アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Bob Neuwirth その1       Same

今月のマイナーSSWはボブニューワースです、誰じゃそれ!という前にひとまずマイナーSSWの自分的定義を書きます。
SSWを大きく5つのジャンルに分類します。
① 超メジャー系  名前くらいは誰でも知ってると思われるビッグアーティスト。  ディラン、ニールヤング、くらいか?(来日すればTVのワイドショウで取り上げられるレベル 笑 )

② メジャー王道系 音楽聴いている人なら大抵は知ってるアーティスト。    ジェームステイラー、キャロルキング、ジョニミッチェル、ジャクソンブラウンあたり。

③ 普通系     すこしSSW意識している人が行き着くあたり。         JDサウザー、ローラニーロ、カーリーサイモン、トムウエイツ、あたりかな。

④ マイナー系 普通に聞いていれば出会わないであろう系。ただし特集などでSSW裏ベスト50なんていう企画があれば、大抵紹介されるアーティスト。 今回のマイナー系はおもにここの辺りのアーティストを取り上げています。

⑤ 超マイナーカルト系  まず名前は聞いたことがない。中古レコ屋の店主くらいしか知らないアーティスト。よくお勧めしますと言われ試しに聞いてみると、大抵、全然良くないモノが多い(汗。  したがって僕も買わないのでこの辺の人の記事はありません。

さて本題の、ボブニューワースです、この人はボブディランの側近中の側近と呼ばれ、古くから行動を共にしていた人です(マネージャーもやっていた)しかも、ディランにマリファナ教えたのもこのニューワースらしいのです(笑)
幻のフォーク歌手という形容もあるようです。

1974年の遅咲きのデビューです。ディランのローリングサンダーレビューのビデオでもアコ弾いてるのがわかります。日本で言えば長年RCサクセションのボーヤを勤め遅くにデビューした三宅信治あたりがダブります。


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アサイラムからのデビュー盤です。ディランもこの頃アサイラムと契約していますのでその流れで、だとは思うのですが。
ジャケ的には特にどうということはありません、後ろに写る影は本人の影ではなく、別人物ですが後ろ向きに撮られているだけで、そのコンセプトはイマイチよくわかりません。

このアルバムが凄いのは参加メンバーなのです。もうアサイラムの人脈では収まらない、豊満になっていたアサイラムの金脈に任せてそこいら中の有名どころを連れてきた感があるのです。以前のロッドテイラーのアサイラムデビュー盤もそうでしたが、それ以上の豪華メンバーなのです。

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裏ジャケの豪華クレジット。総勢30人以上のゲスト、その中でも主だったところをあげると、
ジェフバクスター、リタ&プリシアクーリッジ、キャスエリオット、ドニーフリッツ、リッチーフューレイ、クリスヒルマン、ブッカーT、ベンキース、イアンマシューズ(?)ジェリーマギー、ジェフマルダー、ティモシーシュミットなどなど、西海岸、東海岸、イギリスなどなんの隔たりもなく集められているのです。ただし誰がどの曲で客演しているかは不明。

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アルバムの内容は、純粋なフォーク歌手ではなく、ブルース、R&R、カントリー系のSSWという感じですが、声がビターで(ロッドテイラーとおなじように)どことなくスワンプ系でもあるのです。自作の他はあのドニーフリッツ(ゲストでも参加)。マレイマクロクラン、
クリストファーソン、ボニーチャールズらの曲をとりあげ、そしてあのジャニスが歌って有名になったメルセデスベンツもジャニスと共作でここで取り上げられているのです。なぜここまでデビューが遅くなったのか?凄く不思議です。

曲順です。
A面
-1 Rock & Roll Time
-2 Kiss Money
-3 Just Because I'm Here
-4 Honey Red
-5 Hero
B面
-1 Legend In My Time
-2 Rock & Roll Rider
-3 We Had It All
-4 Country Livin
-5 Cowboys & Indians
-6 Mercedes-Benz

A-1 ニューワース、クリストファーソン、ロジャーマッギンの共作ナンバーでロックンロールです。まぁオープニングっぽい?曲です。

-2 カントリーロック的なナンバー。ジーンクラーク辺りが歌うとさらにイイ感じになるのかな?ベンキースっぽいスチールがいいんです。ロードソングっぽいところもベターです。

-3 切ない感じのバラード、昼間部のギターソロが凄くイイです。ジェリーマギーじゃないかな?最後のリタ&プリシアと思われる分厚いコーラスがスワンプ風味を醸し出してます。  

-4 マレイマクロクランの曲です。いかにもマレイっぽいご機嫌なロックンロール。

-5 A面最後はカントリーバラード、ビターボイスが素晴らしい味を出してます。ストリングスの使い方もグッド!

