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アナログレコード巡礼の旅

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Tom Waits その3      Nighthawks At The Diner

ようやく今回の企画、最後の作品にたどり着きました。今回はトムウェイツの3枚目の作品で2枚組ライブです。

ただし、ライブといってもスタジオにお客(またはスタッフか?)を入れて全て新曲を演奏するという斬新なアイデアのライブなのです。


邦題は「娼婦達の晩餐」うーん、凄い邦題だ。担当者はどんな気持ちでこのタイトルをつけたのであろうか?(たぶんセカンドアルバムのジャケの印象が強かったのでは)

タイトルをそのまま訳すとたぶん「食堂で夜更かしする人」という感じらしいが、それが娼婦になってしまうのが怖い。


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カウンターの上の赤い壁と、トムの手前のガラスの赤い枠が妙にマッチしていて素晴らしいジャケです。

どことなく、トムが一人で珈琲飲んでる席にいきなり3人が相席になり盛り上がってる、「参ったなー」という感じのガラス越しの主人公。そんな感じに見えるのは僕だけでしょうか?


お店は、アメリカにはどこにでもあるであろうダイナー、雰囲気は抜群です。ウェイトレスはアメリカングラフティに出て来るようなローラースケートを履いているに違いないであろう。

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ところで今まで全く気付かなかったのですが、ジャケの右下に酔っぱらってベンチで寝ているような女性が? 偶然映ったのか、ヤラセかは知りませんけど(笑)


裏ジャケです。

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黒を基調とした渋すぎるデザイン。録音はレコードプラントとウィリーハイダーの二つのスタジオで収録と書いてあります。


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Impression
このライブは曲と曲の間にイントロという部分があり、それはこれから始まる曲のMCのようでもあり、短編小説をトムが読んでいる風でもあり、それに客が反応し、(異常に)笑ったりしてそのまま次の曲に繋がる。というスタイルです。
しかもこのイントロという部分、かなり長くて、そこの部分の歌詞カードはついていなく(どうせ訳せないので同じだけど)、どこからが曲なのかよくわからない箇所も多く、僕のように英会話全くダメな人間にとって、非常に辛いのです。


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まぁそれでも作品自体のポテンシャルは素晴らしく高く、逆に聞き流しています。曲調は完全なジャズの小編成スタイル。ドラムス、サックス、ウッドベース、ピアノで固められてます。

前作の延長線上にあると思われ、ジャジーなトムが好きな人には絶対的にお薦めのアルバムになっています。


My Favorite Songs
(Opening Intro)~Emotional Weather Report
オープニングイントロ(お客が異常に笑ってる)から1曲目にそのままの流れで続く。どこが曲の始まりかさっぱりわからない(汗)

(Intro)~On The Foggy Night
次のイントロもほぼ弾き語りの歌、または朗読。そのまま知らない間に曲に入ってる(また汗)。アコを基調とした渋すぎるナンバー。これ好きだな。

(Intro)~ Eggs And Sausage
ここでのイントロは、もう客の大爆笑。何言ってんだ? この曲は一発で曲の頭がわかります。最初の1小節がそのままアルバムのタイトルです。
夜のダイナーで食べてる「スクランブルエッグとソーセージ」の事を歌っているのだろうか? ピアノが凄くイイです

(Intro)~ Better Off Without A Wife
イントロでのピアノソロ(結婚行進曲)が流れからいかにもファーストアルバムっぽい曲調のこの曲。しかしタイトルは「妻はいない方がいい」という皮肉がトムらしい。

(Intro)~Warm Beer And Cold Women
ビールはぬるくなってしまい、女は冷たい」というタイトル。その感じよーくわかりますねー。曲もすごく良くできていて最高です。

(Intro)~ Putnam Country
調べてみたら「Putnam Country」というのはアメリカのフロリダ、インディアナ、などの九つにある同じ名前の郡らしい。曲にコカ・コーラとかハンクウィリアムス、イエローキャブとか知ってる単語がたくさん出てくる。何が歌われているか知りたいです。(日本盤には翻訳ついているのだろうなー

Spare Parts Ⅱ And Closing
アンコール的、または幕引き的なトムのMC、メンバー紹介でこのステージは終わります。

なんか聴いている方も同じスタジオに居るような気がしてくる見事な作品です。勿論、捨て曲一切なしです。


Label
アサイラムのオリジナルWマーク入り。カタログNoは7E-2008です。マトは不明です。


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トムウェイツは今まで2回しか来日していないはずです、このようなライブでは英語がわからなければかなりキツイと思うのですが、当時のML詩を読むと観客の熱意と期待に見事にトムが答えた素晴らしいステージであった。と書いてあります。



