アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Steelydanその1   Aja

今月はマイナーなSSW特集、としておきながら3回目で挫折(笑)しました。

どうせ自分のブログだし、好きな事をやればいいのでしょうけど、あまりにマイナーな人ばかり取り上げると誰も閲覧しなくなる。という事態を想像してしまいまして(笑)。でもまだ取り上げたいマイナーSSWが沢山いますので、こまめに出していくつもりです。

ということで、最近はかなり旬(笑)のスティーリーダンです。
ウォルターベッカーが逝ってしまい、ドナルドフェイゲンのコンサートも急遽中止。いろんな方々のブログでも最近は取り上げれれています。

オリジナルアルバムの中古相場も若干上がっているような気がします。っーかこのバンドの中古(日本盤含む)盤ってあんまりレコ屋で見かけないんです、やはりこのバンドが好きな人はレコードは売らないのですかねー。


僕がリアルタイムで知ったのは「リキの電話番号」が日本のラジオからかかってきた時からです。洋楽ベスト10的な番組でもかなり上位にランクインしていました。その後日本盤のAja「彩」を購入、その後「ガウチョ」「ベスト」フェイゲンのソロ、再活動後のスティーリーダンなどは常に購入して追いかけていましたが、知らないうちにLP、CDはすべて無くなり(売却したと思う)1枚も無い状態でした。

レコードを最収集しだして「そろそろスティーリーダンもオリジで買い直すか」と思っていた矢先、ベッカーの訃報を知ったのです、「いかん、すぐにでもオリジですべて集めなくては」しかしオリジは7~9千円くらいの相場、とても手が出せません。その時運よくセカンドプレスのこのアルバムが出ていて英世1枚ちょいで落札できたのです。




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あまりにも有名な山口小夜子のこのジャケ、オリジはツルツルのピカピカなんです、たぶん再発では黒い艶消しに変わっていると思います。

この写真を撮った藤井秀樹さん(この人も世界で認められた写真家だそうです)凄いです。赤と黒と白のみの色使い。そして山口小夜子の圧倒的な存在感。スティーリーダンの二人がこのモデルを使おう。としたのか、デザイナーなのかは知りませんが、まさにAjaのイメージです。この後日本独自のベスト盤にも山口さんのもっと凄い写真が使われました。



ちなみに調べましたが、山口小夜子さんはもう亡くなっていて、生涯独身で死後3日経って発見された孤独死、だったのです。世界でベスト6のトップモデルにもなった人の悲しい最後です。



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裏ジャケも同じイメージです、曲名のみクレジット。


ところで、この頃のスティーリーダンはメンバーは二人だけ(前作から)で後は数多いスタジオミュージシャンによって膨大な時間をかけて作られています。もうほとんど二人の音楽実験ラボ。という感じです。という事でこのAjaはキャリア中で最高傑作とされています。僕も同意します。


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ゲイトフォールドの内ジャケ、二人の写真と解説(かな?)あとABCレコードの社長の文章も載っていますね。

関係ないですけど日本再発はスリーブジャケです、完璧に舐めていると思います。



スティーリーダンの音楽について、沢山の人が語ってますので僕が多くは語りませんが、1970年代にあってはやはり異質であった。と思わざるえません。または時代を先取りしていた、ということでしょうね。特にこのAjaはAOR時代の中にあってその頃のバンドサウンドとはこーいうもんだ!というサウンドを作りあげていると思います。もちろんグラミー取っています。超簡単に一言でこのバンドを表しとしたら「ジャズとロックの融合」などと表記されている文を良く見かけますが(特にヤフオクなど)僕はそんなに簡単なもんじゃないと思います、「ではどーなんだ」と突っ込まれても文章に困りますけど(笑)



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歌詞カードとクレジット。非常に多くの腕利きミュージシャンが参加。特にドラムは全7曲に対し6人も参加しています、ドラム好きにはたまらんアルバムです。ドラム中心に聞いていくと非常に面白いですよ。


ざっと有名どころをあげると、ギターはラリーカールトン、リーリトナー、ジェイグレイドン。ベースはほぼチャクレイニー、ドラムスはスティーブガッド、バーナードパーディ、リックマロッタ、ジムケルトナー等。ホーンアレンジはトムスコットによる鉄壁のアレンジコーラスに元メンバーでドゥービーに入り大出世したマイケルマクドナルドなどです。



曲順です
A
-1 Black Cow
-2 Aja
-3 Deacon Blues

B
-1 Peg
-2 Home at Last
-3 I Got The News
-4 Josei


-1 印象的なベースラインから幕を開けます、フェイゲンのボーカルとギターがシンクロし 
  て素晴らしい効果を上げています。しかし当初はボーカルに自身が無いと発言していた
  フェイゲンですが、自分のボーカルに合わせて音楽を作って行ったらこうなった的な、
  そんな一曲目です、後半はエレピのソロ、お洒落です。
  しかしなぜタイトル曲の「黒い牛」がこんなにお洒落な曲になるのだ?と調べてみたら
  これは「ルートビアにアイス」を乗っけたソフトドリンクの名前で、歌詞は男と女の別 
  れについて歌っていて、苦甘いブラックカウと彼女の事をかけてます。

