アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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The Beach Boys その1    Surfer Girl

秋になりましたなー。と感傷に浸りながら ふっ(いや実はかなりまえから分かっていたのですが)と,
そーいやウエストコースト大好き!と言っておきながら、この超大物バンドを取り上げないのはいかがなものか?

大体がビーチボーイズって夏やろー。と怒りのコメントも来そうなので初めに言っておきますが、自分的にはこのバンドは秋ではないが、イメージは「夏の終わり」なのです。なぜかと聞かれても困りますが、あの鼻にかかったコーラスは(っーか鼻をつまんでコーラスしてるとしか思えない)夏の終わりなのです(笑)

もともと、このバンドはそれほで興味無くて、ベスト盤だけで十分(こんな事書くとまたCCRの時のように突っ込まれるかな)と思っていたのですが10年程前にバンド活動と並行してアカペラグループもやっていてその時のレパートリーに「Surfer Girl」「California Girl」「 Barbara Ann」を歌い、改めてビーチボーイズのコーラスってめちゃ難しいーわ、と半泣きで覚えたのです。

しかも、その時のメンバーにあの名作Pet Soundsを聞いたことがないことがバレ(汗)、すぐにCDを買いその素晴らしさに感動したのですが、やはりビーチボーイズはベストとPetがあれば十分と思っていたのです。


しかしビートルズに例えると赤、青盤とサージェントを持っていれば すべて分かるのか?と自分に説いた所、そんなことはありえんなー。ということで今年の夏はせっせとビーチボーイズのオリジナル盤を中心に集めましたよ。


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お気楽にサーフボード抱えているBoys、大体僕はサーフィンが嫌いで、その理由が初めてサーフィンした時、波にのまれて沖に流され危うく命を落としそうになった怖い過去があるのです(そんな事どーでもいいわー)と言う事で、あのサーフミュージックのギターのインストが肌に合わなくて、ひとまず1ST、2ndは今の所買う気はなく、ブライアンウィルソンがプロデュースしたこの3rdからに成ります。
しかしこの時ブライアンはまだ23歳、まさに天才ですわ。

発表は1963年、まだこの時点でビートルズはアメリカで旋風を巻き起こしていません。USAではビーチボーイズが新しい若者の音楽の先頭を斬ったのです。


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左から、デニスウィルソン、デビットマークス(この後クビ)、カールウィルソン、マイクラブ、ブライアンです。Wikkによるとこの写真は1stの時のフォトセッションの写真らしい、たしかに同じ服だ(笑)。アルジャディーンは一時脱退していたのでここでは1曲のみ参加。

ビートルズと違いラフな格好のユニフォームの彼らは衣装代は安かったのではないだろうか?シャツはペンデルトン製だと思います(深い訳があるのですが割愛)。



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裏ジャケです。
これまた同じフォト、もう少し何とかならんかったのか(笑)

ビーチボーイズの魅力はサーフィンミュージックにあの独特のコーラスを加えたところでしょうけど、その後ホットロッド、そしてブライアンの脳内ミュージックと進んで理解不能になり、その後落ちぶれ、さらに劇的に復活しながらも常に、あのコーラスだけはいつも健在であった所でしょう。


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キャピトル純正のインナースリーブ、ここには後発の「トゥデイ」、ビートルズの「65」とかが載っています。しかしキャピトルはビーチボーイズとビートルズもっていたんだよなー。めちゃ儲けてますな。

一般のロックファンにはそれほど受け入れられず(と思っていますが)、ある種の人達には絶大な人気を誇って(山下達郎、小林克也さんなどは神扱い)いるバンドも珍しいです。

まぁとにかくビーチボーイズを聞くには、まずあの鼻つまみコーラスになじめるかどうか?。そこで奥深い世界に入っていくか、入口で引き返すか?というところがキモでしょうね(笑)

曲順です
A面
Surfer Girl
Catch A Wave
The Surfer Moon
South Bay Surfer
The Rocking Surfer
Little Deuce Coupe
B面
In My Room
Hawaii
Surfers Rule
Our Car Club
Your Summer Dream
Boogie Woodie

A-1 アルバムの1曲目がコーラスから始まるスローバラード、意表を突かれます。完璧なコーラスアレンジ。特にサビの部分は浜辺で寝ていながら女の子を探しているような感覚(どんなやねん)に襲われます。全米7位まであがります。

-2 サーフィンサファリ、サーフィンUSAにも通じるマイクラブの歌。まさにパイプラインに乗って波をつかめ!と歌ってるのでしょうか?

