アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Eric Clapton その4 There's One In Every Crowd

エリッククラプトン(以下EC)の長年にわたる沢山のソロアルバムの中では、たぶん人気の無さではベスト5に入るであろう(笑)ソロ3作目の There's One In Every Crowd です。邦題は「安息の地を求めて」

しかし、僕はこのアルバムがかなり好きで、というよりソロのECの中では一番好きかも知れない。

このアルバムは1970年代のECの枯れた歌中心で、ギターはこれと言って凄く弾いているわけではないのです、461オーシャンブルーバードで「あれ?」と思わせといてさらにダメ押しで「なんやーこのアルバム」となった人は多いのではないでしょうか?それが証拠にRCOはギターを弾かないクラプトンに危機感を感じこの次に(ブルース色が非常に濃い)ライブの「EC was Here」を急遽出したのです(実際はセカンドギタリストのジョージテリーの株があがったアルバムでもあります)。


UKオリジナルのジャケです。ECはけっこう犬好きなんだなー。


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なぜかUS盤も持っています、ジャケ的にはほとんど変わりませんが、音の方は断然UK盤の方が出ています。


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左US盤  右UKオリジナル。色合いが若干違います。UK盤は相変わらずのペラペラスリーブ。



実はUK盤はセンターずれしていて針が微妙に動くので最後の曲が若干ふらふらして聴きにくかったからUS盤も買ったのです。


このアルバムはジャマイカで録音され、大ヒットした前作の「アイシャッドシェリフ」のレゲエのリズムをさらにレイドバックされたようなユルーい感じの仕上げになっています。バックメンバーは前作とほぼ同じです、コーラスのマーシーレビィが加わったくらいでしょうか。
演奏はリラックスした中にもこの頃の最先端(笑)であるレゲエのリズムを多く取り入れさらアメリカの土着的なレイドバックした演奏でスリリングなギターソロなど全くないアルバムです。
僕はそこがイイのですけど(笑)



ECが描いた良く分からん絵が描かれた付属品、US盤ではこのままインナーバックになっています。



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裏はクレジットです。



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US盤はそのまんまアルバムスリーブになっています。



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メンバーはECの他にギター、ジョージテリー。ベースはカールレイドル、ドラムス、ジミーオールディカー、キーボード、ディクシムス。イボンヌエリマンとマーシーレビーのボーカルです。

ジャケの写真です。


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あまりにも有名になったギブソンのエキスプローラの後ろがカットされたモデル。
これはECが手にした時ボディーの後ろ側がダメージを受けていてギターショップが切ってしまったという曰くつきなギター。第一回目の日本公演で披露され「あっ」と言わせたギターです。しかしこのカットされたエキスプローラはバランスが非常に悪くてヘッドがついつい下がり気味になり非常に弾きにくいのです。

なぜ判るかというと、実は僕はこのモデルのグレコのコピーモデルを持っていたからわかるのです(爆)あまりに弾きにくいのですぐに売ってしまいました。




A面
-1 We've Been Told
-2 Swing Low, Sweet Chariot
-3 Little Rachel
-4 Don't Blame Me
-5 The Sky Is Crying
B面
-1 Singin' the Blues
-2 Better Make It Through Today
-3 Pretty Blue Eyes
-4 High
-5 Opposites

A-1 いきなりアコのイントロ、これ凄く好きなんですよねー、ドブロのスライドギターのソロ
   をはさんでマーシーレビーとイボンヌエリマンとのデュエット。クリーム時代が好きな人
   はもう面くらっちゃいますよー。トラディショナルな黒人霊歌です。

-2 これもトラディショナル、もう思いっきりレゲエです。確かシングルカットされたと思いま
  す。これもゆるーいコーラスがイイです。真昼間にビール飲みながら聴きたい。
  コーラスのマーシーが途中でリードボーカルも取ります。ギターソロもスライドでゆるーく
  流れます。

-3 これはブルースのカバーかな?しかしレゲエ調、 もうこの辺でギタリストクラプトンの好   
  きな人はブチ切れっですわな(笑)。

-4 ECとジョージテリーの作品ですが、これも思いっきりレゲエのリズム。

-5 ようやくエルモアジェイムスのカバーであるこの曲、この後ライブでもよくやっています。

B-1 マーレイマクラーレンの曲です、やはりこれもレゲエっぽい。ここで少しギター弾きまくり
  が出てきます(笑)

-2 これは問題の曲です、以前の461オーシャンブルーバードの時に書きましたがUS再発盤の
  461の2曲目になぜか入っているのです(本来はギブミーストリングスなのです)
  USのRCOはよほどこの曲が好きなんでしょうねー
  という僕もこの曲が大好きです。っーかこのアルバムで一番好きです!バックのディクシム
  スのオルガンが最高です。ギターソロもかっこよくて最高!

-3 アコで始まるオープニングと同じような曲、このアコはやはりマーチンD28かな?
枯れたECのボーカルの真骨頂が聴けます。最後のアコのリードギターもイイです。
  これはどちらが弾いているのだろう?

-4 これもまたしてもアコのイントロ、レイドバックしたナンバー。 

-5 最後飾るにはあまりにも無防備なこのレイドバックされた曲。本当にこれでお終りか?と
  疑いたくなるような作品ではあるのですが。最後までアコのリードです。


レーベルです。


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UK RCOの赤ベコマーク。カタログNOは2479 132 A//1 V420 03 1 6 6 B面は最後が1 1 1
良く分かりませんけど(汗)




この後、初めて日本に来日し、先ほどのライブを出し劇的ギターソロなぞお構いなしにやらなくなったECはさらについに念願のディラン、ザバンドと共演アルバムのNo Reason to Cryを出しさらに土着化しますが、その後スローハンドで少し盛りかえしたりして1970台を乗り切きるのです。その後80年代はお洒落路線に身を投じ僕は嫌いになっていくのです。


まぁその辺は「それはお前の勝手だろうが」という事ですけど。


購入レコ屋
UK盤   ナカシマレコード
購入金額  1200円

US盤   ヤフオク  faceレコード
購入金額   500円程












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by naruru-kato | 2017-11-12 17:35 | Eric Clapton | Comments(4)

Fairport Convention その3 Unhalfbricking

フェアポートコンベンションのサードアルバムアンハーフブリッキングです。ここからフェアポートのUKトラッドとロックの融合が始まるアルバムです、この中のA-4のセイラーズライフという英国伝承歌を電化しロックの解釈で演奏したのが始まりである。という事なのです。

ちなみにこの盤のオリジナルは、諭吉1.5枚~2.5枚程なければ入手できませんので安いUS盤で良いから取り寄せてもらったのがこれです

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「なんじゃこれ?」知ってはいたのですがやはり現物を「はい これです」と差し出されて「うーん素晴らしいジャケだ」と思う訳が無く。「へんてこりんな写真ですよねー」と言う以外は言葉が見当たりませんでした。


いったいあの物語がきちんとできているオリジナルから大西洋を横断するとなぜこのような訳のわからんジャケになるのでしょう?
A&Mはまったくこのバンドを売る気が無いのか?
(しかしUSファースト盤は素晴らしいのですけどねー)

裏ジャケも何も語る事はありません。もー情けなくなります。


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このサーカスの像乗り(だと思うけど)の写真を使おうとしたA&Mの担当者はいったいどーいう神経してるんだか?またはこれはこれで奥深い物語があるのだろうか?


