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アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Eric Clapton( 5 )

Eric Clapton その5 No Reason To Cry

最近、やたらとクラプトンの記事が閲覧数多くてなんでかなー?と思っていたのですが「そーか映画の影響か」ということに気づきました。「エリッククラプトン 12小節の人生」という映画ですね。しかし見逃しました(汗)でも映画は大きな話題提供になりますね。(といいつつ未だにボヘミアンも見てないし、っーか見る気無いし)

1976年発売の70年台歌モノクラプトン数枚の中でも「聞き所満載、突っ込みどころ満載」という点ではぶっちぎりのトップに立つであると思っているこのアルバム、タイトルは「泣くのに理由なんか要らない」というところでしょうか?
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まず、ジャケがイイです。ザバンドの所有するシャングリラスタジオでのショット。この頃のエリックを象徴するようにジムビーンの瓶とバドワイザーの缶、クラプトンの眼は酔っ払いの感じは出てません、これから飲むのか?。そしてその後ろ姿も鏡に映り(これは狙ってるだろう)。そしてその周りのブルー(再発盤などではほとんど黒になってます)のバックに折れたピック、このピックがエンボス加工されて浮き出ているのです。(再発の黒い方は印刷だけかもしれません、未確認です)。


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70年台のクラプトンのジャケって素晴らしいモノばかりで、スタジオ盤全てが素晴らしいと思っていますが、このアルバムが一番じゃないでしょうか?。この後に続くのは「バックレス」「461」「スローハンド」「安息」という順番ですね。

もちろんライブアルバムの「EC Was Here」は別の意味でぶっちぎりの一位ですが(笑)


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裏ジャケは凝った曲目と、真ん中にサンクスクレジット。

単純に有名人を見てみると、ディラン、ザバンド全員、ロンウッド、ジェシ”エド”ディビス、ビリープレストン、クリスジャガー(ミックの弟?)そして一番の謎はGeoffrey Harrisonという人、もちろんジョージの事だろうと思うけど。そーいえばリックダンコの弟も書いてある。

さらに、この頃すでに鉄壁のアンサンブルになっているクラプトンバンドの面々です。


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インナースリーブです、ここではいろんなスナップフォトが使われています。

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真ん中の集合写真。左からクラプトンバンドの面々にロニー、なぜかリチャードマニュエルがど真ん中に鎮座(爆) それにしてもマーシーレビー(左から2番目)はかわいいっす。まだこの頃18~19歳くらいのはずです!
(実はクラプトン3回目の日本公演を名古屋市公会堂の2階で見たのですが、ここの2階席はステージの真横まで張り出していて、マーシーを真上横から見ていたのです、めちゃかわいかったんですよ)


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得意のどーでもいい事でした。

さらに反対側のスリーブ、なぜかCourtesy Forの項目はロニーとディラン、ザバンドの3人(ロビー、リチャード、リック)のみになっています

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前作と同じバックで作られたこのアルバム。当初はビレッジレコーダーでスタジオセッションが開始され、シャングリラがオープンするとそのまま乗り込みます。ザバンドの本拠地で本当にザバンドのメンバーになったかのようにスタジオワークは進んだのでしょう。

そしてシャングリラの庭でテント生活をしていた(らしい)ディランも加わり、酒と音楽の一大セッションが繰り広げられたのでしょうね。ただしこのアルバムでのクラプトンは本当にギター弾いていません。歌に徹しているようでそーでもない(後で説明します)なんか良くわからん作品ですが、そのサウンドはもうほとんどザバンドそのものといっても過言ではありませんね。ということになればやはりこのアルバムは自分的には一番好きになってしまうのです。


曲順です
A面
-1 Beautiful Thing
-2 Carnival
-3 Sign Language
-4 Country Jail Blues
-5 All Out Pastime
B面
-1 Hello Old Friend
-2 Double Trouble
-3 Innocent Times
-4 Hungry
-5 Black Summer Rain

A-1 いきなりレイドバックした感じのイントロ、なぜかザバンドのファーストの1曲目、Tears Of Rageとリンクしているようにも聞こえる、あまりにもザバンド的な無防備な曲で幕開け。ちなみにマニュエル&ダンコ作なので、当たり前と言えば当たり前か(笑)。
コーラスではマーシーとイボンヌのダルな感じがいいのです。ギターソロも多少ありますがスライド主体。このあとのこのアルバムを象徴するようです。

