アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Eagles その1    Eagles

当ブログ開設して一年半、やっとイーグルスを取り上げます。本来なら「いの一番」に取り上げなければならないバンドです。勿論僕もUSロックで一番好きなバンドの一つです。しかし取り上げれない理由があったのです。
それは、イーグルスだけはファーストを最初に記事にしたい、しかもUSオリジナルで行きたい。という希望があったのです。再発のクラウズレーベルでなく白アサイラムでなくてはならないのです(自分のこだわりだけですけどね)

という事で今までなんども再発盤、日本盤を見つけましたがグッとこらえてようやく入手しましたので紹介します(もちろんCDはもってますけど)

イーグルスのデビューに至る経歴は有名なんで簡単に説明しますが、メンバーは Glenn Frey、Don Henley、Bernie Leadon、Randy Meisner。グレンとドンはレコードは出しているも全く無名、バーニーはフライングブリトー(以下FBB)などに参加、ランィーもポコに参加していてそこそこ有名でした。リンダのバックバンドで出会いグループ結成したのはあまりに有名な話です。



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荒野のサボテンと鷲が羽ばたいてる写真にEagles の文字。今更ですがカッコいいジャケですね。
僕のアメリカンロックの扉を開いてくれた1曲目Take It Easy。この曲と同じ頃発売されたドゥービーのリッスントゥーザミュージックのイントロのアコが僕のウエストコーストロックの始まりです。こーいう人多いんじゃないかな(勿論リアルタイムで聞いたわけではないけど)
勿論ジャクソンブラウンとグレンフライの共作(ほとんどジャクソンですが)

久しぶりに全曲聴いてみましたが、「やっぱエーなー」の一言に尽きます。
イントロのジャーンはライブでは裏から入ってる事が多くてそちらの方がカッコいいです。2番のバースにランディーのハイトーンが入り最高にカッコいい。

ゲイトフォールドを広げると

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こんな感じです、僕が学生の頃もっていた日本盤はスリーブジャケでした、US再発もたしかスリーブだったはず。だからどうしてもこの見開きのオリジがほしかったのです(これがなかなかありそうで見つからないのです)



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たき火を囲むイーグル達。荒野って感じですねーみんなメチャ若い、バーニーはあんまり変わらんけど(汗)


久しぶりに聴いた感想はまさにカントリーロックですが、ポコ、FBBと比べるといささかロックぽいです、これはやはりイギリスで録音したのとグリンジューンズがプロディースしたせいかも。ここではまだグレンードンのコンビの曲はありません。

ドンヘンリーのあの声もまだまだ消化不良気味、彼の声はカントリーロックぽくないのですから仕方ないです。それが開花するのは自作のデスペラード、我が至上の愛、その後の大ヒット連発につながってからなのです。それとともにイーグルスはカントリー色が薄れ、バーニー、ランディーの脱退につながるのかなー。二人共このバンドがスーパーになるとは思わなかったのでしょうか?またはスーパーバンドになりすぎて嫌になったのかもです。

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インナースリーブのバラの花。これがまた印象深いスリーブです。アサイラムはの新人デビューで専用スリーブを用意するとは凄い期待をしたのでしょうね、ジャクソンのファーストも専用スリーブでしたね。

このアルバムは4人が均等にリードボーカルを取ってます。
曲順です
A面
-1 Take It Easy
-2 Witchy Woman
-3 Chug All Night
-4 Most Of Us Are Sad
-5 Nightingale
B面
-1 Train Leaves Here This Morning
-2 Take The Devil
-3 Earlybird
-4 Peaceful Easy Feeling
-5 Tryin

再度書きますがA-1のイントロのカッコいい事、イーグルスの初来日、1曲目でグレンがWe Are Eagles From LA California といってこのイントロを弾いたそうですが、見ていた人はCaliforniaの青い空が広がったのではないかなー
勿論僕はその公演は見ていませんけど(涙)
余計な事ですがジャクソンの同曲ではなぜか「青い空」ひろがらないんですよねー。ジャクソンには悪いけど(爆)

