アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Young Rascalsその1    Good Lovin'

ブルーアイドソウルといえばやはりヤングラスカルズ、と言っても前回のラビンスプ-ンフル同様にこのバンドも全くノーマーク。今年に入り二枚のアルバムを入手したばかり、なぜ気になったのかというと、山下達郎がサードアルバの超名曲のGroovin' をカバーしていて、その曲は以前から知っていましたが(達郎のラジオの宣伝で良くかかるので)この曲がヤングラスカルズだと今年に入って知ったのです。(素人かっ)。

いや、ほんとにこんなブログやってるくせにこんなことも知らんのか!と怒られる人もいると思いますが、まぁー正直に書きましたので許してください(笑)

もともと、黒人のソウル系は全く聞かないのですが(どーも肌に合わんというか・・・決して差別的な事を言っているのではないですが)白人のソウルは結構好きで、昔のボズやホール&オーツなどは良く聴くのです。ですから今回のヤングラスカルズもすんなり入れました。っーか完璧に(超今さら)ハマりました。


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おそろいの訳の判らんスーツに身を包んだジャケ、ビートルズの襟なしスーツを意識したのか、さらにヘンテコなデザインのスーツと短すぎるタイ、おそろいのコーディロイのパンツ。本当にこんな恥ずかしい恰好で演奏していたのだろうか?B4でも例のスーツはすぐに辞めたと思ったが。この恐ろしい着こなしの流れはそのまま我が国のGSへと波及していきますわな。


ところで、バンド自体はかなり前から知っていてそれはこの本に載っていたから。

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この本、古本屋で買ったのですが、物凄く役に立ってます。
ヤングラスカルズは1964年にニューヨークで結成、メンバーはフィリックスキャバリエ(キーボード、ボーカル)エディブリガッティ(パーカッション、ボーカル)
ジーンコーニッシュ(ギター、ボーカル)ディノダネリ(ドラムス)のベースレスの変わった編成、4枚目からはヤングをとってただのラスカルズになります。

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僕が好きなのはヤングがついている頃のサードアルバムぐらいかなー。
ジャケ裏です。

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しかし、「白人のソウル」とは良く行ったもので、フィリックスとエディのボーカルは本当にソウルフル、特にエディは黒人じゃねーのか?と思えるほど。
曲順にリードシンガーが誰なのか書いてあります。非常に助かりました。

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このファーストアルバムは彼らのお気に入りのソウルのカバーが大半を占めていて、まさにソウルアルバムと言えるのです。※なぜか前年ヒットのディランのライクアローリングストーンもやってますが(笑)


曲順です
A面
-1 Slow Down
-2 Baby Lets Wait
-3 Just A Little
-4 I Believe
-5 Do You Feel It
B面
-1 Good Lovin
-2 Like A Rolling Stone
-3 Mustang Sally
-4 I Aint Gonna Eat Out My Heart Anymore
-5 In The Midnighe Hour

A面-1、ビートルズのカバーでも有名なこの曲。サビの部分の盛り上がりはB4にも競る勢いオルガンのソロもたまりません。-2、ここでのエディのボーカルのソウルフルな事、まさに熱唱です。-3、なぜかジーンの歌声にはあまりソウルフルな感じはないので、ここでは浮いて聞こえる。-4エディーの渾身のソウルバラード、まさに極上です。-5のみオリジナルですが、まだいまいちです。

A面はやはりエディーの-2,4が白眉ですね。

B面-1、大ヒットしたナンバー、そして-2は前年大ヒットしたディランのこの曲。
いくらヒットしたとはいえ、次の年にいきなりカバーするとは。例えば前年の日本レコード大賞の曲を次の年カバーするなんて、日本ではありえんでしょう(笑)
(例えが悪すぎますかね?)でも、サビの部分の迫力はすごい。
-3も有名なカバー。最後はウィルソンピケットのカバーです。

レーベルです。

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アトランティクのオリジナル グリーンですカタログ番号はSD8123ステレオ。

マトは両面とも3です。


この盤はヤフオクで落としたのですが、当初プチプチノイズが酷くて最悪でしたが、死ぬ程クリーニングして何度もかけていたらノイズがかなり減りました。
ノイズの原因は傷ではなくチリ、埃だったのでしょうか?


先ほどの本で筆者の小野さんは数あるUSAのアルバムカバーの特集から自分の思い入れの強いアーティストだけに寄与文を載せていて、それはバーズ、ザバンド、ザッパ、Jガイルスバンド、なのですがそのなかにヤングラスカルズも入っています。思い入れが強そうです。


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僕の場合、冒頭にも書きましたがラスカルズになってからはあまりなじめなくて(YouTubeで確認)どーしても初期の3作がお気に入りになってます。


大好きな60年代中期~後期のフォークロックも今後何を聞いていけばいいのかだいぶ的が絞れてきました。

初出シリーズはもう少し続きます。


購入レコ屋   ヤフオク    ベストサウンドレコード

購入金額    1200円

参考文献    1960~1970  ジャケで見るUSレコード








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by naruru-kato | 2018-02-18 19:19 | Young Rascals | Comments(1)

Lovin' Spoonfulその1 Do You Believe in Magic

残念ながら、このバンドは今までずーとスルーしてきて全く興味ないものだったのです。このDo You Believe in Magic「魔法を信じるかい?」と題されたアルバムで思い出すのは同名のタイトルをパクって違う曲に仕立てている仲井戸(チャボ)麗市さんの歌くらいでして(汗)しかもその曲凄く好きで。僕にとって「魔法を信じるかい?」といえばチャボなんです。そんなお前の話はどーでもいいわ。という人がいると思いますので本題に。

ジョンセバスチャン、あのウッドストックフェスのアルバムでのオープニングで「I Have Dream」を歌っていた人、くらいにしか思ってもみなかったのですが、ママキャスを好きになり、ウッドストック系、特にマリアマルダーも好きになると、もうどーしてもこの人が出てきます。ママキャスが以前にマグワンプスというコーラスグループをやっていてそこでギターを弾いていたのがこのLovin' Spoonfulのギタリストになるザルヤノフスキー、ジョンはすぐにクビになったようですがマグワンプス解散後バンドを組みベースにステーブブーン、ドラムスにジョーバトラーを入れビートルズに影響された星の数ほど出てきたフォークロックグループの一つとしてデビュー、そしていきなりの大ヒットしたのです。


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シュリンクつきなんで上手く写りません。ジョンののほほんとした顔がいいね。

気づいてみれば僅か半年でラビンのスタジオは全部(サントラ除く)、ジョンのソロも8割がた、そしてマグワンプスとすべてオリジで揃えてしまった(笑)
裏ジャケです。


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デビューアルバムなのでメンバーの紹介文が載せられています。


西のバーズ、東のラビンスプーンフル。そんな感じで60年代中期のアメリカンロックをけん引していきます。ただしバーズがカントリー、サイケなどいろんな要素の音楽を実験的に取り入れていったのに対しラビンスプーンフルはアメリカントラディショナル、グットタイムな音とフォークロックを融合させていかにもアメリカ人が好きそうな音楽で正当に勝負したのが良かったのか、出るシングルはヒット連発。イギリスでも高い評価を得ます。まさに60年代中期を代表するアメリカンバンドになっていきます。


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オリジナルのインナーバック。


ところで、作家、村上春樹さんの本でジョギングしている時にラビンの音楽はまさにぴったりと書いてあったので、僕も走りながら頭の中でLP片面を流してみました(実際は走りながら音楽は聞かないので)。なんとなくですがイイ感じのイメージでした(笑) ただ大会に出たら音楽はラビンではダメです。やはりスプリングステーンのBorn to Runぐらいじゃないと記録は狙えません(笑)


