アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Ry Cooder その4      Paradise And Lunch

ライのパラダイス&ランチのオリジナルが入手できましたので報告します。

ライの最高傑作は何か?と考えると間違いなくこのアルバム、またはセカンドのInto The Purple Valley、または次作のChicken Skin Music の3枚から選ばれると思います。もうこれは動かし難い事実です。決して駄作を作らないライですがこの3作の完成度は素晴らしです。
(自分的には最高傑作はInto~で一番聴くのは前作のBoomer's Storyですけど)


実はこのアルバム、非常に興味があって以前から日本盤、USオリジをどうしても比べたかったのです。なぜかというと日本ワーナー盤とUSオリジは位相が違うのです。月間アナログ誌のアナログ塾で和久井先生らが発見し大騒ぎしているのです。USオリジではパーカションが右のスピーカーから出てくるのにワーナー盤は左から出てきます。ということで紙上でこれはヤバッと大騒ぎしているのです。

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ライの奥さんのスーザンがデザインしたPOPなデザインのジャケ。
聞き比べましたが確かに位相が違います、でも僕的には「そんなこと別にどーでいいじゃん」といった感想になりますね(笑)ワーナP8000盤台の日本初盤の音はオリジとそん色なくいい音です。


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ジャケもほぼ同じ。日本盤負けていません(笑)



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裏ジャケも同じイメージです、ライのトレードマークでもあるアロハのデザインがおしゃれです。今回の日本盤の中川五郎さんの解説にありましたが、ライのアロハはハワイ在住のスミコさんという人がすべてセレクトしているとのことです。確かにイントーザパープルバレイのクレジットにはSUMIKOと記載がありました。



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さて不況時代のアメリカ音楽の旅をデビュー盤から前作で終えたライは今回からメキシコ、ハワイなどの人たちとアルバム制作に乗り出します。今回は男性コーラスを取り入れてみようという内容で(普通コーラスは女だろう)最初聴いたときは全く僕は受け入れれませんでしたが、やはり何度も聞き込むと、これはこれでアリだな。という感じに思えてきました。



とにかくBoomer's Storyでのかなり暗い印象から今回は明るい曲が多くてしんみりと聞くよりはビール飲みながら聞くのにいいですよー。





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曲目です
A面
-1 Tamp 'Em Up Solid (Traditional)
-2 Tattler (Washington Phillips, Ry Cooder, Russ Titelman)
-3 Married Man's a Fool (Blind Willie McTell)
-4 Jesus on the Mainline (Traditional)
-5 It's All Over Now (Bobby Womack, Shirley Womack)
B面
-1 Fool for a Cigarette/Feelin' Good (Sidney Bailey, J. B. Lenoir, Jim Dickinson)
-2 If Walls Could Talk (Bobby Miller)
-3 Mexican Divorce (Burt Bacharach, Bob Hilliard)
-4 Ditty Wah Ditty (Arthur Blake)


A-1 トラディショナルです、アコのスライドが最高です。本当にギターうまいですよねー
(当たり前ですけど)

-2 ここから男性3声のコーラスが入ってきます。たぶんストラトのスライドもいいですね。
  中間のさりげないギターソロも最高。

-3 ブルースの巨人、ブラインドウィリーマクテルの曲。 原曲は知りませんが(汗)完璧にライの世界、ってい感じです。ここでのエレクトリックスライドも最高。

-4 これも古典、A面では抜群の出来、男性コーラスも素晴らしい。実は初めて聞いたとき「なんじゃこれ?」と思ったのですが聞けば聞くほどハマりました。

-5 ストーンズ、フェイセスで有名な曲です。ライがやるとこんなレゲエな感じになるのですねー。

B-1 アコとマンドリンの絡み、途中からエレクトリックスライド、最高!

-2 Jesus on the Mainline と同じような曲です。ここでも男性コーラスが効いてます。

-3 味わい深い作品。こーいう作品ライの独断場です。ブルースのようでフォークっぽいところが彼のギターにすごく合うのです。

-4 続くアルバム最後の曲もアコのフィンガーピッキングによる弾き語り。ラグタイムブルースのようです。途中のホンキートンク風ピアノも素晴らしい。


メンバーはドラムがジムケルトナー、ベースはクリスエスリッジ、ラスタイトルマン。ボビーキングらのコーラス隊です。


まさに間昼間にビール飲みながら酔っぱらって聞くのに非常に都合の良いアルバムと言えます。

レーベルです。

Wマーク無しのoriginalのリプリーズ、レコ屋によってはWマーク入りでもオリジとしていますが
やはりオリジはこれです。



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カタログNoはMS 2179   マトは1A   1Bでした。


この後、ハワイの重鎮、ギャビー・パヒヌイらとChicken Skin Music を作りライの音楽は最高潮を迎えます。その後もジァズ、ビーバップ、沖縄民謡、映画音楽などなんでも取り入れまさにカメレオンのような音楽家です。


僕的にはデビューからジャズまでを常に聞きますので残りはライブ入れて3枚です。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    1200円

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by naruru-kato | 2017-08-11 11:20 | Ry Cooder | Comments(2)

Rita Coolidge その2  Nice Feeling

デルタレディー、リタクーリッジのセカンドアルバム、豪華絢爛ゲストに囲まれたファーストと打って変わって、今回はデキシーフライヤーズというバンドに仲の良いマークベノが加わり、バンドアンサンブルをバチッと決めた非常に渋いアルバムです。


ファーストよりもこちらのセカンドの方が人気があるという文章も目にします。

髪の毛を縛っている本当にあどけなさが残るこのジャケ、テクスチャー加工された非常に渋いデザイン。



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後年、アメリカを代表するポピュラー女性ボーカリストになりますが、顔立ちはだいぶ変わってしまいました(爆)僕としてはこのころのリタの顔の方が好きです(笑)


裏ジャケです、バンドのメンバーが左側に、一応準主役扱いです。



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いかにもチェロキー族の血を引く彼女らしい写真、そーいえば姉のプリシラはインディアンの血を引いているような顔立ちではないので両親のどちらかがインディアン系という事なのでしょう(どーでもいい事ですが)