B-1 ドンギブソンの曲です。わずか2分に満たない小作です、カントリーワルツ系。

-2 オープニングとリンクしているようなほぼ続きのような曲。ここでバックコーラスにママキャスの声が聞こえるような気がする。

-3 これがドニーフリッツの曲です、さすがにフリッツの曲だけあってこのアルバムのハイライト的な歌い上げ系。素晴らしい!

-4 これもA-1と同じような曲。っーかほぼ同じ曲に聞こえる。コード進行が全く同じですね(汗

-5 ボビーチャールズの曲です、もぅ完全にボビー節(笑)。

-6 最後はジャニスと共作のこの曲。ジャニスはほぼアカペラでやってましたが、ここではカントリーロック風なアレンジです。


豪華絢爛のゲストですが作品としては可も無く不可でもなく。デビューアルバムとしてはまぁまぁでしょうか?本人作の曲でこれといったガツーンと来るモノがないのが多少残念かな。

レーベルです。アサイラムWマーク無しのオリジナル、7E-1008。マトは不明です。


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この後、存在を忘れた頃の90年台にセカンドを出し、さらにその後2000年台にまた出し、とポツポツとアルバムを出しています。
セカンドも入手しましたがそちらはほぼカントリー系でした。

ずーと細々と活動していたのでしょう、しかしこの作品は豪華ゲストというのが効いて、大概のSSW裏ベスト的な文献にはいつも出てくるのです。

たまにはニューワースのビターボイスが聞きたくなるのですよ。


購入レコ屋   ナカシマレコード


参考文献    アサイラムレコードとその時代



# by naruru-kato | 2019-03-17 09:03 | Bob Neuwirth | Comments(0)

Roxy Music その2   For Your Pleasure     

ブライアンフェリーが絶賛来日中なんですって!。

つい最近フェイスブックの宣伝でいきなり「Love is Drag」のステージ画像が現れ、うぉーとなったのですが、すでに東京公演は終了。大阪公演を残すのみのようです。名古屋は飛ばされています(当然といえば当然か、どーせ名古屋じゃ入らんだろうし)。わずか15秒くらいの画像ですがそのステージは豪華絢爛でめちゃかっこいいのです。

まぁしかし、最近の自分の姿勢は「コンサート行く金があったらレコード買う」という漫画レコスケに出てくるレコスケのライバル、レコ蔵のようになっていますので、名古屋に来ても行かないかもね(汗

ということで、急遽来日記念特集でロキシーなのです。アルバムは1973年発売のセカンドアルバムのFor Your Pleasureです。相変わらず素晴らしいジャケ。ロキシーの美的ジャケ中で一番かっこよくて好きなジャケなのです。
さらに言うと、ロック史上「カッコイイジャケ自分的ベスト20」くらいには入ります。

相変わらずピカピカコーティングされたジャケですが黒いのでハレーション起こして写りが悪いです。


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真っ暗なバックに黒豹?(又は猛犬?)を連れたセクシーな女性はアマンダレアです。あのサルバドールダリの愛人にもなった女性。この時期はブライアンフェリーと付き合っていたらしい、アマンダについていろいろ書くとそれだけで投稿終わってしまいますので、この辺で終わりにします(笑)
漆黒のベースの後ろにロンドン(だと勝手に思ってますが)の夜景が白いシルエットで浮かぶ秀逸なデザイン。コンセプトは勿論フェリー自身です。

裏ジャケは、なぜか笑うフェリー。なんで笑ってんだ?

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両開き全体の構図、表ジャケは深夜に猛獣を連れて散歩する、おっかない貴婦人。しかし裏では笑うフェリー。
つまり、この猛獣は本当は怖くなくて(紐につながれてるし)大丈夫ですよー。というのがコンセプト。(僕が思うに)


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ゲイトフォールドを広げるとこんな感じです、このアルバムもグループ名だけのシンプルなジャケ。前回も書きましたがロキシーのアルバムで(スタジオ作)ジャケにバンドメンバーが写っているものは一枚も存在しません。何枚も作品出しているバンドで、ぱっと考えてもそんなバンドいないのではないだろうか?

