アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Warren Zevon その1   Same

SSW界の硬派で社会派な異端児、ウォーレンジヴォンのアサイラムでのファースト(実質はセカンドアルバムで以前にマイナーなレーベルからファーストが出ています)アルバムであり,
たぶん彼の最高傑作であるWarren Zevon です。ジャクソンブラウン(以下JB)の強力な推薦がありアサイラムと契約します。

アサイラムと言えば爽やかなウエストコーストのイメージが大きい(僕的にですけど)のですが、ウォーレンジヴォンにそのようなイメージは全くありません。どちらかというとトムウェイツのように現代社会の裏側を斜に構えた視線で歌い上げます。しかしトムの場合はフォークでありジャズの要素も多いのですが、あくまでウォーレンジヴォンの音はロックです。


この後のサードアルバムで一応の成功はしますが、やはり一般的なミュージシャンではなく(僕の音楽好きの仲間でもこの人の話題など皆無でしたから)玄人衆、ミュージシャン達には絶大な人気を誇る。おかげでセールス的にはたいしたことが無かった人です。


2003年にガンで亡くなりましたが、ガンである事、余命いくばくもない事を公表し、最後のアルバムではディランの「天国への階段」を取り上げるなど皮肉とユーモアを忘れない人でした。


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「俺はここにいるよ」そんな感じのカバーが凄くイイです。ウォーレンジヴォンの作品では一番カッコいいアルバムカバーであると思っています。

ちなみに僕は良くミュージシャンをJB、リンダ、JD、JTと親しみをこめて簡素化していますがウォーレンジヴォンの場合やはりフルネームだ呼ぶのが一番カッコいい。

(どーでもいい事ですけど)


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クレジット主体の裏ジャケですが、これがまた凄さまじい。ウエストコーストの有名人ばっか、プロデューサーはJB本人。

ほとんどの曲でかつての相棒である、ワディーワクテルがギターを弾き、ベースはウエストコーストの重鎮ボブグラブ、サックスにボビーキーズ、そこにデビットリンドレーのスライドが絡みます。ジャクソン人脈ですね。

さらにコーラスはもっと凄い事になっていて、JBは勿論、JDサウザー、イーグルスからはドンヘンリーとグレンフライ。フリートウッドマックからリンジーバッキンガムにステービーニックス、ボニーレイットにローズマリーバトラー。ビーチボーイズのカールウィルソンなど、これが豪華でなくて何と言うのか?というくらいの人選です。

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さらに凄いのはアルバムには参加していないリンダがこのアルバムから76~79年にかけて4曲もカバーしているのです。リンダにカバーされればミュージシャン的に成功したのも同然なのですが、(例えばカーラボノフとか)やはり生涯を通してはさほど売れなかったのです。

実際にぱっと聴いただけでは判りずらい歌詞、メロディー、やはり売れるにはロックをそれほど聴かないけど、流行りものだけに敏感なミーハー的な人種に聞いてもらえるか?が重要課題だと思うのですが、ウォーレンジヴォンの音楽はそーいう人たちが聴く音楽とは無縁でしたね。
(実際に学生時代、僕の廻りのユーミンとか達郎聴いて喜んでる人間もカーラボノフは聴いていましたからね。※けっしてカーラをけなしている訳ではないです。僕も好きですから)


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歌詞カードも入っています。何を歌っているのか判りません。日本盤も買う必要があるかもね
参考文献から引用すると、毎夜男を買える女たちの歌とか、夜中に騒ぎ散らす男の歌とか、
そんな感じの歌が多いようです。


曲順です
A面
-1 Frank And Jesse James
-2 Mama Couldn't Be Persuaded
-3 Backs Turned Looking Down The Path
-4 Hasten Down The Wind
-5 Poor Poor Pitiful Me
-6 The French Inhaler

B面
-1 Mohammed's Radio
-2 I'll Sleep When I'm Dead
-3 Carmelita
-4 Join Me In L.A.
-5 Desperados Under The Eaves



-1 ピアノのイントロから入るのですがボーカルが入ると「うっー」となります。つまりどう
  いう事か?というとウォーレンジヴォンの声はSSW的ではなくて、なんかハードボイルド
  なのです。でもメチャカッコいい1曲目です。

-2 若干JBっぽい曲で、コーラスはジャクソンとJD。このアルバムの中では非常に
  聴きやすいPOPな曲です(ボーカルは除く)(笑)

-3 リンジーがギター、珍しくJBがスライドを弾いています。カッコいいです。

-4 リンダがカバーしています。リンドレーのスライドがたまりません。カントリー的でもあ
  る名曲ですね。

-5この曲は僕の友人の女性カントリーシンガー(勿論アマチュア)がレパートリーにしてい 
  て、リンダの曲なの。と聴かされていたのでずーとそう思ったいたのですが、まさか、
  ウォーレンジヴォンが本家だったとは(笑) リンダバージョンでは歌詞をヨコハマと変え
  ています。リンジーのコーラス。声、高過ぎ(笑)

-6 ここではドン&グレンのイーグルスハーモニー。こーなるとやはり曲はウエストコースト
  の香りです。

B-1 リンジーとニックスのコーラス、がマック的ではあるが曲の感じはJBっぽい。これも
   リンダがカバーしています、リンドレーのエレクトリックスライドがイイです。
   リンダのカバーの方も素晴らしいです。

-2 なんとなくリンジーが作るような変なナンバー。

-3 これもリンダがカバー。カリブ海風なナンバーです。妙に声がマッチしています。

-4 なぜかソウルっぽい曲です、ここではコーラスにボニーレイット&ローズマリーバトラー
  が参加。二人共顔立ちが凄く似てますね(どーでもいい事ですけど)ギターはネッドドヒ
  ニーです。
  ボニーレイットもコーラスだけでなく、違う曲でスライドの参加があれば・・・   

