アナログレコード巡礼の旅~The Road & The Sky

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Paul Butterfield's Better Days その1  Better Days

ポールバタフィールドがウッドストックに移り住んで結成したバンド、ベターズディのファーストアルバムです。メンバーは他に Gi エイモスギャレット、Gi Vo ジェフマルダー、Dr クリスタファーパーカー、Keyロニーバロン Bassビリーリッチ もちろんポールはハーモニカ、Voです。WS系の名盤の一つに挙げられています。

シカゴ生まれのブルースハープ奏者、ポールバタフィールドの経歴は割愛します。有名な人なんでそこらじゅうで活動歴が出てきます。僕としてはザバンドのラストワルツのミステリートレイン、マッシュボーイのハープ演奏が強烈に印象に残っていますが、こういう人は多いんでは?

もともと自分はブルースはあんまり得意ではないので(白人系は好きですけど)この人のこれ以前のアルバムは全く聞いたことがありません。でもWS系の名盤と呼ばれ、ギターがエイモスならばと、さらにジャケが良かったのでヤフオクで最低金額で落としました。

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それにしてもなんという素晴らしいジャケなんだろう、勿論本人使用のホーナーのハープだろうと思いますが、UPで見るとこんなに見事な細工がしてあるのですねー。しかも木製のようです。年季の入ったハープだ。キーはAと彫ってあります。


ゲイトフォールドを広げると 予想通りの展開になります


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自分の楽器をUPで写真にしたジャケは多そうで意外と少ない。知る限りロリーギャラガーのAgainst The Grain、少し違うけどクラプトンのSlow Handなどが思い浮かびあがります。基本的に名作が多い。





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アルバムの左上にアルバムタイトル、ハープの写真の間にメンバーの名前が色違いで書かれてある。非常に優れたジャケだと思います、ちなみにデザインはBob CatoさんではなくMilton Glaserという人です。


ゲイトフォールドの内ジャケ。曲目の紹介、メンバーのクレジットです。
ブルースの古典、WS系の名作、オリジナルなどがちりばめられています。


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全体の印象は、怒ブルースという感じではなく、ジャズ系、R&B系など飽きない構成で僕でも何度も聴ける聴きやすいアルバムに仕上がっています。



メンバーの今までの経歴が凄く詳しく書かれたライナーも付いていますが、英語解りませんのでなんて書いてあるか解りませんが、以前のバンド歴であることは間違いないです。


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ちなみにこのインナーの表側も同じくこれです(笑)



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もーこれはホーナー社からスポンサード料金が発生しているとしか思えないですね(爆)

曲目です
A面
-1 New Walkin' Blues
-2 Please Send Me Someone To Love
-3 Broke My Baby's Heart
-4 Done A Lot Of Wrong Things
B面
-1 Baby Please Don't Go
-2 Buried Alive In The Blues
-3 Rule The Road
-4 Nobody's Fault But Mine
-5 Highway 28

A-1のNew Walkin' Bluesの原曲はもちろんロバートジョンストンのWalkin' Blues、この曲はポールバタフィールドブルースバンドでもやっています。その時もA-1です。よほどこの曲が好きなんでしょう。ハープとジェフのスライドが絡み合って凄い事になってます、冒頭を飾るには最適な曲。以前のバージョンよりこっちの方のが断然カッコいい。
-2はジャズのビッグバンド風、Voはジェフ、ここでのエイモスのギターの素晴らしい事。前回のジェフ&マリアのジョージアオンマイマインドのギターソロと競ります。-3はロニーバロンの楽曲、ブルースマナーを守った、まさに白人ブルース、という感じ。順番に各人のソロパートが用意されています。-4はボビーチャールズの曲、いかにもボビーの曲という感じ。サビのポールとジェフのコーラスが泣けてくる、そしてそれを引きたてるエイモスのソロパート、ハープソロ、スライドギターと最高です。

B面
-1はブルースの古典で始まります。アコのスライドとブルースハープ。渋すぎる!
-2この曲もブルース、今度はアンプを通したハープ、カッコいいです。
-3はWSの巨人エリックバンシュミュトの楽曲、エイモスとジェフはアコを、あとはポールのハープふだけですが、マリアマルダーがコーラスを付けています。
-5非常にノリのイイ曲で終わります。

