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アナログレコード巡礼の旅

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Pretenders その2    Get Close

ガンズローゼスの夏のヨーロッパツアーの日程が出て、オープニングアクト(複数バンドあり)にプリテンダーズが入っていたのを見て、クリッシーハインド姉さん、まだ頑張ってるんやー。と嬉しくなったnaruruです。

第4作目で(たぶん)一番売れたであろう「Get Close」。プリテンダーズのメンバーは前回からすべて入れ替わりました。

発売は1986年、MTV時代。ここから大ヒットも生まれ初期にくらべかなりポップになってます。

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トレードマークのテレキャスター、色はメタリック系か? そして姉さんの顔がカッコいい。まさにロック姉貴。

裏ジャケはバンドメンバー、本当にプリテンダーズはメンバーがよく変わります(死んで変わった人もいますが)

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新メンバー。奥からドラムスのBlair Cunningham(読み方わからん)ベースのTM Stevens。ギターのRobbie Mclntoshです。

インナースリーブは歌詞とかクレジット。

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しかし、このドラムの人、あまりに小さすぎやしないか?

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たぶん身長、140cmもないのでは?  別に上手ければいいのですけど。 ベースのTM Stevensの髪型も凄すぎる。


この作品はドラムスがその他に、マイケルジョーダン、以前のドラマー(この後また復帰)のマーティンチェンバース、そしてサイモンフィリップスなどが叩いていて、予想では最終的にこのバックになったが、それ以前はいろんなミュージシャンを試していたのではないだろうか?


Impression
先にも書いたようにMTVの波に乗り映像も十分に楽しめる作品です。プリテンダーズの最高傑作に上げてもいいと思います。
なにより、聞きやすく、初めてクリッシー聴く人には大推薦したいアルバムです。
姉さんは、この時期、キンクスのレイディビスと離婚して、ジムカーと再婚し子供も産んでいくぶん音楽も柔らかくなった感があります。

My Favorito Songs
My Baby
抜けのいいアコのイントロが俄然カッコいい。自分の子供のことを歌ったナンバーでしょう。シングルにもなっています。

When I Change My Life
非常に穏やかな楽曲。ファースト、セカンドの頃にはこんな歌は無かった。やっぱ子供産むと違うのでしょう。歌詞の内容は知りませんけど(汗

Don't Get Me Wrong
もうプリテンダーズといったらこの曲。仕事で車乗ってるときはいつもFM愛知聴いてますが、この曲月一でかならずかかります。運転も軽やかになります。

Hymn to Her
じっくり歌い上げ系バンバー。本当にこーいう曲って今までなかったような気がする。

Room Full of Mirrors
最後はジミヘンのカバー。緊迫感あふれるスリリングなナンバー。めちゃカッコいい。


Label
US盤 Sireというレーベル、カタログNo1-25488 マトはA、MasterDiscの刻印あります。


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今月は初出で元祖パンク。さらに初出の普通のパンク(笑)、ニューウェイブ系を取り上げるつもりです。



元祖の中にはUKの大物バンドも入っております。 




# by naruru-kato | 2023-06-03 22:00 | Pretenders | Comments(8)

今年の収穫2023年  大阪レコ屋回り

少し前に日帰り出張があり、約3年ぶりに大阪に行ってきました。

大阪は仕事上大切なクライアントさんの本社があるのですが、毎年の新年の挨拶はここ2~3年はコロナ禍で「来なくてよい」とお達しありで行けなくて。
(くっそー 挨拶なんかすぐに済ませてレコ屋行くのに・・・泣)。

今回は新商品の視察がメインでしたが、半日で視察終わらせ、目指すは初めて行く心斎橋、車は吹田あたりのコインパに入れ私服に着替え、電車、徒歩でのレコ屋回りです。

尚、店内写真は許可いただいております。

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まず、最初に一番行きたかったスワンプが強そうな「Redbone Records」さんへ。汗だくでたどり着くと店内は真っ暗。定休日でした Σ( ̄ロ ̄lll) ガーン。 いきなり出鼻くじかれた。

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気を取り直し「Hanky Panky」さんに向かう。ここで大阪レコマップもらい、ジョニーウィンターを1枚抜く。


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なかなか、ストライクゾーンのお店で値段も手ごろ、ウハウハでしたが、その他は持っているのもが多く1枚のみ。


その後、有名どころ数件徘徊するも、全く収穫無し。



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ここのビルの2階はレコ屋の巣窟、すべてのレコ屋廻るも、残念ながら僕の欲しいレコ達はいなかった(泣)