-2 オイッというかけ声から始まる70年台クラプトンの良くあるパターンの曲です。クラプトンの声と掛け合うようにここでも二人のレディーが大幅にフューチャー。なんか凄いギターソロが出てきそうで全く出てこない曲(汗

-3 ディランの曲を貰い、さらにはデュエットしています。が二人とも全く合っていない(笑)大体ディランとデュエットなんてまともなモノは出来ないのです、(ジョニーキャッシュとやった北国の少女のように)でもそこが味があっていいんです。そしてここでは前編にロビーロバートソンのチキンピッキングギターが後ろでずーと鳴っています。もうほとんどザバンドやん、最高です。
ちなみにこのセッションでディランは「セブンディズ」という曲も持ってきていたが、ロニーにあげるのです。

-4 ブルースのカバー曲、シカゴブルースの人のようです、ここでもスライドギター&リゾネイターの音が聞けます。エレクトリックスライドがジョージテリーのように思うのですが?

-5 クラプトンとリックダンコの曲、サビの部分など聞くと、これほとんどダンコじゃないのか?と思うようなダンコ節(炭坑節とちゃうよ)。この曲リックのボーカルで聞きたかったなー。

B-1 クラプトン作のこの頃のよくあるパターンの曲です。このアルバムを代表する曲でもあります。

-2 オーティスラッシュのブルースカバー。ここでようやく本気のブルースギターが炸裂。いくら歌モノでも1曲くらいはこのくらいのギターソロやっておかないとファンもレコード会社も納得しないでしょうからねー。エグいソロばかり出てきます。

-3 問題の曲、マーシーとの共作ですが、歌はほぼ全面で彼女が歌います。かわりにギターソロでっていう感じも全くないし(汗
こんな大サービスするとは、マーシーとクラプトンの間にはなにか・・・いや思うまい。クラプトンにはパティがいるのだろうから、いやでもやっぱり・・・(爆)バックでは相変わらずリゾネイターが鳴ってます。

-4 一応クラプトンが最初のボーカルを取りますが、すぐにイボンヌとマーシーのダブルボーカル。そして、ここでもエレクトリックスライドが。曲の3/4は二人の女性ボーカル、ここまで来るとこのアルバムは一体誰のアルバムなのであろうか?という感じになってきます。

-5 この後のオシャレ路線バラード(ワンダフルトゥナイウトのような)の元祖のような曲です。クラプトン裏バラードベスト10くらいには入るであろう曲ですかね?

なぜこのアルバムはスライドギターばかりなのであろう?クラプトンのマイブームだったのでしょうか?
アルバム全体を聞くとリラックスしていて本当に素晴らしいのですが、ゲストが多すぎて本来のクラプトン像がイマイチ伝わらない、というかザバンドの南十字星あたりを聞くのとほぼ同じ感覚で聞けてしまうのです。(逆にそれがいい)

レーベルです。

US RSOの赤ベコレーベル。カタログNoはRS-1-3004 マトは両面とも1Cです、アメリカで録音しているのでこれがオリジナルといってもよいのではないでしょうか?


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学生の頃、リアルタイムでこのアルバム聴いた覚えがあります。が、そのときは凄くがっかりしたような気がします。レコード会社もミュージックライフでも次の「スローハンド」でやっとクラプトンが帰ってきた。という感じの宣伝、評価だったような。

でも昔は全然でも、今の自分にはかなりお気に入りの一枚になってきました。でもこのアルバム聴くと、やっぱロビーロバートソンのギターはいいよなー。というずっこけた感想になってしまう。

ここでようやくクラプトンもザバンドの一員になった感で満足だったのでしょう(笑)。


※ 追記です。

今回の記事の内容と全く関係ありませんが、明日からGW明けまで隔週日曜日にハーフマラソンに6回出ます、週末に記事のUPが無いときは疲れているのでお休み。ということもありますのであしからず(笑)


購入レコ屋   グレイテストヒッツ


 






by naruru-kato | 2019-02-23 07:38 | Eric Clapton | Comments(12)