全体にブルースを基調にしていますが、ブルース聴かない人でも十分に楽しめる作品に仕上がっています。

レーベルです。

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ベアーズビルです、プロデューサーはポールとジェフです。


ちなみにメンバーの顔写真。


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エイモスギャレットの顔の長い事、トッドラングレンとどちらが長いかな(笑)


ドラマーのクリストファーパーカーは(上段写真の右端)は凄く若い、まだ10代のはずです。この後あのSTUFFに参加するのです。


このアルバムはやはりWS系の名盤です、ブルースの中にジャジーなギターソロ、ホンキートンク風なピアノソロ、情熱的?なジェフのボーカルなど。いろんな仕掛けが交じっているので飽きないですね。


購入レコ屋  ヤフオク  どこか忘れました

購入金額   1200円


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# by naruru-kato | 2017-02-14 20:33 | Paul Butterfield | Comments(4)

Geoff&Maria Muldaurその1     Pottery Pie

実をいうと、マリアマルダーはずーと以前から知っていましたし,ファーストソロのCDも持っていたのですが、ジェフマルダーって誰っ? という感じで半年くらい前に知ったのです(素人かっー)しかも夫婦だし・・・ (勿論すぐ離婚)


ウッドストック(WS)系を聞いていくと必ずこの人にぶち当たります。もともと有名なニューヨークのジャグバンド(ジム・クウェスキン・ジャグ・バンド)にいてそこでマリアダモート(マルダー)と出会い恋に落ちて68年頃にウッドストックに移住。その頃はすでにザバンド、ボビーチャールズ、ポールバタフィールド、トラム兄弟など住んでいてそこで夫婦になって出したのがこのアルバムです。

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ジョンとヨーコのベッドインを思わせるジャケです。エロさは全く感じられませんね。

このアルバムと次の「Sweet Potatoes 」は商業的には全く振るわなかったそうですがWS系の名盤として語られてきています。セールス的に一番売れたのはマリアのファーストソロであるMaria Muldaur ですね。これはそのうち取りあげます。


全体にどんな音楽か?というとまさにアメリカのグッドタイムミュージック。昔のブルース、フォーク、カントリー、ジャグをWS系ミュージシャンに固められさりげなくやっています。


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裏ジャケです、非常に読みにくいのですがバックはWS系の腕利きき達です。一番の腕利きは、今後WS系のアルバムを紹介するたびに登場する悶絶ギタリスト、エイモスギャレット。この人のギターは本当に素晴らしい。まさに歌を輝かせる為にあるような色っぽい音なのです。たぶんテレキャスターかエピフォンのセミアコだと思うのですが、テレをこんなに色っぽく鳴らせれるのはこの人しかいません。


他にもテレマスターは、ジェームスバートン、クラレンスホワイト、ロイブキャナン、キース(笑)などが思い浮かぶのですがこの人のトーンはそう簡単にはまねできないなぁーと思うのです。その辺に関しては後日語ります。



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プロデューサーはジョーボイド、あのフェアポートコンベンション、サンディーデニーをプロデュースした人ですね。

ところでこの時期同じような夫婦で活躍したアメリカ人といえばデラニー&ボニーです。双方ともやっている音楽の違いはありますが、同じようにアメリカの古くからの音楽を取り入れ(デラボニはゴスペル系)よみがえらせたという点で凄く似通っていると思うのです。しかもマルダー夫妻はWS系の有名バック、ブラムレット夫妻はLAのスワンプ系バックで固めています。どちらが好きか決めろ!と究極の選択を迫られたとしたら。「夏はデラボニ、冬はマルダー」と答えるしかないです(笑)


曲順です    G=ジェフ   M=マリア のボーカルです
A面
-1 Catch It G
-2 I'll Be Your Baby Tonight M
-3 New Orleans Hopscop Blues G
-4 Trails, Troubles, Tribulations   M
-5 Prairie Lullabye Hill      G
-6 Guide Me O Great Jehovah  M
B面
-1 Me and My Chauffeur Blues   M
-2 Brazil   G
-3 Georgia on My Mind      M
-4 Death Letter Blue G

