人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アナログレコード巡礼の旅

narurukato.exblog.jp ブログトップ

Lindisfarne その1    Fog On The Tyne

サンディーデニー、フアポートコンベンションときたので今回はフォザリンゲイにしようかなー、それともペンタングルに行こうか。などと考えてましたが、今日は寒い雨の日(11月27日 日曜)なんでせっかくの休みの日にさらに気が重くなりそうな気がしてリンディスファーンのセカンドアルバムにしました(笑)。

絹目のざらざらしたジャケはいかにも英国風な香りです。


Lindisfarne その1    Fog On The Tyne_d0335744_18200500.jpg

Lindisfarne (リンディスファーン)というのはイギリスの北の地方にある小島の名前で、有名な修道院があるそな。または「匹敵するもなが無い、似ているものが無い」という意味もあるそうな。 たぶんその二つを引っかけたのでしょうね。

グループの出身は北東部のニューカッスル、このジャケはその古い街並みなのでしょうか?


Lindisfarne その1    Fog On The Tyne_d0335744_18533252.jpg

ゲイトフォールドの全体画像です。1800年代くらいのニューカッスル。そんなイメージです。

ちなみに英国地図を見ると、ロンドンよりもはるかに北。リパブールを北上。エジンバラの少し南に位置しています。地元ではフェアポート並みの人気を誇っているそうで現在も活動しているのかな?



日本的にいえば、例えば地元、名古屋では圧倒的な人気を誇る。こんな感じなのですかね(笑)




当然、昨年までは全く知らないバンド、特に僕のようなアメリカンロック大好き人間がこの辺を聞く事は今まで全くないのですが、UKフォークのレココレを買ってからこのバンドが気になっていたのです。それはこのバンドがその本でルーラルフォークロックというジャンルで紹介されていたから。つまりこのルーラルとはアメリカのカントリー、スワンプから強い影響を受けたイギリスのバンド。ということで紹介されていたのです。






Lindisfarne その1    Fog On The Tyne_d0335744_18402680.jpg

これによると「一緒に口ずさめる楽しさを味わえる愛すべきバンド」こんな紹介文が載っている。

さっそくSORCさんで聴かしてもらった。
第一印象。「なんちゅー明るく楽しいバンドなんだ」霧のかかったUKフォークとジャケのイメージがあったので腰を抜かすぐらいびっくりしました。

そしてアコーステックの抜けのいい音、最高です。このオリジナル盤はかなり録音がイイと思います。



内ジャケです、アランハルという人の名前だけはなぜか知っていましたが、他のメンバーは知りません。


Lindisfarne その1    Fog On The Tyne_d0335744_18554556.jpg

メンバーのUP写真。風貌はどことなくUKフォークという感じが現れています。



Lindisfarne その1    Fog On The Tyne_d0335744_19083048.jpg
このアルバムは4週にわたり全英の1位になっています、ここからシングルでMeet Me On The Corneも大ヒットしたようです。他のバンドに例えると、どことなくフェイシスのロッドがいない版(Voロニーレイン)の感じに近いかも(笑)

曲順です
A面
-1 Meet Me On The Corner
-2 Alright On The Night
-3 Uncle Sam
-4 Together Forever
-5 January Song
B面
-1 Peter Brophy Don't Care
-2 City Song
-3 Passing Ghosts
-4 Train In G Major
-5 Fog On The Tyne

A-1のイントロのアコの音は最高です、中盤のピアノからコーラスにかけてはまさに中期のビートルズ(というかポール)の影響を感じます。-2、-3もろにフォークロック、-4に至っては完璧にザ・バーズそのもの、「ロデオの恋人」モロですね。
-5で初めてUKフォークっぽい楽曲です、イアンマシューズっぽいヴォーカルがイイです、そんなわけでA面聴いただけでメチャ聴きやすいアルバムである、という判断。ジャケのデザインとはだいぶ雰囲気が違いました。

B面はA-5の続きのように進んでいきます。UKっぽい楽曲です。その後最後までB面は同じ印象でした。

このバンドはアコの抜けの良さと共にハープが重要な位置を占めている気がしますね。特にB面はUKフォークロックというジャンルに見事にあてはまる素晴らしい楽曲がならんでいました。


レーベルです。

Lindisfarne その1    Fog On The Tyne_d0335744_20184759.jpg


オリジナルのカリスマレーベル。カタログ番号はCAS1050です。

ファーストアルバムも聞かせてもらいましたが、アメリカっぽい所はそんなの出ていなくて、少し値段が張るので買えませんでした。サードアルバムは日本盤を購入しましたのでいずれ紹介しますが、リンディスファーンはこの3枚がやはり最高と紹介文にもありました。ひとまずこれで打ち止めかな(笑)




購入レコ屋    SOCK

購入金額     2400円


参考文献     レコードコレクターズ2004年09号
         リンディスファーン Dingly Dellのライナーノーツ





by naruru-kato | 2016-11-27 18:40 | Lindisfarne | Comments(2)
Commented by カマニャン at 2016-11-28 02:20 x
こんばんは。
確かに、リンディスファーンは最初の3枚です。あえて言えば、1枚目>2枚目>3枚目。
その後メンバーが分裂。ジャック・ザ・ラッドの2作目は傑作ですが、リンディスファーン名義の4枚目にはガッカリさせられます。
Commented by naruru-kato at 2016-11-28 07:54
>カマニャン様
いつもコメントありがとうございます。
そーですか、最初の3枚までがいいのですねー
SORCさんでも同じような事を言っていたような・・・

またいろいろ教えてください!

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


by naruru
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31