アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Jesse Ed Davis( 2 )

Jesse Ed Davis その2   Jesse Davis  

季節的に全く似つかわしくないこの輩、ドロドロスワンプな人なので真夏に紹介するのが良いと思うのですが、まったく知らずに買ったレココレのバックナンバー(フリートウッドマック特集)の中にこの人の興味深いインタビューが載っていて非常に面白かったのです。そして久しぶりにこのファーストを週末聞いているのです。
もう一つ、カテゴリーが増えすぎて収集がつかなくなりそうで(汗)。「その1」だけで止まっているアーティストの多さにビックリし、その2以降に進めなくては。と思っているので当分この路線が続くと思います。


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ジェシのデビュー盤です、最高傑作は前回取り上げた「ウルル」かもしれません、でもこっちの方もゲストが凄いし、なんといってもジャケがイイ。

少しウォーターダメージがあるため、破格の安さで購入できました。

この絵はジェシの父親のJesse Ed Davisが描いておりデザインはジェシ本人がアイデアを出した、とインタビューで答えてます。

この時はアルバムにはEdが入っておらず、この後すぐに父親は亡くなっているのです、この絵は父親の最後の作品であるのです。

そしてセカンドではアーティスト名がJesse Ed Davisとなっているのです。もしかしたらEdというのは受け継いだミドルネームなのかもしれませんねー。非常にややこしい説明でした。


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裏ジャケです。なにやらソーセージの化け物のようなものをギターのネックにしています。横にはクレジット。
ギターにクラプトン、キーボードにリオンラッセル、ドラムスにアランホワイトパーカッションになぜかジャッキーロマックスの名前も、バックボーカルにはグラムパーソンズの名前もあります。レコーディングはイギリスのオリンピックスタジオ。なぜイギリスか?というと、タジマハールのバンドのギタリストとしてイギリスに向い、そこでジョージハリソン、クラプトンと仲良くなってクラプトンにソロを作るアイディアを出されそのままスタジオに入ったのです。人脈的にベースはカールレイドルが順当でそれらしいベースも聞けますが、クレジットには載っていません。

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バングラデシュのコンサートではクラプトンと並んでステージでギターを弾きます。この事実もインタビューで知ったのですが、当初コンサートのチケットをコネでジョージからもらい観客としてNYに向かったのですが、クラプトンの調子が悪くコンサート前日にジョージにエリックの変わりに弾いてくれ。と頼まれ僅か1日のリハでステージに立ったのです(クラプトンが調子戻したのだがジェシもステージに立てた)と語っています。僕は最初からクラプトンの保険的に抜擢されていたと思っていましたが、真実は違ったのです。


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インナースリーブはアトコ純正。


ジェシは日本の歴史もかなり知っていて織田、豊臣、徳川の事は勿論知っていて(木下藤吉郎=秀吉も知っている)信長が統一間際に明智光秀に殺されたことや、ホトトギスの格言(泣かぬなら殺してしまおうホトトギス のやつ)も知っています。しかし、ミュージシャンのインタビューでこんなのまで出てくるなんて凄すぎる。


曲順です
A面
-1 Reno Street Incident
-2 Talsa County
-3 Washita Love Child
-4 Every Night Is Saturday Night
B面
-1 You Belladonna You
-2 Rock'n Roll Gypsies
-3 Golden Sun Goddess
-4 Crazy Love

A-1 これこそスワンプ、ドロドロのスライド炸裂、そしてダルでルーズなジェシのボーカル、LPの邦題は「ジェシデイビスの世界」ですが、まさにこの曲がそのままのイメージ。

-2 パメラポランドの作品、しかしこの声、ハマらん人は絶対に無理です。歌が上手いとか下手とか、そんなこと全然関係ないところで歌っています(笑)。

-3 クラプトンのギターが炸裂するナンバー、たぶんアランホワイトもここで叩いているのでしょう。

-4 まるでデラニー&ボニーのライブ盤ような、またはジョージハリソンの3枚組のアルバムの3枚目のジャムスタイルのような演奏(笑)。最後にドロドロスライドギターが出てきて幕を閉じます。

B-1 ここでもねちっこいボーカル全開。なぜか女性コーラスが入るとそれがまた良いんですよねー

-2 プロデュースもしたロジャーティリソンの有名な曲。印象深い曲です。アコがいい味出しています。

-3 このアルバムでは少し浮いているような少しお洒落なソウルナンバーと言う感じの曲です。しかし単体で聞くと凄くイイ曲です。ベースラインが凄くイイです。

-4 最後はヴァンモリソンのこの曲。曲がイイのは分かっていますが、ジェシが歌うとヴァンとは違った意味で素晴らしい。レスリースピーカーから流れるイントロが渋すぎる。この曲のカバーでは一番でしょう(どれだけカバーがあるか知らんけど)


レーベルです、アトコオリジナル、カタログNoはSD33-346 マトはA面2B面3です。


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最後に凄い話がありました、ジェシが若かったころザバンドのリボンヘルム達とバンドをやっていて、そこにハープ奏者もいてその人の彼女が歌が上手いのでバンドに入れて欲しいと頼まれ、一緒にセッションしたそうですが、やはりこのバンドには女の歌手はいらないと判断して、その話は流れてしまったそうです。

その女性とは、あのリンダロンシュタットだったのです。スゲー話でした。


ジェシのギターはソロで聞くより、誰かのバックで聞く時の方が断然「おっー」となります、ディアンオールマンにもライクーダーにも彼のようなスライドは弾けませんでした。間奏でエグルように入って来るスライドの魅力がジェシエドデイビスの魅力ですね。



購入レコ屋   ヤフオク

購入金額    2000円


参考文献    レココレ1998年5号


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by naruru-kato | 2018-04-15 18:53 | Jesse Ed Davis | Comments(2)