-5 なぜか最初のA-1とシンクロしているように感じる。ホテルカリフォルニアと同期してい 
  るような西海岸の憂鬱を歌っています。感動的なラストナンバー。



レーベルです、アサイラムのクラウズレーベルWマーク入り。


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年代的にいってこれがオリジナルになると思います。カタログNoは7E-1060





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ウォーレンジヴォンはロシア系の移民の息子で父親はギャンブルを生業にしていたそうで、ロスに流れてきても、カリフォルニアの青い空が自分には凄く合っているが、かと言ってその青空の下でサーフィンとかやって遊ぶよりカーテンを締めて部屋の中にいる方が合っている。と発言していたようで、そーでもないとウォーレンジヴォンの詩の世界は造られなかったのでしょうね。ひとまずアサイラム時代のアルバムはすべて集めようと思っています。

追記  プロデュースをしたJBはこの後あの名作「プリテンダー」を発表します。このアルバ   
    ムの自閉的ともいえる世界はウォーレンジヴォンに影響されたのではないだろうか。
    ラストのDesperados Under The EavesがそのままThe Pretenderにつながっていく
    様な気がしてならないのです。



購入レコ屋  バナナレコード大須店


購入金額   1000円


参考文献   アサイラムレコードとその時代





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by naruru-kato | 2017-09-09 13:40 | Warren Zevon | Comments(4)

The Byrds その4 . Fifth Dimension(5D)

ザバーズの3枚目、このアルバムの制作途中(または制作前)でジーンクラークが脱退します。この活動歴の長い中で音楽性が劇的に変化していったバンドは稀です。

リーダーのロジャーマッギンが主体性が無いのか?流行に敏感で売れるならなんでも取り入れようとした戦略家なのか?僕には判りませんが(笑)。僕的な考えを言うとマッギンらしさが出たアルバムは唯一「イージーライダー」だけであってそれ以外は、他のメンバーまたはプロデューサーの色が強く出た作品が多いような気がします。まぁ「それを言っちゃーおしまいよ」的な考えですけど(汗)


フォークロックから今度はスペースロック、ラーガロックと呼ばれる分類に一般的に呼ばれたこの5Dです、このジャケにはジーンは入れてもらってません。しかしバーズのアルバムジャケではこれが一番好きです。


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魔法の絨毯に乗って宇宙からやって着た。の図またはインド~中近東辺りからやってきた。かなー。
いまいちよくわかりませんが、Byrdsのロゴはいかしてますね。この後、次のアルバム、ベスト盤などでこのロゴが使われますが、これは僕の一番好きなタイプです。The Byrdsといったらこれです(キッパリ)



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裏ジャケですが、メンバーの写真をちりばめてあります、よくあるパターンですが一番右上の白クマは意味不明。


しかしこの裏ジャケ、何かに似てるなーとずーと思ったいたのですが、判りました。


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前年に出たこれか(笑)  僕の思いすごしでしょうかねー。 イイ線いってると思うのですが、どーでしょう?


ちなみに一番左上の人はジーンクラークのような気がするのですが?今のところ未確認ですけど。


実はこの盤はオリジナルのMONOと思ってオークションで落札したのですが、入札者は非常に少なく値段も格安価格だったので「超ラッキー」と思ったのですが、到着すると、なんと裏にバーコードがついていて再発盤と判ったのです。
あとで再度出品者のページを調べたらちゃんと再発盤、SUNDAZED MUSIC LP5199と書いてあったのです。確認をしなかった僕がすべて悪いのですがトホホな盤なのでした。

1966年発売のこのレコ、66年といえば、ストーンズはアフターマス、ビートルズはリボルバー、ビーチボーイズはペットサウンズ、ディランはブロンドオンザブロンドを発表し、バッファロースプリングフィールドがデビューしたロックにとって非常に重大な(あくまで自分目線)1年です。

バーズはここで初めてディランの作品を取り上げるのを辞め(次作でまたやりますが)新たなステージに入る為にクロスビー作品も取り上げますが、半分はまだフォークロックの色合いも濃く、チャート的には中位にとどまる結果になっています。


曲目です
A面
-1 5D (Fifth Dimension)
-2 Wild Mountain Thyme
-3 Mr. Spaceman
-4 I See You
-5 What's Happening?!?!
-6 I Come and Stand at Every Door
B面
-1 Eight Miles High
-2 Hey Joe (Where You Gonna Go)
-3 Captain Soul
-4 John Riley
-5 2-4-2 Fox Trot (The Lear Jet Song)

A-1、一応この曲からスペースロックの始まり。と文献に書かれていましたが、まだまだフォークロックの感じが出ていてマッギンぽくて好きです。

-2、これはトラディショナルですがこれもフォークロックの匂いがするナイスな楽曲

-3 Mr. Spaceman代表曲の一つでいかにもバーズっぽいのですが、このアルバムの中では異色に聞こえてしまいます。でも好きな曲の一つ。

-4 ロジャー&クロスビー作のサイケ路線

-5 いかにもクロスビーっぽい曲です、その後のソロ1作目の前触れか?

