アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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The Band その4   The Band

久しぶりのザバンドのネタです、ようやく探してもらっていたセカンドアルバムのオリジナルが手に入りました(もちろん高いお金出せば簡単に手に入るのですが僕の出せる予算は思いのほか低いのです)

別名「ブラウンアルバム」とも呼ばれ、あの歴史的名盤である「ミュージックフロムビッグピンク」(以下ピンク)の次に出されたセカンドアルバム。

当初、デビュー盤のピンクを出した後に普通のアーティストであればお披露目ツアー等をやるのが常套ですが、ザバンドはマネージャーのアルバートグロスマンの方針で一切ツアーに出ずに次のアルバムの作成に取り掛かったのです。(ウッドストックとかには出演)

ロビーがこの間にさらに曲作りに励み、このセカンドも素晴らしい曲ばかりに仕上がりました。一般的にザバンドの最高傑作と言われています。(自分的には愛聴盤は断然ピンクですが)

木を打ち倒すようなサウンド、または土の香りがするサウンドと形容されるあまりにも(いろんな意味で)有名なジャケ。


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少しエンボスがかった上品な紙質。昔持っていたUS再発盤はたしかツルツルの紙質だったような覚えがあります。



本当にこれがロックバンドのジャケなのだろうか(笑)。とてもまだ20代とは思えぬ髭面の人たち。写真はエリオットランディー、デザインはおなじみボブカトーさんです。一応左からリチャードマニエル、レボンヘルム、リックダンコ、ガースハドソン、ロビーロバートソン。(この頃までリチャードは髭が無いです)


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さらに裏ジャケ、どこぞの売れてないカントリーグループ、のような写真。

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メンバークレジットにプロデューサーのジョンサイモンも楽器で参加していることが判ります。


ゲイトフォールドの内ジャケです。

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各メンバーの写真をちりばめております。確か日本初盤はピンク同様にスリーブジャケであったと思われます。


さて内容ですが、相変わらず地味です(爆)しかしこのアルバムからライブで定番になる曲が4曲も生まれ、さらにそれ以外も目立たないけど素晴らしい。といった感じの楽曲がひしめき飽きない内容です。そしてファーストではこのバンドは一体何人が歌っているのか判らないような感じでしたが今回はしっかりと3人が各曲でリードボーカルを分けているのが良く分かります。(特にピンクの最初のTears of Rageは誰のボーカルか全く謎だった)

レコーディングはカリフォルニアのサミーデイビスJrの邸宅を借り切って行われています。


曲順です
A面
-1 Across the Great Divide
-2 Rag Mama Rag
-3 The Night They Drove Old Dixie Down
-4 When You Awake
-5 Up on Cripple Creek
-6 Whispering Pines
B面
-1 Jemima Surrender
-2 Rockin' Chair
-3 Look Out Cleveland
-4 Jawbone
-5 The Unfaithful Servant
-6 King Harvest (Has Surely Come)

A-1 今回もリチャードが歌うあまりにも無防備なこの曲が1曲目、イントロのさりげないロビーのテレキャスターの音がパキパキしていていいんです。オブリガードぎみに入る簡素なギターもイカしてます。ただギターソロという代物ではなく、あくまでさりげなく。

-2 ここから2曲はもうレボン以外のボーカルは考えられないです、ラグタイム風のピアノも最高。

-3 そして南北戦争の事を歌ったこの曲。レボンの真骨頂です。ただし僕は後半のライブで演奏されるイントロにホーンセクションが入るバージョンが完全型だと思っています。ザバンドの楽曲の中でも間違いなくBest5に入ります。サビのコーラスの裏声はリックかな。

-4 曲はリチャード&ロビーなのだが歌うのはなぜかリックダンコ(笑)。ここら辺がこのバンドの良く分からん所です。まぁ二人で作ったのはイイが、どーもKeyが合わんかったんでリックに歌わせよう。こんなところかな(笑)。その選択が正解だったのかイイ雰囲気の曲です。

-5 この後ライブでのオープニングに起用されることになるこの曲、スタジオバージョンではおとなしい感じです、ガースのキーボード(クラビネット?)が面白い効果を上げています。ラストワルツのライブでは短縮版で演奏されていると思います。

-6 最後を飾るのはリチャード渾身のバラード、アルバム毎に1曲はこーいうバラ-ドが必ず入るのですが、この人の裏と表のどちらともいえないスレスレの声は本当にしんみりときますね。

B-1 A面に比べていささか地味なB面、レボンの歌で始まります。サビの部分はハモというより二人リード(得意の全員主旋)。

-2 なんか日本の四畳半フォークが真似してるようなイントロ(かぐや姫係)が泣かせます。この曲は誰が歌ってるのか非常に判りづらいぶんリチャードがメイン、サビでリックと思うんだけど。

-3 得意のロックンロール、久しぶりにロビーのギターが前面に出てきます(といっても弾き倒す、という感じではなく、さりげない感じ)リードボーカルはリックかな

-4 いかにもリチャードが歌ってるという感じ、あまり全体に変な曲です(笑)

-5 いかにもザバンド風のロッカバラード、ボーカルはリック。B面では際立っています。エンディングでようやくロビーの泣きのギター(ただしアコ)がここで炸裂。渋いの一言。

-6 リチャードが歌う最後の曲、ライブではロビーが弾きまくりますね。定番の定番となる曲で幕を閉じます。


レーベルです、キャピトルのグリーン(またはライムグリーン)のオリジナル。


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カタログ番号はSTAO-132 マトは両面とも2、 RLの刻印があります。



久しぶりに聴きましたが、やはり地味な印象は変わりません。まぁもともとザバンドは派手なバンドではないから仕方ないですが、やはりB面の印象は薄いです。

この盤の再発のレッドレーベルは良く見かけますがこのオリジナルのグリーンはなかなか見かけなくてヤフオクでも出ると必ず5~8千円くらいの落札になりますので
今回非常に安く買えたのがラッキーでした。これでようやくザバンドのすべての(ラストワルツは除く)オリジナルアルバムがUS(一部UKもあり)オリジナルで揃いました。


購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額   1800円



 
 







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by naruru-kato | 2017-11-25 20:54 | The Band | Comments(2)
Commented by rollingwest at 2017-11-30 21:17
「ザ・バンド」のドラマー兼ウ゛ォーカル「レウ゛ォン・ヘルム」が亡くなりもう5年が経つんですね~!バンドといえばやはり彼らの代表曲「ザ・ウェイト」(1970年名画イージーライダーの挿入曲)が頭に思い浮かびます。カントリー・ゴスペル・R&Bの様々な音楽ジャンルが渾然一体となった豊かな響きを醸し出す米国南部の泥臭い雰囲気はとてもカナダ出身のバンドとは思えず「米国そのもの」って感じです。レウ゛ォンは4枚ソロアルバムを出し、死の直前まで精力的に後進アーティストの育成活動に携わり、正にアメリカン・ロックの良心であり続けましたね。
Commented by naruru-kato at 2017-12-01 07:43
rollingwest 様
ザバンド唯一のアメリカ人であるレヴォン。彼の歌は本当にアメリカそのものでしたねー。
そしてドラム位置のカッコよさ。ステージ正面に見て右斜め45度の位置で叩くカッコよさ
あれは本当に感動的でありました。
もう、こんな歌えて叩けるドラマー出てこないですよねー

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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