このままでは引き下がれん(笑)。もうこうなったら是が非でもオリジとは言いません、再発で十分なんでUK物が欲しくなりました。



そして一昨日、覚王山のレコ屋に遊びに行った時、80年代の再発盤を発見!
オーナーが言うには「今日、新入荷の餌箱に入れたばかり」という事で速攻で買います!という事でUK盤のあの素晴らしい写真のジャケを入手



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オリジは右上にislandのマークが入ります。これはこれで「なんじゃこれ」というジャケかもしれませんけど(汗)



音的にはUS盤 UK再発盤の音はほとんど変わりません。UKオリジは中音域の押し出しがもっと強いとのことです。



1969年にサンディーデニーを迎い入れ、その後セカンドアルバムを発表しますが、この作品を発表まじかにドラムのMartin Lambleを交通事故で亡くしてしまいます。しかしバンドはそのまま突き進み次のリッジ&リーフを発表。
僅か1年で3枚の素晴らしいアルバムを発表するのです。まさにフェアポートの黄金期といえます。(僕が興味あるのはここまでと、サンディー復帰の一時期のみですけど)ちなみにイアンマシューズはこのアルバムで1曲のみ参加し脱退しています。トラッドに方向転換していくバンドになじめなくなったのでしょう。



そしてこのアルバムからフィドルにデイブスワブリックがゲストで迎い入れられここからリチャードとデイブのギターVSフィドルの大バトル大会が始まっていきます。




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裏ジャケ、表ジャケの老夫婦(サンディーの両親らしい)の家の中で食事しているシーン。だそうです。
US盤にも同じ場所でのメンバーの写真が使われていますが、UK盤と微妙にポーズが違います、相変わらず真中のリチャードトンプソンの不気味具合が凄い。まぁどーでもいい事ですけど。



一応メンバーは左からサンディー、サイモンニコル、リチャード、マーティンランブル、アシュレーハッチングスの順だと思う(笑)
ゲストにイアン、デイブ、サンデーの恋人でのちの旦那トレバールーカスがトライアングル(爆)その後のドラマーになるデイブマタックス達です。



US盤


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UK盤

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この作品の特徴として、ディランのナンバーが3曲も取り上げられています。
しかもこの3曲は当時はディランの未発表曲でもあったのです。
あとはリチャードトンプソン、サンディーデニーのオリジナル、そしてトラッドという内容です。

曲順です

A面
Genesis Hall (Richard Thompson) Si Tu Dois Partir (Bob Dylan)
Autopsy (Sandy Denny)
A Sailor's Life

B面
Cajun Woman (Thompson)
Who Knows Where the Time Goes? (Denny)
Percy's Song (Dylan)
Million Dollar Bash (Dylan)


A-1印象的なイントロのリフ、それに続くサンディー の凛としたボーカル。
  リチャードのギターの音も非常に特色のある音です。リチャード作
  なぜかリズムがWaltzです。
  
-2 ディランの曲。この曲ディランは正式には発表されていなくて、ブート
  レッグシリーズの中に入っています。

-3 サンディー作。途中で変調したりしてます。中間部のギターソロの
  素晴らしき事よ。感動的な非常に地味なソロです。

-4 そして問題の曲、もちろんこのトラッドの原曲など知りませんが、いき 
  なりサンディーの歌から始まる部分が原曲に近いアレンジだと勝手に   
  思っております。歌のバースが終わるとそこから変態ギターが炸裂、そ
  れに呼応するようにスワブリックのフィドルが絡み壮大なスケールとな
  って物語は進んでいきます。この曲から電化トラッドが始まった、と
  言われる凄い曲です。
B-1 A-4の興奮でB面に裏返せなくなりますが、根性で裏返します(笑)
  いきなりファーストアルバムの頃の(LPでは聴いたこと無いけど)フェ
  アポートのフォークロック風。しかし変なギターとフィドルがここでも
  絡み合います。

-2 サンディーの代表曲。まさにこの人しか作れない素晴らしい曲。
  邦題は「時の流れを誰が知る」この邦題も素晴らしい。アマチュア時代
  からのレパートリーです。僕的にサンディーの作品のベスト3です。
  ここでのリチャードのバックで流れるオブリガード風ソロが素晴らしい

-3 ディラン作、ここではイアンマシューズがコーラスに入っています。
  この路線でバンドが進んでいたらもっと沢山のサンディー+マシューズ
  のツインボーカルが聴けたのでしょうかね?

-4 これもディラン、邦題「100万ドル騒ぎ」交代でボーカルを取ってます
  なんかサンディーってディランの曲をこんな感じで崩して歌うの好きだ
  なぁー(堤防決壊とか)



レーベルです。


US盤はA&M  一応USオリジです。

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UK盤(表)アイランドの1980年代の再発


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この頃のアイランドは表が昼間、裏面が夜になっています。

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意外とお洒落ですねー。


英国電化トラッドと微妙にフォークロックが入り混じった不思議なアルバムです。これが最高傑作なのか次作がそうなのか、判断に迷うところです。

僕的には甲乙つけがたい。というのが正直な感想でしょうか(笑)






購入レコ屋
US盤   ナカシマレコード  
UK盤   SORC

購入金額
US盤   2500円程
UK盤   2300円


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by naruru-kato | 2017-08-26 21:30 | Fairport Convention | Comments(0)

