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アナログレコード巡礼の旅

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Neil Young その7   Zuma

早いものでもう今年の最終投稿(通常版)です。最後は毎年決まっているニールヤング御大。いまでもせっせと新譜をリリースするこの怪物親父の一番いいときの1970年台の紹介もあとわずかになってきています。

今回は1975年の会心作であるズマ(時たまズーマという表記もあり)です。盟友クレイジーホースとの共同クレジットでは今回が2作目になるのですが、実際はもっと共演しています。

このアルバムは発売ではダニーホイットンの死に捧げられためちゃ暗いアルバムの「今宵その夜」の次ですが録音では「オンザビーチ」の次になります。

これは確かリアルタイムで日本盤買った覚えがあります。最初の1曲目でやはり暗いイメージの「今宵」よりも凄く入りやすくて、やはりニールはこれだよなー。と思ったものです、そしてこの後初来日するのです。

名古屋公演は愛知県体育館(今のドルフィンアリーナ)で行われたのですが、見に行った人の話では「聴くなら勝手に聴けー」状態でもの凄いコンサートだったらしいのです。


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古代アステカ文明をテーマにした塗り絵風ジャケ、このジャケを描いたMazzeoという人はその後「グリーンディル」のジャケも描きますね。

このジャケを本当に塗り絵にしたしまった人も居るようで、バーゲンのジャンクレコで見かけた事があります(笑)買っておけば良かった。

今回、沢山の人のブログ見てきましたが、このジャケは酷い!という意見が多かったのですが、自分的にはこれは凄くイイジャケだと思っています。この裸の女の人を抱えたビックバードは裏にも出てきていて、非常に意味があるような、ないような(笑)

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中世の中米アステカ文明を支配しに着たスペイン艦隊が上陸するところを描かれた(らしい)裏ジャケ。左上に表の鳥がでてますね。

クレイジーホースはドラムス、ベースは不動のビリーとティム、そしてダニーの代わりにあらたにフランク”ポンチョ”サンペドロが加わっています。


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その他では最後の曲でCSNが集結。まさにCSN&Yの再演となっています。

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インナースリーブも同じような絵画、ここでもビックバードに裸の女性。いったい何の意味か知りたいです。

歌詞カードは入って居ませんでした、最初から無かったのか、あったが無くなってしまっていたのか?不明です。

(今朝、ある方から情報をいただき、歌詞カード存在することが判明しました。)


Neil Young その7   Zuma_d0335744_21180164.jpg
ところで、リアルタイムで買ったと思われる日本盤はそのうち(たぶん)売ってしまい、CDに移行。その後レコード収集を再開した時にこの盤のヨーロッパプレスを購入しました。(EU盤はインナーはありませんでした)

ところが、その後、我が実家の押し入れからこのUS盤が発掘されたのです。たぶん30年近く押し入れに眠っていたのです。そしてリアルタイムで購入したのは日本盤では無くUSオリジナルだった、そして売ってはいなかった事がわかったのも驚きでした!

超頑張ってカビ、埃をクリーニングしてヨーロッパプレスプレスとこのUS盤を比べたところ、このUS盤の圧勝。音圧が全く違ったのです。こーいうのは嬉しいですね。

当時のML誌のアルバム評を見てみましたが、このZumaの最大の聞き所は最後のCSN&Yの再演でしょう。と締めてあったので、思わず「違うだろう!全然わかってないじゃん」と唸ってしまいました。


曲順です
A面
-1 Don't Cry No Tears
-2 Danger Bird
-3 Pardon My Heart
-4 Lookin For A Love
-5 Bar Stool Blues

B面
-1 Stupid Girl
-2 Drive Back
-3 Cortez The Killer
-4 Through My Sails

A-1 初来日でも披露していますが、なんと言ってもこの曲はフジロックでの1曲目での演奏(もちろんYouTubeで鑑賞)のイメージが強いです。「もう泣くな、涙見せるな」という題名はまさに「今宵その夜」からの脱却という感じで明るいイメージの曲です。間奏のソロギターは完璧なニール節。もうこのギターソロ聴くだけでやっぱ別の意味で泣けてしまう(泣)

-2 この曲がジャケのイメージなのであろうか? 重く暗いイメージを引きずってはいるものの、一気に聴かせる力技、ここでのギターソロも重苦しいも、このアルバム全体のテーマでありトーンでもあるようだ。B-3と呼応しているようにも思える。