その代わり、内ジャケでは思いっきりメンバーの写真。これが時代を感じさせるモロにグラムロックそのまま、という写真です。


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左からブライアンイーノ(当初のMLの記事ではエノと表記されている)フィルマンゼネラ、フェリー、アンディーマッケイ、なぜかギターを弾いてる?ポールトンプソン。イーノ、フェリー、アンディーのギターはなんかよくわからんギターです。フィルのファイャーバードもギブソン史上変なギターだし、唯一ポールだけはレスポールカスタムっぽい?

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アイランド純正の黒いインナースリーブです。

実は、このアルバム。A面とB面でプロデューサーが違っていて全然(という程ではないが)感じが違うのです。
A面はあのクリストーマス、イギリスで数々の名盤を作り(ピンクフロイドの狂気など)有名になった人でサディスティックミカバンドのあの名盤である「黒船」もプロデュースしていて、ついでに加藤和彦の奥さんのミカと不倫し略奪した人です(結婚はしていない)。

B面はジョンアンソニー&ロキシーです。ジョンはジェネシスなどを手がけています。が、こちらの面はよくわかんない。というのが僕の感想。簡単に考えるとプログレ+グラムロック÷2。というところでしょうか?

このアルバムでファーストからのアバンギャルドな路線がひとまず完結します。しかしその張本人のイーノはこのアルバムで脱退。フェリーがイーノ人気を妬み辞めさせた。というのが一般的な意見のようですが。
この時期グラムロックは下火になっていきますが、グラムロックから発展した次のステージにロキシーはこの作品で名乗りを上げます、そしてイギリスの代表的なバンドになっていくのです。ちなみに全英では10位を記録しています。


曲順です
A面
-1 Do The Strand
-2 Beaut Queen
-3 Strictly Confidental
-4 Edition Of You
-5 In Every Dream Home A Herate
B面
-1 The Bogus Man
-2 Gray Lagoons
-3 For Your Pleasure


A-1 ロキシーという有名な映画館に対抗しているストランドという映画館の事を歌った(らしい)オープニング。途中のテープを駆使したようなソロでは難解な感じもするが、ロキシーを代表する曲になります。

-2 ロキシー流バラード。ブライアンフェリーのお得意なパターンですね。

-3 よくわかんないのでレココレから引用
「遺書を用いて女性への独自となりフェリーが常にテーマとする宿命の女(ファム・ファタール)の存在を描いている」との事ですがさらに良くわからん(汗

-4 これもフェリーが歌い上げる後ろイーノのテープ?が効果音を出していてロキシーっぽい?。結構好きな曲です。

-5 ガラガラ蛇ボイス炸裂のフェリー風ロックンロールですが、誌の内容は死姦の事を歌っているようです(汗。ここでもイーノが炸裂します。

B-1  単調なドラムに乗って、ジャズ、プログレ、アバンギャルド、実験ミュージック、などいろんな要素が交わる曲です。キングクリムゾンをポップにした感じ。といえばそんな感じか?  聞けば聞くほど難解な音楽です、よくわかりません。

-2 変拍子をつかった曲、途中のサックスソロからガラッと雰囲気が変わっていきます。AメロBメロサビとかが全く関係無く進んでいきます、やはりこれも良くわかんないけど、飽きない曲です。フェリーのボーカルだけが唯一まともに聞こえます。

-3 タイトル曲を最後に持ってくるのって凄くカッコイイので好きなのですが、テープの逆回転?など使った印象的な曲です。そしてそのまま終わってしまうのです。


とにかく自分のようなアバンギャルド風音楽を理解出来ない者にとって、このB面は本当によくわからないのです。プログレと思ってもそんな感じに聞けないし、困ったことだ(泣


レーベルです。
アイランド、ピンクリムカタログNoはILPS-9232 マトは両面とも1です。ファーストプレスかな?


