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アナログレコード巡礼の旅

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Van Morrisonその3   Tupelo Honey

ヴァンがウッドストックからサンフランシスコに移り作成された、ソロ通算5枚目のアルバムです。なぜウッドストックから離れたか?というと新妻のジャネットの故郷がこっちの方だったから、又はウッドストックが俗っぽくなり嫌気がさした。というのが定説です。

一般的に幸福感満載のアルバム、として評価も高いですが、購入当初は今ひとつピンとこなくて、ほとんど一回聞いただけで終わっていたのです。今までのウエディングアルバムっぽいのってまともな作品が無くて(あくまで自分の主観)、これもその類いだと思っていたので、深く聞き込んでいませんでした。
ただし普通ウエディングアルバムってーのはアーティスト同士の結婚の場合がほとんどであり、共同作業的な作品が多いのですが(ジョンとヨーコで歌も半々とか)このアルバムは新妻はコーラスのみにとどめていて、完全にヴァンの作品になってます。

今回久しぶりに聞いて見ましたが当初の印象とは変わり、力強さがあり、ウッドストック時代とは違って少しウエストコーストっぽいかな?と感じました。当初はカントリー風のアルバムにするつもりでいたとも。そんな感じが伝わ1971年の作品。


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馬に乗るジャネットと二人で散歩している様子のカバー、すでにこの頃から小太りのヴァンなのですが、ジャネットがこの小太りをどー思っているのか(笑)
まぁどーでもいいことですが。

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タイトルのテッペロとは樹木の名前でその蜜の事をジャネットに例えてます。たぶん凄く甘くておいしい蜂蜜のようなモノなのでしょうね。


Van Morrisonその3   Tupelo  Honey_d0335744_18424199.jpg



まぁおなじような写真です。が、フェンスの登っている人がロッカーだとは思えませんね(笑)右端にクレジット、バンドメンバーなどが。注目はギターにエドガーウィンターグループに居た、ロニーモントローズが参加していること、しかしハードなギターワークは無くて曲の埋め草的な感じでさりげなく弾いています。

その他のメンバーはあまり知らない人ばかりですが、テッドテンプルマンがオルガン、後にドゥービーに入るジョンマクフィーがペダルスチールで参加。奥さんのジャネットもコーラスで載っています。


ゲイトフォールドを広げると、ここにも同じような写真が、

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もう、どうにでもしてって感じですわ。しかし、こーやってアップの画像にすると、顔はジャネットの1.5倍くらいあるように見える(汗


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Impression
全体に重苦しい曲調が特徴のヴァンですが(笑)このアルバムに限っては幸福感に包まれていると思います。特にタイトル曲はその後のヴァンの得意とする言葉攻めによる長尺曲の元にでもなるような構成です。一気に聞かせてしまう所はやはり凄い。

My Favorite Songs
Wild Night
シングルヒットしたオープニング、見事なくらいの疾走感。ホーン、ギターのアレンジも凄いです。今までの作品とはすでにひと味違う感、素晴らしいオープニングです。

Old Old Woodstock
ウッドストックを懐かしんで作られた曲だそうで、歌詞がわからないので何ともいえませんが、なんとなくそんなイメージ。曲の作りがいかにもザバンド風です。ピアノの間奏が気持ちいい。

Starting A New Life
タイトルからして新妻との新しい生活をスタートするんだ!というような意気込み溢れるアコ主体の曲です。

Your're My Woman
お前は俺の女」と僕でもわかるタイトル、こんなタイトルで恥ずかしくないのか?(爆)。歌詞がわからなくても「はいはい、わかりました」という感じになってしまう。次第に高揚していく様子がよくわかります。A面捨て曲無しです!

Tupelo Honey
このアルバムの白眉であり、印象的な曲です。イントロのコード感、さりげないギターが幸福感を演出してます。彼女は蜜のようだ、と歌われるヴァンの名曲であるといえます。なんかギターで幸せ感出すのってけっこう簡単なんだなーと思う曲です(笑)

Moonshine Whiskey
最後の曲はアコで始まる、いかにもヴァン風な曲。B面もやはり素晴らしい、捨て曲無しといえますね。

Label
USワーナーのオリジナルのワーナーグリーンレーベル、サンフランシスコ録音なんでUSがオリジナルでイイと思うのですが?
カタログNoはWS 1950 マトは両面共 1です。


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幸せ感満載、牧歌的なアルバム、代表作品の一つとしてリストアップしてもイイと思いますね。っーかこの人駄作ほとんど無いですけど。


全体にこれがヴァンにとってのアメリカなのではないだろうか?この後にさらにサンフランシスコ録音の「セントドミニクプレビュー」でアメリカ的な所をほぼ完成させるのですがその頃にジャネットと離婚。作品にも影響を及ぼしていくのです。




by naruru-kato | 2019-11-23 20:21 | Van Morrison | Comments(10)
Commented by 240_8 at 2019-11-24 21:06
こんばんは。
これは知りませんでした。1971年というと、洒落たムーンダンス発表の後かと思うのですが、この当時にこうしたアルバムをヴァン・モリソンが発表していたとは…。このアルバムは、Amazon Musicにはアップされてませんでした。そういった意味ではジミなアルバムなんでしょうか。ちょっと内容が気になります。
Commented by rollingwest at 2019-11-25 06:21
ヴァン・モリソンって今一つ知らないアーティストでしたが、アイルランドに縁がある方なんですね。「見果てぬ夢:アイルランド」の象徴という表現もありました。今、うちの娘が1年間ワーキングホリデーで現地に就職して滞在しているので興味が湧いてきました。この記事を参考にさせて頂きます。
Commented by naruru-kato at 2019-11-25 07:26
> 240_8さん
この作品は「His Band and the Street Choir 」の次のアルバムになります。

