。
  
-2 ディランの曲。この曲ディランは正式には発表されていなくて、ブートレッグシリーズの中に入っています。

-3 サンディー作。途中で変調したりしてます。中間部のギターソロの素晴らしき事よ。感動的な非常に地味なソロです。

-4 そして問題の曲、もちろんこのトラッドの原曲など知りませんが、いきなりサンディーの歌から始まる部分が原曲に近いアレンジだと勝手に思っております。歌のバースが終わるとそこから変態ギターが炸裂、それに呼応するようにスワブリックのフィドルが絡み壮大なスケールとなって物語は進んでいきます。この曲から電化トラッドが始まった、と言われる凄い曲です。

B-1 A-4の興奮でB面に裏返せなくなりますが、根性で裏返します(笑)いきなりファーストアルバムの頃の(LPでは聴いたこと無いけど)フェアポートのフォークロック風。しかし変なギターとフィドルがここでも絡み合います。

-2 サンディーの代表曲。まさにこの人しか作れない素晴らしい曲。邦題は「時の流れを誰が知る」この邦題も素晴らしい。アマチュア時代からのレパートリーです。僕的にサンディーの作品のベスト3です。ここでのリチャードのバックで流れるオブリガード風ソロが素晴らしい

-3 ディラン作、ここではイアンマシューズがコーラスに入っています。この路線でバンドが進んでいたらもっと沢山のサンディー+マシューズのツインボーカルが聴けたのでしょうかね?

-4 これもディラン、邦題「100万ドル騒ぎ」交代でボーカルを取ってます。なんかサンディーってディランの曲をこんな感じで崩して歌うの好きだなぁー(堤防決壊とか)



レーベルです。


US盤はA&M  一応USオリジです。

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UK盤(表)アイランドの1980年代の再発


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この頃のアイランドは表が昼間、裏面が夜になっています。

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意外とお洒落ですねー。


英国電化トラッドと微妙にフォークロックが入り混じった不思議なアルバムです。これが最高傑作なのか次作がそうなのか、判断に迷うところです。

僕的には甲乙つけがたい。というのが正直な感想でしょうか(笑)






購入レコ屋
US盤   ナカシマレコード  
UK盤   SORC

購入金額
US盤   2500円程
UK盤   2300円


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by naruru-kato | 2017-08-26 21:30 | Fairport Convention | Comments(0)

Fairport Convention その2  Fairport Convention(2nd)  

月に1回は英国物(トラッド、フォーク、ロック)取り上げる事にしましたので、今回はフェアポートコンベンションです。
非常にややこしいのですが、これはUS盤のファースト盤でありますが、本国UKではセカンドにあたります。(アメリカではセカンドがデビューという記事を読んだのですが、最近UKファーストもアメリカで出ていることが判明)

ちなみにUKファーストの題名は「Fairport Convention」、US盤の再発ファーストCotillion の盤も「Fairport Convention」(たぶん1970年頃の再発だと思う)、US、A&Mからのこの盤も「Fairport Convention」、ややこやしや。

日本盤でもファーストが出ていますが、これはリアルタイムだったんだろうか?題名は「Fairport Convention登場」(笑)。とかだったのだろうか、未確認ですけどね。


このセカンドは、UK、US盤ともやっている曲、曲順は同じです。
デビュー盤も探してもらっていますがなかなか見つからなくて(汗)先日ヤフオクで出ましたが軽るーく、1万超えでしたので断念。

ところで、このセカンドのUK盤の題名は「What We Did on Our Holidays」。ジャケも全く別物なのですが、オリジナルは僕の予算ではとても買えないのでUS盤でいいです。ということで取り寄せてもらいました。なんかビートルズのUSキャピトル盤のようなややこしさですが、US独自の選曲ではないので雰囲気は味わえますね。


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しかしジャケは断然US盤のほうがいいのです(あくまで僕個人の意見)なんといってもサンディーの笑顔がイイ、そして横のサイモンのギブソン175を弾く表情、鳥の籠状態の(笑)イアンマシューズ、この後に亡くなるマーティン・ランブル。哲学者のようなアシュリー・ハッチング、そして・・・ 幽霊っぽくて非常に怖いリチャードトンプソン(爆)。 まぁ一部怖い人もいますが全体に初々しい(というかサンディーの表情がすべて)ジャケがものすごくいいんです。しかし、この次のアルバム「Unhalfbricking」のUS盤はとんでもない訳のわからんジャケで思いっきり裏切られますが。


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サンディーのアップ写真、いいですねー。


ちなみにこれがUKオリジナルのジャケ。

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まぁこれはこれでありかもしれませんが、いまいち、かなぁー。この絵はイアンマシューズ(サンディーという説もあり)が黒板に書いたものだそうです。