見てみたかったなー。と思いますが、トムが来日した頃は自分はリッチー&レインボーで拳振り上げていたので縁はなかったですけどね(爆)


ようやく、複数枚ライブシリーズこれで終わりです。結構しんどかったですが、途中で挫折しなかったので良かったです。


次からは自分的な王道路線を少しまたやろうと思ってます。

















by naruru-kato | 2020-06-12 20:49 | Tom Waits | Comments(8)
Commented by rollingwest at 2020-06-14 06:57
トムウエイツはベスト盤を持っていたような気がしますが聴き込んでいませんでしたね~!チョット探してみてます。この記事を機会に新発見があればいいなあ・・!
Commented by naruru-kato at 2020-06-14 07:05
> rollingwestさん
おはようございます。
シングルヒットとは無縁のトムウェイツにベスト盤があったとは驚きです。

是非聞き込んで僕みたいに「今更」ハマってください(笑)
Commented by 実験鼠 at 2020-06-14 08:51
おはようございます。
これは以前レンタルCDを借りました。良い雰囲気のアルバムですが、確かに会話が気になりますよねw なんで笑ってんだ?という。訳詞がほしいところです。

邦題ですが、もしこれが日本で大ヒットしていたら、デル・シャノンの「街角」シリーズみたいに、「娼婦」シリーズが始まったかもしれないですね(?)。これ以降のアルバムのジャケもまさにそっち系でしたし。
Commented by 240_8 at 2020-06-14 09:21
おはようございます。
トム・ウェイツって苦手なんですよね(苦笑)。アルバムを所有しては売ってしまい…。なかなか付いていけない。
本作は初聴ですが、なかなかスゴイライヴアルバムですね。オープニングから、なぜこんな客が盛り上がっているのか(確かに歓声に笑いが含まれていますね)、よく分かりません。異常なテンションの高さ。で、ジャズスタイルの、圧倒させてしまうトムのヴォーカル。いや、梅雨の季節に聴くには暑苦しい(笑)。でもコレ、病みつきになってしまうかも。

ところで昨日、コロナ対策もあり、ゴルフスルー&ランチなし…だったので、帰りに多治見の信濃屋といううどん屋に立ち寄りました。ころうどんって聞いたことなかったのですが、名古屋岐阜では有名なんですね。しかもかなり美味しかったです~。
Commented by naruru-kato at 2020-06-14 18:27
> 実験鼠さん
コメントありがとうございます。

やはりそう思われましたか(笑)。たぶん日本人には向かないアメリカンジョークではないかと思ってます。

「娼婦シリーズ」 そうなってたら、日本盤帯付きで集めなくてはならなかったですね(爆)
Commented by naruru-kato at 2020-06-14 18:32
> 240_8さん
コメントありがとうございます。
わかります、僕も数年前までは無理なアーティストでしたから。

トムウェイツは絶対に夜(できれば深夜)聴くに限りますね。間違って朝に聞いたらその日一日台無しになるでしょうね(爆)

「ころうどん」えっー 全国で食べていると思っていました!中部だけだったのですか?

一宮市に僕の釣り仲間が店主のうどん屋があります、「松屋」と言います。そこのころうどんもいいですが、「ざるきし」は最高です。そちらの方に行くことがあれば是非。
Commented by リッキー at 2020-06-16 15:17
こんにちは

このアルバムはライヴだったのですね。ジャケットを見かける程度で聴いたことはありませんでした。

元々トム・ウェイツにはあまり思い入れがなく(ファースト、セカンドはいいと思いますが)、そのため他のアルバムも熱心には聴いていません。

ただ、このアルバムが前作の延長線上だと言うことですので、機会があれば聴いてみたいとは思いました。

こちらで紹介されたことをきっかけにして、聴き直したり、新たに聴いて良いと思ったりすることが度々あります。
Commented by naruru-kato at 2020-06-16 20:29
> リッキーさん
コメントありがとうございます。
なぜか、トムウェイツはファーストの記事の時はファーストが一番イイと思い、セカンドの時はセカンド、そして今回のこのライブでは、一番いいなー。と思ったりしてます。

聞き込めば聞き込むほど味が出るのでしょうか?ただ歳を重ねて行く過程でダミ声がエスカレートしていくので、この辺りが一番だと自分的には思っています。

僕も自分で記事を書くに辺り、再度聞き直して以前と違う印象になることが多いです。
ありがとうございます。

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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