一般的には無名の作品だと思うのですが、ヴァンのファンでは有名なアルバムといえると思います。でもある方のブログ見ていたら一番最初に勧めるアルバム。と書いてありました。

確かにわかりやすくてイイ作品だと思います。youtubeで全曲聴けるようです。
Commented by naruru-kato at 2019-11-25 07:34
> rollingwestさん
ヴァンは北アイルランド出身です、ただしこの作品の頃はアメリカに住んでいます。

自分にも今ひとつわかりにくいアーティストでしたが、今は絶対に必要なアーティストになっています(笑)

お嬢様、アイルランドですか。実際、アイルランドの街のイメージとか全くわからないのですが、貴重な体験をされているのですね。
Commented by リッキー at 2019-11-25 11:18
おはようございます!

ヴァン・モリソンいいですね。ヴァン・モリソン辺りをしっかりと聴かれている方の音楽に対する考察は、個人的にはとても信頼できると思っております。それくらいヴァン・モリソンの音楽に関しては、私は絶対的な信頼を持っています。

このアルバムはボートラ付きのCDを持っていますが、1曲が未発表のトラディショナルものでヴァンのルーツを感じさせる選曲になっています。この曲は割と気に入っています。

ヴァンのアルバムは多いので、全部はさすがに聴けてはいませんが、70年代のアルバムは本当に力作揃いだと思います。個人的に好きなのは、実は「苦闘のハイウェイ」だったりします。

未発表曲集「賢者の石」などを聴いていると、「苦闘のハイウェイ」時の未発表曲が大量に収録されていていずれも出来が良く、かなり充実したレコーディング・セッションだったようですね。

「苦闘のハイウェイ」~「魂の道のり」~「ヴィードン・フリース」といった流れが個人的には大好きです。
Commented by ABC at 2019-11-25 19:25
タイトル曲は
ロッククラシックですねえ

フェイバリットは
「Saint Dominic's Preview」
なのですが
70年代のアルバムは
どれも素晴らしいです。

Wild Nightはイントロが南沙織の曲でそっくりなものがあるのは有名ですね。

ワーナー期は
米盤が原盤ではありますが、
英米両方ある手持ちの「魂の道のり」「Veedon Fleece」は
英盤の音質の方が上でした。
本盤は米盤しか持っていないのでわかりませんが。
Commented by naruru-kato at 2019-11-26 18:28
> リッキーさん
コメントありがとうございます。
ヴァンモリソンの考察ですが、自分はまだ好きになって日があさいので(昔は苦手でした・・汗)
あまり難しい投稿は避けて、お茶を濁した投稿にしています(音楽的なことはまだ語れないので)
「苦悩のハイウェイ」ですかー。以前80年台再発のスリーブジャケのを持っていましたが、聞き込むこと無く売ってしまった経験があります。ジャケもよくわからなくて(笑)

そのうちオリジナルと出会ったら再度挑戦してみます。ライブ~ヴィードンは大好きですけど。
Commented by naruru-kato at 2019-11-26 18:36
> ABCさん
コメントありがとうございます。
南佐織の「純潔」ですねー。今回この記事書くにあたり、他のブロガーさんの記事を見て初めて知りました。まぁ作曲の筒美京平さんがパクったのでしょうけど、素直に「南佐織なら許す」といったろころです、昔は大ファンだったんで。(笑)

UK盤のヴァンってなかなかお目にかかれないですね。(USオリはある程度予算出せば買えるのですが)たぶん売る人が少ないからでは?

やはり駄作がないアーティストは違いますね。
Commented by 実験鼠 at 2019-11-29 23:50
『テュペロ・ハニー』は一応持っているんですが、ほとんど聴いてないです^^; 何かピンとこなくて・・・。ヴァン・モリソン自体が自分にはなかなか手強いミュージシャンで、理解するまでに時間が掛かります。1970年代の作品は一通り聴いてみましたが、好きなのは『ムーンダンス』『セント・ドミニクの予言』あたりですかねー。
『デュペロ』も捨て曲なしとのnaruruさんの評価なので、今度気を取り直して聴いてみます。
Commented by naruru-kato at 2019-11-30 08:11
> 実験鼠さん
おはようございます。
そーですか、僕と同じです。このアルバム売ろうかと思ってるくらい買ってから聞いてませんでした(汗

今回、記事を書くにあたり、順番で行くとこの作品になるため、再度挑戦しました(ダメなら売りレコにするため)2回目くらいから「おっー」3回目で「結構いけるやん」4回目で「素晴らしい」となりました。時間がかかるミュージシャンですね(笑)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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