US盤UK盤ともリチャードはお化けっぽいです(笑)。


ある評論家がいうには「ブリティシュトラッドの電化はサードアルバム「Unhalfbricking」のセイラーズライフから始まった」と語っていましたが、このセカンドのB面もそんな感じがします、ただしA面はアメリカのフォークロックの匂いがかなりするし、サイケデリックっぽい所もあるし、まだまだフェアポートの音楽性が確立されていないと思います。


裏ジャケです、こちらはUKオリジナルのほうがいいんですけどねー。

US盤

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UKデビューアルバムではジュディ・ダイブルのボーカルでしたが、このセカンドからサンディーにバトンタッチ。ここではサンディーのすでに凛としたボーカルと、イアンマシューズの甘い声が微妙にマッチしてなかなかのツインボーカルなのですが、この後イアンは辞めてしまうのでこのアルバムだけで二人のハーモニーが聴けるのです。
メンバークレジットでサンディーは本名のAlexandra Elene MacLean Dennyと表記されています。なぜサンディーなのかは知りませんが、たぶんあだ名なのかな?


UK盤,リハーサルの写真かな?

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曲順です
A面
-1 Fotheringay
-2 Mr Lacey
-3 Book Song
-4 The Lord Is in This Place
-5 No Man's Land
-6 I'll Keep It With Mine
B面
-1 Eastern Rain
-2 Nottamun Town
-3 Tale in Hard Time
-4 She Moves Through
-5 Meet on the Ledge
-6 End of a Holiday


A-1、サンディーがのちに作るグループ名となります。この語感が気に入っているそうです。曲の感じはまさに古城の雰囲気満載のサンディー節全開のキラーチューン。ちなみにこの曲はアマチュア時代から歌っていたそうです。

-2 続くこの曲はアシュレイの曲で、サンディーとイアンのデュエット。まぁブルースなんですが、リチャードのギターが変態っぽい。電動ノコギリが録音に使用されているらしいけど、どの音かわからんねー

-3 サンディーとイアンのデュエット、二人のハモは最高です。間奏のギターソロも雰囲気抜群、

-4 よくわからんインスト、娘が「へんてこりん歌だなー」といってました(笑) サンディーのハミングとリチャードのスライドのみの曲です。

-5 いかにもフォークロック、なんかバーズのようだ。メインVoはイアン。この曲は好きだなー

-6 ディランの曲です。この曲がA面では最高! ディランは自分では通常版では発表していなくて、ジュディーコリンズの為に書いたそうです、バイオグラフで自分で歌っています。サンディーは完璧にこの歌をものにしている。

B面
-1 ジョニミッチェルの曲ですが、サンディーが歌ってもしっかりジョニの曲だ。と判る所がジョニの凄いところです。

-2 珍しくアメリカのトラッドです。アコをシタールのように弾いているリチャードの変態ギターが炸裂。イアンとサンディーのツインボーカルがカッコいい!
しかし、この曲なんかに似ているなぁー。と思ったいたらボブディランのマスターオブザウォーの原曲だったとか。

-3 イントロのギターがこれもまた変態っぽいリチャードの曲。フォークロックっぽいかな。

-4 アイルランドのトラッド、僕的にサンディー在籍時のフェアポートのトラッドではこの曲がベストです。ここでもサンディー節全開です。

-5 リチャードの曲でイアン、サンディーと交互にボーカルをとり、サビでハモるという曲です。イイ曲です。

-6 なぜかサイモンニコルのアコだけのインスト。これで終わりになります。


レーベルです。もちろんアイランドではなくA&Mです。


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安く集めるならUS盤が断然お勧めですよー。



フェアポートに関しては僕が詳しい事をあまり知らないので、この辺の記述にしておきますが、なかには異常に詳しいブログが山のように存在しますのでもっと調べたい人は探してください。どんだけでも出てきますから。


ブリティシュトラッド&フォークに関して間違った記述があれば、遠慮なくお知らせください。自分はこの世界は初心者なんで(汗)




購入レコ屋    ナカシマレコード

購入金額     2000円

参考文献     レコードコレクターズ1991 5月号

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by naruru-kato | 2017-04-04 18:31 | Fairport Convention | Comments(3)

Fairport Convention その1   Liege & Leaf

UKトラッド&フォークの代表的なバンドである、フェアポートコンベンション(以下FC)のサンディーデニーが参加した2枚目、トラッド史上最高傑作と言われるLiege & Leaf です。
その前にトラッドとは何か?というと、レココレUKトラッド&フォーク特集から抜粋すると「民衆の間で口承で伝えられた伝統音楽で、人から人へと口伝えで歌い継がれ広まっていくうちに少しづつ変化が加えられ作者不詳となったもの」歌の種類はバラッド、船乗りの歌、労働歌、宗教歌、などがある。という事です。

