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アナログレコード巡礼の旅

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Free 最終回    Heartbreaker

フリーの最終回はバンドでも最後の作品となった「Heartbreaker」です。

伝説となった初来日の後、バンドはいったん解散します。その後各自ソロ、バンドなど別々のユニットで活動しますが、ポールコソフが極度のドラッグ中毒に陥り、ギターも弾けなくなる状態に。

そこで、ポールロジャースらはコソフを救うために再結成し、アルバム「At Last」の制作に入ります。オリジナルメンバーでまたスタジオに入ればコソフがまたギター弾けるようになる。と思ったとロジャースは語ってます。

しかし、最終的に今度はアンディーフレイザーが脱退。このまま空中分解になりますが、契約の絡みでコンサートだけは行わなければならず、東京の後楽園球場などで行われたELPのオープニングでロジャース、サイモンカーク、日本人のテツ山内、そして臨時でアメリカ人のピアニストのラビット(ジョンバンデリック)をメンバーに入れ日本公演をこなします。ロジャースはボーカルは勿論、ギターも担当でした。

このまま、終わると思いきや、このメンバーに手ごたえをつかんだロジャースは再度スタジオに入るのです。

コソフも当初参加しますが、途中で脱退、その後は自然消滅的にフリーは終わりになります。

普通の感じなら大した作品を作れないと思いますが、ところが、この「Heartbreaker」はかなりの出来なのです。前作の「At Last」よりも全然いいです。



ロジャースのマイクスタンンド振り回してるグラフィック的なジャケ。まぁ特に可もなく不可でもなく。


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裏ジャケはクレジットとメンバー写真。コソフは下の方に少しだけ載ってます、写真も1枚のみ。

あくまで準メンバー的な扱いになってしまってます。

ところで、なんで山内テツが参加したか?というと初来日の時セッションしてメンバーに気に入られ、フリー一回目の解散後にはサイモン、コソフ、ラビットとバンド組んでアルバム作っていたので、その流れで再度お呼びがかかった。という感じでしょう。

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インナーは5人の写真、テツがふてぶてしくて渋いです。コソフはやはり小さい(笑)身長160センチくらいなのでは?
裏は歌詞カードです。
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Impression
前作が印象的な曲がそれほどないのに対し、ここではかなりカッコイ曲が多いです。ソングライティングは全員、ロジャース単独、ラビット単独作もあり、アメリカナイズされてザ・バンド的な感じがもます。
アンデイーの抜けた穴は大きいですが、テツも正統派ブルースロックっぽいベースがしっかり決まり、カッコイベースラインが多くロジャースも以前のフリーのような緊迫感ある喉を発揮、そして、9曲中5曲に参加しているコソフのすすり泣くような感情丸出しのギターがたまらないです。

My Favorito Songs
Wishing Well
これはカッコイイントロ。まさに正統派ブリティッシュハードロック(死言) コソフのエモーショナルな感じをパクった感じもするロジャースのギターが凄い。結構弾けるやないか(笑)

Come Together Moninng
ここでコソフの情熱のギターが炸裂。こーいうSlowBlues的な曲はまさにフリーの十八番。サイモンカークの為の効いたドラムスも最高!

Travellin In Style
全体にアコ主体のアーシーなアメリカンロック的な感じですが、メンバー全員の作。イントロ、アウトロのリフが面白い。

Heartbreaker
ヘビーなブルースロック。まさにこれぞフリー。Mrビッグのような重いビートが最高。こーいう曲調ではやはりアンディーの不在が大きいなー。とも思います。

Easy On My Soul
初期のフリーには無かった感じのドラマティックな曲調。ラビットのピアノが効いてます。サビの感じはどこかで聞いたような曲調。パクッた感満載ですが、まぁいーか。

Label
アイランドオリジナルのピンクアイランドレーベル。カタログNoはILPS9217。マトは両面とも2U これがファーストプレスだと思うのですが。

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「At Last」もオリジナルレコあるのですが、何度も聞いてもどうも筆が進まず、今回諦めて飛ばして、フリーは最後にします。