-3 アコ中心のナンバー、これはハーベストの路線でしょうか?。ニール独特の浮遊感が楽しめるナンバー。

-4 カントリータッチの軽い曲。いーですねー。クレイジーホースの演奏も素晴らししコーラスもバタ臭くて最高! 一応ツインリードのギターソロもいいです。

-5 1曲目とかぶるような曲です、完璧なニール節。捨て曲無しのA面といえます。

B-1 ここでもクレイジーホースとの息の合う演奏が、珍しいニールの一人ツインハモのボーカルが聴けます。 

-2 ニールというよりクレイジーホースがやるとピッタリくるようなスローなロックンロール。

-3 このアルバムの最大の聞き物、この曲だけがアステカ文明を乗っ取るスペイン軍の事が歌われています、まさに宇宙的規模の音の広がり、ライブでも定番になる曲でニールの数ある楽曲の中でもベストテイクの一つであると思います。歌が始まる前の長いイントロの重苦しいギターソロは圧巻です。

-4 最後、熱くほてった心を癒やすようにCSN&Yです、ここで少しほっとするような見事なコーラス。全体の中では浮いてしまう曲ですが、なんといってもCSN&Yの再演ですから文句は言いません。

レーベルです。

リプリーズWマーク入り、カタログNoはMS2242  マトはA面1C B面1E。調べた所Wマーク無しは2230番台までで2240番台からWマークが入るようです。
レーベル移行期なので、もしかしたらWマーク無しも存在するかも?ですね。


Neil Young その7   Zuma_d0335744_21181932.jpg

この後、ニールはスティルスと組んでバンドをやるも、アルバム1枚出してそのツアー中にバンドは解体(汗。その後ライクアハリケーン~マイマイヘイヘイという重要な曲を発表し70年台の幕は閉じ、訳のわからん80年台へと入っていくのです。

自分的にこのアルバムはニールのベスト3には入りませんがベスト5には入れたい作品です。押し入れに眠っていて本当に助かった1枚でした。


これで今年にレギュラー投稿は終わりです、大晦日辺りに恒例の今年の収穫をUPするつもりです。今年もあと4日。良い年をお迎えください。


購入レコ屋  不明






by naruru-kato | 2019-12-28 19:13 | ● Neil Young | Comments(14)
Commented by rollingwest at 2019-12-29 07:14
仕事納めが終わり、帰省前の年末の日々、今日は大掃除・タイヤ交換と、コチラもまだまだバタバタとしていますね~!
ニールヤングのアルバムは殆ど持っているつもりですが、このアルバムは初めて知りました。何とか入手してみたいものですね。
コチラの洋楽記事のラストはサイモン&ガーファンクルの名曲「ボクサー」と名盤「明日に架ける橋」50周年特集https://rolingwest.exblog.jp/30636624/にて「2020年に架ける橋」の締めとさせていただいております。また来年もよろしくお願いいたします。
Commented by naruru-kato at 2019-12-29 13:00
> rollingwestさん
コメントありがとうございます、今年もお世話になりました、来年も宜しくお願いします。

このアルバムは普通にCDでは売っていると思いますので是非!

Commented by 240_8 at 2019-12-30 06:50
おはようございます。
ニール・ヤング…、聴いているようであまり聴いていないアーチストなんですよ。音楽のブレが激しく、どうもついていけなくて…。このアルバムはジャケは知っていても、中身は知りません。ニールも聴き倒さないといけない…と思っているのですが。

今年も多くの知らないアルバムのご紹介、有難うございました。自分の知見も拡がり、有難いです。
また来年も宜しくお願い申し上げます。
Commented by naruru-kato at 2019-12-30 09:14
> 240_8さん
ニールの場合確かにブレが激しすぎますね、わざと売れないような作品出したり、まさにカメレオン。無理について行く必要は無いと思います。僕は最新作は音源確認して、良ければ買う。というスタンスにしています。80年台は全くレコード持っていません、買う気も無いです(笑)

今年一年ありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

今日から富士市に帰省します。
Commented by リッキー at 2019-12-30 16:13
こんにちは!

CSN&Yから入って、それから「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」でニール・ヤングが好きになりました。一時期はスティーヴン・スティルスに傾倒していましたが、最近またニール・ヤングを聴くようになりました。

穏やかな「ハーベスト」や「カムズ・ア・タイム」、「オン・ザ・ビーチ」が好きで、このアルバムはあまり聴き込んでないのですが、何年か前に「Original Release Series Discs 5-8」(「今宵その夜」「オン・ザ・ビーチ」「ズマ」初CD化の「Time Fades Away」を収録したBOX)でリマスター化されているので(現在は廃盤)、そちらが見つかれば入手したいと思っています。

70年代のニール・ヤングは、好きなアルバムが多いので、このアルバムも早く聴き込みたいんですよね。(クレイジー・ホースとの相性はバッチリですから)

