アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Facesその2    Long Player

今週の名古屋はポールマッカートニーウィーク。木曜日に名古屋初公演をドームで開催しました。

僕はというと心の底では行きたかったのですが、なにせチケが高くて買えなくて「ポールは昔大阪で1回見たから2回もいいわ」と友人達に強気の発言をしていましたが、なんと言ってもビートルズの一人が我が家から片道10kmのところで演奏してしかも名古屋弁で「次は新曲だがや」なんてMCしたと思うと、へそくり駆使してレコ売ってでもお金作って行くべきだったかなー。なんて思っています(笑)



前振りが長くなりました。ということで今回はポール、またはビートルズにしようかな?とも思いましたが、それはまたの機会に、今回選んだフェイシズのこのセカンドはポールのあの有名な曲をカバー(しかも熱唱)しているので少しはポール来日記念にも触れる文章を書くことができたのです(爆)



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このUS盤、UK盤とはまったくジャケは別物。UKは昔のSP盤のジャケをまねてバックスキンのような厚紙のジャケに両縁を糸で抜いてけてあるのです。デザインも全く違っています。セカンドプレスでは髪質が少し落ち、サードプレスでは縫い付けもなくなってしまうのです。


自分が実際このUKオリジを中古市場で見たことは一度もありません。ヤフオクでもないです。レコ屋の主人に聞いたところ「まず出てこないだろうな、出ても3~4万はする」との恐ろしい回答。やっぱUS盤でいいですということに。




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これが本来のUK仕様の写真です。


昔CD紙ジャケシリーズで持っていたのですがLP購入資金を作るため売却してしまいました。この時期ロッドのファーストソロ、セカンドのガソリンアレイもUKとUSでは全く別のジャケでしかもUKでは非常に味のある素晴らしいジャケなのですがUSでは、もう情けなくなるくらいひどいデザインにされてしまって、このLong Playerもご多分に漏れず同じ運命のジャケなのです。


ただこの盤はUSオリジなのでテクスチァー加工されてレーベル面も穴が開いて中のレーベルが見れるのですが、サードあたりでは穴もなくなりジャケもツルツルになってしまうのです。




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裏面はこんな感じ、とくにコメントすることもないです。

さて音の方ですが、ファーストよりかなりこなれてきてます、そりゃ実際はロッドのソロでもほぼこのメンバーで録音していますので時系列的にはこのアルバムはフェイシズでは4枚目相当になるのです。


故にファーストでは散漫な印象があるのですがこのセカンドではまとまりが出てきて、ロッドのトラッド指向、ロニーのカントリーテイストもあり、しかもライブ音源が2曲もあり楽しめるアルバムとなっています。


曲順です。

A面
-1 Bad'N' Ruin
-2 Tell Everyone
-3 Sweet Lady Mary
-4 Richmond
-5 Maybe Im Amazing

B面
-1 Had Me A Real Good Time
-2 On The Beach
-3 I Feel So Good
-4 Jerusalem

A-1 今後のフェイシズの音楽性の行き先がはっきりとわかるオープニング。ウッディーのギターもいかしてます

-2 ロニー作ですがロッドのしみじみとしたボーカルが楽しめるスローバラード。ここでもロッドの歌とユニゾンでウッディーのギターがたまらないです。つい2年前までジェフベックとブルースロックやっていたロッドの進歩が窺えます。ロニーがファーストソロでこの曲を取り上げてます

-3 これもロッドのフォーキーな感じが出た優秀な作品、この後のマギーメイの伏線のような素晴らしい曲です。これも同じようにウッディーがユニゾンでギターを弾いてます。スライドもいい感じ。

-4 ここでロニー登場、いかにもカントリー好きな人だけあって雰囲気は抜群です。

-5 なんと、ポールのこの代表曲をしかもファーストバースはロニー、続いてロッドの歌で熱く歌い上げます。ロッドの歌い出しでは鳥肌が立ちます。まさに歴史的名演といえます。ちなみに今回の日本公演でポールはやってます。