A-4 今まであまり気にしなかったこの曲ですが、今回聴き直して一番気に入ってしまった。グレンの作品だけど歌はランディーです、グレンが歌う自信が無かったのかな?でもその判断は正しかったようで、ランディーにピッタリの楽曲ですね。
A-5はジャクソンの曲です、なぜがドンがボーカル。

B-1はジーンクラークとバーニーの曲で歌もバーニー、カントリーロックですなー
B面は3曲もランディーが曲作りに絡んでます。しかもアルバムを通して3曲もリードボーカルを取ってます、その後を考えると信じられない。
しかしまだテイクイットザリミットのようなヒット曲っぽいのは作れていませんし垢ぬけてません。そこがまたイイんだけど。

実は僕はランディーが一番好きで理由は名古屋ソロ公演で握手したからなんです。
(爆)どーでもいい理由ですが。

B-4はジャクテンプチンの曲ですがその後ステージでも定番になるグレンが歌ってます。
B-5最後もランディーです。グリンジューンズに君たちはrock 'n' rollは出来ないと言われたそうですが反発してロックっぽいのでアルバムは終わります。

その後のアルバムは最後の曲はしんみりしたのが多いのですがファーストだけは違いましたね(笑)

レーベルです

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白アサイラム SD5054 マトはA面がD B面がEです。初期プレスではないかも。


イーグルス関係はいままでたったのこれだけしか見ていません


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ランディー、グレンのソロ公演、ファエウェルツアーの名古屋ドームのみです。フリークとしては非常に少ないライブ体験です。

ただしランデーに関しては奇跡のオリジナルポコを見ました。握手もできたので嬉しいです。


さてグレンフライも亡くなってしまい、もう再結成は無いと思うイーグルスですが、(昨年のドンフェルダーのソロは良かったらしい、予想通り名古屋は飛ばされる)今後は残りのメンバーのソロもあまり期待しないで「昔はよかったなー」的な聴き方で僕は過ごすのかな(笑)


購入レコ屋  ナカシマレコード

購入金額    3.500円



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# by naruru-kato | 2017-01-14 19:20 | Eagles | Comments(2)

The Allman Brothers Bandその4   Eat A Peach

あけましておめでとうございます、今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

さて年末のUKトラッド&フォーク特集も終わりまたアメリカンロックに戻ってきました。UK物は今回でさらに少し集めてみたいアーティストが出てきたので収集した都度紹介していきたいと思っています。

さて、新年最初は何にしようかかなり悩みましたが(笑)やはりUSロックの王道で行こうと思いオールマンブラザーズバンド(以下ABB)にしました。

4作目のイートアピーチです、フィルモアライブと並んでABBの代表作であると言えますね。このアルバムの背景についてはあまりにも有名なんで簡単に説明すると、このアルバム制作中にディアンがオートバイの事故で死んでしまいの残されたメンバーで再起を図ったアルバムで、半分はディアンが参加しています。まぁここら辺の背景は誰でも知ってる事なのでこのへんで。


そんな事よりもこのアルバムで凄い事実が判明したのです。実はこのアルバム2セット持っているのですが、1枚は日本初回盤、もう一枚はキャプリコーンオリジナル(マトはA,C,D面は1A B面のみ2Aです。)なのですが、圧倒的に日本盤のほうが音がイイのです。ここまで音のイイ日本盤は聞いたことがありません。



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左、キャプリコーンのオリジナル  右 日本初盤のワーナー盤 ピンクの色の位置が若干違います(笑)




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裏側です、これも少しピンクが違いますね、どーでもいいけど。



音のほうはオリジは音にメリハリが無く、すべてにおいてこもってる印象を受けます。この印象はその後のbrothers&sister's 以降も同じ印象なのです。アトコのイエローラベルのセカンドまでのオリジは凄い爆音なのに、キャプリコーンのマークになってから音が悪くなっていると思う。

