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アナログレコード巡礼の旅

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Joni Mitchell その11   Mingus

本題の前にお詫びを。
間違えて下書きの段階で火曜日に記事をアップしてしまい、すでにコメントもいただいてしまい申し訳なく思ってます。
風邪ひいてて集中力無くなってたのが原因ですが、今後は気を付けます。

本題です。ジョニミッチェルの一番の問題作と思われる「ミンガス」。

もちろんジャズ界の巨匠、暴君と言われてたチャーリーミンガスの事で、当初はジョニとのコラボ的な作品になる予定でしたが、ミンガスが急逝したので録音メンバーも入れ替えて追悼的な作品になってます。

因みに自分はジャズ全く聴かないので知らなかったのですけど、チャーリーミンガスってベーシストだったんだ(笑)

ずっーとピアニストと思ってました(爆) ピアノ弾いてる印象的な写真があったので、ついつい。

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すべてジョニが書いた油絵で構成されてるジャケ。この絵は「Sweet Sucker Dance」というタイトル。

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裏ジャケはミンガスがプールサイドで座ってる(車いすなんでかなり弱ってるのだろうか?)
タイトルは「Charlie Down Mexico」

ゲイトフォールドは豪華に4ページ。歌詞と油絵です。この絵のタイトルは「Charlie in The Sky」

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ここに当初のセッションのメンバーが書かれているようで、スタンリークラーク、ジョンマクラフリンなどの名前も載ってます。

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次のページです。この絵は「I's AS Muggin」。右上の女性はジョニ本人でしょう。

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こちら側は再度やり直ししたセッションメンバー。
ジャコパストリアスは勿論、ウェインショーター、などウェザーリポートのメンバー。その他にハービーハンコックなど巨匠ばかり。

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曲と曲の間にミンガス、ジョニたちの会話が入っていて、それが「RAP」という表現になってる。
基本的にミンガスが曲をつくり、そこにジョニが詩をつけるといった曲で構成されてます。


Impression
この作品はジョニとジャコの二人の作品。という感じ。冒頭からなんでこんな音がベースで出るのか?と疑いたくなるジャコのプレイ。
対抗するジョニのギターもほぼ打楽器のような音で対抗、さらには6弦をユルユルに張ってまるで琵琶のような音もだしてる。
こんな事考えるのこの人だけではないだろうか? ニールヤングも真似して(爆)このようなドローン効果のチューニングで曲作ってます。

Songs
God Must Be A Boogie Man
ハッピーバースディのRAP(会話)のあとに続くオープニング。ジョニとジャコが二人だけでやってるのではないだろうか?とにかく音数が少ないのにこの分厚い演奏はなんなんだ!驚愕です。ジャコのベースは像が泣いてるような(笑) これがこの作品ずーと占めるのです。

A Chair In The Sky
ジョニ得意の妖気せまるナンバー、ここではピアノ、サックスも入るが、やはりジャコのベースです。

The Wolf That Lives In Lindsey
タイトル通り、狼の遠吠えが聴こえ、ジョニの弦を叩いたり、響かせたりのドローン効果がかぶさり引き込まれます。中盤辺りから遠吠えの連打(笑)このナンバーめちゃ怖いです。

Sweet Sucker Dance
ハンコックのエレピがイイです。相変わらずジャコのベースは歌ってるようです。淡々と歌うジョニはここではかなりジャズっぽい。

The Dry Cleaner From Des Moines
ある意味、一番ジョニらしいナンバーだと思おう。ホーンもイイ感じ。

Goodbye Pork Pie Hat
以前ジェフベックのワイアードのコメントで、この曲はレスターヤングに捧げられた曲とご教示いただきました。
オリジナルは聴いた事ないですので、どーしてもジェフの楽曲と比較したくなります。なんとなく見事にジョニが詩を付けた感じがありありします。

久しぶりの全曲紹介です。

Label
アサイラムのクラウドWマークあり、カタログNoは5E-505。マトはA-3 B-1 です。 

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ミキシングは当然のバーニーグランドマンです。


非常に残念ながらこの個体はビニ焼けして、へんな雑音多くて、ただし、もっと状態のイイ個体に買い替える気もそんなにないですが。

今回はかなり難しい記事になりました。このアルバムの音楽をどうとらえればいいのか?さっぱりわからなくて。

でもここを乗り越えないとジョニも最終回にたどり着けないし、かといって飛ばすわけにはいかないし。

という事で、かなり適当な手抜き記事になってしまいました(まぁいつも大したこと書いてませんけど・・・汗)