オリジナル曲はありません。だいたい夫婦交代で歌ってます。
A面-1はエリックバンシュミット(今度取り上げます)の曲。ちなみにこのエリックさん、かなり変です。そして-2はそのエリックから深い影響を受けたボブディランのI'll Be Your Baby Tonight。この曲カントリーっぽいアレンジだと本家よりもイイです。全体にジェフは変な曲を多く取り上げています(笑)-3も凄く変な曲です。
-4はトラデショナル、まさにオールドタイムという感じでグッドです。-5は無伴奏のトラッド、まさに英国トラッド風 やはりジョーボイドのプロデュースです。ペンタングルと間違えそうになります。

B面-1はブルース、エイモスのギターがカッコいい。マリアのまさに変幻自在のボーカルが聴けます。-2「未来世紀ブラジル」映画音楽の挿入歌だそうで、その後ジェフのソロもサントラっぽい楽曲が多いのですが。こーいうの好きなんですね。
一番の白眉は-3の名曲Georgia on My Mindです。マリアの歌のうまさもさることながらエイモスのギターの素晴らしい事、まさに昇天という言葉がふさわしい。このギターソロ聴くだけでこのアルバムの価値がある。とは言いすぎでしょうか?



レーベルです

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リプリーズのツートンのプロモ盤です、当然音はイイです。

WS系の今後の予定を考えるとほとんどのレコードにエイモスがかかわっていることが判明。

結局エイモスギャレットの特集という事になりそうなのですが。まぁいいか(笑)


購入レコ屋   ナカシマレコード

購入金額     2800円


参考文献     レココレ  ウッドストックとザバンド特集



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# by naruru-kato | 2017-02-11 07:16 | Geoff&Maria Muldaur | Comments(2)

John Simon     John Simon’s Album

2月になりました、唐突ですがこれから2か月間はウッドストック系(以下WS系)のアーティストを取り上げます。
ちなみにボブディラン&ザバンドは通常よく取り上げていますので除く。です。

正直に申し上げると、アメリカンロック大好き!と書いておきながらWS系はボブ&ザバンド以外はほとんど聞いてたとがなかったのです。もっというと、ウエストコースト系、サザンロック系のみ聞いていただけの中途半端な聞き方をしていたのです。1年前にスワンプにはまり、半年前にWS系にはまり。これで、ようやくアメリカを一周回ってきた(笑)という感じなんですねー

今回はWS系の中でも異色のアルバムかもしれないジョンサイモンのファーストアルバムです。でも日本ではワーナー名盤復活シリーズとして隠れた人気盤です。
ちなみにジョンサイモンさんは、ザバンドのファースト&セカンドのプロデューサーです。そうです、あの「Music Fromm Big Pink」の音を作り上げた人です!他にはサイモン&ガーファンクル、佐野元春なんかも手掛けていますね。 本業はプロデューサーなのでミュージャシャンとは言えないかもしれませんがジャズやクラッシック音楽も詳しいそうです。

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凄く不思議なジャケ。中国は桂林の水彩画のような絵が裏表すべてに使われていますが、描かれている人はもう少し東南アジア系の顔立ちです。デザイナーはまたもや例のBob Catoさん。
裏ジャケも同じような絵です。



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アルバムの印象は、不思議なレコード。これ以外に無いです。はっきり言って強く印象に残る楽曲が無いのですが、アルバム全体を占めるジャジィーでありポップでありR&Bでもあり。そして彼の声が男とも女ともとれる良くわからない声。いったいこれはどーいう音楽なのだ?しかしこの盤を購入してから半年たちますがかれこれ30回以上は聴いています。ハマる人にはどっぷりはまるレコードといえます。
そういえば同じ音楽制作サイドの人間で、WS周辺でエンジニアとして腕を磨いたトッドラングレンも同じような声です。二人共独特のパラレルワールドを持っているのですね。



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ゲイトフォールドの内ジャケです、写真は奥さんなのでしょうか?
この絵を描いた人はEugene Greganという人で。僕の予想では中国の山水画のような雰囲気をアメリカ人が描いたらこうなった。という感じですね。



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このアルバムはプロデューサー業の特権を生かし(笑)ものすごい沢山のミュージシャンが参加しています。

WS系からはオーリアンズのジョンホール他、ザバンドからガースハドソン、リックダンコ、レボンヘルム、スワンプ系からリオンラッセル、ジムゴードン、カールレイドル、ボビーウィトロック、リタクーリッジ、ボビーキース、デラニーブラムレット等。エンジニアは全11曲で曲ごとに7人も参加している。



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ものすごく沢山のスタジオで録音されたようですが、凄い事にバックのメンバーが変わっても出ている音はほぼ全曲同じ。いったい何のために沢山のミュージシャンを使ったのだ(爆)といえますね。