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よくわからないのはイイとして、とにかくロキシーはジャケがいいので残りのファースト、カントリーライフもオリジで探そうと思ってますが(US ATCOでもいいけど)このセカンドまでは、やはりわかりにくい作品です。このアルバムはどーしてもA面主体で聞いてしまいます。


追記  またまた本文と関係無いですが、いよいよ明日は名古屋マラソンフェスティバル。一般的にウィメンズが有名になりすぎて、いろんな人から「なぜ男のお前がウィメンズに出るのだ?」といわれ、その都度「ついでに男女混合ハーフマラソンもウィメンズがスタートした後に走るのです」という言い訳をいやんなるくらいして疲れ果ててます。事前受付に行ってきましたがやはりウィメンズ主体感満載でした(泣)


購入レコ屋     ヤフオクの個人出店者

参考文献      レコードコレクター1993 4月号

# by naruru-kato | 2019-03-08 18:09 | Roxy Music | Comments(12)

Neil Young その6   Everyboddy Knows This Is Nowhere

本当はマイナー系SSWを用意していたのですが、数日前の朝、嫁が「ニールヤングの曲で簡単にセッションできる曲を教えて」というので、何故だ?と聞いたら「こんどバンドでやる可能性があるから(カントリー系の活動してます)有名な曲がいい」というのでYoutubeでこれはどうだ?じゃこれは?とのやりとりをしているうちに。やっぱ初期のニールはいいよなーと再確認(たぶんいままで1000回以上は再確認してますけど)したので急遽ニール御大に変更しました(笑)

さらにいうと、このセカンドはリプリーズのタンレーベルしか持ってなかったのですが、非常に安価でオリジナルのツートーンを入手したのです。音は特にセカンドプレスでも変わらないような気がしましたが(汗


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結構ニールの作品では好きなジャケです。なにがイイかというと全体のバランスが凄く好きなのです。
大木の寄りかったニールがカッコいい!そして愛犬(だろう)。ニールの横にタイトル。

ちなみに、この作品はニール個人でなくあくまでWith Crazy Horseです。このアルバムから初めてクレジットされたのです。
LAで活躍していたロケッツというバンドから3人を引き抜いてクレイジーホースというバンド名をつけさせこの後この共同体は長い歴史をたどる最初の1枚なのです。(ちなみにロケッツはアルバム1枚出しています)

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ゲイトフォールドを広げるとこんな感じです。さらにイイ感じになりますね。カナダの森の中でのショットでしょうかね?

内ジャケです。右側はジャケの愛犬だろうと思われる犬がど真ん中に、その周りに何故かバッファロー時代の写真がちりばめられています。
ニールのギターはホワイトファルコンでしょうか?

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そして左側はプロデューサーのDavid Briggs、その横にCrazy Horseの荒馬たち。ドラムスのRalph Molina、ベースのBilly Talbot、そしてギターDanny Whittenです。この鉄壁のヘタウマ荒馬武骨バンド(笑)がニールを支えるのです。


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1969年発売で全米39位。まあまあの中ヒットを記録します。ちなみに日本での最初の発売時のタイトルは「いちご白書」です(オロッ)
なんでそんなタイトルだったかというと、あの大ヒットした映画「いちご白書」に挿入歌でここから1曲取り上げられたからなのです。
(しかしいくら何でも「いちご白書」は、ないだろー)
その後の再発からは「ニールヤングWithクレイジーホース」というタイトルに変わります(それなら許す)

しかし、日本初盤の「いちご白書」と書かれた帯付き日本盤が売っていたら、とんでもない値段でしょうな(見たことないけど)。

この、数ヶ月前にファーストを出しますが、そこでは多少散漫な印象が見受けられますが、このセカンドで荒馬に出会い、今後のニールの骨子が形成されている感があると思います。その後のニールの代表作の前触れ(ここでもすでに素晴らしい作品ばかりですが)のようなで多少荒削りな作品ばかりが納められていて、初期のアフターザゴールドラッシュ、ハーベストについで人気のあるアルバムなのです。


曲目です
A面
-1 Cinnamon Girl
-2 Everybody Knows This is Nowhere
-3 Round & Round
-4 Down By The River
B面
-1 The Losing End (When You're On)
-2 Running Dry (Requiem For The Rockets)
-3 Cowgirls In The Sand

A-1 もの凄い印象的(しかも簡単な)コードリフで始まり終始これが流れるナンバー。まさにその後のグランジの帝王的な楽曲です。ニールの代表曲でもあります。たった4人の音数ですが圧倒的な分厚い演奏。ニールとダニーのダブルボーカル。カッコイイ!
ちなみにこの曲は日本のプログレバンドの草分け「四人囃子」が初期の頃、ステージで良くやっていました(ボックスセットに音源が入っていてめちゃビックリしました)

