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アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Fleetwood Mac( 1 )

Fleetwood Mac その1     Rumours    

とうとう令和が始まりました。しかし前回同様に相応しい作品などあろうはずも無く(汗。でも景気のいいアルバムが良いかな?と思ってこのアルバムにしました。ちなみにカテゴリーは一応イギリスのバンドということにしておきます(あくまで一応、元々はそうなんだし)

ところでRock界で最も好きなバンドを5つ挙げよ、という設問があればまず順位不動で「ザバンド」「オールマン」「イーグルス」となるのですが(ここまでは今までの流れで理解していただけるかと)残り二つはかなり悩みます。まぁ「フリー」を入れときましょうか。その次にくるのが実はこのマックかもな(あくまでリンジー&スティービー時代限定)。なぜかというと。ここから先は僕の思い出話です、名古屋市内のレコ屋でこの話は何度もしていますので、もし知っている方がいればスルーしてください(笑)

39年前の大学2年の頃はバイト代をほぼほぼコンサートにつぎ込み、大物はほとんど見に行きました。あるときNといういつも一緒にコンサートに行っていた奴が「今日マック来るんだけど行かない?」との誘いがありました。そんな今日の今日でチケットは?と思ったのですが、今回は名古屋の会場が押さえれなくて岐阜でやるからまだ当日券がある、という事なのです。その頃マックはタスクというアルバムを出してワールドツアーに出ていたのですが、全世界的に爆発的に売れていたにもかかわらず、日本ではさほど有名では無かったのです。
(あくまでイーグルスとかドゥービーとかに比べてという意味で)

岐阜の市民センターというボロい体育館で当日券を買い、周りをうろついていたら2階の窓から綺麗な女の人が手を振ってくれました。誰か知らんがこちらも「おーい」(多分スタッフだろう)と答えます。そして会場に入りパンフを買って愕然。さ、さっきの人この人やん、クリスティーンです。(はっきり言ってメンバーの顔すら知らないで行ったのです)そこから一気にテンションが上がり、コンサートは大盛り上がり、チケも2階の最前列ですが、ここは体育館で1階と1mくらいしか段差がない。およそ45度の角度でもの凄く見やすく、リンジーのオベーションの音、ステージ上で妖精のように回るスティービーに一発でノックアウト。曲はほとんど知らないが最高のライブだったのです。本編最後のオンウェイでは、興奮して手すりによじ登りスティービーに手を振りまくり、警備員に羽交い締めにされ殴られました。

そして話はここから。帰りの22号線を名古屋に向かって車を走らせていると、真横にシャンデリアのついた観光バスが並んだのです。中の照明も全部ついていたのでよく見えます。なんと先ほどまでドラムを叩いていた大男がいるではありませんか!

そーかマックのメンバーは岐阜でなく名古屋で泊まるんだ!その後、観光バスの後ろにピタッと張り付き尾行したのは言うまでもありません。栄の名古屋国際ホテルでバスが止まりその後ろで路駐した僕達はホテルに先回りし、入ってきた酒飲んでベロベロのメンバーと握手したのです。ミックの馬鹿でかい手、リンジーのめちゃ長い指、両手で握手してくれたジョンマクビー、優しく笑って握手してくれたクリスティーン。そしてスティービー。しかし彼女だけはスタッフのガードが堅くて手を出せません、しかし僕の30センチ先をまさに妖精のように通って行ったのです。ロビーにはリンジー目当ての(多分)グルービーがわんさかたむろしてました。

その後初めてこのアルバムを買ったのです。長文すんません。どーしても書いておきたかったので。

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二つのカップルが崩壊し、それでもその危機感の中で奇跡的に作られた全世界で4500万枚売った、と言われるメガアルバム。1977年の全米年間最優秀アルバムであり、ビルボードで31週1位というとんでもない作品。70年台中盤のメガヒットのベスト3といってもイイです(あとはイーグルスのホテカリ、ピーターフランプトンのカムズアライブかな)

しかし、特にオリジナル欲しいと思わなかったのですが、新栄のレコ屋店主がこの日本盤はオリジと同じくらい音がイイよ。というのでワンコインちょいで購入(レコは多分再々購入、CDはデラックスエディション持ってます)

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裏ジャケ、両面ともテクスチャーです、この頃の写真はまだリンジーもアフロですがタスクの時はショートカットで男が見てもめちゃカッコいい。スティービーの可愛いさは最高(10年くらい前のライブでも結構可愛いが、最近は少し残念、まぁ70歳なんでねー)。
リンダとどちらがイイと聞かれたら間違いなくスティービーです!と答えます。


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歌詞カードもテクスチャーです、そして日本語解説もテクスチャー。さすが前作ファンタステックマックで世界制覇したバンドは違います。しかし日本ではそれほど売れていなかったのでワーナーパイオニアも威信をかけた勝負に出て金かけたのでしょう。


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先ほどの音のイイ。話ですが、丁度今月号のレココレにそのことが書いてありました。初盤道という連載でこのルーモアは日本盤もアメリカからスタンパーが送られてきて、デッドワックス部分にキャピトルのマークが入っていて音も素晴らしい、云々という記事があります。
立ち読みしながらその記事の写真も撮ってきました(笑)。
記事通り、スタジオで出ている全ての音がスピーカーから飛んでくるような、そんな爆音になっています、その後のタスクも最高の音ですが前作のファンタステックマックは今のところナイスな盤に巡り会っていません。バーコード付きのUSリプリーズ持っていましたが最悪でした。