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このアルバムでフリーは終わり。ロジャース&カークはあのバッドカンパニーでアメリカ制覇。すでにこのアルバムでのロジャースの歌はバドカンのようになっています。

テツはフェイセズに参加。ラビットは超売れっ子スタジオミュージシャン、そしてコソフはバックストリートクローラーを結成しましが、その後は知っての通り。

そのうちバットカンパニーを取り上げるつもりしてます。

今回、Discogs、Wikiなど調べていて、「At Last」が最後の作品であり・・・・云々 と書いてありましたが、明らかに間違ってる記述だと思います。こーいうのは全面的に信用してはだめだ。と思い知りました。



来週は今話題のアーティスト(少しやりすぎだと思って嫌いになりつつある・・・汗)です。









# by naruru-kato | 2023-10-14 23:58 | ● Free | Comments(4)

The Who  その2   Who's nxst

ロックの歴史上、あまりにも有名なアルバムです。発売は1971年、ロックオペラ「トミー」の次にピートが「ライフハウス」というまたもや大作を企画し、製作されたがあまりの難解で途中で頓挫。

その後グリンジョンズがミキシングにあたり、新しいアルバムを制作するためにメンバーを呼び集め作られたアルバムです。

ピートはこの作品を「出来損ない」と呼び、大嫌いだ。とも発言してます。

と、簡単に発売までの経緯を超簡単にまとめましたが、なんかビーチボーイズの「スマイル」みたいな感じがします。

自分的に今回のUKオリの数年前は日本盤も所有していましたが、なんか全然良さがわからず.
(っーかThe Who自体が分からず)

前回のライブを聞き直して「今更ながら」にハマり、やっぱネクストは持っていなくては。と思っていたところホームレコ屋のSORCさんで、少しジャケ不良が相場より5.000円ほど安く出たので(それでも3回払い・・・笑)でようやくオリジをゲットしました。

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なぜか、ネクストのnが小文字になってる。

実はこの意味不明なジャケ、SORCのO店長に教えてもらうまで全く知らなかった。

O店長「これ、みんなでお〇っこしてジッパー上げてるとこだよ」

「えっー た確かにそーだ、全然知らなかったー」という感じでかなりビックリしました。

その後、調べると、このジャケには深い意味などなく、ピートが放尿し残りのメンバーのは、水をかけただけ。とか出てきました。

バックの曇天模様の空は合成です。

しかし、そんな種明かしなどなくても、なんとなく印象的であることは間違いない有名なジャケです。

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裏ジャケは何をやってるのか?よくわからないが、ごちゃごちゃしてるところはこのバンドらしい。


後ろで冷ややかに見てるジョンがいかにも彼の役どころのようにも感じます。


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ゲストではニッキーホプキンスがピアノで参加。




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作品とは関係ないですが、純正のスリーブはPoldorのHead Hunters。 これがついてるのとないのでは中古相場が変わるらしい。

アルバム専用のスリーブがないならわかるが、おかしな話だ。


Impression
初めて聴いた当初は大袈裟さなアルバムと思いました。
オープニングのシンセ、オーバーなイントロ、など昔はうんざりでしたが、今聴くとテクノポップの前身のようでもあり、ステージでもピートが腕振り回し、ロジャーがマイク振り回し、そんな感じが目に浮かびます。
大好きな「恋のピンチヒッター」とかと比べるとものすごい変化です。まぁ「トミー」~「四重人格」までのバンドは自分的に別のバンドという感じもしてます。
1曲だけジョン。あとはすべてピートの楽曲です。

My Favorito Songs
Baba O' Riley
なんとライフハウスの時は30分を超える大作であったらしいが、そのいいとこどりで5分弱でまとめられた曲。後半は大きくうねって違う方向に行ってしまってるのを上手くまとめた(たぶん)感じです。

Bargen
これぞThe Whoという感じもします。パタパタのキースのドラムがまた最高。サビのスローな展開からシンセ、カッコいいベースラインの後本編に戻るところ、エンディングに向かって行く時のドラムスのカッコよさったらない。そして最後はアコのフェイドアウト。凄い展開力。

My Wife
ジョンの曲です。ここでもキースのカッコいいドラムス。後半はホーンも導入され分厚い音に!