それに比べてワーナーパイオニア盤(P-5047W)は、音の輪郭がはっきりしていて、ギターなどはマーシャルアンプの目の前で聴いているようです、ハムバッカーとマーシャルの特有のズィィーという音が気持ちいい事、そしてボーカルも全然違います、とくにデッキーが歌うブルースカイなど同じ録音とは到底思えない、日本盤は10歳くらい若い声に聞こえる。さすがワーナー8000番台です(2枚組は5000番台)


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さて、ゲイトフォールドの内ジャケの変な絵です(笑) この絵を見たいがために購入するのも良いですよ。しかしここではオリジの鮮明度が圧勝です.


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すこし影が出来て分かりにくいですが上がオリジ、色の出方が凄く綺麗です。まぁ音が悪ければどーしよーもないですけどね。



日本盤はこの後ビクターに配給先が代わりレーベルも山羊マークに変わるのですがその時の盤は聞いたことが無いのですがどーなのでしょう?ビクターのレコは音がイイというのは良く聴きます、凄く気になってきました。

オリジも山羊マークに変わってからのも聞いた見たいのですが、そんなに沢山買ってどーするんだ。という自分もいますのでねー


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解説は水上はるこさん、まさにディアンが死んで半年後に書かれた内容のライナーです、オリジには欠品していましたが下記の資料も付いています


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これは日本盤の物です。


曲順です
A面
-1 Ain't Wastin' Time No More
-2 Les Brers in A Minor
-3 Melissa
B&D面
Mountain Jam
C面
-1 One Way Out
-2 Trouble No More
-3 Stand Back
-4 Blue Sky
-5 Little Martha
「時はもう無駄にはできない」と日本盤で訳されたA-1のイントロのカッコいい事。邦題もナイスです、-2はデッキーの曲なのですがカントリー路線ではなくて完全にブルースロックのインスト。これの日本盤の音は聴いているとどこかに飛んで行きそうになります。-3はグレッグの名曲。大好きな曲です。

問題は2面に渡り録音されたMountain Jam。ドノバンの「霧のマウンテン」を元にアレンジされたフィルモアでのアンコール曲。これはのちにCDのデラックスエディションで出た完全盤での通しで一気に約33分聴けるのが一番聴きやすいです。
やはり曲の途中でレコをい入れ替えて聴くのは辛いですよ。

C面は-4のBlue Skyにとどめを刺します、ここでのディアンとデッキーのギターバトルは天にも昇りそうです、特に日本盤の音はこの曲が一番ずば抜けて抜けがいいのです。

レーベルです

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オリジのタンですね。土の香りがしそうなマーク、この後のウィンルーズオアドロウから山羊マークになります。



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日本盤のレーベルです、ファーストアルバムの日本初盤はアトランタマークでした。日本ではいろいろレーベルが変わってよくわかんないです。


もしかしたらこれ以降のABBの日本初盤はすべてUSオリジよりも音がイイかもしれません。今後の研究課題です。


ところでこのアルバムの名前の由来なんですが、生前のディアン「You can't help the revolution, because there's just evolution ... Every time I'm in Georgia, I eat a peach for peace.」と言ったことにで、そこから来ているのだそうです。


購入レコ屋
日本盤 催事にて  どこのレコ屋か忘れました
US盤  ヤフオク  ゼネラルレコード

購入金額

日本盤   たぶん2000円
US盤       1000円







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# by naruru-kato | 2017-01-08 09:40 | The Allman Brothers | Comments(2)

2016年 今年の収穫     会心レコその 他

今年も昨年同様、レコ屋を1年回って収穫したレコの紹介、およびショップの紹介をします。

昨年はやたらめったらレコ屋を廻り、かたっぱしからゲットしたわけですが、今年の初頭からなるべくオリジナルを買おうと思い、そーいうのがなかなか巡り合えない某有名チェーン店は行かなくなりました。そして僕の趣味がロック王道からいささか外れかなりマイナーな(それでもマニアから言わせれば有名盤じゃんってなことになりますが)盤を集めだしたのでますますレコ屋が限られてきました。