曲順です
A面
-1 Do You Believe In Magic
-2 Blues In The Bottle
-3 Sportin' Life
-4 My Gal
-5 You Baby
-6 Fishin' Blues
B面
-1 Did You Ever Have To Make Up Your Mind
-2 Wild About My Lovin'
-3 Other Side Of This Life
-4 Younger Girl
-5 On The Road Again
-6 Night Owl Blues

A-1 ロックンロールの魔法を信じるかい?と高らかに歌い上げるタイトル曲、そして-2ザルのエッジが効いたギター、もうご機嫌です。-3ではジョン得意のブルースハープが炸裂。-6のグットタイム感もいかしてます。ここらがA面の白眉でしょうか

B-2~3これこそ、基本的にはブルースですが、ジョギングしてるときに都合がイイメロディ、最高です。-3はボーカルはザル? これも間奏のギターのコードリフが最高です。-4はサビのメロディが素晴らしく心に残ります。ギブソン系(であろう)のアコのバッキングも凄くイイ。最後はジョンのブルースハープをメインにしたインスト。ブルースハープではポールバタフィールドと双璧をなす、と思います。

レーベルはカーマストーラです。カタログNoはKLPS8050 マトはA-2、B-2です。

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さーと聞き流しますが、もう一度聞いてみよう、と思わせるアルバムです。

日曜の午前中にピッタリの曲が満載で、聞いていると本当にジョギングしたくなってきます、という事で今から10km程走ってきますねー(笑)


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    1800円













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by naruru-kato | 2018-02-11 08:55 | Lovin' Spoonful | Comments(6)

Facesその1    Ooh La La

FREEの切手張りジャケの次は、そのままの勢いでこれにしました。
ロックのアルバムでギミックジャケとしてはストーンズの「Sticky Fingers」ZEPの「Ⅲ」と並んで一度見たら忘れる事は無い!と断言できるフェイシスのウーララです。ちなみにFacesは日本語読みではフェイセズと書かれることが多いですが僕的にはフェイシスです。
スモールフェイシスからスティーブマリオットが脱退して空中分解する所をジェフベックグループからウッディー(ロンウッド)がギターで参加、そしてボーカリストにソロでもアルバムを作っているロッドを加入させ、ソロアルバムを同時に発売して人気になったロッドの相乗効果で一気にロックンロールバンドの王道に乗っかりますが、そのうちロッドのバックバンド的な扱いになり解散してしまいます。
このアルバムは最後のスタジオ録音盤で、このアルバムを最後にロニーレインが脱退してしまうのです。フリーと同じようにまたしても山内テツを入れバンドは続きますがライブアルバムを発表後ウッディーはストーンズへ、ロッドはソロでさらに大ブレイク、バンドは自然消滅的に解散します(超簡単なグループ史)。


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あまりにも有名過ぎるこのアルバムカバー。この人はWikiによりますと、イタリア人のコメディアンであるエットーレ・ペトロリニという人が演じたガストーネというキャラクターである。と書いてありました。

良く分かりませんけど。ちなみにエットーレ・ペトロリニという人はどーいう人か?と検索しましたが、ほとんどウーララのジャケの人。しかヒットしないので有名人ではなさそうです(笑)。



有名すぎますがひとまずこのアルバムのお約束。ジャケの上部を下に押すと


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このように、黒目が真中にきて口が開き、さらに押すとこのように成ります。



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アホらしすぎてコメントはないです、ちなみにすべてのジャケはアメリカの会社が作っているようです(日本盤は未確認)

このジャケの可動部分は誰もが遊ぶのでかなりダメージを受けている盤が多いのですが、このアルバムは奇跡的にほとんど遊ばれていませんでした(その代り自分で何度も動かして笑っていますけど)。


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なぜかウッディーを中心にメンバーの写真の裏ジャケ。ロッドが中心でもロニーでもひと悶着起きそうだし、ケニーとイアンでは荷が重すぎる(笑)ので妥当な配置です。


そして、問題のゲイトフォールドを広げるとこうなります。



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いくら合成写真でも、もう完全におバカ、下品、最低、ロッド「お前どこ見とるんや」ロニーの指先は「どこ、指差してんねん」(またも関西弁)となりますが、フェイシスのライブでは必ずオープニングにカンカン娘の踊りがついてくるので、「まっいいっか」という結論になってしまうのです。ちなみにUKオリジのA面レーベルはこの写真のレーベルマークになっています。

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ちなみにこの頃のロッドのソロもほとんどフェイシスのメンバーで録音されていたので変にロニーの声が出てくると「あーこれはフェイシスだったんだなー」なんて思ったりもしてしまいます(笑)

しかしこのクレジットをアップで見るとロッドは3曲で参加していません。


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ポスターが同居する超特大の歌詞カード。フェイシスのアルバムは毎回いろんな仕掛けがあって本当に面白いです。(なかなかオリジは買えませんけど)



肝心の音の方ですが、このアルバムはA面とB面では全く違う雰囲気になっています。A面はいままでどおりのドタバタR&Rバンド。B面はロニーの楽曲を中心としたカントリー風、スワンプ風、な楽曲が並びロッドも2曲だけしか参加していません。ほとんどロニーのソロのような雰囲気なのです、これはロッドがソロで売れていたので、このアルバム制作中にもスタジオにあまり来なくて、ロニー中心に録音が進められたのです。そして出来上がったアルバムをロッドが「最低のアルバム」と評した為グループの結束は完全に崩れロニーの脱退につながるのです。

ロニーが主体で作った結果、自分的にはミドルテンポの曲が多くなり非常に聞きやすくて(ロッドの歌の聞きやすいテンポというのが僕的にあるのです)僕は気に入っているアルバムです。



曲順です
A面
-1 Silicone Grown
-2 Cindy Incidentally
-3 Flags and Banners
-4 My Fault
-5 Borstal Boys
[B]
-1 Fly in the Ointment
-2 If I'm on the Late Side
-3 Glad and Sorry
-4 Just Another Honky
-5 Ooh La La

A-1 いかにもフェイシスっていう感じのドタバタ感がたまりません。途中でドラムが「おっととと」(笑)となる所など最高です

-2 全フェイシス楽曲の中でもかなり上位にランクされるであろう人気曲、僕も大好きです。ウッディーのゼマスティスと思われるギターの音もうるさいんだけどもそれもまた楽し。サビのボーカルとのユニゾンでのギターが最高です。

-3 ここでロニーが登場。この曲に限っていえばこれはロッドが歌った方のが良いのでは?ロニーではKeyが合わないな。

-4 これもフェイシスマナーに乗っ取ったいかにもな曲。ライブで受けがイイと思うのですが、ライブでやったかどうかは不明(笑)

-5 実はロッドはこーいうrock 'n' rollは合わないんじゃないか?僕的にはそう思っています。

B-1 なぜかインスト。何んか意味あんのかなー?

-2 いかにもロニーが作ったのではないか?と思われるナンバー、ロッドはこのテンポがイイですねー。後年ロッドがヒット飛ばす「セイリング」「胸に募る想い」なんてーの、の原型がここにはあります。

-3 こんどはまさにロニーという感じのロニー作の曲。この後のソロに続く牧歌的?な曲。この辺からB面はなんか違うぞ、感が増してきます。素敵な曲です、ロッドは不参加。

-4 これも完全にロニーの曲ですが、ここではロッドが歌います。たぶん自分では声が出ないと思ったのでしょうな(笑)  この2曲がB面の白眉でしょうか。

-5 表題曲、本来はロッドが歌う予定でしたが全くKeyが合わなくて仕方なくウッディーが歌っています。またそれがイイ感じ。後年ロッドもソロで取り上げていますけど(笑)。


レーベルです、US盤セカンドプレスかな? カタログNoではグリーンが初回だと思うんですがすぐにパームツリーに変わっているのでグリーンの出荷枚数は少ないのではないかと考えています。


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カタログNoはBS265  マトはA面1-A  B面 1-Bです。

ロニーがこれで脱退しテツを加入させて来日公演も行いますが、その後自然消滅。ドタバタパーティーバンドはこうして終焉してしまうのです。

ロニーも死んでしまいますが、何年か前にシンプリーレッドのミック・ ハックネルをボーカルにして再編成しますが、ロッドもロニーもいないじゃねー(汗)


ひとまず初出のバンド系をこのままもう少し突っ走るつもりです。渋めのSSWがお好きな方々(笑) もう少しお待ちください(爆)


購入レコ屋  ヤフオク(どこか忘れました)

購入金額   2000円


参考文献   レココレ フェイシス特集。


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by naruru-kato | 2018-01-26 07:41 | Comments(4)

Free その1    Free Live!