バックの人たちで一番沢山参加しているのはオーリアンズのジョンホール。ベアズビルスタジオではハウスギタリスト的役割でもあったようですが、上手い事オブリガード決めております。


曲目です
A面
-1 The Song of the Elves
-2 Nobody Knows
-3 Tannenbaum
-4 Davey's on the Road Again
-5 Motorcycle Man
-6 Rain Song
B面
-1 Don't Forget What I Told You
-2 The Fool Dressed in Velvet
-3 Annie Looks Down
-4 Did You See?
-5 Railroad Train Runnin' Up My Back



A-4だけはロビーロバートソンとの共作、あとはすべてサイモンの曲です。
A面、1曲目The Song of the Elves とエルビスに捧げられたような題名ですが、ロックンロールでは無くて、アルバムの1曲目としてはいきなり摩訶不思議な曲。-2はトッドラングレン風なピアノの弾き語り、ものすごく素晴らしい曲。ザバンド風の Tannenbaumですが、バンドのように男臭さが全くないのですんなり耳に入ってきます。白眉は-4のDavey's on the Road Again かなー  これも全体にザバンドっぽい楽曲です。

B面もまったく同じように進んでいきます。-1はジョンのピアノの旋律がたまらんなー。最後のRailroad Train Runnin' Up My Back はLAスワンプというかドミノスのメンバーにリタクーリッジが参加してますが、それでもやはりジョンサイモンズワールドに変わりありません(笑)


レーベルです。

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音が良いと思うワーナーのグリーンレーベル。カタログNoWS1849 マトは両面とも1でした。




プロデューサーがアルバムを作るというのはあまり聞いたことがなくて、他にはテリーメルチャーくらいかな(もちろんトッドも)。でもやはりこの盤はWS系の名盤の一つであると僕は思います。この後ほとんどジャズのアルバムなど出しています。


自分的には生涯の友になってしまいました。



購入レコ屋    ナカシマレコード

購入金額      2800円





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# by naruru-kato | 2017-02-01 06:32 | John Simon | Comments(2)

Eric Clapton その3 Derek And The Dominos / Layla

ロックの歴史上、もっとも重要な一枚といっても過言でないレイラです。
ひとまずカテゴリーとしてはクラプトンの中に入れました、Derek And The Dominosとしてはたぶんこの一枚で終わりだと思うのでね。まぁ誰も文句は言わないでしょう(笑)。

僕のコレクションの中でもこの作品は今まで沢山買いました。CDは通常盤、レイラセッションズ、デラックスエディション、アナログは日本盤の再発でした(微かな記憶では2~3回は買い直しているはず)。
アナログ盤はいつ買ったのか覚えが無いのですが、2年前にLP再度聴けるようにオーディオを買い直し、久しぶりにレイラでも聴くか。とジャケを取りだしたところ、なんと2枚組の2枚目が無くなっていたのです。どーしてかさっぱりわかりません。こーなったらイイ機会なんでUSかUKオリジを安く買うしかない。と思っていましたが結構な値段でしたので躊躇していたところ、グレヒさんでUSアトコのオリジが諭吉1枚+ワンコインで売っていたので速攻で買い直した次第です。

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いい加減見あきたこの有名なジャケ。最近知ったのですがUK盤はDerek And The Dominos  Layla という文字が女の人の帽子らしきところに書いてあります。これはエリックが表記無しで行きたいという意向があったのですが、UKポリドールがNGにしたという事でUSアトコ盤は何も表記がありません。ちなみに僕の持っている日本盤再発も表記はありません。


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左USアトコオリジナル、右が74年頃の日本再発盤です。

日本盤と比べると色合いが少し違ってUS盤はすこし緑かかった色でこちらの方がイイ感じです。

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裏ジャケのまたこれも有名なブラウニーとドミノの写真。このころはまだブラッキーは使っていませんのでこれがメインギターですね。



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裏ジャケは日本盤のほうは詳しく書かれたクレジットが省略されています。深い意味は無いようですが、めんどくさくなったのかも(笑) でもブラウニーの写り具合は日本盤のほうが鮮明でした。


今回はレココレ、レイラ特集号の記事をかなり引用させてもらいます。


まず、このアルバムまでのクラプトンの1年は まず前年にブラインドフェイスを解散し。
1970年4月デラニー&ボニーのライブ発表(ゲスト)
    7月エリッククラプトン ファーストソロ発表
    11月ジョージハリソンのオールシングス発表(ゲスト)
    12月デレク&ドミノス レイラ発表
と僅か8ヶ月の間に一気にアメリカ南部スワンプモードに大変身しています、このころのクリームファンは全くついていけないような音楽変化であったのではないでしょうか?