Rod Stewart その1   Never A Dull Moment

僕にとってのロッドの位置ずけは、UK、US問わずロックボーカリスト(楽器をやらない)の最高峰である、という事です。仮にベスト3をあげよ、と言われれば順位は別としてロッド、ポールロジャース(一時ギターも弾いたが)ロバートプラントですね。
もうこれは動かし難いです、ミックジャガーはその下、フレディーマーキュリーも下、ロジャーダルトリーは歌唱力無いから下(オイッ、ファンが怒るぞ!)ボーノは年代的に論外、ボウイは趣味じゃないから。あとアメリカンロック系はほとんどいません(汗)だいたいボーカル専門職ってステーブンタイラーとかピーターウルフくらいしか思い浮かばないし(笑)
やはりマイク、またはマイクスタンド振り回して歌ってカッコいいのは、この3人しかいません。そして今回のロッドは天から授かった天性のしわがれたカッコいい声(天使のだみ声  という形容詞を付けたいのだが、すでに日本にあの人がいるし・・・)のおかげでVoとしては最高であると言い切ります。この記述は思いっきり僕の趣味だけで決めてますけどね。「違うだろう!」という人も多いと思います。

ちなみにローリング・ストーン紙の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーの中では異常に評価は低くてロッドは59位でプラントが15位で一番でした、その上にディランやジョンもいます。まぁ評価の基準がかなり違うと思いますけどね。

ロッド初回はソロ4作目のNever A Dull Momentです(ファースト、サカンドはまだ持っていないので)。


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すこし目の焦点が真中によって変な顔になっております。前ソロ作が大ヒットしその勢いそのまま、という感じの素晴らしい内容です。


ロッドの凄さは天性の声を持って他人の素晴らしい曲を歌い、オリジナルよりも完璧に自分の物にしてしまう、いわば盗人のような所でしょうか?。どんな優れたSSWの曲でもロッドが歌えばもうそれはロッドの代表曲になってしまいます。もっと言えば売れないSSWはロッドが自分の曲を歌ってくれれば印税も入るしなぁー。
なんて本気で思っている人も多かったのではないでしょうか? アメリカではリンダロンシュタットが歌ってくれればなぁー なんでしょうけどね。

勿論ロッドも歌を作りヒット飛ばしてますが(マギーメイとか)やはりこの人のイメージは選ぶ楽曲のセンスの良さにあると思ってます。

裏ジャケです


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このころのUK盤に多い縦にすると全体が通る盤ですが、


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この盤はさらに仕掛けがあって,全部で6枚のページに分かれていて、レコードは通常の背表紙の場所に空間が作られ、そこに納まるようになっている。非常に凝ったジャケです。



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このアルバムを時系列的に申しますと、フェイセスと掛け持ちしていたロッドはバンドとしての最高傑作「馬の耳に念仏」(やはりこれは邦題がいいな)と「ウーララ」の間にこのアルバムは発表され、バック陣はほとんどフェイセスです。3枚を通して聞くと、ロニーレインの歌が無いのがこのアルバムか?それほどまでにロッド=フェイセスという感じですね。


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このように豪華な6ページの見開き、真中のスリーブにレコが入るわけです。



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ゲイトフォールドの写真、どこぞのフットボールスタジアムであろうか。
コンサートの写真、これは完璧にフェイセスの写真ですねー、ロニーのゼマスティスのかっこ良さよ。



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もう一つのページは参加した人達、ロッドから一人おいてロニーレイン、ウッディー、です。ロッドのベイシティローラーズかあんたは!というタータンチェックですが全体を赤い色でまとめている所が流石ですわ。


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イアンマクレガンとケニージョーンズはまだベットで寝ています。


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ほら、ゴールポストに書いてあるでしょ。

曲順です
A面
-1 True Blue
-2 Lost Paraguayos
-3 Mama You Been on My Mind
-4 Italian Girls
[B]
-1 Angel
-2 Interludings
-3 You Wear It Well
-4 I'd Rather Go Blind
-5 Twisting the Night Away

A-1ロッドとウッディーの共作、いかにもフェイセスという感じ、後半に出てくる
  ウッディーのゼマスティスギターのコードリフは最高です。
  こーいうミディアムロッカバラードのうまさはロッドですよねー。
-2 いかにもう英国牧歌風。なんかストーンズもZEPもこーいった感じやってるよなー。素敵です

-3 このころのお約束ディランの作品。でもこれは未発表の歌のようです。
  アレンジが英国風。ロッドの歌になっています。
-4 フェイセス風ドタバタロックンロール。 いかしてます

B-1 ジミヘンの曲でシングルカットもされました。
-2  短いインスト、これはウッディーの兄の作った曲、印税をプレゼントするために収録されたようです。

-3 大ヒットした前作のマギーメイのロッド&クイッティントオ、の楽曲ですが、ほとんどマギーメイとなんら変わらん。まぁいいんだけど。もちろん比較せずに単体で聞けば最高の一言ですね。

-4 バラードですが、この人って本当に歌が上手いなーとは思わないけど、才能だけで歌ってるわ。とは思ったりします。これもしみじみイイ感じ。

-5 最後はサムクックのロックンロール、勿論フェイセスでもアンコールかなんかでやっていました。日本ではメンタンピンが日本語にしてこのアレンジでやってましたねー。


ざーと聞き流しましたが、やはり捨て曲無し。UKフォークの香りもする優秀なロックシンガーのアルバムと言えます。

レーベルです。


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UKマーキュリーのオリジナル。




自分的にはやはりマーキュリー時代のソロ&フェイシスの時のロッドは最高です。が、大西洋横断しアメリカに渡ってからのワーナー時代は遠慮したい。という感じです。同じような人は多いのではないでしょうか。やはりこの時代のロッドはUKトラッドの香りがするし、ディラン作品も多く取り上げてるし、UKスワンプという感じも多いし、金儲けよりも酒飲んでいたい感(笑)があって凄く好きですね。

今の悩みは、ファースト、とセカンドの「ガソリンアレイ」がどうしてもUKオリジナルが欲しくて(US、JP盤はジャケが全く違うのです)探していますが、予算的に無理なものが多くどーしたもんか?と悶々しています。



購入レコ屋       SORC

購入金額        3.500円くらいだったかな


参考資料        レコードコレクターズ   フェイセス特集





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by naruru-kato | 2017-05-12 15:06 | Rod Stewart | Comments(2)

Kate Taylor その1      Sister Kate

奇跡の音楽一家、ジェームステイラー兄弟の3番目でありジェームスの妹ケイトのデビュー盤です。ちなみにリブは弟です。
ジェームス、リブのようにソングライターとしての才能はあまり無かったようですが、しかしそこはテイラー兄弟、歌を歌う才能は素晴らしくカバーの選曲センスもなかなかのものです。

