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アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Ned Doheny( 1 )

Ned Doheny その1     Same

2月になりました、今月からマイナーなSSWをやっていきます!と以前に書きましたが、やはりそれだけでは無理がある(何が無理なのかよくわかりませんが  汗 )ので隔週くらいでやっていこうと思います。

そー言うわけで、ネッドドヒニーなんですが、この人がマイナーなのか?というと実はそうでもなくて、アサイラムの新人SSWとしてはジャクソンブラウン、ジュディシル、JDサウザーに続く第二期生でほぼ同期でスティーブファーガソン、ロッドテイラー、トムウェイツ達がいるわけです。

僕が思うにこの人は本国よりも日本での人気の方が高いのではないだろうか?90年代以降の作品はアメリカでは発売されなくて日本のみだったような覚えがあるし(間違っていたらごめんなさい)、いかにも日本のサーファー、AOR好きな輩あたりが好みそうな楽曲が多いのです。

もともとビバリーヒルズの道路にもドヒニーストリートという名前がある程の大富豪の息子、という超うらやましい環境で育ったのですが、戦争に行って国の為に働いてこい!という親の意見に反発して家を飛び出し転々としながらギターの腕を磨き、1967頃にはあのトルバドールに入り浸り、エレクトラミュージックランチという実験的なセッションに呼ばれ、そこでジャクソンブラウンと親交を深めるのです。

そのセッションは日の目を見ずに終わりますが、ジャズメンのバックでもリードギタリストもやり、そのうちロンドンに出向きそこでデイブメイスンと知り合い、キャスエリオットと3人でバンドを組む直前まで行きますが破談となります。(結局デイブとママキャスのみのユニットでアルバムが発売され、そこでネッドの歌も使われている)。

しかし、その時の楽曲がアサイラム総帥、デビットゲフィンに認められデビューするのです。


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なんという育ちの良い顔立ちのジャケなのだろう。「金持ちのお坊ちゃん感」丸出しではありませんか(笑)


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その豪邸での庭での撮影なのだろうか?
クレジットにはアサイラム新人の特有ともいえる豪華ゲストは全くなく、ほとんど同じメンバーで構成されたバンド感満載のスタジオセッションのような感じの録音です。唯一グラハムナッシュが1曲コーラスで参加しています。

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ネッドはジャクソンのように心をエグルような作品は作れません、しかし彼はギタリストでもあるので全変に粋なコードカッティング、テレキャスターと思われる乾いたかっこいいソロギターが沢山聞けます。このアルバムでのギターはクレジットを見る限りネッドだけなのです。

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一応、アサイラム純正の黒いインナーバックがついていました。


曲順です
A面
-1 Fineline
-2 I Know Sorrow
-3 Trust Me
-4 On and On
-5 Lashambeaux
B面
-1 I Cant Dream
-2 Posycards From Hollywood
-3 Take Me Faraway
-4 It Call For You
-5 Standfast

A-1 乾いたアコのカッティングから始まるオープニングナンバー、所々で入るテレキャスター(たぶん)の鈴なりの音がたまらんです。
かなりカッコいい曲です。

-2 完全にAORっぽい曲です、楽曲の良さはアルバムピカイチ。完走のピアノソロが素晴らしいです。

-3 おしゃれ系セブンスコード主体(かな?)で作られてる弾き語りです。サビの転調がカッコいい。

-4 この曲がメイスン&ママキャスのアルバムで取り上げられた曲です。コーラスでナッシュがかぶるところの音圧が凄い。そしてまたおしゃれコードの転調。シンプルな楽曲としてはかなり変わったコード感です。

-5 これも同じようなコード感、A面はほとんど同じ印象の曲が並びます。

B-1 サビの盛り上がりがイマイチで、オープニングとしては弱いかな  

-2 このアルバムの中では人気のある曲です。しんみりと歌い上げるナンバーですが、ジャクソンのような説得力が無いのが惜しい(笑)

-3~5 この3曲も同じように歌い上げ系です、がイマイチ心に残らない、というか。もう少しなんだけどなー。という感じです。

両面を比較するとやはりA面がいいです。特にギターソロがある曲は凄くオシャレでイイ感じなのです。

レーベルです。
アサイラム白レーベル、カタログNoはSD-50059。アサイラムで10番目の出版ということになります。マトは両面ともアサイラム特有の?AAとなっています。


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このアルバムは売れませんでした。(もともとアサイラムの新人SSWのデビュー盤ってそんなに売れたのないし)自分が思うに1973年というSSW全盛期の時代背景ではキツかったのではないでしょうか?それが証拠にレーベルをコロンビアに移籍して1976年の「ハードキャンディー」は爆発的に売れたのですから。時代もボズスキャグス、クリストファークロス、ロビーディプリーといったAORの騎手達が登場し(ボズは違いますけど、関係無いけどAORで売れて一番面食らったのはボズではないだろうか?)一気にネッドもメジャーシーンに踊りだすのです。が、残念ながらその後は続きません。やはり「この1曲」という印象的な曲が作れなかったのかなー?と思うのです。

コロンビアでのサードアルバムは見送られ(日本のみその後発売)メジャー契約も切れてしまい、そのごのCD時代では日本のみ発売という憂き目に遭うのです。

でも、なんか何も考えないでリラックスしたいときにこのアルバムはいいのですよー



購入レコ屋   ディヴァインレコード


参考書籍    アサイラムとその時代、シンガーソングラーターCDbest100



by naruru-kato | 2019-02-02 19:43 | Ned Doheny | Comments(6)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


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