今年はほぼ下記の4件に絞ってみて回ったのです。


まず、名古屋市内は中古レコ屋のメッカ大須に構えるグレイテストヒッツさん。

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ここは日本初盤帯付きがとんでもない値段でおいてありますが、USオリジなどは信じられないくらい安いのをたまに発見します。さらにバーゲンコーナーは300円ほどですので、オリジが高くて買えないレコの帯無し日本盤などはずいぶんゲットしてきました。


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このJDサウザー(本当はサウサーというらしい)のファースト、アサイラム白レーベルのオリジは500円でした、オーナーのTさんに「なんでこんなのがバーゲンなんですか?」と聞いたところ、「こんなの誰も買わんでしょ」と言われました(笑)
いらなくなったCD、レコもここで買い取ってもらってますのでありがたいお店ですねー。

もう大須ではここ以外のレコ屋は行かなくなりました。




次は栄、住吉にあるサンオブスリーサウンズさん。アナログ専門店です。
店内在庫は2万枚くらい、それに隠し棚もあります。

たまに貴重盤を見せてもらいますが、値札が貼ってあるにも関わらずオーナーのMさんは「これは売る気ないです」ときっぱりと言ったりしてズッコケます(笑)

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頻繁に栄町ビルのセールにも出店しています。


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これは秋の祭事、その時見つけたダンペンのアルバム、リプロ盤でしたから2500円ほど。


いつも顔を合わせると「これ、お勧めですよー」という僕が全然知らないレコを教えてくれるのですが、僕的にハズレが多いのが笑えます。

駐車場の代金とか余分な失費がかかるので最近は以前ほど行かなくなりましたが、
年2回あるバーゲンは顔を出してます。



千種区の覚王山プラザビル2Fに構えるSORC(ソーク)さんです、正式名はSpace Of Rock Classicsです。

ここは大好きなお店。UK盤が得意で多少値が張りますが、女性オーナーのOさんも「うちは高いからーねー」なんて言ってます(笑)


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でも、ここはお店で大変おいしい珈琲を出していただき、さらにお菓子もつけてくれるのです。
(お菓子はたいていの場合常連さんの差し入れなのです)
カウンターで知らない常連さん達と音楽話に華を咲かせることができ大変楽しいひと時を過ごせます。
名古屋の有名珈琲チェーン店であるコ〇ダでお茶を飲むと400円ですので、ここのレコは売価-400円と僕は考えてます(爆)








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見ての通りおしゃれな外観、たまに好奇心で女子高生もやってくるそうです。




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ジェフリーコマナーのセカンドアルバム、これはいいですよー
値段はそこそこしましたけど。



天白区にある謎のレコ屋(と僕は呼んでいる)ナカシマレコードさんです。

ここは以前はマンションのB1Fにあったのですが(ここもわかりずらかった)引っ越しをして現在は通販専門でやっていますが僕は月一回事務所にお邪魔してレコを受け取ってます。


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どういうことかというと、僕が欲しいレコのリストを渡してあり、そのレコの僕が出せる予算、毎月の購入予算を提示しているので、その中からオーナーのNさんがいろいろ物色して海外から入荷してもらうのです。僕は毎回訪れるまで「今月は何かなー」という感じでお店に行き「はい。今月はこの3枚ねー」という感じで受け取るのです。

こんな買い方しているのは僕だけかどうかわかりませんが、ひとまず欲しいリストから支給されるので当然はずれはない訳です。


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今年の一月、初めて訪れ物色してるとき「何か探してる?」と聞かれ、とっさに「ローラニーロのセカンド、マークベノの雑魚が欲しいんですよ」と言ったら両方ともあるよ。といわれ奥から持ってきてくれました。しかも1500円と800円くらい。


