アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Jackson Browne その3  Late For The Sky

とうとうこの拙いブログも3年目に突入です。よくぞ毎週毎週記事をUPできたものだ、何度も何度も挫折しそうになりながらもかろうじて続ける事ができ、自分を褒めていますが(汗)ネタは当分尽きないのでまだまだ頑張ろうと思ってます。

毎年8月の第一週はジャクソンブラウンで行こうと思ってます。(2年前の初回がJBだったのでねー)

ちなみに今回のサードアルバムのタイトルは僕の
メインブログのタイトルでもあり、この「アナログレコード巡礼の旅」の副題もこのアルバムからの1曲、ロード&スカイです。


どんだけこのアルバムが好きやねん(笑)。と思われるでしょうが、確かに一番好きかもしれませんが、一番聴くのはセカンドとプリテンダーです。JB本人もこのアルバムが人気あるのは分かっているが、最高傑作とは思っていない。と語ってます。



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青い空と雲と、薄暗い風景が見事にマッチしている素晴らしいジャケ。今でも現存するLAの街のどこかです。




日本ではJB好きの浜田省吾が「愛の世代の前に」というアルバムでこのジャケをパクってます。


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この盤はワーナーP-8000番台の日本盤です、実はUSアサイラムのオリジナルも持っていましたが、何回聴いても日本盤の方が音が良くオリジは売却してしまいました。



この頃のアサイラムはなぜかあまりイイ音ではないようで、その後のプリテンダー、ランニングフォーエンプティーもオリジより日本盤の方が音が良くて売ってしまったのです。という事でJBに関しては凝ったジャケ以外は日本盤でイイや。と思ってます。


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日本盤なんで解説、歌詞カードもあります、歌詞カードの翻訳を眺め「そーか、そーいう事を歌っているのか」と思いたいのですが、翻訳も難しすぎて何を言いたいのか凡人の僕では理解できません(涙)

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日本びいきで何度も来日してくれるJB、今年も秋にソロのアコツアーでやってきます。


僕はいままで5回見ることができました、昨年の公演も素晴らしかったのですが、一番の公演は学生の頃見たホールドオンツアーかな。


ところでJBの魅力は何だろう?と考えると、いかにもSSWにふさわしいメロディーなのか?非常に分かりづらい歌詞なのか?僕的には彼の声であると思っています。高音、低音のどちらでもないごく普通の中音域。これがJDサウザーとか、ドンヘンリーのようなビターボイスでもないのですが少しだけかすれた声。でもなぜか凄く安心して聴ける歌声。そこが魅力です。


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我が家にあるLate For The Skyです。LPは両方ともワーナー初盤ですが、左のは聴きすぎて傷だらけになり壁レコとして第二の人生(盤生)を送っております。CDは数年前にリミックスして発売されたものです、US盤ですが歌詞も印刷されています。


メンバーはデビッドリンドレー、ダグヘイウッドら、コーラスにドンヘンリー、JD、ダンフォーゲルバークら。



曲順です
A面
-1 Late for the Sky
-2 Fountain of Sorrow
-3 Farther On
-4 The Late Show

B面
-1 The Road and the Sky
-2 For a Dancer
-3 Walking Slow
-4 Before the Deluge


A-1 あまりにも唐突とリンドレーのギターから始まるタイトル曲。今まで何度このイントロ  を聞いたことか?。あまりにも地味に歌い上げるJB。恋の終わりを歌にしていますが単純なも のではなく、やはり凡人の僕にはわからない世界です。オブリガード的に随所に入るリンドレーの素晴らしさ、このギターの良さは歳を取らないと分からないかも。JBの超代表曲です。

-2 邦題は「悲しみの泉」先の来日公演の前半最後にやってくれました。
コーラスにドンとJD、いかにもJBの一番得意そうなミディアムメロディー。過去の恋人に捧げられたこの曲は1曲目とシンクロしているのかもしれません。サビと後半のコーラス。イーグルスっぽくもあり、イーグルスでは出せない侘びしさもあり最高ですよ。ここでのリンドレーのソロも最高です。

-3 タイトル曲と同じようにいきなりリンドレーのスライド爆発。ほとんどJBの歌と対等にスライドが随所に入ります。

-4 この曲もコーラスはドンとJD。こーしてA面を通して聴くと、ほとんど同じ曲のように思えてしまう。JBをしっかり聴こうとするとやはり歌詞をじっくり検証していかないといけないよ思うのですが、いかんせん自分の性分ではそれは無理なんで(汗)
こうして劇的な展開を迎えることも無くA面は終わってしまいます。最後で車のドアを開け、そして締めてエンジンをかける効果音が入ります。これは何を意味するのでしょう?

しかし、聴き終わった後はいつもボッーとしてしまう完璧なA面でした。

B-1 エルトンジョン風のピアノが効いているロックナンバー。ちなみに浜省さんの事務所、ファンクラブの会報もこの曲の題名です。

-2 なぜ生きなければならないのか?という壮大なテーマの曲です。そんなこといわれてもなぁーという感じ(笑) ここではリンドレーのフィドルが素晴らしい。

-3 とりとめのない曲ですが、このアルバムの中に入ると結構効いてきます。

-4 最後を飾るにあまりにもふさわしい代表曲。この後に発表されるアルバムのラスト曲の盛り上がりはどれも素晴らしいですが(プリテンダー、ホールドオンホールドアウトのように)そのその中でもひときわ際立つ曲です。

ただし先の名古屋公演では悔しい思いをしました、アンコールの最後でやるのは判っていたのですがコンサート中盤で客からリクエストが入り(コールイットアローン、これはこれで良かった)それをやったのでラストのこの曲が削れらてしまったのです(涙)後でその事が判りリクエストした人を恨んでます(爆)

久しぶりに全曲通して3回も聞いてしまいました。SSWの金字塔であることはやはり間違いないですが、劇的に印象に残こる曲もあるか?と問えば。「うーん」と言わざる得ない所がこのアルバムにはあります。しかしすべてを聞き終えると「よーし頑張るぞー」と意味もなく思えてくるアルバムです。僕は何度もこのアルバムに助けられました(そーいうアルバムが数枚あります)。