このアルバムはストーンズのメインストリートと非常によく似ていて発売当初は評論家筋の評価は芳しくなく、しかも双方ともやけに音がこもっていて個々の楽器のフレーズが上手く聴きとれない。  などとレココレに書いてあります。

僕も今まで何度も聞いたアルバムですが音が良く聴きとれないと思っていました。


しかしレイラデラックスエデュション(以下DE)というCDが出て新たにりマスタリングされた音を聞いた時は本当にびっくりしたものです。各楽器の出す音の輪郭がはっきりしてものすごく聴きやすくなったのです。


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左がDE、右が通常版。(レイラセッションは貸したまま帰ってきません、涙)
ついでにこの写真撮る時初めて気付きましたが通常版はUK仕様のジャケになったいた。
   
ジョージのセッションでバックを務めたカールレイドル(ベース)ジムゴードン(ドラム)ボビーウィットロック(キーボード、ボーカル)とそのままグループを結成し初ステージで未だバンド名が決まっていなくて司会者から「デル&ドミノス」と紹介され(デルはエリックの愛称)その後デレクに変わったという事です。
もう一つの重要な話、その最初のステージにはなんと、デイブメイスンもいたのです。しかし気まぐれのデイブはすぐに辞めてソロでアメリカに行ってしまったのです。

もしデイブメイソンがずーとメンバーだったら、ディアンオールマンの参加も無かったかもしれません、そーなったらあのレイラの劇的なイントロも生まれていなかったかも、と思うとデイブが気まぐれで良かったなーなんて思います(爆)


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という事でここのクレジットにはデイブメイソンのデの字は見当たりません。


ところでDEをずーと聴いていて今回USアトコ盤を改めて聴いた見たところ、日本盤よりはかなり音もよくモコモコサウンド具合もイイ感じで、やはりこのアルバムは音の輪郭がはっきりしてはいけない事に気づきました(笑)。やはりレイラはこもっていなくてはレイラじゃないです!

曲目です
A面
-1 I Looked Away
-2 Bell Bottom Blues
-3 Keep on Growing
-4 Nobody Knows You When You're Down and
B面
-1 I Am Yours
-2  Anyday
-3  Key to the Highway
C面
-1 Tell the Truth
-2  Why Does Love Got to Be So Sad?
-3  Have You Ever Loved a Woman
D面
-1 Little Wing
-2  It's Too Late
-3  Layla" Clapton
-4  Thorn Tree in the Garden

A-1,これから始める世紀の名盤の割にはあまりにも無防備なI Looked Awayから始まりますが後半からのボビーの熱唱がたまりません。名曲となったA-2、またもボビーの熱唱のKeep on GrowingなどでA面が終わります
B面はエリックの喉が、か細いのが功を奏した美しいI Am Yours。ブルースのスタンンダードなど。
C面、Tell the Truthのシングルはこのバージョンとはかなり、違いハードドライブ仕様です。レイラセッションで聴けます。ちなみにボビーのセカンドソロにも入ってますがボビーもシングル仕様で歌ってますね(すさまじいド迫力です)そしてクラプトン一人二役のギターバトルのC-2、実はディアンも参加しているという未確認情報もあがっています。C-3はその後エリックのライブでブルースカバー定番になります。
D-1のLittle Wingは勿論ジミヘンの曲です、ジミの追悼の意味で録音されましたがイントロの神々しいリックはちょっとなー。その後のソロは最高だけど。
レイラについては何も言う事が無いですが、後半のピアノソロは実は元ネタがあり、リタクーリッジが作曲し、姉のプリシアとブッカーTの夫婦のアルバムにその曲が入っています。さらに新事実でその曲にも元ネタがあり、最初に作ったのはボビーキース(スワンプ御用達のサックス奏者)であるとボビーが話しているらしい。もちろんあのイントロの有名なリフはディアンのアイデアであるというのは有名な話。そしてそのボビーが唯一ソロを取ったD-4。この曲が僕は一番好きなのだけど、アルバムの最後を飾るにふさわしい5人で一発録りで取ったナンバー。Emaj7F#m/E A E7 B7と繋がるコードワークが本当に素晴らしい曲です、この曲を聞いてボビーのソロも買おうと僕は思ったのですよ。