Going Mobile
なんとなく「ピンチヒッター」的なアコベースな曲ですが、こんな曲でもキースは叩きまくる(笑)しかしピートの楽曲の良さは本当に凄い、アコースティクな構成でこんなロックナンバーそうないです。

Won't Get Fooled Again
邦題「無法の世界」ストーンズの「無情の世界」をパクった感がある邦題です。確かに両方ともドラマチックな曲ですけど (-_-;)
この後のThe Whoのステージのラストソングの定番になる曲です。ここでもシンセ、ベースが大活躍。
選んだ曲だけ聞いてると、ロジャーはわき役的にも聞けますが、バラード系の歌では素晴らしいボーカルを聞かせてくれてます。



Label
UK、Trackレコードのオリジナル。カタログNoは2408-102 マトはA-1 B-2 のこれが初回盤らしい。

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勿論リム周りに凹凸がないフラットレーベルです。

最近買った「初盤道」を読むとUS盤の方が音がイイらしいが、US盤のレーベルデザインは好きではないです。

The Whoもなんだかんだで、半年で欲しいのはあとは「Tommy」UKオリだけになりましたが、これがまた高い。止む無くはUS盤でもいいのですが、それでも一葉一枚では無理な価格(帯無し日本盤でも3.000円くらいしてた)。安い出物を待つつもりです。


最近めっきり寒くなり、秋が無くていきなり冬が到来してる感じです。

来週はそんな季節にピッタリの正統派ブリティッシュブルースバンドの最終回の予定です。

仕事がピークに達し滅茶苦茶に忙しいので書けるかどうかわかりませんけど(泣)











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# by naruru-kato | 2023-10-07 20:34 | The Who | Comments(10)

The Rolling Stonesその7    The Rolling Stones

10月になりました。今月からまたイギリスもので進めたいと思ってます。

最初はまたもや新譜出すストーンズ。今日DUに行ったら先行シングルの10インチが壁レコに並んでいました。

ネットで「Angry」聴きましたが、相変わらずのストーンズ。でも今回もレコードはたぶん買わないと思います。なんといっても高すぎる。レコード1枚で6.000~7.000円オーバーではさすがに食指が動きません。

まぁどうしても欲しかったら中古でCD買うくらいですね。

今回は、本家に対抗して(なぜ対抗する必要があるのだ ?)拙ブログではデビュー盤で行きます (笑) 発売は1964年1月

半年ほど前にDUで諭吉1枚以内で買えたのです。ただしオリジナルでも少しレイトプレスですが、自分的にはこれでOK。初回だと2.5枚程必要になりますからねー。

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さすがに、ジャケはかなりダメージ来てますが、盤はVG+++といえる個体でした。


約、半年前にビートルズのセカンド「With The Beatles」が劇的なジャケで登場し、間違いなくその影響でストーンズもパクって同じ感じのハーフシャドウのジャケです。

ただし、チャーリーとビルは、ほぼ影がなく、ミックとキースはわずかに眼も見えてる。(-_-;)

ここでの注目はやはりこのリーダーのブライアン。自分だけ目立つ場所でさらに上着を脱ぎ白いシャツ。

まさに「歌ってるのはミックだけど、リーダーは俺だぜ!」的な。

日本にもいましたねー。「内山田洋とクールファイブ」(爆)「歌ってるのは前川清だけど、リーダーは俺だぜ」的な

最初の頃は内山田がジャケの目立つところにいたが、その後「前川」が人気出て序列が逆転した気がします。まさにストーンズ的です。
(もう、えーっちゅうに)

