アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Vashti Bunyan       Just Another Diamond Day

幻の女性フォークシンガー、ヴァシュティバニアンの再発のレコが手に入りましたので紹介します。
なぜ幻か簡単に説明しますと(いろいろPCで調べてみました)この人は当初ストーンズのマネージメントのアンドリューオールダムに見出され、ジャガー&リチャーズの楽曲で1965年にシングルデビューしたのですが、その後音楽業界に嫌気がさし彼氏(旦那?)と荷馬車に乗って放浪の旅に出たのです。その時の事を歌にしていてその後あのフェアポートなどのプロデューサーのジョーボイドと出会いこのアルバムを作ったそうです。1970年の事です。その後また放浪の旅に出て行方不明となりますが2000年頃このアルバムが評判になっていることを知って再度CDで再発を出し、セカンドアルバム発表、ついには奇跡の来日公演を行い自身でもう最後と呼ぶサードアルバムを出したのです。


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このアルバムのオリジナルはわずか100枚程しか出ていないそうな。

SORCさんで再発を2500円で手に入れた事を話し「オリジは25万はするんでしょうかね?」とO店長に話したところ、「いやぁーオリジは出てこないでしょう」との事でした。CDで出ているのは知っていましたが、レコで再発があることは知りませんでしたのでラッキーでした。


バニアンさんの写真と絵で合成されたこのジャケ。実はこの人はどーせ買えないのだから音楽も聴くのを辞めよう、とYouTubeで検索していなかったので、針を降ろすまでどんな音楽か全く知らなかったのですが、ジャケの通りの音楽でした。

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ゲイトフォールドの全体画像。ほのぼのしたジャケが素敵ですねー



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内ジャケです、たぶんこの馬車が旅に出た時の物なんでしょう。

このアルバムはジョーボイドが有名なミュージシャンを集めて作りましたからフェアポートからはデイブスォブリック、サイモンニコルなんかも参加していますが、非常に音数の少ないシンプルな曲が並びます。


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ところでブニアンさんの声はというと、まさに線香花火が消えていくような声、蚊の鳴くような声、とでもいいましょうか。
サンディーなんかも声帯が弱そう何ですが1本筋が通っている凛とした声だと思うのですが、本当にブニアンさんは心細くなるような声です

でもそれが凄くイイのです。正直に申し上げると1曲目で「あぁーあかんもうダメ」というくらいにノックアウトされました(笑)

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毎回、登場するレココレのUKトラッド&フォーク特集号、これのフェーメルシンガーのTopに紹介されています。

この本によると本人は「とても私的なアルバムだあるから成功は難しい」と語っていたようですが、2000年頃CDで再発され評判になったのですから、印税が沢山入って良かったと思います。何と言ってもほとんどの曲が本人作ですからねー。

ひとつ、この再発レコで大きな謎があります。
実は歌詞カードが入っていたのですがこれがなんとCDサイズなのです。

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これは一体どーいう事なのだろう?レコード再発の時面倒くさいのでCDの歌詞カードで御茶を濁したのか?


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それが証拠に、中の挿絵はオリジ発売以降の物も使われているのです。


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これがバニアンさんです。結構カワイイ(笑)。
この歌詞カードの最後には本人のサンクスクレジットがありそこには2000年と書いてあるのでこの歌詞カードは間違いなく再発時の物です。
オリジは一体どんな歌詞カードだったのだろう、どーしても知りたい。


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もしかしたらこのアルバムを手放した人が、誤ってCDの歌詞カードをこのアルバムに入れてしまった。という事も考えられますねー




荷馬車の写真と本人の再発のお礼のような文章です。



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これが35年ぶりにセカンドアルバムを出した時のレココレのインタビュー記事です。興味深い内容です。知りたい人はバックナンバー探してください、ちなみにメイン記事はジョージハリソンのバングラ特集です(爆)


曲順です
A面
-1 Diamond Day
-2 Glow Worms
-3 Lily Pond
-4 Timothy Grub
-5 Where I Like to Stand
-6 Swallow Song
-7 Window Over the Bay
B面
-1 Rose Hip November
-2 Come Wind Come Rain
-3 Hebridean Sun
-4 Rainbow River
-5 Trawlerman's Song
-6 Jog Along Bess
-7 Iris's Song for Us

今回は曲ごとの感想は割愛します、すべての楽曲が凄く懐かしい気分にさせられる不思議なアルバムです。1曲日本の童謡「きらきら星」そっくりなのも有り笑えます。

なんか日本のフォークしかも四畳半ファークと呼ばれる音楽も思い出してしまいます。

レーベルです


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アメリカ産の再発盤ですが、音はイイのではないでしょうか?