まさに人生における教科書のような作品なのかな。


レーベルです。


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ワーナーパイオニアP-8527です。特にどうっことないですがこの盤は10000番台まで出ていますので日本でも売れてるという事でしょうね。


久しぶりに過去のコンサートパンフを引っ張りだしてみました。


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やはりこの時のメンバーが一番好きです、リンドレーにビルペイン、グレッグドージ、ボブグラブ、ラスカンケルの鉄壁にリズム隊、コーラスにローズマリーバトラー、ダグヘイウッド。

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昨年のコンサートではボブグラブだけがここから来ていましたが相変わらずのノリで楽しかったです。


ジャクソンブラウンは一生追いかけていくアーティストなので最新のアルバムも勿論買っています。80年代の作品はNGなのが多いですが最近も凄くいいですよー。


購入レコ屋   ハイファイ堂レコード店

購入金額    500円くらい
 
  



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by naruru-kato | 2017-08-05 20:43 | Jackson Browne | Comments(0)

Chris Smither その1     Don't It Drag On

このところ、毎日の閲覧のトップがジョージハリソンなんで、どーしてだろう?と不思議に思っていたのですが、アナログレコードBOXが発売されたようで、それでかー(笑)。 WS特集が終わったら取り上げようかな。

という事で、あと2回程の予定でWS系はSSW系を取り上げていますが、今回もブラックホーク99選に選ばれているマニアックしかし悶絶、通なSSWファンには絶大な人気を誇る(僕は2年前程に知った・・・汗)アシッドフォークのクリススミザーのセカンドアルバムです。このアルバムはベアズビルスタジオで録音され、ゲストにエリックカズ、ボニーレイト、マリアマルダー、ハッピートラム、ベンキースらWS関係が参加しています。





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椅子に座り素っ裸で目を閉じている男がクリススミザー、アルバム名とは別にジャケの写真に題名がついていてすべてをさらけ出している感じのジャケが凄みを感じさせられます。物語風に裏ジャケ、内ジャケと同じような写真が続きコンセプトを感じます。裏ジャケです、


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消えかかってます(笑)  インナーの歌詞カードの表紙にすべての写真があり何を意味しているのか多少は解るようになってます。


The Fore Conditione Man  と書かれた写真

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左上 Figure1 Man As Animal   右上 Figure2 Man As Spirit
左下 Figure3 Man As Energy    右下 Figure4 Man As God

と書かれています。  なんとなく意味は解ると思いますが・・・


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基本的にアコーステックブルースの自作曲と有名人の(ディラン、ストーンズ、オールマン、デッド)のカバー。
しかしわざわざカバー入れなくても自作曲の素晴らしい事。音数も少なくアコとスライドだけでほとんどの自作曲は流れていきますがアシッドフォークというよりやはりアコを主体としたブルースと言いきれます。オリジナル曲とかカバー曲ではかなり色合いが違う印象になります。



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歌詞カードと細かなクレジット。ボニーレイットがコーラスで参加してるのですがクレジットにはギターでの参加は書いていない(笑)


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曲目です

A面
-1 Lonesome Georgia Brown
-2 Down in the Flood (Dylan)
-3 I've Got Mine
-4 Statesboro Blues (McTell)
-5 Another Way to Find You
-6 No Expectations (Jagger, Richards)
B面
-1 Friend of the Devil (Dawson, Garcia, Hunter)
-2 Don't It Drag On
-3 Every Mother's Son
-4 Mail Order Mystics
-5 I Feel the Same

A-1Lonesome Georgia Brown、今から始まるにはこれ以上ない静かであるが芯の通った曲でオリジナルです。ベンキースのドブロがイイ感じ。
-2 堤防決壊(ディラン作)、本当にこの曲をカバーする人は多い、なぜかいまだに判りません。ディランの原曲も(地下室に収録)そんなにイイ曲とは思えないんだけどなー。今回のスミザーのカバーはロジャーティリソンのやっているカバーと同じくらい恰好イイですけどね。
-3 I've Got Mine オリジナル、これもブルースかな アコが素晴らしい弾き語り。
-4、オールマンで超有名な曲ですが、ここではアコであくまで原曲のブラインドウィリーマクテルのイメージのカバーにしてますが、歌の迫力は凄みがあります。ギターのアレンジはかなりカッコいいですよ。
-5 Another Way to Find You 戦前のブルースっぽい。たまらんよこれ。
-6 ストーンズのNo Expectations。エリックカズのピアノから入る、原曲のイメージ通りのアレンジです。ここでもベンキースのペダルスチールがいい味出してます。

B-1 Friend of the Devilこれはデッドのアメリカンビューティーの中の1曲。イントロのハッピートラムのバンジョー。ほとんど原曲のままです。
-2これからはすべてオリジナル曲。表題曲です、これもアコースティクブルース。
-3 Every Mother's Son。オリジナルでは一番好きかなー。
-4,5 もイイ曲ですよー

やはり印象はオリジナルとカバーの感じがかなり違って混沌としていますが。すべてオリジナルと思って聴けば全体のイメージが変わってきて素晴らしいブルース寄りのアコアルバムであると言えます(爆)


レーベルです。

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存在感ありありのポピーです。マリファナの葉っぱでしょうかね。アシッドフォーク御用達レーベルです。カタログNoはPYS-5704マトはA-1 B-2 STERLING刻印打ってあります。


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専用のインナーバック。  これでこの盤は完オリとなっています。

アシッドフォークの中ではひときわ存在感を示すスミザーです、ファーストも人気盤で今探してもらっています。

生涯の友、といえる1枚です。


購入レコ屋    ナカシマレコード

購入金額     3500円











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by naruru-kato | 2017-03-18 19:06 | Chris Smither | Comments(2)