-2 タイトル曲です。カントリーロック的なバッファロー時代を思わせるナンバー。しかしギターの音はハードです、バックのコーラスが全然上手くなくてそこがまた荒馬達のいいところ(笑)。最後はお約束のニールのヘタウマギターソロでフェイドアウト。

-3 A面で一番好きな曲です。アコベースのイントロから3声のボーカル、ニール、ダニー、もう一人Robin Laneという人が歌っているようです。もの凄くリラックス出来ます。常にこの3人の被さる歌が主線になります。もう溶けそうになるくらいです。

-4 アコの後はライクアハリケーンにそのままつながると思われる超怒ヘビー級なこれまたライブでの定番。この曲が「いちご白書」で使われたのです。ビリーのベースが全体を引っ張る、というより唐突に進みます。ここでも相変わらずヘタウマなコーラスが(笑)
しかし、何度も何度も聞くと、ニールヤングにはこのバンドしかないなー、と変に納得してしまいます。その演奏に乗って「一度聞けば絶対にニールヤングのギターとわかる」奏法が炸裂します。ニールのボーカルもリバーブ掛かりまくりで奥深くて最高!


B-1 これもカントリーロック的な曲。アフターザゴールドラッシュの伏線となるような感じ、素敵な曲です。

-2 サブタイトルに「ロケッツの為の鎮魂曲」とありなにやら意味ありげなタイトル。ニールが引き抜き解散させてしまった為に作ったのでしょう、イントロからフィドルの悲しい響きが。このアルバムにおいては異質に聞こえます。歌詞はわかりませんがまさに鎮魂歌です。

-3 さらにまた暗いイントロ、A-4と対をなしている感がある、これまた代表曲になる曲。こちらはサザンマンにつながっていくような。
この後のCSN&Yのライブでも取り上げていますが、アコの暗めの演奏で短めに終わります(しかしその代わりサザンマンでスティルスとのバトルが)。

余談ですが、ザバーズの再結成アルバム(アサイラム)でも取り上げてジーンクラークが歌ってますが、妙に明るい感じのカントリーロック風アレンジで、かなりがっくりきます。(バーズにカウガールやってもらってもなーという感じ)

全てにおいて緊迫感、存在感、スカスカ感?満載で捨て曲一切無し、手抜き無しの名盤だと思います。


レーベルです、W7アーツ印のリプリーズのオリジナル、オレンジ&タンのツートーンです。カタログNoはRS-6349。マトはA面1C、B面1Dです。


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この後、御大はCS&Nと合体し、あの名盤「Deja Vu」を発表。その後アフターザゴールドラッシュにつながりニールヤングブームが来るのですね(ちなみにこのアルバム再発時1971年頃のミュージックライフ誌には、ニールヤングブーム到来か?的な文章があり笑えます)


追記  次こそマイナーなSSWの予定でしたが、なんと、あの有名なイギリスのボーカリストが来週、日本に来る(もう来てる?)事が今朝わかりました。全然知らなかったー(名古屋飛ばされてるもんで)。という事で、その人がリーダーだったバンドの記事にすると思います。


購入レコ屋    ディバインレコード



# by naruru-kato | 2019-03-02 10:10 | Neil Young | Comments(10)

Eric Clapton その5 No Reason To Cry

最近、やたらとクラプトンの記事が閲覧数多くてなんでかなー?と思っていたのですが「そーか映画の影響か」ということに気づきました。「エリッククラプトン 12小節の人生」という映画ですね。しかし見逃しました(汗)でも映画は大きな話題提供になりますね。(といいつつ未だにボヘミアンも見てないし、っーか見る気無いし)

1976年発売の70年台歌モノクラプトン数枚の中でも「聞き所満載、突っ込みどころ満載」という点ではぶっちぎりのトップに立つであると思っているこのアルバム、タイトルは「泣くのに理由なんか要らない」というところでしょうか?
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まず、ジャケがイイです。ザバンドの所有するシャングリラスタジオでのショット。この頃のエリックを象徴するようにジムビーンの瓶とバドワイザーの缶、クラプトンの眼は酔っ払いの感じは出てません、これから飲むのか?。そしてその後ろ姿も鏡に映り(これは狙ってるだろう)。そしてその周りのブルー(再発盤などではほとんど黒になってます)のバックに折れたピック、このピックがエンボス加工されて浮き出ているのです。(再発の黒い方は印刷だけかもしれません、未確認です)。


