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アナログレコード巡礼の旅

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The Clash その1    London Calling 👍

GWに突入しました。ソロキャンプに行く前の今週末、今月の初出は先月公約した通りUKパンクの西の横綱とも言えるクラッシュを取り上げます。

まず、自分のパンクロック史的などうでもいいお話ですが。

セックスピストルズのアルバムが発売されたのは1977年、自分は16歳~17歳ころです。この頃自分はリッチーブラックモア教団に入信(笑)、UKプログレにもハマって居ました。そこにパンクロックの洗礼を受けます。確か音楽雑誌以外の週間プレイボーイ、平凡パンチなどの若者誌からの情報のが多かったような気がしますが、とにかく「これからはパンクだー」と同級生のロック好きに触れ回りました。

たぶん、それまでのハードロック系のムサくて長髪で普通のTシャツで演奏しているバンドよりもパンク系の方が遙かにかっこよく見えたのだと思います。

すぐに発売と同時に「勝手にしやがれ」を買いました。でもやはり直ぐ飽きます(爆)、その頃すでにある程度のロック音楽好き(学校でも多分1~2位を争うくらい詳しかった)を自負していた僕は、特にジョニーロットンの下品なボーカルを受け入れがたく、次にストラングラーズにシフトします(笑)

ピストルズよりもストラングラーズの「ノーモアヒーロー」の方が断然かっこよかったのです、しかしクラッシュは全く聴きませんでした。たぶん初期のクラッシュはピストルズと同じくらいうるさいだけのバンドに思えていたのでしょう。

クラッシュを意識したのは(確か)1983年のUSフェスティバルを深夜のTV番組で見た時です。演奏を始める前にジョーストラマーが観客のアメリカ人に向かって「おまえらみんな死ねー」みたいな発言をし大ブーイングのなかでミックジョーンズが「Should I Stay or Should I Go」を歌い出したときの衝撃が凄まじく、終焉に向かっていくバンドを今更好きになったのです。そして初めてロンドンコーリングを購入、もちろんタイトル曲はリアルタイムで知っていましたがその他の曲は皆無です。さらに発売25周年のスペシャルCDも2004年に出て、この作品の深みにはまったのです。


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あまりにも有名なプレスリーのジャケをパッくったこの衝撃的な写真。捉えたのは専属カメラマンのペニースミス。ニューヨークのパラディウムで行われた自分の演奏に不満があったポールシムノンは最後の曲「白い暴動」を終えると愛用のベースを床に叩きつけたのです。

このジャケはパンクというよりロックの象徴的なイメージでプレスリーよりもクラッシュのパロディで何枚もパロディジャケが作られ、果てはレコ屋のポスター、パンフ、Tシャツなど、これほどネタに使われるジャケもそうそうないです。

日本盤で帯ついてますので、付けて見ました。

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プレスリーのオマージュもへったくれもない。最悪な帯。自分は、なんでこんなモノで中古相場が高騰するのか意味分らん人です。帯なんて音の善し悪しに関係しないのに。


ところで、オリジナルは2枚組ですがシングルジャケです、バンドの意向で若者に安い値段で売りたいと言うことでたぶんこのジャケになったのであろう。彼らは、通常LP+付録のレコード(LPと同じサイズのシングル)を1枚に入れて通常価格で売りたい。とCBSを騙して安い値段でこの二枚組を発売したのです。

しかしこの日本盤はゲイトフォールドなのです。調べて見ましたがこの時期、日本の2枚組の相場は3.8~4千円。このアルバムは3500円の定価。バンドの意向だと2800円定価にしないといけなかったのでは?

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裏ジャケは曲目とライブ写真、表の写真でポールシムノンが大写しになったので、残りのメンバーの写真を掲載しているのであろう。

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日本盤は歌詞カードがありますが、UKオリジナルはインナースリーブに歌詞が載っているタイプ。
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Impression
さて、肝心な音ですが、もうパンクロックという範疇を遙かに超え(すでにパンクロックバンドは方法論を変えて生き残るか、出来ないバンドは解散状態)ロックンロール、ポップ、ロカビリー、レゲエ、スカなどバラエティにとんだ内容。特にミックジョーンズの甘い声が大きくクローズアップされ新たなバンドの可能性を大きくさせている素晴らしい作品です。

My Favorite Songs
London Calling
単にEmのカッティングだけなのに、これほどカッコイイ曲が他にあるのだろうか?まさにパンクの枠を越えてロックの古典です。ちなみにこのPVがまたカッコイイ。雨のロンドンはテムズ川のボートの上で撮影されたこのフィルム、歌い出しで3人が同時にマイクに向かうところの格好良さったらない。アーティストのPVでも最高傑作だと思ってますが、残念ながらMTV程興味無い媒体はない、のだけれども(汗)

Rudie Can’t Fail
ジャングルビートからレゲエ、スカのリズムで歌われる邦題「しくじるなよルディー」つねにジョーとミックの複雑に入り込んだボーカルがいいです。

