アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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カテゴリ:Wendy Waldman( 1 )

Wendy Waldman その1       Love Has Got Me

ウェンディーウォルドマンのデビューアルバムです。誰やそれ?という人に簡単に経歴紹介(実は1年前までは自分もその人種でしたが 汗・・・)。

1950年ロサンゼルス生まれ、69年にアンドリューゴールド、ケニーエドワーズ(元ストーンポニーズ)、カーラボノフとでブリンドルというグループを結成しA&Mと契約、そして録音もするがレコードデビューはお蔵入りし、ソロとしてシングルを出します。そこであの東海岸の歌姫マリアマルダーが彼女の曲をソロで取り上げウェンディーも知られた存在になるのです。(その何年も後にブリンドルは再結成しアルバムを出します)


ちなみにマリアはその後もウェンディーの曲を何度も取りあげます、よほど気に入ったのでしょう。ファーストアルバムでは2曲、セカンドでは1曲です。

アンドリューも売れっ子になり、カーラはリンダロンシュタットが彼女の楽曲を取り上げカーラも一気にブレイク。多分日本ではカーラが一番有名になったと思います。このように皆ウエストコーストで活躍するのです。

1973年のデビューアルバムです。なんか妊娠しているようだ?という感じのデビュー盤のジャケです、まさにマリアのファーストと対をなしているようなジャケです。オブラートに包まれたような感じの写真がいいです。

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裏ジャケでは各局ごとのクレジットが詳しく書いてあります、ここでの彼女の写真もやはりマリアマルダー風。バック陣はブリンドルの面々はもとよりラスカンケル、リーランドスカラー、ウェルトンフェルダー、ジムホーンなどLAの有名どころばかり。

ただしマリアが取り上げたからと言ってもウェンディーのこのソロデビュー盤はそれほど売れなかったのでは?しかしウエストコースト名盤紹介などの記事には必ずこのアルバムは入っています。


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彼女の声はやはりマリアマルダー的で、もう少しポップで、子供のような声で、それでいてLA的です。彼女の作る楽曲はオールドタイム風なものが多く、ただのSSWとは違う気がします。


カーラボノフのようにリンダが取り上げたならばもう少しヒットしたかも?(決してマリアがリンダと比べて劣るという意味ではないですが)

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ちなみにウエンディーは主にピアノ、たまにギターも弾くようです。

曲順です
A面
-1 Train Song
-2 Thinking Of You
-3 Gringo In Mexico
-4 Horse Dream
-5 Cant Come In
-6 Pirate Ships

B面
-1 Old Time Now
-2 Vaudeville Man
-3Lee's Travelling Song
-4Natural Born Fool
-5Waiting For The Rain
-6 Love Has Got Me


A-1 この最初の曲はブリンドル名義です。もちろんブリンドルのメンバーで録音されています。カーラボノフのコーラスが良く聞こえていい感じです。ブリンドルの楽曲が垣間見えるようです。

-2 印象的なピアノのイントロ、以降彼女の得意なスローなナンバーはこのような曲調が多いのです。二作目の「Mad Mad Me」もこんな感じの曲でこれはマリアがファーストで取り上げています。

-3 この曲はマリアがセカンドで取り上げています、いかにもオールドタイム風。 

-4 彼女のピアノ弾き語りだけの曲。マリアマルダーと間違えそうになってしまう歌です。

-6 またしても印象的なピアノから始まるA面の白眉な曲。ピアノ独奏からストリングスが加わり次第にドラムス、ベースが加わりゴージャスな曲調になります。

B-1 ウェンディーの弾く抜けのいいアコからノリのいいベースラインが入り、サビでグワーと盛り上がります。

-2 完璧なオールドタイム風のラグタイム風のアコのイントロから始まる曲はマリアがやるために作られたようです。デビューアルバムで取り上げています。珍しいところでアサイラム唯一の黒人シンガーのスティーブファーガソンがなぜかスライドギターで参加しています。

-4 ここでようやくマリアマルダー本人がコーラスをつけます。やはりマリアが歌うと違いますねー

-5 心に染みこむピアノがいい感じのバラード、ラスカンケルがらしくない渋いドラムを叩いてます。少しジャズ的な楽曲、4,5がB面の白眉です。



プロデュースはCharles Plotkin 知らない人ですが(汗)サンクスクレジットにワーナーのレニーワロンカー、テッドテンプルマンが載っていました。

レーベルです。

ワーナー、パームトゥリーレーベルWマークなし、たぶんこれがオリジナルでしょう。カタログNoはBS2735 マトは両面とも1Aです。


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この後何枚もアルバムを出しますが、ビッグヒットには恵まれなかったウェンディーウォルドマン。


しかし楽曲提供者としては数々のアーティスト(ニッティ・グリティ・ダート・バンド、ニコレット・ラーソン、キム・カーンズ、パーシー・スレッジ、ランディーマイズナーなど)に提供しておりLAのSSWとしてはもっと有名になっても良かったのではないか?と思います。


彼女の歌声は秋の夜長にはぴったりですよ。


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by naruru-kato | 2018-10-10 21:44 | Wendy Waldman | Comments(4)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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