Eric Clapton その4 There's One In Every Crowd

エリッククラプトン(以下EC)の長年にわたる沢山のソロアルバムの中では、たぶん人気の無さではベスト5に入るであろう(笑)ソロ3作目の There's One In Every Crowd です。邦題は「安息の地を求めて」

しかし、僕はこのアルバムがかなり好きで、というよりソロのECの中では一番好きかも知れない。

このアルバムは1970年代のECの枯れた歌中心で、ギターはこれと言って凄く弾いているわけではないのです、461オーシャンブルーバードで「あれ?」と思わせといてさらにダメ押しで「なんやーこのアルバム」となった人は多いのではないでしょうか?それが証拠にRCOはギターを弾かないクラプトンに危機感を感じこの次に(ブルース色が非常に濃い)ライブの「EC was Here」を急遽出したのです(実際はセカンドギタリストのジョージテリーの株があがったアルバムでもあります)。


UKオリジナルのジャケです。ECはけっこう犬好きなんだなー。


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なぜかUS盤も持っています、ジャケ的にはほとんど変わりませんが、音の方は断然UK盤の方が出ています。


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左US盤  右UKオリジナル。色合いが若干違います。UK盤は相変わらずのペラペラスリーブ。




このアルバムはジャマイカで録音され、大ヒットした前作の「アイシャッドシェリフ」のレゲエのリズムをさらにレイドバックされたようなユルーい感じの仕上げになっています。バックメンバーは前作とほぼ同じです、コーラスのマーシーレビィが加わったくらいでしょうか。
演奏はリラックスした中にもこの頃の最先端(笑)であるレゲエのリズムを多く取り入れさらアメリカの土着的なレイドバックした演奏でスリリングなギターソロなど全くないアルバムです。
僕はそこがイイのですけど(笑)



ECが描いた良く分からん絵が描かれた付属品、US盤ではこのままインナーバックになっています。



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裏はクレジットです。



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US盤はそのまんまアルバムスリーブになっています。



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メンバーはECの他にギター、ジョージテリー。ベースはカールレイドル、ドラムス、ジミーオールディカー、キーボード、ディクシムス。イボンヌエリマンとマーシーレビーのボーカルです。

ジャケの写真です。


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あまりにも有名になったギブソンのエキスプローラの後ろがカットされたモデル。
これはECが手にした時ボディーの後ろ側がダメージを受けていてギターショップが切ってしまったという曰くつきなギター。第一回目の日本公演で披露され「あっ」と言わせたギターです。しかしこのカットされたエキスプローラはバランスが非常に悪くてヘッドがついつい下がり気味になり非常に弾きにくいのです。

なぜ判るかというと、実は僕はこのモデルのグレコのコピーモデルを持っていたからわかるのです(爆)あまりに弾きにくいのですぐに売ってしまいました。




A面
-1 We've Been Told
-2 Swing Low, Sweet Chariot
-3 Little Rachel
-4 Don't Blame Me
-5 The Sky Is Crying
B面
-1 Singin' the Blues
-2 Better Make It Through Today
-3 Pretty Blue Eyes
-4 High
-5 Opposites

A-1 いきなりアコのイントロ、これ凄く好きなんですよねー、ドブロのスライドギターのソロをはさんでマーシーレビーとイボンヌエリマンとのデュエット。クリーム時代が好きな人はもう面くらっちゃいますよー。トラディショナルな黒人霊歌です。

-2 これもトラディショナル、もう思いっきりレゲエです。確かシングルカットされたと思います。これもゆるーいコーラスがイイです。真昼間にビール飲みながら聴きたい。コーラスのマーシーが途中でリードボーカルも取ります。ギターソロもスライドでゆるーく流れます。

-3 これはブルースのカバーかな?しかしレゲエ調、 もうこの辺でギタリストクラプトンの好きな人はブチ切れっですわな(笑)。

-4 ECとジョージテリーの作品ですが、これも思いっきりレゲエのリズム。

-5 ようやくエルモアジェイムスのカバーであるこの曲、この後ライブでもよくやっています。

B-1 マーレイマクラーレンの曲です、やはりこれもレゲエっぽい。ここで少しギター弾きまくりが出てきます(笑)

-2 これは問題の曲です、以前の461オーシャンブルーバードの時に書きましたがUS再発盤の461の2曲目になぜか入っているのです(本来はギブミーストリングスなのです)USのRCOはよほどこの曲が好きなんでしょうねーという僕もこの曲が大好きです。っーかこのアルバムで一番好きです!バックのディクシムスのオルガンが最高です。ギターソロもかっこよくて最高!