※ 備忘録
昨日はコンペで岐阜県の名門「レイクグリーンみさのコース」に行ってきました。バンカーが131個もあります。

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久しぶりに納得いくスコアで回れました。



by naruru-kato | 2024-10-12 04:53 | ● Joni Mitchell | Comments(8)
Commented by jonilove at 2024-10-08 14:44
読ませていただきました。
是非ミンガスとの共作として録音してほしかったと思います。
アルバムとしては短いRAP?がうっとうしい。ゆっくり聴かせてほしいかな。
むしろ第一セッションに興味あります。
Commented by naruru-kato at 2024-10-12 07:31
> joniloveさん
おはようございます、コメントありがとうございます。

まだ下書きの途中でUPしてしまい、そこにコメント頂いてスイマセンでした。

おっしゃる通り、RAPが集中力を剥ぎますよね。これが無いとかなり聴く印象変ると思います。

でもRAPがあるのでジョニの不思議な世界から、現実の世界に戻れる様な気も。

第一セッションの録音はいつか日の目をみるのでは?とおもってますけど。
Commented by 240_8 at 2024-10-12 09:06
おはようございます!
週初めに写真抜きでアップされていたので、「おやっ」と思っていたのですが、やっぱり誤投稿でしたか。
この頃のジョニは難解で、やっぱり私も挫けてしまいます。
それにしてもジョニって付き合っている男性の音楽志向によって自らの音楽を変えてしまう、非常に要領のいい女性ですね。
しかも相手は天才ばかり。それを相手にスゴイ女性です。
そういえば最近のジョニのライヴも良かったです。
(ゴルフの季節になってきましたね…。私も来週末は蓼科で泊りゴルフです)
Commented by naruru-kato at 2024-10-12 09:56
> 240_8さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
>やっぱり誤投稿でしたか。
はい、間違えました (;^ω^) 最近は土曜日の朝に予約投稿して、日曜日頃に次の記事書き始めてるので、火曜日くらいはある程度できてしまってて。今後気を付けなくては。

ジョニですが、僕もこの作品避けてました。今回じっくり頑張って聴きましたが、やっぱ難しいでした。凄すぎて何書いていいのか分かんない。

ジョニって男遍歴だけで映画、小説などで来てしまいますよね。凄いなー。

蓼科ゴルフいいですねー。実は僕も翌週の土日に清里辺りの「小渕沢CC」で泊りのコンペ誘われてたのですが、どう考えてもお金続かないので辞めにしました(泣)
Commented by hanji at 2024-10-14 00:01
こんにちはnaruruさん

このアルバムは、私がザッパやそれ関連の前衛音楽を聴き漁ってた時に知ったので、かなり気持ち良く聴きやすいイメージがありました。
これと次のライブ盤『Shadows and Light』で「ジョニ・ミッチェルすげぇ!」と思ってました。
ただ久しぶりに聴いてみると最初はちょっと面食らってしまいますね。しかも、このアルバムをレビューとなるとかなり難易度が高いですね。
このアルバムはあまり考えずに、ながら聴きで聴くとすごく気持ちいいです。
Commented by naruru-kato at 2024-10-14 09:09
> hanjiさん
おはようございます、コメントありがとうございます。

僕はザッパ周辺は全く道の分野ですが、イメージが近いのですかね?

僕は初めて聴いたとき、いきなり面食らってそのまま放置アルバムになってました。
今回結構頑張って聴きました。このアルバム、頑張らないと聴けないですね。

>レビューとなるとかなり難易度が高いですね。
おっしゃる通り、でしたので今回の記事は深く考察せずに、適当な言葉で逃がしてしまいました(いつもの事、といえばそーなんですが・・・笑)
Commented by lts at 2024-10-15 20:15
"Mingus" を聴いたことがなくて今 youtube で聴いてますが…これは素晴らしい!

初期のジョニは今までも買ってたし、今も手元にあるアルバムもあるんですが、自分の基本的な守備範囲が1968~1973年辺りなので、このMingus(1979年)は完全にスルーしてました。素晴らしい jazzy な作品で、これは自分的にはかなりの傑作です。早速見つけ次第買います。少なくとも傑作扱いされてる "Blue" より、こちらの方が自分的には好きです。

因みに…Discogs 見たら、

Genre: Jazz, Rock
Style: Jazz-Rock, Soul-Jazz

となっていて、あぁ自分の好きな音そのものだと納得しました。いやぁ、紹介して頂きありがとうございます。
Commented by naruru-kato at 2024-10-16 07:40
> ltsさん
おはようございます、コメントありがとうございます。
おぉー そーでしたか。お役に立てて嬉しく思います。

このアルバム、「Blue」みたいにバカな金額で高騰していないので、まだ大丈夫です。
先日ユニオンでオリジナルが3,000円くらいでした。

「Hegira」とかでも6,000円もしてました。

「ミンガス」はジョニの中では一番中古価格安いのでは?

この次のライブアルバムもジャコ、パットメセニーとやってるんでオススメします。

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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