アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Delaney & Bonnie( 2 )

Delaney & Bonnie その2 On Tour

蒸し暑い日がやって来ますねー。こーいう夜はやはりスワンプ!、しかも熱いライブがいいですなー。
スワンプの名盤ライブといえば、ジョーコッカーのマッドドックス・・・、リオンライブ、ドンニックスのアラバマステイト・トゥルーパーズ、またはジョージのバングラ辺りでしょうが、すべて2~3枚組。通して聞くのは大変にしんどい(汗)特にリオンのライブなどは絶対に体力的に無理(笑)。ということでシングルレコードでホットになり、体力的にも限界ぎりぎりの線で聞けるこのアルバムを紹介します。
本当の題名は「DELANEY & BONNIE & FRIEENDS ON TOUR With ERIC CLAPTON」という非常に長ったらしい名前です。スワンプどころかロックの歴史上でもまあまあ有名な盤です。

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かなり雰囲気の良いジャケです、再発の重量盤ですのでそれを示すステッカーがシュリンクについています。

前作が渡米中のジョージの耳に触れ、イギリスに持って帰りクラプトン(以下EC)に聴かせたところ、すぐに気に入ったECはブラインドフェイスの全米ツアーの前座にデラニー&ボニー(以下デラボニ)を起用。デラボニはメインを喰ってしまう活躍を見せ、ツアー終了頃にECは次第にフレンズのステージにも出るようになり、そのままブラインドフェイスを解散させます。ECはこのバンドをイギリスに呼び自身もメンバーになり(ジンジャーベイカーも入りたかったそうです)さらにデイブメイスン、ジョージらも巻き込んでこのライブ盤が生まれたのです。


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裏ジャケです、なぜか砂漠の中をメンバーで歩いています、がここにはメイスンもジョージも写っていません、ツアーの最初のなのでしょうかね?
そーいや リタクーリッジも写ってないな

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左から二人目がEC、一人おいて後ろにベースのカールレイドル、そしてデラニーブラムレットとボニーの夫妻。その後ろにサックスのボビーキース、キーボードのボビーホイットロック、ドラムス、ジムゴードン、トランペットのジムプライスです。プロデュースはジミーミラー。


レココレに当時の写真が載っています。ボニーはカツラかぶっています、もともとツアー始まる前はそれほど人気も無かったデラボニなんで、ECの名前で集客を強めた事は事実でしょう。しかしこのライブ見た人達はこのバンドの熱さ、僅か25歳のボニーの弩迫力なボーカルに圧倒されたと思います。

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このツアーはまず最初にEC&フレンズ(カール、ボビー、ジムら)が演奏します。まさにデレク&ドミノスそのまま。その後デラボニとリタが登場して大スワンプ&ゴスペル大会が始まるのです。ツアーの途中でデイブメイソンも加わり、最終日にはジョージも(ミステリオーソという変な仮名)でスライド弾いてます。わずかにビリープレストンらしき人もう写ってるのですが?ジョージが連れてきたことは十分考えられます。未確認ですが。

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どーみてもプレストンだよなー?


ライブの内容は、ジムゴードンの弩迫力のドラムとカールレイドルのベースがグイグイバンドを引っ張ってるのが判りますが、オリジナル盤ではもっとゴードンのドラムが出ているような気がするのです(聞いてませんが)。

2010年にこの時のライブの5回の公演の完全盤が出ました、購入はしていませんが中古で巡り合えば欲しいのですが、たぶん一気に聞くと即死するくらいなんでしょうねー(ここではボビーウィットロックのボーカルも聞ける)


曲順です

A面
-1 Things Get Better
-2 Poor Elijah
-3 Only You Know and I Know
-4 I Don't Want to Discuss It
B面
-1 That's What My Man Is For
-2 Where There's a Will There's a Way
-3 Comin' Home
-4 Little Richard Medley: Tutti-Frutti/The Girl Can't Help It/Long Tall Sally/Jenny Jenny


A-1 フェイドインがデラニーの「come on eveybody」から入り、一気にボルテージが上がります。もう最初からストレートの連打。ECとデラニーのギターも炸裂(たぶんメイソンはこの曲は居ないとおもう)

-3 メイソン作のスワンプの弩定番、しかし歌は歌わさせてもらえずデラボニとリタクーリッジ(デラボニも、彼女もソロで取り上げてます)

-4 ECの間奏のアドリブがストーンズのCan't You Hear Me Knockingでミックテイラーがパクったのではないのか?とレココレに書いてありましたが、全く同感。完全にパクってます(笑)


B-1 これは弩ブルース、

-3 デラニーとクラプトン共作です、ここで渋いというか変なスライドを弾いているのがジョージでしょう。

-4 最後は観客全員ノックアウトであろうリトルリチャードメロディー。これで何人も死者が出るわけです(ウソ)
しかしアメリカ人はアンコールでよくR&Rメドレーやりますなー。ブルーススプリングスティーンとか(笑)