固定メンバーの他にピアノでアルクーパー、オルガンにニックデカロ、ポコのラスティーヤングもスチールギターやってます。


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ゲイトフォールドの内ジャケです、特にどうという事はありません(汗)

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インタブリーダーであるリタの今回の選曲も素晴らしいです、マークベノはもちろんレイチャ-ルズで有名になったナンバー、ディラン、ニールヤング、デイブメイソンなど、スワンプを代表するアーティストらしい素晴らしい選曲。しかし姉のプリシアの曲はやっていません。


所で最近プリシアのファーストと、ブッカーTとのデュエットアルバムをゲットしたのですが実はこちらの方がドロドロのスワンプっぽいのです、特にファーストは脳みそ解けそうになるくらいのドロドロ感なのですが、ここら辺がリタと違う感じがします、リタはもう少し洗練された曲を選んでいるので、この後にアメリカを代表するポピュラーシンガーになっていくのでしょうね。ただし76年以降のリタのアルバムも購入したのですが自分的にNGでした。


前回の記事にも書きましたがやはりリタは5枚目までがgoodです、それ以降はいまいちです(あくまで僕の趣味の問題でありますが)


曲順です
A面
-1. Family Full Of Soul (Marc Benno)
-2. You Touched Me in The Morning(Mike Utley / Steven Bogard)
-3. If You Where Mine (Jimmy Lewis)
-4. Nice Feelin' (Marc Benno)
-5. Only You Know And I Know (Dave Mason)

B-1. I’ll Be There (Jimmy Lewis)
B-2. Better Days (Graham Nash)
B-3. Lay My Burden Down (Mike Utley / Steven Bogard)
B-4. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine) (Bob Dylan)
B-5. Journey Thru The Past (Neil Young)

A-1 マークベノの作品で幕を開けます、リタに歌ってもらうように作られたかの
  ような素晴らしい楽曲、バックの演奏もタイト。歌の間のギターが気持イイ
  ギターはストラトでしょうか?

 -2 いかにもリタの為に作られた歌い上げ系の曲、素晴らしい。

 -3 イントロのピアノから続きいきなりマークベノとのハモで始まります。

-4 マークベノの代表曲、本人よりもやはりリタの方がいいなー

 -5 もはや説明無用、デイブメイスンの代表曲、他にはデラボニも取り上げてい  
   ます、スワンプの大傑作。


B-1 イントロのオルガンはブッカーT風、これは溶ろけそう(笑)

-2 珍しくグラハムナッシュの曲です。しかしいろんな所から曲見つけてきますね

-3 これもリタにはピッタリの曲ですね

-4 ディランの邦題「我が道を行く」。ディランの偉大なる復活に収録されたナン
  バーはこのリタのアレンジを参考にしてるんではないだろうか?
  しかし、この選曲は失敗かな? 

-5 最後はニールのライブ「Time Faded Away」にピアノ弾き語りで収録された
  僕の大好きな曲です。ここではほぼオリジナルに忠実に再現されていて最後を
  飾るにふさわしい出来となっています。ちなみにピアノはアルクーパー。
  ファースト同様に最後の締めくくりにニールの曲というのが非常に気になる。


レーベルです。

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オリジナルのブラウンです。マトは両面ともT-1です。


選曲が命のリタですが、今回も素晴らしい選曲をしてますね。特にニールヤングの曲が前回同様に素晴らしいです。


今回のキーパースンは間違いなくマークベノです、いたるところでコーラス、ギターソロでアルバムを演出しています。


購入レコ屋   ナカシマレコード


購入金額     2500円くらい









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by naruru-kato | 2017-07-20 20:13 | Rita Coolidge | Comments(4)

Boz Scaggs その1    Same

学生時代、死ぬほど聞いたボズです。あの頃はAOR全盛期。たいしてRock聴かないやつらも車の中のカセットケースには必ずボズのシルクディグリーズ、ダウントゥーゼンレフトがユーミン、達郎などと交じって入っていたものです。
もちろん、僕もそーいう輩を軽視しながらもボズは入れてましたね(笑)

一番のお気に入りはダウントゥーゼンレフトの1曲目「ハードタイムス」のちのTOTOになるメンバーのタイトな演奏がバックで後半のボズのギターソロがたまらんかったです(今でも大好きな曲ですけど)

その頃、勿論サザンロックも聴いていましたのでボズのファーストにはディアンオールマンが参加しているという情報を仕入れ今回のファーストを買いましたが、AOR全盛期に聞いたので僕にはあまりにもいまいち、ディアンもABBのような豪快なスライドを聴かせるわけではなく・・・結局すぐに売ってしまったのです。

あれから何十年ぶりに「もう一度アナログで聴きたくなった」ためにオリジは高いので再発でOKで、取り寄せてもらいました。ちなみにジャンルはSSWというのも変だし本当はサザンソウルなんですが、ひとまずスワンプにしています。

懐かしいセピア色のジャケです。

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いかにもサンフランシスコっぽい坂道でのボズの写真。めちゃいいです。

記憶ではオリジナルはザラザラのテクスチュアーだったと思いますが、今回の再発盤はツルツルの写真です(笑)


録音はマッスルショーズです。実はボズは以前に本当のファーストアルバムをある国で(スゥエーデンだっかな?)出していて。厳密にいえばこれはセカンドなんです。もちろんその盤は聴いた事ないので何をやっているかわかりません。ちなみにステーブミラーバンドに在籍していた頃のアルバムも聞いたこと無いので、本当のファンからみれば僕は完璧なAORからのエセファンという事になります。
(しかしAOR全盛時代以前からずーとボズを追いかけていた人って日本に何人ぐらいいるんだろう?)