A面はすべて最高ですが、やはりこの曲が白眉。

B-1 酔いどれバンドの雰囲気抜群のロックンロール、途中から一転して曲調が変わりさらにホンキートンク風味が加わります。面白い曲です。

-2 ニールヤングのアルバムと同じタイトルの曲(笑)少し散漫な印象かな。ボーカルはウッディーっぽい。

-3 ここでもライブ音源。ビッグビルブルーンジーのカバー、フェイシズの本領発揮的な熱い演奏です、イアンのピアノも大活躍です。

-4 最後はインスト。ウッディーのアコのスライドをフューチャーしたナンバー。エルサレムです、やはりこの曲は「聖地エルサレム」のELPの演奏を思い出してしまう(笑)

アルバム全体の印象はA面が良すぎてB面は少し劣るかなーというイメージですが、両面とものライブが最高にイカしてる事は間違いないです。



レーベルです。USオリジのグリーンワーナーカタログNoはWS1892マトはA面1-A B面1-Eです。





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この後ロッドのマギーメイの大ヒットの相乗効果でこのアルバムも売れ出すのです。そして次は最高傑作「馬の耳に念仏」(あえて日本語表記)を出すフェイシズですがロッド一人の人気に変わりだしバンドのバランスは崩れて行きます。




今回改めて聞きましたがやはりこのアルバムも特にA面は本当に素晴らしい出来だと思いました。


購入レコ屋  ディヴァインレコード

参考文献   レコードコレクター 2010年7号









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by naruru-kato | 2018-11-10 08:29 | Faces | Comments(4)
Commented by ABC at 2018-11-11 07:42 x
はじめて書き込みします。
毎回楽しみに拝見しています。

Facesのこのアルバム、レコード番号の字体、ジャケの状態にこだわらなければ3~4万って事は
無いと思いますが、どうせ買うなら美品でって事になりますよね

手持ちのは左側退色があり、一部糸がほどけてしまっています。右上WS3011の字体も
https://i.ebayimg.com/images/g/5jYAAOSwvN9bjm9m/s-l1600.jpg
と同じなので、厳密にはセカンドプレスのようです。ファーストプレスの美品が欲しいです笑

ポールの名古屋ライブ行かれなかったのは、もったいない!!
もうこの映像ご覧になったかもしれませんが、https://youtu.be/TkdGbEkQ-ek のように
ポールも観客も大満足の良いライブでした。
Commented by 240_8 at 2018-11-11 07:58
おはようございます。
もう名古屋公演がアップされているんですね。そう、あのような光景でした。私は白いパート(笑)。
そしてFacesがカバーした「Maybe Im Amazing」も名古屋公演でやってました。

本作も大好きです。Facesは聴けば聴くほど味の出てくるバンドですよね。
Commented by naruru-kato at 2018-11-11 11:57
> 240_8様
そーでしたか白のお面でしたか(笑)でも記念になりますね。

この投稿する前に240_8様の投稿も読みました。
リアルタイムではよくストーンズと比較されてましたけど、やってることはかなり違いますね
ブルース系のストーンズにくらべフェイシズはモッズ系でしたから、しかもロッドが入りフォーキーな感じにもなってますからね。本当に味わい深いです。
Commented by naruru-kato at 2018-11-11 12:02
> ABC様
初めまして、今後とも拙いブログですがよろしくお願い致します

ポールの公式画像見ました、これだけで涙出てきました。やはり行っておけば良かった(涙

オリジもっていらっしやるのですか、うらやましい限りです。ファーストもペラジャケ再発しかなくて、なかなかこのバンドのUK盤は僕にとって最大級の関門です(ロッドのガソリアレイはなんとかセカンドプレスですがUK盤手に入りましたけど)


週一UPを目標にやってます、今後ともよろしくお願い致します!

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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