-2 タイトル曲です。今突然知りましたがサザンオールスターズが「彩~Aja~」という曲
  をやっているのですねー。聴いてみたい。
  Ajaは女性の名前でしょう。たぶんアジア系、そのモデルには山口さんがピッタリであっ
  た。という事なんでしょうね。
  この曲に関しては、もうスティーブガッドの独り舞台としか言いようがないです。後半             
  ウェインショーターとの二大怪獣大決戦ともいえるバトル。これはアドリブなのか綿密
  に計算されたドラムソロなのか?非常に気になります。

-3 非常に分かりにくい歌詞、サックス奏者を目指す若者の事を歌っています。
  自分は敗者であってアメリカで一般的に勝者と呼ばれる事の多い揶揄のたとえで、アラ     
  バマ大学の「クリムゾンダイド」に対しえ自分の事は「ディーコンブルース」と呼んで
  くれ、みたいな歌詞です。ここでも後半にサックスソロが入りますがここでもドラムは
  バーナードパティです。

B面

-1 Pegとは女性の名前です、この曲でギターのジェイグレイドンが有名になりました、この
  後デビットフォスターと組んでエアプレイというバンドを組みます。
  日本では「麗しのペグ」という名前でシングルになっています。コーラスはマイケル。

-2 リアルタイムでこの曲も良くラジオでかかっていた覚えがあります。もしかしたら日本
  でのセカンドシングルだったかもしれません。

-3 なんとなく変な拍子の曲です、ドラムがカッコいいです。でもピアノも変だし(笑)
  後半のギターはリーリトナーか?カッコいい。

-4 一番目立たない曲です(笑)  なんかあまり印象に残らないのですよ、ドラムはジムケ
  ルトナー。このバンドにジムは合わないんではないだろうか?
  そんなことで印象に残らないのか?


レーベルです。

AA品番の1006盤  初回はAB規格ですのでこの盤はセカンドプレスだと思います。


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久しぶりにAjaを数回通して聴いてみました。感想は「こりゃアルバム制作に時間かかるのは当然だわなー」という一言に尽きる(笑)そんなアルバムでした。当然極上のサウンドであります。



ウォルターベッカーがいなくなっても全然スティーリーダンという物体は存続すると思うのですが、(Nightflyもほとんどスティーリーダンと思って聴いてましたから)フェイゲンも完璧主義者ですのでアルバムひとつ造るのに何年もかかってしまいます。
もうこの先はあまり期待できないですので、過去のアルバムをオリジナルで揃える苦労をこれからしていかなくてはなりません。


購入レコ屋  Eraレコード (ヤフオク)


購入金額   1600円
  




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by naruru-kato | 2017-09-23 12:51 | Steelydan | Comments(4)
Commented by 240_8 at 2017-09-25 23:16
こんばんは。
マイナーなSSWのご紹介でも全然OKです(笑)。
それにしても本作、やっぱりスゴイアルバムですよね。私はドラムをやっていたので、初めて「Aja」を聴いたとき、スティーヴ・ガッドの凄いドラムを聴いて驚愕してしまった記憶があります。でもドラムでいえば、本作の白眉はバーナード・パーディの「Home At Last」でしょうか。パーディ・シャッフルと呼ばれる強烈なシャッフルが溜まりません。後にTOTOのジェフ・ポーカロも、「ロザーナ」でのビートはパーディ・シャッフルから影響を受けたと語ってます。「Peg」でのマイケル・マクドナルドのコーラスもいいし、魅力が満載ですね。
Commented by naruru-kato at 2017-09-26 08:04
> 240_8様
おはようございます、コメントありがとうございます。
そーでしたか、ドラマーだったのすねー。僕もバンドやっていましたがドラムの事は全く無知で・・・(汗)
以前は全く気にしていませんでしたが、今回初めてドラム中心に聞いていますのでこのアルバム非常に面白いです。歳をとれば聴き方も変わってきますねー
マイナーSSWは月一くらいで出していきます(笑)
Commented by rollingwest at 2017-09-28 21:07
おお!こちらでも名盤エイジアを取り上げておられたのですね!小生も初めてスティーリーダンを聴いたのは「リキの電話番号」でした。FENラジオで毎日聴いていたビンボー学生時代が懐かしいです。エイジアとリキは何となく曲が似ている気がします。
Commented by naruru-kato at 2017-09-29 07:31
> rollingwest 様
おはようございます、やはりみなさん「リキの電話番号」なのですねー。
こちらの名古屋地区ではFENは聴けないので羨ましい限りです。
今、The royal scam 。PRETZEL LOGIC。の中古オリジLP探してますが高くて買えないです(涙)

大好きな1965~76年くらいのアメリカン、ブリティシュロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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