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アナログレコード巡礼の旅

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The Beach Boys その9    Surf's Up

本来は梅雨明けの到来でカンカン照りに相応しいビーチボーイズ(以下BB)の予定でしたが、まさかの梅雨のような天気に逆戻りの今週末です。

映画ローレルキャニオン」では全く登場しなかったBBですが、同じ内容の「エコーインザキャニオン」ではかなり登場したであろうブライアンウィルソン(映画見てませんがフライヤー広告では一番大きく映ってます)でしたので、今回はBBです。

しかしながら順番で行くと前回はペットサウンズでしたので、今回、スマイルのBB版とブライアンのスマイルの対比などで投稿するつもりでしたが、やはり難解な作品のため全く筆が進まず断念。スマイルはやはりあと100回は聞き込まないと無理でした(笑)

という事で、リアルタイムではスマイル頓挫の数枚後の1971年の作品で、BB史上でもかなり上位にランクされる名盤のサーフズアップです。

まぁジメジメした天気に相応しいといえば相応しい(爆)

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馬に乗って疲れ果ててる兵士、悪魔?のデザイン。この絵は有名な絵のようで、クレイジーホース(Left For Dead)、アメリカ(Homecomeingの裏ジャケ)などのバンドも使っています。
これは、アメリカの彫刻家が作った「エンドオブトレイル」という彫刻作品が元ネタ、馬の上は兵士でも悪魔でもなくインディアンです、彼らの悲劇の元に現代のアメリカがある。という意味合いのようです。

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裏ジャケはテクスチャー加工されたようなデザインの上に曲目。


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歌詞カードの表はデスバレーのような枯れ果てた地面の写真。歌詞カードの下はメンバーの写真です。

リアルタイムではスマイルが頓挫し、その中から小出しで作品を出していたBBですが、ここではスマイルでの最重要曲であるサーフズアップが収録されタイトルもそのまま「Surf's Up」として発売されます。

Impression
A面ではブルースジョンストンが才能を開花させた「デズニーガール」。カールも大活躍しているアルバムですが、やはりこのアルバムはB面が素晴らしい。自分的にアビーロードのB面と同じくらいに素晴らしいと思っています。

もっと言えばラスト3曲のブライアン作の魔法のような完成度。この3曲聴くだけでこのアルバムの意義がある。というのは言い過ぎでしょうか?(ただし歌詞は難解すぎてよくわかんない)

BBといえば夏。というイメージを払拭するような暗いながらも不思議感いっぱいの感じがたまりません。気を失いかけてしまうのです。

マイクラブの作品もありますが、このアルバムにおいては完全に浮いてしまいカットしたほうのがよかったのでは?とも思えてきます。


映画「エコーインザキャニオン」のフライヤー広告。こっちも機会があれば見てみたい。


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My Favorite Songs
A面もいいですが、割愛。今回はB面すべていきます(笑)

Feel Flows
カールの曲。まさにB面の初めに相応しい。中間部のギターのサイケでマジカルな感じもいいです。

Looking At Tomorrow
アルの曲です、少作ですが、これも全体にオブラートにくるまれたような感じ。

A Day In The Life Of The Tree
いよいよ終盤にさしかかる序曲のような感じ、バックで流れるパイプオルガン風の壮大さ、そこに淡々と語るかのようにブライアンが歌いかける。後半は対旋律による厚い音になっていきます。

Til I Die
今回の作品のために新たに作られた曲。まるで寄せては返す波のように主題が進みます。この曲一度ハマるとなかなか抜け出せないメロディーなのです。メロディが頭の中で繰り返し流れ出します。歌の内容は海に浮かぶコルクが荒波にさらわれてる様子に自分自身を投影している。サーフズアップが始まると少しホッとします。

Surf's Up
僕の持っているムック本で見事BBベスト1に輝いた稀代の名曲、歌詞は全く理解できません。中間部から全く違う曲調になりますが、歌詞の感じだと2曲を無理無理くっつけた感じではないのですが、やはりくってけてます(笑)。ボーカルはカールで中間部のピアノの弾き語りからブライアンのボーカルに変わります。初めてこの曲聞いたときは「なんなんだこの曲は」という感じで立ち上がれませんでした。

‎最後の3曲に関してはペットサウンズよりもさらに難関になり廃人同様になるとこんな曲ができてしまうのか? と思ってしまいます(汗)‎

Label
キャピトルからりプリーズに移籍しBB専用のレーベルであるブラザーレーベルのオリジナル。カタログNoはRS-6453
マトは両面共1です。

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当初は「サンフラワー」の商業的大失敗から新マネージャーの意見でこのアルバムは当初「ランドロック」というタイトルからこのタイトルに変更され「サーフズアップ」収録に難色を示したブライアンの代わりにカールにボーカルを歌わせます。

