人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アナログレコード巡礼の旅

narurukato.exblog.jp ブログトップ

The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2

完璧な夏になりましたので、宣言通りビーチボーイズなのですが、実は今週は仕事がヘビーすぎて、ほとんど弾き語り系のSSWばかり聞いていて(ブルースコバーン、トムウェイツ、ランディーニューマンなど)今日(土曜日)の夕方仕事が終わって明日は1日だけゆっくりできますので、今からこの2枚聞きながらの投稿になります。

セカンドアルバムの「サーフィンUSA」はジャケもイマイチだし、インスト多いし、あまり聴かなくてブログに取り上げる気は今のところ無く、その次の自分的お気に入りの3rdアルバムの「サーファーガール」の後、ホットロッドブームに乗り急遽作られた4作目の「Little Deuse Coupe」(以下 Little)とそのわずか5ヶ月後にブライアンが満を持して作ったホットロッドアルバムといえるShut Down Vo2(以下 Shut)は普通に考えてもほぼ兄弟アルバムといえます。2枚組にして出せば良かったのか?はたまた1枚にまとめて(駄作曲も多いので)完成度の高いホットロッドアルバムにすれば良かったと思うのですが、キャピトルが許さなかったのでしょうね。

まずLittleのジャケですが、タイトルの通りこれは32年製T型フォードの愛称です。その車がこれ(だと思う)です。映画アメリカングラフィティーでジョンミルナーが乗っていた黄色の車ですがこのジャケ青のデュースクーペ。もうピカピカでめちゃくちゃカッコイイ! タイトル横の32とはそー言うことです。

The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2_d0335744_21010301.jpg
このアルバムはキャピトルが「Shut Doun」というコンピアルバムを出して(いろんなバンドの曲が入っている)ビーチボーイズの409を勝手に使われたのでブライアンが急遽店頭に対抗として並べるため既存曲4曲と新曲8曲で作ったアルバムなのです。サーファーガールからわずかに3ヶ月後の事です。

そして、さらにその5ヶ月後にShutを出します。このペースの早さ。1963年に3枚、64年に3枚(ライブ、Xmasアルバム含む)という驚異的なスピードで作品を発表します。

The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2_d0335744_22264682.jpg

キャピトルがShut Dounという題名で出したためVo2という文字がついてしまったこのアルバム。こちらもホットロッドを意識したジャケ。ここで実は初めてアルジャディーンがアルバムジャケに顔を出します。ちなみにデビットマークスはLittleでクビになっております(汗)


裏ジャケは同じようなモノなのです。特にどーって事は無いと思います。かろうじてLittleの裏にマークスが写っております。

The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2_d0335744_22270896.jpg


ちなみにShotの方の曲順はこの並びとは全く違っています。

The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2_d0335744_21021288.jpg

冒頭にも書いたとおり、もっと時間をかけてじっくり曲を作り1枚の完成度の高いアルバムにすれば良かったと思うのです。が、しかしキャピトルの圧力は相当なモノだったので逆らえなかったのでしょうね。ビートルズもUSではキャピトル配給で、ジャケは勝手に変えられるわ、アルバムタイトルも変わるわ、曲順なんてアメリカ独自でビートルズ達もキャピトルには相当頭にきていたそうで、その腹いせにブッチャーカバー作ったのは有名な話です。

曲順です。

Little Deuce Coupe(Stereo盤)
A面
-1 Little Deuce Coupe
-2 Ballad Of Ole' Betsy
-3 Be True To Your School
-4 Car Crazy Cutie
-5 Cherry Cherry Coupe
-6 409
B面
-1 Shut Down
-2 Spirit Of America
-3 Our Car Club
-4 No-Go Showboat
-5 A Young Man Is Gone
-6 Custom Machine

今回は好きな曲だけ、簡単にいきます。

A-1 シングル、「サーファーガール」のB面に使われた既存曲。ですが、この時点でB面扱いとはいえ見事なコーラスワーク。

-2  サーファーガール直系のブライアンの見事なコーラスアレンジ、この曲1曲でもこのアルバム買う価値はあるかも! もう溶けそうになります。

-3  マイクラブの十八番のような曲ですが、バックのコーラスがイイし、ギターがサーフインスト的な音でご機嫌。

-6 シングルデビュー盤のサーフィンサファリのB面に使われた曲で、「彼女は素敵な409」と歌われる409とは?これも車の愛称です。シェビー409の事です。

B-1 これも既存曲。サーフィンUSAのシングルB面。典型的なビーチボーイズロックンロール。

-5 これも溶けそうなコーラスナンバー。ほとんどアカペラで歌われています。このコーラスアレンジも凄すぎ!


Shut Down Vo2(Mono盤)
A面
-1 Fun Fun Fun
-2 Don't Worry Baby
-3 In The Parking' Lot
-4 Cassius Love VS Sonny Wilson
-5 The Warmth Of The Sun
-6 This Car Of Main
B面
-1 Why Do Fools Fall
-2 Pom, Pom Play Girl
-3 Keep An Eyes Of Summer
-4 Shut Down PartⅡ
-5 Louie Louie
-6 Denny's Drums

A-1 もう死にそうになるくらい大好きなナンバー。勿論初体験はカーペンターズのカバーバージョンでしたが(汗。「図書館に行くとウソをついてパパのT-バードを借りて~」という歌詞が最高です。冒頭にチャックベリー風イントロも最高。レココレのビーチボーイズベスト100で9位に入ってる文句なしの名曲。

-2 続いてさらに超名曲が続く。これはさらに堂々のベスト4にランクされてます。ホットロッドレースに向かう彼女に「心配しないで」と歌ってます。ロネッツのビーマイベイビーを超えたいと思ってブライアンが作ったのです。なんとなく感じが似てます(笑)ちなみにこの曲でフィルスペクターにプロデュースを頼むも断られる。

-3 これも見事なコーラス、から溶けそうなバラードか?と思わせロックンロールに入っていく展開力は素晴らしい。冒頭に3曲で完璧にノックアウト!