ブリティシュハードロック(いゃーなんというカッコいいジャンルなんだ)のライブ盤としては5指に入ると思うフリーのライブです。初期盤は封筒に切手が貼ってあり、裏も封筒の中身を開けるとレコがでてくるというあまりにも有名なギミックジャケ。
日本再発盤のすべてが印刷してある情けない盤しかもっていなかったのですがようやくヤフオクでゲット(しかもメチャ安)したので紹介します。

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切手張りジャケです。メンバーの顔の左下にグループ名のアルファベットが一文字
ずつ記されています。(コソフ F ロジァース R・・・)

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セカンドプレスの再発からは切手部分が印刷になってしまい、その後日本盤CDではなんと白抜きで消されてしまう、という横暴がなされた切手部分


フリーと言えばブリティシュハードロックの王道ですが僕らの世代のロック好きにとってはほとんどの人がその存在を知るのは解散後だったと思います。僕が中2の頃バッドカンパニーがデビューしました。ZEPは難しくてパープルもクラッシック風で中学生の僕には無理だったのです(笑)。その時キャントゲットイナフの判りやすいメロディー、これまた非常に判りやすい簡単なギターリフ。もう夢中で聞いたものです。まさにバドカンが僕のハードロックの扉を開けたのです。そしてその流れで当然フリーに行きついたのです。


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その後、(たぶん)白人ロックボーカリストの頂点に立つ日本贔屓のポールロジャース(奥さんは女優、野添ひとみさんの姪御である清水マチさん)。こんなカッコいいベースは他に類を見ないのではないか?と思われるハネまくるアンディーフレーザー。もうほとんど感情だけのチョーキングビブラートでこれでもかこれでもかと、口をパクパクさせて弾き倒すポールコソフ、ほとんどモタッているかのか?とギリギリの線でドッタンバッタンさせるアフタービートのドラマー、サイモンカーク。この若き四人で結成されオールライトナウを含む「ファイアー&ウォーター」を大ヒットさせるも次作「ハイウェイ」(実は一番好きなアルバム)は全く売れず、解散発表、その後に出したこのライブです。まさに血が煮えたぎるような緊迫感(疾走感はない)3枚刃カミソリのような切れ味でこのアルバムは進んでいきます。

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このように上部からレコを取り出します。



当時のブリティシュハードロックの頂点と言えばやはりZEPとパープル、そしてブラックサバス。ビート系ではザ・フー、など。その中であくまでブルースベースですがこの若いメンバーのハードロックだけでは終わらない個性的な音楽性が良かったのかイギリスではかなり受け入れられたバンドになります(アメリカでは売れなかった)

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日本に来日し我が国初のハードロックコンサートと言ってもいいような伝説の神田講堂のライブを終え(この時点でメンバーの軋轢などですでに解散は決まっていた)その後このライブを発表し、僅か2年半くらいの活動歴でひとまず解散してしまいます。その後ポールコソフのドラック中毒を何とかしたいとの気持ちで再度4人でアルバムを発表するも1枚でフレイザーが抜け、コソフはギターも満足に弾けなくなり山内テツ、ラビットを入れ最終アルバムを発表、その後ロジャースとカークはバッドカンパニーを結成しアメリカで大ヒット、コソフはソロ、バンド等で再度ギターを弾きますがドラックによる心臓発作で死亡してしまうのです。

曲順です
A面
All Right Now
I'm a Mover
Be My Friend
Fire and Water
B面
Ride on a Pony
Mr. Big
The Hunter
Get Where I Belong

A-1 大ヒットしたこの曲。まさにロッククラッシック。サイモンのドタバタから、コソフのコードリフ、このリフはファイアー&ウォーターのバージョンとベスト盤のストーリーのバージョンでは弾き方が違っていて、このライブはストーリーのバージョンっぽいリフです、こちらの方がカッコいい。2回目のバースでコソフのコードリフがつっかえ(笑)ロジャースがすかさず「ヘイッ」と煽り、そこからようやくアンディーが「何やってんだ!」とベースを突っ込んでくる所が大好きです。ドラックのやり過ぎでボロボロなのかコソフはけっこうドジってます(涙)

-2 オープニングの興奮を冷ますような少しスローなブルース(実際の曲順は不明)。これもイントロのギターリフがずーと続いてカッコいい。レスポールとマーャルアンプの音。というのがはっきり判りますね。

-3 さらにスローなスローブルース。ロジャースのしっとりとしたソウルフルなボーカルが聞きもの。特に難しくもないギターソロが続きます。いやぁー しかし渋すぎる。

-4 そしてファイアー&ウォーターの印象的なイントロ、泣きのギターソロ爆発コソフはレスポールにライトゲージの弦を張っていてそれであのチョーキングを出しているのです。早弾きだけがギタリストの勲章ではない事を思い知らされるギタリストです。これだけ遅く弾いてこのグルーブ感、凄すぎ。

B-1今度はフライザーのとび跳ねるベースラインが気持ちいい、この人は上半身を大きく左右に振りながら独特のリズムを取ります。

-2 ある意味このアルバムのハイライト的なこの曲。もうこれはアンディーのベー  スソロの為の曲と言ってもいいのでは?これ以上遅く叩けるか?というサイモンのドラムから始まり「ポォーン、ポォーン」というベースリフ(言葉では表現不可能か)中間部のギターソロに続き変幻自在にフレットを行き来するベース。以前持っていたCDではベースの音が前に出てこないので凄さが判りませんでしたが、このオリジナルを聴くと、この曲でベースが前に出てこないリミックスはありえんだろう!ちなみにYoutubeで今聞きながら記事を書いてますがこれまたベースがよく聴き取れません)。

-3 そしてブルースの古典でもあるこの曲、いきなりコソフがミストーン。しかし関係なく曲は進みます。サイモンのアフタービートも最高!

-4 最後はなぜかスタジオ録音の新曲。どーしてこうなったのか判りません。しかしライブの余韻を冷ますような牧歌的なナンバーは好感が持てます。アーシーなこのナンバー。実はフリーのアコ系の曲では最も好きであったりもするのです。


レーベルです、パームツリーピンクリムのオリジナル。

カタログNOはILPS 9160 マトはA、B面とも - 1u STERLING LHです。


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激熱でしかも渋すぎるライブです。
あまりにも若過ぎてバンドをコントロールすることが出来なく(後日,本人達談)解散に追い込まれてしまうフリーです。コソフのギターもバックストリートクローラーではフリーでの演奏ほどのソロは弾きていません。アンディーもその後パッとしなくて埋もれてしまいます。ロジャースとサイモンだけがバッドカンパニーで大成功を収める訳ですがこのバンドにしてもファーストを超えるアルバムは作れていません。何年か前にフリーの記念DVDが出た時、ついでにコソフ以外の3人で再演を計画したらしいですがロジァースが首を縦に振らず流れてしまいました。
やはりフリーはコソフのギターが無ければできないと思っていたのでしょうな。

「もうこのバンドの事は歴史に埋もれさせておいてくれ」とロジャースは思っているのでしょうかね?