Eric Justin Kaz その1    If You're Lonely

70年代のSSWのアルバムで、大傑作のエリック(ジャスティン)カズのファーストアルバムです。一般的にはマイナーなSSWだと思うのですが,WS系のアルバムではいたるところで録音に参加し,自身ではヒット曲も出ていませんが、カズの楽曲をリンダロンシュタット、ボニーレイト、アートガーファンクルらが取り上げヒットさせています。

もともとニューヨークのブルースマグワースというバンドにいて、都会派SSWであり、土の香りのするWS系とは一線を画す、と思うのですが(大体WS系=土の香り。っていうのはザバンドだけのイメージで言っているのですけどね)何度聴いても飽きないし、この作品が1972年に出ているという事が信じられないので取り上げました。


なぜ信じられないのか?というと、あまりに洗練されすぎて例えば2017年の今年デビューしたNYのシンガーのアルバムです!と紹介されても普通にうなずいて聴けそうな楽曲が並んでいるのです(今時SSWなぞという音楽家がデビューするのだろうか、という疑問は別として)

たぶん72年にリアルタイムでこの作品を聞いた人は理解に苦しんだろうな(笑)
ただし、ところどころに「この曲なんかの曲に似てるなー」というのが多少あります。少しパクッている気がします(盗作にならない程度だろうけど)曲目の紹介でその辺は後で記述します。



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いかにもスノッブ的なソファーに寝そべる本人のジャケ。モノトーンでカッコいいようですが少しお腹が出ているようでそれが非常にマイナスですね(笑) この何年も後にこの状態で過ごす人をカウチポテトと呼ばれます。今の僕のレコの聴き方もこんな感じです。赤い字でIf You're Lonelyと書かれた題名もGoodです。
(ちなみに左端の文字は元の持ち主のサインでしょう、なんかへんなスタンプも打ってあります)

このアルバムはブラックホーク99選にも入っています、バックのメンバーはたぶんNYのスタジオミュージシャンだと思いますが、ボニーレイットもアコの泥臭いスライドギターで参加しています。それがこの都会派SSWのアルバムにすんなりと溶け込んでいる所が凄いです。



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裏ジャケ 録音はNYのヒットファクトリー。WS御用達のベアズビルとかでしょっちゅうゲスト出演していますが自分のソロはやはり都会なんですね(笑)


歌詞カードも入っています、細かいクレジットは載っていませんので誰がどの曲で何をやっているかは不明ですが、歌詞カードはありがたや。SSWはこうでなくては。


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WS系のゲストでは、マッドエイカーズ(VA)クリススミザー、その他いろんなところで顔出してます。

実はカズはこの後2作目のCul-De-Sacを73年に発表後アメリカンフライヤーというバンドで2枚、 CraigFullerとのデュユエットアルバムなど名盤を出していますがその後沈黙。41年ぶりにソロを出した2002年に初来日公演も行っています。


もちろん見ていませんけど。




インナーはワーナーRockの4番。


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イイ時代のレコジャケでしすねー。








曲目です
A面
-1 Cruel Wind
-2 If You're Lonely
-3 Temptation (Took Control of Me and I Fell)
-4 Time Has Come
-5 Tonight, the Sky's About to Cry
B面
-1 Cry Like a Rainstorm
-2 Mother Earth (Provides for Me)
-3 When I 'M Gone
-4 Someday, My Love May Grow
-5 Christ, It's Mighty Cold Outside


A-1 Cruel Wind まさに早すぎたAOR、素晴らしい曲です。この間奏のギターのトーンは最高ですね。
-2はタイトルチューン。Bメロが一瞬S&Gの「明日に架ける橋」に似ているのだけど(ホンの一瞬なんでまぁいいか)ピアノ主体のこれもイイ曲です。
-3 Temptation、都会派洗練ポップの中では異色になるかも、いきなりアコでボニーレイット全開です。
-4はすこしブルース R&Bの匂いが感じられますがそこを上手くニューオリンズ風に仕上げています。
-5のじっくり歌い込む素晴らしさ。サビの美しさと言ったら。

B面も同じように続きます。
-1,2も同じような感じ。素直に聴き流せますねー
-3のWhen I 'M Goneはいきなり1小節目はビートルズのレットイッビーっぽいのですが(ほとんどパクリ)まぁそれでもいい味だしてます。
-4、-5も同じようなピアノの弾き語り。静かに幕を閉じます


レーベルです


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Wマーク無しのオリジナルかな。

そして、この次のアルバムも凄くイイですし、アメリカンフライヤーも素晴らしのですがなぜか大ヒットとは無縁だったようです。


NYのピアノ系アーティストは何と言ってもビリージョエルなんでしょうが、そこら辺りと比べるとどうしても楽曲の弱さが目立ってしまいますが、今聴くとビリーなんかよりも全然いいんですよねー。ポールサイモンのStill Crazy After All These Yearsと並んでニューヨーカーの名盤だと思うのですが、どーでしょう?



今月でWS系は終わる予定ですが残りはすべてSSW系でいこうと思ってます。



購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額     3000円くらい


参考文献    レココレ  2010年3号


















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by naruru-kato | 2017-03-10 21:51 | Eric Justin Kaz | Comments(0)

Sandy Denny その3     Rendevous

英国フォーク&トラッド特集も最後を迎えました、最後はやはりペンタングルで行こうと思い、再度所有の3枚を聞きこみましたが・・・ やはり断念 このバンドは現状の僕の知識では難しすぎたので諦めました(涙)

という事でまたもやサンディデニーです。計8回の記事でサンディ関連が4回です。どんだけ好きなんですか?
っーか、もともとこの人の声を知ってこの世界に入ってきたのでしょうがないのです。

今回は遺作となってしまった4枚目のランデブーです。


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テムズ河(かな?勝手に決めるな)の畔の電話ボックスにもたれ何を思う?

