アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Eric Clapton その4 There's One In Every Crowd

エリッククラプトン(以下EC)の長年にわたる沢山のソロアルバムの中では、たぶん人気の無さではベスト5に入るであろう(笑)ソロ3作目の There's One In Every Crowd です。邦題は「安息の地を求めて」

しかし、僕はこのアルバムがかなり好きで、というよりソロのECの中では一番好きかも知れない。

このアルバムは1970年代のECの枯れた歌中心で、ギターはこれと言って凄く弾いているわけではないのです、461オーシャンブルーバードで「あれ?」と思わせといてさらにダメ押しで「なんやーこのアルバム」となった人は多いのではないでしょうか?それが証拠にRCOはギターを弾かないクラプトンに危機感を感じこの次に(ブルース色が非常に濃い)ライブの「EC was Here」を急遽出したのです(実際はセカンドギタリストのジョージテリーの株があがったアルバムでもあります)。


UKオリジナルのジャケです。ECはけっこう犬好きなんだなー。


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なぜかUS盤も持っています、ジャケ的にはほとんど変わりませんが、音の方は断然UK盤の方が出ています。


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左US盤  右UKオリジナル。色合いが若干違います。UK盤は相変わらずのペラペラスリーブ。




このアルバムはジャマイカで録音され、大ヒットした前作の「アイシャッドシェリフ」のレゲエのリズムをさらにレイドバックされたようなユルーい感じの仕上げになっています。バックメンバーは前作とほぼ同じです、コーラスのマーシーレビィが加わったくらいでしょうか。
演奏はリラックスした中にもこの頃の最先端(笑)であるレゲエのリズムを多く取り入れさらアメリカの土着的なレイドバックした演奏でスリリングなギターソロなど全くないアルバムです。
僕はそこがイイのですけど(笑)



ECが描いた良く分からん絵が描かれた付属品、US盤ではこのままインナーバックになっています。



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裏はクレジットです。



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US盤はそのまんまアルバムスリーブになっています。



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メンバーはECの他にギター、ジョージテリー。ベースはカールレイドル、ドラムス、ジミーオールディカー、キーボード、ディクシムス。イボンヌエリマンとマーシーレビーのボーカルです。

ジャケの写真です。


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あまりにも有名になったギブソンのエキスプローラの後ろがカットされたモデル。
これはECが手にした時ボディーの後ろ側がダメージを受けていてギターショップが切ってしまったという曰くつきなギター。第一回目の日本公演で披露され「あっ」と言わせたギターです。しかしこのカットされたエキスプローラはバランスが非常に悪くてヘッドがついつい下がり気味になり非常に弾きにくいのです。

なぜ判るかというと、実は僕はこのモデルのグレコのコピーモデルを持っていたからわかるのです(爆)あまりに弾きにくいのですぐに売ってしまいました。




A面
-1 We've Been Told
-2 Swing Low, Sweet Chariot
-3 Little Rachel
-4 Don't Blame Me
-5 The Sky Is Crying
B面
-1 Singin' the Blues
-2 Better Make It Through Today
-3 Pretty Blue Eyes
-4 High
-5 Opposites

A-1 いきなりアコのイントロ、これ凄く好きなんですよねー、ドブロのスライドギターのソロ
   をはさんでマーシーレビーとイボンヌエリマンとのデュエット。クリーム時代が好きな人
   はもう面くらっちゃいますよー。トラディショナルな黒人霊歌です。

-2 これもトラディショナル、もう思いっきりレゲエです。確かシングルカットされたと思いま
  す。これもゆるーいコーラスがイイです。真昼間にビール飲みながら聴きたい。
  コーラスのマーシーが途中でリードボーカルも取ります。ギターソロもスライドでゆるーく
  流れます。