購入レコ屋    ヤフオク(レコ屋 忘れました)

購入金額     2000円


参考文献     DIG No28フリー特集
         レココレ フリー特集
 








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by naruru-kato | 2018-01-20 19:22 | Free | Comments(6)

Janis Joplinその1   Cheap Thrills

最初に断っておきますが本来このアルバムはジャニスのアルバムではなくて、あくまで「Big Brother & The Holding Company 」のセカンドアルバムでそのバンドのボーカルがジャニスでしょうがー。と怒っている方もいるかもしれませんが、そんな事は判っていますって。ただ僕的にやはりCheap Thrills はジャニスなんで。最初の二枚はBig Brother、最後の二枚はジャニスのソロ。と分けるのもこのブログの性格上変だし(笑)

と、前置きが長くなりましたが、いまだに取り上げていなかった最大のスターの一人ジャニスの歴史的名盤のCheap Thrills。いままでバーコードのついた再発盤しかもっていなかったのですが大阪に仕事で行って、あの有名なディスクユニオンにてオリジを安く購入してのです。

パロディジャケも数多く存在するこの有名なジャケ。日本ではRC、パフィなどがパロッていますね。

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当初はベッドに全員寝そべったジャケの予定だったのだがNGになり、ジャニスが大ファンであったというロバートクラムの漫画がジャケに。ちなみに初めてジャニスと顔合わせしたロバートが最初にした事はジャニスの胸を鷲掴みしたらしい。


彼女、そんなにグラマーではないんだけどねー。三枚組CDボックスにヌードのジャニスの写真が載っておりますが、今回その写真は載せません。見たい人は中古で探してください。


ちなみに再発はアルバム全体がやけに白くて比べるとかなり違います。


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左オリジ、右80年後期と思われる再発(裏ジャケにバーコードあり)


オリジが黄色っぽいのは経年変化なのでしょうか?

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微妙に色合いが違います。まぁ特にどうでもいい事でしょうけど。


裏ジャケはジャニスの写真、やはりコロンビアはこのアルバムはジャニスのソロという意味合いで売り出したのが明白です。


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オリジと再発ではやはり音が微妙に違います。再発ではやけに音が角張っていて耳に痛いなー。という感じ。オリジは角が丸くなっていてバリが取れた感じで耳に優しい。

オーディオ雑誌(特に季刊アナログ)で、カートリッジごとのアルバム聞き比べ、でよくこんな形容詞の文章が出てきますが、「角が取れて」という音ってどんなんやねん!(ついつい大阪弁)
といつも思うのですが、今回意識的に自分で使ってみましたが、確かにこーいう表現は音を文章にする時都合がいい事が判りました(笑)


話が今回も逸れてしまいました。さて、このアルバムは確かに歴史的名盤ではありますが、自分的にはあまり好きではないのです。それはBig Brother の二人のギタリストの出す音があまりにサイケ風で(まぁこの時代なんでしょうがないが)耳にキンキンしすぎて、もうほとんど耳障りの域に達しているのです。かといって最高傑作と呼ばれるPearlが一番かというとそうでもなく実はI Got Dem Ol' Kozmic Blues Again Mama!だったりします。一番好きな曲はMe And Bobby McGee ですけどねー(笑)

ちなみにこのCheap Thrillsはライブ盤のように見せたスタジオ盤(観客の声とかあとで被せている)またはA面は偽ライブでB面のみ本当のライブ。とか解釈がまちまちなんですが、真実はよくわかりません。プロデューサーはジョンサイモンらしいのですがクレジットにはないのでこれも良く分かりません。

このアルバム発表前にあのモンタレーPopフェスがあり、Ball and Chain の熱唱でママキャスの口をポカーンと開けさせ一気にブレイクしたあと、満を持して出たセカンドであります。



曲順です。
A面
-1 Combination of the Two
-2 I Need a Man to Love
-3 Summertime
-4 Piece of My Heart
B面
-1 Turtle Blues
-2 Oh, Sweet Mary
-3 Ball and Chain

A-1 Big Brotherのオープニングはいつもこの曲だったのでしょうか?違うライブはDown on meが多いと思います、はっきり言って演奏はダサい。ジャニスの声も左チャンネルからしか聞こえないので、このオープニングは後ろで歌っていたのかか?

-2 耳障りなギターソロ(笑)、そしてここからジャニス全開です。しかしこの声ほとんど叫びのような裏声。うちの娘曰く「頭が狂ったようなガラガラな声」と、いってますが確かに的を得た表現だ(爆)フェイドアウトして終わります。

-3 そして、サマータイム。冒頭のジャニスの「サマー」にやられた人は多いのでは(笑) もうどうにでもして、という感じで奈落の底に落ちていくような感覚。まさにサイケデリック。最後にメジャーコードで終わらなかったら一生立ち直れなくなりそうな曲です。関係ないけど日本の「優歌団」のサマータイムも大好きです。

-4 感情むき出しの熱唱。ここまで聴くとBig Brother With JanisではなくJanis&Big Brotherという表記がふさわしい。 

B-1ジャニス作のブルース、けっこう無防備に歌われます。ピアノとの掛け合いがイイです。

-2 ウェスタン西部劇風のギターソロ、今聞くと笑える。 
   
-3 そしてこの有名曲、イントロのギターの掛け合いが物凄く耳障り、これがなかったらなー(笑)。モントレーの時、この曲が終わってスタンディングオベーションの中、ステ-ジから,はにかんで走って楽屋に行く時のジャニスの表情が凄く好きです。

レーベルです。コロンビアのオリジ(ステレオ)盤。360°レーベル。

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カタログNoはKCS9700。マトは両面とも1Bです。

そして、これが再発のコロンビア盤。このころは(今から数年前)はオリジナル盤のこだわりが無かったのでこれでも良かったのですけど(汗)


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最後にこれは僕の思うところで異論があるとは思いますが書かせていただくと。

ジャニスとあのイギリスの生んだフォーク&トラッドの最高女性ボーカリスト、サンディーデニーとの共通性です。やってる音楽が全然違う事は判っていますが、声もかすれて似ていて、顔もなんとなく似ていて、お互いに若い絶頂期に亡くなった事に共通性を僕は見出しています。彼女らが亡くならずにあと20年でも音楽をやっていたら同じような音楽をやっていたのではないだろうか?二人共間違いなくザバンドに影響を受けている事は明白ですし、音楽の終着駅は同じであったのでは?
よ思うと僅かばかりの作品で死んでしまったこの二人のボーカリストが残念でなりません。


追記  新年の最初にこれまで取り上げていない大物を続けたので、今月はいまだ
    取り上げていなかった大物特集にします(笑)。

オリジ
購入レコ屋   ディスクユニオン大阪店

購入金額    2300円

再発
購入レコ屋   ヤフオク

購入金額    1000円


参考文献    レココレ2005年9月号



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by naruru-kato | 2018-01-14 08:39 | Janis Joplin | Comments(4)

The Rolling Stonesその1   Exile on Main St



皆さまあけましておめでとうございます。今年もこの拙いブログ、宜しくお願いいたします。

正月の風景と言えばやはりこれですね。ここら辺りの実家に帰省していたのでブログとは全く関係ないですがひとまず謹賀新年という事で(笑)


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なかなかお目にかかれない夕方の赤富士です。運がイイと夕方15分くらいは見れます。この後グレー~青白富士に変わっていきます。


さて本題、新年の最初の一枚は、さて?昨年はレイラだったんで今年も2枚組の歴史的名盤で行こう。ということで当ブログでは初めて(ようやく)取り上げるストーンズの Exile on Main St、これはやはり邦題の「メインストリートのならず者」という名が素晴らしすぎです。

直訳すると「ならず者」が「脱出者」になると思いますが、やはり「ならず者」がいいです。そして写真家ロバートフランクが作成した印象的なハチャメチャのジャケ。すべてアメリカの古いポートレイトの写真らしいですが、これも彼の作品。じっくり見るとかなりキモイ写真が満載しています。