この人のレコはこのアルバムだけですので今回限りで終わりです。



イギリスの片田舎を荷馬車に乗ってるような感じにさせてくれるこの盤は幻の名盤にふさわしい最高のフォークソングでした。


購入レコ屋  バナナレコード冬のレコード市       
イエローポップ川口店

購入金額   2500円

参考文献   レコードコレクターズ  2005年12号
                    2004年 9号

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# by naruru-kato | 2016-12-11 19:30 | Vashti Bunyan | Comments(2)

Sandy Denny その2 Fotheringay

とうとう12月に入りました、11~12月の二カ月はUKトラッド&フォークの特集をします。と宣言しましたのであと「4回ほど頑張ります」、という自分と「早くアメリカンロックに戻りたいよー」という自分がいます(笑)
今回はフェアポートのライバルとされていたペンタングルのアルバムのつもりでしたが、2枚ほど聴きこんだところ、「いったいペンタングルについて何を述べればいいのだろう?」という疑問がわいてきてしまったのです。
フォーク&トラッドの枠組みの中だけでは決して語れないこのバンド、ジャズや無伴奏などもあり、僕のようにこの世界の初心者では下手な事書けないなー。

前置きが長くなりましたが、今回も、サンディーデニー系にします(こちらはまだ解りやすいもんで)。

フォザリンゲイはサンディーの作ったバンドなんで、本当は「ファザリンゲイその1」にしなければならないのですが、なにぶん自分はサンディありき、なんでソロ扱いにしてしまいました。どちらにせよフォザリンゲイは1枚を発表して解散、その後サンディーはソロになるので同じ分類で良いかな。

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メンバーはサンディーの他に、恋人(その後結婚)のトレバールーカス G Vo
ジェリードナヒュー G  パットドナルドソン B  ジェリーコンウェイ Dです。

このジャケはルーカスの姉が描いたそうですが、サンディー小さすぎるやん(汗)写真で確認するとルーカスの顎の下くらいの背丈のはずなんだが、これでは小学生のようだ(爆)

しかも、アメリカ人独特のジャケサインが蛍光ペンで書かれさらに

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サンディーの上、ルーカスの目線の位置にもサインしてある。良く見ると「RonnieCroom」と書かれリングウェアもついてるダメジャケ盤です、しかしそのおかげで破格の安さでゲット出来たのですけど。ただしレコード盤はEX+くらいでノイズはありません。


このアルバムの印象はサンディーの神々しい作品と、ルーカス他が歌う作品のギャップが凄すぎて凄く中途半端なアルバムに聞こえます。昔やったことがあるのですがジョンとヨーコのダブフファンタジーをジョンだけカセットに落として聴いてましたが同じ感覚で聴きたいですね。

フェアポートを脱退して最初の作品なので、まだサンディーもアメリカナイズされていないようだ。サンディ作品単体はUKフォークの深い森の中にいる感が強いのですが、ルーカスの作る曲があまりにザバンド、バーズっぽいので違和感が凄いんです(ただしルーカスの楽曲も単体で聴くと僕のようなアメリカンロック好きにはGoodなんですけど)


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裏ジャケ、これは王家の紋章か?
所でフォザリンゲイとはレココレによると。フェアポート時代の2作目の最初の曲のタイトルで、16世紀末にスコットランド王女のメアリー1世が処刑された場所であるノーサンプトンシャー州の古城の名前だそうな。サンディーはこの語呂が気にいっていたという事です。


前回のリンディスファーンといい、なんかこーいう名前が多いですな(笑)


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ゲイトフォールドの内ジャケです。この場所はフォザリンゲイの古城で撮影されたそうな。なんか幽霊が出そうですね。なんといってもUKはゴーストのメッカだし。

デビュー盤は全英18位が最高で、これに失望したサンディーはバンドを解散させて完全なソロになる決意をしたのですが、全英18位でなんでいかんの?大成功と違うの?  と素朴に僕は思うのですけどねー(笑)