僕には珍しくUK盤、オリジナルはコティリオンですがUKはアトランティクです、今回の盤は赤紫レーベル。なんかこのレーベルはものすごく昔風なんでカッコいいです。

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このアルバムはまず参加者が凄い。
ジェームス人脈総出演です。
ギターはダニークーチ、ベースにチャールズラーキー、ドラムスにジョエルオブライエンのジョーママ軍団。ピアノはキャロルキングが中心メンバー。これだけでも凄い!他にはギターにイーグルスのバニーレドン、ベースにリースカラー、ドラムスにラスカンケル、そして兄ジェームスもアコなどで参加、コーラスはキャロル、ジェームス、そしてリンダロンシュタット。  


新人としては異例の豪華メンバーです、もちろんジェームスの妹なんでこれぐらいのサポートは当然ですね。


そして選曲は、キャロルキング、エルトンジョン、ジェームスにリブの兄弟の曲を中心に選んでいます。

はっきり言って。これだけの要素があれば素晴らしいアルバムになるのは当りまえです(笑)


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裏ジャケ、なんとなくリブよりジェームステイラーに顔が似てる。UK盤なのでペラペラです。



肝心の歌唱力はどーかというと、流石ジェームス兄弟の紅一点。かなりのもんです。女性にしては低めの声ですがキャロルキングの曲なんかは本家よりもはるかに出来がいい(汗)ジェームスやリブと違って純粋なフォーキーではなくR&Bとかが好きでゴスペルなんかも好きなのではないかと思わせるファンキーっぽいアレンジです。

曲目です
A面
-1 Home Again
-2 Ballad Of A Well Known Gun
-3 Be That Way
-4 Handbags And Gladrags
-5 You Can Close Your Eyes
-6 Look At Granny Run, Run
B面
-1 Where You Lead
-2 White Lightning
-3 Country Comfort
-4 Lo And Behold / Jesus Is Just Alright
-5 Do I Still Figure In Your Life
-6 Sweet Honesty

A-1 キャロルの名曲です、本人も参加してます。低音の安定感がやはりジェームス兄弟らしく抜群。本家よりもイイです。

-2 ほとんどジョーママかっ というファンキーなナンバー。エルトンジョンの曲ですが本人がやっているかどうかは不明。クーチのギターが炸裂します。

-3 弟のリブの曲、まぁリブの曲やってれば間違いないね(笑)

-4 ロッドスチュアートもやってます。多くのアーティストがカバーしている曲です。ここでもケイトは完璧に歌ってます。

-5 ジェームスの曲、リンダもやっていますねー。 ここではジェームスの女番って感じかな




B-1も最初はキャロルの曲です。

-3 エルトンの曲、カントリータッチな曲です、リンダがコーラス付けてます。
 こーいう曲にリンダのコーラスは抜群ですね。実はこれもロッドがやってます。

-4 メデレー風にやってます、Jesus Is Just Alrightはもちろんバーズで有名になった曲ですがドゥービーもやっていますね、ここではケイトのブラック風なソウルフルな声が聴けます

-6 最後はほとんどセクションか?というくらいクーチのギターが炸裂。凄まじいギターソロが聴けます。


こんな感じで、豪華バックの演奏に引けを取らないケイトの歌唱力はたまらんなー


レーベルです


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もちろんUK独特のインナーバックに入っていました。


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この後すこし間をおいて2枚のアルバムを発表するのですが、そちらも円熟味が増して凄くいいのです、その後家庭に入り音楽から引退したケイトですが、YouTubeで最近のライブ画像も発見したので、子育てが終わってまた復帰しているのですねー



購入レコ屋   ミュージックファースト

購入金額    2000円くらい


参考文献    レコードコレクターズ   ジェームステイラー特集号





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by naruru-kato | 2017-04-28 20:16 | James Taylor&Family | Comments(0)

The Beatles その2      Rubber Soul

なんでまたビートルズか、というと。最近やたらと唯一のビートルズの記事が閲覧数のトップであることが多く、さらに友人が実家にある大量のレコードを実家の人から持っていけー、と言われたのだが、プレーヤも持ってないし「全部引き取ってくれ」という事になり、数十枚程もらってきました。
その中にやたらUSキャピトル盤のビートルズが多く含まれ、さらに「おっーこれは」というのが交じっていたので記事にします。前回のビートルズの記事同様にこれはあくまで自分の日記なのだから、という事で思い出的物語風な記事です。あしからず。

これは、という盤ですがブラウン色でRubber Soulと書かれた盤です。「うぉーこれはUSラバーソウルやんけー」大興奮してしまいました。


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かなりリングウェアがあり傷も多い盤ですが、もらったので文句言うつもりはありません、今更中古盤で買う気も無かったからちょうど良かったのです。


実は僕が最初に自分の意思でビートルズのアルバムを聞いたのがこのラバーソウルなのです、中学1年の時クラスのスケ番風の(古っ)女子に借りて聴いたのです。その頃、巷ではレットイットビーが良くかかっていましたね。

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A面の一曲目、これが記念すべき最初のビートルズソング、しかし最近ようやく分かった事ですがこの借りた盤はUS盤だったのです。
という事で初体験の最初の1曲目がI”ve Just Seen A Face(夢の人)になってしまう訳なんですよ(笑)こーなるとビートルズはカントリー風のバンドなんだ。という印象が非常に強く残ってしまった初体験になるのです(爆)そしてこのUSラバーソウルを聞いて自分でもLPを買おうと思い最初に買ったのがBeatles65(日本ではビートルズフォーセイル)というUS盤です。これの1曲目はNoReplyです。だから僕にとってこの2曲がビートルズの印象なんですね。


勿論その後すべての楽曲を聞くわけで、決してカントリー風バンドではない事を知るのですが、ポールがウイングスのライブなんかでこのI”ve Just Seen A Faceをやったりすれば「うっー」と涙が出そうになる後遺症に悩まされるのです。どんな事でも初体験の印象というのはしっかりと心に刻まれるものなのですねー。

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この盤はUKの70年代の再発です、これもいつから我が家にあったのか、入手経路は?などさっぱりわかりません。当初、レーベルがアップルではなかったのでこれは偽物だろう。とも思っていました、無知とは恐ろしい。

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両方ともステレオ盤なので左右が劇的にパックリと割れてます。時たま片方のチャンネルから全く音が出ていない事もあります。CDはモノラル仕様なんですが聴き比べるとかなりおもろい。


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左UK70年代再発盤    右US再発盤(年代は不明。



こーやって比べると違いが分かります。UK盤はスリーブにB4の写真が印刷してありますがUS盤は印刷された紙をジャケに貼り付けているので下地の縁取りがあります。色合いはほとんど互角ですね。US盤にはNEW INPROVED FULL DIMENSIONAL STEREOという文字が入ってます。