-6 良くわからんナンバー

B-1 後期のバーズでは10分以上の演奏になります。ギターソロはロジャーです。下手か上手いか、たぶん下手な人が一生懸命やってるギターという感じか。クリスヒルマンのベースソロはブンブン唸っていてこれはこれでイイです

-2 これもベースが唸っています。ジミヘンで有名になったカバーです、ここではクロスビーが歌ってます

-3 インストです、あまり意味ないような・・・

-4 これも良質なカバー

-5 最後は変なSEを導入(飛行機?)しています。

全体にカバーは素晴らしいアレンジで良質な楽曲ですがオリジナル曲はいろいろ実験していていいところもあれば変なところもある。そんな印象です。



レーベルです。
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この写真に勝手に勘違いしてしまいました(泣)
しかし後年の再発の為盤はしっかり重量盤です。裏ジャケの写真が載っていなかったのも判らなかった原因ですが、あとの祭り。
まぁーこの5Dに関してはこの盤でイイと思ってますけど。



この後サイケ路線をすこしやり、その後カントリーロックへと進んでいくバーズですがロジャーの12弦ギターのキンキンサウンドが薄れていくほど僕は聞きやすくなったりしますが、やはりジーンクラークの声が聞こえなくなっていくのは寂しいです。


購入レコ屋   ヤフオク   ゼネラルレコード

購入金額     1100円

参考文献     レコードコレクターズ   ザバーズ特集


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by naruru-kato | 2017-05-08 19:43 | The Byrds | Comments(2)

Eagles その1    Eagles

当ブログ開設して一年半、やっとイーグルスを取り上げます。本来なら「いの一番」に取り上げなければならないバンドです。勿論僕もUSロックで一番好きなバンドの一つです。しかし取り上げれない理由があったのです。
それは、イーグルスだけはファーストを最初に記事にしたい、しかもUSオリジナルで行きたい。という希望があったのです。再発のクラウズレーベルでなく白アサイラムでなくてはならないのです(自分のこだわりだけですけどね)

という事で今までなんども再発盤、日本盤を見つけましたがグッとこらえてようやく入手しましたので紹介します(もちろんCDはもってますけど)

イーグルスのデビューに至る経歴は有名なんで簡単に説明しますが、メンバーは Glenn Frey、Don Henley、Bernie Leadon、Randy Meisner。グレンとドンはレコードは出しているも全く無名、バーニーはフライングブリトー(以下FBB)などに参加、ランディーもポコに参加していてそこそこ有名でした。リンダのバックバンドで出会いグループ結成したのはあまりに有名な話です。



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荒野のサボテンと鷲が羽ばたいてる写真にEagles の文字。今更ですがカッコいいジャケですね。
僕のアメリカンロックの扉を開いてくれた1曲目Take It Easy。この曲と同じ頃発売されたドゥービーのリッスントゥーザミュージックのイントロのアコが僕のウエストコーストロックの始まりです。こーいう人多いんじゃないかな(勿論リアルタイムで聞いたわけではないけど)
勿論ジャクソンブラウンとグレンフライの共作(ほとんどジャクソンですが)

久しぶりに全曲聴いてみましたが、「やっぱエーなー」の一言に尽きます。
イントロのジャーンはライブでは裏から入ってる事が多くてそちらの方がカッコいいです。2番のバースにランディーのハイトーンが入り最高にカッコいい。

ゲイトフォールドを広げると

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こんな感じです、僕が学生の頃もっていた日本盤はスリーブジャケでした、US再発もたしかスリーブだったはず。だからどうしてもこの見開きのオリジがほしかったのです(これがなかなかありそうで見つからないのです)



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たき火を囲むイーグル達。荒野って感じですねーみんなメチャ若い、バーニーはあんまり変わらんけど(汗)


久しぶりに聴いた感想はまさにカントリーロックですが、ポコ、FBBと比べるといささかロックぽいです、これはやはりイギリスで録音したのとグリンジューンズがプロディースしたせいかも。ここではまだグレンードンのコンビの曲はありません。

ドンヘンリーのあの声もまだまだ消化不良気味、彼の声はカントリーロックぽくないのですから仕方ないです。それが開花するのは自作のデスペラード、我が至上の愛、その後の大ヒット連発につながってからなのです。それとともにイーグルスはカントリー色が薄れ、バーニー、ランディーの脱退につながるのかなー。二人共このバンドがスーパーになるとは思わなかったのでしょうか?またはスーパーバンドになりすぎて嫌になったのかもです。

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インナースリーブのバラの花。これがまた印象深いスリーブです。アサイラムはの新人デビューで専用スリーブを用意するとは凄い期待をしたのでしょうね、ジャクソンのファーストも専用スリーブでしたね。

このアルバムは4人が均等にリードボーカルを取ってます。
曲順です
A面
-1 Take It Easy
-2 Witchy Woman
-3 Chug All Night
-4 Most Of Us Are Sad
-5 Nightingale
B面
-1 Train Leaves Here This Morning
-2 Take The Devil
-3 Earlybird
-4 Peaceful Easy Feeling
-5 Tryin

再度書きますがA-1のイントロのカッコいい事、イーグルスの初来日、1曲目でグレンがWe Are Eagles From LA California といってこのイントロを弾いたそうですが、見ていた人はCaliforniaの青い空が広がったのではないかなー
勿論僕はその公演は見ていませんけど(涙)
余計な事ですがジャクソンの同曲ではなぜか「青い空」ひろがらないんですよねー。ジャクソンには悪いけど(爆)

A-4 今まであまり気にしなかったこの曲ですが、今回聴き直して一番気に入ってしまった。グレンの作品だけど歌はランディーです、グレンが歌う自信が無かったのかな?でもその判断は正しかったようで、ランディーにピッタリの楽曲ですね。
A-5はジャクソンの曲です、なぜがドンがボーカル。

B-1はジーンクラークとバーニーの曲で歌もバーニー、カントリーロックですなー
B面は3曲もランディーが曲作りに絡んでます。しかもアルバムを通して3曲もリードボーカルを取ってます、その後を考えると信じられない。
しかしまだテイクイットザリミットのようなヒット曲っぽいのは作れていませんし垢ぬけてません。そこがまたイイんだけど。

実は僕はランディーが一番好きで理由は名古屋ソロ公演で握手したからなんです。
(爆)どーでもいい理由ですが。

B-4はジャクテンプチンの曲ですがその後ステージでも定番になるグレンが歌ってます。
B-5最後もランディーです。グリンジューンズに君たちはrock 'n' rollは出来ないと言われたそうですが反発してロックっぽいのでアルバムは終わります。