次に四ツ橋筋を渡り少し西へ、以前ヤフオクで一回買ったことがある「Waxpend Records」さんへ。


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ここは、凄かった。欲しいものばっか、ただし予算的に手が出ない物ばっか(爆)  でも、せっかく来たのだ。何とか買える範囲でブツを探してたら、新入荷でローラニーロ発見。

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このタイトル、持っていますが、レイトプレスのPC品番。ここでKC品番を見つけたので買い替えです。


さらに2件ほど収穫無しでそろそろ疲れてきた頃、このお店の看板に目が留まり。


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壊れそうなビルでしたが、恐る恐る入って見ると、そこはsoul専門店の「Isandla Records」さん。ビルは取り壊し予定で来月には退却するとのこと。ロックの餌箱はわずか50枚程。


ここでニールヤングの「After The Gold Rush」のWマーク無し、リプリーズオリジナル、マトは(RE-1 RE-2)のセカンドプレスが2.000円で発掘。
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「これ値段間違ってません?」と伺うと「いゃーロック全く分かんないんで」との返事。

普通ならこの金額の3倍はするだろう。RE-1のファーストプレスなら6~7倍は間違いない。この値段はレイトのWマークありの値段です。


ひとまず同じマト持っていますが、連れて来て間違いなく損はない。転売してもいいし(笑)


その後、家で既存のレコと確認したらジャケが2ndバージョンのピアノ表記が違うやつだったので、まぁ持っててもいいか。

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上が今まで持っていた初版の裏ジャケクレジット(通称Nils Lofgranジャケ)、下が今回仕入れた2版のジャケです。
音は勿論同じ。ジャケの色具合が若干違っていて、2版の方がオリジっぽい気がする。 



ここまでで約2時間半。飲まず食わずで休憩もなくひたすら漁り、大いなる期待を持って地下鉄でキタに向かう。



梅田では老舗の「Music In」さんがお店閉めていて(事前に知っていましたが)寂しかった。あの膨大なレコ達はどこに行ったのであろう?


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たしか、ここのビルの2階。タコの上だったと思います。


その後2軒回るも収穫なく、やはり最後の締めは「Disk Union 大阪」まぁ名古屋で行きまくってますが、やっぱここは見ておかないと。

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名古屋のユニオンより出迎え壁レコは僕の趣味のが多い(爆)



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ここで、探していた「Dylan&Dead」のライブを発見。あと、オールマンのRSD仕様のライブも抜く。やはりユニオンは何かあります。



3時間半でこれだけのレコ屋回りました。


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レコ屋周りは体力と気力、目利き、根気、そして一番重要なことは運(まさに運・・・これに尽きる)


僕はギャンブル運は全くないですが(パチンコ、競馬、宝くじ類、スーパーなんかでのガラガラ、果てはビンゴでも当たったためしがない)間違いなく守護神にレコード神がついていると思ってますので、今回もなかなかの収穫でした。



今回は時間の都合で難波には行けませんでしたが、次回は心斎橋~難波を走破したいです。



追記  先週の日曜日に地元のハー〇オフでこれ抜いてきました。

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リンゴのUKオリジナル、マトは1U 3Uのファーストプレス。ここでは以前、同じくジャンクコーナーからジュディシル抜いた経験ありです。


間違いなく、この店にはレコード神が居ます。鳥居を建てて欲しい(笑)


# by naruru-kato | 2023-05-31 15:03 | ★ 今年の収穫 | Comments(18)

Delaney & Bonnie 最終回   To Bonnie from Delaney

前回のデイブメイスンの関係からデラニー&ボニー(以下、デラボニ)に来ました。

フレンズ(勿論デラボニのバックバンド)のメンバーでもあったメイスンは「On Tuur with Eric Clapton」でもクラプトンと共にクレジットにしっかり載ってますから。

そのライブから次のアルバムである「To Bonnie from Delaney」。邦題は「デラニーよりボニーへ」まぁそのままです(笑)発売は1970年。全米58位とそこそこの中ヒットです。

フレンズの面々がリオンと共にジョーコッカー&マッドドッグスに引き抜かれ居なくなってしまい、まさに「庇を貸して母屋を取られる」状態になったデラボニは新たなメンバーでこの4作目の録音に挑みました。

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これ、かなりカッコいいジャケだと思うのです。こーやって見るとボニーってめちゃスリムですね、しかし、顔以外はタイプではないなー(オイッ)