-3 アコで始まるオープニングと同じような曲、このアコはやはりマーチンD28かな?枯れたECのボーカルの真骨頂が聴けます。最後のアコのリードギターもイイです。これはどちらが弾いているのだろう?

-4 これもまたしてもアコのイントロ、レイドバックしたナンバー。 

-5 最後飾るにはあまりにも無防備なこのレイドバックされた曲。本当にこれでお終りか?と疑いたくなるような作品ではあるのですが。最後までアコのリードです。


レーベルです。


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UK RCOの赤ベコマーク。カタログNOは2479 132 A//1 V420 03 1 6 6 B面は最後が1 1 1
良く分かりませんけど(汗)




この後、初めて日本に来日し、先ほどのライブを出し劇的ギターソロなぞお構いなしにやらなくなったECはさらについに念願のディラン、ザバンドと共演アルバムのNo Reason to Cryを出しさらに土着化しますが、その後スローハンドで少し盛りかえしたりして1970台を乗り切きるのです。その後80年代はお洒落路線に身を投じ僕は嫌いになっていくのです。


まぁその辺は「それはお前の勝手だろうが」という事ですけど。


購入レコ屋
UK盤   ナカシマレコード
購入金額  1200円

US盤   ヤフオク  faceレコード
購入金額   500円程












by naruru-kato | 2017-11-12 17:35 | Eric Clapton | Comments(4)

Eric Clapton その3 Derek And The Dominos / Layla

ロックの歴史上、もっとも重要な一枚といっても過言でないレイラです。
ひとまずカテゴリーとしてはクラプトンの中に入れました、Derek And The Dominosとしてはたぶんこの一枚で終わりだと思うのでね。まぁ誰も文句は言わないでしょう(笑)。

僕のコレクションの中でもこの作品は今まで沢山買いました。CDは通常盤、レイラセッションズ、デラックスエディション、アナログは日本盤の再発でした(微かな記憶では2~3回は買い直しているはず)。
アナログ盤はいつ買ったのか覚えが無いのですが、2年前にLP再度聴けるようにオーディオを買い直し、久しぶりにレイラでも聴くか。とジャケを取りだしたところ、なんと2枚組の2枚目が無くなっていたのです。どーしてかさっぱりわかりません。こーなったらイイ機会なんでUSかUKオリジを安く買うしかない。と思っていましたが結構な値段でしたので躊躇していたところ、グレヒさんでUSアトコのオリジが諭吉1枚+ワンコインで売っていたので速攻で買い直した次第です。

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いい加減見あきたこの有名なジャケ。最近知ったのですがUK盤はDerek And The Dominos  Layla という文字が女の人の帽子らしきところに書いてあります。これはエリックが表記無しで行きたいという意向があったのですが、UKポリドールがNGにしたという事でUSアトコ盤は何も表記がありません。ちなみに僕の持っている日本盤再発も表記はありません。


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左USアトコオリジナル、右が74年頃の日本再発盤です。

日本盤と比べると色合いが少し違ってUS盤はすこし緑かかった色でこちらの方がイイ感じです。

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裏ジャケのまたこれも有名なブラウニーとドミノの写真。このころはまだブラッキーは使っていませんのでこれがメインギターですね。



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裏ジャケは日本盤のほうは詳しく書かれたクレジットが省略されています。深い意味は無いようですが、めんどくさくなったのかも(笑) でもブラウニーの写り具合は日本盤のほうが鮮明でした。


今回はレココレ、レイラ特集号の記事をかなり引用させてもらいます。


まず、このアルバムまでのクラプトンの1年は まず前年にブラインドフェイスを解散し。
1970年4月デラニー&ボニーのライブ発表(ゲスト)
    7月エリッククラプトン ファーストソロ発表
    11月ジョージハリソンのオールシングス発表(ゲスト)
    12月デレク&ドミノス レイラ発表
と僅か8ヶ月の間に一気にアメリカ南部スワンプモードに大変身しています、このころのクリームファンは全くついていけないような音楽変化であったのではないでしょうか?