それはさておき、この写真で見るサンディーの12弦ギターのヘッドのデカイ事。




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これは凄く肩が凝るとおもいますねー 。



曲順です
A面
-1 Nothing More (Sandy Denny)
-2 The Sea (Denny)
-3 The Ballad of Ned Kelly(Trevor Lucas)
-4 Winter Winds (Denny)
-5 Peace in the End (Denny, Lucas)
[B]
-1 The Way I Feel (Gordon Lightfoot)
-2 The Pond and the Stream (Denny)
-3 Too Much of Nothing (Bob Dylan)
-4 Banks of the Nile (Traditional)


A-1、イントロのピアノがこれから始まる歌物語のイメージを象徴しているようです。神々しい楽曲だと思います。間奏のドナヒューのギターはリチャードトンプソンとかなりそっくりで、このバンドにふさわしいギタリストであると思います。

A-2イントロのアコのマイナーコードのクリシェがたまらん。マイナーとメジャーコードを組み合わせた複雑なコード感。サンディーの曲作りの能力の高さは本当にすごいとおもうのです。アウトロのコード感も素晴らしすぎる。

-3ここでルーカスの作品、凄くアメリカンなんです。サビのバースはほとんどバーズのゴーイングノーウェアそのもの、まぁ僕的には好きな歌です。

-4ここでまたもサンディ節全開。ゆらゆらと揺れる蝋燭の炎のようなか細いが凛とした芯が1本通った感がある曲。アルペジオが泣けてきます。

-5今度はルーカス節全開(笑)  サンディーとハモりながら歌っています。サンデイーもディラン、ジョニミッチェルに影響されていますのでこーいう曲もいいのですが、いかんせん、このアルバムの他の作品のサンディーの凛とした完成度が凄すぎて。こーいう曲と同じアルバムで聴くとリスナーとして非常に難しい。

B-1 これまたイントロのギターがトンプソンっぽくていいです。Voはルーカスか誰か解りません。リッジ&リーフの頃のフェアポートに似た、緊迫感みなぎるチューン。サンディ以外の曲ではこれが一番かな。

-2サンディーの弾き語りっぽい曲。これもイイです。

-3お約束のディランの作品も取り上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=S46KvLCBc2Y&index=8&list=PL8a8cutYP7foer031Aw1YGGs0YQd6w6Qz
動画を発見しました、楽しそうなサンディーが逆に泣けます。

-4、伝承歌もお約束。サンディーの全録音の中でも最高に凛とした楽曲。8分にも及ぶ内容ですが見事に歌い上げてます。アルバムの最後を締めるのには最高の歌です。



レーベルです。


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アメ盤なんでA&M。プロモ盤、ここにもサインが(汗)
Ronnin Croomさんよ  そんなにこのアルバムが大事なら売るなッて。


一般的にはサンディーの全作品の中では最高傑作である、という文献も目にしましたが、僕的にもそう思います。この作品をサンディーのボーカルの曲だけ抜粋して聴くと、たぶん身動き取れないような緊張感の連続で失神してしまうのではないでしょうか。そこを中和するのがルーカスのボーカルだったのなら凄い計算で造られたアルバムといえるでしょう。


このバンドはすぐに解散してしまうのですが30年後の2008年に未発表曲を集めた奇跡のセカンドが発表されたのです。機会があればCDで買ってみたいと思います。


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    2000円

参考文献    レコードコレクターズ2015年15号


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# by naruru-kato | 2016-12-03 21:33 | Sandy Denny | Comments(2)

Lindisfarne その1    Fog On The Tyne

サンディーデニー、フアポートコンベンションときたので今回はフォザリンゲイにしようかなー、それともペンタングルに行こうか。などと考えてましたが、今日は寒い雨の日(11月27日 日曜)なんでせっかくの休みの日にさらに気が重くなりそうな気がしてリンディスファーンのセカンドアルバムにしました(笑)。

絹目のざらざらしたジャケはいかにも英国風な香りです。


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Lindisfarne (リンディスファーン)というのはイギリスの北の地方にある小島の名前で、有名な修道院があるそな。または「匹敵するもなが無い、似ているものが無い」という意味もあるそうな。 たぶんその二つを引っかけたのでしょうね。

グループの出身は北東部のニューカッスル、このジャケはその古い街並みなのでしょうか?


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ゲイトフォールドの全体画像です。1800年代くらいのニューカッスル。そんなイメージです。

ちなみに英国地図を見ると、ロンドンよりもはるかに北。リパブールを北上。エジンバラの少し南に位置しています。地元ではフェアポート並みの人気を誇っているそうで現在も活動しているのかな?