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そして、とりわけ有名になり独り歩きしてしまったこの真中の写真の人(笑)。


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もう、この人=「ならず者」のイメージですわな。Tシャツにまでなり大出世です。


裏ジャケはメンバーの写真がちりばめられています。

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この盤は日本初盤ですので、オリジと同じデジパック仕様の内ジャケ。そしてインナースリーブも同仕様。



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それにしても、このジャケですが、解説、感想を書いていたらこのままブログ終わってしまいそうになるのでジャケの事はこれでお終いです。


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出来れば表ジャケのポートレイトで気になる面々の方々。
あと10人ばかりの写真も検証したいのですけど(笑)かなりヤバい写真も満載です。


本来はポストカードも付いているのですが、僕はこの盤をハードオフのワンコインの中から抜き出し(盤はピカピカ)たのでフル装備ではなかったのですが、安さに負けて購入してしまいました。


音の方は流石ワーナーのP8000(二枚組は5000番)台、メチャ音がイイです。ドイツ初盤と比べましたが(UK、USとは比較出来ていません)全く負けていません。しかも2006年に出たデラックスエデュション(以下DE)のCDと比べても間違いなくこのレコの方がイイです(音の良し悪しは別として聴きやすいという意味)



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さて少し自分的ストーンズについて、実は死ぬ程ストーンズ好き!という訳ではないのですが(勿論来日公演は4回行ってます)あまりにも活動歴が長すぎて僕の場合ミックテイラー在籍時のストーンズしか興味が無いのです(ストーンズファンの半分以上であろう)。つまりゲットヤヤーのライブからイッツオンリーまでです。もっというと実はテイラーのギターというのは全ロックギタリストの中でのも自分的ベスト5に入るくらい好きなんです。(あとの4人はこの際だから書いてしまうと、ジェフベック、ニールヤング、ポールコソフ、Dオールマン、次点でデビットギルモアとペイジ)テイラーのギターソロは川の水が流れるような流暢で可憐で聴いていて凄く気持がイイのです。


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彼のソロもほとんど揃えてますが、やはりストーンズ時代とファーストソロが最高でその後はパットしないのが悔やまれます。(ストーンズ時代で一生分稼いだと豪語しているのでソロも真剣味が無いのか?)


関係ないですが、右下のCD、カーラオルソンのライブに客演しているテイラー。
ここに収められている「Sway」は鳥肌モノの凄さですよー。


ちなみにニールヤングはギタリストなのか?という質問が出そうですが、自分的には超個性的なギタリストであると思っております。


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ゲイトフォールドの内側、その後の再発では両側にレコの収納スペースがある普通の2枚組仕様に変わります。



話が「ならず者」から逸脱してしまいました。ところでこのロックの金字塔的な作品ですが、当初の評判はいまいちです。「ストーンズがこれでは困る」という文献も出ています。

しかし、80年以降そして2000年を超えた頃から「素晴らしいアルバム」と評価があがりました。確かに散漫な印象もあり、ブラウンシュガーのようなキャッチーな曲も無く、僕も以前はこれを聴いても全くイイと思わなかったのです。特に音が全体にモコモコしていて(確かにCDの通常盤は本当にこもって音が悪い)良く聴きとれないのです。

これはレイラにも言えます。そこでレイラ同様にCDのDEも買ったのですが、音がキンキンで、これじゃないよなー感がありました。そこでこの日本盤を聴いたところ音の分離が非常に良く「これだ」と思ったのです。
(しかしDEの未発表曲、及び未発表曲をテイラーも入れて再録された曲などは感動物ですけど)


録音は南仏のキースの自宅で行われますが、セックス、ドラッグ、ロックンロールを地で行く物凄い日々での録音でかなり難航したようですが、そのハチャメチャの中でのルーズで気だるいグルーブは、このアルバムを通し全体的に感じられます。

曲順です
A面
-1 Rocks Off
-2 Rip This Joint
-3 Shake Your Hips
-4 Casino Boogie
-5 Tumbling Dice
B面
-1 Sweet Virginia
-2 Torn and Frayed
-3 Sweet Black Angel
-4 Loving Cup
C面
-1 Happy
-2 Turd on the Run
-3 Ventilator Blues
-4 I Just Want to See His Face
-5 Let It Loose
D面
-1 All Down the Line
-2 Stop Breaking Down
-3 Shine a Light
-4 Soul Survivor


曲ごとでは長くなってしまうので、全曲は割愛しますが、面々ごとに少しだけ。

A面は一応ストーンズ王道路線。1、5の素晴らしさは言わずもがな。2はもうこのセッションの凄さを物語るなんでもありの曲ジミーミラーとスチェが大活躍。3~4も当初は良く分からなかった曲ですが、改めて聴くといろんな要素があります。

B面はこの頃流行っていたアコを主体としてます、レココレで萩原さんが「このアルバムのB面が判るか?」という記事を以前に書いています。このB面こそが後に再評価されたのではないでしょうか?

C面はキースの超代表曲から始まります、テイラーのオブリも最高!
今回、キースのギターに関する記述は省略します(誰でも知ってる事なんで)
-3はテイラーもクレジットされています。エンディングのギターとピアノの絡みは上級ストーンズファンにしか判らない凄さかもな(笑)

D面、昔はどーでもよかった面ですが、最近聴き直すにつれ最高のサイドであることに気づきました(汗)特にロバジョンの-2でのテイラーのスライドとミックのハープの絡みの凄い事。今ではこのアルバムの一番のお気に入りテイクになりました。
そして後に映画のタイトルにもなる-4、ここら辺のストーンズが気持ち良くなると他のアルバムも聞き方が変わって来る感じがします。


レーベルです。

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日本盤なので、特にどうという事は無いのですが・・・でも何度でも書きますが音は素晴らしいです。


ストーンズは特にアナログにこだわって集めている訳ではないのですが、テイラー在籍時のみは日本盤でいいので初回盤で揃えたいのです。(オリジが安ければそれにこしたことはない)他の年代はたいていCDで持っているのでねー

まぁロニーが入ってからはジャケ買い(買い直し)でサムガールズくらいまでかな。


購入レコ屋  ハードオフ岡崎店

購入金額   500円

参考文献   レココレ 「メインストリートのならず者」特集号









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by naruru-kato | 2018-01-06 08:18 | The Rolling Stones | Comments(6)

Eagles その3    On the Border

前回、ドゥービーと来たので今回はやはりイーグルスでしょう(笑)。またしても冬には似つかわしくないバンドのサードアルバムです。

On the Borderと名付けられたこのアルバム、簡単に直訳すると「境界線上」という感じがしますが翻訳サイトで調べると「今から~する」という意味や「~の縁」という意味が出てきます。まぁそんなところでしょう。

僕が思うにセカンドのデスペラードは確かにイイアルバムでしたが売り上げ的にはパッとしていません、メンバーはこのままでは、ポコやフライングブリトーのようなただのカントリーロックバンドで終わってしまう危機感があったのではないだろうか?
(ポコ、FBBファンのみなさんすいません、けっして両バンド共嫌いじゃないです。特にグランパーソンズはかなり好きでその内取り上げます 汗)

LAからUSAそしてRock史上に残るバンドに成長していけるかどうかの試金石的な位置づけをされたアルバムなのでは?それが証拠にプロデューサーをグリンジョーンズからジムシムジクに途中で交代しています。さらに録音終盤に新メンバーのドンフェルダーも迎い入れてます。


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鷲が蛇?を咥えてとんでいる図のジャケ。その後ろの赤い羽根がついたものは何なんだろう?さっぱりわかりません。書いた人はBeatianYazzという人、インディアン系?
さっぱり知りません、調べる気もないけど(汗)