その後のアルバムは最後の曲はしんみりしたのが多いのですがファーストだけは違いましたね(笑)

レーベルです

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白アサイラム SD5054 マトはA面がD B面がEです。初期プレスではないかも。


イーグルス関係はいままでたったのこれだけしか見ていません


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ランディー、グレンのソロ公演、ファエウェルツアーの名古屋ドームのみです。フリークとしては非常に少ないライブ体験です。

ただしランデーに関しては奇跡のオリジナルポコを見ました。握手もできたので嬉しいです。


さてグレンフライも亡くなってしまい、もう再結成は無いと思うイーグルスですが、(昨年のドンフェルダーのソロは良かったらしい、予想通り名古屋は飛ばされる)今後は残りのメンバーのソロもあまり期待しないで「昔はよかったなー」的な聴き方で僕は過ごすのかな(笑)


購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額    3.500円



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by naruru-kato | 2017-01-14 19:20 | Eagles | Comments(2)

Doobie Brothers その2   Stampede

ドゥービーの5作目のスタンピードという題名のアルバムです、このアルバムから前回はゲスト扱いだったギターのジェフバクスターが正式にグループに参加。そしてドラムスもキースヌードセンに交代し僕的には最高のメンバーでのアルバムであると言い切れます。

ところで、スタンピードとは「大敗走」という意味です。ジャケが見事に感じを表しています。



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強盗に失敗して逃げている盗賊集団、そんな感じです。ドゥービーのジャケではこれが一番好きですね。しかし大敗走にしては若干メンバーが笑っているのが気になる(笑)


高校の頃、新栄のビルの地下にあったロック喫茶で、壁一面にこのジャケが描かれていたのにぶったまげ、よく学校の帰りに寄っていたことを思い出します。



グループ&タイトルロゴもカッコいいです。このバンドはこーいうタイトルロゴマークを作るのがやたらうまく、ドゥールズストリート、テイクイットトウザストリート、サイクルズなどのマークもたまりませんよ!



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ところで新加入の一人ジェフバクスターがジャケに載っていませんが、裏ジャケで理由が判明します。





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メンバー紹介の下段、左から2番目ですが、たぶんこの人は馬に乗れないのでしょうね(爆)



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プロデューサーのテッドテンプルマンなんかも写ってます、ゲイトフォールドジャケの内側はやはり一人足らないですが、メンバーが馬に乗って海岸沿いを歩いてます。


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インナースリーブです、同じタイトルのロゴマーク入り。このロゴのTシャツが欲しいな



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反対側は歌詞カードです、アメリカのロックバンドでは珍しいですねー。



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ドゥービーはこの後、このアルバム発売記念でツアーに出ますが途中でトムジョンストンがダウン、その後マイケルマクドナルドが助っ人で入り、そのままグループ入り、その後は全く違うグループに変わっていったことは至極承知の事実です。


僕としてはこの時期のメンバーが最高だと思っているのでこの時期のライブが聴きたいのですがねー。



曲順です
A面
-1 Sweet Maxine
-2 Neal's Fandango
-3 Texas Lullaby
-4 Music Man
-5 Slack Key Soquel Rag
B面
-1 Take Me in Your Arms
-2ⅠCheat the Hangman
-3 Precis
-4 Rainy Day Crossroad Blues
-5 I Been Workin' on You
-6 Double Dealin' Four Flusher


A面1曲目、ゲストのビルペインが奏でるピアノから一気に大物量作戦開始!タイラン@ポーターのピック弾きベースがブイブイと引っ張ります、2曲目の後半の大ギターバトルですでに昇天してしまいます、これぞアメリカンバンドの醍醐味。黒っぽいトムジョンストンの渋めのバラード系から最後はパットシモンズの十八番のA-5でA面終了。もうすでに聴き手はぐったりしてしまいます。

B面いきなりのモータウン、完璧にドゥービー節(笑)。その後もこれでもかと言わんばかりの物量できます。

レーベルです


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Wマーク入りのバーバンクですが、WBマークが小さくこれは75年だけの特徴ですので限りなくオリジナルの近いセカンドプレスくらいだと思います。



同時期に活躍したイーグルスなどから比べるとどうしても格落ち気味のドゥービーですが、真夏の高速道路をかっ飛ばす時,聞くと間違いなく150kmくらいにはなってしまうドゥービーの大物量サウンドはやはり夏には欠かせませんね。

購入レコ屋   グレイテストヒット
購入金額    500円
参考文献    レコードコレクターズ ウエストコーストサウンド
参考HP     record correct"errors"?     
    http://recordcorrecterrors.music.coocan.jp/

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by naruru-kato | 2016-08-21 11:42 | Doobie Brothers | Comments(0)

Grateful Deadその1   Workingman's Dead

アメリカのロックバンドの王道ではないにしても、ビッグネームなのは間違いないデッドです。

いままでなぜデッドを取りあげなかったか、というと。あまり得意ではない。からです(笑)
一応CDはほとんど持っていましたが、やはり初期の何やってるんだかさっぱりわからない音楽は僕では理解しがたく、さらにライブでは長尺なインプロゼイションの応酬についていけなく、
中期、後期の音楽もそれほど魅力なく。つまり僕にとってはどーでもいいバンドだったのです。

まぁアメリカ人ならマリファナ決めまくって聴くにはちょうど塩梅がいいのかもね。

だいたい、このバンドは名前だけは昔から知ってましたが、ずーと聴かず嫌いで、名前から想像するとものすごくディストーションのかかったギター、それにオールマンのようにツインドラムで、これでもか、これでもか。とヘビーなリフを連発するグループと思ったいたのです。