本来はセカンドのSandy 、サードのLike An Old Fashioned Waltz の順番で話を進めなければならないのですが、実は僕はこのランデブーが一番良く聴いているのです。

最高傑作はセカンド、最高ジャケはファースト、というのが一般的な評価でしょうか?それが証拠に有名コレクターの,せみまーる氏が書いている本のUKフォーク&トラッド紹介ページにはサンディ参加時のフェアポート、フォザリンゲイ、ソロの1~3作目までの紹介はあるのですが、このランデブーは載っていませんでした(笑)

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しかし、僕的にはこのアルバムが一番聴きやすいのです。なぜかというとこのアルバム初期の頃のようなトラッド&フォークの影が薄れ、女性POPアルバムという感じで、かつてのような凛とした崇高さは無くなり、その分解りやすいという感じです。アメリカ市場を意識したのでしょうか?


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裏ジャケです、ただ単に表の写真を弩アップにしただけ(笑) ジャケに関してはかなりの手抜きです。当然ピンボケです。

クレジットを見ると今回も凄いゲストが。



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トレバールーカス、ジェリードナヒュー、トンプソンのギター。デイブマタックスのドラムなどのフェアポート組、スティーブウィンウッドもオルガン弾いてます。
僕がこのアルバムが好きな理由はギターの音色、フレーズが素晴らしい(僕好み)ので良く聴くのです。今回はトンプソンは1曲のみの参加ですが、ジェリーは4曲も弾いています。特にロングトーンの伸びがあり艶やかなギターソロはたまりません。

ところで、アルバムの下にマスタリングBY Sterling スタジオという文字を見つけました。これは、音が劇的にイイSterling社がカッティングを行った、という事です。良く中古レコ屋のアルバム紹介にSTERLING文字あり と書いてあるやつです。

もしや、と思い。サンディの残り3枚の盤も見ましたがすべて、この刻印が入ってました。音がいいはずです。


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実はこのアルバムは当初かなり適当に考えていて、中古レコ屋の店長から「実はこのランデブーが一番入りにくい」と聞かされ、それならばどーしても仕入れてくださいという事になりUK盤で取ってもらったのです。


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曲順です
A面
-1 I Wish I Was a Fool For You
-2 Gold Dust
-3 Candle in the Wind (Elton John, Bernie Taupin)
-4 Take Me Away
-5 One Way Donkey Ride
B面
-1 I'm a Dreamer
-2 All Our Days
-3 Silver Threads and Golden Needles" (Jack Rhodes, Dick Reynolds) 3:40
-4 No More Sad Refrains

A面-1のイントロ一発目で今回のアルバムは今までと違う感が凄いです。-2は自作のジャズっぽい意欲的な作品。-3は勿論エルトンジョンのマリリンモンローの事を歌ったキャンドルインザウインド。ダイアナ貴の追悼歌にもなりましたあの曲です。ここでトンプソンのギターが炸裂。
-4も素晴らしい曲。ここではジェリーのギターが爆発。

B面の-1もジェリーのギター、天に昇天しそうです。-2はなんか映画のサントラのような曲なのですが残りの2曲も素晴らしいです。


レーベルです。

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オリジナルだと思うのですが、アイランドはあまり良く知らないので(汗)
Hannibalというレーベルがオリジナルという記事も見つけたので、さらに良くわかりません(汗)

このアルバム発売後の1年後に痛ましい事故でこの世を去ってしまうサンディです。このアルバムから女性シンガーというのを意識してアメリカ市場を狙ったのであれば残念でなりません。ずーと活動していたら、例えばリタクーリッジのような国民的な歌手になっていたかもですね。(例えがすこし悪いですが)


今回でUKフォーク&トラッド特集はおしまいです。ただし機会があるごと取り上げていきます、特に秋~冬は夜聴くのにはちょうど良い音楽ですから、ちなみに今後はリチャードトンプソン関連を買って行こうかなーと思ってます。


今年最後の記事を大晦日に書くつもりです、今までで一番閲覧数が多かった記事、「今年の会心レコ」今年収穫した中でも値段、やっと探せた、などの一枚をショップごとに分けて紹介します。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    4500円















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by naruru-kato | 2016-12-25 12:40 | Sandy Denny | Comments(2)

Ian Matthews その1   Tigers Will Surviver

UKトラッド&フォークということで特集しているのですが、はたしてイアンマシューズは該当するのか?という疑問を抱きながら今回は取り上げました。
(ネタがつきそうなんですよねー)
ひとまずはフェアポートコンベンションのオリジナルメンバーという事でフェアポート周辺のSSWというのが一番この人らしいジャンルでしょうか(アメリカに渡ってからはイメージ変わりますが)

この人はファアポート脱退後にサザンコンフォートというソロともバンドとも取れるアルバムを3枚ほど発表していますが、そちらはカントリーロックという感じでした。
実際のソロファーストはIf You Saw Thro’ My Eyesというアルバムだと思うのですが
(これはそのうち取り上げます)セカンドの今回のアルバムが一番である。という文献を見かけましたのでセカンドから始めます。


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よくわからないジャケなんですが、結構有名ですよねーこれ。僕も誰のアルバムか知らなかった頃からこのジャケは知ってました(笑)

僕の感想は、この人はトラッド&フォークには向いていない甘い声、やはりアメリカのSSWっぽい感じが凄くします。サンディーとのハーモニーは最高でしたがフェアポートがエレクトリックトラッドに移行していく中でアメリカのSSW、フォークっぽいのをやりたくなったんで辞めたのでしょうね。


実際アメリカに渡ってからの選曲のセンスは素晴らしく、トムウェイツ、ジャクソンブラウン、ダニーウィットン、ランディーニッーマン、スティーブヤングなどのヒットしたナンバーを取り上げています。

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ゲイトフォールドの全開写真。縦型になってます(1STも同じ仕様)ネイティブインディアンの女性の写真でしょうか。



内ジャケです。


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全体にテクスチャード加工された渋い色合いのジャケですね。


ところでこの盤は当初安いUSオリジを購入したのですが聴いてみるとミスプレスがあり針が途中で止まってしまう怪奇現象が起き、お店で交渉し少し追金を出してUKオリジと交換してもらいました。その時凄い事実が判明。