Spanish Bombs
邦題「スペイン戦争」、にしては軽い感じの快適なロックンロール、これも二人のボーカルが複雑に入り乱れる。

Lost In the Supermarket
ミックジョーンズの歌、イントロのシンバルの音が気持ちいい。これはベースラインとドラムスが断然よくて、その上の甘いミックの歌がハマります。ミックのバンド史上ベストトラックだと思う。

Death Or Glory
イントロのコードリフがストーンズ的でカッコイイ。途中で語りのような部分もありエンディングも変わった感じにして単純な曲にありがちな所を工夫しています。短い曲にしては展開力が凄い。

I'm Not Down
ミックの歌。この曲もリズム隊がかなり頑張ってます。バンドを脱退後のポップ路線を想像させられます。

Train In Vain (Stand By Me)
一応、おまけでついてる曲で、クレジットには載っていません。しかし、「あーなんて僕はミックジョーンズが好きなんだろう」と今更に思う(笑)
この際ですから書きますが、自分にとってクラッシュとは「ストラマーの黒いテレキャスターとミックジョーンズなのです」

久しぶりに全曲の紹介をしようと思いました。それでも7曲選びました。勿論捨て曲一切なし。パンクロック崇拝している人には評判が悪いかも知れませんが、パンクを越えたロックの名盤であることに依存はないでしょう。

Label
EPICソニーの日本初盤、カタログNoは35・3P 175-6です。



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これは見本盤の白レーベルではなく、オリジナルのレーベルに準じたものです。


いずれUKオリジナル欲しいですが、たぶん凄く高いと思う。でもこの盤は帯ついてるのでユニオンなら高価で買ってくれるかも?


クラッシュは次に、なんとレコード3枚組の膨大な「Sandinista!」を発売。たぶん曲が出来て出来てという状況だったのでしょう。実はこちらのアルバムは未だに全体像が良くわからず、もっと聞き込まないと。


追記 先週は高橋尚子杯「ぎふ清流ハーフマラソン」に参加してきました。雨で気温が上がらず、この大会でのベスト記録出ました。



The Clash  その1    London Calling  👍_d0335744_18000697.jpg

スタート直前の写真、かなり密ですが全員PCR陰性ですので、まぁいいでしょう(笑)

スタート台です、左からアテネ五輪の金メダリスト野口みずきさん。パッパラー河合、サンプラザ中野君(毎回この三人は駆けつけます)、そして大会長のQちゃんです。

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GW開けに今シーズン最後の大会があります。その後は釣り三昧になりますね。では皆さん良い連休を!!。

追記 2023年 1月25日

昨年の12月頃ですが、ようやくUKオリジナル盤を入手しました。

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音はやはりUK盤の方が僅かですが音圧高い感じです。

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帯付き日本盤はDUにお嫁に行きました(笑)







by naruru-kato | 2022-04-29 20:16 | ● The Clash | Comments(12)
Commented by 240_8 at 2022-04-29 21:17
こんばんは。
GW突入したし、1日早い更新ですね。私も1日早い更新しました。

クラッシュ、私もこのアルバムは大好きです。私自身は「Rock The Casbah」がリアルタイムのクラッシュでしたが、この発表当時のクラッシュはよりカッコ良かったでしょうね。
私も挙げられた曲が好きですが、他に「Clampdown」「Jimmy Jazz」なんかがお気に入りです。これらはもうパンクって範疇を超えてますよね。確かに名盤です!
Commented by blackmore1207 at 2022-04-30 14:14
こんばんは。
当初パンクは海外のバンドには興味なく、日本のARB、スターリン、アナーキーを好んでました(笑) しかしクラッシュのこのアルバムを聴いたとき、パンクの中に様々なジャンルの音楽を自分達のスタイルに落とし込んだ強力なアルバムだなと思いました。
中でもロカビリーぽい「ブラン・ニュー・キャデラック」軽快なR&B「WRONG ‘EM BOYO」から「Death or Glory」「London Calling」など曲は素晴らしく、後のレディオ・ヘッド、ニルヴァーナやベック等へ続く系譜の作品に影響与えているかと思います。
是非とも見たかったバンドの一つですね!
Commented by 実験鼠 at 2022-04-30 18:52
こんばんは。
パンクはあまり得意なジャンルとは言えないですが、このクラッシュだけは好きですねー。
パンクどうこうというより、普通に格好いいし、良い曲が揃ってます。
ピストルズはほとんど聴かないですね・・・2~3回聴けば、それでいいかな?
ストラングラーズは、今のところまだレコに手を出していませんが、パンク・バンドの中では、わりと好きな方です。