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70年台のクラプトンのジャケって素晴らしいモノばかりで、スタジオ盤全てが素晴らしいと思っていますが、このアルバムが一番じゃないでしょうか?。この後に続くのは「バックレス」「461」「スローハンド」「安息」という順番ですね。

もちろんライブアルバムの「EC Was Here」は別の意味でぶっちぎりの一位ですが(笑)


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裏ジャケは凝った曲目と、真ん中にサンクスクレジット。

単純に有名人を見てみると、ディラン、ザバンド全員、ロンウッド、ジェシ”エド”ディビス、ビリープレストン、クリスジャガー(ミックの弟?)そして一番の謎はGeoffrey Harrisonという人、もちろんジョージの事だろうと思うけど。そーいえばリックダンコの弟も書いてある。

さらに、この頃すでに鉄壁のアンサンブルになっているクラプトンバンドの面々です。


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インナースリーブです、ここではいろんなスナップフォトが使われています。

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真ん中の集合写真。左からクラプトンバンドの面々にロニー、なぜかリチャードマニュエルがど真ん中に鎮座(爆) それにしてもマーシーレビー(左から2番目)はかわいいっす。まだこの頃18~19歳くらいのはずです!
(実はクラプトン3回目の日本公演を名古屋市公会堂の2階で見たのですが、ここの2階席はステージの真横まで張り出していて、マーシーを真上横から見ていたのです、めちゃかわいかったんですよ)


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得意のどーでもいい事でした。

さらに反対側のスリーブ、なぜかCourtesy Forの項目はロニーとディラン、ザバンドの3人(ロビー、リチャード、リック)のみになっています

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前作と同じバックで作られたこのアルバム。当初はビレッジレコーダーでスタジオセッションが開始され、シャングリラがオープンするとそのまま乗り込みます。ザバンドの本拠地で本当にザバンドのメンバーになったかのようにスタジオワークは進んだのでしょう。

そしてシャングリラの庭でテント生活をしていた(らしい)ディランも加わり、酒と音楽の一大セッションが繰り広げられたのでしょうね。ただしこのアルバムでのクラプトンは本当にギター弾いていません。歌に徹しているようでそーでもない(後で説明します)なんか良くわからん作品ですが、そのサウンドはもうほとんどザバンドそのものといっても過言ではありませんね。ということになればやはりこのアルバムは自分的には一番好きになってしまうのです。


曲順です
A面
-1 Beautiful Thing
-2 Carnival
-3 Sign Language
-4 Country Jail Blues
-5 All Out Pastime
B面
-1 Hello Old Friend
-2 Double Trouble
-3 Innocent Times
-4 Hungry
-5 Black Summer Rain

A-1 いきなりレイドバックした感じのイントロ、なぜかザバンドのファーストの1曲目、Tears Of Rageとリンクしているようにも聞こえる、あまりにもザバンド的な無防備な曲で幕開け。ちなみにマニュエル&ダンコ作なので、当たり前と言えば当たり前か(笑)。
コーラスではマーシーとイボンヌのダルな感じがいいのです。ギターソロも多少ありますがスライド主体。このあとのこのアルバムを象徴するようです。

-2 オイッというかけ声から始まる70年台クラプトンの良くあるパターンの曲です。クラプトンの声と掛け合うようにここでも二人のレディーが大幅にフューチャー。なんか凄いギターソロが出てきそうで全く出てこない曲(汗

-3 ディランの曲を貰い、さらにはデュエットしています。が二人とも全く合っていない(笑)大体ディランとデュエットなんてまともなモノは出来ないのです、(ジョニーキャッシュとやった北国の少女のように)でもそこが味があっていいんです。そしてここでは前編にロビーロバートソンのチキンピッキングギターが後ろでずーと鳴っています。もうほとんどザバンドやん、最高です。
ちなみにこのセッションでディランは「セブンディズ」という曲も持ってきていたが、ロニーにあげるのです。

-4 ブルースのカバー曲、シカゴブルースの人のようです、ここでもスライドギター&リゾネイターの音が聞けます。エレクトリックスライドがジョージテリーのように思うのですが?

