人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アナログレコード巡礼の旅

narurukato.exblog.jp ブログトップ

The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo


アメリカの1960年代のロック名盤の一つに数えられるザバーズの6作目、Sweetheart Of The Rodeo(ロデオの恋人)を取り上げます。このアルバム、ずーと中古レコ屋で探していたのです、CDのレガシーエディションは持っていたのですがジャケの説明文があまりに小さすぎて解らないのでレコードが欲しかったのです。

The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_21355850.jpg


大須のレコ屋で偶然「ウエストコースト大放出祭」なるものをやっていて、どれどれと餌箱をあさっていると「ジーンクラークのホワイトライトはあるは、これはあるは、他にアンタイトル、ロジャーマッギンのソロ、その他いろいろバーズ関係が沢山あり、ひとまずこれ(シュリンク付き)とホワイトライトを購入してきました。

Sweetheart Of The Rodeoは中古で見かけたことはほとんどなく(通販含めて)、見つけたら国内盤だろうが、再発だろうが購入することにしていたのです。



バーズのアルバムでは異色なイラストのジャケです。あとはすべてメンバーの写真が使われていますので(バードマニアも一応顔写真ということで)やはりこのジャケからもこのアルバムだけは違うぞ感が醸し出されますね。




The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_21411594.jpg


これはUSの再発物、360レーベルならベストですが、いつ出会えるかわかないしねー、オレンジ6アイレーベルですので1970年~90年くらいまで使われているのでこの盤はいつ頃のかは全く解りません。


カントリーロックの幕開け、のような形容もされる名盤ですが、はたしてそうなんだろうか?これ以前のバーズはフォークロックを確立しその後さらにサイケデリック、ラーガロックというように進化していたのですが、メンバーが変わったとたんにカントリーになってしまうなんてあり得んと思うのです。


そのメンバーとは、もちろんグランパーソンズ。クリスヒルマンの紹介で入ったらしいのですが、ヒルマンももともとブルーグラスの人だし、パーソンズと結託しロジャーマッギンをだましてナッシュビルに行きこのアルバムを制作したのですね(笑)

The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_21504912.jpg

たぶん、発売当初のバーズファンは戸惑ったでしょうねー。しかも当初はほとんどパーソンズがヴォーカルをとっていたらしいのですが、契約の関係でだいぶ差し替えられロジャーと半々のリードボーカルになっています。さらーっ、と聞くとほとんど同じ人が歌ってるように聞こえるんですけど(汗)


ただ、このアルバム単体で聞くと、やはり素晴らしいアルバムです、カントリーロックと言うよりは、ドカントリーに近い感覚です。お約束のディランのカバーの1曲目の見事な乾いたクラレンスホワイトのテレキャスターの音、幕開けにふさわしい曲です。この後、最後までカントリーロック寄りのカントリーを一気に聴かせてくれます。


The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_21593761.jpg

ジャケの両サイドにたぶんカントリーファッションの説明が書かれていると思いますが、この文がCDでは待ったく読めなくてどうしてもレコードが欲しかったのです。




The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_22214086.jpg



ここには、ネバタタイプとかアーリーウエストコーストタイプ、トロピカルタイプなどカントリースタイルの絵の説明文が載っているようです、そのうち誰かに訳してもらいます(汗)



The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_22010432.jpg



これでは文が小さすぎて何が書いてあるかさっぱりです。


でもこのCDは正規レコードで差し替えられたパーソンズのリードボーカルなんかも入っていて大変貴重なお宝ものになっております。


でもコーやって並べると。



The Byrds その   Sweetheart Of The Rodeo_d0335744_22031393.jpg



やはりレコードが必要なことはおわかりですよね。


グラムパーソンズはわずかに5カ月しか在籍しなくて、ヒルマンを道ずれに脱退しフライング バリット ブラザーズを結成し完璧なまでにカントリーロックのアルバムを作ります。マッギンはクラレンスホワイトを正式にメンバーにし大幅にメンバーを入れ替えカントリーロックをさらに発展させたDr byrds & Mr Hydeそしてウエストコーストロックの金字塔 Untitledを完成させバーズの終焉まで頑張るのですねー。








by naruru-kato | 2015-12-06 21:54 | The Byrds | Comments(0)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


by naruru
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31