アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Creedence Clearwater Revival その2 Same

以前の記事で「CCRはオリジナルはいりません、ワンコインの日本盤でいいのです」。
と書いていましたが、それが大変,大きな間違いであった事を報告します(涙)

CCRの日本でのデビュー盤は本国ではセカンドの「Bayou Country 」です。これが日本初回盤ではUSオリジとはジャケが裏表反対になっており、さらにA,B面が逆に成っていて価値的には持っていてもいい代物です。(確かにオリジナルのUS盤のジャケでは、日本で売り出そうにも辛いもんがありますので、裏面を使いレットイッビー風にしたかったのは十分理解できますが)

そしてセカンドで発表された本当のデビュー盤は「スージーQ」というタイトルでこれも音はBayou Country同様に、かなり音もイイと思っていたのです。

しかし行きつけのレコ屋さんにオリジナルのファーストプレスが入り、以前からファンタジーのオリジは爆音。という話を聞いていたので、自分が持っている日本初盤と比べる為に、持って行って聞き比べたら「まったく凄い爆音」であった為、そのまま連れて来てしまったのです(笑)


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これがUSファンタジーのオリジナルファーストプレス(たぶん)です。セカンドプレスからは左に「スージーQ」の宣伝が入ったジャケになるのです。


メンバーの写真、左からダグクリフォード、ジョンフォガティ、スチェクック、トムフォガティ(トムとジョンは分かりにくいがたぶんそうでしょう)。いつも思うのですがCCRのジャケはダグが必ず目立つ位置にいますなー。


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そしてこれが日本初回盤、まん中に69NEW ROCK SERIESという宣伝が入って台無しにしております(汗)東芝音工のデザイナーは本当に理解に苦しむセンスです、せめて右下くらいに入れとけっつーの。


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USセカンドプレスからは上の盤と同じ赤いFncludes SUZIE Qのマークが入ります。



全体の色合いは日本盤のほうがイイですが、これは経年変化でしょうかねー。
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裏ジャケです、オリジナルはたぶんバンドの歴史などが描いてあると思う。
ぱっと見、3人しか写っていないようですが、下の方にダグがいます(笑)これが目を凝らしてみないと分からなくて幽霊的でもあってけっこう怖い。

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日本盤は思いっきり解説になっています。 解説は桜井ユタカさん。

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一般的にCCRはカントリー、スワンプ路線で3分間で終わる分かりやすいメロディーでヒット連発したバンド。のイメージが強いですが、この1968年作のファーストではそんなイメージは全くなく、ブリティシュスタイルのブルースバンド風のイメージです。
もし、ジョンの天才的ヒットメーカーの才能が開花(すでにしていたかも知れませんが)が無かったら、このバンドは歴史に埋もれていたかも知れません。そのくらいここではヒットには無縁なブルースが多いのです(スージーQはヒットしてますが)しかも時代はまだヒッピー、サイケブームの時代です。
68年と言えばザバンドが「Music From Big Pink」を発表した年です。CCRのメンバーもこの作品を聞いて自分達もアメリカのルーツでもあるスワンプ、カントリー路線に進んでいったのかもしれませんね。

曲順です

A面
-1 I Put A Spell On You
-2 The Working Man
-3 Suzie Q
B面
-1 Ninety-Nine And A Half
-2 Get Down Woman
-3 Porterville
-4 Gloomy
-5 Walk On The Water


A-1いきなりの弩ブルース、トムのサイドギターが結構不気味感を出し、ベースがグイグイ引っ張る、そしてジョンのあの迫力の声と泥臭いリードギター。その後のCCRでは見られなくなる激しいブルースでカッコいいです。ニーナシモンなんかも取り上げています。

-2 ジョンのオリジナル曲、ここではギターの音が本当にアンプから出ているように聞こえる、オリジは凄い音です。ボーカルも日本盤にくらべてオリジは迫力が全然違います。ギターのテクはオーソドックスなものでヘタウマ的か(笑)まぁボーカルとりながらなんで、しゃーないかな。

-3 1957年のヒット曲のカバー、アメリカでは有名なスタンダードです。全米11位まであがる大ヒットです。ここでもオリジは全然だれることなく単調な曲を一気に8分半の熱い演奏で突っ走ります。

B-1 ウィルソンピケットのナンバー、上手く白人っぽくアレンジしています。

-2 日本盤の解説ではシカゴブルース的、と書いてありますがイントロからしてモロにそんな感じです。セカンド以降こんなブルースはやっていないと思います。でもカッコいい。ピアノも入っていて雰囲気は抜群。ここから残りの曲はジョンのオリジナル。

-3 CCR以前のゴリヴォックス時代の再演。いまいち今後にも繋がらないような曲で、なぜ再演したのか?