ワーナーパイオニアのP8000番台の日本盤です、このアルバムはUSファーストとUKのセカンドプレスも持っていましたが、どー聞いても日本盤が音が一番良かったので結局このワーナー盤のみ残して後は売ってしまいました。布目加工されたテクスチュアーですがなぜかUK盤はツルツルでした。


非常に個性的ですが実は非常に読みにくい裏ジャケのクレジット(笑)



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Upで写してもいまいち本気で読む気になれないクレジットです(笑)


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日本盤なので帯、解説も付いてます、定価は2300円。解説は天辰さん、当然ですわな。
やたらと「プログレッシブ」という言葉が出てきます。



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アルバムは一言でいえば「カントリーロックの頂点」的な感じがしますが、それだけでは世界では成功しないので、誰もが口ずさめるバラード系あり、ファンキー系あり、ソウルフル系ありロックンロール系あり勿論カントリー系も。そんな感じでバラエティにとんでますが、そこの抜群のコーラスワーク、曲の構成力の凄さが加わりアメリカンロックを代表するバンドに飛躍しています。ちなみに日本盤の帯は「ザバーズ、ジェファーソン、CSN&Yに続くイーグルス」とあります(もちろんワーナー系のバンドが使われてます)。


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僕的になぜイーグルスの楽曲はこんなに素晴らしいのだろう?と考えたところ、やはりイーグルスにはJDサウザー、ジャクソンブラウンが友人として参加している事が大きいのだろうと思います。特にこのアルバムでのJDの共作ナンバーの素晴らしい事よ。



その後、この時点でロック史上に永遠に輝く「Hotel California」の登場を想像できたでしょうか?(自分的には一番好きなのはOne Of These Night ですけど)


曲順です
A面
-1 Already Gone
-2 You Never Cry Like a Lover
-3 Midnight Flyer
-4 My Man
-5 On the Border
B面
-1 James Dean
-2 Ol' '55
-3 Is It True?
-4 Good Day in Hell
-5 Best of My Love


A-1 デビューした頃、グリンジョンズに「君らではR&Rはできない」と言われたらしいですが、しっかりやれてますやん。ご機嫌なナンバーですねー。ここではグレンとフェルダーのリードギターが聴けます。

-2 ヘンリーとJDの作品ですが、僕の予想は歌詞はドン、曲はJDだと思います。この曲の展開力の凄さ、本当に凄いと思います。いきなりの官能的なギターリフに続きサビと思わせる所から歌が入りBサビ(こんな言葉があるのか?)でこの後本当のサビ、その後Bメロ、ギターソロと続くこの展開。Aメロっぽいのが存在しない(凄)と思ってるうちに歌は終わります、最初のサビっぽいのがAメロだったのです。こんな曲を作れる所が只のカントリーロックバンドではない所です。

-3 Paul Craftという人の作品、ランディーが歌う快適なカントリーロック。2曲目で唸らせといて、軽やかなランディー やりますねー。エフクター掛けたスライドが最高です。

-4 バーニーの楽曲。これはグランパーソンズの事を歌っているらしい。いかにもバーニーの曲っぽい、声も結構いい声です。しかしバンドが大きくなっていくに従い居場所が無くなっていくのも判るようなナンバー。でもペダルスチールの音が最高。

-5 ドンの歌、珍しくグレンがリードギター、歌とユニゾンのギターソロもそうかも。表題曲ですが、それほどでもないのですが中間部の全員でワンコーラスずつ歌うこれまた凄い構成力。たいしたもんだな。

B-1 これはジャクソンも曲作りに参加してます。イントロのジャーンのカッコいい事まぁテイクイットイージーの続編みたいなもんですかねー

-2 そしてトムウェイツのこの曲。イーグルスのおかげで彼も一気に有名になります。(ステーブヤング同様に)そしてイーグルスを代表する曲でもあります。関係ないけど僕もこの曲に日本語を付けて弾き語りで歌ってました(笑)。アルパーキンスのスチールがいいわー

-3 ランディーの作品、僕は実はかなりのランディー好きでして(握手した事がある)、この感じはいかにも  ランディー節。大好きな曲です。単純な構成の曲ですが、サビのヘンリーとグレンの「アーハモ」は最高ですよ。

-4 この曲でドンフェルダーが参加しそのままメンバーになった。と言われています。一気にロックバンドらしくなった曲でもありますね。最初からツインリードボーカルです。

-5 そしてこれまたイーグルスを代表するNo1ソング、これまたJDが共作です。イントロCM7/C/Dm7/Dmの美しい事、(コード違ってたらごめんなさい)もーこれは完全にJDの曲と言ってもいいでしょう。後年JDがセルフカバーしていますがこれもまた溶けそうになる素晴らしさです。そして5人(または6人)のコーラスは勿論完璧。僕的にアコのイーグルスのイメージはこの曲です。

リードボーカルはグレンが4曲、ヘンリーが3曲、ランディーが2曲、バーニーが1曲と
民主主義的に成っています(笑)


レーベルです。ワーナーP8477Y このYというのは何なんだろう?意味不明。

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非常に音がイイ盤です。


この後イーグルスはOne Of These Nightで全米を代表するバンドとなり、そしてHotel Californiaで世界一のロックバンドの一つになっていくのですねー。


しかし、グレンフライが亡くなって息子をフロントに立てていまだに続けているようですが、それは自分的にはあまり見たくないのですが、どーでしょう?


購入レコ屋   不明


購入金額   500円程








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by naruru-kato | 2017-12-16 08:54 | Eagles | Comments(4)

The Band その4   The Band

久しぶりのザバンドのネタです、ようやく探してもらっていたセカンドアルバムのオリジナルが手に入りました(もちろん高いお金出せば簡単に手に入るのですが僕の出せる予算は思いのほか低いのです)

別名「ブラウンアルバム」とも呼ばれ、あの歴史的名盤である「ミュージックフロムビッグピンク」(以下ピンク)の次に出されたセカンドアルバム。

当初、デビュー盤のピンクを出した後に普通のアーティストであればお披露目ツアー等をやるのが常套ですが、ザバンドはマネージャーのアルバートグロスマンの方針で一切ツアーに出ずに次のアルバムの作成に取り掛かったのです。(ウッドストックとかには出演)

ロビーがこの間にさらに曲作りに励み、このセカンドも素晴らしい曲ばかりに仕上がりました。一般的にザバンドの最高傑作と言われています。(自分的には愛聴盤は断然ピンクですが)

木を打ち倒すようなサウンド、または土の香りがするサウンドと形容されるあまりにも(いろんな意味で)有名なジャケ。


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少しエンボスがかった上品な紙質。昔持っていたUS再発盤はたしかツルツルの紙質だったような覚えがあります。



本当にこれがロックバンドのジャケなのだろうか(笑)。とてもまだ20代とは思えぬ髭面の人たち。写真はエリオットランディー、デザインはおなじみボブカトーさんです。一応左からリチャードマニエル、レボンヘルム、リックダンコ、ガースハドソン、ロビーロバートソン。(この頃までリチャードは髭が無いです)


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さらに裏ジャケ、どこぞの売れてないカントリーグループ、のような写真。

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メンバークレジットにプロデューサーのジョンサイモンも楽器で参加していることが判ります。


ゲイトフォールドの内ジャケです。

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各メンバーの写真をちりばめております。確か日本初盤はピンク同様にスリーブジャケであったと思われます。


さて内容ですが、相変わらず地味です(爆)しかしこのアルバムからライブで定番になる曲が4曲も生まれ、さらにそれ以外も目立たないけど素晴らしい。といった感じの楽曲がひしめき飽きない内容です。そしてファーストではこのバンドは一体何人が歌っているのか判らないような感じでしたが今回はしっかりと3人が各曲でリードボーカルを分けているのが良く分かります。(特にピンクの最初のTears of Rageは誰のボーカルか全く謎だった)

