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アナログレコード巡礼の旅

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Van Morrisonその8  Hard Nose The Highway

ヴァンの通算6枚目(ワーナー発売)の「Hard Nose The Highway」です。

1973年発売、この少し前に念願の自分のスタジオが完成、カレドニアソウルオーケストラなる大所帯バンドも作ります。が、しかしジャネットプラネットと離婚、などネガティブな話題もあり邦題は「苦闘のハイウェイ」

70年代中期は名盤連発するヴァンですが、このアルバムに関しては少し落ちる。というのが一般的な評価。

さらにその評価に拍車をかける、このわけのわからないジャケ。

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この老人は誰なのだ? しかも昼間なのか夜なのかわからない牧草地に男か女かわからない服を被った人。

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裏ジャケはそれを見つめるヴァン。どでかいmoon。左の黒人は?

などとわけのわからない絵ばかり、深く考えると狂いそうになります、検索しましたが何もヒットしませんでした。

全体画像です。カバーデザインはRob Springettという人です。

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内ジャケはフリップパックになっていて、歌詞カードとクレジットです。
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ヴァンはこのメンバーでツアーも行い、あの名作ライブ「Its Too Late To Stop Now」を発表するのです。
今回の女性コーラスはジャネットの代わりにジャッキーデシャノンが参加してます。

Impression
一般的にそれほど高評価のアルバムではないと思いますが、じっくり聴くとかなりのもんです。流石、駄作がほぼないヴァン。
自分的には抜きんでた一曲、というのが無いようにも感じますが聴けば聞くほど、「この作品はかなりの傑作では?」と思えて来てます。
とにかくバックバンドの演奏がイイです。ジャズスタイルの楽曲もあり、自分的には80年代の快進撃(僕は80年代のヴァンが一番素晴らしいと思ってます)に近い感覚があります。とにかく1曲1曲の完成度高いのです。


My Favorite Songs
Snow in San Anselmo
冒頭の合唱団のかなり恐怖感を煽るような合唱が少し違和感ありますが、それを過ぎるといつものヴァン節です。中間部の転調、そしてまた怖いコーラスのあと元に戻り、後半はサックスとベースソロの分厚い演奏という、かなり頑張って聴かないと良さがわからない曲(笑)

Warm Love
ファルセットで歌われる、名作「Crazy Love」のような曲。ここでほとんどハモでジャッキーが。これかなりイイです。

Wild Children
安らぎの極致。80年代のBeautiful Visionあたりに直結する美しさ。穏やかなヴァンの歌、ウッドベースの心地よさ、転調する途中のピアノソロが少し変ではありますが、このアルバムの白眉では?

Green
ジャズっぽい演奏、ベースラインが気持ちよく、さらにストラトっぽい乾いたギターのトーンも最高な一曲。

Autumn Song
秋の歌、と題されるように、非常に落ち着いたこれもジャズっぽい楽曲。穏やかに歌われるヴァンに癒されます。途中から少し転調するところも地味ながら構成力凄いです。ここでもギターはセミアコでしょう。終わりそうでなかなか終わらない10分超えの長尺曲でもあります。

捨て曲一切なし。自分的には「Moon Dance」と同じくらいの傑作と思ってます。


Label
USワーナーのパームツリー、Wマーク無しのオリジナル。カタログNoはBS-2712 マトは両面1のファーストプレス

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ヴァンの70年代はあと3枚記事にしていませんが、次回からは飛ばして1980年代に移る予定です。

何故かというと、自分がこの年代のヴァンが一番好きになってしまい、聴く機会も一番多いのです。

毎年1枚は未だに新譜出すヴァンですが、最近のは買っては「うっ ダメだ」ばかりで(泣)買っては売りの連続。

やっぱヴァンは80~90年代がいいなー(あくまで自分的)





by naruru-kato | 2024-06-29 06:00 | Van Morrison | Comments(10)
Commented by 240_8 at 2024-06-30 06:11
おはようございます。
このジャケのアルバムはあまり見慣れないですね。
すごく気になったので、チェックしてみました。
1曲目のイントロからちょっとビックリ。間奏のジャズ的アプローチもいいですね。
確かに「Warm Love」も味わ深くていいですね。
ヴァン・モリソンってこれより前のアルバムしか知らないのですが、80年代がいいんですか~。それもちょっと気になります。
Commented by リッキー at 2024-06-30 09:15
おはようございます

このアルバム推しの私からすると、今回の好意的な内容は嬉しいです。実は今までもこちらのブログでお勧めしておりました。その当時はオリジナルをお持ちでなく、あまり聴く気が起きないとおっしゃっておられてました。(結構前です)

内容が地味なので、ヴァンのファンでもランクを下げていますが、勢いのある当時のヴァンですから、悪いことはないんですよね。むしろ、一つの到達点である次作のライヴに向かってとても充実していると思います。

ところでお好きなのは80〜90年代ということで、むしろそちらの方が賛否両論です。宗教的な作品が多く、インストも多いので、生半可なヴァンのファンは振り落されてしまいます。聴き続けていると、ある日良さが分かります。『コモン・ワン』を初めて聴いたのは30年位前でしたが、当時は??でした。

80年代を通り過ぎるとこれまた充実の90年代になりますが、個人的にはこの時代からヴァンをあまり聴かなくなります。『アヴァロン・サンセット』(正確には89年ですが)以降は、オッサン臭さが若干気になります。