ところで、昨日このジャケを写メしてたら「ハッ」となりました。これジャニスのパールそっくりやん。

前回同様、意味ないけど並べて見ました(爆)

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同じ感じのバックの生地、同じような構図。パールがデラボニより1年後に出ましたので、ジャニスがパクったのでしょうか?知らんけど。

ジャケの大きさもコロンビアよりアトコの方が多少大きい。

裏ジャケです。

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これも同じフォトセッションからの写真。さらにクレジット関係

ゲイトフォールド開けると

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これまた同じフォトセッション、安くあげてます。せめて服くらい変えて写真撮ってほしかったぞよ(爆)


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ゲストはあのディアンオールマン、ボビーウィットロック、ジムゴードン。さらにはリトルリチャード、キングカーティス。プレスリーのバンドからロンタッド、ジェリーシェフ達です。

録音はニューヨークとマイアミのクライテリアスタジオ。ディアンは両方で参加、アコでスライド弾いたり、オールマン風のボトルネック聴かせてくれます。

Impression
スワンプロックの生みの親ともいえるジエリーウィックスラーがバックにつき、プロデュースもトムダウトにした作品で、スワンプロックのある意味、完成形であると思ってます。しかもディアンのスライドが鳴り響き、客演でリトルリチャードまでピアノ弾いてる。デラボニの起死回生の一発ではないでしょうか?

My Favorito Songs
Hard Luck and Troubles
オープニングからホーンも加わりスワンプ色全開。最後にがらっと全く違う曲をくっつけ思わぬ展開になります。

God Only Knows I Love You
アコベースのこれまたスワンプ色が強い曲。なんかディブメイスンが作りそうな感じです。

Medley (Come On In My Kitchen ~ Mama He Treats Your Daughter Mean ~ Goin Down The Road Feelin Bad)
ロバジョンから始まるブルースのメドレー、アコでディアンがずっーとリゾネイター弾いてます。

The Love of My Man
Å面最後はボニーの唄、デラボニ作のゴスペル風ブルース。これホーンがオーティス風でカッコいい。A面は捨て曲なしです。

Soul Shake
デラボニの二人のユニゾン&ハモ、凄い迫力。そこにディアンのスライド、文句なしのカッコよさ。

Living On The Open Road
ロックンロールですが、ここでディアン爆発、オールマン風スライドも出てきて思わずニヤリとなります。

基本的に全曲素晴らしくて捨て曲一切なし、見事です。

Label
アトランテック傘下のアトコの黄色レーベル、オリジナルです。カタログNoはSD-33-341。マトは両面Cでした。

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なんか、アトコの黄色って音がイイんですよねー。


実はスタックスから出たファーストソロの以前のシンドックス時代の寄せ集め的な作品も出ています。


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ここには、最初期のデラボニの録音も3曲入っていますが、あとはデラニーがジェッキーデシャノンの為に作った歌のデモとか、寄せ集め的なアルバムで、デラニーはインタビューで「出してほしくはなかったので裁判で争ったが負けてしまった」と語ってます。

一応持ってますが、記事にする内容でもないです。


今回の作品の後にコロンビアに移り、これまた寄せ集め的な作品も出てますが、ありそうでなかなかオリジナルに出会えないので、今回でひとまずデラボニは最終回です。


他にも初出が今後も沢山続く予定なので、最終回が3回続いてしまいました。



追記 

先週、大阪に出張があり、ついでに(自分的にはこちらがメイン・・・笑)レコ屋回ってきました。いつもの梅田と初めて回った心斎橋周辺です。という事で「番外編大阪レコ屋回り」を今月末に書く予定してます。







# by naruru-kato | 2023-05-27 16:46 | ● Delaney & Bonnie | Comments(8)

Dave Mason 最終回   Certified Live

なんと、7年ぶりにデイヴメイスンです。5月10日が彼の誕生日(今年77歳)なんでタイムリーかと。


実はこのアルバム、日本盤で持っていたのですが、なんか面白くなくてずっと以前に売却したのですが、少し前に中古で買った「月刊ステレオ誌」のライブ盤特集に(勿論レコード)見事に選ばれていて「優秀録音」の部類に入っていることを知りました。

それならば買いなおして再度聴いてみよう。と思っていたのです。

この作品は結構安く、しかもどこのレコ屋でもワンコインくらいで餌箱に入っていますが、「一度売った盤だ(たぶん100円で)、ワンコインでも高い」と思っていて躊躇していました。