名前だけのイメージというのは恐ろしいです。

初めて意識して聴いたのは、昔千種区にグレートフルデッドバー、という飲み屋があって、そこで酒を飲んで聴いていたら「ものすごく心地のいい音」まいったのです。

まさか、ボーカルのガルシアがあんな声だったとは、ギターの音があんなにクリアーで気持ち良かったとは、それからCDを買い集めました。

でも、やはりデッドは後期のライブが一番好きなんですねー。特に「Without A Net」が愛聴盤になってます。


今回は1970年の比較的聴きやすい名盤のこのアルバム。


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CSN&Y的とか、ザバンドの影響を受けてるとか言われているアルバムです。
このモノトーンっぽいジャケが素敵ですね。道端で立って何を思う?バスでも待っているのだろうか(爆)ガルシアの立ち方が凄く不気味(笑)、ボブウェアーはカッコいいな。


実はデッドを聞き始めて、一番好きになったのはボブウェアーなんです、ソロも凄くイイです。デッドファンとしては凄く少数派なんではないでしょうか?

昔から一人だけお洒落で服のセンスもいーよーな感じがさらに良いのです。

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裏ジャケは表と反対にプリントされています、これはファーストプレスだけだと本に書いてありましたが僕の再発も同じでした。


曲目です
A面
-1 Uncle John's Band
-2 High Time
-3 Dire Wolf
-4 New Speedway Boogie
B面
-1 Cumberland Blues
-2 Black Peter
-3 Easy Wind
-4 Casey Jones

このアルバムの不満はボブウェアのリードボーカルの曲が無い事につきます、がコーラスワークはCSN&Y並みの素晴らしさがあります、ただしCSN&Yのような綺麗さは無いように思えます。

B-3だけがビックペンのボーカルでブルースっぽいので少し異質に感じますが、あとはすべてガルシアのボーカルです。


レーベルはWマーク入りのかなり後発の再発盤でしたが安かったので購入


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ワーナーのバーバンクです。


このアルバムはスタジオ作の中ではかなり聴きやすい作品、次のアメリカンビューティーとのセットでアコーステックなデッドが楽しめます。


アメリカの音楽のルーツ志向が楽しめるアルバムと言えますね。



購入レコ屋   サンオブスリーサウンズ

購入金額    1500円くらい

参考文献    レコードコレクターズ2000年9号





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by naruru-kato | 2016-08-16 12:21 | Grateful Dead Family | Comments(0)

Rickie Lee Joneその1  Rickie Lee Jone 

梅雨の間のムシムシした晴れ間に部屋でエアコンかけてビール飲みながら聴くには何がイイか?と考えていたら無性にリッキーリーが良いかな。と思ったので聴いてみました。

このアルバムは1979年のデビュー作で、僕の好きな範囲からは外れているのですがなにぶんジャケが良いので昔買っておいたのです。

新人としては異例の有名なプロデューサー、豪華なバック陣、そしてアルバムカバーは有名な写真家であるノーマンシーフです。


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ほれぼれする写真ですねー。このころのワーナーの女性アーティストのデビュー盤は必ず豪華なバック陣であることが多く、ニコレットラーソン、ヴァレリーカーターなどはワーナー所属の有名どころ、ドゥービー関係、リトルフィート関係、なんかが脇を固め必ずヒットさせるぞー感が出ていて安心して聴けます。



今回のは日本盤です、この頃の盤は特にオリジナル買う必要はないと思います。あくまで自分の趣味の問題ですけど。


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邦題は「浪漫」 まぁ 妥当な題名です、「ロマン」ではないところがグッドです。


このアルバムに参加しているのは、この頃の時代の先端をゆくアーティストばかり、フィュージョン系の人たちです、そのバック陣にリッキーリーの声がベストマッチ。この後に登場する女性SSWはほとんどこのアルバムの影響を受けているのではないでしょうか?リッキーリーが登場していなければ、あのノラジョーンズも出てこなかったのではと思うのは僕だけでしょうか?


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解説は鈴木道子さん。リッキーリーとは何者なんだ?というとこから解説が始まっています。女性ボーカリストのデビューの道筋としては、有名所のバックでひとまずコーラス参加して多少なりとも名前を売り,デビューというのが正しいと思うのですが、この人はいきなりアルバムを出してきたようです。



そして解説にも書いてありますが、この人幼いころにこのアルバムのプロデューサーであるワーナーのラスタイトルマン、レニーワロンカー幼馴染であった証拠写真がウラジャケに載っているのです。


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左上の写真が問題の写真です。UPで見てみると。



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サンタモニカで、ラス、リッキー レニー と   と記してあるのです。
これが本当かどうかはわかりませんが。ジョークだとも思えない凄い写真です。


曲順です
A面
-1 Chuck E.'s In Love
-2 On Saturday Afternoons In 1963
-3 Night Train
-4 Young Blood
-5 Easy Money
-6 The Last Chance Texaco
B面
-1 Danny's All Star Joint
-2 Coolsville
-3 Weasel And The White Boy's Cool
-4 Company
-5 After Hours (Twelve Bars Past Goodnight)

参加アーティストを簡単に書くと
スティーブガッド、アンディーニューマーク、ジェフポーカロのドラムス陣
バジーフェィトン、フレッドタケットのギター
ニールラーセン、Drジョン他のキーボード
トムスコット他のホーン
マイケルマクドナルドのコーラスなどなど。

ジャジィー これこそこのアルバムの為の単語です。そしてメロウ。まさにこの頃全盛のAORの代名詞のような言葉がしっくりきますが、ただ単にAORの枠組みの中だけではこの人は収まりません。SSWとしての才能は抜群です。-5はすぐにフィートのロウェルジョージが76年にソロで取り上げています。大ヒットしたA1はもちろんですがそれに続く-2、-3の美しいこと。このアルバムを聞く最高のシチュエーションとしては、都会の高層マンションの上層階で夕暮れ時にビール飲みながら、街が暗くなってネオンが灯りだすのを眺め楽しむ。 こんなところでしょうね。自分には無理ですが(涙)