-3 このバラードもイイです。ブライアンの歌の懐の深さが分かります。

-4 ご機嫌なR&Rナンバー、ブライアンのボーカル。曲の間のスネアのバタ臭さがいいわー(笑)。ハンドクラップもイイ感じ。

-5 サーフインスト。まぁ趣味の問題もありますが自分的にはNGかな

-6 しかしA面6曲中、Surferという単語がつく曲が4曲、波が1曲と徹底的に海関係ですがここでようやくホットロッド曲。Little Deuce Coupeとは映画「アメリカングラフティ」で助演のジョンミルナーが乗っていた黄色い車です。憧れてプラモ作ったよなー。次作ではアルバムジャケを飾っています。

B-1 A面と同じくこのサイドもバラードから始まる。普通なら絶対にあり得ない順番ですが、そこは天才ブライアンのプロデュース、曲も溶ろけそう。

-2 いきなり鼻つまみコーラス全開(笑)。ハワイに行こう! 行ったことないけど、ホノルルマラソン出たいっす!

-3 デニスウィルソンが歌います。わずか2分弱の歌、短けー。

-4 各面に1曲ずつホットロッド系の歌があるようです。

-5 またしても溶けそうナンバー、やはりブライアンのこの声のバラードを聞くと「夏の終わり」を感じてしまうのは僕だけでしょうか?
極上のバラードです。

-6 最後はまたインスト。-5で終わりにすれば良かったのに。これがまたいいんだわーという人もいるとは思いますが(笑)


僅か25分ちょいで終わってしまう(もちろん両面で)あっというまの作品ですが、極上のバラードあり、R&R(コーラス付き)あり、サーフインストありで1ST、2ndよりはるかに進歩しています(聞いたことないので予想)、しかもその間僅か半年、凄すぎる。

レーベルです。 キャピトルオリジナルのMONO盤、カタログNoT1981、マトはA、B面とも-7です。オリジではありますが1965年以降の盤です。

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そーいえば先のアメリカングラフティでのジョンミルナーの言った言葉が凄く印象に残っています。
「ビーチボーイズなんて女かガキの聞く音楽さ、バディーホリーも死んじまったし、R&Rは落ち目だよ」
みたいな事を劇中言ってる印象的なシーンが大好きなんですよねー(笑)。



この後バンドはホットロッド音楽に移行し(聞いてる方はどちらも同じように聞こえますが)その後ブライアンの苦悩が始まりツアー拒否、スタジオ没頭。そしてペットサウンズ~スマイルとなって行きます、自分的にはビーチボーイズはここまででいいかな、と思っています。その後の70年代の作品も買いましたがイマイチで、すぐ売ってしまいました。こーいうこと書くと「いや 70年80年もずーとその後もビーチボーイズは最高なんじゃ」という人もいるとおもいますけどね(笑)



購入レコ屋  バナナレコード岡崎店
(わざわざ岡崎まで行った訳ではなく、仕事の都合で岡崎に行って帰りに寄ったら売っていた。よくこういう事があるんですよねー)





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by naruru-kato | 2018-09-12 18:49 | The Beach Boys | Comments(8)
Commented by 240_8 at 2018-09-15 21:28
こんばんは
こちらでBBに遭遇するとは思いませんでした(笑)。私はねっからのBBファン。2012年に名古屋にBBが来日していたことはご存じですか? その時、ブライアンとマイクが同じステージに立った奇跡のコンサートです。
実はその頃、私は最初の名古屋単身生活を送ってまして、もちろん行きましたよ~。前座がなんとアメリカ!!
素晴らしい公演でした。
(↓こちらが当時のレポートです)
https://y240.exblog.jp/18363695/