スイマセン、話が飛びすぎて。

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裏ジャケはマネージャーのアンドリューの紹介文かな? フリップパックでないのが少し悲しい。

みなさん当然ですが若すぎる。特にキースの今の姿をだぶらせると、これまた少し悲しい(当たり前だろう、60年近く前だぞ)

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よく、言われる、4曲目の表記が「Mona」になっているのが初回ですが、これはなってません。

ちなみにジャケにはバンド名もタイトルもありませんが、US盤には「England's Hit Makers」のタイトルが入ります(以前持っていたが、UK買っていらなくなったので手放す)。日本初回盤は帯に「これがリパァブールサウンドの決定盤」という副題が(オイッオイッオイッ。ストーンズはロンドンっ子だろー)
売ってるの見た事ないですが、帯つき完オリなら30万くらいするのでは? 

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ちなみに本日の名古屋DUの壁レコ。ロック新入荷はハズレ多くて収穫無しか?と思ってプログレ新入荷見たらクリムゾンの「太陽と戦慄」日本初回盤がボロジャケで380円だったので、連れてきました。(プログレにはオリジ全くこだわってない)

どーでもいい事でした。


Impression
ビートルズがファーストから半分以上の楽曲がレノンーマッカートニー作だったのに対して、ストーンズはわずか1曲。それも無理無理作ったらしい。いかにもブライアンの趣味で「俺たちはブルースやってりゃそいんでいいんよ」と言わんばかりの選曲です。
でもその選曲がいかしてます。しかも白人の解釈で初々しくて、オリジナル1曲がやたらと浮いてる感じです。

My Favorito Songs
Route 65
ナットキングコールで有名なジャズのスタンダードをチャックベリーがロックンロールに変えてしまい有名になった曲。勿論ストーンズも最高のロックンロールでやってます。これやってるアマチュアバンド多いですが、殆どこのアレンジ。

I Just Want to Make Love to You
マディーウォーターズのスローブルースをビートグループ風にアレンジ。ブレイクのところのミックがカッコいい。さらにキースのリードリフも信じれれないくらい早弾き。初期のストーンズの名演だと思う。

I Need You Baby (Mona)
ボ・デドリーの代表曲。ジャングルビートがカッコいい。ブライアンのスライドが結構泣ける。

Carol
ロックンロールのスタンダード、もちろんチャックベリー。この後に出るライブの少しスロー気味で溜て弾くキースのリード+ミックテイラーのボトム刻むバージョンが一番カッコいいですが。このファーストでのキースのギターは先のライブ以上に最高!ブライアンの前掛かりなボトムもいい味出してる。

Tell Me
ジャガー&リチャーズの最初に録音された曲。いい曲なんだけど、このアルバムじゃなくてシングルで出せば良かったと思います。このアルバムには似合わない。

You Can Make It If You Try
今後ストーンズが得意とするソウルバラード、ジーンアリソンのヒット曲。ねばりっけ抜群のミックのボーカルがイイです。


Label
UK赤デッカ、カタログNoはLK4605。マトはA面ー1A B面ー5Aです。勿論mono。(ステレオはない)65年頃のプレスでしょうか?

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自分的にはテイラーの第二期が一番好きですが、ここ数年ブライアン期もすべて集めて、第一期(アフターマスまで)もかなりイイではないか。という感じになってます。

という事で、ブライアン期もまだまだ当分記事はできそうです。

ロニーに変わってからは(なんだかんだで一番長いけど)たぶんサムガールズまでだと思いますけど (-_-;)

来週は有名なビートバンドの歴史的名盤が、これまた安く買えましたので、それです(笑)



# by naruru-kato | 2023-10-01 00:00 | The Rolling Stones | Comments(10)

Emmylou Harris その2   Luxury Liner

今週はグラムパーソンズ(以下GP)の命日週間でしたので、GPで行くつもりでしたが、かつての相棒ともいえるエミルーの方が仕事疲れには心地よくなってきて、週の後半はエミルーばかりになってました(笑)