-4 完璧なお遊び。今までのヒット曲を頭だけコーラスして楽しませてくれます。完璧な余興です。

-5 サーファーガール、インマイルームに続く極上のバラード。ブライアンのファルセットは誰にもマネ出来ないです。ジョンFケネディ大統領が暗殺されたその日に作曲が開始されたということ事です。

B-1 ご機嫌なカバーソング、確かアメリカングラフィティーの挿入歌でもあったと思います。1950年代の雰囲気が最高です。

-3 三連符のバラード、ここでもブライアンのコーラスが最高です。ガールオンザビーチの原型のような感じ。

B面、最後の3曲は埋め草的な楽曲です。ドラムソロだけの曲もあるし(汗


レーベルです。
双方ともUSキャピトルのオリジナルです。

Littleはステレオ盤。ST-1998  マトは両面共5です。

The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2_d0335744_21031773.jpg

Shutはモノ盤。T-2027   マトはA-6 B-2です。


The Beach Boys その3    Little Deuce Coupe/Shut Down Vo2_d0335744_21023263.jpg



二枚一気に聞いても収録時間が少ないので結構あっーという間でした。ホットロッドソングといっても英語わかんないので、自分の場合、単にサーファーガールからさらにコーラスワークが進歩したアルバム。という位置づけである事は言うまでも無いです(爆)

しかし、以前にも書きましたがブライアンの作る美しいバラードはやはり夏の終わりのイメージです、しかしペットサウンズくらいからそのイメージが大きく変わってきます。世紀の名盤の紹介は順を追って行きたいので、まだまだ先になりそうです(笑)


購入レコ屋

Little Deuce Coupe  サンオブスリーサウンズ

Shut Down Vo2   グレイテストヒッツ

参考文献  レココレ 1988年10月号  2016年7月号







 






by naruru-kato | 2019-08-03 18:58 | ● The Beach Boys | Comments(6)
Commented by 240_8 at 2019-08-04 08:31
おはようございます。
名古屋、暑いですね~。私は今日から夏休みで、自宅千葉に避難しております(笑)。
ビーチボーイズ、大好きなんです。ただこの頃の(Fun Fun Fun以前)アルバムって、殆ど聴いてません。それ以降は80年代まで殆どすべてを聞いているのですが。
「Ballad Of Ole' Betsy」、いいですね。初期はこうしたロッカバラード系のBBが大好きです。
Commented by naruru-kato at 2019-08-04 12:36
> 240_8さん
本当に暑いです、これが名古屋の夏。しかも今日は午前中11kmランニングしてきました。

240さんがビーチボーイズ大好きなのは十分理解しています。僕の場合、ここ2~3年くらいでハマりだしたので逆に80年以降は全く聞いてません。(サーフズアップまで)今後の課題です。

ブライアンのロッカバラードの奥の深さにようやく気づいてきてます〈今更過ぎますが)。
Commented by リッキー at 2019-08-04 13:13
こんにちは!

ビーチ・ボーイズを本格的に聴くようになったのは割と遅く、こちらで参考文献にしているレココレ1988年10月号のビーチ・ボーイズ特集からでした。

それまで、ビーチ・ボーイズについてトータルに語っている文献はほとんどなく、そもそもオリジナル・アルバムが廃盤のため入手困難な時代でしたので。

ペット・サウンズは既に名盤と言われていたので、それだけは入手していましたが、大方の人と同じように、少し聴いただけでは、この名盤の良さが分かりませんでしたね。

そんな中で、ビーチ・ボーイズのベストをとりあえず入手して聴くようになり、最初に好きになったのは、シャットダウンvol.2のドント・ウォリー・ベイビーでした。

その後、やっとキャピトル時代のアルバムがCD化され、黄金期のオリジナル・アルバムが聴くことができてからは、ビーチ・ボーイズはお気に入りのグループになりましたが。

今では、シャットダウンvol.2~名盤オール・サマー・ロングと続く、この頃のビーチ・ボーイズが大好きですね。とてもビーチ・ボーイズらしい幸福な時代だと思ってます。
Commented by naruru-kato at 2019-08-04 18:42
> リッキーさん
僕もビーチボーイズのリアルタイム経験はLA(ライトアルバム)くらいで、その後サマージャムで来日した頃はよく知ってます。ビートルズ、ストーンズ、ディランに比べて軽く見られていたと思います(特に自分 汗)

大体ペットサウンズの存在、全然知らなかったし(笑)

初めて買ったアルバムはCDのベスト盤、メイドインUSAというアルバムです、そのときもこのベストがあれば別に他は要らない。というとんでもない勘違いしてました。

今更好きになってますが、先のアーティストに比べてオリジナルLPはかなり安くて(1500~3500円くらい、ペットのみ1万出しましたけど)助かっています。
Commented by rollingwest at 2019-08-05 07:22
ビーチボーイズのモノクロ写真を見ると時代を感じますね。195年代から1960年代前半はまさに米国にとって歴史上一番いい時代だったのかもしれませんね!ビーチボーイズの明るいサーフサウンドがそれを象徴している気がします。
Commented by naruru-kato at 2019-08-05 19:35
> rollingwestさん
そーですね、そろいのスーツ、髪型、まさに60年代初頭。ノー天気なサーフサウンド。しかしこの後それだけでは済まなくなりブライアンの苦悩が始まります。

そしてペットサウンズにつながっていくところがビーチボーイズの凄さでしょうか?

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


by naruru
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28