クラッシュに話を戻しますと、初めて聴いたのは、80年代の「Rock The Casbah」で、この曲も好きでした。
アルバムとしては、やはり『London Calling』が圧倒的にいいと思います。
『Sandinista!』は一時期よく聴きましたが、結論的には「あまり面白くないな」と感じて、もう10年以上聴いてないです^^;
Commented by seta at 2022-05-01 00:33
パンクだけは馴染めませんでした。w 
友人からピストル等色々聴かせてもらいましたが、下手糞に聴こえてファッション共々いけませんでしたね。
でも「London Calling」だけは別格かなぁ。'80年に架かろうという当時の、言い過ぎかもしれませんがポップなロックアルバムという認識です。レゲエは愛嬌ですが。。w
Commented by naruru-kato at 2022-05-01 08:12
> 240_8さん
おはようございます。コメントありがとうございます。

GWでもカレンダー通りの飛び石で10連休とか、夢のまた夢です(泣)大体土曜日が休みじゃないし。
クラッシュは「Rock The Casbah」からですか。と言うことは終焉の頃ですね。たぶん僕が好きになったのと同じ頃ですね。この曲が入っている「コンバットロック」は良い曲があまりない印象です。その点、ロンドンコーリングは本当に飽きない作品です。

ところで写真で見るとクラッシュの連中ってやたらとカッコイイんですよね。

Commented by naruru-kato at 2022-05-01 08:15
> blackmore1207さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
僕も80年台初頭に外国ロックに興味を失い、ARB、ザモッズ、RCなんか聴いてライブも行ってました。その後クラッシュ聴き出して「ARB、ザモッズってクラッシュの影響うけているんだ」とようやく解ったのです。
クラッシュの日本公演、オープニングは「ロンドンコーリング」のようでした。見に行ってたら鳥肌もんの卒倒していたでしょうね(笑)
Commented by naruru-kato at 2022-05-01 08:20
> 実験鼠さん
おはようございます。コメントありがとうございます。
昨日アジトSで店長に「ロンドンコーリング」UKオリジナルいくらする?と聴いたら「軽く諭吉1枚以上」と言われました。やっぱ日本盤で我慢します(泣)

ストラングラーズはなかなか出物無くて苦労してます。特に中期のポップな感じが好きです。

『Sandinista!』はやはりそーですか。僕も3枚組で集中力いるのでそんなに聴いていないのですが。次回のクラッシュはこれで行くつもりなので(いつになるか解りませんが)頑張って聴きます。
Commented by naruru-kato at 2022-05-01 08:24
> setaさん
おはようございます。コメントありがとうございます。
ピストルズってやっぱヘタですよね(笑)昨日久しぶりに映像で見てましたが、やはりロットンは受け入れられないでした。

自分的にロンドンコーリングは内容もさることながら、やはりジャケの印象が強すぎて。

それだけで「自分的ロックの名盤10傑」の一つと思ってます。
Commented by ハリジョージスン at 2022-05-01 12:01
こんにちは。いや~一緒ですね~。週刊プレイボーイに平凡パンチ!ロックの新譜紹介コーナーや、たまに来日ミュージシャンのインタビュー記事もありました。そしてなんと言ってもグラビアがっ!中学生の時は買えませんでしたが高校生になった途端堂々と買ってましたっ!(笑)。
私も高校の頃は一時期、プログレにハマッてました。パンクムーブメントの頃は「ロッキンf」を愛読していて色んなパンクバンド紹介してましたが、何故かクラッシュは響かなかったなぁ。トム・ロビンソン・バンドとか、そうそう私もストラングラーズは大好きでした。パンクバンドなのにキーボードがいる!ジャン・ジャック・バーネルのブンブン唸るベースが好きだった。空手の愛好家で三島由紀夫のファンだったジャン、確かミュージックライフの水上はるこさんの所に居候(同棲?)してたはず。
てなわけでクラッシュはアルバムを通して聴く機会がないまま現在に至ります。じゃあ、今から聴き始めるか!いや無理だと思います、脳内リスニング機能がもはや反応しないです……なんかスミマセン……
Commented by naruru-kato at 2022-05-01 15:59
> ハリジョージスンさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
えっジャンジャックって水上さんの所にいたのですか?僕はてっきりARBのキースのところで居候していたと思ってました。
いきなりここですいません(爆)
ハリジョージスンさんとほぼ同じような環境でロック聴いていたのですね、僕も。
トムロビンソン懐かしい、先日アジトで聴きましたが、まったくピンと来ませんでした(笑)

一応ストラングラーズもパンクのカテゴリーで今年中に投稿する予定になっています、お楽しみに!
Commented by rollingwest at 2022-05-04 11:10
名盤と称されたクラッシュ「ロンドンコ―リング」は数年前にGETしてみて初めて聴きましたが、何か自分には合わないなあと思いました。3年くらい前にもう一度聴けばその良さが解るかもと再チャレンジしましたがやはり駄目でした。 自分は比較的ストライクゾーンは広いつもりなんですけどね~(苦笑)
Commented by naruru-kato at 2022-05-06 10:39
> rollingwestさん
こんにちは、コメントありがとうございます。
そーですか、クラッシュダメでしたか。

このロンドンコーリングはパンクというよりも普通のロックアルバムとして聴けるのですが、残念です。

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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