最近の作品についての感想も私も同様に、それほど魅力を感じません。
Commented by 珈琲べるま〜ど at 2024-06-30 11:21
わたしも、奇妙で意味不明なジャケとオープニング曲に圧倒されて、イマイチ好印象がなく、ジャッキーの73年リリース「ジャッキー」との関連性?で引っかかるだけでした。ナルさんに触発されて、今まで以上に回してみました。我が家の盤は、英国盤でフリップバックではありません、さらには、ジャケインナー色は、強いブラウン一色です。ジャージーな演奏に乗せて軽く歌うといった感じで満ちていますが、転調やら長い曲のくせに肩透かしで終わるなど、やっぱり70年頃の作品や次作と比べるとなあ。。。 で関連性?の確証を求めてみました。「ジャッキー」のライノから後発CDには4曲ものヴァンPDのボートラが収められています。今まで勝手に同時期に録音したものとばっかり思ってきましたが、ウィキとこのライノ盤のライナーで、ヴァン:72年8月21日ー25日、ジャッキーのボートラ:73年4月11日ー12日で録音場所:同じくカレドニア。一方「ジャッキー」自体は、アトランティックですので、言わずもがなのトム・ダウトPD、メンフィス録音で時期も異なっていました。単になんかの縁で、ヴァンの ”I WANNA ROO YOU” を取り上げただけだったのでしょう。ということで、共作1曲含む4曲を73年4月にカレドニアで録音していた事実は確認できましたが、両アルバムは全く関連性なしという結果でした。共演アルバム、あったらいいな。
Commented by naruru-kato at 2024-06-30 13:31
> 240_8さん
こんにちは、コメントありがとうございます。

ヴァンの代表アルバムとして間違いなく紹介はされない作品ですね。
1曲目が聞けるようになればかなり違いますが、僕はこれまともに聴けるようになったのは3年後くらいです(買ってから)

ずっーと活動してる人ですから、今が一番、という人もいると思いますし、僕は80年代が一番穏やかな感じで大好きです
Commented by naruru-kato at 2024-06-30 13:38
> リッキーさん
こんにちは、コメントありがとうございます。

確か以前にそんなコメントのやり取りありましたね(笑)
その後オリジナル盤に買い直しして、聞き込んでいった結果が今回の感想になってます。
このメンバーで次のライブ発売されてますから、この作品は結構充実感がヴァンにはあったのでは?

おっしゃる通り、80年代のヴァンは宗教的になっていきますが、僕自身英語わかんないし、訳詞もないし(日本盤は持ってないので)、ただ聴いて感じるだけなので、80年代が今は好きです、特に「Beautiful Vision」から「Enulightenment」までは最高です。その後の90年以降は今、聞き込み中です。(でもレコードの相場はめちゃくちゃ高い)
Commented by naruru-kato at 2024-06-30 13:45
> 珈琲べるま〜どさん
こんにちは、コメントありがとうございます。

僕もずっーとまともに聴いてませんでしたが、ここ半年くらい聴きこんで変わりました。
逆にこの後の70年代の作品が最近イマイチになってきて(Into The Musicまで)

ジャッキーの件 いろいろ調べていただきありがとうございます。
なんとなく、ヴァンとジャッキーって共演するイメージが全く湧かなくて(汗

どことなく、ジャネットとジャッキーって顔も似てる感じで、ヴァンの好みだったのかも(笑
Commented by ハリジョージスン at 2024-07-02 13:30
こんにちは。このアルバムは未聴でした。で一通り聴いてみました。「WARM LOVE」イイですね~。ほっこりします。他曲も味わいある。やっぱヴァンって、ソウル歌手やわ~。ココで言う、ソウルとは黒人ソウルのそれとは違うソウル・・・。まだ一回しか聴いてませんが、何回か聴いてるとジワ~ときそうですね~。  しっかしこのジャケは・・・どうやったらこんなの描けるん?って感じ・・混沌とした見た夢をそのまま描いた感じ・・・

vsグランパス 生観戦してきました。今回は勝たせて頂きました。グランパスは前回と違い開始から全体が、どんどん攻め上がってきましたね。しかしミスが多く失点もミス絡みでした。倍井君、先発で出てたら展開違ったかも・・。




Commented by naruru-kato at 2024-07-03 08:48
> ハリジョージスンさん
おはようございます。コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、ヴァンのソウルはブルーアイドソウルなんでしょうね。
最近はブルース、ジャズなどなんでもこなしてますけど。

>混沌とした見た夢をそのまま描いた感じ
ジャケは、まさにそんな感じでしょうね。 ヴァンはダメジャケ多いですが、これはイマイチどちらの部類か悩みます。中にはジャケ買いする人もいるかも。

もうグランパス 諦めました。せめてJ2に落ちないで欲しい。そんで来年は新監督の下で再起ってかんじです。ほとんどのFamilyはこう思ってるはず(( ノД`)シクシク…

相馬復帰しないかなー(笑
Commented by pantera at 2024-07-03 22:21
ヴァン・モリソン
ぜんぜん聞かないので
音楽についてはわかりませんが
ジャケットの老人
ベトナム戦争の映像、写真で見たことがある
ような気がするんですが
記憶違いだと思いますが
Commented by naruru-kato at 2024-07-04 08:47
> panteraさん
おはようございます。コメントありがとうございます。

確かにこの老人、ベトナム人っぽいですよね。

このアルバムが発売された1973年時点でベトナム戦争は泥沼状態でしたから、関係あるかも

では、裏ジャケはどう関係あるのか?と問われても答えれませんが(汗

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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