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フリートウッドマックは元々イギリスのブルースバンドでメンバーを入れ替えクリスティーンパーフェクト(後にマクビー)ボブウェルチらを入れ次第にアメリカンナイズされ、その後リンジー&ニックスにメンバーを交代し爆発的に売れるのです。ボブの頃も本人は結構いい線行っていた、と話していますが、やはりリンジーのヒット曲を作る能力、プロデューサー能力は天才的で、フロント3人が自由に動き回りミック&ジョンの鉄壁のリズム隊が支えるのです。フロントの3人の個性は強烈で、女性らしい優しい歌声のクリスティーン、二人の女性よりもキーが高いリンジーの声、いかにもアメリカ人好みの顔立ちでステージを彩り、しかしその声は低くてダミ声のようなアンバランスさがたまらんスティービー。この最強のメンバーで作った前アルバムから3曲がベスト20に、このアルバムからはなんと4曲もベストテンに送り込み、次作のタスクで頂点を迎えます(タスクの評価はイマイチなのですが僕は大好きです)。

やはりこの3作はマックの歴史上最高のピークの中で生まれた作品であることは言うまでもないのです。(ピーターグリーンが居た頃のブルースロックはあまり興味無く、今後も買うことはないような気がする、ボブウェルチ時代もしかり)


曲順です。
A面
-1 Second Hand News
-2 Dream
-3 Never Going Back Again
-4 Don't Stop
-5 Go Your Own Way
-6 Songbird
B面
-1 The Chain
-2 You Make Loving Fan
-3 I Don't Want To Know
-4 Oh Daddy
-5 Gold Dust Woman

A-1 アコのボトムを意識したイントロからリンジー&スティービーのツインボーカル。ミュートしたギターが最高に気持ちよく聞こえます。バックのリズム隊が中盤から音を増してくる。これほど完璧なアンサンブルはそうそう無い。

-2 一転、ドラムスとベース主体のイントロからスティービーのボーカル。なぜあんなに可愛いのにこんな渋い声で歌うのか(笑)
中盤でのアコの刻み、リンジー&クリスティーンのバックボーカル。この曲はべースラインが最高過ぎます。前作のライアノンと同等か、それ以上の名曲。

-3 リンジー得意の爪弾き。この人アコも相当上手いのです。ドゥービーのパットシモンズの作りそうな曲ですが(汗。ただ声の色気は凄い、男でも惚れ惚れします。

-4 アメリカの大統領の選挙でクリントン陣営のテーマソングにもなった曲。アンコールでの1曲目ですね。令和を飾るに相応しいかも。最初はリンジー。セカンドバースはクリスティーンのボーカル。内容はクリスティーンがジョンと離婚した時の事を書いてます。

-5 アルバムの先行シングル、もうこの曲が自分のマックの全てです!。ロック界広しといえど、こんな好きな曲はそうそう無いです。コンサートでは本編最後で決まってます。中間部のギターソロ。簡単なソロですがここがもの凄く歌にマッチして大好き!いつ聞いてもあの岐阜での興奮がよみがえり泣きそうになります。ちなみに歌詞の内容はスティービーとの別れを唄っているのですが、それをライブで一緒に向かい合って唄っている二人の業の凄さよ!。二人のその後の精神的な関係はよくわかりませんが、あまりに大人過ぎる!涙無しには見れません!

-6 クリスティーンの一人舞台。コンサートではアンコールの最後に唄われる。そう思うとA-4~6までの流れは凄いです。

B-1 この曲もよくオープニングで使われる(2003年のボストンのライブDVDなど)。スリリングな曲です。

-2 クリスティーンのボーカル、こーいった曲聞くといかにこのバンドの生命線はリズム隊だよなー。と思う。バックのウーハモの美しい事よ! 後期のビートルズ(特にアビーロードのB面)を聞いているようだ(笑)終わりに近くなるにつれ音数、音圧が増していきます。

-3 3声でいきなり始まる、ここでもリンジーのアコがいい音で鳴ってます。抜けがイイとはまさにこの事。

-4 タイトルからするとジョンの事を歌っているのだろう、それともすでに別の男の事を歌っているのか?。どちらにせよ、ジョンマクビーに取っては辛い歌なのかもね。

-5 最後はスティービーの曲です。実は彼女のその後の代表作となる「Gold Dust Women」という曲も録音されていたのですがアルバムの尺の問題で本アルバムには入れてもらえなくスティービーは怒りに震えたのです。現在のCDには入ってます。


捨て曲1曲も無し(当たり前だろう)。白眉はA面2,4~6というところですね。

レーベルです。日本盤ですが、MASTERD BY CAPITAL,F22の刻印あります。アメリカから22番目のラッカー盤が送られてきたのです。ちなみにUS盤はF77とかもあってもの凄い数のプレスがされたのです。

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ただし、この後の再発ではワーナー白レーベルも存在しますので、そちらは音は良くないかも。未確認ですけど。

コンサートパンフとチケです。岐阜にこんな大物が来たことはこれが最初で最後かも。もうこの会場も今は壊されて無いはず(泣)。

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2階席とはいえわずか2.500円とは(笑)イイ時代ですねー。


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予想通り、フリートウッドマック初回は長々と書いてしまいました。(ここまで読んでくれた方に感謝します)

現在はリンジーが脱退しクリスティーンが再復帰。そしてギターはトムペティー&ハートブレイカーズの看板ギタリストだったマイクキャンベル+もう一人。という布陣で今でもライブを行っているマック。まさに怪物バンドです。自分的にはこのアルバム~タスクまでが一番好きなのですが、マックの場合はどうしても映像のほうに行ってしまいがちなのです、やはりあのコンサート~握手は自分に取って強烈に心に残っているのです。



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by naruru-kato | 2019-05-02 19:13 | Fleetwood Mac | Comments(14)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


by naruru
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