このアルバムはストーンズのメインストリートと非常によく似ていて発売当初は評論家筋の評価は芳しくなく、しかも双方ともやけに音がこもっていて個々の楽器のフレーズが上手く聴きとれない。  などとレココレに書いてあります。

僕も今まで何度も聞いたアルバムですが音が良く聴きとれないと思っていました。


しかしレイラデラックスエデュション(以下DE)というCDが出て新たにりマスタリングされた音を聞いた時は本当にびっくりしたものです。各楽器の出す音の輪郭がはっきりしてものすごく聴きやすくなったのです。


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左がDE、右が通常版。(レイラセッションは貸したまま帰ってきません、涙)
ついでにこの写真撮る時初めて気付きましたが通常版はUK仕様のジャケになったいた。
   
ジョージのセッションでバックを務めたカールレイドル(ベース)ジムゴードン(ドラム)ボビーウィットロック(キーボード、ボーカル)とそのままグループを結成し初ステージで未だバンド名が決まっていなくて司会者から「デル&ドミノス」と紹介され(デルはエリックの愛称)その後デレクに変わったという事です。
もう一つの重要な話、その最初のステージにはなんと、デイブメイスンもいたのです。しかし気まぐれのデイブはすぐに辞めてソロでアメリカに行ってしまったのです。

もしデイブメイソンがずーとメンバーだったら、ディアンオールマンの参加も無かったかもしれません、そーなったらあのレイラの劇的なイントロも生まれていなかったかも、と思うとデイブが気まぐれで良かったなーなんて思います(爆)


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という事でここのクレジットにはデイブメイソンのデの字は見当たりません。


ところでDEをずーと聴いていて今回USアトコ盤を改めて聴いた見たところ、日本盤よりはかなり音もよくモコモコサウンド具合もイイ感じで、やはりこのアルバムは音の輪郭がはっきりしてはいけない事に気づきました(笑)。やはりレイラはこもっていなくてはレイラじゃないです!

曲目です
A面
-1 I Looked Away
-2 Bell Bottom Blues
-3 Keep on Growing
-4 Nobody Knows You When You're Down and
B面
-1 I Am Yours
-2  Anyday
-3  Key to the Highway
C面
-1 Tell the Truth
-2  Why Does Love Got to Be So Sad?
-3  Have You Ever Loved a Woman
D面
-1 Little Wing
-2  It's Too Late
-3  Layla" Clapton
-4  Thorn Tree in the Garden

A-1,これから始める世紀の名盤の割にはあまりにも無防備なI Looked Awayから始まりますが後半からのボビーの熱唱がたまりません。名曲となったA-2、またもボビーの熱唱のKeep on GrowingなどでA面が終わります
B面はエリックの喉が、か細いのが功を奏した美しいI Am Yours。ブルースのスタンンダードなど。
C面、Tell the Truthのシングルはこのバージョンとはかなり、違いハードドライブ仕様です。レイラセッションで聴けます。ちなみにボビーのセカンドソロにも入ってますがボビーもシングル仕様で歌ってますね(すさまじいド迫力です)そしてクラプトン一人二役のギターバトルのC-2、実はディアンも参加しているという未確認情報もあがっています。C-3はその後エリックのライブでブルースカバー定番になります。
D-1のLittle Wingは勿論ジミヘンの曲です、ジミの追悼の意味で録音されましたがイントロの神々しいリックはちょっとなー。その後のソロは最高だけど。
レイラについては何も言う事が無いですが、後半のピアノソロは実は元ネタがあり、リタクーリッジが作曲し、姉のプリシアとブッカーTの夫婦のアルバムにその曲が入っています。さらに新事実でその曲にも元ネタがあり、最初に作ったのはボビーキース(スワンプ御用達のサックス奏者)であるとボビーが話しているらしい。もちろんあのイントロの有名なリフはディアンのアイデアであるというのは有名な話。そしてそのボビーが唯一ソロを取ったD-4。この曲が僕は一番好きなのだけど、アルバムの最後を飾るにふさわしい5人で一発録りで取ったナンバー。Emaj7F#m/E A E7 B7と繋がるコードワークが本当に素晴らしい曲です、この曲を聞いてボビーのソロも買おうと僕は思ったのですよ。