裏ジャケです、こちらも渋いですねー

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ゲイトフォールドの内ジャケ、マッスルショーズの腕利きスタジオマンらの写真。
ほとんど知りませんが、コーラスの一番左がジェニーグリーン、この人のソロは凄くイイです。その右の写真は旦那のマーリングリーン、プロデューサーですが、二人揃ってバングラでコーラス隊もやってましたね。


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そして問題はこの人、なんでいつも脱ぎたがるのか?ABBのアルバムでもこのように裸の写真載せてるし。よくわからんギタリストです(爆)


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ちなみに発見がありました。クレジットには、ディアン(スカイドッグ)オールマンはあくまでドブロ&スライドギター。ただのディアンオールマンはギターとクレジットされています。洒落ています。スカイドックというあだ名はスライドの時だけなのです。


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曲順です
A面
-1. I’m Easy
-2. I’ll Be Long Gone
-3. Another Day
-4. Now You’re Gone
-5. Finding Her
-6. Look What I Got
B面
-1. Waiting For A Train
-2. Loan Me A Dime
-3. Sweet Release

A-1  まさにソウル、ばっくのホーン、コーラス、最高のスワンプでもあります。
   マッスルショーズって感じがバリバリです。

-2  黒っぽいオルガンに乗って黒っぽいボーカル、ブッカーTのようだ。
ボズのボーカルって本当にソウルフルです。

-3  これもじっくり歌い上げます、バックのホーンがいかにもサザンソウル。

-4 すこしカントリー風、微かに聞こえるディアンのスライドもイイ感じ。

-5 イントロのピアノが凄く物哀しげな雰囲気で続くディアンのスライド。
  このころのボズの楽曲ってのちのAORのような雰囲気は全くないですね。
  なんか、日本の四畳半フォークにもつながるような、そんな曲です。

-6 これもイントロのさりげないスライドがいいわ。

B-1 スライドとボーカルが絡み合う、これも少しカントリー風な曲。
   途中でボズのヨーデルがイイ雰囲気を出してます。
   それもそのはず、ジミーロジャーズの作品です。

-2 このアルバムの最大の聴きものかな、12分にも及ぶサザンソウルバラード。
  なんかオールマンのブルースのライブ聴いているような錯覚にとらわれます
  
-3 最後も6分以上の曲で締められます。アルバムの最後にふさわしい歌い上げ系。


久しぶりに聴きましたが、サザンソウルまたはスワンプの名盤ですねー。


レーベルです

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オリジナルは4000円以上、再発は1500円くらいだったので再発にしました(笑)

Wマーク入りの70年後期頃のアトランタです。


ひとまずこのアルバムの次はマイタイムまでは買い直そうと思っています。

スローダンサー以降はワンコインで日本盤がいくらでも売っていますので、聴きたくなったら買う。というスタンスです。

AROを代表するアーティストという代名詞がボズには付いて回っていますが、最近の作品はブルース、ソウル風な作品も多くAORというのは本人が一番面くらってしまったのではないだろうか(しかし金は死ぬほど入ったとおもうけど)



僕はやはりサザンソウルなボズが好きですねー


ところで、今でもコンサートの最後はWe're All Aloneを歌ってるのかな?

クラプトンのレイラみたいに(笑)


購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額   1500円程

       
 




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by naruru-kato | 2017-07-14 20:32 | Boz Scaggs

Van Morrisonその1    Moondance

今回は、アイルランドの誇り、ヴァンモリソンの歴史的名盤である1970年発表のMoondanceです。
SSW好きな人でもこのヴァンモリソンは敬遠している人は少なくないと思います。
僕もそうでした(汗)

初めてこの人を知ったのは今から30数年前、高校の頃に映画館で観たザバンドのLastWaltzです、その時の印象は「なんか凄いけど、へんな人」そんだけでした、しかもロッカーにふさわしくない小太りだったし(笑)。だいたい映画もザバンドはそれほど知っている訳でもなく、クラプトン、ディラン、ニールが見たかったので行ったのです

その後大人になりザバンドに傾倒し、カフーツで客演しているヴァンを聞き、アストラルウィークスのCDを買い聞きこみましたが、やはりなじめず。たぶん僕には無縁なシンガーだろうとずーと思っていたのです。

しかし、なじみのレコ屋でこのアルバムが安く売っていたのでブラックホーク99選にも選ばれているのでもう一度聞いてみるか。という感じで購入し、「めちゃくちゃイイやんけー」と超今更ハマりました(爆)。たぶん50代半ばにならないと聞けないのでしょうね(そんなことあるか?と昔からのファンには怒られそう)

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ザバンドの写真でおなじみにエリオットランディーの写真を使ったジャケ、デザインはやはりボブカトーさん。このころはウッドストックに住んでいましたからねー

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裏ジャケです、なんかかなり怒っているように見えます。まさに魂のロックシンガーという風貌の写真です。

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ゲイトフォールドの内ジャケです、奥さんのジャネットプラネットによる文章が書いてありますが、このアルバムの紹介なのか、ヴァンモリソンについてなのか、二人の馴れ初めなのか(笑) 英語分からないので把握できませんが。たぶん日本盤のCD買えば分かるのだろうなー。なんとなく興味があります。

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曲順です
A面
-1 And It Stoned Me
-2 Moondance
-3 Crazy Love
-4 Caravan
-5 Into the Mystic
B面
-1 Come Running
-2 These Dreams of You
-3 Brand New Day
-4 Everyone
-5 Glad Tidings

A-1 ホーンとアコだけが目立ついかにもウッドストック風な幕開けのこの曲。
いきなりヴァンモリソンの世界に引きづりこまれそのままタイトル曲に

-2 ジャズ&ソウルのヴァン流解釈なのでしょうか、さらりと歌っていますが
このアレンジは本当に凄いです。わずか4:35秒の間で彼のやりたい音楽が完結されているような気がします。

-3 ジェシディビス、エミルーハリス等がカバーした有名な曲、ヴァンのファルセットの声がたまらん。最高です。

-4 僕が一番最初に聞いた曲、今じっくり聞くと、Aメロ、Bメロ、サビその後のCメロ?の展開力に圧倒せれます。ザバンドのライブでは完璧なホーンアレンジでしたがオリジナルのスタジオではそれ程ホーンが目立つ事もなくアコが逆にイイ感じで効いてます。