なんなんだこの店は。かなり驚きました。それから月一で必ず行ってます。


ちなみに僕はジャケはボロでもいい、と言ってますので、たいていの場合予算よりも安いのです。


場所は秘密です、どうしても行きたい人はお店のHP探して電話してみることです(笑)





次は今年かなり利用したオークション。

ヤフオクで毎回入札が僕だけ(または1人くらい)の絶対に落とせる出店者さんを発見。

その人から買ったこれです。


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ずーと探していたジェシデイビスのファーストアトコオリジ。これも僕一人の入札でしたので最低金額で落とせました、普通の相場の半値くらいでした。





最後に今まで紹介したレコのオリジを買いなおしたものを紹介します。

まずザバンドのファースト、日本初盤しか持っていませんでしたがオリジをゲット。



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左が日本初盤(スリーブ)右がオリジ(ゲイトフォールド)

ただしBD表記があるのでセカンドプレスくらいかな。
音の方は日本初盤頑張ってました。双方とも同じくらいの素晴らしい音でした。




ジャクソンブラウンのファーストです。


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左、エレクトラアサイラムのUS再発盤、右がオリジナル。質感が全く違います。オリジはザラザラのテクスチュアー加工です。

これはファーストプレスは上からレコを出すのですがこの盤は横からです、セカンドプレスくらいでしょうか?音の方は文句なくオリジが素晴らしいですね。




またもジェシデイビスのセカンドのウルル。


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左が日本見本盤、右がオリジ。音は全く同じです。ジャケの写真が日本盤はピンボケです。

それくらいの違いしか判りません。  まぁこれは2枚持っていてもいいかな。


以上で今年の収穫(会心レコード)は終わりです。


今年は秋から急激に閲覧数が伸びてこのブログもモチベーションが上がってきました。


来年も週1回UPを目標に頑張りますのでよろしくお願いいたします。






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# by naruru-kato | 2016-12-29 18:13 | ●今年の収穫 | Comments(0)

Sandy Denny その3     Rendevous

英国フォーク&トラッド特集も最後を迎えました、最後はやはりペンタングルで行こうと思い、再度所有の3枚を聞きこみましたが・・・ やはり断念 このバンドは現状の僕の知識では難しすぎたので諦めました(涙)

という事でまたもやサンディデニーです。計8回の記事でサンディ関連が4回です。どんだけ好きなんですか?
っーか、もともとこの人の声を知ってこの世界に入ってきたのでしょうがないのです。

今回は遺作となってしまった4枚目のランデブーです。


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テムズ河(かな?勝手に決めるな)の畔の電話ボックスにもたれ何を思う?

本来はセカンドのSandy 、サードのLike An Old Fashioned Waltz の順番で話を進めなければならないのですが、実は僕はこのランデブーが一番良く聴いているのです。

最高傑作はセカンド、最高ジャケはファースト、というのが一般的な評価でしょうか?それが証拠に有名コレクターの,せみまーる氏が書いている本のUKフォーク&トラッド紹介ページにはサンディ参加時のフェアポート、フォザリンゲイ、ソロの1~3作目までの紹介はあるのですが、このランデブーは載っていませんでした(笑)

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しかし、僕的にはこのアルバムが一番聴きやすいのです。なぜかというとこのアルバム初期の頃のようなトラッド&フォークの影が薄れ、女性POPアルバムという感じで、かつてのような凛とした崇高さは無くなり、その分解りやすいという感じです。アメリカ市場を意識したのでしょうか?