Jesse Ed Davis その1    Ululu

ジェシ・エド・デェイビス(以下ジェシエド)のセカンドアルバムのウルルです、1STアルバムとともにLAスワンプの名盤の一つとして数えられています。

実はこのアルバム、10年くらい前にCDで買ったのですが、何がいいのかさっぱり分からず1回聴いただけですぐ売ってしまいました。
昨年からアルバム収集しだして、初期のライクーダーのさりげないスライドとへたうまなボーカルに今更ハマり、もしかしたらジェシエドももう一度聴くとハマるか?と思ってずーと探していました。


しかしどこのレコ屋に行っても「なかなか見つからないよー」といわれ続け、通販で高いお金出して買うしかないのかな?とあきらめていたところ、初めて訪れたバナレコ岐阜店で発見した時は「うわぁー」と店の中で叫んでしましました。


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日本盤のサンプル盤です、もはやUSオリジナルなんて言ってられません、速攻でゲット。少しエンボスかかった渋いジャケですねー。


初めてジェシエドを知ったのはほとんどの人と同じように、ジョージハリスンのバングラコンサートです、クラプトンと並んでギタリストとして参加しメンバー紹介の時ジョージに紹介されたました。その時初めて名前を知りました。

この時はクラプトンが一緒でしたからほとんどソロは弾かせてもらえなく、リオンラッセルのように歌わせてもらえるわけでもなく、ひたすらバックを務めてた感じですが、その後ジョージ、ジョンのソロアルバムでもギターを弾くことができた感じですね。

マイスイートロードの時、クラプトンとツインリードのスライドを弾く姿が一度も映らないのが非常に残念です、ここでしっかり映っていれば彼のギター人生も多少は変わったものになったかも、と思うと映画のプロデューサーを恨みます(笑)


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このアルバムのゲストプラーヤーですが、リオン、Drジョン、等がゲストでやってます、ドラムスはすべてジムケルトナー、ベースはカールレイドル。LAスワンプのおなじみのメンバーです。



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ゲートフィールドジャケの内側の写真。生粋のネイティブインディアンのジェシエドの横顔アップ。顔がかなりでかいとライナーに書いてあります(笑)


ところで、ジェシエドの魅力は?と考えると。

歌は決して上手くなく、ねちっこい声でキースリチャーズと同じような感じかなー。ギターは泥臭く、早弾きなどは決っしてなく、同じフレーズをこれでもか、これでもか、とこれまたねちっこく繰り返すのです。麻田さんのライナーにも書いてありますが、これがスルメのように聴けば聴くほどハマってしまうのです。


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これがライナーです。麻田さんの他にも渡辺さん、山崎さん、そして増渕英紀さんのライナーが載っていますが曲目の解説やら詳しい事は何も書いてなくて風変わりなライナーとなってます、そのうち山崎、増渕両氏の文はジェシエドに会っちゃたー、といううらやましい内容です。もしかしたら日本人で会って話したことのあるのはこの二人だけかもしれません


話は脱線しますが、レココレの人気漫画「レコスケくん」


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ここでレコスケが初めてレコガールと電車の中で出会い


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その時レコガールが読んでいたのがこのウルルのライナーなのです(笑)



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ウルルなんて聴いてる女の子、普通はいねーっーの(爆)

作者が好きなだけだろーと思いますが、実はこの漫画で、このウルルを再度聴いてみたいなーと思ったのです。

ちなみにこの超マイナーな漫画は幼稚園児の娘の愛読漫画でもあります。意味解るの?と聞くと解らないけどなんか面白い、と言ってました。


曲目です
A面
-1 Red Dirt Boogie, Brother
-2 White Line Fever Haggard
-3 Farther on Down the Road
-4 Sue Me, Sue You Blues Harrison
-5 My Captain Davis

B面
-1 Ululu Davis
-2 Oh, Susannah
-3 Strawberry Wine
-4 Make a Joyful Noise
-5 Alcatraz


1曲目のギターソロの頭「チャララララーン」という彼の手癖(音を貼り付けていないのでわかりにくいですけど)たまりません。

この手癖のフレーズはジーンクラークのソロなんかでもよく出てきます。

4曲目はジョージの曲、バングラのお礼にもらったという定説の曲です。


他にもザ・バンド、リオンの曲もやってますが曲ごとの詳しい解説は他の人のブログに沢山書いてありますから省略。




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これが見本盤の証、青レーベル。これもたぶん音は凄くいいのかな。
レスリーアンプ(どんなのか知りませんけど)を使ったテレキャスターサウンドがたまりません。



このアルバムの他には2枚のアルバムしか出ていなくて、他人のプロデュースはジーンクラーク、ロジャーティリソンなども3枚くらい、しかしセッションはそこらじゅうでやってましたから、彼の音源はまだまだ沢山あります。タジマハールのバンドでやってるステイツボローなんてほんとにカッコいいし、集めなくてはならないレコードは沢山あります。(オールマンそのまんまコピーしてます)


実は遺作となった3枚目のアルバム、Keep Me Comin' のUSオリジナル、プロモ7インチ付きという凄いレアなレコードを持っている市内のレコ屋さんも知っているのですがなかなか高額で勇気が出ません(それでも通販よりかなり安い)

2ケ月に1枚だけしか買わない月間を設ければなんとか買えるのですが・・・・

今のところそれは絶対に無理っぽいのでどーしたもんかと悩んでるところです。


購入レコ屋  バナナレコード岐阜店

購入金額   たしか英世3.5枚


参考文献   レコードコレクターズ1994No7号スライドギター特集

        ウエストコーストロック



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by naruru-kato | 2016-01-17 07:48 | Jesse Ed Davis | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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