レコーディングはカリフォルニアのサミーデイビスJrの邸宅を借り切って行われています。


曲順です
A面
-1 Across the Great Divide
-2 Rag Mama Rag
-3 The Night They Drove Old Dixie Down
-4 When You Awake
-5 Up on Cripple Creek
-6 Whispering Pines
B面
-1 Jemima Surrender
-2 Rockin' Chair
-3 Look Out Cleveland
-4 Jawbone
-5 The Unfaithful Servant
-6 King Harvest (Has Surely Come)

A-1 今回もリチャードが歌うあまりにも無防備なこの曲が1曲目、イントロのさり
   げないロビーのテレキャスターの音がパキパキしていていいんです。
   オブリガードぎみに入る簡素なギターもイカしてます。ただギターソロとい
   う代物ではなく、あくまでさりげなく。

-2 ここから2曲はもうレボン以外のボーカルは考えられないです、ラグタイム風
  のピアノも最高。

-3 そして南北戦争の事を歌ったこの曲。レボンの真骨頂です。ただし僕は後半
  のライブで演奏されるイントロにホーンセクションが入るバージョンが完全
  型だと思っています。ザバンドの楽曲の中でも間違いなくBest5に入ります。
  サビのコーラスの裏声はリックかな。

-4 曲はリチャード&ロビーなのだが歌うのはなぜかリックダンコ(笑)。ここら辺
  がこのバンドの良く分からん所です。まぁ二人で作ったのはイイが、どーも
  Keyが合わんかったんでリックに歌わせよう。こんなところかな(笑)。
  その選択が正解だったのかイイ雰囲気の曲です。

-5 この後ライブでのオープニングに起用されることになるこの曲、スタジオバー
  ジョンではおとなしい感じです、ガースのキーボード(クラビネット?)が
  面白い効果を上げています。ラストワルツのライブでは短縮版で演奏されてい
  ると思います。

-6 最後を飾るのはリチャード渾身のバラード、アルバム毎に1曲はこーいうバラ
  -ドが必ず入るのですが、この人の裏と表のどちらともいえないスレスレの声
  は本当にしんみりときますね。

B-1 A面に比べていささか地味なB面、レボンの歌で始まります。サビの部分は
   ハモというより二人リード(得意の全員主旋)。

-2 なんか日本の四畳半フォークが真似してるようなイントロ(かぐや姫関係)が
  泣かせます。この曲は誰が歌ってるのか非常に判りづらい。たぶんリチャード
  がメイン、サビでリックと思うんだけど。

-3 得意のロックンロール、久しぶりにロビーのギターが前面に出てきます
  (といっても弾き倒す、という感じではなく、さりげない感じ)
  リードボーカルはリックかな

-4 いかにもリチャードが歌ってるという感じ、あまり全体に変な曲です(笑)

-5 いかにもザバンド風のロッカバラード、ボーカルはリック。B面では際立って
  います。エンディングでようやくロビーの泣きのギター(ただしアコ)がここ
  で炸裂。渋いの一言。

-6 リチャードが歌う最後の曲、ライブではロビーが弾きまくりますね。
  定番の定番となる曲で幕を閉じます。


レーベルです、キャピトルのグリーン(またはライムグリーン)のオリジナル。


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カタログ番号はSTAO-132 マトは両面とも2、 RLの刻印があります。



久しぶりに聴きましたが、やはり地味な印象は変わりません。まぁもともとザバンドは派手なバンドではないから仕方ないですが、やはりB面の印象は薄いです。

この盤の再発のレッドレーベルは良く見かけますがこのオリジナルのグリーンはなかなか見かけなくてヤフオクでも出ると必ず5~8千円くらいの落札になりますので
今回非常に安く買えたのがラッキーでした。これでようやくザバンドのすべての(ラストワルツは除く)オリジナルアルバムがUS(一部UKもあり)オリジナルで揃いました。


購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額   1800円



 
 







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by naruru-kato | 2017-11-25 20:54 | The Band | Comments(2)

David Wiffenその1  Coast To Coast Fever

いよいよ、マイナー度が増してきました。カナダはモントリオールのデビッド・ウェフェンを紹介します。

カナダ出身のミュージシャンとして思い浮かぶのは、もちろんニールヤング、ジョニミッチェル、ザバンドの4人(笑)、すこし渋めでブルースコバーンくらいでしょうか?

デビッド・ウェフェン。この人の事を知っている日本人ははたして何人くらいいるのであろう?たぶん僕の予想では(評論家、レコ屋店主などは除く)1000人くらいではあるまいか(笑)

そーいう僕でも知ったのは1年ほど前(汗)何気にディスクマーケットでSSWのアイテムを見ていて「なんか気になるジャケだなー、しかも紹介文もSSWの基本中の基本」と書いてあるし、ちなみに自分所有のSSW系のムック本数冊も見ましたがこの人を紹介している記事が載っていた本は1冊のみ、昔ならそのままで終わってしまうのですが、今はYoutubeがあります。ひとまずすぐに見つかったので全曲聴いてみました。

「めっちゃ いいやん」 これはこのアルバムどーしても買わないといかん。謎のレコ屋さんで注文したら一月後に入荷があり、わりと簡単に手に入れることができました。なかなかこの人もヤフオクには出てこないし、普通にレコ屋廻って漁っていてもまずお目にかかれないので助かりました。


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非常に気になったジャケ。白く顔を縫ってなんかピエロっぽい表情を浮かばせております。

内容はまさにロードソング、ヒューマンソング。ロードという言葉がいたるところで出てくる。人生の痛みなどが歌われているのであろう。声はバリトン、しかしエリックアンダーソン、ジェームステイラーのような奥深さは無く、淡々と歌ったいるので逆に凄く聴きやすい。

ちなみにエリックアンダーソンがこの人の曲を取り上げ注目されたようだ,その他にロジャーマッギン、ジェリージェフウォーカー、アンマレー、イアン&シルビアらがカバーしています。


デビットブルーとエリックアンダーソンをたして2で割った程良い歌声とでも申しましょうか(笑)とにかく声が良いんです。SSWにしては味も癖も無いような声かも知れませんが、そこがまたイイのです。聞き流すのにちょうどいい、しかし聴いた後でもう一度、さらにもう一度と何度でも聴いてしまいたくなる声。まさにスルメのようなSSWです。


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本来の顔はこんな感じ、顔の弩アップのファンタジーからのメジャーファーストアルバムのジャケは漫画ガキデカのこまわり君のようで凄いです。



もともとイギリス出身ですが幼いころカナダに移住します。音楽歴は今のところ不明ですが、ブルースコバーンとともに活動していてこのアルバムもプロデュースはコバーンです。いまでもカナダで活躍しているのか、死んでしまったいるのかも不明です。(Wikkで出てこないのでわかりません)いろいろ調べましたがやはり1973年に出したこのアルバムが最高なようです。奇跡の来日も無いようでした。

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一曲ごとの細かいクレジットが裏にはついております。


曲順です
A面
-1 Skybound Station" (David Wiffen)
-2 Coast to Coast Fever" (David Wiffen)
-3 White Lines" (Willie P. Bennett)
-4 Smoke Rings" (David Wiffen)
-5 Climb the Stairs" (David Wiffen)
B面
-1 You Need a New Lover Now" (Murray McLauchlan)
-2 We Have Had Some Good Times" (David Wiffen)
-3 Lucifer's Blues" (David Wiffen)
-4 Up on the Hillside" (Bruce Cockburn)
-5 Full Circle" (David Wiffen)


ピアノとギターくらいでさりげない編成で録音されています。3曲のみブルースコバーンらの曲をやっていますがあとはオリジナルです。

今回は曲ごとの感想は割愛します、ちなみにA面は-1、-2の流れは最高です。

B面はすべて最高です。ずーと聴いていたくなります(という事でたまにプレーヤーのリピート機能をフル活用)

