David Blue その1 Stories
恥ずかしながら、この人は半年前に初めて知りました、SSW関係の本でよく出ているのですがいままで興味がなく、まったくノーマークでした。
このStoriesがブラックホーク99選にも選出されているのを知り、若い頃ボブディランと親しかったそうなのでぜひ聞いてみたかったんですが、なかなか店頭で見ることはなかったのですが、最近よく行くようになった千種区のSORCさんで売っていることをしり初めてでお伺いしたのです。
お店で聴かせてもらいましたが、1曲目からあまりに地味で地味で(汗)8つの物語を低い声で淡々と語りかけるように歌っています。A面聞いた時点で「だめだ、これは」その日はあきらめて違う盤を購入したのですが、ライクーダーがほとんど全曲参加しているし、リタクーリッジもコーラスしているしなぁー
何回も聞けばよくなるかも知れないと思い、後日再度お店に行き思い切って購入しました。
この盤はUKオリジナル盤でマトは1/1の初盤。相変わらずペラペラのジャケです。
カタログNOはSYK9001、SYL品盤はなかなかお目にかかれないそうな。
裏は本人の写真、表は似顔絵なのか?全く似てない気がします(笑)
ひとまずじっくり聞いてみましたが、やはりなじめません、しかし我慢して10回ほど聞いてみると、歌を邪魔しないさりげないライのスライドが妙に心地よく感じてきました。もっと聞くとだんだんブルーの奥深い世界が覗けてくるようにじっくりと深みにはまってきました。
インナーバックは本人の名前通り青い歌詞カードと本人の写真です。
US盤ではDAVID BLUE/STORIESという表題がテープで張ってあるそうですがUK盤では上部に印刷されています。
こうしてアップで写すとかなり怖いイラストです。
曲目です。
A面
-1 Looking for a Friend
-2 Sister Rose
-3 Another One Like Me
-4 House of Changing Faces
B面
-1 Marianne Blue
-2 Fire in the Morning
-3 Come on John 3:42
-4 The Blues (All Night Long)
A-1、B1,2,4が凄くいいんだなぁー
リタクーリッジは最後の曲にかすかに聞こえる程度のコーラスをつけています、「たったそれだけ?」ってな感じですかね(涙)
41歳の若さで亡くなったこの人ですが、最高傑作は本を読むとほぼこのアルバムとなっています。この後イーグルスらとも共演したそうですがそちらの評価はいまいちなようで。
僕的にはエリックアンダーソンのBlue River 的な聞けば聞くほど味わい深くなるスルメのようなアルバムでした。
今後もっと聞きこめばさらに新たな発見があるかも知れませんねー
次回、今年最後のブログは今年の収穫と題し、各レコ屋さんで今年ゲットした会心の1枚を取り上げついでにレコ屋さんの僕的印象を書いてみようと思ってます。