なんとUK盤とUS盤ではA面B面が逆になっていたのです、これはお店のオーナーも知らなくて「こんなこともあるのですねー」という事になったのです。



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つまり、UK盤の1曲目 Never AgainがUS盤ではB面1曲目なのです。
どーいう意図だったのか解りませんが、例えばビートルズのSGPがA、B面逆だったなんて考えられませんからねー(笑)


アルバムの印象は、全体に霧のかかったSSWという感じで、まだイギリスの情緒有る風景を思わせるような傑曲がそろってます、ただし、これはという印象を残す曲が少ないかなー あくまで私的意見ですけど。


この人は声質はなよなよしてるところが凄くイイのですが、ヒット曲作る才能には恵まれなかったのかなー。



曲順です
A面
-1 Never Again
-2 Close The Door Lightly
-3 House of Unamerican Blues Activity Dream
-4 Morning Song
-5 The Only Dancer
B面
-1 Tigers Will Survive
-2 Midnight on the Water
-3 Right Before My Eyes
-4 Da Doo Ron Ron
-5 Hope You Know
-6 Please be My Friend


白眉はやはりA-1、B-1かなー。その他はというと。
A-2 フェアポートでも取り上げたエリックアンダーソンの曲です。よっぽアンダーソンが好きなのか?
B-6のアメリカを凄く意識した曲が好きですねー


レーベルです。

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レーベルのブランド品といわれる「バァーティゴ」の小渦のオリジナルです(笑)


このレーベルは表と裏が違っていて



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こちらがA面です、これをターンテーブルで回すとどーいう事になるかと言うと



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こんな感じになります。まさに洗濯機をずーと見ているのと同じ感覚になります(爆)

この人の作品はUKソロ&USソロの2枚づつ持っていますが、PLAINSONGというブラックホーク99選に選ばれているレコだけはほしいと思ってます。



イアンマシューズはUSに渡ってさらにアメリカナイズされアメリカン西海岸のような音楽を発表していきますが、イギリスにいた頃のアメリカを思って作ったアルバムのほうが、断然僕は好きですねー、どことなくイギリスの香りがしているからね。




AOR全盛時にはStialin HomeというアルバムからShake Itなんかのヒットを飛ばしますが、あまりにもこの人の声はAORにピッタリ過ぎて(例えばボビーコールド、クリストファークロスなんかと同じ感覚)今の僕にはNGでした。


さーて次回で2カ月に渡ったUKフォーク&トラッド特集も次回で終わりにします。

最後はやっぱあの人のアルバムかな(笑)



購入レコ屋  サンオブスリーサウンズ

購入金額   4500円くらい












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by naruru-kato | 2016-12-18 11:27 | Ian Matthews | Comments(2)

Sandy Denny その1  The North Star Grassman And The Ravens

とうとうブリテッシュフォーク&トラッドの世界に足を踏み入れた僕です。前回のマリアンシーガルで耳がだいぶ慣れたせいか、そろそろ有名なフェアポート、サンディーデニーも聞いてみようかと思いレコを探しましたが、いかんせんあまりにも高いのです。
オリジの英国盤は2~3万で流通しているのです。そこでひとまずサンディーのCDのベスト盤を中古で英世1枚で購入、入門用にはピッタリでした。
なんどもこのCDを聞いているうちに完璧にこのカスレ声の歌姫の虜になり、どーしてもレコードで欲しいと思っていた矢先、今年から出入りするようになったナカシマレコードさんでUS盤ならそんなにしないから探してあげる。という話がでました。


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とうとう手に入れたソロデビュー盤、日本盤の題名は「海と私のねじれたキャンドル」あまりよくわからないのですが・・・ (汗)

このレコもブラックホーク99選に選ばれていますね。

ここで超簡単にこのソロデビューまでの流れを説明します。
1967年ロンドンでフェアポートコンベンション結成、その頃のレパートリーはジェファーソンエアプレン、ジョニミッチェルなど、

1968年 初代Voのジョディーダイブルに変わりサンディーデニーが参加
1969年 参加後初のアルバムディラン、ジョニミッチェルなどのカバーなど
1969年 初めてUKトラッド(伝承歌)をエレクトリックアレンジする「アンハーフ                                 ブリッキンング」発表
1969年 UKトラッドを全面的にカバー、歴史的名盤 リッジ&リーフ発表。
1970年 サンディー フェアポートを脱退し恋人のトレバールーカスとフォザリンゲイを結成。アルバム1枚残す。
1971年 初のソロであるこのアルバムを発表

ひとまずここまで、わずか1年でフェアポートコンベンションの歴史的名盤3枚を発表し脱退してしまうのです、本当は最初にフェアポートのアルバムを紹介しなければいけないと思うのですが、なにぶんサンディーありきなんで。フェアポートもサンディー在籍時しかレコードもってませんので。


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写真家キーフさんの印象的なアルバムカバーです。
これは何をやっているかというと、紅茶の葉っぱで占いをやってるらしい。

ゲイトフォールドの内ジャケです。


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左側に参加メンバーの写真、基本的にフォザリンゲイのメンバーにフェアポートの悶絶ギタリスト、リチャードトンプソンが参加。

左側のサンディーの写真ですが・・・


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昭和40年代の女子高生のようだ(爆)。

サウンドは、英国の深い森の中をさまよっている感じのアルバム、この後3枚のアルバムを出したサンディーですが、ここではまだそんな感じです、次第にアメリカ的な音になってジャズ、カントリーもこなして英国史上最高の女性ボーカリストとなっていくのですが、ここではまだ森の中です。それが非常に心を打たれます。


ただし例外的にディランの「Down in the Flood 、堤防決壊」もやってます。またしてもこの曲だ。なんでみんなこれをやりたがるか不思議でしょうがない。


曲順です
A
-1 Late November
-2 Blackwaterside
-3 The Sea Captain
-4 Down in the Flood
-5 John the Gun
B
-1 Next Time Around
-2 The Optimist
-3 Let's Jump the Broomstick
-4 Wretched Wilbur
-5 The North Star Grassman and the Ravens
-6 Crazy Lady Blues