一言でいうならば「SSWの鑑」のような作品。しっとりと落ち着いた大人の香りです。


映像貼り付けたいのですが、なにぶん自分にテクがないのでタイトル曲のアドレスだけ貼り付けておきます。


https://www.youtube.com/watch?v=I3YFM7zYJyM


レーベルです。


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USユナイテッドアーティストのオリジナル盤。



しかしこの人をリアルタイムで(当然輸入盤で探して)聴いたいた人はマジで大尊敬します。
今ではCDも廃盤となりLPも入手するのは非常に困難なアイテムです。

全編語りかけるように進んでいくこのアルバム。1970年初頭にしかこのような音楽は生まれなかったかもしれません。

でも、僕と同じようにこのジャケが気になるようでしたら聴く価値は十分にありますよー。

僕的に、このCoast To Coast Feverはエリックアンダーソンのブルーリバー。デビッドブルーのストーリーズ、ロッドテイラーのファーストとならんで生涯の友となりました。



購入レコ屋   ナカシマレコード


購入金額    2500円程













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by naruru-kato | 2017-09-17 07:30 | David Wiffen | Comments(2)

J・D Souther その1 John David Souther

今月から少しの間マイナー系のSSWの特集をします。ということですが今回のジョンデビットサウザー(以下JD)はマイナーじゃないだろう!と思われる方も多いと思います。

が、しかしこの人、超がつくほどの寡作で、40年近い活動歴でもソロはわずか数枚、バンドで2枚、ディオで1枚くらいしか作品出していないのです。

このアルバムカバーはイイ感じですね。内容はいかにもSSWのデビュー盤という感じです。このころはまだJDサウザーという表記ではなくフルネームです。この後はすべてJDになっていると思います。


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大ヒットした1979年のYou're Only Lonelyの頃は誰でも知っていましたが、今となっては誰だそれ?って感じかもしれません(汗)

ちなみに僕らの世代ではこの曲は映画「波の数だけ抱きしめて」の挿入歌で   
ついつい主演の織田裕二、中山美穂を思い出します(笑)

しかしJDは、楽曲提供は非常に多く、リンダはもちろん盟友でもあるイーグルスなど多くのヒット曲がJDが絡んでいます、一時期は6人目のイーグルスとも言われ、ジャクソンブラウン、ジェームステイラーとも非常に仲が良く、言ってみればLAの裏大御所であると言っても過言ではないですね。


ちなみにイーグルス関係では「我が至上の愛」「ドーリンドルトン」「ニューキッドインタウン」「ハートウェイクトゥナイト」辺りが共作になっています。




JDはデトロイト出身ですがその後LAに移り、グレンフライとディオを組んでアルバムを出すも不発、その後デビットゲフィンに説得されアサイラムから1972年にソロデビュー、しかし売れずに今度はクリスヒルマン、リッチーフューレイとバンドを組むもこれも売れず、再度ソロの「ブラックローズ」(これも良いです)を出すもやはり売れず、イーグルス、ジャクソンが売れるのになぜこの人が売れないのだ?と思っていたらコロンビアに移籍し先の大ヒットを放つ訳です。


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裏ジャケ、このなんとなく危なさそうな雰囲気とあのかすれ声で、かつてはジョディーシル、リンダとも浮名を流しています。


このアルバムのバックメンバーは僚友のグレンフライ、この後ソロを出すネッドドヒニー達です、音数も少なくシンプルな演奏が凄くイイのです。

曲順です。

A面
-1 The Fast One

-2 Run Like A Thief

-3 Jesus In 3/4 Time

-4 Kite Woman

-5 Some People Call It Music

B面
-1 White Wing
-2 It's The Same
-3 How Long
-4 Out To Sea
-5 Lullaby

A-1 ソロデビューの最初の1曲目にふさわしい初々しいナンバー。この人の
  曲作りはサビにあると思います。ニューキッドインタウンもそうですが
  本当にサビの部分は素晴らしい。この曲でもその片鱗が見て取れます。

-2 イントロのアルペジオはグランフライか? その後のJDの声、たまらん
  色気、ドンヘンリーほどビターではないところがイイです。サビのコー
  ラスも最高です。

-3 この曲もいいです、弾き語り風です。しんみり来ます。


-4 この曲もいろんな人がやっていると思います、名曲です。2番から入るギ 
  ターのオブリガードが最高。コーラスも完璧。曲の奥深いアレンジ、ま 
  さにJD。
  グレンフライとのディオのアルバムでの焼き直しですが、元歌知らない           
  のでで何とも言えませんが、本にはアレンジはこちらの方が抜群とある    
  本に書いてありました

-5 アコの抜けが最高のイントロ。これもサビが最高です。捨て曲無しのA面
  でした。。



B-1 すこし変わった曲ですが、この後のアルバムではこのようなカリブ風な
  曲も多くなってきます。


-2 珍しくピアノから始まる曲。ジャクソンっぽい楽曲です。JDの甘いくて
  切ない声たまりません。コーラスはやはりグレンフライかな?


-3 イーグルスが2007年に再々結成で出したアルバムでカバーしました。い  
  かにもイーグルスがやりそうなアレンジ。しかしなんで30年程経ってか  
  らカバーする気になったのかが良くわからんねー

-4 ここでのボトルネックはウェインパーキンスです。イーグルスのデスペ  
  ドにも通じる曲です。


-5 最後に小作ですが、この切ない声を聞くとまたA面から聞きたくなる。
  そんな要素がある名曲ですね。レイラの「庭の木」のようだ(笑)



まだカントリー色が多少強く非常に聴きやすい楽曲が並びます、一般的にはセカンドのブラックローズが最高傑作、と言われているJDですが、僕はこのファーストがかなり好きですねー


レーベルです。


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カタログ番号はSD5055、イーグルスのファーストが5054なので、イーグル
スの次に出たという事です。



アサイラムの白レーベル、これをグレヒの500円のバーゲンコーナーで発掘した時は「ウォー」と叫んでしまいましたよ。



思わずオーナーのTさんにこれ500円ですか?と聞いたところ、「こんなの誰も買わないでしょ」って言われて嬉しいんだか悲しいんだか。




今まで2回JDを生で見ることができました、最初は甲子園球場で行われたカリフォルニアライブ、この時はリンダ、ジェームステイラーも見れて最後の全員でのアンコールで初めてアンコールトーチを見ることができました。
しかしステージが遠すぎて全く顔も判らないし、曲も何をやったかさっぱりおぼえていません(汗)


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2回目は名古屋のボトムラインでのカーラボノフとのジョイント、これは目の前でJDを見れました。カーラボノフがメチャ太っていてショックを受けたのが一番良く覚えています(笑)


俳優業もこなすJDですが、2014年に久しぶりのオリジナル出しましたが、この先さらにオリジナルを出す、という事はあまり期待していません。だから今までの数少ない(ほとんどこのアルバムからYou're Only Lonelyまでの3枚ですが)アルバムを聞き返すしかないのです。

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が、最近(と言ってもかなり前ですが)の作品のセルフカバーNaturl Historyはものすごく良い出来で、ここでのニューキッドインタウン、などのイーグルスに提供した楽曲は本当に素晴らしい出来です。




出来ればこの路線で他人に提供したセルフカバー第二弾でも出ればいいのですがねー(笑)


この後は、ウォーレン ジボン(マイナーではないけど)ガスリー トーマス、ボブ ニューワース、デビット ウィフェン、ジェフリーコマナー,クリストファー キニー、なんかを取り上げるつもりです。



  • 購入レコ屋   グレイテストヒッツ

    購入金額    500円

    参考文献    アサイラムレコードとその時代  他


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    by naruru-kato | 2017-09-02 19:41 | J・D Souther | Comments(4)

    大好きな1965~76年くらいのアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


    by naruru
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