さて、今年はこちらのブログで大変楽しませてもらい、ありがとうごさいました。来年もいいアルバムを取り上げてくれるのを期待しております。それでは、よいお年をお迎え下さい。
Commented by 実験鼠 at 2019-12-30 20:23
『ズマ』は以前レンタルで録音した音源を持っているんですが、正規ディスクとしては持っていないんですよね。聴く機会もそんなになく・・・。CD店でも買おうかなと手には取るんですが、ジャケを見て購入意欲が失せてしまいます(笑)いけませんね。

ではまた、来年も宜しくお願いいたします。
Commented by naruru-kato at 2019-12-30 21:41
> リッキーさん
実は僕は逆でニールから入って歴史をたどるようにCSN&Y、バッファローと言う順番で聞いてきました。僕らの後追い世代では標準的な聞き方ですね。

そのCDボックス是非とも見つかるといいですね。以前はZumaはたいした作品では無いと思っていましたが、USオリジが見つかった後に聞いていると、悪くない、という感じです。

来年も頑張ります、宜しくお願い致します。

Commented by naruru-kato at 2019-12-30 21:43
> 実験鼠さん
確かにCDでは購入意欲沸かないの、十分に理解出来ます。レコードは縦皺のテクスチャー加工してあるのでなんとか見れるのですが(汗

今年もお世話になりました、来年も宜しくお願いします。


Commented by MRCP at 2019-12-31 03:05
オン・ザ・ビーチのTシャツが中国からやっとやってきました。夏っぽくていいなあ。
秘密のミーニーズ が車の代わりに自転車を埋めたパロディージャケのシャツも欲しい(笑)
ズマのTシャツ、着たいですか?こんなの。
デジャブのシャツも来たけど、やたら渋い。
誰にも認識されないね(笑)
Commented by naruru-kato at 2020-01-02 15:14
> MRCPさん
オンザビーチのTシャツですか。いいですね。
このジャケはパロディしやすいですよね。

Zumaは売っていれば買いたいです(笑)
Commented by MRCP at 2020-01-03 10:57
アマゾンでチェックしてみたら
オン・ザ・ビーチとタイム・フェイド・アウェイは売ってるけど、ズマは売れちゃったみたい。
人気あるんだなあ(笑)
1ヶ月くらいの間見たんだけどね。
ディランのブリング、、とハイウェイ61、血の轍のシャツ。出たからすぐ購入、次の週には売り切れてた。しぶとい人気だなあ。
あれこれ中華Tシャツを購入してわかったこと。
安いインクを使ったものは、黒地のシャツではくすんでしまうこと。黒地のAbraxasを2カ所で買ってみたら、1つは冴えない色合い。
家庭用のプリンターで、アイロンで貼り付けたような、一度洗濯するとダメだろうなというものも。
やってくるまでわからない(笑)
ネットで調べてみると、プリンターも安いものから高い物まで様々。
プリンター120万円に年7万円のメンテナンス料、1枚500円くらいのインク代で ヤバイTシャツ屋さんを起業すると、粗利が千円から1500円くらいになるとのこと。やってみます?(笑)

Commented by naruru-kato at 2020-01-04 12:06
> MRCPさん
ロックTでにじんでしまうと何ともなりませんね。流石チャイナ製。

Tシャツってそんな粗利取れるのですね。やる気無いけど。

僕のお客さんでTシャツのプリント工場やってる人が居て、よく失敗したTシャツもらってきますが、マラソン関係しかなかったです、ロック系は見たこと無かったなー。
Commented by リッキー at 2020-02-02 14:13
こんにちは!

やっとCDボックスを入手できて、このアルバムのリマスター盤が聴くことができました。実のところspotifyなどの音楽配信で中身は聴いていたのですが、ちゃんとCDで聴くといいですね。

荒々しい演奏が続き、最後の静かなCSN&Yが特に胸に染みますね。なかなか聴き応えのあるアルバムだと思います。

同時に、これも実は楽しみだった「今宵その夜」のリマスターも聴けて、こちらも良かったですね。実はこのアルバム割と好きでした。

アメリカなどはCDが売れないので、CD発売は初回限定のみで、以降は音楽配信のみということが多くなっていて、CD派としては厳しい状況です。
Commented by naruru-kato at 2020-02-03 08:13
> リッキーさん
ズマのCDボックスなんてあるのですねー。
音楽配信とか全く聴いたこと無いので(汗 ただし家族からは「今時、音楽は配信で聴けるのになんでわざわざレコードで聴くか、意味がわからん」と言われています(泣く

今宵は実はあまり聞き込んで居なくて、今度じっくり聞いてみます。

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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