A-1から深い森に入っていきます、-2のトラッドはZEPのブラックマウンテンサイドの元ネタは有名は話、白眉は-5でしょうね。

B面も最初から最後まで深い霧に包まれた感じです、すべて聴き終わると深い感動が訪れます。

レーベルです。


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US盤はA&Mです、UKオリジは勿論アイランドレコード、これは1~2万以上はしますね。

この後すべてナカシマレコードさんでサンディーのレコは揃いました。評価のほうはセカンドが一番最高傑作と言われていますが僕的にはサードが一番かな。

しかし、ジャケの美しさはこれにかなうものは無いですね。


1978年4月21日、事故で僅か31歳で生涯の終わるサンディーです。しかしその軌跡は素晴らしく71年72年には英国メロディーメーカーの最優秀女性シンガーに選ばれ、あのZEPのThe Battle of EvermoreではZEP史上初のゲスト扱いでクレジットされロバートプラントと渡り合ってます。

なんとかソロの4枚とフェアポート参加の3枚は揃いましたので今後紹介していく予定です。



購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額    2800円

参考文献    レコードコレクターズ1991年5号






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by naruru-kato | 2016-11-13 17:51 | Sandy Denny | Comments(2)

Rod Taylor その1   Same

10月はなんとなくSSWの特集をしています。今回は無名と言えば無名、通の間では超有名、一時期幻の名盤とされていたこの人、ロッドテイラーのアサイラムから出たファーストアルバムをヤフオクで落札出来ましたので紹介します。

この人は1973年に初期アサイラムからデビューしたのですが売れ行きは無縁であったようでその後名前をロドリックファルコナー、さらにロドリックテイラーなどと変えながら5枚ほど作品を出したようですがその後TVの世界に行ってしまうのです。

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渋いジャケですねー。初めてこの人を聞いたのは15年ほど前、錦(名古屋の繁華街)で飲んでて帰りにふと立ち寄ったロックバーでこの人がかかっていたのでした。その後、名盤探検隊CDを買ったのですが全然良くなくてすぐに売ってしまったのです。しかし最近僕も枯れてきたのでもしかしたらこれもいいかも(最近こーいうの多いです)と思いずーと探していたのです。


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裏面も良くわからんが、一応渋い。

改めて聞くと、この人の声がSSWには珍しくかなりビターボイス、大人しか分からんような声。SSWの特集本には必ず出てきますが、スワンプ特集にも出てきます。

ノースキャロライナに生まれ職業を転々と変えながらLAに来てまず詩人として認められようやく初期アサイラムからデビューしたのです。このころの同期はスティーブファーガソン、トムウェイツ、ネッドドヒニーなどです。


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ゲイトフォールドの内側、フムフム、歌詞も付いて親切だなーと思ったら何か変だ。


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実はCrossingと題された詩が付いていました、当然読めませんので日本のCDをもう一度探さなければ(載ってて訳詞が付いている保証はどこにもないですが)アナログでは発売当時日本では見送られています。


バックメンバーは凄さまじい。当時のLAの有名どころが大挙して押しかけてます。


ギターはジェシエドディビスにライクーダー、アンドリューゴールド。ベースはリースカラー、ドラムはジムケルトナー、ラスカンケル、コーラスにボニーブラムレット、ジョニミッチェル等。凄すぎです。



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しかし豪華バック陣にテイラーの声はまったく負けてません。堂々と歌ってます。
紹介本にも、生涯の友。無人島レコード(無人島にレコ1枚を持っていくとしたら何を持っていくかという下らん質問)SSWぴか一。などと形容されているのです。




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このマーチンD28(だろう)を弾くテイラーのカッコいいこと。


全体に暗いイメージのジャケですが、少しだけおちゃめな仕様。
ジャケのRod Taylarの文字の中にも小さくRod Taylarと書いてあります(笑)


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曲順です
A面
-1 I Ought To Know
-2 Crossroad Of The World
-3 Railroad Blood
-4 Double Life
-5 Making A Way
-6 Sweet Inspiration

B面
-1 Living Dangerous Blues
-2 Something Old
-3 Man Who Made
-4 Lost Iron Man
-5 For Me
-6 The Last Song




すべての曲が2~3分ほどで完結し凄く聴きやすい、A-1からグイグイ引きこまれます。-2でジェシエドのスライド炸裂、ボニーのコーラスも最高、まさにスワンプ。
ジェシエドの客演したレコで今のところ(僕が聞いた中では)ロジャーティリソンと同レベルのスライドギターです。白眉はボニーの熱唱が最高の-5ですかね。

B面もほぼ同じ感じで進んでいきます。まさに魂を絞り出すようにロッドテイラーが歌いあげます。



僕の無人島レコードの選考基準に完璧に達しております。まさに生涯の友。
予備にもう一枚欲しいくらいです。


レーベルです。


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白アサイラム、もしかしたらその後のクラウズレーベルで再発されていないかもしれません、日本盤もありません。今後手に入れるには探してこのレーベルのレコを買うか(たぶん5000円くらい)CDを買うしかないですね。


僕がヤフオクで探したときはたった二人(僕を含めて)の一騎打ちでしたので割かし安い金額で落とせました。やはりこんな人を探しているのはわずかですね(笑)


名前を変えた後の作品はかなり違う内容らしく探しまわる事はなさそうですが、声だけはこの声のようです。偶然見つけたら買いますがたぶん無理だろうな。


購入レコ屋
ヤフオク  Best sound records

購入金額  3.100円


参考文献   アサイラムレコードとその時代
       レコードコレクターズ 1998年8号





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by naruru-kato | 2016-10-08 19:13 | Rod Taylor | Comments(0)