裏ジャケの比較です。




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使われている写真は同じですが文字のレイアウト、その他がかなり違いますね。



ところでこの事実はあまりにも有名なんでさらっと行きますが、UK盤とUS盤は収録曲が微妙に違います。各サイドの1曲目が違うのと、UK盤では14曲なのに対してUS盤は12曲です。何かで読みましたがこのころのアメリカではLPには12曲までと言う決まりがあって,それ以上収録すると税金か何かが高くなるという事でした。


曲目です(UK盤)
A面
-1 Drive My Car
-2 Norwegian Wood
-3 You Won't See Me
-4 Nowhere Man
-5 Think for Yourself
-6 The Word
-7 Michelle
B面
-1 What Goes On
-2 Girl
-3 I'm Looking Through You
-4 In My Life
-5 Wait
-6 If I Needed Someone
-7 Run for Your Life

全14曲のうちジョージの曲がA5、B6です。そしてここからUS盤はこのように変わります

A-1がI've Just Seen a Face(夢の人)に差し替えられ-4のNowhere Manがカット
B-1がIt's Only Loveに差し替えられ-6のIf I Needed Someoneがカットされます。



どーせカットするなら違う曲だろー と思いますが、どーでしょう?ジョージ好きな僕としてはIf I Needed Someoneがカットというのが凄く悔しい(笑)



好きな曲は当たり前の路線でNorwegian Wood 、Girl、In My Lifeあたりです。しかし何度聴いてもIn My Lifeのジョージマーチンのピアノは素晴らしいなー。




レーベルです。



US盤のアップルレーベル。



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US盤は初期はレインボウキャピトル、その後グリーンキャピトルですからこの盤は70年代ですね。一応カタログ番号はST-2442マトはA面H-17、W18となってました。どーってことない盤です。




次にUK再発盤。


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EMIマークが2つあるタイプ、このレーベルは71~74年くらいのようです。
昔はこのレーベルマークはアップルじゃないから何なんだろうと思ってました。
僕が洋楽に興味を持ったのは小6の頃の1972~3年くらいなんで当然その頃は日本のアップルレーベルしか手に入りませんでしたので、ビートルズ=アップルの図式ですから仕方がないですね(言いわけ)。

これはカタログ番号はPCS3075マトはA面YEX-178-3、B面YEX-179-3です、これもどーってことない盤です。



僅か7~8年のレコード発売活動期間で劇的に音楽が変化していったビートルズですが、僕の初体験の最初のアルバムがこれでしたので、今でもビートルズは中期が一番好きです。
ビートルズに関しては詳しく書いてあるブログが山のように存在しますから、僕が今更どーのこうの書く気はないので、今後は今回のように思い出風な記事を年に1回程書いていくつもりです。



ちなみにラバーソウルUS盤を借りた女子は今は錦三(名古屋で一番の繁華街)でスナックのチーママをやっていて、たまには店に来い!といまだに脅されております(爆)


次回はロックの歴史上スーパーな5枚の中に必ず入る超名盤を取り上げますね。


購入レコ屋    US盤   もらった
         UK盤   不明(昔、名古屋駅の近くのビルのB1にあった
                 エスミーというビートルズに強い店かも)

購入金額     US盤   勿論ただ 
         UK盤   不明 
                      









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by naruru-kato | 2017-01-17 07:20 | The Beatles & Solo | Comments(2)

2016年 今年の収穫     会心レコその 他

今年も昨年同様、レコ屋を1年回って収穫したレコの紹介、およびショップの紹介をします。

昨年はやたらめったらレコ屋を廻り、かたっぱしからゲットしたわけですが、今年の初頭からなるべくオリジナルを買おうと思い、そーいうのがなかなか巡り合えない某有名チェーン店は行かなくなりました。そして僕の趣味がロック王道からいささか外れかなりマイナーな(それでもマニアから言わせれば有名盤じゃんってなことになりますが)盤を集めだしたのでますますレコ屋が限られてきました。

今年はほぼ下記の4件に絞ってみて回ったのです。


まず、名古屋市内は中古レコ屋のメッカ大須に構えるグレイテストヒッツさん。

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ここは日本初盤帯付きがとんでもない値段でおいてありますが、USオリジなどは信じられないくらい安いのをたまに発見します。さらにバーゲンコーナーは300円ほどですので、オリジが高くて買えないレコの帯無し日本盤などはずいぶんゲットしてきました。


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このJDサウザー(本当はサウサーというらしい)のファースト、アサイラム白レーベルのオリジは500円でした、オーナーのTさんに「なんでこんなのがバーゲンなんですか?」と聞いたところ、「こんなの誰も買わんでしょ」と言われました(笑)
いらなくなったCD、レコもここで買い取ってもらってますのでありがたいお店ですねー。

もう大須ではここ以外のレコ屋は行かなくなりました。




次は栄、住吉にあるサンオブスリーサウンズさん。アナログ専門店です。
店内在庫は2万枚くらい、それに隠し棚もあります。

たまに貴重盤を見せてもらいますが、値札が貼ってあるにも関わらずオーナーのMさんは「これは売る気ないです」ときっぱりと言ったりしてズッコケます(笑)

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頻繁に栄町ビルのセールにも出店しています。


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これは秋の祭事、その時見つけたダンペンのアルバム、リプロ盤でしたから2500円ほど。


いつも顔を合わせると「これ、お勧めですよー」という僕が全然知らないレコを教えてくれるのですが、僕的にハズレが多いのが笑えます。

駐車場の代金とか余分な失費がかかるので最近は以前ほど行かなくなりましたが、
年2回あるバーゲンは顔を出してます。



千種区の覚王山プラザビル2Fに構えるSORC(ソーク)さんです、正式名はSpace Of Rock Classicsです。

ここは大好きなお店。UK盤が得意で多少値が張りますが、女性オーナーのOさんも「うちは高いからーねー」なんて言ってます(笑)


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でも、ここはお店で大変おいしい珈琲を出していただき、さらにお菓子もつけてくれるのです。
(お菓子はたいていの場合常連さんの差し入れなのです)
カウンターで知らない常連さん達と音楽話に華を咲かせることができ大変楽しいひと時を過ごせます。
名古屋の有名珈琲チェーン店であるコ〇ダでお茶を飲むと400円ですので、ここのレコは売価-400円と僕は考えてます(爆)








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見ての通りおしゃれな外観、たまに好奇心で女子高生もやってくるそうです。




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ジェフリーコマナーのセカンドアルバム、これはいいですよー
値段はそこそこしましたけど。