エミルーのリプリーズ3作目(通算4作目)のラグジュアリーライナー、1977年発表です。

GPがインターナショナルサブマリンバンドで発表した曲をタイトルに持ってきたエミルー史上ベスト3に入ると思われるカントリーロックの名盤です。
ビルボードチャートNo1にもなってます(カントリーチャート ?)邦題はなぜか「真珠の舟」

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まず、ジャケがイイ。ドアップ。しかも口を開き気味。美人だけが許されるショット。
勿論ジャケ買いの要素満タンですね。

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裏もほぼアップの横顔。と、詳しいクレジット。エミルーのバンド(ホットバンド)のメンバーはジェームスバートンがツアーの疲れで離脱し、今回からイギリス人のアルバートリーに変わります、ただし2曲程バートンが弾いてます。
たぶんセッションの途中で変わったのでしょう。

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インナーは歌詞カードとバンドメンバーの写真。右下がアルバートです。その他はあまりわかりません(調べればわかるけど)

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Impression
とにかく、選曲がイイです。エリートホテル(その前も)ビートルズのカバーも入れたりしてましたが、ここではほぼカントリーの定番、カントリー系SSW、勿論GPの曲と、ほぼカントリーロック系で固められてます。

そして、ギタリストのアルバートリーが凄すぎる。この頃の世界三大ギタリスト(勿論、クラプトン、ベック、ペイジ)が束になってもかなわない(というかやらない)フィンガーピッキングの悶絶早弾きが堪能できます。
エミルーものびのび歌っているのです。

My Favorito Songs
Luxury Liner
GP作、インターナショナルサブマリンバンドでやってます。とにかく信じられないくらいの早弾き。ジェフベックの指弾きも信じられないけど、アルバートも凄すぎる。

Pancho & Lefty
タウンズヴァンザントの名曲。いろんな人がやってます。実はエミルーがこの曲を最初にカバーしたのです。彼女が歌うと味わい深い。っーか本家は聴いた事なくて、ヴァンサンドのレコは高すぎて買えないのです(欲しいんだけど)セカンドヴァースからのハモが凄くいいです。

Making Believe
Jimmy Workという人(知りません)の曲ですが、カントリーの定番で、いろんなところで聴けます。バックでコーラスしてる人(Herb Pedersenという人)の声が凄くイイです。この人は全編で声聞けます。

C'est La Vie
チャックベリーのロックンロールですが、カントリーロック系のバンドは盛り上がるときよくこれやります。GPもレコーディングしてます。うちの嫁さんが出演しているカントリーライブハウスでもこれやると、みんなカントリーダンス踊りだします。

She
GPの曲。これはファーストソロでやってました。
エミルーはかならずGPの曲を取り上げますが、義理堅いというか、素晴らしい。

Label
リプリーズのWマーク入り。カタログNoはBSK-3115。マトは両面1のファーストプレスだと思います。

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実は今回初めて写真を撮ってわかったのですが、このレコード、両面ともに曲目がA面のクレジットになってます。
完全にミスプレスです。これはもしかしたら貴重なレコなのではないだろうか?(爆)

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アルバートリーはこの後クラプトンに目を付けられ引き抜かれますが、その後も要所要所でゲストでエミルーのアルバムに参加してます。


エミルーのレコードジャケは大抵が素晴らしいのが多くて、どれもこれもジャケ買いしてしまうので、すでに数枚(たったそんだけか・・・笑)所有してます。

激務が続き明日の祝日も仕事、なんとか日曜だけ休み確保しましたが、今のところ何もしたくないのでエミルーをもう数枚聴くつもりです。









# by naruru-kato | 2023-09-23 06:00 | Emmylou Harris | Comments(6)

David Blue 最終回     Nice Baby And The Angel

世間では今日から3連休ですが、なんと自分の場合3連続出勤(代休無し)でかなりめげているnaruruです。

最近、仕事はハード過ぎて、一人四役(営業、設計、施工、総務)くらいこなしてると思ってますが、こりゃー冬の賞与例年の倍はもらわんと(笑)