James Taylor その1   Sweet Baby James

このアルバムはキャロルキングのタペストリーと共に、まさにSSWの幕開け、といった形容詞がふさわしいよ思います。

実はジェームステイラー(以下JT)は苦手だったんです。どーもあのバリトンボイスが僕の耳に合わなくて、CDの最近の物は持っているのですが昔のJTはベスト盤のみ、わざわざレコードで買い直すつもりもありませんでした。

しかし、以前紹介した弟のリブのLIVというレコードを買ってみたら「LIVなら聞けるなー」と感じ、ほとんど声が同じJTももう一回チャレンジしてみるか感が出たのです。

ちなみにリブの後に妹のケイトも買い「これは素晴らしい」と思い一度兄弟全員聞いてみるかとも思ってました(笑)


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あまりにも有名なセカンドアルバム、実質的なファーストとも呼ばれています。
この大胆不敵で自信満々の顔ジャケがまず凄い。「聞いてくれよ」というよりは「聞かせてやる」という感じの方が強く出てますね。

この盤はワーナー7アーツのレーベルなんで間違いなく初回盤ですが、その後のグリーンレーベルになってからはタイトルのSweet Baby Jamesの下にもFire And Rainと表記したある盤も存在します。


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裏ジャケです、しかしカッコいいです、現在の髪の毛が無いJTはこれからは想像できない(爆)カーリーサイモンもこの顔で迫られたのでしょうかねー(笑)



今回は完璧盤を高いお金出して買ったので手書きの歌詞カードも付いています。


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歌詞カードの表はまたもやJTのアップ写真。



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まさに、これでもか、これでもか攻撃ですね。



イギリスで吹き込みアップルから出されたファーストは大失敗し失意のままLAに来て吹き込みファイヤー&レインの大ヒットを飛ばし、ここから超一流のSSWとして歩んでいくJTですが、僕的にはリブのほうが楽曲は素晴らしと思うのですがどーでしょう?ただしギターの腕は相当なもんです。日本にもJTのアコに衝撃を受けたミュージシャンは沢山いますからねー

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カンパニーレーベルに入っていました、なじみの顔が沢山います。


曲順です
A
-1 Sweet Baby James
-2 Lo And Behold

-3 Sunny Skies

-4 Steamroller

-5 Country Road
-6 Oh, Susannah
B面

-1 Fire And Rain

-2 Blossom

-3 Anywhere Like Heaven
-4 Oh Baby, Don't You Loose Your Lip On Me

-5 Suite For 20 G

兄の子供のジェームスの事を歌ったA-1で静かに幕を開けるこのアルバム、この曲の楽曲は凄くいいですね、ギブソンJ50(だと思う)のカンカンした音が最高です。
バックはダニークーチ、ラスカンケル、キャロルキング、なぜかイーグルスのランディーマイズナーもベースで参加してます。A-3のシャフル風のセブンスコード感が凄く気持ちいい。A-4はブルースっぽく恰好イイ曲です。ここではクーチのギターが冴えます。後半はホーンも導入してA面のハイライト的。A-5もイントロがカッコいい。いかにもJT的な奥行きの広がりが最高、最後はトラディショナルのA-6。これはいろんな人がカバーしていますがJTはアコの弾き語り、しかもギターがストロークではなくアルペジオ風、メチャカッコいいアレンジです,JTのギターテクに度肝を抜かれます。

B面はヒットしたB-1。B-2はギターとキャロルのピアノのユニゾンのイントロが素晴らしい。B-3もJTとクーチのアコバトルが炸裂するブルースチューン。こういうブルース的な歌も歌えるのがJTの凄い所なんでしょうか?JT以降タケノコのように現れるSSWとはやはり違います。最後もホーンを導入、そしてクーチのギターが炸裂。
なんだかんだで僕もこの作品を聞いてJTにハマっちゃいました(笑)

レーベルです

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ワーナーセブンアーツのレーベル。結局JTはファースト~5枚目のWalking Manまで購入してしまいましたよ。


この人がいなければ日本の「はっぴいえんど」も「センチ」も生まれなかったかもしれない偉大なJTです。


僕も75年までののJTだけは集めようという気になってしまいました。そして結局あとは6作目のGorillaだけになってます。


購入レコ屋  ミュージュクファースト

購入金額   4700円


参考文献   レコードコレクター1995年4月号








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by naruru-kato | 2016-10-01 17:23 | James Taylor&Family | Comments(0)

Livingston Taylor その1  LIV



ロック界のケネディ家と呼ばれる奇跡の兄弟、5人兄弟全員がレコーディングしアルバムを発表している、というとんでもない家族。
一番有名であるジェームステイラー(以下JT)とその兄弟のアルバムを一つのカテゴリーにしました。ただし、JTはカーリーサイモンと結婚していましたがカーリーサイモンは別のグループのままです(離婚したからね)。


まずはJTなのだろうけど、初回は三男のリブことリビングストンテイラーのセカンドアルバムであるLIVを紹介します、なぜかというと僕はJTよりもリブの声の方が好きなんだな。



JTと同じバリトンボイスだけど、リブのが多少ナヨナヨしていて好感がもてるんです。



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プロモコピーのステッカーが貼ってありますが白盤ではありませんでした。



ところで、非常に納得いかないのですが、なぜかキャプリコーンレコード所属です、長男のアレックスも同じです、なぜボストン出身の彼らが南部のこのレーベルなんだろう?



