クロスビー&ナッシュのセカンドアルバム、カテゴリーのくくりは「CSN&Y関係」にしてしまいました。ヤングとスティルスは単独のカテゴリーにしているのにそれはないぜ!とお怒りの人も居るかも知れませんが、やはりこの二人はソロでは少し弱い、二人で一人という気持ちがあり、CSN&YもC&Nも同じでいいやろーという暴挙ではありますが、あくまで僕個人的な判断です。クロスビーとナッシュが好きでたまらん。というファンの皆さんごめんなさい。
今回取り上げる前に、ふっと思ったのですが、60年台から活躍しているロック系のメジャーバンド、ユニットで全員が死んでいない、しかもひとまず現役。というバンドはCSN&Y以外は無いのではなかろうか?しかも、つかず離れず。時たま全員集合。ロック界の歴史の中でも希有な存在のバンドです。
その中でもこの二人はやはりソロアーティストとしては少し個性が弱い?、のかスティルス、ヤングにくらべ地味です。そして一番のポイントは二人ともリードボーカリストでは無いことです。あくまでコーラスボーカルで威力を発揮するタイプ。(クロスビーのソロは結構好きですけどね)
あと、不思議なのはCSN&Yからの発展型として、クロスビー&スティルスとか、ナッシュ&ヤングとか、CN&Yとかが作品として無いこと(笑)。これだけ長い活動歴なのであっても良さそうだけどねー。(スティルスヤングバンドは良かったよなー。一瞬で終わったけど 汗・・・)。
CSN&Yのライブ発売後、二人はジャクソンブラウンのファーストにコーラスで参加、その1年後初めてクロスビー&ナッシュというユニットでアルバムを発表。そしてまたCSN&Yとして再度集まり大規模なスタジアムツアーを1974年に敢行。スタジオに入りアルバムを録音するもまたしてもエゴのぶつかり合いで決裂。その後75年にABCと契約しこの傑作アルバムを発表するのです。
日本盤はごく普通の印刷でしたがABCオリジナルはピカピカのコーティングジャケ。いかにもわだかまりの原因を作る二人がいなくてリラックスしている感じのフォト。タイトルもアーティスト名も入っていません(まぁ写真見ればわかるけど)
しかし、こーやってまじまじとこのジャケ見ると二人ともそれほど今と変わっていないですよね、クロスビーの体型以外(笑)。
裏ジャケはクロスビーがバーズ時代から愛用しているのではないか?と思われるグレッチがカッコいいですね。
このアルバムは参加ミュージシャンが凄くよくて(自分好み)、ギターにダニークーチ、デビットリンドレー、ジェームステイラーもアコで参加。ベースはリースカラー、ティムドラモンド、ドラムスはラスカンケル、レボンヘルムも1曲叩いてます。ピアノにクレッグダーギ、そしてキャロルキングも。ほぼJT、キャロルキングのアルバムと同じセクションのメンバーで鉄壁といえます。
不思議なのがドラムス、Russell Kunkelと Russ Kunkelという二つの表記があること(笑)。まぁこれも毎回おなじみのどーでもいい事です。
歌詞カードのインナーバックの裏側。
二人で寄り添って瞳を閉じてもらってもねー。男同士だし、あまり気持ちのいいショットではないです。
この傑作を聴くと、CSN&Yのハーモニーの基本はやはりこの二人なのだろう、ということが再確認出来ます。しかもバックは完璧なのでアンサンブルは申し分ない。曲によってはクーチがニールヤング風のアレンジ見せたりしていて二人では足りないところをカバーしていて安心して聴いていられるのです。もう一つ言わせてもらえば実は僕はかなりクロスビー好きで、たぶんニールと同じくらい彼の声は好きなのです。
曲順です
A面
-1 Carry Me
-2 Mama Lion
-3 Bittersweet
-4 Take Me A Money And Run
-5 Naked In The Rain
-6 Love Walk Out
B面
-1 Low Down Payment
-2 Cowboy Of Dream
-3 Homeward Though The Haze
-4 Fieldworker
-5 To The Last Whale A Crtical Mass
-6 Wind On The Water
A-1ジェームステイラーのアルバムか?と思わせるアコのイントロからクロスビーの声が、これまた気持ちイイ。しかし気持ちの良さとは裏腹、安楽死をテーマにした重い内容です。クロスビーの母親の事を歌っています。
-2 ママライオンといえば、おっぱい丸出しの衝撃的なジャケで有名なロックバンドしか思い出せない(爆)クーチのギターが粘っこくてイイです。ボーカルはナッシュ。
-3 クロスビーの不思議な浮遊感がある曲。かなり好きですこーいうの! クロスビーってまさにこんな感じです。
-4 イントロがサザンマンかっ?ほぼ同じリフです。バックでクーチがそれなりのギターを弾きますが、いかんせんナッシュの声にこのアレンジはないわ。
-5 これもまたクロスビー独特のジャジィーな感覚。この感覚は本当に彼独特です。
-6 ここまでは1曲ごとに見事にかわりばんこでリードボーカルが変わるのですが、この曲はツインボーカル。CSN&Yのデシャブに入っていても良い、と思うナンバー。ここでもクーチ大活躍ギターもニール的(笑)
B-1 Bメロのコード感が凄く不思議、サビのメロディーも凄く変わってます。
-2 ニールの事を歌ったいかにもナッシュらしい歌。カントリー風ワルツ。
-3 このアルバムで一番クロスビーらしさが出たナンバー。自分的には白眉のナンバーです。ここでピアノにキャロルキングが参加!もちろんハーモニーも、都会的。
-4 ドラムスにレボンヘルム。前編にリンドレーのスライドが悲しく鳴ります。
-5 アカペラナンバー、というかウーハモ、アーハモの繰り返し。「何なのこの曲」と娘がまた言ってる(笑)
-6 最後は捕鯨に反対するタイトル曲です。これは二人で歌い上げアルバムは幕を閉じます。
基本的に自分の曲は自分で歌うという姿勢で、行ってみれば二人のソロが合体したアルバムともいえます(それを言ったら元も子もないだろう)
レーベルです。
ABCのオリジナル。カタログNoはABCD-9002。マトはA面18! B面5です。(マト18ということはかなり売れたということでしょうね)
この後、さらにサードアルバムを出し、CS&Nでまた発表し、そのうちCSN&Yでアメリカンドリーム、さらにはその後もう一枚。その後はもう訳がわからん状況でいろいろ出て、冒頭に書いた、誰も死んでいないバンドは未だに活発に動いてます。
しかし前回の来日公演の写真を見ましたが、風船のようになってしまったスティルスと、クロスビーは結構心配です。(どんな終わりかたや)
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