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アナログレコード巡礼の旅

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Pocoその2  Pickin' Up The Pieces

映画「ローレルキャニオン」ではPOCOというキーワードは、ほとんど出てこなかったのですが、バッファロースプリングフィールド、ザバーズ(実際にはホリーズからもですけど)からCSN&Yが生まれ映画で大きく取り上げられてました。そこで、バッファローから生まれたもう一つのアイコンも記事にしなければ。


と言うことで2回目のポコです。映画ではリッチーフューレイの映像はかなり出てきてましたし。

バッファローのサードアルバム(ラストアルバム)はニールヤングは正規のバッファローのアルバムとは認めていない節がありますが、途中から入ったジムメッシーナとリッチーフューレイはこのアルバムでカントリーロックの手応えを掴み、ラスティーヤング、ジョージグランサム、そしてランディーマイズナーとカントリーロックバンドのポコを始めるのです。

しかし、アルバムに参加したランディに編集作業をさせないリッチーとジムに怒り、ランディーは発売前に脱退してしまいます。

そして、ランディーのコーラスパートを消してしまい、ベースもジムが代わりに差し替えたりしてこのアルバムを発表するのです。
勿論ジャケにはランディは居ません、酷すぎるぞ。


4人のイラストのデビューアルバム、なんとなくリッチーの顔がランディに見えてしまう(爆)
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裏ジャケです、ここでメンバーの写真が、やはり真ん中の人がランディマイズナーです。と言われたら信じてしまいそうなくらい似てる気がする(笑)

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実はこのアルバムはこの時期珍しくユニパック仕様、ここで思い出したのが、先のバッファローの「Last Time Around」。このアルバムもユニパックなのです。なんかリッチーとジムのユニパック仕様に対する深い業でもあるのだろうか?

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メンバーのポートレイト風写真、そこには出身地なども書かれ、バッファローのファーストと同じ手法がとられてます。但しバッファローの時は好きな色、星座、などいろいろ書かれてましたが。


ランディーも一応ベースのお手伝いレベルで記載されています(泣)


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さて、内容はバッファローの「Last Time Around」の延長線上にあると思うカントリーロックです。バッファローの時よりもラスティーのペダルスチールが大きくフューチャーされているぶん尚更です。じっくり聞いてもランディーらしきハイトーンコーラスは聞こえないのでやはりカットされたんだろうなー。

この後、セカンドではハイトーンコーラスのできるベーシストのティモシーシュミットが加入するも、リッチーのワンマン政治に嫌気を出したジムは、その後ライブアルバム出した後、辞めてしまい代わりにポールコットンが入り、しばらくはメンバー安泰の状況が続きます。

My Favorite Songs

Calico Lady
バッファローの延長線上のよなフォークロック的。途中のアコでのブレイクがカッコイイ。ボーカルはリッチー。

First Love
スチールギターがカントリーバラード風、こーいう感じはリッチーの独壇場です。

Pickin’ Up The Pieces
タイトル曲。これはジムの歌かなー?良くわからんのですが、もしかしたらラスティー? 高音パートはランディなのか?

まぁ大体が同じような曲ばかりで、一曲、秀でた感じの曲もないのですが、全体にカントリーロックの始祖的な感じはします。同じ年の発表のフライングブリトーのような豪快さ、繊細さはないのかな。



レーベルです、エピックのイエローのオリジナルですが、エピックのマークはシールが貼られてます、カタログNoはBN-26460、マトは両面1です。


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ついでに現在所有しているもう一つのオレンジレーベル、


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音はやはりファーストのイエローが圧倒的に音圧があり、かなりイイ録音だと思います。

実は2枚ともUで買ったのですが、Orangeは880円でしたが、イエローのオリジナルは別の盤が2800円で売っていたので躊躇してましたが、今回の盤はエピックマーク消されてるだけで440円でした。ラッキーとしか言いようがありませんが、Uの値付けがイマイチよくわかりませんね。


ところで、バンドをやめた人は、ランディーはイーグルス、ジムはロギンズ&メッシーナ、ティモシーもランディの後釜でイーグルス加入と大出世していくのですが、なぜかリッチーはソロ、JD+クリスヒルマンとやったバンドもイマイチでそのうち音楽界から引退して牧師になります(その後また復帰)1989年にオリジナルメンバーで「Legacy」を発表し、そこにはリッチー、ランディーもいたことが凄くビックリでした。

実は、リッチーの声はかなり好きで、バッファローのヴォーカルも彼のイメージでした。ただし残念ながら売れるには個性が少し足りなかったのでしょうかねー?

なんだかんだ言ってPOCO集めますと宣言してから半年余りでほとんどオリジナル盤で13枚あつまりました。しかも金額はほぼワンコイン。ありがたいとしかいいようがないですね。





by naruru-kato | 2022-06-25 06:30 | Poco | Comments(8)
Commented by 240_8 at 2022-06-25 07:26
おはようございます!
おお~、Pocoですか。
Pocoの作品ではコレが一番好みかもしれません。
カントリーロックってどれも同じように聴こえちゃいますが、このアルバムが一番聴きやすいかも。
「Consequently, So Long」なんかも大好きです。