-5 クラプトンとリックダンコの曲、サビの部分など聞くと、これほとんどダンコじゃないのか?と思うようなダンコ節(炭坑節とちゃうよ)。この曲リックのボーカルで聞きたかったなー。

B-1 クラプトン作のこの頃のよくあるパターンの曲です。このアルバムを代表する曲でもあります。

-2 オーティスラッシュのブルースカバー。ここでようやく本気のブルースギターが炸裂。いくら歌モノでも1曲くらいはこのくらいのギターソロやっておかないとファンもレコード会社も納得しないでしょうからねー。エグいソロばかり出てきます。

-3 問題の曲、マーシーとの共作ですが、歌はほぼ全面で彼女が歌います。かわりにギターソロでっていう感じも全くないし(汗
こんな大サービスするとは、マーシーとクラプトンの間にはなにか・・・いや思うまい。クラプトンにはパティがいるのだろうから、いやでもやっぱり・・・(爆)バックでは相変わらずリゾネイターが鳴ってます。

-4 一応クラプトンが最初のボーカルを取りますが、すぐにイボンヌとマーシーのダブルボーカル。そして、ここでもエレクトリックスライドが。曲の3/4は二人の女性ボーカル、ここまで来るとこのアルバムは一体誰のアルバムなのであろうか?という感じになってきます。

-5 この後のオシャレ路線バラード(ワンダフルトゥナイウトのような)の元祖のような曲です。クラプトン裏バラードベスト10くらいには入るであろう曲ですかね?

なぜこのアルバムはスライドギターばかりなのであろう?クラプトンのマイブームだったのでしょうか?
アルバム全体を聞くとリラックスしていて本当に素晴らしいのですが、ゲストが多すぎて本来のクラプトン像がイマイチ伝わらない、というかザバンドの南十字星あたりを聞くのとほぼ同じ感覚で聞けてしまうのです。(逆にそれがいい)

レーベルです。

US RSOの赤ベコレーベル。カタログNoはRS-1-3004 マトは両面とも1Cです、アメリカで録音しているのでこれがオリジナルといってもよいのではないでしょうか?


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学生の頃、リアルタイムでこのアルバム聴いた覚えがあります。が、そのときは凄くがっかりしたような気がします。レコード会社もミュージックライフでも次の「スローハンド」でやっとクラプトンが帰ってきた。という感じの宣伝、評価だったような。

でも昔は全然でも、今の自分にはかなりお気に入りの一枚になってきました。でもこのアルバム聴くと、やっぱロビーロバートソンのギターはいいよなー。というずっこけた感想になってしまう。

ここでようやくクラプトンもザバンドの一員になった感で満足だったのでしょう(笑)。


※ 追記です。

今回の記事の内容と全く関係ありませんが、明日からGW明けまで隔週日曜日にハーフマラソンに6回出ます、週末に記事のUPが無いときは疲れているのでお休み。ということもありますのであしからず(笑)


購入レコ屋   グレイテストヒッツ


 






# by naruru-kato | 2019-02-23 07:38 | Eric Clapton | Comments(12)

Murray Mclauchian その1    Day to Day Dust

2月中旬。もの凄く寒い風が吹きますね。やはりそーいった心身ともに冷える季節は寒い国の人たちの歌が心地いい。ということで少し前に触れたとおり70年台のカナダのSSWの紹介です。

新たにCanadianSSWというカテゴリーを作り以前紹介したデビットウェフェンもそちらに移動しました。ちなみにニールヤング、ジョニミッチェル、ザバンド周辺は今まで通りの場所です。ここらへんはカナダ人ではあるけれでも、ロック全体の縮図でいえば完璧にアメリカンなので。

カナダ(ここでは出身でなくてもカナダで活躍した人も含みます)のSSWといえば、レナードコーエン、ブルースコバーン、ウェフェン、トニーコジネク、などが思い浮かびますが、このマレイマクロクランも代表的な人です。ただしSSWの王道だけを聞いているのであれば、ここらのSSWに巡り会うことは難しいと思うのです。

僕の場合、いつも参考にしている通販のレコ屋さんのHPでブラックホーク99選というコーナーを見つけ、そこでこの人達を知ったのです。ちなみにブラックホークとは昔東京は渋谷にあった有名なロック喫茶で流行にとらわれないで、商業ベースに乗らないフォーキーな作品ばかりを、かけ続けたお店です。くそまずい珈琲を飲みながら3~4時間くらい粘ってそーいう音楽を聞く店だったらしいです。