天白区にある謎のレコ屋(と僕は呼んでいる)ナカシマレコードさんです。

ここは以前はマンションのB1Fにあったのですが(ここもわかりずらかった)引っ越しをして現在は通販専門でやっていますが僕は月一回事務所にお邪魔してレコを受け取ってます。


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どういうことかというと、僕が欲しいレコのリストを渡してあり、そのレコの僕が出せる予算、毎月の購入予算を提示しているので、その中からオーナーのNさんがいろいろ物色して海外から入荷してもらうのです。僕は毎回訪れるまで「今月は何かなー」という感じでお店に行き「はい。今月はこの3枚ねー」という感じで受け取るのです。

こんな買い方しているのは僕だけかどうかわかりませんが、ひとまず欲しいリストから支給されるので当然はずれはない訳です。


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今年の一月、初めて訪れ物色してるとき「何か探してる?」と聞かれ、とっさに「ローラニーロのセカンド、マークベノの雑魚が欲しいんですよ」と言ったら両方ともあるよ。といわれ奥から持ってきてくれました。しかも1500円と800円くらい。


なんなんだこの店は。かなり驚きました。それから月一で必ず行ってます。


ちなみに僕はジャケはボロでもいい、と言ってますので、たいていの場合予算よりも安いのです。


場所は秘密です、どうしても行きたい人はお店のHP探して電話してみることです(笑)





次は今年かなり利用したオークション。

ヤフオクで毎回入札が僕だけ(または1人くらい)の絶対に落とせる出店者さんを発見。

その人から買ったこれです。


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ずーと探していたジェシデイビスのファーストアトコオリジ。これも僕一人の入札でしたので最低金額で落とせました、普通の相場の半値くらいでした。





最後に今まで紹介したレコのオリジを買いなおしたものを紹介します。

まずザバンドのファースト、日本初盤しか持っていませんでしたがオリジをゲット。



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左が日本初盤(スリーブ)右がオリジ(ゲイトフォールド)

ただしBD表記があるのでセカンドプレスくらいかな。
音の方は日本初盤頑張ってました。双方とも同じくらいの素晴らしい音でした。




ジャクソンブラウンのファーストです。


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左、エレクトラアサイラムのUS再発盤、右がオリジナル。質感が全く違います。オリジはザラザラのテクスチュアー加工です。

これはファーストプレスは上からレコを出すのですがこの盤は横からです、セカンドプレスくらいでしょうか?音の方は文句なくオリジが素晴らしいですね。




またもジェシデイビスのセカンドのウルル。


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左が日本見本盤、右がオリジ。音は全く同じです。ジャケの写真が日本盤はピンボケです。

それくらいの違いしか判りません。  まぁこれは2枚持っていてもいいかな。


以上で今年の収穫(会心レコード)は終わりです。


今年は秋から急激に閲覧数が伸びてこのブログもモチベーションが上がってきました。


来年も週1回UPを目標に頑張りますのでよろしくお願いいたします。






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by naruru-kato | 2016-12-29 18:13 | ●今年の収穫 | Comments(0)

Sandy Denny その3     Rendevous

英国フォーク&トラッド特集も最後を迎えました、最後はやはりペンタングルで行こうと思い、再度所有の3枚を聞きこみましたが・・・ やはり断念 このバンドは現状の僕の知識では難しすぎたので諦めました(涙)

という事でまたもやサンディデニーです。計8回の記事でサンディ関連が4回です。どんだけ好きなんですか?
っーか、もともとこの人の声を知ってこの世界に入ってきたのでしょうがないのです。

今回は遺作となってしまった4枚目のランデブーです。


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テムズ河(かな?勝手に決めるな)の畔の電話ボックスにもたれ何を思う?

本来はセカンドのSandy 、サードのLike An Old Fashioned Waltz の順番で話を進めなければならないのですが、実は僕はこのランデブーが一番良く聴いているのです。

最高傑作はセカンド、最高ジャケはファースト、というのが一般的な評価でしょうか?それが証拠に有名コレクターの,せみまーる氏が書いている本のUKフォーク&トラッド紹介ページにはサンディ参加時のフェアポート、フォザリンゲイ、ソロの1~3作目までの紹介はあるのですが、このランデブーは載っていませんでした(笑)

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しかし、僕的にはこのアルバムが一番聴きやすいのです。なぜかというとこのアルバム初期の頃のようなトラッド&フォークの影が薄れ、女性POPアルバムという感じで、かつてのような凛とした崇高さは無くなり、その分解りやすいという感じです。アメリカ市場を意識したのでしょうか?


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裏ジャケです、ただ単に表の写真を弩アップにしただけ(笑) ジャケに関してはかなりの手抜きです。当然ピンボケです。

クレジットを見ると今回も凄いゲストが。



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トレバールーカス、ジェリードナヒュー、トンプソンのギター。デイブマタックスのドラムなどのフェアポート組、スティーブウィンウッドもオルガン弾いてます。
僕がこのアルバムが好きな理由はギターの音色、フレーズが素晴らしい(僕好み)ので良く聴くのです。今回はトンプソンは1曲のみの参加ですが、ジェリーは4曲も弾いています。特にロングトーンの伸びがあり艶やかなギターソロはたまりません。

ところで、アルバムの下にマスタリングBY Sterling スタジオという文字を見つけました。これは、音が劇的にイイSterling社がカッティングを行った、という事です。良く中古レコ屋のアルバム紹介にSTERLING文字あり と書いてあるやつです。

もしや、と思い。サンディの残り3枚の盤も見ましたがすべて、この刻印が入ってました。音がいいはずです。


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実はこのアルバムは当初かなり適当に考えていて、中古レコ屋の店長から「実はこのランデブーが一番入りにくい」と聞かされ、それならばどーしても仕入れてくださいという事になりUK盤で取ってもらったのです。


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曲順です
A面
-1 I Wish I Was a Fool For You
-2 Gold Dust
-3 Candle in the Wind (Elton John, Bernie Taupin)
-4 Take Me Away
-5 One Way Donkey Ride
B面
-1 I'm a Dreamer
-2 All Our Days
-3 Silver Threads and Golden Needles" (Jack Rhodes, Dick Reynolds) 3:40
-4 No More Sad Refrains

A面-1のイントロ一発目で今回のアルバムは今までと違う感が凄いです。-2は自作のジャズっぽい意欲的な作品。-3は勿論エルトンジョンのマリリンモンローの事を歌ったキャンドルインザウインド。ダイアナ貴の追悼歌にもなりましたあの曲です。ここでトンプソンのギターが炸裂。
-4も素晴らしい曲。ここではジェリーのギターが爆発。