という事でこのカバーの有名な写真はあのオールマンのフィルモアライブのジャケを撮ったジムマーシャルです。ゲイトフォールドを広げるとさらにこんな感じに


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内ジャケではこんな感じのドアップ写真です、あまりJTとは似てませんね(笑)



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バック陣もキャプリコーンのミュージシャンで固められているようです。




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やはりSSWなんで歌詞カードが付属になっています。


SSWとしての才能はJTと同じくらいあると思います。1曲目のスローイントロからグイグイと引っ張っていく中盤にかけての展開力は素晴らしいです。


実は僕はJTはあまり好きでなくアルバムも持っていませんでした、CDもほとんど売ってしまいベストのみある状態でした、レコ屋でなぜかこのLIVのジャケが気になり試聴させてもらって「リブならいけるじゃん(笑)」という事になり購入しました、その後ファースト,サードも購入、JTも初期だけなら聴けるかなーと思いファーストから4枚目まではレコを購入し、さらに妹のケイトのファーストも購入してしまい、JTファミリーを集めだしている自分に驚いているのです(爆)


曲目です
A面
-1 Get Out Of Bed
-2 May I Stand Around
-3 Open Up Your Eyes
-4 Gentleman
-5 Easy Prey
B面
-1 Be That Way
-2 Truck Driving Man
-3 Mom, Dad
-4 On Broadway
-5 Caroline
-6 I Just Can't Be Lonesome No More


A面はすべて素晴らしい出来ですね。 1曲以外はすべてリブの作品です。
A-2、-4なんてほとんどJTの曲と変わらんです。そして最後のA-5のイントロのコード感、中間部のギターソロが凄く好きです。結構南部っぽい音づくりになってますね。


B面、-2は少しロック色が強い曲、B-4は有名なカバー、センスイイです。-6もJTぽいのですがリブが歌うとなぜか心が落ち着く。この人ならではでしょう。


レーベルです。


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非常に違和感があるピンクレーベルの初期キャプリコーン。プロモコピーの印刷も見えます。カタログNoはSD863 マトは両面ともAAAと刻印されています、よくわかりません。

JTもリブも、これ以上の盤は購入するつもり無いのですが、ケイトは評判の高いセカンドも探しています。


そして、もう、こーなったら長男のアレックスも1600円でオリジナル売っている店知ってますから買ってみよーかなー、なんて悩み中です。







購入レコ屋  サンオブスリーサウンズ

購入金額   2500円くらい

参考文献   レコードコレクターズ1995年4号 







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by naruru-kato | 2016-08-06 20:28 | James Taylor&Family | Comments(0)

Carole King その2   Music

世界中で2000万枚売った前作「Tapestry」からその同じ年に発売された三作目のミュージックです、普通、モンスターアルバムも作るとそのプレッシャーから次作は時間がかかり、さらにモンスターを超えられない場合が圧倒的に多いのが常ですが(イーグルスのホテルカリフォルニアの後のロングラン、マックのルーモアの次のタスク、フロイドの狂気のあとの炎とか、炎は大好きですけどね)この人はいとも簡単にまたも全米1位になる本作を作ってしまいます。


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もともと音楽職業作家だったんで、ヒット曲作るコツみたいなものは十分にあったのでしょう。

これは日本盤のセカンドかサードプレスです、ジャケは絹目加工のテクスチャー分厚い紙です。
しかし、このジャケはよくないなぁー。
何がよくないかというと、グランドピアノに座ったキャロルを正面から捉えた写真。
普通、グランドピアノは足の部分が見えます、だから座っていると正面から見ると凄く背が低く見える(笑)
座っているのだからその分しょうがない事はわかっていても、ピアノに座ってる部分が隠れてしまい。そのー なんか  ちんちくりん なんですよねー(爆)
こんなこと考えるの僕だけですかねー


でも、コンサートでも必ずグランドピアノの立ち位置(座り位置)はステージの左右どちらかで客席に向かって斜めに位置されるのはそのためでしょうね。


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裏ジャケです、まだこちらの方がイイです(僕の趣味の問題ですが)。


さらにいうと、ゲイトフォールドジャケの内側。


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この右部分をメインジャケにすればもっと売れたかもねー。これが一番の写真かな?


そんなことはどーでもよくて、実際ある評論家の話ではタペストリーとミュージックの発売順が逆ならミュージュクもモンスター的に売れただろう。と言ってました。


このアルバムから管楽器も取り入れてます、僕的にはタペストリーと双璧をなしている素晴らしいアルバムであると思っています。


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表題のミュージックを除き、残りすべてにおいてわざわざ日本語題名が付けられた解説書は朝妻一郎氏、1曲目のBrother Brother「私のお兄さん」カーペンターズがカバーした2曲目のIt's Going to Take Some Time「しなやかな冬の若木の小枝のようになりたい」(なんちゅー長い題名)の日本語題名の違和感あること、あること。


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付属の歌詞カードはたぶん本国仕様でしょうね。

曲順です
A面
-1 Brother, Brother
-2 It's Going to Take Some Time
-3 Sweet Seasons
-4 Some Kind of Wonderful
-5 Surely
-6 Carry Your Load
B面
-1 Music
-2 Song of Long Ago
-3 Brighter
-4 Growing Away from Me
-5 Too Much Rain
-6 Back to California

A-1、マービンゲイにインスパイされた有名な曲、カッコいいです。そしてA-2。カレンカーペンターの歌声にはかなわないかなー、でも本家もイイです。
しかし、ファーストからタペストリーときてこの三作目ではボーカルに自信があふれてきているのがよくわかります。
白眉はやはり大ヒットしたA-3でしょうか、A-5も素晴らしいマイナー調バラード、ダニークーチの地味なギターが最高です。

B面も素晴らし作品が続きます、表題曲も最高!これぞキャロルキングという感じ、しかもサックスが良い味出してます。B-2はJTとクーチがコーラスを付けます。たまらんわこれ。

さらにB-5、ラストのB-6と なんてイイ曲ばかりなんだぁ

レーベルです。


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 僕の予想では日本初盤はA&Mとオードのマークが左右にもっとわかれていると思ってます(未確認ですが)、マトはA面11、B面7となっていますから日本でもかなり売れたのでしょうねー


まぁ日本盤なんでどーでもいい事ですが。


このアルバムはタペストリーの陰に隠れて超有名ではないかもしれませんが、内容は本当に素晴らしいです。どちらにせよ75年くらいまでのキャロルはもう無敵の素晴らしさであることは間違いないです。


購入レコ屋   不明
購入金額    たぶん1000円くらい

参考文献    レコードコレクター2002年 2号

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by naruru-kato | 2016-07-31 18:21 | Carole King | Comments(0)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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