アルバムは全米29位とまぁまぁの検討でしたが、ペットサウンズ、後日完成形が日の目を見るスマイルの評価とともにこのアルバムも代表的なアルバムとなったと僕は思っています。

ビーチボーイズはまだまだ先が長いですが、次回頑張ってスマイル取り上げれたらもうおしまいになるかもしれません。その後はブライアンのソロに移行するかもです。




追記 

全然本題と関係ないですが、先週はラン仲間(男5人、女5人で)と長良川の鵜飼体験してきました。

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浴衣着てラン女子と古い町並みを散歩できてよかったです。


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by naruru-kato | 2022-07-16 17:53 | ● The Beach Boys | Comments(10)
Commented by リッキー at 2022-07-16 20:36
こんばんは

私が本格的にビーチ・ボーイズを聴くようになったのは、ブライアンが奇跡の初のソロ・アルバムを発表した頃からでした。その頃はビーチ・ボーイズのアナログは入手困難で、このアルバムは少々ボロいのを我慢して入手しました。

その当時、このアルバムがどの程度名盤扱いされていたのかは知りませんが、正直最近の高評価には若干疑問があります。昔も今もポップなものよりも難解なものの方を音楽性が高いとしがちだと思います。

ビーチ・ボーイズとしてのピークは『トゥデイ』であり、『ペット・サウンズ』は純粋な意味ではビーチ・ボーイズではなく、あくまでもブライアンのアルバムだと思っています。

『サンフラワー』や『サーフズ・アップ』といったアルバムは、個人的には嫌いではないですが、この辺りのアルバムを評価するのは、もっと色々なアーティストの名盤を散々聴いてからな気がします。少なくとも『ペット・サウンズ』以前のビーチ・ボーイズのアルバムだけは、飽きるほど聴いてからだと思っています。いきなりこの辺りのアルバムを聴くリスナーは、順番が違う気がしますね。

すみません。ブライアンだけがビーチ・ボーイズだと思っているリスナーが多すぎるので、ついこんなことを書いてしまいました。ちなみに、このアルバムに対しての個人的な感想は、naruruさんのおっしゃっているとおりです。
Commented by 240_8 at 2022-07-16 23:14
こんばんは。
いや~、このアルバムによく果敢にもチャレンジされましたね(笑)。このアルバムはなかなか評価が難しんですよね。

ちなみに「A Day in the Life of a Tree」のヴォーカルはブライアンではありません。なんとマネージャーのジャック・ライリー(笑)。そんな奥の手出さなくても…、それくらいこの時代のBBは混沌としていたんですよ。

やっぱり私的には「Till I Die」「Surf’s Up」、そして忘れてはならないブルースの一世一代の名曲「Disney Girl」、この3曲があるから成立するアルバムかなって感じます。
この3曲が傑出して超名曲、他の曲はそれら3曲の引き立て役…、そのバランスが絶妙なアルバムなので、評価が難しいんですよね。
Commented by seta at 2022-07-17 12:25
こんにちは。
The Beach Boysはあまり聴いてません。w っと言うか、気の合わないやつが熱心に聴いていたんで、避けてましたね。w

鵜飼と花火大会は、縁あって30~40代に毎年のように行ってました。貸し切り船で料理を食いながら、おねぇちゃんを隣にw幽玄にひたって、後は柳ケ瀬流れが定番だったかな。
台風が近づく中、雨で増水して途中で中止になるかもといわれても行きましたものね。好きだったんですね、岐阜が。
Commented by naruru-kato at 2022-07-17 17:14
> リッキーさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
僕よりもリスナー歴先輩ですね(爆)。僕が本格的に集めだしたのは今から数年前ですから、
自分の場合初期~サマーディズまでは結構安く直ぐに集まりました。

おっしゃる通り、このアルバム名盤と書きましたが、やはり難解であり、トゥディ~サマーディズくらいのビーチボーイズのが好きだという人も多いですよね。ちなみに僕はペット以外ではサーファーガールが一番です。

実は僕も聞き出した当初、いきなりペットサウンズのCD買って、何が何だか分らず直ぐに売った経緯があります。良さが分ってきたのはレコードで買って何度も聴いてからです。