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このレコーディング風景の写真は本当に好きだなー、右下のレスポールを抱えるディアンのカッコいい事、その隣の女のひと(だと思う)が誰なのか凄く気になります(笑)

ところで、このアルバム独特のこもったギターサウンドはエリックとディアンがフェンダーのチャンプという初心者向けのアンプを使い録音した、という事で僕もそのアンプが欲しくて欲しくて。たいしてギター弾けないのに10年ほど前に買ってしまいました。


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1961年製のフェンダーチャンプです、これがボリュームひとつしかなくて(笑)結構、潔いアンプなのですが、ボリュームをあげると途中で音があがらなくなり、ひずむだけになってきて、それがあのレイラのサウンドのようなこもった音がするのです。 僕の宝物なんで紹介しときます。今は1年に一回ほど鳴らすだけですけど。

レーベルです。

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クラプトンというとポリドール、または赤ベコのイメージですが、僕は安いUS盤ばかり買っていますのでこのアトコのほうがイメージが強くなってきてます。



もうひとつおまけ画像。


片方のレコが紛失している日本再発は売ることもできず、どーしたものかと思っていましたが、今は部屋の壁レコとして立派に活躍しております。


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ここに飾ってあるレコはすべて傷だらけで売る事も出来ないかわいそうなレコですがこーやって飾ると良い雰囲気でしょ。ちなみにレコの額縁は自作でーす。

ではまた。


購入レコ屋  グレイテストヒッツ

購入金額   1500円


参考文献   レコードコレクターズ 2000年8号
















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# by naruru-kato | 2017-01-27 19:25 | Eric Clapton | Comments(2)

The Beatles その2      Rubber Soul

なんでまたビートルズか、というと。最近やたらと唯一のビートルズの記事が閲覧数のトップであることが多く、さらに友人が実家にある大量のレコードを実家の人から持っていけー、と言われたのだが、プレーヤも持ってないし「全部引き取ってくれ」という事になり、数十枚程もらってきました。
その中にやたらUSキャピトル盤のビートルズが多く含まれ、さらに「おっーこれは」というのが交じっていたので記事にします。前回のビートルズの記事同様にこれはあくまで自分の日記なのだから、という事で思い出的物語風な記事です。あしからず。

これは、という盤ですがブラウン色でRubber Soulと書かれた盤です。「うぉーこれはUSラバーソウルやんけー」大興奮してしまいました。


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かなりリングウェアがあり傷も多い盤ですが、もらったので文句言うつもりはありません、今更中古盤で買う気も無かったからちょうど良かったのです。


実は僕が最初に自分の意思でビートルズのアルバムを聞いたのがこのラバーソウルなのです、中学1年の時クラスのスケ番風の(古っ)女子に借りて聴いたのです。その頃、巷ではレットイットビーが良くかかっていましたね。

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A面の一曲目、これが記念すべき最初のビートルズソング、しかし最近ようやく分かった事ですがこの借りた盤はUS盤だったのです。
という事で初体験の最初の1曲目がI”ve Just Seen A Face(夢の人)になってしまう訳なんですよ(笑)こーなるとビートルズはカントリー風のバンドなんだ。という印象が非常に強く残ってしまった初体験になるのです(爆)そしてこのUSラバーソウルを聞いて自分でもLPを買おうと思い最初に買ったのがBeatles65(日本ではビートルズフォーセイル)というUS盤です。これの1曲目はNoReplyです。だから僕にとってこの2曲がビートルズの印象なんですね。


勿論その後すべての楽曲を聞くわけで、決してカントリー風バンドではない事を知るのですが、ポールがウイングスのライブなんかでこのI”ve Just Seen A Faceをやったりすれば「うっー」と涙が出そうになる後遺症に悩まされるのです。どんな事でも初体験の印象というのはしっかりと心に刻まれるものなのですねー。

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この盤はUKの70年代の再発です、これもいつから我が家にあったのか、入手経路は?などさっぱりわかりません。当初、レーベルがアップルではなかったのでこれは偽物だろう。とも思っていました、無知とは恐ろしい。