半年ほど前にDUでUSオリジナルが380円で出ていたのですが、「それでも高い、100円になるまで待つか」と待っていたら、やっぱ誰も買う人いなくて、とうとう先週100円レコのコーナーに(メイスンも落ちたものよのう・・笑)

レジのバイトの女の子に「はい100円」と渡して連れてきました(爆)

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非常に何かと似てるジャケ。そーです1976年同じ年に出たピーターフランプトンの「Come's Alive」とほぼ同じ構図。

ピーターは1月6日に発売されてるので、たぶんメイスンのが後発だと思う(デイヴメイスンってWikiで出てこんのですわ)

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意味ないけど並べてみました、縦使い、ギターの持ち方、タイトルの白文字、などほぼ同じ。そして二人とも個性的なギター。


ピーターは爆発ヒットしましたから二番煎じでパクった感アリアリです。しかしながらルックスはピーターには到底かないません。が、現在のお二人はそれほど変わらん(爆)


ところで、メイスンのはどのくらい売れたのだろう?  さっぱり資料出てきませんでした。
日本盤も頻繁にレコ屋で見かけるから、まぁまぁ売れたような気もします。


インナーはバックバンドの写真、これはかなりの好待遇ですね。
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一応、キーボードがマイクファニガン、この人はソロでも出してます、かなり声がイイです。
ドラムスがリックジャガー。ギター、ジムクリューガー。ベースはジェラルドジョンソン(みんなよく知らん)


ゲイトフォールド広げると、コンサート最後の挨拶風景。メイスンけっこうデイブです (-_-;)。
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やっぱこの体系ではねー。ピーターはこの時26歳、メイスン30歳ですから、比べるのはやはり無理があります。
ステージ上には12弦オベーション、右にストラトのヘッドが確認できます。



クレジットの下には、このアルバムはオーバーダブしていません。という言葉が入っています

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ライブをありのままに録音して、そのまま出した。という事です。後からスタジオで修正してるアーティスト多いですからねー。

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ステレオ誌の写真、ライブアットリーガル、ライブアットリーズ、アットフィルモアなどお歴々の名盤とともに載ってる。




Impression
くどいですが、ピーターと同じような曲構成になってる、つまりA面はヒット曲、B面はアコ、バラード系、C、Dは長尺曲含むロック大会。
特にA、B面が素晴らしく、2枚組にすることもなかったのでは?と思わせる充実ぶり。B面のアコースティックセットはアンプラグドの先駆けのようで、オベーションの抜けのいい音が気持ちいいです。

My Favorito Songs
Feelin' Alight
メイソンのオープニングにはこれしかない名曲でスタート。実際のライブもそうだと思う。

All Along the Watchtower
勿論ディランのカバーですが、ジミヘンを意識しているような。かなりカッコいいアレンジ。

Take It The Limit
なんで、イーグルスやるの?しかも(この時点で)1年前に出たばっかの曲。でもこれもかなりイイアレンジです。いろいろな方のブログ見ましたが、本家よりメイスンのがイイ。という人もかなりおられます、僕はやっぱランディーの方がイイのだけれども。
ファニガンが対旋律でコーラスしてるとこが渋い。

Only You Know And I Know
スワンプ代表曲となったメイスンのオリジナル曲。デラボニもライブでやってます。

Gimme Some Lovin'
トラフィック時代の盟友スティーブウィンウッドが歌うスペンサーデイビスグループの代表曲、というかロックの代表。
長尺曲ですが、「最後にこれやられてもなー」というのがあるにはある。

Label
コロンビアオリジナルの6アイ。カタログNoはPG-34174。マトはオール1です。

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メイスンはブルーサム時代に「Headkeeper」というアルバムでB面のみライブという半端なアルバムを出してます。
LAのトルバドールでのライブです、その後さらに(たぶん)同じ日の音源で「Dave Mason Is Alive」というのも出していて被ってる曲は全く同じ演奏です。

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たぶん契約の都合で勝手にレーベルから出されたのでは?。かなり法的に争っていましたから。


メイソンはイギリス人でいち早くスワンプ路線を確立し、その後アメリカナイズされた第一号アーティストです。
しかし、この人の生きざまはクラプトンのようには上手く立ち回れなくて、損してる感じがしますが、それも含めてデイヴメイソンの魅力なのかな?