-3 これはブルースのカバーかな?しかしレゲエ調、 もうこの辺でギタリストクラプトンの好   
  きな人はブチ切れっですわな(笑)。

-4 ECとジョージテリーの作品ですが、これも思いっきりレゲエのリズム。

-5 ようやくエルモアジェイムスのカバーであるこの曲、この後ライブでもよくやっています。

B-1 マーレイマクラーレンの曲です、やはりこれもレゲエっぽい。ここで少しギター弾きまくり
  が出てきます(笑)

-2 これは問題の曲です、以前の461オーシャンブルーバードの時に書きましたがUS再発盤の
  461の2曲目になぜか入っているのです(本来はギブミーストリングスなのです)
  USのRCOはよほどこの曲が好きなんでしょうねー
  という僕もこの曲が大好きです。っーかこのアルバムで一番好きです!バックのディクシム
  スのオルガンが最高です。ギターソロもかっこよくて最高!

-3 アコで始まるオープニングと同じような曲、このアコはやはりマーチンD28かな?
枯れたECのボーカルの真骨頂が聴けます。最後のアコのリードギターもイイです。
  これはどちらが弾いているのだろう?

-4 これもまたしてもアコのイントロ、レイドバックしたナンバー。 

-5 最後飾るにはあまりにも無防備なこのレイドバックされた曲。本当にこれでお終りか?と
  疑いたくなるような作品ではあるのですが。最後までアコのリードです。


レーベルです。


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UK RCOの赤ベコマーク。カタログNOは2479 132 A//1 V420 03 1 6 6 B面は最後が1 1 1
良く分かりませんけど(汗)




この後、初めて日本に来日し、先ほどのライブを出し劇的ギターソロなぞお構いなしにやらなくなったECはさらについに念願のディラン、ザバンドと共演アルバムのNo Reason to Cryを出しさらに土着化しますが、その後スローハンドで少し盛りかえしたりして1970台を乗り切きるのです。その後80年代はお洒落路線に身を投じ僕は嫌いになっていくのです。


まぁその辺は「それはお前の勝手だろうが」という事ですけど。


購入レコ屋
UK盤   ナカシマレコード
購入金額  1200円

US盤   ヤフオク  faceレコード
購入金額   500円程












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by naruru-kato | 2017-11-12 17:35 | Eric Clapton | Comments(4)
Commented by rollingwest at 2017-11-15 22:12
クラプトンは80年代でさらにメジャーになりましたが、小生にとってはやはり三大ギタリストと称賛されていた頃のレイラやバングラディシュコンサートなどの70年代から脱しきれないんですよ。大人のAORのクラプトン、洗練され過ぎて何か違うんですよ~
Commented by naruru-kato at 2017-11-16 05:40
>rollingwest 様
コメントありがとうございます。
やはり僕と同世代。70年代のクラプトン好きでしたか(笑) クラプトンのファンってあまりにも長い間一線で活躍してるので各年代ごとに好き嫌いが分かれると思います。現在は全く新譜聴いてないのでどんな音楽か知りませんがやはり最新のECが好きな人もいるのでしょうね。80年代は何度もライブ見に行きましたがいまいちが多かったなー(笑)
Commented by 240_8 at 2017-11-18 07:39
おはようございます。
本作、クラプトンの中では地味なアルバムですよね。ジャケはよく知っているのですが、なぜか中身が思い出せない。というか聴いたことがないのかもしれません(苦笑)。
恐らくリラックスムード満点の、クラプトンのスローハンド的なギターワークは期待出来ないアルバムですね…。でもこのテのクラプトン、結構好きなので、今度チェックしてみます。
Commented by naruru-kato at 2017-11-18 21:25
> 240_8様
こんばんは、コメントありがとうございます。
中身は非常に薄い(笑)アルバムでしょうか?

本国でもベスト20くらいしか行ってないと思います。

リアルタイムでは僕も全くイイと思いませんでした、まさに「なんじゃこりゃ」って感じだったと思います。

でも、今聞くと凄くイイのです、変われば変わるもんです。

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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