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裏ジャケです、ただ単に表の写真を弩アップにしただけ(笑) ジャケに関してはかなりの手抜きです。当然ピンボケです。

クレジットを見ると今回も凄いゲストが。



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トレバールーカス、ジェリードナヒュー、トンプソンのギター。デイブマタックスのドラムなどのフェアポート組、スティーブウィンウッドもオルガン弾いてます。
僕がこのアルバムが好きな理由はギターの音色、フレーズが素晴らしい(僕好み)ので良く聴くのです。今回はトンプソンは1曲のみの参加ですが、ジェリーは4曲も弾いています。特にロングトーンの伸びがあり艶やかなギターソロはたまりません。

ところで、アルバムの下にマスタリングBY Sterling スタジオという文字を見つけました。これは、音が劇的にイイSterling社がカッティングを行った、という事です。良く中古レコ屋のアルバム紹介にSTERLING文字あり と書いてあるやつです。

もしや、と思い。サンディの残り3枚の盤も見ましたがすべて、この刻印が入ってました。音がいいはずです。


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実はこのアルバムは当初かなり適当に考えていて、中古レコ屋の店長から「実はこのランデブーが一番入りにくい」と聞かされ、それならばどーしても仕入れてくださいという事になりUK盤で取ってもらったのです。


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曲順です
A面
-1 I Wish I Was a Fool For You
-2 Gold Dust
-3 Candle in the Wind (Elton John, Bernie Taupin)
-4 Take Me Away
-5 One Way Donkey Ride
B面
-1 I'm a Dreamer
-2 All Our Days
-3 Silver Threads and Golden Needles" (Jack Rhodes, Dick Reynolds) 3:40
-4 No More Sad Refrains

A面-1のイントロ一発目で今回のアルバムは今までと違う感が凄いです。-2は自作のジャズっぽい意欲的な作品。-3は勿論エルトンジョンのマリリンモンローの事を歌ったキャンドルインザウインド。ダイアナ貴の追悼歌にもなりましたあの曲です。ここでトンプソンのギターが炸裂。
-4も素晴らしい曲。ここではジェリーのギターが爆発。

B面の-1もジェリーのギター、天に昇天しそうです。-2はなんか映画のサントラのような曲なのですが残りの2曲も素晴らしいです。


レーベルです。

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オリジナルだと思うのですが、アイランドはあまり良く知らないので(汗)
Hannibalというレーベルがオリジナルという記事も見つけたので、さらに良くわかりません(汗)

このアルバム発売後の1年後に痛ましい事故でこの世を去ってしまうサンディです。このアルバムから女性シンガーというのを意識してアメリカ市場を狙ったのであれば残念でなりません。ずーと活動していたら、例えばリタクーリッジのような国民的な歌手になっていたかもですね。(例えがすこし悪いですが)


今回でUKフォーク&トラッド特集はおしまいです。ただし機会があるごと取り上げていきます、特に秋~冬は夜聴くのにはちょうど良い音楽ですから、ちなみに今後はリチャードトンプソン関連を買って行こうかなーと思ってます。


今年最後の記事を大晦日に書くつもりです、今までで一番閲覧数が多かった記事、「今年の会心レコ」今年収穫した中でも値段、やっと探せた、などの一枚をショップごとに分けて紹介します。




購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額    4500円















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# by naruru-kato | 2016-12-25 12:40 | Sandy Denny | Comments(2)

Ian Matthews その1   Tigers Will Surviver

UKトラッド&フォークということで特集しているのですが、はたしてイアンマシューズは該当するのか?という疑問を抱きながら今回は取り上げました。
(ネタがつきそうなんですよねー)
ひとまずはフェアポートコンベンションのオリジナルメンバーという事でフェアポート周辺のSSWというのが一番この人らしいジャンルでしょうか(アメリカに渡ってからはイメージ変わりますが)

この人はファアポート脱退後にサザンコンフォートというソロともバンドとも取れるアルバムを3枚ほど発表していますが、そちらはカントリーロックという感じでした。
実際のソロファーストはIf You Saw Thro’ My Eyesというアルバムだと思うのですが
(これはそのうち取り上げます)セカンドの今回のアルバムが一番である。という文献を見かけましたのでセカンドから始めます。