B面の-1もジェリーのギター、天に昇天しそうです。-2はなんか映画のサントラのような曲なのですが残りの2曲も素晴らしいです。


レーベルです。

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オリジナルだと思うのですが、アイランドはあまり良く知らないので(汗)
Hannibalというレーベルがオリジナルという記事も見つけたので、さらに良くわかりません(汗)

このアルバム発売後の1年後に痛ましい事故でこの世を去ってしまうサンディです。このアルバムから女性シンガーというのを意識してアメリカ市場を狙ったのであれば残念でなりません。ずーと活動していたら、例えばリタクーリッジのような国民的な歌手になっていたかもですね。(例えがすこし悪いですが)


今回でUKフォーク&トラッド特集はおしまいです。ただし機会があるごと取り上げていきます、特に秋~冬は夜聴くのにはちょうど良い音楽ですから、ちなみに今後はリチャードトンプソン関連を買って行こうかなーと思ってます。


今年最後の記事を大晦日に書くつもりです、今までで一番閲覧数が多かった記事、「今年の会心レコ」今年収穫した中でも値段、やっと探せた、などの一枚をショップごとに分けて紹介します。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    4500円















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by naruru-kato | 2016-12-25 12:40 | Sandy Denny | Comments(2)

Ian Matthews その1   Tigers Will Surviver

UKトラッド&フォークということで特集しているのですが、はたしてイアンマシューズは該当するのか?という疑問を抱きながら今回は取り上げました。
(ネタがつきそうなんですよねー)
ひとまずはフェアポートコンベンションのオリジナルメンバーという事でフェアポート周辺のSSWというのが一番この人らしいジャンルでしょうか(アメリカに渡ってからはイメージ変わりますが)

この人はファアポート脱退後にサザンコンフォートというソロともバンドとも取れるアルバムを3枚ほど発表していますが、そちらはカントリーロックという感じでした。
実際のソロファーストはIf You Saw Thro’ My Eyesというアルバムだと思うのですが
(これはそのうち取り上げます)セカンドの今回のアルバムが一番である。という文献を見かけましたのでセカンドから始めます。


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よくわからないジャケなんですが、結構有名ですよねーこれ。僕も誰のアルバムか知らなかった頃からこのジャケは知ってました(笑)

僕の感想は、この人はトラッド&フォークには向いていない甘い声、やはりアメリカのSSWっぽい感じが凄くします。サンディーとのハーモニーは最高でしたがフェアポートがエレクトリックトラッドに移行していく中でアメリカのSSW、フォークっぽいのをやりたくなったんで辞めたのでしょうね。


実際アメリカに渡ってからの選曲のセンスは素晴らしく、トムウェイツ、ジャクソンブラウン、ダニーウィットン、ランディーニッーマン、スティーブヤングなどのヒットしたナンバーを取り上げています。

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ゲイトフォールドの全開写真。縦型になってます(1STも同じ仕様)ネイティブインディアンの女性の写真でしょうか。



内ジャケです。


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全体にテクスチャード加工された渋い色合いのジャケですね。


ところでこの盤は当初安いUSオリジを購入したのですが聴いてみるとミスプレスがあり針が途中で止まってしまう怪奇現象が起き、お店で交渉し少し追金を出してUKオリジと交換してもらいました。その時凄い事実が判明。

なんとUK盤とUS盤ではA面B面が逆になっていたのです、これはお店のオーナーも知らなくて「こんなこともあるのですねー」という事になったのです。



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つまり、UK盤の1曲目 Never AgainがUS盤ではB面1曲目なのです。
どーいう意図だったのか解りませんが、例えばビートルズのSGPがA、B面逆だったなんて考えられませんからねー(笑)


アルバムの印象は、全体に霧のかかったSSWという感じで、まだイギリスの情緒有る風景を思わせるような傑曲がそろってます、ただし、これはという印象を残す曲が少ないかなー あくまで私的意見ですけど。


この人は声質はなよなよしてるところが凄くイイのですが、ヒット曲作る才能には恵まれなかったのかなー。



曲順です
A面
-1 Never Again
-2 Close The Door Lightly
-3 House of Unamerican Blues Activity Dream
-4 Morning Song
-5 The Only Dancer
B面
-1 Tigers Will Survive
-2 Midnight on the Water
-3 Right Before My Eyes
-4 Da Doo Ron Ron
-5 Hope You Know
-6 Please be My Friend


白眉はやはりA-1、B-1かなー。その他はというと。
A-2 フェアポートでも取り上げたエリックアンダーソンの曲です。よっぽアンダーソンが好きなのか?
B-6のアメリカを凄く意識した曲が好きですねー


レーベルです。

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レーベルのブランド品といわれる「バァーティゴ」の小渦のオリジナルです(笑)


このレーベルは表と裏が違っていて



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こちらがA面です、これをターンテーブルで回すとどーいう事になるかと言うと



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こんな感じになります。まさに洗濯機をずーと見ているのと同じ感覚になります(爆)

この人の作品はUKソロ&USソロの2枚づつ持っていますが、PLAINSONGというブラックホーク99選に選ばれているレコだけはほしいと思ってます。



イアンマシューズはUSに渡ってさらにアメリカナイズされアメリカン西海岸のような音楽を発表していきますが、イギリスにいた頃のアメリカを思って作ったアルバムのほうが、断然僕は好きですねー、どことなくイギリスの香りがしているからね。




AOR全盛時にはStialin HomeというアルバムからShake Itなんかのヒットを飛ばしますが、あまりにもこの人の声はAORにピッタリ過ぎて(例えばボビーコールド、クリストファークロスなんかと同じ感覚)今の僕にはNGでした。


さーて次回で2カ月に渡ったUKフォーク&トラッド特集も次回で終わりにします。

最後はやっぱあの人のアルバムかな(笑)



購入レコ屋  サンオブスリーサウンズ

購入金額   4500円くらい












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by naruru-kato | 2016-12-18 11:27 | Ian Matthews | Comments(2)

Lindisfarne その1    Fog On The Tyne

サンディーデニー、フアポートコンベンションときたので今回はフォザリンゲイにしようかなー、それともペンタングルに行こうか。などと考えてましたが、今日は寒い雨の日(11月27日 日曜)なんでせっかくの休みの日にさらに気が重くなりそうな気がしてリンディスファーンのセカンドアルバムにしました(笑)。

絹目のざらざらしたジャケはいかにも英国風な香りです。


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Lindisfarne (リンディスファーン)というのはイギリスの北の地方にある小島の名前で、有名な修道院があるそな。または「匹敵するもなが無い、似ているものが無い」という意味もあるそうな。 たぶんその二つを引っかけたのでしょうね。

グループの出身は北東部のニューカッスル、このジャケはその古い街並みなのでしょうか?