一応レーベルです。


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USのワーナーに合わせた同仕様の線入りレーベル。特にどうってことは無いです。



今でも作品を発表しているリッキーリーですが、やはりこのデビュー盤が最高なのは否めません、でもセカンドもジャケが凄く良いし持っていたいアルバムです(持ってますけど)


70年代の女性SSWとは少し感じが違うのですがジョニミッチェルもこの頃はかなりジャズ的なアプローチしてましたし、やはりそーいう時代だったのです。


その中でも一つ抜きん出た作品であることは間違いないです。ちなみにこのアルバムは79年のグラミー賞の最優秀新人賞を取っています。


ううーん  やはりもう一杯ビールが飲みたくなってきました(笑)


購入レコ屋   忘れました
購入金額    たぶん1000円くらい

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by naruru-kato | 2016-07-04 10:37 | Rickie Lee Jones | Comments(0)

Doobie Brothers その1   Toulous Street

そーいえば、アメリカンロックの王道、ドゥービーとイーグルス取り上げていなかったなぁー と今初めて気付きました(笑)、特に僕が語る事は無いと思うのですが、音楽については有名な曲ばかりなんで,70年台を代表するこのふたグループは音楽性、楽曲などはスルーして語ろうかと思います。

まずドゥービーのセカンドアルバム、トゥールズストリートです。高校~大学生の頃は夢中で聴いたアルバムですが,そのうちどこかに売ってしまいCDだけ持っていました。

ドゥービーは安売りカスレコでもいいかなーと思ってひとまずファーストからスタンピードまですべて500円以下で買い直したのですが、このセカンドだけはなぜかドイツ盤でした。

どーもリッスントゥーザミュージックのギターのカッティングが「こんなんじゃないよなー」感がずーと気になっていていずれオリジナル買おうかな、と思っていたのです。

栄のミュージックファーストさんで3500円くらいで売っていましたが2800円に値下げになり、3か月悩んで購入。


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ちなみに僕は日本では圧倒的に多いであろう「マイケルマクドナルド嫌い」派です。だからスタンピード以降のドゥービーには興味ありません(きっぱり)、ただし90年以降のトム復帰後のドゥービーもそんなに興味は無く、やはり70年台だけで満足している派閥です、まぁコンサートは行きましたけどね(汗)

話がそれましたが、今回初めてオリジナルを入手。しかし・・・ ドイツ盤とほとんど同じ、または多少見劣りする音でした。メチャショックです。

もしかしたら国内盤のパイオニアP-8000番のほうが音がイイかもしれません。

こういう事は良くあります、たとえばジャクソンブラウンはアサイラムの再発くらいだと間違いなく国内盤のほうがいい音でした。先日のオールマンのアトコ初盤は本当に爆音だったし、ザバーズのコロンビアオリジナル盤は日本のCBS/ソニーに比べたら雲泥の差の素晴らしさだし、まぁレーベル、日本のレコード会社のレベルによって違いがあるという事でしょうねー。

ワーナーブラザーズ系はそれほどオリジナルにこだわる必要はないという事でしょうか?


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裏ジャケもほとんど同じテクスチャーです。

しかし、オリジナルとドイツ盤を比べてみるとジャケの違いが明確です


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左、USオリジナル、右 ドイツ盤(いつ頃のかは不明)オリジナルも日本盤もテクスチャー加工してありますが、ドイツ盤はピカピカの印刷です。かなり違います。

ここら辺だけ楽しめればいいのかもね。


問題のゲイトフォールドジャケの中身です。

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US盤は同じように加工されていて、どことなくピントが飛んでいる感じ。





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これはドイツ盤ですが非常にくっきりとエロい写真を見ることが出来ます。

しかしなんでアメリカの人たちは脱ぎたがるのだろう?この構図でオールマンのファーストみたいに全員男だけならとても見れたものではないですね。


曲目です。
A面
-1 Listen to the Music
-2 Rockin' Down the Highway
-3 Mamaloi
-4 Toulouse Street
-5 Cotton Mouth
B面
-1 Don't Start Me to Talkin
-2 Jesus Is Just Alright
-3 White Sun
-4 Disciple
-5 Snake Man

まぁ白眉はA-1、2のその後ドゥービー王道路線は当然として、バーズもやっていたB-2 -3くらいでしょうかね

僕個人的見解はドゥービーのイメージは各アルバムでその後ライブで定番になっていった素晴らしい楽曲は当然イイとしても他の地味な曲にイイ曲があまりなかったバンド。という位置づけを勝手にしてます。各アルバム毎に捨て曲も沢山ある感じですね。だから本当はベスト盤だけあればイイのです、少し極論ですが。


レーベルです。
カタログNoBS2634 マトはA面1-A   B面 1-Bと記入されています。
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オリジナルはグリーンのワーナーです。ちなみにドイツ盤は


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こんな感じです、いかにも再々発盤、というイメージです。


沢山のメンバーチェンジしながらいまだに(たぶん)活動続けているバンドですが「昔の名前で出ています」的なイメージがぬぐえません。オールマンみたいにデレクトラックスみたいなとんでもない身内を入れて再度再生しているのと比べるといささか寂しいい活動内容です。

どうでもいい話ですが、バンドやってるときリッスントゥーザミュージックの乾いたカッティングがどうしても出来なくて泣きそうだったのが思い出ですね(笑)


USオリジナル
購入レコ屋 ミュージックファースト
購入金額   2.800円

ドイツ再発
購入レコ屋 グレイテストヒッツ
購入金額    300円





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by naruru-kato | 2016-05-28 15:46 | Doobie Brothers | Comments(0)