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両方ともステレオ盤なので左右が劇的にパックリと割れてます。時たま片方のチャンネルから全く音が出ていない事もあります。CDはモノラル仕様なんですが聴き比べるとかなりおもろい。


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左UK70年代再発盤    右US再発盤(年代は不明。



こーやって比べると違いが分かります。UK盤はスリーブにB4の写真が印刷してありますがUS盤は印刷された紙をジャケに貼り付けているので下地の縁取りがあります。色合いはほとんど互角ですね。US盤にはNEW INPROVED FULL DIMENSIONAL STEREOという文字が入ってます。


裏ジャケの比較です。




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使われている写真は同じですが文字のレイアウト、その他がかなり違いますね。



ところでこの事実はあまりにも有名なんでさらっと行きますが、UK盤とUS盤は収録曲が微妙に違います。各サイドの1曲目が違うのと、UK盤では14曲なのに対してUS盤は12曲です。何かで読みましたがこのころのアメリカではLPには12曲までと言う決まりがあって,それ以上収録すると税金か何かが高くなるという事でした。


曲目です(UK盤)
A面
-1 Drive My Car
-2 Norwegian Wood
-3 You Won't See Me
-4 Nowhere Man
-5 Think for Yourself
-6 The Word
-7 Michelle
B面
-1 What Goes On
-2 Girl
-3 I'm Looking Through You
-4 In My Life
-5 Wait
-6 If I Needed Someone
-7 Run for Your Life

全14曲のうちジョージの曲がA5、B6です。そしてここからUS盤はこのように変わります

A-1がI've Just Seen a Face(夢の人)に差し替えられ-4のNowhere Manがカット
B-1がIt's Only Loveに差し替えられ-6のIf I Needed Someoneがカットされます。



どーせカットするなら違う曲だろー と思いますが、どーでしょう?ジョージ好きな僕としてはIf I Needed Someoneがカットというのが凄く悔しい(笑)



好きな曲は当たり前の路線でNorwegian Wood 、Girl、In My Lifeあたりです。しかし何度聴いてもIn My Lifeのジョージマーチンのピアノは素晴らしいなー。




レーベルです。



US盤のアップルレーベル。



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US盤は初期はレインボウキャピトル、その後グリーンキャピトルですからこの盤は70年代ですね。一応カタログ番号はST-2442マトはA面H-17、W18となってました。どーってことない盤です。




次にUK再発盤。


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EMIマークが2つあるタイプ、このレーベルは71~74年くらいのようです。
昔はこのレーベルマークはアップルじゃないから何なんだろうと思ってました。
僕が洋楽に興味を持ったのは小6の頃の1972~3年くらいなんで当然その頃は日本のアップルレーベルしか手に入りませんでしたので、ビートルズ=アップルの図式ですから仕方がないですね(言いわけ)。

これはカタログ番号はPCS3075マトはA面YEX-178-3、B面YEX-179-3です、これもどーってことない盤です。



僅か7~8年のレコード発売活動期間で劇的に音楽が変化していったビートルズですが、僕の初体験の最初のアルバムがこれでしたので、今でもビートルズは中期が一番好きです。
ビートルズに関しては詳しく書いてあるブログが山のように存在しますから、僕が今更どーのこうの書く気はないので、今後は今回のように思い出風な記事を年に1回程書いていくつもりです。



ちなみにラバーソウルUS盤を借りた女子は今は錦三(名古屋で一番の繁華街)でスナックのチーママをやっていて、たまには店に来い!といまだに脅されております(爆)


次回はロックの歴史上スーパーな5枚の中に必ず入る超名盤を取り上げますね。


購入レコ屋    US盤   もらった
         UK盤   不明(昔、名古屋駅の近くのビルのB1にあった
                 エスミーというビートルズに強い店かも)

購入金額     US盤   勿論ただ 
         UK盤   不明 
                      









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# by naruru-kato | 2017-01-17 07:20 | The Beatles | Comments(2)

大好きな1970年代のアメリカンロック、フォークなどのコレクションという程のものでもないですが、自分の持っているレコードを聴いておもむくままに感想を書いてます、が評論家ではありませんので難しいことは書きません。レコードジャケットもいろいろと楽しいので、自分で調べたことを書き添えてます。他には渓流のフライフィッシングが大好きです。


by naruru-kato
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