あ、このアルバムは1曲目がすべてですね。永遠の名曲だと思ってます。
Commented by JT at 2018-09-16 08:07 x
こんにちは、JTです。


>-5 またしても溶けそうナンバー、やはりブライアンのこの声のバラードを聞くと「夏の終わり」を感じてしまうのは僕だけでしょうか?


それ、私も感じていました。さらに「夏の終わりの夕暮れ時」、終わってしまうんだな、夏。って感じですね。


>10年程前にバンド活動と並行してアカペラグループもやっていてその時のレパートリーに「Surfer Girl」「California Girl」「 Barbara Ann」を歌い

あ、それ聴きたかったなぁ。特に「Barbara Ann」。

>あの名作Pet Soudsを聞いたことがないことがバレ(汗)、すぐにCDを買いその素晴らしさに感動したのですが

私は最初にCD化された時に聞いたのですが、モノラルだし、音悪いし、曲地味だし、少しもよいと思いませんでした。そのうち何度も聞き返したら、良さが伝わってきました。
そういうアルバムがたまにあります。The Bandの2ndとか。
Commented by naruru-kato at 2018-09-16 09:13
> 240_8様
正直申し上げてBBは初心者なのです(笑)
今後も取り上げるつもりですのでいろいろ教えてください。
あのコンサートは良く覚えています、バンド仲間も数人行きましたが僕は行かなかったですね。レポ読みました! オープニングがアメリカ! それだけでも見たいです(笑)

Commented by naruru-kato at 2018-09-16 09:36
>JT様
コメントありがとうございます。
BBで秋を感じるのが僕だけで無くて良かったです(爆)
アカペラグループは名前が「アカペラーズ」というアホな名前です、あまりにもひどいので公開していませんが、一応貼り付けておきます。
https://youtu.be/JAXTlSPBY4o
右から二人目のイジられてるのがわたくし(汗

いやー久しぶりに見たけど、やっぱ酷いわ
Commented by JT at 2018-09-16 23:08 x
こんばんは、JTです。

「Longest Time」のカバーはよく聞きますが、「Barbara Ann」のカバーは初めて聞きました(プロ・アマ問わず)。

いいですねぇ。男女各2名という編成も。
選曲はリードの方なのでしょうか。
オリジナルは7人で歌ってますから、迫力は負けますがいい線いっていると思います(上から目線かよ!、失礼しましたm(__)m)。
Commented by naruru-kato at 2018-09-17 12:23
> JT様
お恥ずかしい限りです、選曲、アレンジすべてリードのヤツが行っています。
僕は言われた音域を歌うだけですが周りにつられて上手く歌えなかったです(涙

ちなみに今から10年くらい前の映像で、一番端の女は嫁です(笑)

Commented by rollingwest at 2018-09-18 21:40
ポピュラー音楽史に輝かしい伝説を残し今もなお数多くのアーティストに影響を与え続けている「ビーチ・ボーイズ」。1960年代米国像(ケネディ大統領が就任、強く豊かで自由な国をアピール)の若者ライフスタイルに密着したサーフィンサウンドを前面に出して、サーフロック=ビーチボーイズサウンドとして捉えられていますが、小生はビートルズとの差別化や相互の切磋琢磨から生まれた「ペット・サウンズ」というポップス史上に燦然と輝く名盤を作りあげたことが興味深く思います。
Commented by naruru-kato at 2018-09-19 07:24
> rollingwest様
ペットサウンズって聞いていると気を失いそうになるのです。僕的にこの感覚がある曲は
ビートルズのA Day In The Lifeだけです。
たかだかロックミュージックなんですが、その枠をはるかに飛び越えている作品だと思います。

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


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