-5 これもイントロからアコが素晴らしい、すべてが素晴らしいA面ですが僕的にこの曲が一番好きです。中ほどからのホーンアレンジも見事です。

このA面はロック史上ベストA面のベスト10に間違いなく入る素晴らしい出来です。すべての曲が完璧のアレンジで収録されていると思います。

興奮さめやらんうちに裏返しましょう。

B-1 ピアノとホーンを中心とした快適なロックナンバー。

-2 これもいかにもウッドストック的なナンバー。

-3 じっくりと歌いあげます、その後のリッスントゥザライオンとかと同じタイ      プの曲ですかね。永遠に聞いていたくなるようなロッカバラードです。

-4 アイリッシュトラッド風な楽曲。これもイイ曲です。

-5 最後は快適なギターに乗って歌い上げるナンバー、ヴァンのこれまた完成形といえるナンバーで幕を閉じます。

B面は多少は弱い感じがしますがそれはものすごい高水準な話。SSWの資質としては最高水準であることは間違いありません。



レーベルです、残念ながらパームツリーのWマークがある70年後期くらいの再発盤、出来ればオリジナルのグリーンレーベルが欲しいです。
ヴァンモリソンの70年台のオリジナルはなかなかレコ屋で見かけることが無くて。

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ひとまず「ストリートクワイア」、「セントドミニクの予言」、「魂の道のり」。はオリジナルで買う事が出来ました、残りの(76年まで)数枚も謎のレコ屋さんに注文していますので今から楽しみです。
自分的にSSWはディラン、ニールヤング、JT、JBや無名アーティストなど聞いてきましたがヴァンが最後に辿りついたアーティストなのかもしれません。


購入レコ屋  SORC

購入金額   2000円程


















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by naruru-kato | 2017-07-09 11:04 | Van Morrison | Comments(4)

Danny Kortchmarその1   Jo Mama/Same

今月(7月)末に、僕の大好きなギタリストであるダニーコーチマー(以下クーチ)が来日します。plays singer songwriters' hitsと題されたライブでクーチが今までのセッション人生で共演したアーティストの楽曲を沢山演奏するようで、うーんこれはどーしても見たい。しかし東京、大阪のビルボードライブ、また名古屋は飛ばされたのです。


まぁ東京、大阪までわざわざ行くレベルでもないし(ニールヤング、ストーンズ初来日~3回目、数年前のポールは行きました)諦めてます。チケ代金は1万円を切りますが往復の交通費プラス宿泊費、有名レコ屋廻りなんてした日にゃとんでもないことになりますからねー


そこでという訳で今回はクーチが結成したジョーママです。渋いアルバムです。今回のカテゴリーは本来はJo Mamaなのですが、何かとクーチの方が自分的に都合がいいのでそーしました。



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クーチとベースのチャールズラーキー(その頃のキャロルの旦那)はキャロルキングとのザシティを結成しアルバムを発表、ライブの準備を進めていたのですが突然キャロルのステージフライト(ステージ恐怖症)が発病。あえなくこのバンドは解散します。(その後キャロルのバックバンドでは二人共参加しますが)そこで二人はLAにおもむきメンバーを補充しこのジョーママを結成するのです。


その他のメンバーはドラムにジョエルオブライエン、キーボードはラルフシュケット。そして強力な女性ボーカルにアビゲイル・ヘイネスが参加します。この女性はミュージカル、ヘアーに参加していた演劇の人ですが紹介でクーチに合い、このバンドに加わるのです。



しかし、アビゲイルさん、ものすごく髪の毛の量が多い人です(笑)。なぜか、元なでしこジャパンの澤 穂希さんの試合じゃないとき(髪の毛を縛っていない時)を思い出してしまいますね(爆)



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NYのピザハウスっぽい写真ですね、オーソレミーヨと書いてあるイタリアンレストランでの写真。クーチはこの後のセクションというインストバンドのファーストもピザの写真です。よほどイタ飯がクーチは好きなんでしょうねー(イタリアン系な顔だしねー)



ジャケ裏です、メンバーの顔写真。アビゲイルはなんとなくカエルっぽい顔(笑)




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3人の男が斜め右上を向いているのがなぜか気になる(笑)

このバンドは今聞くとメチャ洗練されていて最高なんですが、当時では早すぎたと思います、ジャズ、フィージョン、R&B、ソウルなどの要素、そこにのちのAORの要素が絡み合いさらにアビゲイルの強烈なボーカルが加わり今年の新譜です、と言われても全く分からないくらい時代を先取りしています、それは前グループのシティーと比べれば一目瞭然。キャロルキングのいまいち垢ぬけないボーカルを中心にしたこのバンドには都会派POPという感じは全くなく(でもキャロルは大好きですけど)ピアノを中心としたシティーはあくまでSSW的なのに対しやはりジョーママはエレピを中心としたキーボードの比重が大きくバンドアンサンブル的な差が大きく違ってきているような気がします。

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幻と呼ばれるシティーの1枚だけのファーストです、オリジナルはカラー写真ですが、これはその後に出たリプロ?盤。この白黒でもなかなか出てきませんが最近再発盤があるのを知りました。


曲順です
A面
-1 Machine Gun Kelly
-2 Midnight Rider
-3 Searching High, Searching Low
-4 Lighten Up, Tighten Up
-5 Venga Venga
-6 Sailing
B面
-1 Great Balls Of Fire
-2 The Sky Is Falling
-3 The Word Is Goodbye
-4 Check Out This Gorilla
-5 Cotton Eyed Joe
-6 Love'll Get You High


ほとんどのソングライティグはクーチです。
A1、のちにジームステイラーも取り上げヒットしたマシンガンケリー。間奏部のギターはカントリータッチの早弾きフィンガーピッキングが炸裂。ボーカルはクーチ

-2 ソウルフルでスローな曲ですがここでのアビゲイルのボーカルの奥深さが加わり最高のナンバーです。本当にミュージカル出身だけあり歌が上手い。

-3 ベースとピアノが印象的な曲です

-4 これもボーカルはクーチです、ギターの印象とは違いほのぼのとした声ですね。

-5 イタリア語?で歌われてます、これはいまいちかな(笑)

-6 イントロからなんか壮大な感じがします、そしてお洒落な雰囲気のギター、本当にクーチのギターはカッコいいなー、ギターソロはメジャー&マイナー感じで不思議です。


B面

-2 これもカッコいいギターから始まります、この曲から次の流れはこのアルバムのハイライト的。

-3 めちゃジャジーな曲、もうほとんどジャズです。何度も書きますが本当にこれ1970年の作品?