僕も高校の頃名古屋の今池というところにあった「時計じかけ」というロック喫茶に入り浸っていたのでイメージはなんとなくわかるのです。

そのブラックホークで、わりかし常連アーティストであったマクロクランの3枚目のアルバム。
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実は彼はスコットランド人でスコットランドで生まれてカナダで活動していたのです。
シンプルなジャケです。スタジオでのフォトセッションだと思いますが、この写真だけで何故かブルースコバーンの「雪の世界」的な寒い冬の日を思い出してしまう秀逸なジャケ。


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表ジャケのボールのような物体をアップにしたような写真。イマイチよくわかりませんが(汗。一目見て一発で気に入ってレコ屋から連れてきてしまいました。

マクロクランはそれまで音源を聞いたことはなくて、初めてレコを聞いたとき一発で声にやられました。静のコバーン、動のマクロクラン又は深い森の中のコバーンに対して都会の喧噪を歌うマクロクランと言われていますが、まさにそのような声、元気のある声です。
有名どころではアーロガスリーの声に似ているかなー?(アーロって有名か?)

そしてこのアルバムはあの、エイモスギャレットが参加。さらにクリスパーカーがドラムで参加していて、ウッドストック的なのです。

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カナダの小さいTrueNorthというレーベルですが、沢山の写真を使った立派なインナースリーブがつきます(ちなみにUS盤はコロンビア、日本でも発売されていました)このレーベルの2大看板がブルースコバーンとマレイマクロクランなのです。


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しかし、小さいレーベルなのですが、歌詞カードまでついているのです。SSWのアルバムはやはりこーでなくては(笑)


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このアルバムが売れたかどうかはさっぱりわかりませんが、一応日本にもコンサートに来ています、トムズキャビンが招いてブルースコバーンとジョイントコンサートもしているのです、そのときのインタビューをブラックホークの松平さんが行っています。興味深い内容でした。

歌詞の内容は哲学的な事、人間的な葛藤を歌っている、と本人は語っています。


曲順です
A面
-1 Hurricane Of Change
-2 Revelations
-3 Linda,Won't You Take Me In
-4 The Fool Who'd Watch You Go
-5 Two Bit Nobody
B面
-1 Six For Five
-2 You Need a New Lover Now
-3 Golden Trumpet
-4 Paradise
-5 Midnight Break


今回は曲ごとのコメントは割愛、全体に歌い上げる感じではないですが、全ての楽曲がカナダっぽくて寒い季節に暖かい暖炉の部屋でブラック珈琲飲みながら聞くのに都合のいい楽曲が並びます。A面では1,2,5曲目。B面では1,3,5がイイ感じです。 一番の白眉はB-2でしょうか?

エイモスの方はというと、全体にこれぞエイモスっていうギターは聞けませんが、先のB-2ではいい味出している感じです。

レーベルです。カタログNoはTrueNorth TN14。 マトは両面ともにAです。


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今回、ウェブでかなりマレイマクロクランを調べたのですがWikkには出てこないし、他の人たちのブログにもわずかしかなく、詳しいことはあまりわかりませんでした。最新作は2011年のようです。まだ現役か引退かはたまた亡くなっているのかわかりません。歌はやめて司会者になっているという情報もありました。日本での認知度はやはり低いでしょう。

なんといっても買ったレコ屋(中部地方の有名中古レコ屋チェーン店)ではマレイマクロ"チ"ランという名で売っていたし、さらに、この後の2枚組ライブ(ブラックホーク99選に選ばれています)は800円で売られていたし(普通、相場は4000円くらい)。まぁありがたくゲットしましたけどね。


ちなみにブルースコバーンの方は?というと、今までの何度もレコード買う寸前まで行ったのですが、どうも自分にあの音楽が合わないようで(汗   今のところは買おうとする気持ちが起きていません(トホホ)



追記 そういえばカナダのSSWで検索したら、最近のカナダのSSWの多さって凄いんですね。ジャスティンビーバー、アラモアモリセットとかわんさか出てきてびっくりしました。今の人たち全然知らないんで(汗

購入レコ屋   バナナレコード 大須店


参考文献    スモールタウントーク

# by naruru-kato | 2019-02-16 18:18 | Murray Mclauchian | Comments(8)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。ジャケットもいろいろと楽しめるので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシング、市民マラソンが大好きでいろんな大会に出ています。


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