Dave Mason その2 Dave Mason & Cass Elliot

デイブメイスンがアメリカに渡りキャスエリオット(ママキャス)と一緒に作った1971年のアルバムです。一応タイトル共に二人の連名になっていますが、ママキャスは1曲でリードボーカルを取るだけで終始メイソンのバックに徹しています。メイソンのアルバムとしての位置づけとしては名作Alone Together の次のセカンドアルバムという位置づけが一番正しいと思います。なんでもママキャスがグランパーソンズに紹介してもらったメイソンにコンビ結成を働きかけたのだそうな。その頃ママキャスはダンヒルレコードに嫌気がさしていたらしい。


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といううことでアルバムカバーはメイソンです、あくまでこれは「俺のアルバムだ」と自己主張しているのでしょうかね?


しかし、ママキャスがバックを務めているのでこの作品はスワンプ色はほとんど感じられません、ウエストコーストのフォークロックの延長線上の音です。

ネッドドヒニーの作品をも取り上げていますがほとんどがメイソンの楽曲です。


ジャケ裏です、ここでママキャスが全面に(笑)



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メイソンに比べてかなり体の線が大きいです(爆)。ちなみにゲートフォールドジャケの内側はというと。




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同じ写真が使われています。ジェシウインチェスターのファーストもこれを意識したのであろうか?(どういう事かいずれ語ります)。



二人で一緒に撮ればいいと思うのですがねー


レーベルはメイソンのほうのブルーサムです。マトは両面ともF-1となっています、たいして売れていないですが調べたところこの盤はセカンドプレスだと思います。しかしこの盤はメチャ音がイイです。ものすごくクリアーな音であると言えます。



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曲目です。
A面
-1  Walk to the Point
-2  On and On
-3  To Be Free
-4  Here We Go Again
-5  Pleasing You
B面
-1  Sit and Wonder
-2 Something to Make You Happy
-3 Too Much Truth, Too Much Love
-4 Next to You
-5 Glittering Facade


A-2がネッドドヒニーの作なんですがここでメイソンの怒涛の3連譜が炸裂!、終盤これでもか、これでもか、と同じフレーズが続くのです、これぞメイソン。しかし全体的にはアコが全面に出ている曲が多いのはやはりママキャスのボーカルを目立たせたいからか?確かにこの時代にママキャスが全曲コーラスをつけるという事はものすごい贅沢な人選であると思います。メイソンもボーカリストとして自信を付けていた頃なんでアルバム通して聴くと上質のウエストコーストポップアルバムという感じです。

A-4がママキャスのリードボーカル、相変わらず歌上手いっすねー

B面も同じような楽曲が並び非常にリラックスして聴けるアルバムに仕上がっています。


しかし、メイソンの持って生まれた気まぐれ癖のため発表後わずかにライブしただけでこのコンビは解散。アルバムもこれだけとなりました。


今となっては本当に素晴らしいアルバムなので数少ないライブの音源でも出ればなーと思いますが、まず無理でしょうね。

僕的には大好きなママキャスとデイブメイスンが同時に聴けるので愛聴盤の一枚といえます。



購入レコ屋  バナナレコード金山店

購入金額   1500円くらい


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by naruru-kato | 2016-05-21 18:20 | Dave Mason | Comments(0)

Crosby, Stills, Nash & Young   その1  deja vu

ウエストコーストロックの金字塔、Crosby, Stills, Nash & Young のファーストアルバムである、deja vuです。何回目かの買い直し(笑)。今度買うときはオリジナルプレスを買おうと思っていたところ、夏のレコード市で発見。その時は日本盤1ST、US盤UK盤の再発が1枚づつありましたが、このUS盤のレコードジャケのエンボス加工があまりにでこぼこで他と全く違うイメージでしたので、これは間違いなくオリジナルだろうと決めつけ一番高価でしたが買ってきました。

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この、ゴールドレコードのステッカーが貼ってあるのでセカンドプレスくらいか?と思いますが、このアルバムは予約だけで100万枚売った、というとんでもない代物なので最初から貼ってあった可能性もあります。マトは両面ともCCとしてあります。これがマトかどうかは分かりませんけど。



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日本盤の初盤もこれと同じエンボス加工がされていますが、US、JPとも再発はただのブラウンの色のみになってしまいます。UK盤は最初からエンボス加工がしていない感じです。




なかなかこの肌触りがいかしてます、裏面はなにも記されていません。



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1970年のこの時期、ZEPに対抗できる唯一のアメリカンスーパーバンドと騒がれたようですが、日本的に例えると、卓郎と用水と泉谷にエンケンが加わったような感じか(笑)

CS&Nまでは解るのだけど、なぜバッファロースプリングフィールド時代に、スティルスと犬猿の仲になったヤングが参加したのかは今もって謎らしい、たぶんリードギターが自分以外にも欲しかったのだろう、という考えが一般的ですね。



そんなグループ上手くいくわけないです。当然このアルバムの後にライブが出て自然消滅、その後2~3度再結成しアルバムを出ました。その後は大きなイベントでは4人でステージに上がったりしてます。




ずーと昔、ライブエイドの生TV放送でこの4人がいきなり出てFind The Cost Of Freedom をうたった時の感激が忘れられません。初めて4人が動く映像を見たのもこの時です、確か司会の南こうせつが涙ぐんでたと思います(笑)





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ゲートフォールドジャケットの内側、メンバーの他にドラムのダラステイラー、ベースのグレッグリイビスも写ってます、ほぼメンバーといっていいでしょう。(しかし最初の再結成ライブには呼ばれてません)しかもゲストのガルシア、ジョンセバスチャンも写ってます、大サービスとしか言いようのない扱いです。