このライブ以前のコロンビアから出てるアルバムも凄くいいのです。しかし、レコ屋で結構安価で見かけますが、買うまでには至ってません。

どーも食指が動かない。という事でメイソンは今回で終了にします。








# by naruru-kato | 2023-05-20 11:29 | ● Dave Mason | Comments(17)

Crazy Horse 最終回      Crazy Moon

クレイジーホースの4作目であり、最高傑作(だと思う)のクレイジームーンです。

1st~3rdでなかなかメンバーが固定しなかったのですが、ここでギターにフランク(ポンチョ)サンペドロが加入しスリーピースバンドになり、ニールヤングのバックバンドとしてもスリムになり、このメンバーで長く続くのです。

このアルバムがなかなかオリジナルと出会う事がなかったのですが、イギリスのDust Bugというレコード会社が出した再発リシュー180g盤が、DUでシールドで売っていたので迷うことなく購入。

発表は1978年、この3年前にニールのZUMAで共演してその流れの中で作られたと思いますが、内容は、ほぼZUMAの延長線上のような音で、殆どニールの作品聴いているような錯覚をします、つまり、ボーカルだけ違う(笑)という感じなのです。
しかもニール本人が5曲ギターを弾いていプロデュースもしています。もう、たまりません。


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荒馬のジャケ。 まぁ別にどうという事はないですが、リアルすぎる絵がキモイ(爆)
雲がタイトルになっています。


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裏ジャケは、メンバーの写真ですが、どれが、誰なのか?さっぱりわかりません。まぁいーんですけど。


歌詞カードです、オリジナルに従っています。

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ここではコード譜も記載されていて親切。メンバーはラルフモリーナ(ボーカル、ドラムス)ビリータルボット(ベース)そしてギターのポンチョです。ゲストはニールの他に、ベンキース、なぜかジェイグレイドンが1曲ギターで参加してます。

非常に興味深いのですが、この3人、みんな曲が作れて、歌も歌います。全体に平等に作品を入れています。
3人編成で全員歌えて、曲作れるバンドって他に思いつかない。スゲー。

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当然、4人編成でもそんなバンドそうそういない、CSN&Yは構成上バンドとは少し違うし。(例えばビートルズはやっぱ3人のソングライターでしょう)

まぁ二人組ならそこそこいるだろうけど。クレイジーホースって凄いバンドなのかも(笑)



この再発だけの特典でラルフの手記(だと思う)的な文章もあります。

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なんとなく、バンドの歴史的なことが書かれていると思う。


Impression
なんといってもニールの宇宙空間をさまようような哀愁ギターソロがまんべんなく聴けるところが素晴らしいですが、クレイジーホースの面々の声もかなりイイです。特にラルフの声がいい、ドラマーにしておくの勿体ないな。

前2作でカントリーロック(しかも3流風)に流されますが、やっぱクレイジーホースはロックンロール、ロッカバラードなところがよいです。

My Favorito Songs
She's Hot
クレイジーホースのシンプルなロックンロール、ニールのギターもバックでずっと流れてます。いかにもニール&クレイジーホースだけどボーカルは違う。という感じ。

Going Down Again
イントロからニールのあのギターが、ZUMAでの名演「Cortes the Killer」のギターとほぼ同じ、感動します。しかもラルフの声よすぎる、全体の流れはニールの曲といってもいいですけど(汗

End of Line
これもラルフの曲です。「あんたドンヘンリーか?」というと言いすぎかな?。ジェイのギターもボリューム奏法が素晴らしいです。

Downhill
ポンチョの作で歌も彼。ここでもニールの「Cortes the Killer」ギターが炸裂。しかし、なんでニールの弾くギターってこんなにすぐに解るのだろう?。「ニールヤングの音作成しますエフェクター」でもあるのだろうか(爆)ポンチョの声も音程が安定しないところがニールっぽい。


Label
オリジナルはRCAですが、再発は荒馬マーク。 ブルーワックスです。

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クレイジーホースのアルバムはセカンドの「Loose」サードの 「 At Crooked Lake」もあるのですが、文章にするべき素材そものが無くて。と言うことで、今回で終了にしますが、5枚目の「Left for Dead」がイイ評価なので出会えれば再度記事にするかも、です。

そーいえば、ニール&クレイジーホースの最新作「The Barn」と一つ前の「Colorado」はレコード買いましたが自分的にイマイチで、この前売ってしまいました。

未発表曲集の「Toast」はすこぶる良かったですけどね。













# by naruru-kato | 2023-05-13 14:56 | ● Crazy Horse | Comments(10)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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