-4 「スプーンフル」を意識したようなナンバー。テープの逆回転など使っていますがそれほど効果は上がっていないかな、でも後半の展開は面白い。

-5 少しだけ今後のCCRっぽところもあるけど、やはりブルース的なナンバー。
  




レーベルです。
ファンタジーのオリジナル カタログNo8382マトは両面ともHと記されていてます。 そしてマスターテープ番号はF-2695 2696と刻まれている。

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これが日本初盤、ここの送り溝にF-2695 2696と機会打してある。これはファンタジーの原盤を使った。という事だろう。でも音はいまいち。


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実はこのデビュー盤は日本盤で聞いていた時はそれほど好きではなかったのですが、オリジナルを聞いて考えが変わりました。この泥臭くて、ブルース色が強いバタ臭いギターフレーズ。これもCCRの魅力と考えると後年のヒット連発したアルバムの中に入っているワンパターンギターリフも凄く魅力的に思えてきます。




購入レコ屋   SORC(新しいレコードシステムを導入しましたので、是非
            行って聞いてみてください)

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購入金額    2800円

参考文献    レココレCCR特集。





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by naruru-kato | 2018-05-12 18:47 | CCR | Comments(6)
Commented by rollingwest at 2018-05-13 10:12
CCRは小生が洋楽に夢中になり始めた1970年当時に快進撃を続けていたロックバンドでした。最初に彼らの聴いたヒット曲は、「トラベリンバンド」や、「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」、「スィートヒッチハイカー」、激しいアップテンポ曲だったので最初はハードなロックンロールバンドとばかり思っていました。しかし今や彼らのスタンダードナンバーとなっている「雨を見たかい」(Have You Ever Seen The Rain)やカントリー色が溢れる「サムデイ・ネバー・カムズ」等を聴くと、一体このバンドは何が主流なのだろうと見極めができなかった時期も・・。デビュー当時は、「スージーQ」に代表されるようにコテコテのホワイトブルースバンドでしたが、1969年にはシングルカット「プラウドメアリー」が全米2位を記録していきなりの大ブレイクを果たすと、ブルース色は一気に薄れ、カントリー、ロカビリー風のシンプル&ストレートなロック(ザ・バンドの影響を受けた)へと一挙に変貌を遂げていきました感がありますね。いかにも米国南部を思わせるワイルドでカントリーっぽい特徴が印象的ですが、実は彼らの出身地はカリフォルニアだったと知りビックリでした。
Commented by 240_8 at 2018-05-13 13:07
名古屋は朝から雨ですね~。足が自転車しかない単身赴任者には、結構ツライですね。
CCR、かなり大好きなバンドです。ただこのデビューアルバムは、どうしても長尺演奏もあったりして、敬遠しちゃってます。この後、徐々に3分ロックに変貌していくのですが、やっぱりそっちの方が大好きですね。でもこちらも聞き返してみようかな・・・。
Commented by naruru-kato at 2018-05-13 18:26
>rollingwest様
そーなんですよねー、彼らはバークリレィ出身ですよね。アメリカ南部へのあこがれがボーンオンザバイユーなどを作ったのだと思います。リアルタイムで聞いたいた訳ではないので当時日本でどのくらいのヒットしたバンドかは分かりません。今回ファーストを見直して新たにいろんな発見がありました。
Commented by naruru-kato at 2018-05-13 18:32
>240_8様
この雨の中、今シーズン最後のマラソン大会に出ました(涙)
実は僕も同意見でこのデビュー盤は好きではなかったのですがオリジナルの音を聞くと長尺曲が凄くカッコよくて(笑)
なんかハマっちゃいました。
Commented by カマニャン at 2018-05-14 20:23 x
私的CCRベスト5
1. Willy And The Poor Boys (1969)
2. Cosmo's Factory (1970)
3. Green River (1969)
4. Bayou Country (1969)
5. Creedence Clearwater Revival (1968)
私も1枚目だけがUS盤で、後は昔買った東芝の国内盤です。買い換えればいいんだろうけど、正直めんどくさい(笑)
Commented by naruru-kato at 2018-05-14 20:45
> カマニャンさん
いつもありがとうございます、僕も1位は同じです、ちなみに後ろから2番目はペンデュラム、ワーストはマルディグラ。たぶんこれは同じかもですね(笑)
僕も血眼になってオリジ探す、と言うより偶然見つかって買える値段(二千円くらい)なら買う。というスタンスでしょうね。

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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