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よくわからないジャケなんですが、結構有名ですよねーこれ。僕も誰のアルバムか知らなかった頃からこのジャケは知ってました(笑)

僕の感想は、この人はトラッド&フォークには向いていない甘い声、やはりアメリカのSSWっぽい感じが凄くします。サンディーとのハーモニーは最高でしたがフェアポートがエレクトリックトラッドに移行していく中でアメリカのSSW、フォークっぽいのをやりたくなったんで辞めたのでしょうね。


実際アメリカに渡ってからの選曲のセンスは素晴らしく、トムウェイツ、ジャクソンブラウン、ダニーウィットン、ランディーニッーマン、スティーブヤングなどのヒットしたナンバーを取り上げています。

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ゲイトフォールドの全開写真。縦型になってます(1STも同じ仕様)ネイティブインディアンの女性の写真でしょうか。



内ジャケです。


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全体にテクスチャード加工された渋い色合いのジャケですね。


ところでこの盤は当初安いUSオリジを購入したのですが聴いてみるとミスプレスがあり針が途中で止まってしまう怪奇現象が起き、お店で交渉し少し追金を出してUKオリジと交換してもらいました。その時凄い事実が判明。

なんとUK盤とUS盤ではA面B面が逆になっていたのです、これはお店のオーナーも知らなくて「こんなこともあるのですねー」という事になったのです。



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つまり、UK盤の1曲目 Never AgainがUS盤ではB面1曲目なのです。
どーいう意図だったのか解りませんが、例えばビートルズのSGPがA、B面逆だったなんて考えられませんからねー(笑)


アルバムの印象は、全体に霧のかかったSSWという感じで、まだイギリスの情緒有る風景を思わせるような傑曲がそろってます、ただし、これはという印象を残す曲が少ないかなー あくまで私的意見ですけど。


この人は声質はなよなよしてるところが凄くイイのですが、ヒット曲作る才能には恵まれなかったのかなー。



曲順です
A面
-1 Never Again
-2 Close The Door Lightly
-3 House of Unamerican Blues Activity Dream
-4 Morning Song
-5 The Only Dancer
B面
-1 Tigers Will Survive
-2 Midnight on the Water
-3 Right Before My Eyes
-4 Da Doo Ron Ron
-5 Hope You Know
-6 Please be My Friend


白眉はやはりA-1、B-1かなー。その他はというと。
A-2 フェアポートでも取り上げたエリックアンダーソンの曲です。よっぽアンダーソンが好きなのか?
B-6のアメリカを凄く意識した曲が好きですねー


レーベルです。

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レーベルのブランド品といわれる「バァーティゴ」の小渦のオリジナルです(笑)


このレーベルは表と裏が違っていて



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こちらがA面です、これをターンテーブルで回すとどーいう事になるかと言うと



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こんな感じになります。まさに洗濯機をずーと見ているのと同じ感覚になります(爆)

この人の作品はUKソロ&USソロの2枚づつ持っていますが、PLAINSONGというブラックホーク99選に選ばれているレコだけはほしいと思ってます。



イアンマシューズはUSに渡ってさらにアメリカナイズされアメリカン西海岸のような音楽を発表していきますが、イギリスにいた頃のアメリカを思って作ったアルバムのほうが、断然僕は好きですねー、どことなくイギリスの香りがしているからね。




AOR全盛時にはStialin HomeというアルバムからShake Itなんかのヒットを飛ばしますが、あまりにもこの人の声はAORにピッタリ過ぎて(例えばボビーコールド、クリストファークロスなんかと同じ感覚)今の僕にはNGでした。


さーて次回で2カ月に渡ったUKフォーク&トラッド特集も次回で終わりにします。

最後はやっぱあの人のアルバムかな(笑)



購入レコ屋  サンオブスリーサウンズ

購入金額   4500円くらい












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# by naruru-kato | 2016-12-18 11:27 | Ian Matthews | Comments(2)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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