-5 これまたジャジー、2~5曲までのこの流れがこのアルバムで一番好き。このボーカルはキーボードのジョエルかな?

-6 イントロのクーチのカッティングが最高にカッコいい。この時代にこんなギター弾いてるのこの人だけではないだろうか?(黒人系ファンクは別として)
ここでもアビゲイルの歌が炸裂、バックのクーチ達のボーカルと絡み合いその後エレピのソロ、その後のギターソロ、いやー凄すぎです、とても1970年の音楽とは思えません。山下達郎なんかめちゃ影響受けてそう。間違いなくB面最高な曲。


レーベルです

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アトランテックの白レーベル、プロモ盤です。

この後セカンド(これまた最高)を出し解散してしまうジョーママです。しかし今聞くとやはり時代を先取りしすぎた感がします。なんといってもアメリカではSSWブーム前夜、そしてスワンプなどがこれからはやるのです。こんな都会派で洗練された音楽はあと数年後のAOR、ジャズフィージョン系が流行るころまで受け入れられなかったのではないかなー

ちなみにクーチはその後プロデューサーとして成功、チャールズラーキーはキャロルと離婚後どーしたんだろ?アビゲイルはソロは出さなくてセッションのみで表舞台から遠ざかってしまってます。


購入レコ屋    SORC 

購入金額     3200円くらい




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by naruru-kato | 2017-07-02 20:49 | Danny Kortchmar | Comments(2)

Marc Benno その2   Ambush

マークベノのサードアルバム、アンブッシュです。前作の最高傑作「ミノー」に比べてかなりバンドアンサンブルが主体となっていてブルースが基本になっている感じのアルバムです。本人も自分はブルースシンガーだ。と語っています。

しかし、声は相変わらずナヨナヨしていて、ブルースには合わないんじゃないかなー
一応LAスワンプの中で語られるベノですが、どーもスワンプのイメージからはかけ離れています。僕的にスワンプの印象はリオンラッセルのように髭を生やし、またはドンニックス、ジョンヘンリーカーツのように南北戦争の南軍の軍服を着ていたり(笑)。またはデラボニのようにバリバリのゴスペルであったり、まぁーそれが自分的なイメージなんですけど。

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ザラ紙で質感抜群のジャケ、マークベノがほほ笑んでます。タイトルのアンブッシュとは「待ち伏せ」とか「奇襲攻撃」という意味のようです。非常にカッコいいジャケです。


裏ジャケ、これまた素晴らしい。


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これはゴールドトップのレスポールかな。それにバラの花が書いてある(または貼ってある)当然ベノのメインギターでしょう。そして左に参加メンバー、ゲスト
クレジットなどが非常に判りにくい字体で書かれています(汗)
これが本当に読みにくい。

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基本メンバーはベノにベースのカールレイドル、ドラムスはジムケルトナー、キーボードがマークアトリー、サックスはボビーキース。このメンバーでバンド的に録音していますのでグルーブ感はたまりません。

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専用レコードスリーブはメンバーの写真となっています。そこにゲストでスライドギターでジェシエドディビス、キーボードのブッカーT、ボニーブラムレットもヴォーカルで1曲参加。今回はお決まりのリタ&プリシアクーリッジ姉妹は参加していませんねー。


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インナーの反対側は親切に歌詞カードなのですが、これまた読みにくい字体。逆に不親切となっています(笑)


曲順です
A面
-1 Poor Boy
-2 Southern Woman
-3 Jive Fade Jive
-4 Hall Street Drive

B面
-1 Share
-2 Donut Man
-3 Sunshine Feelin
-4 Here To Stay Blues
-5 Either Way It Happens

A-1 イントロからブルージー。ワウを使った16ビートのリフが繰り返されます。その上をベノのボーカルが流れます

-2、ギターにジェシエド。同じリフが繰り返される中で演奏にまったく合わないベノの声が笑える。セカンドヴァースのジェシエドのスライドギターのみ聞く価値があるのかも(笑)

-3 インストです。なんか意味わからん曲です

-4 これもジェシエドのギターが聞けます。これも同じリフを繰り返しながら各所にいろいろやる。そんな 感じ。まぁ特になんともないんです。

B面の1曲目、前作ミノーのナヨナヨ路線からスタート。やはりこういうスローな感じの路線でのベノの声は弩ハマリです。

-2 前作の名曲フラニーを思い起こさせるアコーステックなスローバラード。やっぱこーいう感じのベノは素晴らしい。

-3 またもブルース、しかもスローブルース。ギターのトーンが艶っぽくて最高。

-4 アコなブルースです、いきなり最初からボニーブラムレットがデュエットで全開でハモります、

-5 最後は少しジャジーな曲。ウッドベース、中間部のピアノソロがたまりません。メチャ好きな曲です


全体にA面は捨て曲もありますがジェシエドデイビスが2曲参加しているので、まぁーなんとか聞ける、そんな感じです。逆にB面は捨て曲無し!このアルバムはB面が最高でした。


レーベルです、
A&Mのオリジナル。

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この後クラプトンも参加した4枚目を出した後は自身のHPで販売する作品しか出なかったようです。スワンプの中で語られる人ではありますが決して王道の人ではなくあくまでわき役的な活動。というイメージが強いですが、やはりこの人の作品は好きなんだなー。


購入レコ屋    ナカシマレコード


購入金額     2500円くらい












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by naruru-kato | 2017-06-25 19:27 | Marc Benno | Comments(2)

Cass Elliot(mama cass) その2 ..... Cass Elliot

ママキャスはダンヒルを離れRCAと契約します、ダンヒルがもっとポップなアルバムを要求するのに対してママキャスは大人の歌、ポピュラーソングを歌いたいという意思があり決別したのです。

そして新規一転タイトルもCass Elliotだけです、僕の予想ではもうママキャスという通称名はNGにしたいと思ったのではないでしょうか?本名がエレン・ナオミ・コーエンなんでどうしてキャスエリオットなのか?調べたらWikkに書いてありましたので割愛。

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非常に残念ですが、プロモステッカーがアルバムタイトルにかぶっております。(涙)
もう少し気を使って欲しいですよ、せめて左下とか。ママキャスにしては非常に美しいこのジャケが台無しですわ。



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大体この人のアルバムジャケはろくなのが無い(笑)。さらにいえばママス&パパスのジャケもたいしたのが無い。と僕は思っているのですがどーでしょう?