日本的にいえば、例えば地元、名古屋では圧倒的な人気を誇る。こんな感じなのですかね(笑)




当然、昨年までは全く知らないバンド、特に僕のようなアメリカンロック大好き人間がこの辺を聞く事は今まで全くないのですが、UKフォークのレココレを買ってからこのバンドが気になっていたのです。それはこのバンドがその本でルーラルフォークロックというジャンルで紹介されていたから。つまりこのルーラルとはアメリカのカントリー、スワンプから強い影響を受けたイギリスのバンド。ということで紹介されていたのです。






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これによると「一緒に口ずさめる楽しさを味わえる愛すべきバンド」こんな紹介文が載っている。

さっそくSORCさんで聴かしてもらった。
第一印象。「なんちゅー明るく楽しいバンドなんだ」霧のかかったUKフォークとジャケのイメージがあったので腰を抜かすぐらいびっくりしました。

そしてアコーステックの抜けのいい音、最高です。このオリジナル盤はかなり録音がイイと思います。



内ジャケです、アランハルという人の名前だけはなぜか知っていましたが、他のメンバーは知りません。


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メンバーのUP写真。風貌はどことなくUKフォークという感じが現れています。



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このアルバムは4週にわたり全英の1位になっています、ここからシングルでMeet Me On The Corneも大ヒットしたようです。他のバンドに例えると、どことなくフェイシスのロッドがいない版(Voロニーレイン)の感じに近いかも(笑)

曲順です
A面
-1 Meet Me On The Corner
-2 Alright On The Night
-3 Uncle Sam
-4 Together Forever
-5 January Song
B面
-1 Peter Brophy Don't Care
-2 City Song
-3 Passing Ghosts
-4 Train In G Major
-5 Fog On The Tyne

A-1のイントロのアコの音は最高です、中盤のピアノからコーラスにかけてはまさに中期のビートルズ(というかポール)の影響を感じます。-2、-3もろにフォークロック、-4に至っては完璧にザ・バーズそのもの、「ロデオの恋人」モロですね。
-5で初めてUKフォークっぽい楽曲です、イアンマシューズっぽいヴォーカルがイイです、そんなわけでA面聴いただけでメチャ聴きやすいアルバムである、という判断。ジャケのデザインとはだいぶ雰囲気が違いました。

B面はA-5の続きのように進んでいきます。UKっぽい楽曲です。その後最後までB面は同じ印象でした。

このバンドはアコの抜けの良さと共にハープが重要な位置を占めている気がしますね。特にB面はUKフォークロックというジャンルに見事にあてはまる素晴らしい楽曲がならんでいました。


レーベルです。

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オリジナルのカリスマレーベル。カタログ番号はCAS1050です。

ファーストアルバムも聞かせてもらいましたが、アメリカっぽい所はそんなの出ていなくて、少し値段が張るので買えませんでした。サードアルバムは日本盤を購入しましたのでいずれ紹介しますが、リンディスファーンはこの3枚がやはり最高と紹介文にもありました。ひとまずこれで打ち止めかな(笑)




購入レコ屋    SOCK

購入金額     2400円


参考文献     レコードコレクターズ2004年09号
         リンディスファーン Dingly Dellのライナーノーツ





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# by naruru-kato | 2016-11-27 18:40 | Lindisfarne | Comments(2)

Fairport Convention その1   Liege & Leaf

UKトラッド&フォークの代表的なバンドである、フェアポートコンベンション(以下FC)のサンディーデニーが参加した2枚目、トラッド史上最高傑作と言われるLiege & Leaf です。
その前にトラッドとは何か?というと、レココレUKトラッド&フォーク特集から抜粋すると「民衆の間で口承で伝えられた伝統音楽で、人から人へと口伝えで歌い継がれ広まっていくうちに少しづつ変化が加えられ作者不詳となったもの」歌の種類はバラッド、船乗りの歌、労働歌、宗教歌、などがある。という事です。

