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アナログレコード巡礼の旅

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Free その2    Highway

第1期フリーのオリジナルメンバーでの最後のスタジオ盤であり、自分的には最高傑作であるとは思いませんが彼らの作品で一番好きなアルバムです。
なぜ一番好きかと言うと、このアルバムはブルースから踏み出し、ザバンド的なアーシーな作品が多く自分的に一番フィットするのです。
アンディーがインタビューでも答えていますがクラプトン同様にザバンドの影響を受けていると話していますし、この頃のブルースから出たアーティストは皆、歌物に魅かれて行ったのでしょう。たぶん「これでもか、これでもか」のギターバトルの応酬に疲れたのでしょうな(笑)

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フリーのアルバムジャケは秀逸なものが多いと思っているのですが、このジャケもパット見た感では判りませんが、いろいろ凝っているのです。

CDのジャケでは絶対に判りませんがメンバーの後ろの青い部分は実は物凄く小さい字でFREEと書かれていたのです。アルバムを手にとってじっくり見るまでは判らなかった(汗)

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コソフの後ろにはFの文字 アンディーはR、サイモン ロジャースはEの文字が何百個という感じで並んでいるのです。

そして裏ジャケ、メンバーの写真の部分は浮き出ている加工(通称なんていうか知らないので知っている人教えてください)

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ライオン丸と呼ばれる事も多いポールコソフですが、そのまんまです(笑)

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大ヒットした前作から僅か半年の1970年末に発表されたこの作品は前作からは見られない作品が特にB面に多いのですが、元々のファンからは不評でアルバム自体も売れませんでした。実際ザバンド的ではあるのですが、ロジャース、コソフの両ポールはブルース色が薄れた事に不満があったようです。


アルバムはUKパテントマーク入りのインナースリーブが入っています。


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曲順です
A面
-1 The Highway Song
-2 The Stealer
-3 On My way
-4 Be My Friend
B面
-1 Sunny Day
-2 Ride On Pony
-3 Love You So/Bodie
-4 Soon I Will Be Gone

A-1このバンドにしては珍しくメジャーコードっぽい緊迫感ないあまりに無防備なオープニング(笑)。これがこのアルバムを象徴しているかのようでアーシーな楽曲です。中間にコソフの泣き節が入ります。

-2 前作のオールライトナウの次を受けシングルになりますが売れませんでした。
自分的にはMrビッグのようでかなりカッコいい曲と思います。サイモンカークの超後のりのドラム、アンディーの跳ねるベースが最高です。

-3 歌の合間のコソフの遅れて入るギターのカッコいい事。地味な曲ですが好きな曲です。

-4 ロジャースがじっくり歌い上げるナンバー。FREEを代表するソウルフルなロッカバラードです。しかしなぜコソフのギターソロは中学生でもコピー出来る程簡単なフレーズなのにこんなにエモーションなのだろう?

B-1 B面からさらに雰囲気が代わります。まさに土の香りがするザバンド的なナンバーで始まります

-2 これも代表曲になります、ビデオではアンディーが体を左右に振ってノリを出してますねー。マーシャルアンプを瀬に口をパクパクさせるコソフのカッコいい事

-3 ロジャース節全開のスローなナンバー、若いのに男の色気を感じずにはいられません。

-4 これも同じくロジャースが歌いあげます。このアルバムに捨て曲は自分的には無いと思っていますが、ブルース主体の初期のフリーマニアには物足りないのでしょうね。


レーベルです。アイランドのオリジナル。ピンクリムのパームツリーです。


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カタログNoはILPS 9138 マトはA面、B面共1U です。


一旦このアルバムでバンドは解散し別々の道を歩むのですが、ポールコソフのドラック癖が深刻になり、再度1972年に再結成されますがそこでオリジナルメンバーでのFREEは終了してしまいます。

このアルバムも1年くらいのインターバルを置けば売れたかも知れません。もう少しマネージメントがしっかりしていれば(メンバー達も後日そう語っています)もっと素晴らしアルバムが出せたのではないでしょうか?


次回は最大のヒットアルバム「Fire&Water」の予定です。


購入レコ屋   ヤフオク  忘れました

購入金額    2000円程


参考文献    レコードコレクターズ  FREE特集







by naruru-kato | 2018-06-10 18:24 | ● Free | Comments(8)
Commented by rollingwest at 2018-06-13 07:38
フリーはオールライトナウくらいしか聞いていませんがバッドカンパニーはよく聞きました。でもバッドカンパニーはややPOPな感じに変化という印象があり、渋さやロックの真髄はフリーですかね~。
Commented by カマニャン at 2018-06-13 17:54
私的フリーベスト5
1. Highway (1970)
2. Fire And Water (1970)
3. Tons Of Sobs (1969)
4. Free Live! (1971)
5. Free (1969)
お久しぶりです。
順位は付けられないんだけど、(迷った末に)私もハイウエイを推します。ライブは確かに良いけど、私の中ではベスト盤的位置づけ。それより、ファーストの青臭くブルージーな感覚が好き。ハートブレイカーも(アメリカ寄りで)いいけど、なんか別のバンドを聴いてる気がする。
Commented by naruru-kato at 2018-06-13 20:40
rollingwest 様
バットカンパニーも大好きです(ただしサードまで)ただ、やはりフリーにはポールコソフがいます(いました)そしてアンディフレイザーも。この二人の出すグルーブ感はバドカンにはないですよねー。
Commented by naruru-kato at 2018-06-13 20:43
>カマニャン様
お久しぶりです、同じアルバムを推していただき嬉しいです。初期ではセカンドも良く聴きます(ただしUS盤)一番いまいちはat Lastでしょうかね(笑)
Commented by 240_8 at 2018-06-24 09:57
こんにちは。
Freeは結構好きですが、コレは聴いた記憶がありません。何曲かはLiveに収録されてますね。
個人的にはサイモン•カークのグルーヴ感溢れるドラムが大好きです。
このジャケ、そんなに凝っていたんですね。CDでは分からないですね(笑)。
Commented by naruru-kato at 2018-06-24 13:40
>240_8様
確かにこのアルバムは地味ですので一般的ではないですね。実は私も最初は好きではなかったのですがジンジンと次第に好きになっていったのです(笑)
サイモンカークは最高のロックドラマーだと思います。おかずも少なく派手さは無いけどそこがイイです。
Commented by at 2025-08-23 15:12
最高傑作とは思わないけど、1番好きな作品ってどういうこと?意味が分からな過ぎる
Commented by naruru-kato at 2025-08-24 06:23
> 亮さん
コメントありがとうございます。
かなり昔に書いた文章なので覚えてないですが
「最高傑作はサードアルバムだと思いますが、良く聴くのはこちらの方」
これでいかがでしょうか?

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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