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裏ジャケです、こちらは貫録十分。思わず「どちらの部屋(相撲)の方ですか」と言いたくなるような全体写真。まぁこの人はこの体形も武器にしていたようだから(バラエティ&トーク番組とかにも出ていたそうだし)いかにもアメリカ人受けしそうな人ですね、しかも歌は抜群にうまいし。


ゲイトフォールドの内ジャケです。


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参加メンバー、歌詞などが親切丁寧に印刷されています、バックの写真は意味不明。バック陣はものすごく多くの人が協力しています。有名どころではギターのラリーカールトン、キーボードにビーチボーイズのブルースジョンストン。その他はあまり知らない人ばかりですが総勢30人は居ます。

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全体の印象はまさに上質な大人のポピュラーミュージック。フォークロックの域を超えてオールジャンルを歌えるただ単に歌手。という感じかな。


今のところママパパ、ソロ含めて全作品の中で一番落ち着いて聞くことができます(この次のアルバムは未入手)取り上げている曲がいいんですよー。


曲順です
A面
-1 I'll Be Home    (Randy Newman)
-2 Baby Im Yours (Van McCoy)
-3 Jesus Was a Cross Maker (Judee Sill)
-4 That Song (Bill Dean)
-5 When It Doesn't Work Out (Leah Kunkel)
B面
-1 Ill be there (Bobby Darin)
-2 Disney Girls (Bruce Johnston)
-3 I Think Its Going to Rain Today (Randy Newman)
-4 Cherries Jubilee (Marilyn Messina)
-5 All in The Game (Carl Sigman Chares Dawes)

A-1 ランディーニューマンの凄く美しい曲。メリーホポキンの為に作られた曲。後半にかけて見事に歌い上げています。ストリングスも盛り上がります。

-2 ハッスルでヒットを飛ばしたバンマッコイの曲。

-3 この曲、一発でノックアウト。ジョディーシルという人は名前だけは知っていましたが(なんといってもアサイラム第一号の配給ですから)曲は知らなかったのです。そしてシルの全曲をYouTubeで聞いてどーしてもアルバム欲しい!と思ってヤフオク、なじみのレコ屋で頼んでいますがなかな希望価格で手に入りません。
そこでもやはり欲しいNo1なのです。話が脱線しましたが、キャスのカバーも素晴らしいです。

-4 セカンドシングル。フランス映画に似合いそうな、そんな曲です。これも歌がいいです

-5 渋いピアノのイントロ、実の妹レアカンケルの曲をじっくり歌い上げます。
捨て曲は無し。 すべて素晴らしい。

B-1 いかにも上質なポップナンバー

-2 さすがビーチボーイズ、そんなコーラスから始まります。初夏の海辺で聞いていたい、気だるさ感も凄くイイです。

3 これもランディーニューマンの曲、ベースラインが非常に気持ちいい

-4 アコのイントロがこれまた気持ちいい。美しい曲です

-5 最後はアルバムを締めるのにふさわしい曲、映画のエンディングにも使われそうな曲で幕を閉じます。


レーベルです

RCAのDynaflex ペランペランの厚み。

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Dynaflexはどれもこれも薄く作られているそうです。


ロックのジャンルでは決してないと思うこのアルバムです。しかし、大人しか出せない見事な歌唱力。この人の作品はもっと沢山聞きたかったですね。



購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額    2000円くらい











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by naruru-kato | 2017-06-17 19:20 | Cass Elliot | Comments(0)

Ian Matthews その2 PLAINSONG/In Search of Amelia Earhart

イアンマシューズがソロ2作発表したあと、アンディーロバーツ達と結成したプレインソングの72年に発表されたIn Search of Amelia Earhartです。ひとまずカテゴリー的にはイアンマシューズの中に入れました。邦題は「処女飛行 女性飛行士アメリア・エアハートを称えて」という長いタイトルのようです。

この1枚でこのグループは解散(90年代に一度再結成されています)しますが、このアルバムはイアンマシューズ関係ではかなりの出来の良さ、ブラックホークの99選にも選ばれているのです。アルバムの内容は世界で初めて飛行機で大西洋横断した女性パイロット。アメリア・エアハートに捧げられています。日本では全く無名ですがアメリカではリンドバークと同じくらい有名で、誰でも知っている国民的ヒロインであるアメリアですが、1937年に世界一周にチャレンジし太平洋上で消息を絶ち帰らぬ人となったという事です。


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いかにもそれらしきジャケです。ジャケ及び背にはPlainsongの文字だけ、アメリア・エアハートのいかにも空軍っぽい頭文字のマークが輝いています。ロッキードL-10エレクトラがいかにも遭難しそうな高度で書かれています。



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この人がアメリア・エアハートです。なぜイアンがこの女性の事をテーマにこのアルバムを作ったのかというと、Amelia Earhart’s Last Flight という曲を知ってこの物語をステージでやってみたい。と語っています。


プレインソングのメンバーはイアンマシューズ ; g, vo アンディーロバーツ ; g, vo
デイブリチャーズ ; g, vo ボブロンガ ; b, vo ここにドラムがゲストに入っています。フェアポート組のマタックスも参加しています。最初はリチャードトンプソンも一緒にやっていたようです。



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ゲイトフォールドの内ジャケ、ひ左にアメリア、そしてロッキード、さらにメンバーの写真。かなりカッコいいジャケです。


このバンドは何も前情報無しに聞くとどう聞いてもアメリカの少しカントリー好きな人たちのフォークロックバンド。としか聞こえません。イアンマシューズもアンディーロバーツも本当にアメリカが大好きなんでしょうねー。



僕的にプレインソングの位置付けは、この前のサザンコンフォートはいまいちだったのですが、このバンドは多少トラッドの香りがするし、カントリーの風味も満載だし。そこら辺りをユラユラあっちにいったりこっちにきたりしているような浮遊感があり凄く気にいった1枚です。