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スリーブはアトランテック純正、この中で右上の解るのはZEPだけです(汗)。




曲目

A面
-1 Carry On        (Stephen Stills)
-2 Teach Your Children   (Nash)
-3 Almost Cut My Hair   (Crosby)
-4 Helpless         (Young)
-5 Woodstock       (Joni Mitchell)
B面
-1 Deja Vu  (Crosby)
-2 Our House  (Nash)
-3 4 + 20  (Stills)
-4 Country Girl   (Young)
-5 Everybody I Love You (Stills, Young)


このアルバム全体ではスティルスが元気がなく、クロスビーの持ってきた歌が素晴らしいと思います、僕的にAlmost Cut My Hairは彼の最高傑作かなー。

ニールヤングの2曲はソロでやってる感じ、もちろんHelplessは超代表曲です。僕もよくギターで弾き語りしてますよ(笑)


それとジョニミッテェルのWoodstock。妖気ただよう彼女のバージョンとは全く違い4声コーラスが素晴らしいですが、やはり彼女のバージョンのほうが好きだな。



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カタログNOはSD7200、レッド&グリーンのブロードウェイの住居表示です。



1曲目のCarry Onで出てくるアコの音は感動的なくらい音抜けがいいです。


この後の再結成スタジオアルバムはあまりパッとしなかっただけに、このアルバムが最初で最後の傑作なんですね。


しかし、2年ほど前に出た、74年の再結成ライブの4枚組CDが出てしまい、僕としてはそちらの方が最高なんだな(笑)




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ジャケもカッコいいし、これはCDしか出ないと思うけど。




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この次から少しの間、メジャーな人ではないけど名盤と呼ばれる作品を作った人たちの特集をやろうかと考えてます。









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by naruru-kato | 2015-12-12 20:26 | CSN&Y 関係 | Comments(2)

The Byrds その2   Sweetheart Of The Rodeo


アメリカの1960年代のロック名盤の一つに数えられるザバーズの6作目、Sweetheart Of The Rodeo(ロデオの恋人)を取り上げます。このアルバム、ずーと中古レコ屋で探していたのです、CDのレガシーエディションは持っていたのですがジャケの説明文があまりに小さすぎて解らないのでレコードが欲しかったのです。

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大須のレコ屋で偶然「ウエストコースト大放出祭」なるものをやっていて、どれどれと餌箱をあさっていると「ジーンクラークのホワイトライトはあるは、これはあるは、他にアンタイトル、ロジャーマッギンのソロ、その他いろいろバーズ関係が沢山あり、ひとまずこれ(シュリンク付き)とホワイトライトを購入してきました。

Sweetheart Of The Rodeoは中古で見かけたことはほとんどなく(通販含めて)、見つけたら国内盤だろうが、再発だろうが購入することにしていたのです。



バーズのアルバムでは異色なイラストのジャケです。あとはすべてメンバーの写真が使われていますので(バードマニアも一応顔写真ということで)やはりこのジャケからもこのアルバムだけは違うぞ感が醸し出されますね。




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これはUSの再発物、360レーベルならベストですが、いつ出会えるかわかないしねー、オレンジ6アイレーベルですので1970年~90年くらいまで使われているのでこの盤はいつ頃のかは全く解りません。


カントリーロックの幕開け、のような形容もされる名盤ですが、はたしてそうなんだろうか?これ以前のバーズはフォークロックを確立しその後さらにサイケデリック、ラーガロックというように進化していたのですが、メンバーが変わったとたんにカントリーになってしまうなんてあり得んと思うのです。


そのメンバーとは、もちろんグランパーソンズ。クリスヒルマンの紹介で入ったらしいのですが、ヒルマンももともとブルーグラスの人だし、パーソンズと結託しロジャーマッギンをだましてナッシュビルに行きこのアルバムを制作したのですね(笑)

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たぶん、発売当初のバーズファンは戸惑ったでしょうねー。しかも当初はほとんどパーソンズがヴォーカルをとっていたらしいのですが、契約の関係でだいぶ差し替えられロジャーと半々のリードボーカルになっています。さらーっ、と聞くとほとんど同じ人が歌ってるように聞こえるんですけど(汗)


ただ、このアルバム単体で聞くと、やはり素晴らしいアルバムです、カントリーロックと言うよりは、ドカントリーに近い感覚です。お約束のディランのカバーの1曲目の見事な乾いたクラレンスホワイトのテレキャスターの音、幕開けにふさわしい曲です。この後、最後までカントリーロック寄りのカントリーを一気に聴かせてくれます。


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ジャケの両サイドにたぶんカントリーファッションの説明が書かれていると思いますが、この文がCDでは待ったく読めなくてどうしてもレコードが欲しかったのです。




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ここには、ネバタタイプとかアーリーウエストコーストタイプ、トロピカルタイプなどカントリースタイルの絵の説明文が載っているようです、そのうち誰かに訳してもらいます(汗)



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これでは文が小さすぎて何が書いてあるかさっぱりです。


でもこのCDは正規レコードで差し替えられたパーソンズのリードボーカルなんかも入っていて大変貴重なお宝ものになっております。


でもコーやって並べると。



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やはりレコードが必要なことはおわかりですよね。


グラムパーソンズはわずかに5カ月しか在籍しなくて、ヒルマンを道ずれに脱退しフライング バリット ブラザーズを結成し完璧なまでにカントリーロックのアルバムを作ります。マッギンはクラレンスホワイトを正式にメンバーにし大幅にメンバーを入れ替えカントリーロックをさらに発展させたDr byrds & Mr Hydeそしてウエストコーストロックの金字塔 Untitledを完成させバーズの終焉まで頑張るのですねー。








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by naruru-kato | 2015-12-06 21:54 | The Byrds | Comments(0)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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