レーベルです、オリジのカタログNoはSD-33-326ですが、これは再発なんで違ってます。


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この後フレンズは、リオンによりジョーコッカーとのツアーの為にバックメンバーを持って行かれ、あえなく解散してしまうのです。しかし、デラボニはディアンオールマンらをバックに使い次のアルバムを制作するわけです、その辺は次回。


実は、このレコは下記のレコ屋に1年以上ずーと餌箱の中に埋もれていて、いつ行っても売れ残っていたので、「しゃーないなー。俺が買うか」と言う感じで連れてきたのです(笑)  本当はオリジが欲しいのでそのうち出遭ったら入れ替えかな。


購入レコ屋  バナナレコード金山店

購入金額    2000円くらい

参考文献   レココレ1998 8号  2010年 8号



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by naruru-kato | 2018-05-26 20:19 | Delaney & Bonnie | Comments(2)

Delaney & Bonnie その1    Accept No Substitute

スワンプ特集も今月でひとまず終了です、という事で佳境に入ってきました。スワンプを語る上でどうしても避けては通れないデラニー&ボニー(以下デラボニ)です。
この1969年作のセカンドアルバムが実質的にスワンプロックの始まりだと言えます、Accept No Substitute です。本来なら一番最初にこのアルバムを取り上げないといけないのですが、どーも僕はこの夫婦デュエットが苦手だったのです(理由は特に無く個人的な趣味というのかな)


このアルバムの正式な名前はDelaney & Bonnie (The Original) Accept No Substitute というのです。 オリジナルというのは何がオリジナルなのかは今のところ判りません(汗)



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有名な家族写真風のジャケです、間違いなく二人の子供でしょうが、このうち一人(たぶんデラニーが抱えている赤ちゃん)はベッカブラムレットで1993年にフリートウッドマックに参加するのです。ちなみにその時のギタリストはあのデイブメイスンだったんですねー。マックの歴史上一番評判が悪かった時期ですが一度聞いてみたいです(あくまで僕の想像です、間違っていたらごめんなさい)

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スワンプの記念碑的なこのアルバムは、まさに黒人音楽と白人音楽が混ざり合ったもので、カントリー、ゴスペル、R&B、ソウルの影響が強く感じられます。

それにしてもこの時まだ25~6くらいであろうボニーブラムレットの歌唱力の凄さよ。こんな若い娘がこんな迫力ある歌を歌うなんて凄すぎます。


バックはもちろんフレンズの面々。ジャケ裏にメンバーの写真が、これは当時の」トレンドですね。



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なぜフレンズというかというと、デラニーのインタビューによると毎回誰が演奏に来るかわからなかったのでフレンズとした。と語ってます。もちろんフレンズの主役はリオンラッセルです。


ざーとメンバーを見ていくと。リオンの他カールレイドル、ボビーウィトロック、ジムゴードン、ジムケルトナー、ジムプライス、ジェリーマギー、リタクーリッジ。とお決まりのメンバー。このメンバーでツアーに出てそこにクラプトン、ディブメイスン、はてはジョージまで加わってあの名作ライブが作られたのですねー。



メンバー写真の中ですごく気になる写真が。


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リオンとリタの写真です、どー見ても手をつないでるように見える、この頃二人は付き合っていたそーなんで、別にいいじゃねーか という事なんですけど。


僕はリタはボーカリストとして成功するために付き合ってたんじぁないかなー なんて思ってます。無事にソロデビューしてからはジムゴードンと付き合い、いろんなミュージシャンとも付き合いまさにジョニミッチェルのように音楽家からいろいろ吸収しアメリカを代表するボーカリストとなっていくのです。


すこし話がそれました(笑)


曲目です
A面
-1 Get Ourselves Together
-2 Someday
-3 Ghetto
-4 When the Battle is Over
-5 Dirty Old Man
B面
-1 Love Me a Little Longer
-2 I Can't Take It Much Longer
-3 Do Right Woman, Do Right Man
-4 Soldiers of the Cross
-5 Gift of Love


デラニーだけの歌だとそんなに感じないのですが、ここにボニーが入ってくるといきなりゴスペル全開になりますねー。どすの利いた声です。

ファーストは黒人専用レーベルのスタックスから出ましたので当初はコンサートでも黒人ばかりでブーイングを浴びたそうで、逆人種差別を受けたとデラニーは言ってます。一時ギターがいなくなってしまった時はジミヘンが代わりに弾いたとも話してます。

レーベルは80年代エレクトラの再発で、とくにどうという事は無い代物です。



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このアルバムのあとライブを発表しバックのフレンズ(ボビーウィットロック以外)はジョーコッカーのもとに行ってしまいバックバンドを失ったデラボニは今度はディアンオールマンと接近しさらに名作の To Bonnie from Delaneyを作ります。


スワンプロックはここから始まったといわれるのにふさわしい名盤だとおもいます。が、スワンプロックを一番上手く利用し手柄を立て、その後も一線で活躍したのはやはりリオンラッセルなんだろーなー。



購入レコ屋  確か  ファイハイ堂

購入金額       1500円くらい



参考文献    ウエストコーストロック
        レコードコレクターズ1998年8月 スワンプ特集号




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by naruru-kato | 2016-04-17 10:22 | Delaney & Bonnie | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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