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アナログレコード巡礼の旅

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Chris Smither 最終回     I’m A Stranger Too !

その1からまったく進んでないアーティスト救済シリーズ。今回のSSW特集であと何人かは取り上げるつもりです。

今週は激渋アシッドブルース系フォーキー、クリススミザーのファーストアルバムです。一般的には無名な人ですが今でも活動しているようです。

Wikk(英語版)を見ると通算17枚くらい作品を残してます。特に2000年以降もコンスタントに2年に1枚のペースで出ているのです。が、当然日本盤は出ていないと思います。この作品もセカンドも日本ではレコードでは出ていないようです。


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本人の顔アップなんだけど、肝心なところがくり抜かれ白抜きになり、そこにタイトルが(笑)

なんなんだ?このジャケはと思い裏ジャケを見てみると。


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くり抜かれた顔がここに出てきて(爆)

非常に秀逸なデザインですねー。とはいいがたい。人をおちょくってる、というか。アホらしくて笑う気にもなれないデザインのなのです。

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このデザイナーはミルトングレイザー。I Love NYのデザインをした人だそうですが、あのBob Catoさんと同じく変なデザイナーですね。

裏ジャケの写真を切り取り表に貼ると、本人の顔すべてが解る仕組みです。


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すると、こーなるのです(笑)この写真はある通販専門のレコ屋さんHPから勝手に拝借しました(汗)。本当にこんなことをする人も居たりするのでしょうね。

当然、ダメージジャケ扱いだと思うのですが、まあまあイイお値段で売られています。




スミザーはニューオリンズに生まれますが、そのうちボストンのフォーククラブで活動していて、その頃あのボニーレイットと親交を温め、ボニーがスミザーの楽曲を取り上げたので注目を浴びることになったのです。

Facebookの彼のページを見ると激渋から超激渋に変わった顔立ちから、相変わらずアコで渋いブルースを披露する映像なんかも見ることが出来ます。


以前、紹介したセカンドアルバムではオールマンで有名になったステイツボロやディラン、ストーンズなどのカバーもあり楽しめますが、このデビューアルバムも本人作以外にニールヤング、ランディーニーマンらの曲をカバーしていて楽しめます。

メンバーはギター、コーラスにJohn Bailey 、ベースが Richard Davis、ドラムス Al Rogersなど、誰も知らんけど(汗



曲順です。
A面
-1 A Short While Ago
-2 A Song For Susan
-3 I Am A Child
-4 Have You Seen My Baby
-5 Devil Got Your Man

B面
-1 Homunculus
-2 Love You Like A Man
-3 Lonely Time
-4 Look Down The Road
-5 Old Kentucky Home
-6 Time To Go Home

A-1 本人のアコのスライドと思われる流れるようなイントロから、ビターボイスでまずはご挨拶という感じ。ベースラインとリズムギターとドラムスの4人だけの音数ですが、音圧は凄い。

-2 これもイントロでスライド、じっくり聞かせるブルースです、渋いだけの声でなく奥深い深みを感じます。

-3 ニールヤングのバッファロー時代の代表曲。イントロでおっと思わせといて歌はほとんどオリジナルに忠実にカバーしてます。ほとんど一人で弾き語りでやってます。中間部のギターソロのアルペジオの感じが素晴らしい。この曲のカバーの中では最強では?

-4 今度はランディーニューマンの曲です。バンドサウンドでやっています。ご機嫌なアレンジ。

-5 最後も渋すぎるブルース、でも空間が凄くいい。スタジオの空気感が伝わってきます。

B-1 じっくり弾き語り系のフォーキーな作品。しかしあくまでアコの弾き方はウォーキングベース風のアルペジオ。素晴らしいです。

-2 バンド形式のエレクトリックブルース、めちゃカッコイイ!。この作品では唯一のエレキのソロも非常にいい感じ。

-3 これもバックのスライドが渋すぎ。軽い感じのアコースティックブルース。これも間奏のアコのソロが渋い。

-4 これも同じような感じ、こんな風にアコが弾ければいいんですがねー。

-5 フォスターの古典をランディーニューマンがアレンジした作品をカバーですが、カントリー風になってます。

-6 最後も劇的に渋いスローブルース風。2台のアコのアルペジオが気持ちいいです。


いゃー、曲紹介で何回「渋い」という文章を使ったことか(笑)。それほどこの言葉がぴったりくるスミザーのこの作品。捨て曲無しは当然です。



レーベルです、ポピーのオリジナル、ハッパマーク。カタログNoはPYS-40013、マトはA11、B4となっていますが、そんなに売れたとは思えないのであくまで不明。

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盤は超極薄(なんかエロい表現)、この薄さはフェンタジーと競るくらいの業界最小厚みは間違いないです。が音は抜群にいいです、重量盤神話は本当なのだろうか?



この盤は再発もないようです(CDではファースト、セカンドの2In1で出てます)。



出会いがあればこの後、14年後のサードアルバムも欲しいのですが、なかなか巡り合いません。その後はたぶんCDになっていくと思われます。



日本全国で新型コロナウィルスによるイベント中止の風が吹き荒れ僕も今度の名古屋シティーマラソンは中止になりました。かろうじて京都マラソンのみ走れたことが幸せですが、この先日本はどーなっていくのか非常に心配です。中古レコード屋にも積極的に行けなくなりました。


Chris Smither 最終回     I’m A Stranger Too !_d0335744_14374104.jpg




購入レコ屋 ナカシマレコード





by naruru-kato | 2020-02-23 09:10 | ● Chris Smither | Comments(4)
Commented by リッキー at 2020-02-23 17:42
こんにちは!

クリス・スミザーは、セカンド目当てで2in1のCDを持っています。CD化されたのもだいぶ昔(25~30年くらい前では?)ということもあり、最近はまったく聴いていませんでした。

セカンド目当てだったため、セカンドばかり聴いていましたので、ファーストの印象があまりありません。ちなみにセカンドは割と好きでした。

今回のを機会にファーストも久しぶりに聴いてみたくなりました。CD探してみますね。
Commented by naruru-kato at 2020-02-24 09:18
> リッキーさん
僕もこのアルバム、買ってから1回聞いただけで(汗
聴きたくなるときはセカンドばかり聴いていました。B面なんてほとんど聴いていなかった。

セカンドの方のカバー曲が馴染みがあるのが多いためでしょうか?

でも今回聞き直してみて心に染みました!
Commented by MRCP at 2020-02-24 12:44
ミルトン・グレイザー 久しぶりに名を聞きました。
ディランのイラストを描いた人としてしか認識していませんでしたが、著名人だったんですね。
誰やら知らないシンガーの顔だけじゃありふれたところ、人目につくデザインにしたところ、非凡だと思います。少なくとも2度買いするのを防ぐ機能は果たしています。(笑)
Commented by naruru-kato at 2020-02-26 20:14
> MRCPさん
僕も調べましたが、ディランの有名なイラスト書いてますね。アンディーウォーホール系の人ののでしょうか?

確かに 新人のデビュー盤で顔のアップだけではインパクトないので、今回のような人を喰ったようなデザインにしたのでしょうか?

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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