そしてそのトラッドをエレクトリック化して成功したのがこのFCなのです。


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ジャケの状態が悪く、かなり安く手に入れたこのアルバム、全8曲中5曲までがトラッドを電化した作品です。アルバムカバーを飾るこの最高傑作のメンバーはというと。Voサンディーデニー、Gitarsリチャードトンプソン&サイモンニコル、Bassアシェリーハッチングス、Drデイブマタックス、Vioデイブスワブリック。
です。1年前の僕では誰も知らんがな(汗)
だいたいブリティシュロックの紹介本なんか読んでも、この辺は全く無視されているから無理もないと思います。ハード&ブルースロック、ビート系、プログレ系、グラム系、パンク。リパブール系。これらでUKは語られていますので、今ままでフォーク系で僕が知っている人はドノバンくらいでした(笑)。

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これはUK風ハニワか? なにやら意味深な裏ジャケであります。

音のほうは、サンディーの凛としたボーカル、リチャードトンプソンの悶絶ギターが全開、それにデイブのバイオリンが絡み鬼気迫り狂う感じ、正座して聴かなくてはならないようです。



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ゲイトフォールドの内側、これはトラッドの様子、研究者等を説明してある文だそうで。相変わらず英語解らないんで何が書いてあるかは不明。


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ところで、このFCと同じ事をやっていたバンドが日本にもあると思うのです。

それは「赤い鳥」です、大ヒットした「竹田の子守唄」は伝承歌であり1971年に発表されています。FCの影響を受けたのではないかなーと思うのです。

日本ではこれ以外にフォーク&ロックグループがトラッドをやった事は無いのでしょうか?民謡とか、盆踊りの歌とかロックでやればおもろいと思うのですがねー


話がそれました。
このアルバムを買ってからレコードコレクターズのUKトラッド&フォーク特集号をなんとか見つけ出し、いろいろ勉強してみました。

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この本を読破し、他にもペンタングル、リンディスファーンなども購入しました。しかしジャケが欲しいトゥーリーズ、スパイロジャイラ、メロウキャンドルなんかも聞いてみたいのですが、天文学的な値段で流通していて手が出ません。凄い値段だと30万くらいするんです。
ちなみに、この本で紹介されているアルバムは約100枚。全部オリジで揃えると間違いなく2千万円は覚悟しないと(大汗)


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という事で僕は早々にこの世界から足を洗ったんですねー。


曲目です
A面
-1 Come All Ye
-2 Reynardine (Trad)
-3 Matty Groves (Trad)
-4 Farewell, Fare well
[B]
-1 The Deserter (Trad)
-2 Medley: The Lark in the Morning / Rakish Paddy / Foxhunter's Jig / Toss the Feathers (Trad)
-3 Tam Lin (Trad)
-4 Crazy Man Michael


A-1はオリジナルですがすでにトラッド色が凄いです、幕開けにふさわしい楽曲。そして-2のトラッドの電化解釈を経てこのアルバム最大の聴きもの-3のMatty Groves。
サンディーの凛リン、ボーカルがまるで呪文のように続きます、8分近い曲の半分くらい呪文が続き後半はガラリと変わりトンプソンとスゥオブリックの大ギター&バイオリンバトル、初めてこの曲聴いた時は身震いしました。UKロックの世界でこんなのがあったとは。そしてFCオリジナルで一番僕のお気に入りの-4Farewell, Fare well 。こんな美し歌がこの世にあるとは。このイメージビデオ見たことがありますが凄く素朴風でいーんですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=O8_eFRZP1uQ

YouTubeのアドレス張っておきますねー


B面も素晴らしいです、とくに-3のTam Lin。これもMatty Grovesと同じくらいの鬼気迫る曲、こちらは7分20秒くらい。


レーベルです、UKオリジはアイランド、US盤はA&Mです、逆に日本初盤なんか探すほうが、よっぽど難しいかもですね。

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UKトラッドに今更ハマり、そして抜けだした僕ですが、ようやくこの頃のFCのメンバーの顔写真と名前が分かるようになりました。その後何度もメンバーチェンジを繰り返しながら(延べ25人くらい)今でも活動を続けているようです。



ひとまずFCはサンディー在籍時しかもっていませんが安く入手できるならトンプソン在籍時のあと残り3枚も欲しいですねー。



購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額   2000円くらい


参考文献   レコードコレクターズ1991 5号
                 2004 9号



















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# by naruru-kato | 2016-11-19 18:03 | Fairport Convention | Comments(2)