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このレコーディング風景の写真は本当に好きだなー、右下のレスポールを抱えるディアンのカッコいい事、その隣の女のひと(だと思う)が誰なのか凄く気になります(笑)

ところで、このアルバム独特のこもったギターサウンドはエリックとディアンがフェンダーのチャンプという初心者向けのアンプを使い録音した、という事で僕もそのアンプが欲しくて欲しくて。たいしてギター弾けないのに10年ほど前に買ってしまいました。


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1961年製のフェンダーチャンプです、これがボリュームひとつしかなくて(笑)結構、潔いアンプなのですが、ボリュームをあげると途中で音があがらなくなり、ひずむだけになってきて、それがあのレイラのサウンドのようなこもった音がするのです。 僕の宝物なんで紹介しときます。今は1年に一回ほど鳴らすだけですけど。

レーベルです。

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クラプトンというとポリドール、または赤ベコのイメージですが、僕は安いUS盤ばかり買っていますのでこのアトコのほうがイメージが強くなってきてます。



もうひとつおまけ画像。


片方のレコが紛失している日本再発は売ることもできず、どーしたものかと思っていましたが、今は部屋の壁レコとして立派に活躍しております。


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ここに飾ってあるレコはすべて傷だらけで売る事も出来ないかわいそうなレコですがこーやって飾ると良い雰囲気でしょ。ちなみにレコの額縁は自作でーす。

ではまた。


購入レコ屋  グレイテストヒッツ

購入金額   1500円


参考文献   レコードコレクターズ 2000年8号
















by naruru-kato | 2017-01-27 19:25 | Eric Clapton | Comments(2)

Eric Clapton その2   461 Ocean Boulevard

クラプトン(以下EC)の1974年2枚目のソロアルバム、ジャンキー生活から脱出してここからが本当のソロのスタートと言えるアルバムです。
EC好きには沢山の種類があって(僕が思うに)ヤードバーズ~ブルースブレイカーズ時代(これは少数かな)クリーム時代のみ聞けばイイ。という人もあればスワンプ時代、70年代の枯れたボーカル時代、80年代お洒落時代、アンプラグドで初めてレイラ聞いた人、90年代~現在のブルース回顧時代が好き、などいろいろな人種がいると思うのですが、僕は断然70年代の枯れた歌物ECが大好きで、その次にスワンプ時代、あとはどーでもエエ(笑)という人間です。しいて言うならば80年代は嫌いです(キッパリ)。っーか80年代のロックすべて嫌いなんだけど(もちろん当時は好きでしたよ)。

このジャケ好きなんだよなー


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マイアミのクライテリアスタジオをバックに撮った写真です(だと思う)。ちなみに461Ocean Boulevardとはクライテリアの住所です。


イギリスを離れ、フロリダでレイドバックした雰囲気の中、ギターはあんまり弾かずに歌で勝負したのでしょうか。正直、ECのギターはそれほど好きでもないので僕的にはこのアルバムはソロの中ではベスト3に入りますね。

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ちなみにこの盤はUS再発盤です、ひょんなことからもらったのです。今まではCDで死ぬほど聞いたアルバムでJP盤のレコも家に昔からあります。


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  1. 左が日本盤、右がUS再発盤。USのほうが芝生が沢山写っていて雰囲気がイイです。


    ところで、先日入手したUS盤で、とんでもない事を発見したのです。
    1曲目、日本盤より明らかに録音がイイ,Motherless Childrenをソファに寝そべって聞き終わり次のGive Me Strengthがかかるのを数秒待っているとかかった2曲目はなんと次のアルバムの「Theres One in Every Crowd」の中の一曲であるBetter Make It Through Todayがかかるではありませんか?
    いきなりソファから落っこちました。
    なんでー  あれほど耳になじんだMotherless ~Give の流れが・・・
    これはいったいどういう事なんだ?