ブライアンのソロも大方集まりましたのでもっとじっくり聞いてそのうちBBから移行したいと思ってます。
(まだそれほど聞いてません)
Commented by naruru-kato at 2022-07-17 17:18
> 240_8さん
こんにちは、コメントありがとうございます。
今回はアルバムの内容より、まずジャケの事を書きたかったので、内容に関しての記事はかなり見切り発車してます(汗
>ちなみに「A Day in the Life of a Tree」のヴォーカルはブライアンではありません
教えて頂きありがとうございます、調べたら確かにそうでした、ただ本文の訂正はしません。訂正すると240さんのコメントがおかしな事になりますから(笑)
Disney Girlについてもっと書こうと思いましたが、いかんせんB面ばかり聞いててA面の聞き込みが甘い(爆)
Commented by naruru-kato at 2022-07-17 17:23
> setaさん
こんにちは、コメントありがとうございます。

僕もBB聞き出したのつい最近なんで(汗。ずっーとサーフィンUSAな感じと思ってましたから(笑)

岐阜の鵜飼いに来られていたのですね。僕らもラン仲間で船貸し切り、鮎弁食べました。その後は直ぐに解散。柳ヶ瀬はなかったです(っーか夜の柳ヶ瀬、人歩いていないです)

僕は愛知県人ですが、釣りもランも岐阜が中心。なんといっても街の真ん中に清流長良川が流れてる所に魅力感じます。愛知県は濁った川しかないので。
Commented by 実験鼠 at 2022-07-18 21:00
こんばんは。
まず、ジャケですが、これの置物が取引先の応接室にありました。絵のような二次元じゃなくて、青銅かなんかで出来た三次元のアンティークっぽい置物です。「うお、サーフズアップじゃん!」と心の中で叫びましたが、声には出しませんでした。変な目で見られるの確実なのでw やはり有名な絵なんですね。

『スマイル』に関しては、30年前に研究に研究を重ねていました。当時のいろんな雑誌を参考に未発表音源をブートで収集して、幻のアルバム『スマイル』の完成予想テープとかを当時のMDで編集して作ってました。『スマイル』は短いパートを繋いだ継ぎ接ぎだらけのアルバムなのですが、「このパートの後にこのパートを繋ぐ予定だったんじゃないか」と予想しながら、パズルのように音源を組み合わせていって作りました。曲順なんかもあーだこーだと予想してましたね。まさか、21世紀に入ってブライアン自身が完成させるとは思ってもみなかったですがw でも感激しました。わりと、自分の完成予想に近かったのも嬉しかったです。

『スマイル』の音源は、『スマイリー・スマイル』以降のアルバムに小出しにされてきましたが、このサーフズ・アップで一段落しましたね。
このアルバムは、同意でB面がいいですね。特に「Til I Die」と「Surf's Up」がいいと思います。

P.S. 今日、DUで『Friends』のUSオリジ(ステレオ)を入手しました。価格は何とかギリギリ諭吉以下でした。高かったですが、ヤフオクで諭吉2枚の争奪戦を以前見たので、まあ諭吉以下なら御の字かと・・・。これで私のBB関連のレココレはほぼ完了です。
Commented by naruru-kato at 2022-07-19 13:07
> 実験鼠さん
こんにちは、コメントありがとうございます。
僕が調べたの時も青銅の置物出てきました。これが元ネタなんですね。

>『スマイル』に関しては、30年前に研究に研究を重ねていました。
凄いですね。テープとかも作っていたとは驚きです。本当にこんな研究した人なんて素人ではいないのではないでしょうか。尊敬します。僕なんてブライアンの完成形が初スマイルの人ですから。

>DUで『Friends』のUSオリジ(ステレオ)を入手しました。
諭吉もするのですか?ペットサウンズの半額とは、『Friends』ってそんなに人気あるとは思えないですけど。

僕はこの前DUでブライアンの最新ソロ(シールド)買いました、一葉以下でした。
例の娘はいなかった(笑)
Commented by echigo-buta at 2022-07-21 00:07
こんばんは。当方は全然熱心なBBリスナーではありませんが、これと『ペット・サウンズ』は持ってます。
この2枚なのは別に名盤云々という理由ではなく、BBの本流からけっこう遠そうな(?)作品と思ったからなのです(^^;

というのも私はいわゆる “サーフ系” がかなり苦手でして、初期の作品は正直手が伸びません。
同じ系統でも “ディック・デイル” や “アストロノウツ” といったエレキインストはそこそこ好きなんですけどね~ (;^_^A
Commented by naruru-kato at 2022-07-21 06:53
> echigo-butaさん
おはようございます。コメントありがとうございます。
確かに、このアルバムを堺にその後のBBはまた昔の感じに近くなっていきますね(決してサーフロック的ではないと思いますが、あくまで感じ)
そして言えるのは自分の場合、その後のアルバム(Holland、Love You,、MIU、LA辺り)は好みではありません、全部売りました。何故か聞いてても面白く無くて。

ところで、エレキインストのサーフロックは実は聴いたことないです(汗

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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