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ゲイトフォールドの全体画像です。1800年代くらいのニューカッスル。そんなイメージです。

ちなみに英国地図を見ると、ロンドンよりもはるかに北。リパブールを北上。エジンバラの少し南に位置しています。地元ではフェアポート並みの人気を誇っているそうで現在も活動しているのかな?



日本的にいえば、例えば地元、名古屋では圧倒的な人気を誇る。こんな感じなのですかね(笑)




当然、昨年までは全く知らないバンド、特に僕のようなアメリカンロック大好き人間がこの辺を聞く事は今まで全くないのですが、UKフォークのレココレを買ってからこのバンドが気になっていたのです。それはこのバンドがその本でルーラルフォークロックというジャンルで紹介されていたから。つまりこのルーラルとはアメリカのカントリー、スワンプから強い影響を受けたイギリスのバンド。ということで紹介されていたのです。






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これによると「一緒に口ずさめる楽しさを味わえる愛すべきバンド」こんな紹介文が載っている。

さっそくSORCさんで聴かしてもらった。
第一印象。「なんちゅー明るく楽しいバンドなんだ」霧のかかったUKフォークとジャケのイメージがあったので腰を抜かすぐらいびっくりしました。

そしてアコーステックの抜けのいい音、最高です。このオリジナル盤はかなり録音がイイと思います。



内ジャケです、アランハルという人の名前だけはなぜか知っていましたが、他のメンバーは知りません。


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メンバーのUP写真。風貌はどことなくUKフォークという感じが現れています。



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このアルバムは4週にわたり全英の1位になっています、ここからシングルでMeet Me On The Corneも大ヒットしたようです。他のバンドに例えると、どことなくフェイシスのロッドがいない版(Voロニーレイン)の感じに近いかも(笑)

曲順です
A面
-1 Meet Me On The Corner
-2 Alright On The Night
-3 Uncle Sam
-4 Together Forever
-5 January Song
B面
-1 Peter Brophy Don't Care
-2 City Song
-3 Passing Ghosts
-4 Train In G Major
-5 Fog On The Tyne

A-1のイントロのアコの音は最高です、中盤のピアノからコーラスにかけてはまさに中期のビートルズ(というかポール)の影響を感じます。-2、-3もろにフォークロック、-4に至っては完璧にザ・バーズそのもの、「ロデオの恋人」モロですね。
-5で初めてUKフォークっぽい楽曲です、イアンマシューズっぽいヴォーカルがイイです、そんなわけでA面聴いただけでメチャ聴きやすいアルバムである、という判断。ジャケのデザインとはだいぶ雰囲気が違いました。

B面はA-5の続きのように進んでいきます。UKっぽい楽曲です。その後最後までB面は同じ印象でした。

このバンドはアコの抜けの良さと共にハープが重要な位置を占めている気がしますね。特にB面はUKフォークロックというジャンルに見事にあてはまる素晴らしい楽曲がならんでいました。


レーベルです。

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オリジナルのカリスマレーベル。カタログ番号はCAS1050です。

ファーストアルバムも聞かせてもらいましたが、アメリカっぽい所はそんなの出ていなくて、少し値段が張るので買えませんでした。サードアルバムは日本盤を購入しましたのでいずれ紹介しますが、リンディスファーンはこの3枚がやはり最高と紹介文にもありました。ひとまずこれで打ち止めかな(笑)




購入レコ屋    SOCK

購入金額     2400円


参考文献     レコードコレクターズ2004年09号
         リンディスファーン Dingly Dellのライナーノーツ





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by naruru-kato | 2016-11-27 18:40 | Lindisfarne | Comments(2)

David Blue その1     Stories


恥ずかしながら、この人は半年前に初めて知りました、SSW関係の本でよく出ているのですがいままで興味がなく、まったくノーマークでした。

このStoriesがブラックホーク99選にも選出されているのを知り、若い頃ボブディランと親しかったそうなのでぜひ聞いてみたかったんですが、なかなか店頭で見ることはなかったのですが、最近よく行くようになった千種区のSORCさんで売っていることをしり初めてでお伺いしたのです。



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お店で聴かせてもらいましたが、1曲目からあまりに地味で地味で(汗)8つの物語を低い声で淡々と語りかけるように歌っています。A面聞いた時点で「だめだ、これは」その日はあきらめて違う盤を購入したのですが、ライクーダーがほとんど全曲参加しているし、リタクーリッジもコーラスしているしなぁー


何回も聞けばよくなるかも知れないと思い、後日再度お店に行き思い切って購入しました。



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この盤はUKオリジナル盤でマトは1/1の初盤。相変わらずペラペラのジャケです。
カタログNOはSYK9001、SYL品盤はなかなかお目にかかれないそうな。



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裏は本人の写真、表は似顔絵なのか?全く似てない気がします(笑)


ひとまずじっくり聞いてみましたが、やはりなじめません、しかし我慢して10回ほど聞いてみると、歌を邪魔しないさりげないライのスライドが妙に心地よく感じてきました。もっと聞くとだんだんブルーの奥深い世界が覗けてくるようにじっくりと深みにはまってきました。

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インナーバックは本人の名前通り青い歌詞カードと本人の写真です。





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US盤ではDAVID BLUE/STORIESという表題がテープで張ってあるそうですがUK盤では上部に印刷されています。


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こうしてアップで写すとかなり怖いイラストです。

曲目です。

A面
-1  Looking for a Friend
-2  Sister Rose
-3  Another One Like Me
-4  House of Changing Faces

B面
-1  Marianne Blue
-2  Fire in the Morning
-3  Come on John 3:42
-4  The Blues (All Night Long)


A-1、B1,2,4が凄くいいんだなぁー


リタクーリッジは最後の曲にかすかに聞こえる程度のコーラスをつけています、「たったそれだけ?」ってな感じですかね(涙)


41歳の若さで亡くなったこの人ですが、最高傑作は本を読むとほぼこのアルバムとなっています。この後イーグルスらとも共演したそうですがそちらの評価はいまいちなようで。


僕的にはエリックアンダーソンのBlue River 的な聞けば聞くほど味わい深くなるスルメのようなアルバムでした。




今後もっと聞きこめばさらに新たな発見があるかも知れませんねー





次回、今年最後のブログは今年の収穫と題し、各レコ屋さんで今年ゲットした会心の1枚を取り上げついでにレコ屋さんの僕的印象を書いてみようと思ってます。








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by naruru-kato | 2015-12-25 22:49 | David Blue | Comments(0)

大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru
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