    クレジットに目をやるとやはり曲が違ってます。


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    これが本来の流れ(日本盤です)

    そして問題のUS盤です。

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    早速調べてみるとすぐに分かりました、US盤は1974年に発売され、当初はUKオリジ(日本盤と同じ)と同じ曲なのですが、1年後の出た再発で2曲目が差し替えられBetter Make It Through Todayになったとの事です(でも、実はこの曲も好きなんだな)

    そんなこと勝手にしてイイんかぁー(怒) ECは承諾したのか?いろんな疑問がわいてきます。まさに暴挙としか言いようがありません。
    もしかしたら、その後に出たアルバムで元に戻っている可能性もありますね。
    そーなっていたとしたら、逆にこのアルバムはレアかもしれません(笑)

    しかも、日本盤とこのUS再発盤は位相が逆なんです、イントロのECのギター(ジョージテリーかも)が日本盤では右チャンネルから出ますがUS再発では左からです、これはもうどうしてもUKオリジを聞いてみないと分かりません。

    所で日本盤はSAL74という当時最新のカッティングマシーンを使っています。これが結構音がイイのです。SORCさんでスローハンドのUKとJPを聞き比べた事があるのですが、JP盤のほうが音が良かったのです。


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    しかし今回のUS盤はさらにJP盤より解像度が増していてドラムのスネア、シンバルの音が凄く気持ちよく聞こえてくるのです。US盤はデッドワックス部分にSTARINGという刻印があります、実はこの刻印はスターリングというカッティング会社が仕事を行った証拠で、ここでカッティングされた盤は本当に爆音なんですねー。という事でECのレコはオリジが一番音が悪く日本~USと音が良くなっていくのかもしれませんねー。

    もうどうにも、こうにも、461 Ocean Boulevardの謎は解かなくては気が済まなくなりました。


    これは日本盤のライナー。


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    ブラッキーを抱えております。


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    これがメンバー、70年代はずーとこのメンバーが基本です。次からコーラスにマーシーレビィも加わります。スワンプ時代の仲間のカールレイドルがメンバーを集めたらしい。


    曲順です。
    A面
    -1 Motherless Children
    -2 Give Me Strength( ori ) -2 Better Make It Through Today(us re)
    -3 Willie and the Hand Jive
    -4 Get Ready
    -5 I Shot the Sheriff
    B面
    -1 I Can't Hold Out
    -2 Please Be With Me
    -3 Let It Grow
    -4 Steady Rollin' Man
    -5 Mainline Florida

    発売当時A-1のギターバトルに往年のファンは「おっー」となったのでしょうが、-2でクールダウンしその後もギターあんまり弾かないで最後はボブマーレー-5で締める渋い選曲。B面の-2~3にかけての渋すぎる声、本当にこのころのECは好きだなー

    レーベルです。まずは問題のUS再発

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    RSOの赤ベコマーク。次にJP盤


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    赤ベコがだいぶ大きくなってます。どーでもいいですけど


    謎が深まるばかりの461 Ocean Boulevardです、しかしたぶん音が悪いと思われるUKオリジをわざわざ買う気にもなれないので、今度レコ屋さんでこのUS盤を持って行って聞き比べさせてもらおうかなー、なんて思ってます。



    今週もおまけ


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    1977年のEC日本公演のプログラムです、名古屋市公会堂で見ました。
    実はこのコンサートは僕の記念すべき外タレ初ライブだったのです、ちなみに2回目はリッチーのレインボー(笑)。ECはこれが3回目の来日でした。


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    3階席だったので3000円でした。この後ECは数回見に行きましたが、やはりこの時の印象が一番良かったなー


    最近は「また来るのか、あんたはベンチャーズか」  こんな感じです。
    ずーとクラプトン追いかけている人  ゴメンなさいねー(笑)

    US再発盤
    購入レコ屋     不明
    購入金額      タダ(友人からもらいました)

    JP盤
    購入レコ屋     不明
    購入金額      不明



by naruru-kato | 2016-09-24 22:25 | Eric Clapton | Comments(5)

Eric Clapton その1   Eric Clapton

ついに王道のEric Claptonです、スワンプ特集なんでどうしても70年代初頭のクラプトンは外せません。デイブメイスンのアローントゲザーを聞いてショックを受け、デラニー&ボニー&フレンズをバックに作ったファーストソロアルバムです。

詳しい成り行きはたぶん僕なんかが語るよりそこら中のブログで語られているので省略。

1970年という年は、まずデイブメイソン、次にデラボニのオンツアー、リオンのファースト、ジョーコッカーのライブ、そしてクラプトン、その後レイラ、年末にジョージのオールシングスマストパスが発表されるという凄い年になってます、まさにスワンプロックの年。


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愛器ブラウニーとの有名なショットです。まだこのころはブラッキーは使って無かったのでしょうかね?