歌詞カードです。

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イアンの話では実はこのアルバムにはアメリアの事を歌ったのは2曲しか入っていない。との事なんですが、歌詞の内容を見ているともっと沢山あるような気がしますが英語判らないんで(汗) 日本盤も見てみたいですね。




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そしてこれが歌詞カードの表紙ですがアメリアの生涯が書かれているのですが(これはネットで翻訳されているのを見つけました)実は海に落ちたのではなく日本軍が占領していたマーシャル諸島に不時着し日本軍に捕えられその後サイパンに身柄を拘束されそこでアメリアは赤痢で死亡した。など興味深い事が書かれていてどれが本当か判らなくなりました。少し調べてみようと思います。


曲目です
A面
-1. For The Second Time
-2. Yo Yo Man
-3. Louise
-4. Call The Tune
-5. Diesel On My Tail
-6. Amelia Earhart’s Last Flight
B面
-1. I’ll Fly Away
-2. True Story Of Amelia Earhart’s
-3. Even The Guiding Light
-4, Side Roads
-5. Raider

今回は1曲ごとの感想は割愛しますがA面では-1 -6がいかにも英国風ですがあとは結構カントリータッチの曲が多いです。
B面ではやり-2が白眉でしょうか。-4、-5もイイですよー。アンディーとイアンの声が凄くに似ていてよくわからん所がまたいいです。たぶんその内判ると思います。

レーベルです。



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USエレクトラのプロモ白盤。


この後バンドはセカンドを作成にかかりますが途中で分解。イアンはアメリカに渡りソロになるのですが、UKでのソロの2枚、アメリカでの最初の2枚しか僕は持っていませんが、このプレインソングはその中でもベストな1枚です。USに渡ってからはヒットを狙ってのカバー曲のセンスの良さは認めますが、ロッド同様にあまりピンとこないんですよねー


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2500円













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by naruru-kato | 2017-06-12 07:37 | Ian Matthews | Comments(2)

The Allman Brothers Bandその6..... Win,Lose or Draw

非常に残念ですが先週飛び込んできた訃報。5月27日グレッグオールマンが肝がんのため急逝しました、69歳でした。ロックミュージッシャンの死、というものは常に冷静に受け止め「これから何を生きがいにして生きていけばいいのだ」と大騒ぎすることも無く、単純に「そうか・・・」と思いその日一日喪に服しその人の作品を聞いたりすることにしています。だいたい僕の大好きな1965~76年頃に活躍した人はほとんど僕より15~20歳くらい年上なんで早く亡くなるのは自然の摂理ですからね。
(世界中で1~2人くらいは後をう追う人がいるかもしれませんけど  汗)


という事でその日は朝からずーとオールマン(ABB)を聞いておりました。今回取り上げるのは第一期のラストアルバムである1975年の作品、Win,Lose or Draw 。単純に直訳すると「負けても引き分けでも勝ちのうち」そんなところでしょうか?このアルバムはそこそこ売れましたけど(全米5位)評論家筋では評判はよろしくない。結果論ですが評判が悪くても売れたという事で見事タイトルと合致しております。素晴らしい(笑)


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ジャケです、真ん中のところが落とし込みになっていて凝っています。タイトル曲をイメージしたと思われる場末の酒場でのギャンブル風景でしょうか?



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全体像です、このジャケはABBの中ではフィルモアの次に好きですね。



写真では判りにくいのですが、落とし込み部分の写真、模様の所と段差がついています。


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ゲイトフォールドの内部、やはりタイトル曲はギャンブルの格言の一つなんではないだろうか?


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一般的にグレッグとデッキー(表記はリチャード)の仲が悪化し、さらにグレッグはシェールと結婚しほとんどLAでの生活になり(すぐ離婚しますが)なかなかキャプリコーンスタジオでメンバー全員集まらない状態で製作されたため全体に一体感が無く散漫な印象があります。



この中の2曲はブッチトラックス、ジェイモーらが参加していなくてプロデューサーのサンドリンらが代わりにドラムやっているとか(笑)




さらに前作でヒットを飛ばしたデッキーのカントリー路線も今回はイマイチな楽曲が多く評論家受けしなかった理由はよくわかります。グレッグがボーカルの楽曲はカッコイイですけどね。



昔のコンサートパンフを引っ張り出してみました。


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ちなみにABBは1991、92年と2回来日していて、初回は恒例の名古屋飛ばしされ神戸まで見に行きました。次の時は名古屋市公会堂で見ました。しかし2回ともほとんど記憶にない。(グレッグはその前、その後もソロできてます)
グレッグが髪の毛縛っていた事くらいしか覚えていません(汗)演奏した曲目もさっぱり判りません、何たることだ(泣)



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観客は男の人ばかりだったような気がします、当然と言えば当然か(笑)




曲順です
A面
-1 Cant Lose What you Never Had
-2 Just Another Love Song
-3 Nevertheless
-4 Win, Lose or Draw

B面
-1 Louisiana Lou and Three Card Monty John
-2 High Falls
-3 Sweet Mama


A-1はマディーウォーターズのカバーですが、グレッグのソウルフルな声が最高!
ABBのスタジオアルバムの1曲目ではベストではないでしょうか?
-2 デッキー節前回ではありますが、ブルーススカイとランブリンマンたして割ったような・・・ ただしこの2曲のような感動的なギターソロではなくあくまでカントリーマナーに乗っ取ったごく普通のソロです。

-3 グレッグのオリジナル、いかにもグレッグらしいですが、いまいちです。

-4 一番好きなタイトル曲。イントロのピアノがイイわー。以前ジャクソンブラウンのジーズディイズをカバーしたグレッグ、そのイメージなのでしょうか。バックのデッキーのギターもここでは最高に歌を引きたてていますね。

B-1 デッキーの楽曲、特に印象には残りません。

-2 前回のジェシカの再演を狙ったのか?長尺のインスト。しかもジェシカの倍はある14分弱。チャクリーベルのピアノソロも前作のような切れは無く(たぶんやる気無かったのだろう)ただ単に長い曲。そんだけです。

-3 最後もデッキー、これでB面すべてデッキーの歌です。もうほとんどソロ活動の延長、グレートサザーンの前触れとみなしてイイでしょうね。


レーベルです。

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ここからようやくおなじみに山羊マーク。この後再発では山羊が左向きになり可愛いイラストに変わります。 STRINGの刻印もありますが、これも前作同様にあまりイイ録音ではないかな。