Sandy Denny その1  The North Star Grassman And The Ravens

とうとうブリテッシュフォーク&トラッドの世界に足を踏み入れた僕です。前回のマリアンシーガルで耳がだいぶ慣れたせいか、そろそろ有名なフェアポート、サンディーデニーも聞いてみようかと思いレコを探しましたが、いかんせんあまりにも高いのです。
オリジの英国盤は2~3万で流通しているのです。そこでひとまずサンディーのCDのベスト盤を中古で英世1枚で購入、入門用にはピッタリでした。
なんどもこのCDを聞いているうちに完璧にこのカスレ声の歌姫の虜になり、どーしてもレコードで欲しいと思っていた矢先、今年から出入りするようになったナカシマレコードさんでUS盤ならそんなにしないから探してあげる。という話がでました。


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とうとう手に入れたソロデビュー盤、日本盤の題名は「海と私のねじれたキャンドル」あまりよくわからないのですが・・・ (汗)

このレコもブラックホーク99選に選ばれていますね。

ここで超簡単にこのソロデビューまでの流れを説明します。
1967年ロンドンでフェアポートコンベンション結成、その頃のレパートリーはジェファーソンエアプレン、ジョニミッチェルなど、

1968年 初代Voのジョディーダイブルに変わりサンディーデニーが参加
1969年 参加後初のアルバムディラン、ジョニミッチェルなどのカバーなど
1969年 初めてUKトラッド(伝承歌)をエレクトリックアレンジする「アンハーフ                                 ブリッキンング」発表
1969年 UKトラッドを全面的にカバー、歴史的名盤 リッジ&リーフ発表。
1970年 サンディー フェアポートを脱退し恋人のトレバールーカスとフォザリンゲイを結成。アルバム1枚残す。
1971年 初のソロであるこのアルバムを発表

ひとまずここまで、わずか1年でフェアポートコンベンションの歴史的名盤3枚を発表し脱退してしまうのです、本当は最初にフェアポートのアルバムを紹介しなければいけないと思うのですが、なにぶんサンディーありきなんで。フェアポートもサンディー在籍時しかレコードもってませんので。


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写真家キーフさんの印象的なアルバムカバーです。
これは何をやっているかというと、紅茶の葉っぱで占いをやってるらしい。

ゲイトフォールドの内ジャケです。


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左側に参加メンバーの写真、基本的にフォザリンゲイのメンバーにフェアポートの悶絶ギタリスト、リチャードトンプソンが参加。

左側のサンディーの写真ですが・・・


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昭和40年代の女子高生のようだ(爆)。

サウンドは、英国の深い森の中をさまよっている感じのアルバム、この後3枚のアルバムを出したサンディーですが、ここではまだそんな感じです、次第にアメリカ的な音になってジャズ、カントリーもこなして英国史上最高の女性ボーカリストとなっていくのですが、ここではまだ森の中です。それが非常に心を打たれます。


ただし例外的にディランの「Down in the Flood 、堤防決壊」もやってます。またしてもこの曲だ。なんでみんなこれをやりたがるか不思議でしょうがない。


曲順です
A
-1 Late November
-2 Blackwaterside
-3 The Sea Captain
-4 Down in the Flood
-5 John the Gun
B
-1 Next Time Around
-2 The Optimist
-3 Let's Jump the Broomstick
-4 Wretched Wilbur
-5 The North Star Grassman and the Ravens
-6 Crazy Lady Blues

A-1から深い森に入っていきます、-2のトラッドはZEPのブラックマウンテンサイドの元ネタは有名は話、白眉は-5でしょうね。

B面も最初から最後まで深い霧に包まれた感じです、すべて聴き終わると深い感動が訪れます。

レーベルです。


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US盤はA&Mです、UKオリジは勿論アイランドレコード、これは1~2万以上はしますね。

この後すべてナカシマレコードさんでサンディーのレコは揃いました。評価のほうはセカンドが一番最高傑作と言われていますが僕的にはサードが一番かな。

しかし、ジャケの美しさはこれにかなうものは無いですね。


1978年4月21日、事故で僅か31歳で生涯の終わるサンディーです。しかしその軌跡は素晴らしく71年72年には英国メロディーメーカーの最優秀女性シンガーに選ばれ、あのZEPのThe Battle of EvermoreではZEP史上初のゲスト扱いでクレジットされロバートプラントと渡り合ってます。

なんとかソロの4枚とフェアポート参加の3枚は揃いましたので今後紹介していく予定です。



購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額    2800円

参考文献    レコードコレクターズ1991年5号






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# by naruru-kato | 2016-11-13 17:51 | Sandy Denny | Comments(2)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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