Warren Zevon その1 Same 👌
たぶん彼の最高傑作であるWarren Zevon です。ジャクソンブラウン(以下JB)の強力な推薦がありアサイラムと契約します。
アサイラムと言えば爽やかなウエストコーストのイメージが大きい(僕的にですけど)のですが、ウォーレンジヴォンにそのようなイメージは全くありません。どちらかというとトムウェイツのように現代社会の裏側を斜に構えた視線で歌い上げます。しかしトムの場合はフォークでありジャズの要素も多いのですが、あくまでウォーレンジヴォンの音はロックです。
この後のサードアルバムで一応の成功はしますが、やはり一般的なミュージシャンではなく(僕の音楽好きの仲間でもこの人の話題など皆無でしたから)玄人衆、ミュージシャン達には絶大な人気を誇る。おかげでセールス的にはたいしたことが無かった人です。
2003年にガンで亡くなりましたが、ガンである事、余命いくばくもない事を公表し、最後のアルバムではディランの「天国への階段」を取り上げるなど皮肉とユーモアを忘れない人でした。

「俺はここにいるよ」そんな感じのカバーが凄くイイです。ウォーレンジヴォンの作品では一番カッコいいアルバムカバーであると思っています。
ちなみに僕は良くミュージシャンをJB、リンダ、JD、JTと親しみをこめて簡素化していますがウォーレンジヴォンの場合やはりフルネームだ呼ぶのが一番カッコいい。
(どーでもいい事ですけど)

クレジット主体の裏ジャケですが、これがまた凄さまじい。ウエストコーストの有名人ばっか、プロデューサーはJB本人。
ほとんどの曲でかつての相棒である、ワディーワクテルがギターを弾き、ベースはウエストコーストの重鎮ボブグラブ、サックスにボビーキーズ、そこにデビットリンドレーのスライドが絡みます。ジャクソン人脈ですね。
さらにコーラスはもっと凄い事になっていて、JBは勿論、JDサウザー、イーグルスからはドンヘンリーとグレンフライ。フリートウッドマックからリンジーバッキンガムにステービーニックス、ボニーレイットにローズマリーバトラー。ビーチボーイズのカールウィルソンなど、これが豪華でなくて何と言うのか?というくらいの人選です。

さらに凄いのはアルバムには参加していないリンダがこのアルバムから76~79年にかけて4曲もカバーしているのです。リンダにカバーされればミュージシャン的に成功したのも同然なのですが、(例えばカーラボノフとか)やはり生涯を通してはさほど売れなかったのです。
実際にぱっと聴いただけでは判りずらい歌詞、メロディー、やはり売れるにはロックをそれほど聴かないけど、流行りものだけに敏感なミーハー的な人種に聞いてもらえるか?が重要課題だと思うのですが、ウォーレンジヴォンの音楽はそーいう人たちが聴く音楽とは無縁でしたね。
(実際に学生時代、僕の廻りのユーミンとか達郎聴いて喜んでる人間もカーラボノフは聴いていましたからね。※けっしてカーラをけなしている訳ではないです。僕も好きですから)

歌詞カードも入っています。何を歌っているのか判りません。日本盤も買う必要があるかもね
参考文献から引用すると、毎夜男を買える女たちの歌とか、夜中に騒ぎ散らす男の歌とか、
そんな感じの歌が多いようです。
曲順です
A面
-1 Frank And Jesse James
-2 Mama Couldn't Be Persuaded
-3 Backs Turned Looking Down The Path
-4 Hasten Down The Wind
-5 Poor Poor Pitiful Me
-6 The French Inhaler
B面
-1 Mohammed's Radio
-2 I'll Sleep When I'm Dead
-3 Carmelita
-4 Join Me In L.A.
-5 Desperados Under The Eaves
-1 ピアノのイントロから入るのですがボーカルが入ると「うっー」となります。つまりどういう事か?というとウォーレンジヴォンの声はSSW的ではなくて、なんかハードボイルドなのです。でもメチャカッコいい1曲目です。
-2 若干JBっぽい曲で、コーラスはジャクソンとJD。このアルバムの中では非常に聴きやすいPOPな曲です(ボーカルは除く)(笑)
-3 リンジーがギター、珍しくJBがスライドを弾いています。カッコいいです。
-4 リンダがカバーしています。リンドレーのスライドがたまりません。カントリー的でもある名曲ですね。
-5この曲は僕の友人の女性カントリーシンガー(勿論アマチュア)がレパートリーにしていて、リンダの曲なの。と聴かされていたのでずーとそう思ったいたのですが、まさか、ウォーレンジヴォンが本家だったとは(笑) リンダバージョンでは歌詞をヨコハマと変えています。リンジーのコーラス。声、高過ぎ(笑)
-6 ここではドン&グレンのイーグルスハーモニー。こーなるとやはり曲はウエストコーストの香りです。
B-1 リンジーとニックスのコーラス、がマック的ではあるが曲の感じはJBっぽい。これもリンダがカバーしています、リンドレーのエレクトリックスライドがイイです。リンダのカバーの方も素晴らしいです。
-2 なんとなくリンジーが作るような変なナンバー。
-3 これもリンダがカバー。カリブ海風なナンバーです。妙に声がマッチしています。
-4 なぜかソウルっぽい曲です、ここではコーラスにボニーレイット&ローズマリーバトラーが参加。二人共顔立ちが凄く似てますね(どーでもいい事ですけど)ギターはネッドドヒニーです。ボニーレイットもコーラスだけでなく、違う曲でスライドの参加があれば・・・
-5 なぜか最初のA-1とシンクロしているように感じる。ホテルカリフォルニアと同期しているような西海岸の憂鬱を歌っています。感動的なラストナンバー。
レーベルです、アサイラムのクラウズレーベルWマーク入り。

年代的にいってこれがオリジナルになると思います。カタログNoは7E-1060

ウォーレンジヴォンはロシア系の移民の息子で父親はギャンブルを生業にしていたそうで、ロスに流れてきても、カリフォルニアの青い空が自分には凄く合っているが、かと言ってその青空の下でサーフィンとかやって遊ぶよりカーテンを締めて部屋の中にいる方が合っている。と発言していたようで、そーでもないとウォーレンジヴォンの詩の世界は造られなかったのでしょうね。ひとまずアサイラム時代のアルバムはすべて集めようと思っています。
追記 プロデュースをしたJBはこの後あの名作「プリテンダー」を発表します。このアルバムの自閉的ともいえる世界はウォーレンジヴォンに影響されたのではないだろうか。ラストのDesperados Under The EavesがそのままThe Pretenderにつながっていく様な気がしてならないのです。
購入レコ屋 バナナレコード大須店
購入金額 1000円
参考文献 アサイラムレコードとその時代
協力に推薦します!
というような人ではないのですが(笑)
ただこの人の曲は沢山のミュージシャンが取り上げていますので知っている曲もあるかも?
少しの間マイナーな人たちを取り上げます
理由は自分が今ハマっているからです(爆)
アサイラム人脈が大好きな私でも、ウォーレン・ジヴォンはとっつきにくい方(笑)。聴かず嫌いかもしれません。かなりクセのあるヴォーカルなので…。これも機会があったらチェックしないといけませんね。