リッチー・フューレイは確かにその実力の割には、他の方々に比べてメジャーになり切れなかった感がありますね。
もちろん人となりは知りませんが、きっといい人なんだろうなあと。アクが強くなく、目立ちたがり屋でもなかったのかなあと感じます。
いい曲書く方なんですけどね~。
Commented by blackmore1207 at 2022-06-25 12:07 x
こんばんは。
ポコのファーストにしてカントリー・ロックの歴史に残る名盤ですね。
ジム・メッシーナやリッチー・フューレイらが、ラスティ・ヤングのペダル・スティール・ギターを中心に素晴らしいカントリー・ロックが聴けるの好きなアルバムです。
ベースとコーラスはランディ・マイズナーですのでこの辺もポイントの高いアルバムですね。
Commented by ハリジョージスン at 2022-06-25 15:51 x
こんにちは。いや~ウレシイですね~!今のこの時代にPocoをアップして頂けるのは!13枚も揃えられたのですか!素晴らしいです。て、ことは「Poco その13」まであるということですか(笑)
安価であることも「ある意味」素晴らしい!僕的には、価格は関係ないし、イイものはイイし、好きなものは好きだし、わかる人には、わかる、でイイと思っているのでヒットなんかしなくてイイという思いです。

色々な思いがあるPocoですが、ランディファンでもある私はランディのことを「世渡り下手だけどイイ奴」とか、愛情込めて「ネブラスカ(彼の出身地)の田舎者」と呼んでます。
このアルバムでも、上手く立ち回ればイイのに、ついでしゃばってしまった。加えて当時のランディは、かなり有頂天になり、結構、言動がワガママで周りからひんしゅく買っていたようです。そんなことから結局、干されて冷たい仕打ちを受けてしまった(泣)。表ジャケットも犬のイラストに変えられてしまった。裏のも、ジョージの横がランディだったと思います。ランディは18才の頃に結婚(1980頃離婚)していたのに短気は損気やろ!なんて思ってしまいます。
アルバムタイトルでもある「Picking Up the Pieces」は慣用句で、困難な状況を修復する、という意味であります。このバタバタを歌っているわけでもないとは思いますが……。とランディのことばっかりになってしまいました。

学生時代、友達との会話・・・私「俺、Pocoが好きで、よく聴くねん」友「へぇ、珍しいなぁ」私「そやろ!珍(しい)Pocoやで!」 た、大変失礼しました!

あとnaruruさんが観に行かれた?Pocoの再結成コンサートの名古屋:ボトムラインでの動画が最近、YouTubeにアップされてました。ランディが胸に東京と漢字で書かれたTシャツを着ております。
Commented by naruru-kato at 2022-06-26 07:33
> 240_8さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
実は、このアルバム買ってからそんなに聴いて無くて、今回初めてじっくり聞きました。
(っーかPOCOのアルバムみんな同じように聞こえて、すべて一回りくらいしか聴いてない)

もっとじっくり聴けばさらに味わいが出てくるかもですね。
リッチーフューレイさんのソロとかも格安でよく見かけますが、どうしても触手が動かなくて(汗。 僕もかれは性格いい人なのでは?とは思ってます(顔だけで判断してますが)
Commented by naruru-kato at 2022-06-26 07:46
> blackmore1207さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
確かに、カントリーロックの特集では必ず登場するアルバムです(カントリーロックの特集なんてそうそう無いですが)

セカンド、サードも狙ってますが、なかなか出会えないです。それが揃えばPOCOは大方終わりになるのですが。
Commented by naruru-kato at 2022-06-26 08:05
> ハリジョージスンさん
おはようございます。コメントありがとうございます。
その13まで行くには数年かかりそうですね(笑)頑張ります!
僕もかなりのランディーファンです(ソロライブの時はライブ中に客席に降りてきて握手しました)ジャケットの話ですが、もしかしてランディーの写ってるモノも存在するのでしょうか?
そこら当たりの知識は全くないので。

「そやろ!珍(しい)Pocoやで!」 最初意味分りませんでしたが、5分くらいたってやっと分りました(爆)

ボトムラインの動画!!! そんなのアルのですか?早速調べて見ます。確かにランディのTシャツそんなんだったような気もしますが、記憶が曖昧です。

今見れました。感激しました。
Commented by 実験鼠 at 2022-06-27 22:11 x
こんばんは。
ポコですか。
まだまだ自分には遠い存在のバンドですねw
この1stのジャケットはよく見ますね。
しかしポコって13枚もアルバム出していたんですね。
これまた知りませんでした。

ポコに手を出すのはまだ当分先のような気もしますが、その前に私もnaruruさんを見習って(?)、レコードの所持枚数に制限を掛けようと思い、「よし、500枚になったらレコード収集を止めよう」と思ったのですが・・・数えたら550枚ぐらいあって、もう超えてましたw
いつの間にこんなに増えていたんだろう・・・。
Commented by naruru-kato at 2022-06-28 06:20
> 実験鼠さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
ポコはもっと出てますよ、たぶん20枚くらい。自分が集めたのが13枚と言うことです。
僕は学生時代から少し聴いていましたが、なかなかレコード集める触手が動かず、ようやくです。
先日邦楽関係もらったので、とうとう1000枚になりました。達成感というより安堵感(もうこれでレコ屋行かなくて済む)のほうが大きくて(笑)

今週にUに売りレコ持って行ったら少し休憩ですね。今後は1枚欲しいものがあれば1枚売る。というスタンスになります。

アジトで、店長に「もうそんなに来ないよ」と言ってますが「珈琲飲みにだけでもおいでー」と言われてます(汗

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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