そしてそのトラッドをエレクトリック化して成功したのがこのFCなのです。


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ジャケの状態が悪く、かなり安く手に入れたこのアルバム、全8曲中5曲までがトラッドを電化した作品です。アルバムカバーを飾るこの最高傑作のメンバーはというと。Voサンディーデニー、Gitarsリチャードトンプソン&サイモンニコル、Bassアシェリーハッチングス、Drデイブマタックス、Vioデイブスワブリック。
です。1年前の僕では誰も知らんがな(汗)
だいたいブリティシュロックの紹介本なんか読んでも、この辺は全く無視されているから無理もないと思います。ハード&ブルースロック、ビート系、プログレ系、グラム系、パンク。リパブール系。これらでUKは語られていますので、今ままでフォーク系で僕が知っている人はドノバンくらいでした(笑)。

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これはUK風ハニワか? なにやら意味深な裏ジャケであります。

音のほうは、サンディーの凛としたボーカル、リチャードトンプソンの悶絶ギターが全開、それにデイブのバイオリンが絡み鬼気迫り狂う感じ、正座して聴かなくてはならないようです。



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ゲイトフォールドの内側、これはトラッドの様子、研究者等を説明してある文だそうで。相変わらず英語解らないんで何が書いてあるかは不明。


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ところで、このFCと同じ事をやっていたバンドが日本にもあると思うのです。

それは「赤い鳥」です、大ヒットした「竹田の子守唄」は伝承歌であり1971年に発表されています。FCの影響を受けたのではないかなーと思うのです。

日本ではこれ以外にフォーク&ロックグループがトラッドをやった事は無いのでしょうか?民謡とか、盆踊りの歌とかロックでやればおもろいと思うのですがねー


話がそれました。
このアルバムを買ってからレコードコレクターズのUKトラッド&フォーク特集号をなんとか見つけ出し、いろいろ勉強してみました。

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この本を読破し、他にもペンタングル、リンディスファーンなども購入しました。しかしジャケが欲しいトゥーリーズ、スパイロジャイラ、メロウキャンドルなんかも聞いてみたいのですが、天文学的な値段で流通していて手が出ません。凄い値段だと30万くらいするんです。
ちなみに、この本で紹介されているアルバムは約100枚。全部オリジで揃えると間違いなく2千万円は覚悟しないと(大汗)


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という事で僕は早々にこの世界から足を洗ったんですねー。


曲目です
A面
-1 Come All Ye
-2 Reynardine (Trad)
-3 Matty Groves (Trad)
-4 Farewell, Fare well
[B]
-1 The Deserter (Trad)
-2 Medley: The Lark in the Morning / Rakish Paddy / Foxhunter's Jig / Toss the Feathers (Trad)
-3 Tam Lin (Trad)
-4 Crazy Man Michael


A-1はオリジナルですがすでにトラッド色が凄いです、幕開けにふさわしい楽曲。そして-2のトラッドの電化解釈を経てこのアルバム最大の聴きもの-3のMatty Groves。
サンディーの凛リン、ボーカルがまるで呪文のように続きます、8分近い曲の半分くらい呪文が続き後半はガラリと変わりトンプソンとスゥオブリックの大ギター&バイオリンバトル、初めてこの曲聴いた時は身震いしました。UKロックの世界でこんなのがあったとは。そしてFCオリジナルで一番僕のお気に入りの-4Farewell, Fare well 。こんな美し歌がこの世にあるとは。このイメージビデオ見たことがありますが凄く素朴風でいーんですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=O8_eFRZP1uQ

YouTubeのアドレス張っておきますねー


B面も素晴らしいです、とくに-3のTam Lin。これもMatty Grovesと同じくらいの鬼気迫る曲、こちらは7分20秒くらい。


レーベルです、UKオリジはアイランド、US盤はA&Mです、逆に日本初盤なんか探すほうが、よっぽど難しいかもですね。

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UKトラッドに今更ハマり、そして抜けだした僕ですが、ようやくこの頃のFCのメンバーの顔写真と名前が分かるようになりました。その後何度もメンバーチェンジを繰り返しながら(延べ25人くらい)今でも活動を続けているようです。



ひとまずFCはサンディー在籍時しかもっていませんが安く入手できるならトンプソン在籍時のあと残り3枚も欲しいですねー。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2000円程















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by naruru-kato | 2016-11-19 18:03 | Fairport Convention | Comments(2)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


by naruru
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