このアルバムを聞くとギターはたぶんほとんどストラトでしょうが、ストラトのフロントとミッドのピックアップの中間を使った例のハーフトーンの音色は聞こえてこない気がします。まだハーフトーンに気づいていない時期だったのですかね?


でも半年後のロックの金字塔、レイラでは使ってます、アンプもこのセッションではチャンプ使ってないと思います。(間違ってたらごめんなさい)


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裏ジャケです、このころのトレンド(笑)、セッションに参加した人たちの集合写真で
す、ロッドなんかもマーキュリー時代は必ずこーいうの載せてましたね。


ちなみにメンバーは スワンプ親分のリオン、その彼女のリタクージッジ、デラボニ夫婦、この後ストーンズの準メンバーになるボビーキーズ、この後デレク&ドミノスのメンバーになる、カールレイドル、ジムゴードン、ボビーウィトロック、他に写真には乗ってませんがステーブンステイルスの文字もあります。まさにスワンプ人脈大集結です。


しかしこのアルバムはそれほど僕的には好きではないですねー。一般的にも発売当初は散々だったそうですが、それはクリーム、ブラインドフェイスときて初のソロだったため、もっと劇的なギターアルバムとファンは思っていたのです。それがボーカル主体のアルバムだったため不出来のレッテルを張られたんです。僕はリアルタイムで聞いていませんのでじっくりこのアルバムを検証出来たのですが、楽曲がそれほどイイとは思いません。たぶんボニーブラムレットとの共作が多いのと、プロデュースも任せたのでそれが原因かな?これがデラボニの歌でクラプトンがギターで参加、ならいいアルバムだと思うけどねー。と思うのは僕だけでしょうか?
前回紹介したデイブのアローントゲザーのほうが楽曲的にははるかに上だと思います。

その証拠に、半年後のレイラではボビーウィトロックとの共作が多く、どれも素晴らしい楽曲ばかりだと思うのですけど。

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このアルバムはUS盤、アトコの初期盤だと思います、はたしてこのアルバムはUSがオリジナルなのか、ポリドールのUK盤がオリジナルなのかいまいち判りません。

紹介本などで調べても、本によってマチマチなのです、でも録音はウエストLAになってるし、スリーサウンズのオーナーもアトコがオリジナルと言ってましたし、僕もこれがオリジナルだと思います。音圧も凄くぶっいですよー。



曲順です。
A面
-1 Slunky
-2 Bad Boy
-3 Lonesome And A Long Way From Home
-4 After Midnight
-5 Easy Now
-6 Blues Power
B面
-1 Bottle Of Red Wine
-2 Lovin' You Lovin' Me
-3 Told You For The Last Time
-4 Don't Know Why
-5 Let It Rain

1曲目のSlunkyはインストなのだけど、こーいうジャム形式のインストは本人以外全然楽しくないので勘弁してほしいです。4曲目はその後ステージでもレパートリーとなった曲ですがJJケイルの作品。5曲目のEasy Nowが一番のお気に入りです。イントロのマーチン(と思う)のカッティングは最高です、しかしステージでも70年初期だけしか演奏しませんでしたがなんでだろう?しかしこの曲だけ明らかに周りの曲から見れば異質に感じます。

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この後デレク&ドミノスを組みレイラを発表しますが、その後またドランカーに戻り、再起を果たすのは1974年の461 Ocean Boulevardになります。その頃はスワンプもすたれレイドバックした歌もののクラプトンになっていきます。

でも僕はその頃のほうが好きなんですけどね。70年代のクラプトンは本当に枯れてて素敵なんです。


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次回はスワンプのわき役、でも素晴らしいアーテイストの予定。この中に写ってますよー。

購入レコ屋  バナナレコード 大須店
購入金額   1200円

参考文献 レコードコレクターズ   レイラ特集





by naruru-kato | 2016-03-19 20:07 | Eric Clapton | Comments(0)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


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