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アナログレコード巡礼の旅

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Orleans その2      OrleansⅡ  

春にふさわしいと思います、オーリアンズのいわくつきのセカンドアルバムです。
何故、いわくつきか?というとセカンドをアルバムを完成させたのに発売元のABCはこれを拒否したのです。(または発売する予定でプレスしたが集荷直前に停止になった)しかしその音源が各国に流れ先にヨーロッパで、そして日本でも発売されます。

ABCでその後レコードまたはCDで出したのか、どうかは未確認ですが、その後バンドはアサイラムに移籍、Dance With Me の大ヒットを飛ばしますが、このセカンドにもDance With Meが収録されていて、もしかしたら当初、本国でセカンドが予定通り発売されていたのならABCもぼろ儲け出来たかもですね。


Orleans その2      OrleansⅡ  _d0335744_23005508.jpg


僕が所有しているポーランド盤のジャケです、何も語ることはありません。
超手抜き、ファーストアルバムのジャケのバックの模様を替えただけです、そこにⅡと書かれています。


表面がピカピカに加工されているジャケ、その代わりヨーロッパ盤ですのでペラペラのジャケです。



裏ジャケに至っては、ファーストアルバムのゲイトフォールドの内ジャケの半分のページの写真をそのまま使用、空欄にセカンドの曲目、クレジットなど書いてあるのです。


Orleans その2      OrleansⅡ  _d0335744_23015392.jpg



こーいうのを「やっつけ仕事」と言うのですねー。もしかしたらポーランドではファーストがまだ出ていなった事も考えられます。
ちなみに、前回のオーリアンズの記事はこちらです。

日本盤のジャケは当初のオリジナルで作られていてタイトルもDance With Meです。


Orleans その2      OrleansⅡ  _d0335744_07205832.png


ジャケについてはもうこれ以上語ることもないのですが、サウンドは極上です。
これが本当にウッドストック~NYのバンドなのか?ウエストコーストっぽさが半端無いです。もともとバンド名はニューオリンズのオリンズをそのまま使いオーリアンズとしていますがニューオリンズっぽさは全く感じません、リトルフィートのがよッぽどそれっぽい。

デビュー盤よりもファンクっぽさが消えてすでに西海岸の音を目指している感じもします。ジョンホールのカッティングギターも前作ほどではない。
それゆえにアサイラム移籍なのでしょうか?


ちなみに日本でのデビューからセカンドまでは「オルリンズ」と表記されていました。一番らしい発音は「オーリーンズ」だそうですが日本ではやはり「オーリアンズ」ですね。


曲目です
A面

-1 Let's Have A Good Time
-2 Dance With Me

-3 Wake Up
-4 Let There Be Music

-5 The Last Song
B面

-1 Sweet Johanna

-2 Sunset

-3 Money

-4 The Breakdown

A-1 いきなりウエストコースト風のコーラス、完全にまいってしまいます。

-2 サードアルバムでも2曲面に入っているヒット曲。オーリアンズと言えばやはりこの曲。アレンジはサードもこのバージョンもさほど違いが無く、どちらがいいかはもう個人の趣味ですが、僕はこちらのバージョンの方がアコが強調されていて好きです。

-3 ご機嫌なナンバー。この曲はだいぶ以前からやっていた気がします1970年作

-4 なんかイーグルスのようなロックンロール、途中のツインリードもなんとなくそれっぽい、カッコいいです。

-5 しっとりと歌われるロッカバラード風、素敵です。

B-1 ジョンホールの奥さんの事を歌った歌でしょうねー。ここで今回初めて硬質のテレキャスターサウンドが聞けてご機嫌です。

-2 ドラムのウェルスの曲で、本人が歌っています。キーボードも本人、肝心のドラムはジョンホール(笑)

-3 今度はラリー作でボーカルも本人。

-4 最後は最後にカッティングギターが炸裂、ファーストアルバムの延長のような曲でこれこそ本来のオーリアンズかな。まさに「ホワイトトップ&ブラックボトム」ファーストギターソロはジョン。セカンドソロはラリーです。8分近くを一気に駆け抜けます。メチャカッコいい曲で終わります。

B-2,3以外のボーカルはジョンホール、曲はジョン&ジョアンナホールの共作。

レーベルです。ABCのポーランド盤。カタログNoは5CO62-96627。マトはさっぱり分かりません(汗

Orleans その2      OrleansⅡ  _d0335744_23004041.jpg

この後アサイラムではさらにウエストコーストっぽい音楽になっていくオーリアンズですが、僕はこのセカンドが一番好きです。抜群のコーラスワーク、硬質なギター。そのどちらも聞けて心地いいのです。


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    忘れました(たぶん2000円以内)

参考文献    Wikk








by naruru-kato | 2018-04-09 07:01 | Orleans | Comments(4)
Commented by rollingwest at 2018-04-13 06:29
オーリアンズは小生が大・大・大好きなアーティストです!1970年代洋楽の雰囲気をタップリ持ち合わせ美しいコーラス・ハーモニーで最高ですね!代表曲「ダンス・ウィズミー」「スティル・ザ・ワン」「友よ再び」「I Never Wanted to Love You」に魅了され続けました。ジョンホールのギターとラリーホッペンの明るいコーラスが映えるウエストコーストサウンド!煌びやかさで何度聞いても清々しく心が躍る名曲があふれかえっています。ジョンホールが米国下院議員となり米国防総省の軍事顧問になり栄光の転身をしていたことにはビックリしました。
Commented by naruru-kato at 2018-04-14 09:21
> rollingwest様
イーグルスには無い硬質なエッジのカッテイングギターが当初の魅力でしたがアサイラムに移籍してまさにウエストコースト風のバンドになりヒット連発でしたねー。日本でももっと人気が出れば良かったのに、なぜか知っている人も少ないバンドでした。

ジョンホールって凄いですよねー政治家になってしまうなんて(汗


Commented by daliowner at 2019-03-23 16:37 x
Orleans 最高ですね。
ステージで本領発揮するプロ中のプロ。John Hallもさることながら、Larry Hoppenの才能がこれまた素晴らしい!
90年台はじめと思われますが、横浜のマイカル本牧で見たステージが忘れられません。
それにしても「オーリアンズ」って一体誰が最初に呼んだんだろう?どう見ても「オーリンズ」だけど...
Commented by naruru-kato at 2019-03-23 19:17
> daliowner様
コメントありがとうございます。
ギターといい、コーラスといい、素晴らしいアンサンブルのバンドですね。

日本でコンサートやっていたのですねー。知りませんでした、それを見たとは何とも羨ましい限りです。ジョンホールはいたのでしょうか?

英語での発音はオーリアンズ+オーリンズ+オルリンズ÷3という感じなのでしょうか(笑)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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