カタログ番号CP0156  マトは両面とも1Cとなっています。



この作品の後、ツアーに出てライブ盤を一枚出しますが時すでに遅し。グレッグがローディーの麻薬疑惑で不利な証言をしメンバーの結束は崩れバンドは解散します。

その後再結成しますが時は80年代、完璧に時代の波についていけず3枚アルバムを出しますが最後の2枚はパットしませんね、僕も聞いたことないです。


そして、また解散し89年に悶絶スライドのウォーレンヘインズを入れその後ディッキーを首にし、あのデレクトラックスを加入させパワー復活します。



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もう今後はABBが復活することはないでしょう。サザンロックというロックシーンを作ったこのバンドもグレッグの急逝により終わりを告げるでしょう。



購入レコ屋    バナナレコードの催事 (どこの店かは不明)


購入金額     2000円くらい


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by naruru-kato | 2017-06-03 08:20 | The Allman Brothers | Comments(2)

Eagles その2     Desperado

ようやく、探していたオリジナルが手にはいりましたので紹介します。
アサイラムの白レーベルのオリジナルのデスペラード。この作品からグレンフライ&ドンヘンリーの黄金コンビの作品が作られます。実際の強盗集団である、ダルトン兄弟をテーマにしたコンセプトアルバム、初期のイーグルスの大傑作ですね(っーかイーグルスって第一回の解散までは駄作ないですけどねー。)

もちろんジャケはそのダルトン兄弟に扮しているわけですが、左からドンヘンリー、グレンフライ、ランディーマイズナー、バニーレドン(いまいちドンとランディーが自信ないがたぶんそうだろう)ざらざらのテクスチャーです。


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ところで、最近イーグルスが何かのイベントのトリを務める広告を見ました(もちろんアメリカで)。話によると亡くなったグレンの息子が代わりにやるらしい。(汗)なんかあまり見たくないですね。例えばZEPのドラマーがジョンボーナムの息子ジェイソンなのは許せるのだが、ロバートプラントの代わりなんて考えられんし、2010年のフェイセスの復活ライブのボーカルがシンプリーレッドのミックハックネルであったのもものすごく違和感あるし、つまりリズム隊は変わってもいいけどフロントは替えるなよ!というのが僕の気持です。だからイーグルスはもうやってほしくないんだけどなー。

話が思いっきりそれました。裏ジャケです。


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これも超有名な写真。ダルトン兄弟が捕まって死んでる?の図
この中にジャクソンブラウン、JDサウザーもいます, たぶん一番左がジャクソン。右がJDでしょうね。


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やっぱUPで見るとすでに撃たれてしんでますよね、これは(笑)


ちなみに以前から持っていたアサイラム70年後半のWマーク入り再発盤と比べましたが、音はほとんど同じ、ジャケの質感も同じでしたのでオリジが入って特に再発を所有する理由もないので売却しました。



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白レーベルのデスペラード なかなか出てこないんですよねー。



ちなみにオリジナルの黒いスリーブ。知らなかったのですが黒スリーブってアップルだけだとおもっていた(汗)


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曲順です
A面
-1Doolin-Dalton
-2Twenty-One
-3Out Of Control
-4Tequila Sunrise
-5Desperado
B面
-1Certain Kind Of Fool
-2Outlaw Man
-3Saturday Night
-4Bitter Creek
-5Doolin-Dalton (Reprise)/Desperado (Reprise)

A-1 あまりにも寂しいアコとハープによるイントロ、そこに今後イーグルスの声の代名詞になっていくドンのビターボイス。これほどこのコンセプトアルバムの幕開けにふさわしい楽曲があるだろうか?アルバムの裏ジャケの内容の歌詞です、という事でドン、グレン、ジャクソン、JDの共作なのです。

-2 バーニーの楽曲、歌も彼。バンジョーがイイですね。完璧なカントリーロック。
歌詞の内容はわかりません、コンセプトとは関係ないかも(笑)

-3 強盗を成功させて祝杯をあげている事を歌っているrock 'n' rollナンバー。

-4 今後のグレンのボーカルスタイルを象徴するようなナンバー。ライブでも定番ですね。グレン-ドンの共作

-5 あまりにも有名なタイトル曲。リンダやカーペンターズ、その他大勢のカバーがありますが、やはりドンヘンリーが歌うオリジナルにかなうカバーは無い。と言い切ります。イーグルスの楽曲の中では1,2位を争う名曲です。これもグレン-ドン。

B-1 ランディーのハイトーンボイスから始まります、逃げる毎日を歌っています。
間奏のギターソロはグレンです。
短いDoolin-Daltonのインストを挟み

-2 これはデビットブルーの作品。この頃のブルーはアサイラムでしたから仲間として楽曲を提供したのでしょうか?

-3 ドンの歌がいいですねー ライブの後半の定番です、4人の共作。サビの中間部、ランディーのソロがいいんですよー ランディー好きとしてはね(笑)

-4 バニーの渾身の楽曲かなー。最後の大強盗に向かう一味を描いた曲で、その結末を物語るような悲壮感が感じられます。最後のアコのソロギターが凄い。

-5 強盗が失敗に終わった事を歌ってます、A-1とシンクロしていますがバックのギターとかコーラスはだいぶ違います。マンドリンのソロを挟みエンディング。
ここのサビからの歌いだしのデスペラードの見事な事よ。コーラスも全く違いますが素敵です。この声を聞いてドンヘンリーを好きにならない人はいないのは?

最後、デスペラードと繰り返すコーラスでフェイドアウト。

素晴らしい内容でした、しかしセールス的にはあまり売れなかったようです。


レーベルです。

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アサイラムSD-5068  マトはA面がB  B面がEです。


この後バンドはオンザボーダーでシングルヒットを飛ばし、一気にスターダムにのし上がっていくのですが、初期の2枚のカントリーロックを軸とした2作は今聞き直すとものすごく良かったです(今更ですが)。


購入レコ屋   ナカシマレコード


購入金額    2800円








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by naruru-kato | 2017-05-27 18:26 | Eagles | Comments(0)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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