という事で明日も、明後日も仕事なので今回はサクッといきます。

自分的に忘れ去ってる感満載のデビッドブルーのアサイラム2作目(通算4作目?)のこのアルバム。

ただし、ブログ的には忘れ去ってますが(前回の投稿は8年前)名作「ストーリーズ」はお気に入りですので年に数回は聴いてます。

SSWの名盤特集にも必ず顔を出しますからね。しかしこの作品はほとんど紹介されることもなく、地味な存在です。

唯一イーグルスがカバーした曲が入っているくらいが特徴。

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地味な本人の写真。なんとなく秋っぽい。まぁマフラーのようなものも巻いてますから、寒い季節でしょうね。モノクロっぽい写真が渋いといえば渋い。

アウトローマンのハイプステッカー付。 プロモ盤です。

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裏は全く同じ構図の天使の写真。タイトルと関係あるのでしょう。調べる気全くないですが。
しかし、この天使の像、かなり気味悪いです。

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このアルバムはグラハムナッシュがプロデュース。バックはこの頃、西海岸にいるデイブメイスン、ジョンバーベイタ、クリスエスリッジ、デビッドリンドレイ、ナッシュ、コーラスでグレン・フライ、ジェニファーウォーレンスなどです。


Impression
もともと、出来不出来の格差が激しい人で、このアルバムは前作の訥々とした内容の曲とバンドサウンドでアンサンブル重視の曲とが混ざり合ってますが、やはりバンドサウンドはこの人には似合わない感じで、良くないです(自分的に)
ただ、半分くらいは弾き語り風でそれは前作の延長線上でもあるので、聞きやすい。
自分的評価としては、可もなく不可もなく。そんな感じです。

My Favorito Songs
Outlaw Man
同じ年、イーグルスが「デスペラード」のB面で取り上げてます。本当はあまりにも仰々しいアレンジが全然よくないのだけど、イーグルスがカバーしているので取り上げました。くどいギターは間違いなくメイスンでしょう(笑)。どちらにせよデビットはイーグルスのおかげで潤ったと思います。アルバム全体で浮きまくってる事は間違いない。

Lady O'Lady
リンドレイのマンドリンからのボーカル。この感じはまさにデビッドブルー節。サビのコーラスが凄くイイ感じなのです。

Yesterday Lady
これもストーリーズ風の作品。今回は大きな冒険(バンドサウンド)しなくて、同じ路線で行けばストーリーズと対をなす優良作品になったような気もする。

Nice Baby And The Angel
タイトル曲です。なんとなくメイスンとキャスエリオットが二人名義で作ったアルバムを思い出します。


Label
アサイラム初期の白レーベル。もしかしたらこのアルバムは売れてないのでこれしかないかも。未確認ですが。
カタログNoはSD-5066、マトは両面Aです。

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この次のアルバムはジャケ、内容ともに最悪に近くて、買ってA面の途中で針を上げ、そのまま売った経験あります。

遺作となった「Cupid' Arrow」もイマイチでしたがバックがザバンドのレヴォンヘルム、ジェシエドディビス、ダックダン、リンドレー、らが固めてるのでそれだけでもってる価値あるので今のところ棚に入っています。

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グリニッジビレッジ時代はボブディランの友達、その後ジョニミッチェルの恋人、これくらいしか話題がない人ですが、最後もジョギング中に心臓発作かなんかで、あっけなく死んでしまうSSW。


しかし、たまーに聴きたくなるんですよねー。この人。

でもターンテーブルに乗せるのはやっぱ「ストーリーズ」ですけどね。


# by naruru-kato | 2023-09-16 20:31 | ● David Blue | Comments(10)

大好きな1963~76年くらいのUS、UKロック、SSW、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分が所有しているレコードについて思うままに書いてます、但し評論家ではありませんので難しい事は書きません。ジャケットについても同じように思ったことを書いているだけの自分本位のブログです。


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